昔読んだ本、そして我が青春時代 3

 大学3年目(S42)

アクロイド殺人事件
     《A・クリスティー》
スタイルズの怪事件
     《A・クリスティー》
学問と読書《大河内一男》
就職〜中公新書
天才〜岩波新書
経済を見る眼〜岩波新書
慶應義塾 カッパ・ビジネス
火星のタイムスリップ《ディック》
ヒューゴー賞傑作集No.2
日本語の起源〜岩波新書《大野晋》
宇宙の眼《ディック》
SFマガジン・ベストNo.3
SFマガジン・ベストNo.4
バーゼルムアの殺人
     《A・クリスティー》
政治学《横越英一》
世紀の大行進《ジョン・ガンサー》
ソビエトの政治TU《FLシューマン》
スターリン死後《W・レオンハルト》
生贄《梶山季之》
素粒子の世界《猪木正文》
日本の文学 武田泰淳
炎の女《高木彬光》
大世界史1《三笠宮崇仁》
拠点《ヴァン・ボクト》
幕末の長州〜中公新書
柳生一族《松本清張》
山峡の章《松本清張》
現代の科学1重力の話《ガモフ》
現代の科学2中性子物語《ヒューズ》
歴史の研究《トインビー》
未来怪獣宇宙《小松左京》
欲望のラッシュ《泉大八》
クリスティー短編全集4
登頂あと300《高田光政》
冬のアイガー北壁初登攀
     《トニー・ヒーベラー》
草の陰刻《松本清張》
影の地帯《松本清張》
誘拐殺人事件《ヴァン・ダイン》
悪魔の星《J・ブリッシュ》
カシノ殺人事件《ヴァン・ダイン》
純粋文化の条件《増田義郎》
生きている穴《小松左京》
織田信長〜岩波新書《鈴木良一》
霧島三郎《高木彬光》
ゼロの蜜月《高木彬光》
法廷の魔女《高木彬光》
密告者《高木彬光》
フランスデパート殺人事件
   《E・クイーン》
オランダ靴の謎《E・クイーン》
忍者群像《池波正太郎》
現代の科学4相対性理論《ボンチ》
米中対決《林 晃》
黒の様式《松本清張》
剣客列伝《原田友彦》
東西抄《石田英一郎》
異星の隣人たち《チャド・オリバー》
アーロン収容所〜中公新書《会田雄次》
中国の歌ごえ《スメドレー》
目ざめの旅《スノー》
中国は世界をゆるがす《ベルデン》
中国もう一つの世界《スノー》
現代中国入門《中島嶺雄》
毛沢東の中国《K・S・カロル》
エジプト十字架の秘密《E・クイーン》
ギリシャ棺謀殺事件《E・クイーン》
合理主義《会田雄次》
心理学入門《宮城音弥》
日本は昇った
現代の中国〜中公新書
社会主義の新時代《長洲一二》
伯林−1888年《涌渡英祐》
肉体の映像《Jベルグ》
北斗の人《司馬遼太郎》
廃墟の唇《黒岩重吾》
病める国イギリス《カーカップ》
戦後日本の政治史《信夫清三郎》
日本の外交《鹿島守之助》
日本とアメリカ
文明の生態史観《梅棹忠夫》
戦争と人間の風土《鯖田豊之》
日産の挑戦《三鬼陽之助》
日本の自衛力 朝日新聞社
燃えよ剣・新撰組血風録抄
        《司馬遼太郎》
人種とは何か〜岩波新書
民法入門《佐賀潜》
現代国際政治史TU《DFフレミング》
火の縄・無宿人別帳・ひとりの武将他
        《松本清張》
幸せな結婚《ロベール・プーレ》
平和の代償《永井陽之助》
ソ連外交とアジア 朝日新聞社
スターリン《ドイッチャー》
神への長い道《小松左京》
アジアの枢軸《D・コンデ》
騎馬民族国家《江上波夫》
二重葉脈《松本清張》
国民の歴史2倭の五王《和歌森太郎》
フルシチョフ《クランクショー》
アンドロメダのA《ホイル》
ブロードピーク《シュムック》
アドルフ・ヒットラーTU
     《アラン・バロック》
人間の勝利を求めて《E・フロム》
日本近代国家の成立《原口清》
世界の歴史1 人類の誕生
霧の罠《高木彬光》
弱気の蟲《松本清張》
偽装工作《高木彬光》
ワシントンの権力《D・ケーター》
波止場の捜査検事《高木彬光》


