最良の性交について考える

 男女の交接の手引きとして女性を悦ばせるセックスマニュアルを書きましたが、ここではそれと少し視座を変えて論述します。
 私は性交体位についてにて───良き性交体位なんていうものは、男と女の二人が真に性愛に燃えているなら、そして、そのことについて会話をするなら、自然に落ち着くところに落ち着くものです───と書きましたが、性交体位についてあれこれ論じた結果、読者の性交体位への意識を必要以上に強めることになったかもしれないと思いました。
 それで、性交体位についての冒頭に『性交体位よりもはるかに重要で鍛錬すべきことを男性諸氏に対して』次を書き加えました。
(1) クンニリングスをすること
(2) 抽送の持続(但し、ケースによっては遅漏が女性に好まれないことがある)
オナニーのしかたが、幹しごきでは不適で、カリのさすりがベストです。
幹しごきのセンズリは、早漏、中折れ、極度の遅漏、射精の不発などの現象をもたらしがちです。
(3) ペニスの適切な形状
生来のものはどうしようもない。ここでは臨戦時にしっかり剥けているかどうかを言います。
仮性包茎は鍛錬によって改められます。
(4) 抽送の巧みさ───リズムや角度、強弱の工夫
ソープでは女上位の希望が実に多いです。自分で抽送するのが下手な男が多いという傍証でしょう。
どのようにペニスをピストンされても…と書きましたが、(5) が大切です。
(5) しっかり勃起したペニスの膨満したカリで膣壁をしっかりこすること
体質として亀頭の膨満が甘い人はレビトラを服用するとよい。
(6) 心遣い・気配り・優しさ
 これを踏まえて、ここでは性交渉において性交体位よりももっともっと大切なことについて述べます。
 大切なことは次です。世の中のセックス論は愛撫の仕方やペニスを嵌める体勢に視点が集まり、以下のことに考察が足りません。良き愛撫が大切なことは勿論筆頭ですが、性交体位はあくまで二の次です。
1.いかなる場所でセックスをするか。
2.いかなる服装?でエッチをするか。
3.ペニスの挿入の前に何をするか。
4.ペニスピストンの持続が大切なことをわかっているのか。
5.持続するキスができているのか。
6.エッチにあたってはエロさが大切。
 これについて詳述しましょう。
 エッチにあたってはエロさが大切

 セックスの際に『無言の行』という男性が多いようです。日本人男性はセックスする時になかなか「愛している」と言わないし、セックスすることが照れくさいという気持ちで寡黙のセックスになるようです。
気恥ずかしいだけならよいですが
 *ペニスが小さいと思われるのではないか?
 *皮を被っていたのを嗤っていないだろうか?
 *バギナにすんなり器用に嵌められなかったのを嗤っていないだろうか?
 *股ぐらの男臭いことに閉口していなかっただろうか?
 *すぐに出てしまったら嗤うだろうか?
などとマイナス思考をして、心を乱します。
 その場で直せないことはあれこれ考えずに、良きセックスに集中しましょう。一意専心です。
 的中しやすく運気の良い日を慎重に選んで子作りだけを目的にするセックスなら粛々と進めたくなることもあるでしょうが、こんなセックスは希なことで、性愛行為を愉しむを目的として目合うならやはりエロさを満開にしたいです。
 卑猥な言葉かけが大切です。
 ファック動画は好きあっている男女が媾合するのではないから、抽送している時も女性器を愛撫(愛撫というよりは弄り倒しに近いが…)している時もそれらしき言葉かけがないけれど、それは猥褻な局所と獰猛な突き・愛撫を見せるためのものであって、こんなのが尋常の形とは思ってはいけません。
 エロい動作、エロい会話を心がけましょう。女性から嬌声が出なければ良きエッチとは言えません。
 例えば、買春する男性はセックスに関して平均以上の力量があるはずですが、金津園の嬢に聞くと、性行為中にエロい会話をしかける男性がそんなにいないです。皆黙ってソープ嬢の勃起支援のテクニックや射精に導く腰の動作を楽しんでいるだけです。
 情けないものです。卑猥なことを言うと嫌われると思っているのかもしれません。女性に卑猥なことを言ってスカンを食うのは、女性が卑猥な気持ちから遠く離れている場合です。セックスを目的として両者が裸になっている時に(嬢の心をほぐしておれば)卑猥な発言はいっこうに構わないでしょう。
