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写真で随想 K

 平成29年3月京都を観光してきた。
  京都駅→(バス)→大徳寺(龍源院、高桐院、大仙院)→(バス)→平野神社→北野天満宮
  →千本釈迦堂→本法寺→妙顯寺→相国寺→地下鉄今出川駅→地下鉄京都駅
の行程で、平野神社から今出川駅までは歩いた。小学4年生の孫娘を連れて行ったから、孫を随分歩かせたことになる。
 残念ながらサクラはまだだった。感想は、
1.北野天満宮がああまで雰囲気の結構なところだとは思っていなかった。
2.北野天満宮以外は実に観光(参拝)客が少ないところばかりでとても気分が良かった。
3.高桐院や千本釈迦堂、妙顯寺など 苔 が素晴らしかった。
4.大仙院の庭(枯山水)が大変見応えがあった(撮影不可なのがとても残念)
5.千本釈迦堂重文の仏像が素晴らしい。
6.本法寺の長谷川等伯『大涅槃図』は良かった。

 大徳寺龍源院の枯山水 方丈南庭と阿・吽の石庭


 大徳寺といえば大仙院の庭には感嘆するが、撮影不可で、とても残念だった。どうして庭の撮影を認めないのだろうか。
 高桐院は直線の細い参道が散り紅葉に覆われた写真が有名だ。でも、見事に苔で覆われた眺めも実に素晴らしい。全く見とれてしばし時を忘れた。スピルバーグ監督が絶賛したらしいが、それは秋の景色ではなくて、苔の参道だろう。
 写真は3月のものだが、6月あたりならば楓が鬱蒼として、より素晴らしいだろう。

 高桐院は細川忠興が建立した寺だ。ここの『楓の庭』と『細川忠興とガラシャ夫人の墓』を掲げる。


 大徳寺三門


 平野神社は桜がまだだったが、予想外に雰囲気のある神社だった。


 北野天満宮
 私は神社は仏閣よりも観るものが乏しいと思って、神社にはそれほど関心がないけれど、平野神社や北野天満宮を(近くまで来て)素通りせんでも良いのではないかと思って足を運んだ。
 北野天満宮に入ったのは3月28日(火) の昼前だけれど、参詣する人が多いから驚いた。


 千本釋迦堂(大報恩寺)には北野天満宮から歩いて行った。
 本堂が1227年創建時のままのもので国宝になっている。


 本法寺 つなしの庭

 本法寺では重要文化財の長谷川等伯筆「佛大涅槃図」を拝むことができた。
 巴の庭が結構だ。


 妙顯寺 本堂

 妙顯寺の庭

 妙顯寺の光琳曲水の庭。緑の色が淡くハイゴケのようです。


 相国寺の庭


 平成27年度の名古屋市市バスの営業収支が17.3億円の赤字だと知って驚いた。
  京都市  バス 230円 地下鉄 210円〜
  名古屋市 バス 210円 地下鉄 200円〜
  大阪市  バス 210円 地下鉄 180円〜
 バスの営業効率は、私の観察では、京都が名古屋の2倍から3倍は絶対にある。それは、(1) 京都は観光客が多い (2) 京都は地下鉄が名古屋に比べて充実していない──の2点によるのだろう。
 だから、名古屋のバス料金は10〜20円上げるべきだと思う。敬老パスの値段も上げたほうが良いだろう。
 平成29年5月31日は京都に行った。
  京都駅→(バス)→東山安井→清水寺→高台寺→圓徳院→建仁寺(両足院、霊源院)→五条坂
  →(バス)→東寺→(徒歩)→京都駅
の行程で、それなりの距離歩いた。東山安井のバス停に降りたのが9時前で早すぎたので、予定を変更して二寧坂、産寧坂経由で清水寺に行った。でも、改修工事中で写真の撮りようがなかった。

 音羽の滝を清水寺の舞台から撮る。
 久しぶりの清水寺だが、前に参詣したのは私が楓や苔庭に全く興味がなかった頃だ。モミジの紅葉や清々しい新緑にとても関心を持つようになってからここを観ると、本当に木立が素晴らしい。楓が多いから、清水寺に行くのは4月中旬か12月上旬が一番良いと思う。
 人出が多かった。中学生・高校生・老人の団体、非東洋人の行楽客、和装の若者以外の人が全て中国人に見えて些か愉快ではない。
 この連中が不愉快なのは必ず自撮り棒を使うことだ。素晴らしい景色を写真に収め、その景色の中にみっともない自分が映っていたいという心が非常に情けない。どんないい男もいい女も、自然の美しい景色や歳月を経た神社仏閣の風格にはかなわないのに、芸能人クラスとはほど遠い顔立ちで、景色の中に自分を入れたがる。みにくい。人が大勢いるところで自撮り棒撮影をする人間は点火中のたこ焼き器で1分間顔を挟んで処理すべきだ。

