女性を悦ばせるセックスマニュアル 4

 T.ペッティング等前戯
 U.フェラチオ
 ───(以上はその1にて)───
 V.クンニリングス序論
 W.クンニリングス詳論
 ───(以上はその2にて)───
 X.69
 Y.オーガズム
 ───(以上はその3にて)───
 Z.性交(男性向け説明)
 [.性交(女性向け説明)
 \.オーラルセックス
Z.性交(男性向け説明)


 性交でもって男性は必ず性器が気持ちよくなり、100%に近いと言っていいほど射精に至ります。
 だから、女性も、運動物がいわゆる三こすり半とかバギナに痛覚を与えるようなものでなければ、ピストン運動を受ければ必ず性器が気持ちよくなってアクメに至るような女性がたくさんいる、と考える男性がかなり多いでしょう。(そして、既婚男性の場合、自分のワイフが中イキしないのは例外の体質だからと思っている!)
 しかし、これは全く間違いです。
 ペニスの抽送を受けてオーガズム(フィニッシュ感が得られるものをいう)に至れる女性というのはかなり数が少ないし、また、これが可能な女性でも、ペニスのかなり長い運動時間を必要とします。
 男性に、ピストン運動の可能な時間が3分以内という人がかなりいるからには、この程度の持続ではアクメまでは至りにくいのが普通です。
 後述しますが、男性は3分以内のピストン能力でもガッカリする必要はありません。エッチは自分がイケば立派に満足はあるのだし、男性が見事にイケば、女性には達成感があります。また、相手の女性のイキや快感満喫には別の手立てがあります)
 しかも、まともな前戯がないときは、女性は抽送で──痛いだけとか、男の欲望に協力している程度の意識で受け入れているだけとか、多少良くなる程度──というケースが結構あることを、男性は、残念ではあるけれど理解しなければならないです。
 離れ小島に若い女性が一人流刑になるとして、ペニス型バイブと小さなローターのいずれを慰みに持ちたいかと尋ねられれば(乾電池は無限給付として)、殆どの女性は後者を選びます。ペニスは子種を注ぎ込む道具にしかすぎません。
 だから、腰を振っている最中に「気持ちいいかい? 気持ちいいだろう? イケそうかい? イッてもいいよ」という言葉をむやみにかけるものではありません。
 これは愛するパートナーにプレッシャーを与えることになり、恋人同士・夫婦間でも「演技の快感反応を見せる」という寂しい習慣を引き起こす元になります。男は黙って腰を振っておればいいのです。
 勿論前述のクンニリングスなどをきちんとしておれば、抽送によってイクまでに至らないとしても、かなりの確率で抽送中でも愛液が流れ、快感をもたらしているはずです。何事も手順が必要です。
 その手順をなしたとしても、快感反応を「明確な喘ぎ声を上げながら、顔をゆがめて身もだえする」現象であると想定するのも良くありません。そういうAV女優のような凄まじいよがり方をする女性もいるけれど、貴方のパートナーがそういう恵まれた体質であるとは限らないです。
 貴方が射精するとき、(生涯全く初めての射精でない限り)目がうつろになって、白目状態になったり、わけのわからぬ声を出したり、激しく痙攣したりするのでしょうか。そのことを考えたら、女性が明確なエクスタシーを見せてくれるものと期待するのがおかしいとわかるはずです。
 アダルト動画では実に様々な体位が繰り広げられますが、それは単なるショーです。パートナーの女性を抽送行為でもってイカせたいと考えている読者は、これまでの記述を読んで──女性はひとつの体位でリズミカルに持続的に攻めたほうが、早く、また、深く性感が昂まる──と理解して欲しいのです(勿論例外の人は必ずいる)
 後は、男性に50往復80往復の持久性があるかです。(私のように、長く動くと腰がエライからさっさとイッてしまいたい男性もいるけれど……)
 なお、持続力があったとしても、そのカップルにとって幸せとは限りません。ピストン運動も限度を超すと、持続されればされるほどバギナがつらいという女性がいます。「合体セックスは、ペニスを受け入れてしばらくの間が気持ちいいだけ」とぼやく女性が結構います。