 冒頭に「男と女の二人が真に性愛に燃えているなら、そして、そのことについて会話をするなら」と書きましたが、会話が大切です。
 この会話は、褒める、讃える、指摘する、感想を言う、導く、エロへの感動を表す、やり方について検討する、こういうことについて、熱意と感動と果てしなきエロモードとユーモアのちりばめで、言葉をかけるのですね。
 もう一つ「エロい動作、エロい会話」をスムースに繰り出すためには部屋が明るいことが大切です。視覚が一番エロさを醸成します。
 視覚充分でエロい会話を引き出し、エロい動作を見せつけましょう。それが最良のセックスの手立てです。
 持続するキスができているのか

 持続するキスをするというのは、最良の性交を得る手立てでもありますが、同時に、最良の性交になっているかのリトマス試験紙です。
 キスには、チョッチョッチョッと啄むようなキスもありますが、吸い付きぱなしで吸われっぱなしのキスもあります。後者のキスは如何にも情熱的です。
 情熱的なキスが如何に大切かはやってみればわかります。組み敷いている女性が(ここらでいいかな)と思って唇を離そうとしても吸い続ける、こんな情熱は女性の気持ちを高めます。
 女性の心が当該ファックに前向きそのものならば、女性は抱きついたままで『吸い』をし続けます。いつ唇を離そうかと考えながら腰を動かすのが楽しいです。ここまで至らなければ最良の性交になっているとは言い難いです。
 女性は抽送されて気持ち良いならしっかり吸います。多くの女性がそうなります。終わってから、吸われっぱなしの唇がヒリヒリするぐらいなのが素敵なエッチを成し遂げた証拠になります。
 こういうことをよく飲み込んで、男性は交合中に如何にキスを求めるべきかを真面目に考える必要があります。性器の摩擦のみに心が向かっていてはいけません。ファック中のキスはとても大切です。
 キスをせずにチンコピストンに集中しているエロ動画のファックをまねしてはなりません。互いに好意を持って、望んで性交しているなら、キスは大事です。
 日本人は日常的にはあまりキスをしませんが、こと性交中は態度を変えましょう。
 要するに、後背位に終始してそのまま射精に持ち込むようでは駄目なセックスです。お顔も見えずキスもできない後背位はまともな体位ではありません。
 ペニスピストンの持続が大切なことをわかっているのか

 ネットのセックス談義を見ていても、私が接した風俗嬢の体験談でも、ペニスピストンの所要時間が極めて短い男性が実に多いです。AV男優の媾合の持続というのは世間の平均像からすれば異次元の世界です。
 ちょっと抽送したらすぐに出てしまうのは『体質』と言えます。まあ、若いうちから遅漏の男性よりは幸せと言えますがね。
 私は、20代で遅漏の男性は40代以降の性生活で不幸せになると思います。恐らくセックスに対する情熱が続かないのではないかと想像します。
 抽送の持続を如何にしたら強化できるか、それにはカリ首を鍛えるより他はありません。多くの男性のオナニーのやり方は2本の指で幹の所を摘んで前後にこするやり方ですが、これではファックのこすれ具合とは別物です。(この癖がつきすぎるとバギナの中でイケなくなる!)
 正しいオナニーは手のひらでカリ首をくるんでさすり続けることです。これで亀頭粘膜が強くなります。早漏の解決には時間がかかりますが、何としてもカリを鍛えなければなりません。
 なお、ED対策薬を使うと確実に射精起動が遅くなります。勃起の甘い男性は早漏対策としてこれを使うのが結構でしょう。(レビトラ10を半分に割って使うぐらいで良いと思います)
 他に持続が得られるものとしては、体位の変更やハメ撮りなどで気をそらすのがありますが、一番良いのはファック→オーラルプレイ→ファック→オーラルプレイ→ファック、のように粘着的に進めることです。
 射精しそうになったらクンニリングスや69に変えます。オーラルプレイが上手であれば女性も悦びます。下手なら鬱陶しがられます。
 なお、長いチンコピストンを嫌がる女性は相当多いようです。これは、(1) 過剰なほどの潔癖さ (2) 性交痛 (3) 男性への愛情不足(高揚しきれない!)のいずれかが原因です。
 どれが原因なのかよく考えましょう。そういう性格・体質なのだと決めつけずに、自分以外の男が相手なら乱れまくって「もっと、もっと!」と肉体が蠢く可能性を想像するのです。(相手変わればまるで違うという女性はとっても多いですよ!)