 大学3年といっても、講義には殆ど出席せずに単位を落としまくっていたから、私は情けないことには学部に進んではいません。教養課程の3年目でした。
 山岳部の仲間は授業に出席することがあまりなく、私もそれを見習いました。山岳部では留年するのが当たり前の雰囲気でした。
 大学の教養課程は正規が2年で、4年かかっても所定の単位が取れない場合は退学となりました。
 私に登山を指導した1年先輩に、学部へ進学することができずに大学を中退された豪傑が2人いました。私の同年生でも私を含めて3人が留年しました。皆ものすごい個性的な人達で、山岳部はまさしく強者(もさ)の集まりでした。
 私は山登りや登山談義に熱中し、下界にいる時には読書とパチンコに埋没していました。
 特に懐かしい本は、レオンハルトの『スターリン死後』、K・S・カロルの『毛沢東の中国』、鯖田豊之の『戦争と人間の風土』、会田雄次の『アーロン収容所』、江上波夫の『騎馬民族国家』、アラン・バロックの『アドルフ・ヒットラー』、ドイッチャーの『スターリン』です。
 これらは今でも名著と言われるものですが、この年に読んだ本には他にも名著がいっぱいあります。
 猪木正文の『素粒子の世界』、トインビーの『歴史の研究』、石田英一郎の『東西抄』、スメドレーの『中国の歌ごえ』、会田雄次の『合理主義』、梅棹忠夫の『文明の生態史観』、永井陽之助の『平和の代償』などですね。
 知的好奇心を盛んに燃やしていた年でした。
 なお、留年という一大不祥事を反省して、この年の半ばに山岳部をやめました。


 大学4年目(S43)

日本人の知恵《林屋辰三郎他》
世界の歴史2 古代オリエント
日本剣客伝《司馬遼太郎他》
それでも日本は進む
      ロンドンエコノミスト
ひろがる宇宙〜bluebacks
日本の経営《アベグレン》
ウは宇宙船のウ《ブラッドベリ》
日本から見た中国《城野宏》
中国の発想《城野宏》
姿三四郎《富田常雄》
ラブの戦場《泉大八》
赤穂浪士《大佛次郎》
佐々木小次郎《村上元三》
進化とはなにか〜bluebacks
明日にとどく《ACクラーク》
地球の長い午後《オールディス》
外から見た日本語《松岡摩耶子》
管理人の飼猫《ESガードナー》
異色官僚《佐橋滋》
ベトナムを越えて《ライシャワー》
逸楽《宇能鴻一郎》
影が行く《JWキャンベル》
火と汐他《松本清張》
倭の五王《藤間生大》〜岩波新書
Dの複合《松本清張》
将軍の座《林董一》
連合艦隊《吉田俊雄》
強力伝他《新田次郎》
毛沢東《ロバート・ペイン》
トイレット部長《藤島茂》
澪標・落日の光景《外村繁》
日本の印象《カーカップ》
極限の民族《本多勝一》
坂本龍馬《池田敬正》〜中公新書
色魔 青春編《梶山季之》
世界地図の中で考える《高坂正尭》
宰相吉田茂《高坂正尭》
樅ノ木は残った・人殺し
        《山本周五郎》
泰平ヨンの航星日記《S・レム》
株入門《鎌倉昇》
白きたおやかな峰《北杜夫》
風流使者・喪神《五味康祐》
日本国家の成立《水野裕》
飢えた宇宙《小松左京》
日本との対話《オーティス・ケーリ》
どくとるマンボウ航海記《北杜夫》
前夜の怪談《泉大八》
野生のエルザ《アダムソン》
永遠のエルザ《アダムソン》
わたしのエルザ《アダムソン》
どくとるマンボウ青春記《北杜夫》
どくとるマンボウ昆虫記《北杜夫》
エルザの子供たち《アダムソン》
どくとるマンボウ途中下車《北杜夫》
維新の風雲 現代日本記録全集2
日本文化論《加藤秀俊編》
宇宙船ビーグル号《ヴァン・ボクト》
知識産業革命
武士道残酷物語《南條範夫》
風濤《井上靖》
松下とソニー《二宮欣也》
日本人の西洋発見《ドナルド・キーン》
岩尾根にて・羽蟻のいる丘他《北杜夫》
比較文化への視角《加藤秀俊》
ヒマラヤ登攀史《深田久弥》〜岩波新書
桜蘭・洪水他《井上靖》
トリフィドの日・地衣騒動
        《ウィンダム》
楡家の人びと《北杜夫》
人間・松本清張《福岡隆》
愛猿記《子母沢寛》
池田勇人その生と死《伊藤昌哉》
日本のテクノクラート
大草原のリーモ
見知らぬ明日《小松左京》
グレイベアド《オールディス》
結晶世界《バラード》