 男性は性交をすればとにかくピストン運動を長持ちさせたいと考えるものですが、もし相手が内心このように思っているのなら、早く放つようにしなければなりません。快感を得るべき行為が苦痛を生むのであれば何とも不幸です。
 また、勃起しきったペニスで激しく長く動いてもらわないとダメ、という女性もいます。
 男性のほうは、20分も30分も抽送を持続させれば、これはもうかなり腰がつらいです。私のように日頃運動を全くしていない人間にとっては心臓への負担も大きいです。
 そんな遅漏では体力減耗のダメージが強く、自分の快感が減殺されて不幸せだと思う人もいるでしょう。
 男性がフェラチオされる時に、早くイクには、強めに、同じ動きを、リズミカルに、これが3大要素。女性の場合は、強めにがソフトにと変わるだけ。クンニリングスも性交もGスポットの刺激もクリトリスへのペッティングも皆同じ要領です。
 合体セックスで感じることができる女性というのは、男性の腰の動きにこういうものを求めるのではないでしょうか。

 性交体位は、正上位、女上跨位、後背位の3つが代表的なものです。(参考:性交体位について
 ところで、週刊誌などの記事で女性の発言として「バックがいい」とか「上にのっかるのが好き」とかよく出てくるけれど、そんなに女性の好む体位としてそういうことがある得るのでしょうか。
 これは「体位についておおっぴらに発言できる女の人、男性に一言言いたい女性」の意見であって、この心の裏を読む必要があるのではないでしょうか。
 女上跨位を挙げる女性は、男性が欲望に任せたまま下手に女性の肉体をいじったり、デカマラを強引に押し込んだり、凌辱的なプレイをされたことへのトラウマみたいなもので、そのように言っているのではないでしょうか。
 現実に、女性が男性の腰に跨り乳房を揺すって上下動して、ペニスに30往復分の刺激を与えれば、もう疲労困憊でしょう。こんなことをしたくてたまらない女性なんて僅少だと思います。
 女上位が良いと言う女性は、その日頃のセックスパートナーが3分以内に射精できる人の可能性が高いのではないかと思います。
 また、バックが好きというのも、嵌められている時の顔をしげしげと眺められるのよりはお尻の孔を見られたほうがまだましだとか、正上位で亢奮した男の息を吹きかけられるのがイヤだという気持ち、或いは、下手な男に体重をまともにかけられる不快さ、パコパコモコモコしながら頬(いつもファンデーションに気をつかっている大切な頬)にひげ面の頬をすりつけられる鬱陶しさ、こういった性交経験のなせる潜在意識で発言が出ているのではないでしょうか。
 後背位のほうがバギナがペニスを受け入れやすいということもあります。性交痛が正上位よりも治まり、こちらが良いというのもあるのかもしれません。最近は股関節が悪い女性が多くなっているようで、この場合も後背位が良いという気持ちになるでしょう。
 素人の女というのはそんなに沢山の男性とセックス経験があるわけではありません。自分の少数の男性との体験事例から出す結論や想い、しかも、セックスの下手くそな男性とのエッチ経験をベースにした発言には、その人の乏しい経験の中では正しくても、結構真実から遠いものが多くなると思います。
セックスの下手くそな男性のやり方の例:
1.終始重ね餅体勢で女性に体重をかけ、頬と頬とをくっつけたがる。
2.腕立て伏せをしているような、上体まで不要な動きをして、無駄でぎこちない腰の動きである。
3.下半身だけ動かしているけれど、どういうわけか腰の振りがスムースでない。
4.終始遠慮なく息を女性の顔に吹きかけている。汗をポタポタと女性の体に落とす。
  ──惚れている時女性は、頑張ってくれて嬉しいと思うけれど、そうでない時こういうのは……
5.体位を変えすぎて落ち着かない。
6.早漏を恐れて、腰の動きに、遅い、浅い、中断が多い、動かし方がすぐに変わるなどの欠陥がある。
7.ペニスの動かし方に、受入慣れしていないバギナに対する思いやりがない。
  ──ペニスの茎部中心の強引こすりオナニーのやりすぎが原因で、スラストが異常に速い等
 要するに私が言いたいのは、性交体位はやっぱり本手=正上位が基本だということです。