 これらはいずれも“上手な”クンニリングスでほぼ解決できると思います。うまく行かないのは、女性の体質が不感症の場合です。
 ペニスピストンの所要時間が長いことが大切だと説きましたが、同時に抽送速度が大切です。
 最初から最後までのったらのったらしたゆっくりの動きで、要するに、早漏になるのを恐れ、時間をかけるような抽送では面白くないと多くの女性が思うでしょう。
 バギナがなれるまではゆっくりでも、肝心なところでは速い突きが必要です。そうでないと中イキに至らない“中イキ体質”の女性はたくさんいると思います。
 中イキできなくても、男の最後のガンガンガンの腰の振り立ては女に男を感じさせます。
 ペニスの挿入の前に何をするか

 本作を読む前に良性記の他の作品を眺めた方はこの答がわかると思います。当然クンニリングスやペッティングですね。
 こういうことを全くせずにいきなりペニスを突っ込むことをしても良いですが、それはあくまで女性が積極的に迎える場合です。身も心も合体に向かっている時は、もうバギナを湿らせているわけで、こんな時はワイルドな進行も結構です。
 しかし、2人が互いに愛し合っている時でも、女性器が受け入れ体勢になっていて、いきなりずぶりが結構であるというケースはそんなにしょっちゅうはないと思います。
 ある程度前後運動したら一旦執念深い強力な愛撫に方向転換するというバリエーションが大切でしょう。
 もう一つ事前の必須項目があります。それは女性器の洗い方がわかっていない女性の場合です。結構いると私は見ています。割れ目を閉ざしたままで表面だけごしごしして洗ったつもりになっている女性です。
 これはもう女性器の隠微な構造の中ににおいの元を貯めているので、一緒に入浴してペッティングを装い、洗ってあげる必要があります。
 いかなる服装?でエッチをするか

 どうしてこのようなことを書くのでしょうか。
 男性は、例えば───スカートをめくり上げ、さっとショーツを膝まで下げて、両者が立ったまま後ろからワイルドに盛りたい───という意識があります。
 一方、女性は───素っ裸で盛るのはエロ動画の世界で、できるだけ肌を隠して交わりたい、そのほうが慎ましいから───と考えます。
 私はこの2つの考えを徹底的に打破すべきだと思います。
 交わる時の女性は全裸が一番美しい。男性も同様です。全裸が一番亢奮を誘います。ナイトウェア・ランジェリーは取り去りましょう。
 全裸は愛撫がしやすいし、衣類の乱れなど気にしなくて良いです。何よりも淫ら気分が満点です。女性の高揚による肉体の変化がよく観察できます。
 どう考えても全裸が一番です。女性は素っ裸のセックスに誘導されたら、これに応ずるべきです。
 掛け布団を掛けないと嫌だと思うのは間違っています。映画でそんなファックを見ますが、それは映像の都合です。何かをかけておれば、俳優は擬似性交で済ますことができます。ファックは明るい部屋で互いに性器を眺めあう、これが正しいセックスです。
 いかなる場所でセックスをするか

 一般的に皆がセックスはベッドや敷き布団の真ん中でするものだと思いすぎです。どうしてそんなに固定概念なんでしょうか。これは『公務員』セックスです。
 女性週刊誌のセックス記事を見ていると、感動したセックスについての話がよく出てきますが、何に心を動かしたのかという目で見ると、やはりオーラルプレイが多いです。そして、次に目につくのがちょっと変わった場所での合体です。
 ちょっと変わった場所というのは、要するに、ベッドや敷き布団の上以外です。
 車の中とか台所とか野外とかの極端なものは別にして、ちょっとした変化から女性は結構高揚します。例えば次です。
*すぐ横に布団が敷いてあるのに、畳の上で交わる。
*寝室まで行かずに長椅子の上で交わる。
*洗面台等の棚を利用し、そこに座らせて交わる。
*風呂の縁に片足を上げさせて立位で交わる。
*畳の上で足を投げ出して座り、背中はタンスに。女性を跨がらせて座位で交わる。
*ベッドの端に尻を置かせて、自分は床に立ち、女性の足をVの字にして交わる。
*ベッドの端でうつぶせの腹這いにならせ、膝を床につかせて後背位で交わる。
 今はラブホテルも節電意識が強く、テレビのあるところは空調がよく効いても、ベッドのところはまるで冷気が届いていないことがよくあります。私は急速ピストンをかなり長くするので腰の負荷がきつく、もう暑くてたまりません。