 前年の留年から法学部に進み、講義にまじめに出るように姿勢を変えました。大学4年目にして初めてまともに講義を聴き、自宅で勉強もするようになったから、読書量は前年よりも落ちました。
 これを眺めると、ブラッドベリやヴァン・ボクトやウィンダムやオールディスのSF小説に感嘆したことが一番思い出深いです。佐橋滋の『異色官僚』、伊藤昌哉の『池田勇人その生と死』のような政治物も読むようになりました。
 将軍の座《林董一》は私が大いに興味を持っていた領域の歴史の本です。平成20年に改訂版が風媒社から出たので、早速買いました。
 本多勝一氏の著作やエルザ物、そして、『姿三四郎』、『Dの複合』、『樅ノ木は残った』、吉田俊雄氏の『連合艦隊』なんかが懐かしいです。
 この年は北杜夫氏の作品を読みまくっていますねえ。
 法学部の講義に真面目に出ても、学問への取り組み方が中途半端で、もう山岳部を退部していたから何だか拠り所がなくて、ふぬけのようになっていました。
 勉強は、教養課程で不真面目だった反動で多少は身を入れてやっていました。でも、当時の法学部は赤色傾向が強くて、指導教官の考えに賛成できないことがよくありました。
 ゼミは北沢正啓先生の会社法を選びました。
 同じゼミの一番の秀才が浜田道代さん(名古屋大学教授)でした。


 大学5年目(S44)

ユニカルチャーの世界《竹村健一》
江戸川乱歩全集1
都市の論理《羽仁五郎》
ながい坂《山本周五郎》
城中の霜、水戸梅譜、日々平安他
     《山本周五郎》
肌匂う、つゆのひぬま、ちゃん他
     《山本周五郎》
四月のあやめ、月の松山、大炊介始末記
     《山本周五郎》
日本のSF短編集現代編
菊千代抄、紅梅月毛、晩秋他
     《山本周五郎》
野生のガラヤカ《D・バラディ》
暴風雨の中、秋の駕籠、雪と泥他
     《山本周五郎》
大海軍を想う《伊藤正徳》
ハイウェイ惑星《石原藤夫》
進化する宇宙《早川幸男》
火星人ゴーホーム《F・ブラウン》
パノラマ島奇談、一寸法師、湖畔亭事件
     《江戸川乱歩》
大久保利通《毛利敏彦》〜中公新書
孤島の鬼、蜘蛛男、陰獣他
     《江戸川乱歩》
四人のサムライ
ドウエル教授の首他《ベリャーエフ》
谷崎潤一郎新々訳源氏物語
花子よみがえる《信田修治郎》
野生のガラヤカ恋の放浪
薬師《愛大山岳部》
わが愛する山々《深田久弥》
日本百名山《深田久弥》
ヨーロッパ像の転換《西尾幹二》
虫、押絵と旅する男、猟奇の果他
     《江戸川乱歩》
内海の輪、死んだ馬《松本清張》
上杉謙信《井上鋭夫》
山への愛と思索《山口耀久編》
神聖喜劇 全巻《大西巨人》
痺楽《宇能鴻一郎》
アンドロメダ星雲他《エフレーモフ》
木戸孝允《大江志乃夫》〜中公新書
適性〜中公新書
あくびノオト《北杜夫》
三菱の苦悩と栄光《田中洋之助》
何者、黄金仮面、吸血鬼
     《江戸川乱歩》
高みの見物《北杜夫》
あるガイドの系譜《安川茂雄》
山と雪に生きる《佐伯富雄》
内と外からの日本文学《佐伯彰一》
南極越冬記《西堀 栄三郎》〜岩波新書
名誉ある敗北他《シマック》
四次元の世界〜bluebacks《都筑卓司》
谷崎潤一郎全集第九巻
芋虫、白髪鬼、目羅博士、地獄風景他
     《江戸川乱歩》
明治文学全集49
《ベルツ、モース、モエラス他》
谷崎潤一郎全集第1巻
あるガイドの手記《佐伯富雄》
世界のSF短編集現代編
驚くべき日本商品《巻正平》
日本日記《リースマン夫妻》
黄金姦鬼他《宇能鴻一郎》
奇跡の人々《フィーンズ》
ハワイの日系人《牛島秀彦》
色の花道《田中小実昌》
科学としての法律学《川島武宜》
鬼、悪霊、黒蜥蜴他《江戸川乱歩》
三菱対住友《亀岡太郎》
痴戯他《宇能鴻一郎》
さびしい王様《北杜夫》
単独行、風雪のビバーク《加藤秀俊編》
宇宙船ビーグル号《ヴァン・ボクト》
知識産業革命
武士道残酷物語《加藤・松濤》
山彦乙女、栄花物語《山本周五郎》
青い月曜日《開高健》
宇宙をぼくの手の上に《F・ブラウン》
醜聞、へちまの木、あとのない仮名
     《山本周五郎》
私の読書法〜岩波新書
さむらいとヤンキー《ダレス》
五万分の一地図〜中公新書
日本アルプスの登山と探検他
     《W・ウェストン》
生命の歴史〜NHKブックス
緑衣の鬼、大暗室《江戸川乱歩》
奇病連盟《北杜夫》
へそのない本《北杜夫》
宇宙開発《岸田純之助》
悪名の論理田沼意次《江上照彦》
パンドラの匣、牧神の午後他《北杜夫》
星のない街路、異形他《北杜夫》
もぐら、天井裏の子供たち他《北杜夫》
黄いろい船、こども他《北杜夫》
穂高に死す《安川茂雄》
北岳の夕映え《安川茂雄》
海洋国家日本の構想《高坂正尭》
彦左衛門外記《山本周五郎》
茶摘は八十八夜から始まる他
     《山本周五郎》
日本婦道記《山本周五郎》
一億人のアウトサイダー
私の自然観《今西錦司》
第三の大国日本《R・ギラン》
光源氏の世界《I・モーリス》
フィールド・ノート《泉靖一》
遙かな国遠い国、友情他《北杜夫》
新しい数学〜岩波新書
数学再入門T〜中公新書
私のルーファス他
経営戦艦日立《池田政次郎》
数学再入門U〜中公新書
スペシャリスト《中川俊一郎》
統計概論《森田優三》
未来への脱出《奥村誠次郎》
物理の散歩道《ロベルギスト》
法というものの考え方〜岩波新書
日本における民主主義〜岩波新書
猛獣もし戦わば《小原秀雄》
極東の遊歩道《W・ウェストン》
財閥〜中公新書《野田一夫》
戦後日本の保守政治〜岩波新書
家康の臣僚(武将編)《中村孝也》
青い目の坊っちゃん《J・ストッカー》
断崖、三角館の恐怖、畸形の天女他
     《江戸川乱歩》
谷崎潤一郎全集第三巻
影男、防空壕、十字路他《江戸川乱歩》
都市《シマック》
暗黒星雲《ホイル》
谷崎潤一郎全集第二巻