 正上位は女性が一番体をリラックスさせることができる合体の仕方です。そして、斜め上を向いてそそり立つペニスの先がGスポットをこすりやすいです。(メタポの出腹男性にはこれがやりにくいですね。出腹男性に女性が魅力を感じない所以です)
 更に、正上位は小陰唇から陰核茎部にかけて、要するに一番敏感なところが男の陰阜や恥毛によって刺激されることがあります。だから、女性は多面的に快感が得られやすいのです。
 Gスポットへのこすれというものを考えると、女性が、太めで柔らかいペニスよりも、細めでも堅いペニスを好むことが多いのは当然です。
 また、感じる部分へのこすれというものを考えると、女性が後背位を好む場合は、バギナのこすれよりは他の要因でそれを好むのです。精神的な何かですね。
 なお、既に昂揚している女性に対して、指でGスポットを刺激してイカせるのに1分から3分ぐらいの時間がかかることを考えれば、中指よりも雲泥の差で柔らかくて、圧迫する力もさする力も弱いペニスでもって、Gスポット刺激によりイカせるのはなかなか難しいことだとわかります。
 正上位と比べれば、女上跨位や後背位はデザートのようなものです。
 陸生の哺乳類を考えたとき、♂と♀が互いの顔を見ながら交尾するのは殆どホモサピエンスだけと言っていいでしょう。ならば、精神や心を発達させた霊長類の最高種族にとっては、これが至上の交尾スタイルだと考えていいのではないでしょうか。
 こう思案した時、たとえば二つの体位でどうしてもしたいなら、次の組み合わせが良いと思われます。
 女上跨位→正上位、後背位→正上位、対面座位→正上位、このうち対面座位は、男に対して女の体重が充分下回るときには結構な体位になります。これは互いの顔が接近するのが親密モードをかき立てます。
 ベッドの上で交わるときには、男性が床に立ち、女性がベッドの端に腰を置いて仰向けになる形(床上床下男上前位)での交接が結構です。
 これは男性の腰の動きが軽快になり、かつ亀頭の上側がGスポットを強く掻くことができます。また、反動をつけるようにして女性器全体を叩くことが可能です。
 床上床下男上前位でするためには、ベッドの高さが充分であることが必要です。なお、ベッドのコーナーのところでするのが、男性の足の構えからして結構でしょう。この方法だと、ベッドが低い時でも対応がしやすいです。
 正上位は、女性の足の位置をどうするか、男の足の構え、男の上体の角度(前傾、後傾)、腰の動かし方(突く、まわす、押す、深い、浅い、ピッチの速さ、など)によって様々なバラエティが生まれます。これを工夫して、互いが最も具合の良いやり方というものを開発するのがファックの楽しみでしょう。
 次に、高身長女に嵌め通い3から性交描写を引用します。
 体位は正上位一本で、エミリの足の構えを、大きく真横に開かせたり、膝を持ち上げさせたり、両膝がつくように垂直にさせたり、足の先まで伸ばさせて垂直にしてその足首を掴んだり、いろいろ変える。
 エミリの足の構えに応じて、私は上体を前に倒したり後ろに少し反らせたり、腰の高さ、突き込みの速度・深さに変化をつけ、エミリの膝に両手を当てたり、エミリと手をつないだりして、ピストン運動のバラエティを楽しんだ。
 エミリも長いクリトリス刺激の後だけに、私の工夫の抽送がとても気持ちよかったようだ。私は不思議にピストンが長持ちし、腰の送りを工夫した。
 エミリは目を瞑っていたが、時々は私を見る。それに気づくと当然私も見返す。エミリが切なそうな顔をするから、とっても可愛い。キスをすると深い返しだ。息が苦しくなって唇を離そうとすると、エミリの唇が追いかけてくる。
 息を吐きたいと思うと、私の鼻をエミリの唇の間に寄せて、口をエミリの顎の下に持っていき、首筋のほうに息を吐く。吐いたら、息を吸うのはエミリの唇の間でする。甘い息を拾う。その日は口臭が軽かった。エミリは私が鼻先を舐めさせたいのかと思ってそこに舌先を当てたけれど、私はただエミリの濃い息を拾いたいだけだ。
 私は両脚を揃えてまっすぐ伸ばし、つま先立って、上体は、エミリの閉じて引き寄せさせた両脚、その膝頭が胸につくほどの屈曲の姿勢なのだが、その長い臑で私の腹の辺りを支えるようにし、膝まで浮かせて全身をバネのようにしならせて、身体全体でピストン棒を送り込む。