 そこで、冷気がよく届く居間にベッドの掛け布団を敷いて、そこで交わることをよくします。野性味たっぷりです。女性の高揚が一段と増したという経験を何度もしています。ちょっと違ったファックが気分をそそるのですね。
 要するに、ベッドや敷き布団の上で普通に盛るのは、女性を中イキさせる時と、自分が射精に持ち込む時として、そこに至るまではできるだけ野趣あるファックを心がけるのです。
 こういうファックが女性には結構記憶に残ります。当たり前の合体に終始していてはなりません。私は基本的に対面の交合が多いですが、対戦した女性はその変化に驚きます。
 プロのセックスを考えます。私がよく利用している金津園の嬢のセックスです。
金津園の嬢
 彼女たちの話を聞くと、ファックする男性たちはファックの仕方があまりにも画一的なのです。
即のプレイの交合──ソファーの上で女上位で、あっさりと射精。
浴室での交合────マットで、女上位で比較的あっさりと射精。
ベッドでの交合───常にベッドの真ん中で交合。
 最初の2つは客からあれこれ注文しにくいもので、画一的になるのはやむを得ないけれど、フィナーレのセックスも判で押したようにベッドの真ん中で正上位というのは工夫も好奇心もなさ過ぎます。布団と違ってベッドは端・角を使うとかなり趣の違うファックができます。
 買春する男性はセックスに関して(早漏気味は別にして)平均以上の力量があるはずですが、それにしても工夫がなさ過ぎます。ならば、世間のファックの様は推して知るべしです。

 以上肝心と思うことを6つ挙げました。
 セックスの基本姿勢は好奇心と愛情がベースにならねばならないと思います。後はエロを楽しむ心。
 さて、交合の本筋はベッド(布団)の真ん中での抽送ですが、このチンコピストンでも両者の体勢にいろんな変化がつけられるはずなのに、一度位置決めするとそのまま腰を振り続けて射精まで持ち込むという面白みのないファックをする人が多いです。
 男上位で対面の形で抽送するにしても、女性の両足首に手をかけて両足V字形とか、膝裏を押し込んで尻が上がり気味にして腰を叩きつれるとか、もういろんなパターンで楽しめるはずです。
 最後にセックスの基本である正上位について論じます。
 女が仰向けに寝て、男が正面・上からかかればすべて広義の正上位です。この場合の男女の上体の角度について考えます。
  (a) 両者平行タイプ──これを重ね餅型とします。
  (b) 男の上体と女の上体が90度のタイプ──これをL字型とします。
  (c) 男の上体と女の上体が30度〜60度のタイプ──これを斜め型とします。
 エロ動画を見ると、ペニスがバギナにもこもこやっているところを尻の側から至近距離で撮りたい時だけ重ね餅型になりますが、正上位のファックシーンの多くは見事にL字型です。
 この理由は
(1) 女の顔、揺れる乳房、ペニスが入っているところを上から撮りたい。
(2) 男優の豪快な抽送運動の全容を撮りたい。
(3) 女優は、仕事の上でセックスするだけで、特に親しいわけでもない男優に抱きつかれるのが嫌である。
(4) L字型のほうが斜め型重ね餅型よりも射精まで長持ちする。
(5) キスシーンにならないのが女優に歓迎されるのか。
(6) 3Pプレイで、もう一人の男にフェラチオがしやすい。
 と思われます。
 一方、素人のファックシーンを売りにした動画では、和物も洋物も重ね餅型が多いです。キスもよくやっています。
 金津園のソープ嬢に聞くと、やはりL字型が多いようです。
 L字型の特徴は次です。
◎合体部以外は両者の体が接触しない。
 ソープ嬢は、たかが客に全面的に体をくっつけてもらいたくないと内心思うものだし、客も、その多くが重ね餅型のファックを遠慮し、L字型で性交する。
◎亀頭がバギナの前壁をよくこする。→バギナ快感につながる。
◎男に女の上半身が全部見られるという楽しさと、合体部が見えるというエロさがある。
 ただ、客は嬢が選んだ暗めの照明でそのまま性交することが多いから、合体部がきちんと見えるのかどうか疑問。
◎長いペニスが遅漏であると、子宮内膜炎などにつながりやすい。
 重ね餅型の特徴は次です。
◎男に体重がある場合に、その重さに女が不快になることがよくある。
◎男に持久力がある場合に、両者が暑くてたまらなくなることがよくある。
◎抽送しながらキスができる。
◎抽送でクリトリスが刺激できる。
◎遅漏で長いペニスにバギナの最奥部を守りやすい。