 今この年を振り返ると、就職が決まって安心して、徹底的に読書を楽しんだという年でありました。
 中公新書の『数学再入門T・U』に掲げられたすべての問題を解いたのは楽しかったです。
 森田優三の『統計概論』は当時、入試難易度の高い各大学の専門学部で統計学のテキストに用いられていました(現在は新統計概論)。
 講義を受けていた経済学部の友人に「すげえ難しい」と聞いて、私ならばどうだろうと思い、挑戦してみました。誰からも解説や説明を受けることなく、法学部の私がこの本に掲げられたすべての問題を解いたから知的エクスタシーは大きかったです。
 興味深く読んだ本は次です。羽仁五郎の『都市の論理』、伊藤正徳の『大海軍を想う』、中公新書の『大久保利通』・『木戸孝允』、井上鋭夫の『上杉謙信』、西堀 栄三郎の『南極越冬記』、高坂正尭の『海洋国家日本の構想』、今西錦司の『私の自然観』、泉靖一の『フィールド・ノート』です。
 海外のSF小説って素晴らしい作品がたくさんあります。この年に読んだSF小説は素晴らしいものばかりです。文学としてそれほど評価されないのが残念ですねえ。
 この年は谷崎潤一郎の新々訳源氏物語を愉しみ、作家としては、江戸川乱歩、北杜夫、山本周五郎、谷崎潤一郎に夢中でした。
 特に衝撃を受けた本は、大西巨人の『神聖喜劇』、懐かしい本は、I・モーリスの『光源氏の世界』(労作に驚いた)、中村孝也の『家康の臣僚(武将編)』(専門知識の立派さに驚いた)、中公新書の『数学再入門』(あらためて数学の知識の体系的整備ができたのが楽しかった)です。
 bluebacks の都筑卓司先生の著作は全部読んでいます。講談社が平成14年に『四次元の世界』のような作品を復刻したというのは結構なことです。
 大学5年間を振り返ると、山登りに夢中になったり、長期の旅行をしたり、パチンコや麻雀に熱中したり、いろいろありましたが、首尾一貫して読書には時間をかけていました。
 私は毎年家庭教師をやって、高校生を数名面倒見ていたから、収入に問題はありません。(就職したら所得が減ってしまいました)
 だから、書籍代と旅費にはたっぷりお金をつかいました。
 学生生活最後の年というのは誰でもそうでしょうが、就職という、人生で最も重要な意志決定を迫られる時です。
 私は背が低くて、耳が遠く、しかも、大学を5年かかって卒業したという馬鹿をやって、就職は大変心配でしたが、何とか決まりました。