 ペニスを引く時はまるでバギナの肉壁がついてくるような感じだ。ペニスを押し込む時は、腰をエミリの股間に勢いよくぶつけるぐらいにして、パタパタと音がする。
「いー」
 エミリがうめいた。
 正上位への入り方もいろいろ工夫できます。
 前戯で女性が一度イッてから嵌める、前戯で何度もイッてから嵌める、前戯でイキそうになったところで嵌める、前戯なしの濡れていない状態で嵌める、そして一旦抽送を受けてから69に変わり、その後にまた嵌める、とにかくいろんな楽しみ方があります。
 男性の射精の時期が早くて、女性の到達がもう一歩のところだったのであれば、男性が指でGスポットを刺激して、有終の美を飾るようにすることもやっていいです。
 筆者の話で恐縮ですが、私は中出しの膣でもこれをします。ここに至れば、更に50回のペニスピストンを続けられるよりも、30秒の指の運動の、勘どころを心得た刺激であっさりイクほうが女性にとっては結構だということはあり得るでしょう。
 あと性交で一番考慮しなければいけないのは、ペニスのサイズ、特に大きすぎるもの、これは男性に自覚があるときは、特に前戯に心配りしたいです。
 女性はなかなかデリケートで、バギナに少しでも過剰拡張の違和感を感じだせば、エッチを期待して流していた愛液がすぐにひいてしまいます。ここで男性は摩擦が増したのを喜んではなりません。女性が「この人とのエッチはかなわない」と思っている可能性があるのですから。
 性交について考える時、男性はバギナがどういうものであるかに少しは思いを巡らしてほしいです。
 膣は産道であり、出産を考えれば、もしバギナが喉のように鋭敏だったら、女性は第1子を生むともう第2子を産むことが金輪際いやになるでしょう。バギナが極めて鈍感だから、出産ができるのです。
 その鈍感なバギナにペニス如きで快感を与えるのはかなり無理なことと言っても過言でありません。女性は、いうならば、心まで含めた性器と肉体全体で快感を感じるのです。
 従って、例えば買春セックスですと、ソープ嬢は客とさほどの心の近接がないから、快感を感じるのは恋人とする時よりも数段可能性が低くなります。
 ということは、早漏系の男性によくあるのですが、そろりそろりの動きの抽送では──これは何だ!──ということになります。短時間のピストン運動でも良いから、ある程度の速度で往復させましょう。腰をの字に使うというのも、女性の嗜好によっては、また、男性の動かし方によっては──何やってんの!──ということになります。
 人により好みはいろいろでしょうが、最大公約数的には、パタンパタンのリズミカルな叩きです。外性器の上部、尻たぶ、会陰、こういうところが男性の体のどこかでもって叩かれる、という刺激です。また、バギナの入り口のところでペニスが出入りするのでもって快感を感じる女性もいます。
 後者の女性だったら、長いペニスの持ち主でも対応可能だし、前者の女性でしたら──何やら奥のほうを突っつかれただけで、何となく前面部が寂しい──ということになります。
 遅漏系の男性は、相手の女性がロングピストン大歓迎ならばそれでもって頑張ればいいし、そうではなくて、ロングピストンに苦痛感があったりするなら、それを見極めて早く射精するように気配りしましょう。
 離婚原因の『性格の不一致』は皆さんおわかりのように『性の不一致』が多いです。それは、思いやりのないセックスにつきます。何かというと、(1) 愛撫なし、(2) 嘲弄的愛撫、(3) 遅漏、(4) セックスレス、(5) 多淫、ですね。

 ここまで読んだ人はもう充分おわかりになるでしょうが、性交時における男性側の注意事項を列記しておきます。いろいろ書いていますが、それを相手が好む場合は別です。それだけ人にはいろいろあります。
( 1) 亢奮した呼気をまともにパートナーの顔にかけないこと。(女性からはケッコウ)
( 2) 女性の体のどこかに手を当てて支点とすることがあるが、亢奮すると強い握力で掴むことがよくあるので注意。
( 3) 重い体重をまともに女性の体に預けないこと。