 斜め型は会話しながらピストンできる楽しさがあります。
 相手が素人であろうとソープ嬢やヘルス嬢であろうと、最初はL字型でかかるべきでしょう。重ね餅型は相手が玄人の場合は、かなり親しくなってからその形でやらせて頂くのが良いと思います。
 この場合、相手が鬱陶しがっていないかを斜め型でやりながら考えることです。フェイクしていたら鬱陶しがっているのと同じと考えるべきでしょう。
次の場合は重ね餅型には移行しない。
 (1) 嬢の両手がシーツの上に置かれ続ける。
 (2) 嬢のお顔が横に向き続ける。
 (3) 嬢のお目が閉じ続ける。
 重ね餅型でかかっている場合は、相手が内心鬱陶しがっていないかを謙虚に見つめると共に、体重をかけすぎていないかをよーく考える必要があります。
 体重をかけすぎておらず、口臭をまき散らしておらず、女がファック自体に亢奮していて、かつ、女が男に充分好意を寄せているなら、女のほうからキスをじゃんじゃん求めてくるのが重ね餅型の妙味です。
 エロ動画の重ね餅型では、女優の顔の横や肩口に男優が顔を置いていることが多いです。当然ですね。仕事で嵌めているのだから、息をかけないように、目を見つめないようにして励むべきでしょう。まっ、これは女優の顔がちゃんとカメラに納まり、男優の横顔が写るという愚を避ける配慮なのかもしれないけれど。
 AV男優の加藤鷹氏はよく重ね餅型のファックをしていました。
 それも、女優の顔の正面に自分の顔を持ってきて、女の目を見続けるというギザなファックです。他の男優があまりしないことをするから、撮影の時に(女優を俺のもの化したい)という意識が強いように思われます。
 そういう意味ではAV男優として不真面目で、彼がセックス論を説くのはちゃんちゃらおかしいです。
 ディープキス(女性からのしっかりした吸いつきのあるものに限る)が成立していない時は、重ね餅型を遠慮してL字型に徹したほうが良いでしょう。
女性週刊誌などにセックスに関する女性の不満がよく出ています。
  男の汗が自分の体にポタポタ落ちて嫌だった、男の口臭をもろに吹きかけられた、
  腋の下から出るにおいがたまらなかった、マンコがぎしぎし鳴ってつらかった、
  クリトリスのところに毛を押しつけられて痛かった、足の剛毛でこすられた。
どうも重ね餅型ファックによる不快感のように思われます。
 斜め型は、男が女の肩辺りで両手をついて、その腕を伸ばしたままにするのが普通です。両肘をつく方法もあります。急速ピストンがしやすく、射精に持ち込む時にはこれでする男性も多いかと思います。
 L字型は、女の足の構えをいろいろなパターンにしてやるとよろしいです。
(1) 両足を揃えて、真っ直ぐ上に伸ばさせる。
(2) 両足を伸ばしてVの字に──男はその足首を掴む。
(3) 折り込みの浅いM字開脚。
(4) 折り込みの深いM字開脚。
(5) 両足をたたみ、胸元まで引きつけさせる──両膝頭がくっつき気味。
(6) 両足をたたみ、胸元まで引きつけさせる──両膝頭が大きく開く。
(7) 尻が浮くぐらいに屈曲させる。
(8) 両腿が180度開き、その両足を膝のところでたたませ、両足の裏がくっつくようにする。
  ──男は二つの親指を左手で握る。……おむつの取り替えスタイル
(9) 両膝を男の腰の左右で低めのところに位置させる。
 いろいろやってみることです。
 重ね餅型の場合でも、(1) 女の足を下ろさせる (2) 女の足を宙に浮かせる (3) 男の腰の上で足を組ませる──などいろいろ工夫ができます。
 不思議なもので、女性はピストンを受け入れる時、一度構えたらずーっと同じ姿勢でいる癖があります。その格好がつらくなった時とか抽送が痛い時とかに姿勢を変える程度です。
 正上位での女性の足の構え方は男が導くものです。
 私は女の身長が高い時には何故だかV字構えから入ることが多いです。身長170cmの女が天井を支えるように構えると、長い足が神々しいぐらいです。V字構えにL字型は実に合います。
 その超長いおみ足を真っ直ぐに伸ばさせたまま両脇に抱えて前後運動すると、何やら建築工事をしているような気分になります。特に、ベッドの端でこれをすると素晴らしい。
 短足・低身長の男が大女にパコンパコンをしていると非常に絵になります。
 L字型の妙味がもう一つ。体重60Kg以下ぐらいの女性なら、ピストンの方向に女性の上半身を揺り動かせます。乳房が踊って愉しいものです。女性も全身が男の腰でバンバン揺らされて、(されてるーぅ!)という気分になります。