 就職活動については以前に次を書きました。

 私の就職戦線
 採用面接をする時期になると、私も自分が就職活動をしていた昭和44年の時期を思い出します。知らない世界に飛び込むのは、それが未来の自分の世界になるだけに愉しかったですね。
 私はよく本を読んでいたから、就職を検討する時、実業界のことをテーマにした書き物にかなり眼を通しました。
 教職、公務員、銀行員になることは全く念頭になく、それ以外の分野で検討していました。
 但し、運輸、大規模小売り、食品、医薬、自動車、生保、損保、建築、土木の関係については興味がなかったです。何もクリエーティブではない銀行と保険は嫌いでした。お金を集めて価値を生み出すなんていう事業は私の趣味ではなかったです。メーカーや商社が好ましいと思っていました。
 なお、当時は自動車の輸入自由化危機が叫ばれていた時代で、私は、豊田・日産などは就職先として極めてリスクが大きいと考えていました。
 私は、神戸製鋼、積水ハウス、日商岩井、の3つを本気で狙い、日本特殊鋼と日本車輌を滑り止めに考えました。
 平成18年の今振り返ると、昭和44年の段階で新興の積水ハウスを考えるというのはなかなかのものです。しかし、トヨタをだめと考え、神戸製鋼や日商岩井に将来性を感じ、大穴と思ったのは、立派な間違いでした。
 本命の3社はいずれも最終選考まで行きました。
 で、神戸製鋼、積水ハウス、日商岩井の3社は最後に落とされて、メーカーのA社に入社することになったのです。
 当時、私が家の庭でステテコ姿のまま犬と遊んでいる時に、黒塗りの立派な車が近くに停まり、中に壮年から初老の男が4人ばかりいて、私の家を眺めている様子なので、気味悪く思いました。
 その車の連中がどうしたのかは追跡チェックなどしてなかったのですが、後で近所の小母さんから、スーツ姿の男から私の思想関連・家庭環境などについて質問を受けた話を私の母が聞きました。
 私の面接の時の問答から推察すると、それはどうも日商岩井ではなかったかと想像します。当時は『赤』のチェックをしっかりやっていたのですねえ。
 神戸製鋼、積水ハウス、日商岩井の3社が、どうして最終的に落選ということになったのか、それは当然しっかり反省していました。理由はわかっていました。私が理解していたことは次の欠点です。
(1) オールグリーンの見事にど派手なスーツを着ていた。仕立て品で体にピッタリした細めのものだった。
(2) 耳が遠くて、面接試験となると、適切な答弁ができないことがあった。
(3) 154cmの短躯は他によほどの吸引するものがないと、雇うほうからは消極的になるもの。
 反省といったって、反省のしようもないものばかりです。ど派手なスーツも、それが自分の個性なんだから、地味なものに変えるつもりはありませんでした。不利になることはわかっていたけれどね。
 自分としては、難聴で落ちたと思いたいですけれど……。
 失礼にも?学力確認的な筆記試験をさせられたのは、積水ハウス、日本特殊鋼の2つだったような記憶です。受けた6社のうち「性格判定テスト」のようなものを4社でさせられました。
 私は、日商岩井に選ばれなかったのが一番残念だったけれど、もし合格していたら、今頃は実に不幸になっていた可能性があります。45〜60歳の間に会社が左前になるというのは、もう大変なことです。
 私の大学の頃の知り合いは、熊谷組、大日本土木、東海銀行というところに就職したのがいて、これらはバブルがはじけた後左前になった企業だから、もうそういう人は50歳を超えてから大変なことになりましたねえ。
 さて、当時は神戸製鋼、積水ハウス、日商岩井に不合格となって、大変落ち込んでいました。
 滑り止めの会社に行くことになるのかと思っていたところで、たまたまA社を打診し、結局、採用内定通知を貰いました。A社は会社の格としては神戸製鋼よりも上だったし、嬉しかったですね。
 先に内定を貰っていた会社には辞退の手紙を出しましたが、実に気合いを入れて文章を書きました。内定の辞退でこんな立派な手紙を貰ったことがないという内容の返事が来ましたよ。
 そういう手紙を出した総務の人が立派だと思いました。
 私がどうして日商岩井を希望したのかというと、三菱商事と三井物産は大きすぎて嫌でした。住友商事は人使いが荒いと聞いて嫌でした。東洋綿花・日棉実業など繊維が主力なものは魅力を感じませんでした。伊藤忠はその会社の社史を読んで吸引感が出てこなかった。丸紅はタイプではないと思いました。私は何となく、日商岩井が大きく伸びるように観測していたのですね。
 今日も3人の就職希望者を面接しました。しみじみと昔を思い出しました。老人性懐古症です。(──採用シーズンに記す)
 A社から採用内定通知をもらってからは、私は法学部ですから、知識を補完すべく経済関係の勉強を3月までしていました。そして、予定通り入社となりました。

 内定してからは、単位が取れずに卒業が不可となる夢をよく見ました。
 不思議なことに、この夢は、就職後も20年間ぐらいは時々現れて、うなされました。単位が取れずに卒業が不可となる危険性は全くなかったのにもかかわらず、そんな夢を見ました。教養課程を3年かかって出た痛恨の失敗に対する悔やみが潜在意識としてありました。


 社会人1年目(S45)