 上ってきた坂をまた下りて高台寺に入った。
 遺芳庵   苔が素晴らしかった。

 観月台/開山堂/庭園

 方丈庭園/勅使門


 圓徳院(高台寺の塔頭)の北庭

 参詣人の数が 清水寺:高台寺:圓徳院=100:2:1 の感じだ。全く馬鹿げている。高台寺や圓徳院は実に見応えがある。

 建仁寺も行くべきところだ。でも、参詣客は少なかった。
 両足院(建仁寺の塔頭)

 半夏生の庭園

 霊源院(建仁寺の塔頭) 甘露庭

 霊源院と両足院の初夏特別公開があってありがたかった。
 霊源院の庭は拝観料500円が高い!と思った。写真の庭を観るだけで、観られる面積からして精々300円が妥当だ。しかし、両足院は全く不満がない。素晴らしいところだ。


 建仁寺は京都最古の禅寺とのこと。臨済宗建仁寺派の大本山。開基は源頼家。さすがに立派なお寺だったし、参詣人が少ないのがとても良い。
 公式パンフレットによれば
 大雄苑(だいおうえん)
 白砂に緑苔と巨石を配した「大雄苑」と称される枯山水の(方丈の)前庭は、大らかな味わいがあります。

 公式パンフレットによれば
 潮音庭─三連の庭──
 建仁寺本坊中庭にある潮音庭は、中央に三尊石その東には座禅石、廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅庭であります。

 建仁寺を出た後五条坂のバス停で私より15cm以上背が高そうな中国人美女に銀閣寺へ向かうバス停を尋ねられた。スレンダー美人にチンボがピクリともしなかった。5年前なら絶対にムズったと思う。それにしても日本に一人旅をするとは感心だ。そういう感心な女は自撮り棒なんて持っていない。

 東寺 金堂
 講堂の立体曼荼羅は壮麗だった。西洋人でも仏像に手を合わせる人がいるんだねぇ。

 京都方面は次のように観光している。年月が赤字のものは観光バスを利用した。
 平成16年?  清水寺→金閣寺→天龍寺→大原三千院(←これが結婚直前の時以来の京都)
 平成26年4月 宇治平等院、醍醐寺
 平成26年7月 貴船神社、下鴨神社
 平成26年10月 延暦寺、日吉大社、慈眼堂、石山寺
 平成26年11月 等持院、竜安寺、仁和寺、桂春院、大心院、妙心寺、退蔵院、二条城
 平成26年11月 銀閣寺、法然院、光雲寺、永観堂、南禅寺、無鄰菴
 平成27年04月 八坂神社、円山公園、知恩院、長楽寺、大谷祖廟、青蓮院、智積院、養源院、三十三間堂
 平成27年11月◎神護寺、西明寺、高山寺、直指庵、大覚寺
 平成27年11月 実相院、蓮華寺、曼殊院門跡、圓光寺、詩仙堂、圓通寺
 平成28年4月◎平安神宮、京都御所、京都府立植物園、上賀茂神社
 平成28年4月 園城寺、西明寺
 平成28年5月 化野念仏寺、檀林寺、祇王寺、清涼寺、地蔵院(竹の寺)、鈴虫寺、苔寺、松尾大社
 平成28年11月 今熊野観音寺、来迎院、泉涌寺、東福寺、霊雲院、勧修寺
 平成29年3月◎大徳寺(龍源院、高桐院、大仙院)、平野神社、北野天満宮、千本釈迦堂、本法寺、
        妙顯寺、相国寺
 平成29年5月 清水寺、高台寺、圓徳院、建仁寺(霊源院、両足院)、東寺
 それにしても、できるだけ歩行と公共交通機関の利用でもって、短期間でこれだけ京都を回り、残っているのが、鷹峯方面、常寂光寺、二尊院、大河内山荘、広隆寺、真如堂、伏見稲荷、一休寺ぐらいになったから、京都の地理には相当強くなった。
 なお、浄土真宗には違和感を覚えるから、東本願寺と西本願寺には行くつもりがない(あの壮大な建物を見ると、庶民の信者から寄付を集めまくる宗派としか思えない)。桂離宮と修学院離宮をどうするかが悩ましい。
 ◎印は孫を連れて行った。孫には随分結構な体験ができただろう。

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(千戸拾倍 著)