 重ね餅型の面白さは何でしよう。
 ディープキスを徹底的に交わせること、これは当然です。他のところで書いていますが、私の言うディープキスは女からしっかりした吸い込みや舌の探りがあるキスです。ソープ嬢とのディープキスを参照)
 そのディープキスがなかりせば男に重ね餅型で挑む資格はありません。当然資格があればチュッパチュッパし合いましょう。激しい腰の動きで息が荒くなっている男の口に吸いついて、男の頑張りを感ずるのは、女も楽しいです。
 従って、口臭のある人は重ね餅型厳禁です。
 重ね餅型の一番面白いところ、それは、よく張ったカリエラで膣内愛液を掻き出すことです。ペニスを上から下に向かってストンストン落とすわけですから、よく掻き出せます。
 従って、女に愛液を出させられない男は、重ね餅型ファックをする資格がありません。豚に真珠です。
 女は、愛液を出させて貰える男に腰をストンストン落とされると、もう陰核茎部が気持ちよくなります。
 読者から次の文を頂きました。
 ペニスを根元までいれたまま女性の外陰部全体を男性の恥骨やペニスの根元に強くおしつけながら、こすりつけるように腰を前後に動かすのが良い(本より一部引用)ということについてです。圧迫に意味があるように思えます。
 この圧迫は斜め型重ね餅型で実行できます。ただ、女性が内心痛がっていることがよくあるので、よく観察して意見聴取をしましょう。

 最後に最良の性交とは何かですが、自分(男)がイクことだけでなく、相手(女)を悦ばせることをしっかり考えて動き、両者が然るべき昂揚を得ることです。
 相手が体質として性的高揚が得られない場合はともかく、
   クリイキができる場合はクリトリスオーガズムを味わわせる。
   バギナイキができる場合はバギナオーガズムを味わわせる。
 前者はオーラルプレイとフィンガープレイをしっかりやって確実に成果を出し、後者は、抽送の工夫(抽送時間、リズム、送りの角度、強弱、深浅、言葉かけ)によって成果を得ます。
 なかなか難しいです。それこそ30年かけて進歩していくものだと思います。30年しっかり性交する体力と飽くなき好奇心・研究心が必要です。
 私は買春に精を出すようになってから最初の15年はオーラルプレイこそきちんとしてましたが、それでもただ射精するだけのセックスだったように思います。まあ最良の性交を目指す気持ちはあったけれど、要するに早漏でしたし、腰の動かし方も今とはかなり違っていたんでしょうねえ。
 抽送行為に限って言えばペニスはサイズではありません。持続と堅さ、そして突きの工夫です。人は様々だから、当然女性が感じるポイント・当たり方・こすられる速度・こすられるリズム・嵌めを受ける角度・腰の構えなどの最有効方法も人それぞれで、とにかく観察と工夫です。
 ペニスも重要で、女性の発言で「固いから痛かった」というのがありますが、これは湿らせ方が足りないからで男の責任です。一般的には大きさよりも固さが大切です。固いのはポイントを持続的にしっかり刺激できます。
 これに対して大きいのはバギナの中で飽和的になって、ポイントの刺激が却ってできません。充満感のほうが先に立ちます。バギナが乾いてくればすぐに性交痛を生みます。過度の充足感(時として違和感)では、昂揚が突き進むことが停止するし、遅漏となると子宮内膜炎につながります。凶器です。
 性経験が豊富で性的高揚が得られやすいタイプの女性がスモールサイズのペニスを貶すことがありますが、それはスモールサイズのペニスの男性は勃起不足と早漏の傾向(神経と表層の間の緩衝剤としての肉が薄い!)が多いからです。
 なお、中イキができる女性はかなり少ないから、最低限クリイキを目指しましょう。しかし、クリイキすることすら難しい女性も結構います。その場合は愛液を流させることを目標にしましょう。
 どうやっても愛液も出ない場合は、『性的高揚が得られない』体質ですから、その場合は
  (1) 他の男との対戦なら性的に高揚できる→関係を絶つ
  (2) 誰を相手にしても同じだ→お好きなように
ということですか。

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(千戸拾倍 著)
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