 耳の病気の話より。
 私は名古屋生まれの名古屋育ちだったので、配属の希望を尋ねられたとき、第一希望は札幌、第二希望は仙台と申告しました。職種の第一希望は人事勤労、第二希望は営業としました。
 地方都市での勤務を選んだのは、そういう小規模の事務所の方が、東京や大阪などの大きな事務所で勤務するよりも広く物事が覚えられるだろうし、大拠点には30代になってから行けばいいと考えたからです。
 任地は仙台と決まりました。まあ、言うなれば青雲の志で、私はピッケルを持ち、登山靴を履いて、キスリングに本をいっぱい詰めて赴任しました。
 就職して、一ヶ月間集合教育を受けた後、昭和45年5月5日に仙台に赴任しました。
 当時、名古屋から仙台に行くのには大層時間がかかりました。名古屋を朝出て、全く土地不案内の仙台に日没近くに着くのは不安なので、私は東京まで夜行列車を利用しました。
 早朝に東京駅から上野に向かったのですが、山手線に乗るのが久し振りで、辺りをきょろきょろ見回していました。上野駅から特急で仙台に向かったのですが、車窓の景色が全くつまらないと思いました。
 丁度NHKでは日曜日の大河ドラマで「樅の木は残った」が放映されており、仙台が近づくと船岡駅などには「樅の木は残った」の幟が立っていました。
 社会人になること、見知らぬ土地に住むこと、独身寮に入ること、この三つの不安を噛みしめながら、仙台市内の目抜き通りをしばらく散策しました。駅→一番丁・国分丁→定禅寺通り と、重い荷物を担いだまま廻りました。
 昼時の仙台の繁華街は、名古屋よりは人通りがずーっと寂しくて、岐阜や豊橋に毛の生えた程度だなと思いましたが、三越と丸善があることには驚きました。
 キスリングにピッケルの姿だから、街行く人皆にじろじろ見られておりました。
 寮に着くと、管理人や寮生(先輩)が好奇の目で私を見ました。
 翌日事務所に出頭し、配属先が会計課と聞いて、いささかびっくりしました。

 この年に読んだ本は次の通りです。
谷崎潤一郎全集第五巻
赤ひげ診療譚、深川安楽亭、花杖記他
      《山本周五郎》
第三帝国と宣伝_ゲッペルスの生涯
零戦KAPPA BOOKS《堀越二郎》
企業と情報《石井威望》
利潤への挑戦《坂本藤良》
新人・中堅・幹部《土岐雄三》
マックスウェルの悪魔〜bluebacks
      《都筑卓司》
みにくい日本人《高橋敷》
電気に強くなる本〜bluebacks
日本の挑戦《ヘドバーグ》
流通革命〜中公新書《林周二》
エレクトロニクス〜bluebacks
日本神話〜岩波新書
流通革命新論〜中公新書《林周二》
不確定性原理〜bluebacks
日本経営の探求《アベグレン》
七日七夜、めおと蝶、つばくろ他
      《山本周五郎》
瓢かんざし、三十ふり袖、美女ヶ淵他
      《山本周五郎》
評釈堪忍記、真説吝嗇記、おしゃべり
物語他    《山本周五郎》
偽装結婚《梶山季之》
額田女王《井上靖》
歴史の意味《堀米庸三》
継ぐのは誰か、果てしなき流れの果てに
      《小松左京》
粛々十三年、内蔵介留守、武家草履他
      《山本周五郎》
台所太平記《谷崎潤一郎》
赤頭巾ちゃん気をつけて《庄司薫》
ある告白《石坂洋次郎》
ジョン王、リチャード二世、ヘンリー
四世他     《シェイクスピア》
銀行取引《加藤一郎他》
おろしや国酔夢譚《井上靖》
青べか物語、季節のない街
      《山本周五郎》
企業と市場創造《林周二》
日本士道記《山本周五郎》
日本の銀行家〜中公新書
資本は国境を越える《宮崎義一》
燃え上がる日米経済戦争《英好久》
世界の屋根を越えて、ベドウィンへの道
      《ハラー、セイガー》
異形の白昼《筒井康隆編》
岩尾根にて、夜と霧の隅で他《北杜夫》
鴎外の碑、書道教授《松本清張》
12のアップルパイ《筒井康隆編》
宇宙の探求〜中公新書
藤原道長《北山茂夫》〜岩波新書
バイオニクス〜bluebacks
分離の時間《松本清張》
新幹線殺人事件《森村誠一》
ゴリラとピグミーの森〜岩波新書
中国の歴史上〜岩波新書
猛獣《小原秀雄》
中国の歴史中〜岩波新書
サルからヒトへ《アサヒグラフ編》
中国の歴史下〜岩波新書
奥の細道殺人事件《斎藤栄》
デタラメの世界〜岩波新書
超大国日本の挑戦《ハーマン・カーン》
砂漠と密林を越えて《梅棹忠夫編》
毛沢東伝〜岩波新書《貝塚茂樹》
少年《北杜夫》
モゴール族探検記〜岩波新書
       《梅棹忠夫》
関東軍〜中公新書
怪盗ジバコ《北杜夫》
元禄時代〜岩波新書《大石慎三郎》
マンボウおもちゃ箱《北杜夫》
続物理の散歩道《ロゲルギスト》
第三物理の散歩道《ロゲルギスト》
肉食の思想〜中公新書《鯖田豊之》
税金〜岩波新書
日本三文オペラ《開高健》
イワン・デニソビッチの一日
     《ソルジェニーツィン》
ガン病棟《ソルジェニーツィン》
ロビンソンの末裔《開高健》
過去と未来の国々《開高健》
菊屋敷《山本周五郎》
南太平洋ひるね旅《北杜夫》
第四物理の散歩道《ロゲルギスト》
マトリョーナの家他
     《ソルジェニーツィン》
俘虜記、野火《大岡昇平》
零戦《マーチン・ケインディン》
統計的推測《三上操》
現代推理小説第二巻
現代推理小説第一巻
新しい地球観《上田誠也》
自然界における左と右《ガードナー》



