グロースファクター
写真で随想 J

 平成28年5月、苔寺の拝観許諾の葉書を得たので京都に出かけた。
 京都駅→(バス)→化野念仏寺→(徒歩)→檀林寺、祇王寺→(徒歩)→清涼寺→(徒歩)→
 渡月橋経由阪急嵐山駅→(タクシー)→地蔵院(竹の寺)、鈴虫寺、苔寺→(徒歩)→松尾大社
 →(バス)→京都駅 と回った。
 京都のお寺に行くなら桜や紅葉の季節に限ると思っているが、今回の主目的の化野念仏寺、清涼寺、苔寺などはそれほど桜や紅葉の季節に合わせることを意識せずとも良いので5月に訪問にした。

 化野念仏寺
 化野念仏寺  西院の河原と竹林


 化野念仏寺の拝観の後、祇王寺の前に檀林寺に入った。本堂?を観て疑問符が湧き、展示室を観て些か奇妙な感じがした。吉野の吉水神社の展示物を見た時と同じような感想を得た。(『写真で随想A』に記載あり)
 パンフレットに『檀林寺門跡』とあった。以前『門跡』で検索したことがあり、その知識からパンフレットのタイトルにオヤッ?と思った。そもそも建物に門跡寺院の品格がない。『山城国一ノ寺』とPRしているが、そのようなものを見た記憶がない。展示物の雑然とした様と自慢げな説明書きに奇異感が増すばかりだった。
 帰宅してから、『檀林寺』で検索して現れたページに同寺についていろいろ批判があるのを見て、自分の感覚が正しかったとわかった。ただ、檀林寺の庭はなかなか結構なものだった。
 なお、『やましろのくに』と入力して『山城国』と変換された(ATOK)。山城国をどうやって出すか一瞬考えてこのやり方にしたが、なるほどと思った。
 檀林寺の庭のモリアオガエルの卵

 祇王寺
 祇王寺の庭が結構だった。紅葉の時なら一層素晴らしかろう。

 清涼寺〔嵯峨釈迦堂〕
 前年の秋大覚寺に行った時、清涼寺まで足を伸ばそうと思ったけれど腰痛で諦めた。なかなか風情のあるお寺で、お庭が結構だ。
 パンフレットに豊臣秀頼公の首塚の説明が載っていた。
 昭和55年、大阪城の三の丸跡地の発掘現場から出土した豊臣秀頼公の首を昭和58年、秀頼公再興の由緒をもつ当寺に納められたもので、首に介錯の跡がある。
 どうして豊臣秀頼公の首だとわかるのか。馬鹿馬鹿しくなって首塚にカメラを向けなかった。

 地蔵院〔竹の寺〕
 地蔵院は秋に来るのが良さそうだ。

 西芳寺〔苔寺〕
 苔寺は楓の新緑が結構だった。
 ここに入る前に華厳寺〔鈴虫寺〕に行った。30分の説法がとても苦痛だった。この苦痛の時間に対して、拝観で得られる感動が少なそうだ。無理に行く必要はないと思う。
 苔寺は見事に苔の寺だった。
 拝観申請手続と写経が(馴れない人には)とても大変だ。最初に掲げた画像が本堂で、ここで大勢の拝観者が一斉に写経する。
 私は初めて写経をしたが、なかなか大変な作業だ。若い女性がたくさん写経をしていて驚いた。西洋人がたくさん写経を頑張ってやっていたので、私はどうにか耐性を発揮できた。写経の時私の右隣に座った人も白人の小母さんで、感心なものだ。
 般若心経を書き終えるのに40分ぐらいかかったか。その後広い庭を歩いたが、全て苔に覆われていて、楽しかった。我が家の庭に苔を生やそうとしているがなかなか難しい。苔寺の庭を見てため息が出た。

 松尾大社
 松尾大社はなかなか立派な神社だ。
 帰宅してからここのパンフレットを見るとアドレスがmatsunoo.or.jpだった。えっ?と思い、ATOKで『まつのおたいしゃ』と入れると松尾大社と変換された。感心した。