 私はかなりデリケートなところがあって、かつ、完璧主義というか厳密主義です。仕事は根を詰めてやるタイプだから、就職すると、対人関係と仕事をこなすこと自体に、いつもかなり疲労を覚えました。
 だから、残業して独身寮に戻ると、食事と入浴を済ませれば10時半ぐらいに睡眠という生活がしばらく続きました。
 それで、休日には登山、スキー、ストリップ観賞によく出かけていたから、今当時を振り返ると、いつ本を読む時間が取れたのかしらという気分がします。
 読書の目録を眺めると、岩波書店?の『物理の散歩道』、小松左京の『果てしなき流れの果てに』、シェイクスピアの史劇、梅棹忠夫の『モゴール族探検記』、鯖田豊之の『肉食の思想』、大岡昇平の『俘虜記』、『野火』、北山茂夫の『藤原道長』、梅棹忠夫の『モゴール族探検記』、ソルジェニーツィンの諸作品が懐かしいです。
 講談社bluebacksの都筑卓司先生の著作は大好きでした。どんなものがあるか挙げてみます。
 マックスウェルの悪魔、はたして空間は曲がっているか、不確定性原理、時間の不思議、四次元の世界、タイムマシンの話、どれも大変面白いです。
 仕事は『経理』ということで、いささか面白くなかったです。会社の昼休みには谷崎潤一郎の新々訳源氏物語を読んでいたから、仲間の連中は私を変わり者だと思っていたでしょうねえ。


 社会人2年目(S46)

 社会人2年目というのは、独身寮の粗食が嫌でたまらず、また、寮が二人部屋であることに嫌気がさして、とにかく早く結婚したいと願望が渦巻きだした年でした。
 就職するまであれほどやっていたパチンコを仙台では殆どしませんでした。名古屋のパチンコ店と比べれば、仙台のパチンコ店は客が少なくて、台は古いし、店はこぢんまりしているし、釘がいじり回されているのが見て取れるので、勝てる気分にならなかったからです。

 この年に読んだ本は次の通りです。
タイムマシンの話〜bluebacks
素粒子論の世界〜bluebacks
ナンセンスの博物誌《エヴァンズ》
日本人の意識構造《会田雄次》
第四次元の小説《ファディマン》
位相空間への道〜bluebacks
一枝の桜《オフチンニコフ》
日本人とユダヤ人《ペンダサン》
煉獄のなかで《ソルジェニーツィン》
月と10セント《北杜夫》
船乗りクプクプの冒険《北杜夫》
情念の話術《赤塚行雄》
東芝の悲劇《三鬼陽之助》
絢爛たる流離《松本清張》
梅雨と西洋風呂《松本清張》
女帝《上田正昭》
彼女《ワードスミス》
関ヶ原・殉死《司馬遼太郎》
リリアン《ビョルネボ》
大坂城〜岩波新書
世界のSF短編集ソ連東欧編
司馬遼太郎短編総集
天地静大《山本周五郎》
楽天旅日記《山本周五郎》
風神の門《司馬遼太郎》
梟の城《司馬遼太郎》
国盗り物語《司馬遼太郎》
新史太閤記《司馬遼太郎》
夏草の賦《司馬遼太郎》
歳月《司馬遼太郎》
ゼロから無限へ〜bluebacks
坂の上の雲《司馬遼太郎》
功名が辻《司馬遼太郎》
岩崎彌之助伝
山本五十六、雲の墓標、年年歳歳
      《阿川弘之》
江戸城〜中公新書
朝鮮戦争〜中公新書
峠《司馬遼太郎》
周恩来の時代《柴田穂》
企業と市場創造《林周二》
日本士道記《山本周五郎》
日本アパッチ族《小松左京》
生けるパスカル、六畳の生涯
      《松本清張》
義経《司馬遼太郎》
知能指数〜中公新書
花も刀も《山本周五郎》
日本人とドイツ人《デラトロベ》
コンピュータ入門
妖怪《司馬遼太郎》
企業と法律
化石サルから日本人まで〜岩波新書
高分子物語〜bluebacks
海〜岩波新書
ダイヤモンドの話〜岩波新書
忠臣蔵〜岩波新書
絶対零度への挑戦〜bluebacks
ゴリラの季節《B・シャラー》
サルが木から下りるとき《安岡章太郎》
いるかの学校《阿川弘之》
城塞《司馬遼太郎》
フルシチョフ回想録《タルボット編》
異形の小説《サイデンステッカー》
日本人の心《梅棹忠夫》
ゲッペルス《クルト・リース》
輝ける闇、パニック、裸の王様、
なまけもの他    《開高健》
 