 かなりの時間歩いたけれど、今回は腰痛に襲われることがなく嬉しかった。
 京都に行くたびに思うことは次。
1.中国人が目立ちすぎる。(日本人の観光客も西洋人の観光客も静かに歩いているのに!)
2.白人女性が皆デブだ。
3.京都の若い女の服装が結構派手だ。(名古屋の若い女よりも)
4.京都に住む人が羨ましい。
 今回、京都駅から化野までバスで1時間、松尾大社から京都駅までバスで1時間。名古屋駅から市バスで1時間というと相当遠くまで行けるぜ!と思わざるを得ない。考えてみれば、醍醐寺、金閣寺、天龍寺、銀閣寺、皆京都駅からバスで1時間ぐらいの所にあるのではないか。


 京都の紅葉を楽しみに行った。金曜日に行き、今熊野観音寺、来迎院、泉涌寺、東福寺、霊雲院、勧修寺と見てきた。今回は初めて前日に新幹線の切符を買った。これまでは当日に指定席券が買えず、立っていることが殆どだったが、さすがに嫌になった。

 今熊野観音寺
 本堂と大師堂だ。閑静で結構だった。
 08時45分頃京都駅に着き、八条口からタクシーに乗った。こうすれば
(1) 烏丸口からバスに乗るよりも時間節約が大きい。
(2) 今熊野観音寺まで乗り入れられて、バス停泉涌寺道から歩くよりも簡単だ。
 料金は 1,030円だから、新幹線下車後洛南(泉涌寺近辺)を目指す時はタクシー利用を勧める。

 泉涌寺(せんにゅうじ)
 仏殿と御座所庭園である。仏殿も御座所もなかなか品格がある。

 東福寺
 東福寺はとにかくむちゃくちゃな観光客の数でまともに写真が撮れなかった。
 八相の庭の写真を3枚掲げる。庭なら人が写らない。
 凄まじい人出には参った。紅葉の名所として確かに良いところではあるが、あれだけ人だらけでは感興が萎む。それも、人の8割が中国人ではないかと思えてくるような状況では、私は紅葉時期の見所としてお勧めできない。
 紅葉の季節での道の中の人口密度は
  東福寺>永観堂>南禅寺>>雄>勧修寺 で、しかも、東福寺はことのほか中国人に占拠され、あの連中の傍若無人の姿に不快感を覚えるぐらいなら、東福寺はパスすべきだ。
 傍若無人の姿
 撮影不可のところでもためらい見せずに撮影し、通行不可のところでも通行する。服装がださくて画一的で成金趣味。心静かに景色を観賞することなく、ただひたすら写真を撮るか喋るのみ。かつ、その写真は必ず自分を入れる!。満員のところで自撮り。本邦に中国人は存在する必要がないと思う。中国人の旅行客を呼び入れようと努力する日本人と、中国人に土地を売ろうとする日本人は、年間売上と同額を福島原発対策として寄付の義務づけをしても良いのではないか。
 11月に東福寺に行った日本人で、混雑したところで自撮りを絶対にしないような良識ある人の1割ぐらいはそう思うだろう。

 霊雲院
 人がとても少ないから良い。

 勧修寺(かじゅうじ、かんしゅうじ)
 泉涌寺と勧修寺は人が少なくて実に気分が良い。紅葉の庭もとても結構だ。
 勧修寺では小野駅を出た後、道に迷って往生した。11分のコースを30分以上歩いてしまい、参った。道行く人に尋ねたくても、人がいなかった。
 なお、今熊野観音寺から泉涌寺は歩いて近い。泉涌寺から東福寺へも歩いたがそこそこ距離があった。バス停・東福寺からバス停・祇園までバス。そこから地下鉄・東山駅まで歩き、東西線にて小野駅に出た。

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(千戸拾倍 著)