 眺めていると、冊数は少なくても、ページ数の多い本ばかりです。
 この年の読書の特色は、司馬遼太郎の本をそれまであまり読んだことがないのに(大衆小説として小馬鹿にしていた)、『関ヶ原』を読んで、その臨場感あふれる記述にすっかり感服し、それからは氏の著作を買いあさったことです。耽溺しておりました。
 私は同氏の長編小説でベストスリーをあげるとしたら、『国盗り物語』、『関ヶ原』、『坂の上の雲』としたいです。他には阿川弘之の『雲の墓標』、山本周五郎の『天地静大』なんかが良かったですねえ。
 大変興味深かったのは『世界のSF短編集ソ連東欧編』と『ゲッペルス』と『フルシチョフ回想録』です。
 江戸城〜中公新書は平成20年に改訂版が講談社学術文庫から出たので、早速買いました。


 社会人3年目(S47)

 社会人3年目の年(S47/4〜S48/3)ですが、この年は本格的に嫁取り作戦を遂行しておりました。何しろ独身寮のまずい食事、それに、六畳一間での他人との同居が我慢ならなかったです。(センズリも就寝時刻も自由になりません)
 私はお見合いやその後の交際のために時々名古屋に帰ったりしながら、相変わらず休みの日には登山とスキーをやっていて、読んだ本の数は多くないですねえ。
 仕事は経理の中でもレベルの低い職務だから本当につまらなかったけれど、仕事を離れれば青春を謳歌していたのかもしれません。
 だから、読んだ本の数が少ないだけでなく、軽く読める内容のものが増えています。ヘビーで量のあったものは、大佛次郎氏の『天皇の世紀』ぐらいですね。

どんべえ物語《畑正憲》
毛沢東と中国共産党〜中公新書
エロトピア《野坂昭如》
夏の闇《開高健》
連環、彩霧《松本清張》
砂の女《安部公房》
第四間氷期、無関係な死、他人の顔他
      《安部公房》
壁 短編集《安部公房》
飢餓同盟《安部公房》
斬《綱淵謙錠》
酔いどれ船《北杜夫》
日本人と日本文化〜中公新書
脳とコンピューター〜中公新書
わたしの日本発見《プズー》
カナダ・エスキモー《本多勝一》
山を考える《本多勝一》
風流太平記《山本周五郎》
天皇の世紀《大佛次郎》
元素から見た地球〜bluebacks
鏡の国のアリス《広瀬正》
ツィス《広瀬正》
後白河院《井上靖》
新しい宇宙の構造
相対性理論と量子力学の誕生
ルワンダ中央銀行総裁〜中公新書
寝ぼけ署長《山本周五郎》
隠された十字架《梅原猛》
牙の時代《小松左京》
氷壁にいきる《安川茂雄》
喜作新道《山本茂実》
俄_浪華遊興伝《司馬遼太郎》
日本との出会い《ドナルド・キーン》
日本の「みち」《林屋辰三郎他》
最後の将軍《司馬遼太郎》
近衛文麿〜岩波新書
神々の体系〜中公新書
大盗禅師《司馬遼太郎》
花神《司馬遼太郎》
春いくたび、夫婦の朝、蘭、おれの
女房他       《山本周五郎》
日本の黒い霧《アクセルバンク》
人間とマンボウ《北杜夫》
われら動物みな兄弟《畑正憲》
ムツゴロウの青春記《畑正憲》
ムツゴロウの結婚記《畑正憲》
ムツゴロウの大勝負《畑正憲》
南北朝〜創元新書《林屋辰三郎》
天然記念物の動物たち《畑正憲》
哺乳類の世界《小原秀雄》
卑弥呼の謎《安本美典》
楊貴妃伝《井上靖》
神武東遷〜中公新書《安本美典》
もの言わぬスターたち《畑正憲》
人と人との間《木村敏》
十一番目の志士、風の武士
       《司馬遼太郎》
古典落語《興津要編》
文章読本《谷崎潤一郎》
日本沈没《小松左京》
谷崎潤一郎全集第四巻



 この表を眺めると、一番の思い出は広瀬正氏です。かれのSF小説は本当に逸品です。着想がすごいです。読んだことのない人は是非読んでみてください。
 この他に印象的なものは、本多勝一氏・安本美典氏・畑正憲氏・梅原猛氏の作品、それに、新書版の『元素から見た地球』『ルワンダ中央銀行総裁』『近衛文麿』ですね。

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