( 4) 激しいピストン運動で汗を垂らすとき、それをポタポタと女性の体に落とさないこと。
( 5) 陰裂の左右の恥毛、小陰唇の突出が立派な場合のその小陰唇、これがどういう状態になっているのか、違和感が生ずる状態になっていないかと気にかけること。
( 6) ゴムの破損に注意すること。
( 7) 長い抽送でバギナが疲弊していないかに気を配ること。(この状態に至ればパートナーは快楽どころではない)
( 8) 通俗的で恥辱的な言葉をかけないこと。(恥ずかしくさせて、より気分が高揚するはずだ、と勝手に思うな)
( 9) 自分の趣味でころころと体位を変えるものではない。
(10) 正上位が正常である。そして、腰を軽妙に振り立てること。
(11) 性交はパートナーの状況を確認しながら進めるものである。従って、部屋を真っ暗にするのは賛成できない。
(12) 性交時に男性がクリトリスを指揉みしたがることが多いが、これはどうしても力が入りすぎる。
   それが必要だと考えるのなら、パートナーに自分でさせて、男性は抽送に専念したほうがいい。
 性交は2人が協力してするものであるけれど、一旦自分の性器に快感を覚えると、もうお互いが独立して快感を追い求める感じになってしまい、相手のことはどうでもいい、顔すらもう眺めていない、自分の快感に没頭というふうになるものです。
 ここにまで至れば、もう本当の快楽状態で、結構なことです。ならば、この時女性は、クリトリス刺激の補助が要ると思ったら、遠慮なく自分でオナニーを並行させればいいと考えてもよいでしょう。(早い時期からしていると、ペニスピストン至上主義の男性が白けることがあります)
[.性交(女性向け説明)


 前の章では性交するに当たって「女性のために男性はどうすべきか」という視点で記述しました。
 ここでは、女性が性交時に「自分のため及び男性のために自分はどうすべきか」という視点から補足的に記述します。
 性交はお互いが相手の反応を確かめながらするものですから、部屋を真っ暗にしたいという慎み深さは排除しましょう。過剰の羞恥心はセックスの楽しみを減殺します。
 楽しくセックスするのに大切なのは、羞恥心の一部が無用ということ。即ち、性交を受け入れると決めたからには、股をしっかり開けましょう。それに、お尻の孔を見られることを恥ずかしがってはなりません。セックスでお尻の孔を見られないようにするのは、絆創膏でも貼らない限りどだい無理です。
 そして、スタートしたら、男性のリードに任せておけばいいです。ただ、自分が不興なことは、後で言うのではなくその時に肯定的な表現で言うようにしたいものです。
 たとえば、「(ピストンが)早すぎて痛いよ」→「もう少しゆっくり動いてくれたほうが気持ちいいかなぁ」、「腰が当たるのが痛いよ」→「もう少し優しく押すようにしてくれたほうがいいかなぁ」、「あんた、重たいよ」→「体を立ててくれた方が、当たるところが気持ちいいみたいよ」、「毛が当たって痛い」「奥が痛い」→「入り口のほうが気持ちいいみたい。浅めに動いてみて」などです。
 抽送を受けて本当に気持ちがいいときには、意識的にあえぎ声を少し強めに出す、いかに気持ちがいいのかを言葉で表現してやる、男性の顔を見つめてやる、手を伸ばして男性の体に触ってやる、こういう所作で互いの気持ちを一層かき立てることをしてみたいです。これは、演技ではなくて協力であり、また、自分の快感への調味料になります。
 抽送が長くなって、バギナや下半身全体がつらくなることがあります。そして、それ以上運動されてもイク自信がないどころか、気持ちよさが消えたとします。
 こういう場合の方策は、男性に、射精を我慢することに神経を集中するのをやめさせて、すんなりイッてもらうようにしましょう。そのまま我慢して協力するのはよくないことで、楽しくなければエッチではありません。(こういうことを書いているハウツーセックス物を見たことがありません。だから、私の著述は最高の良書の部類に属します)
 射精を促すには、バギナを意識的に狭める、女性が手を伸ばして接合部あたりで軽くペニスに手を添える、特に玉袋を掴む(この時、何とも耐え難い顔つきをしてやることが重要)、男性に体を寄せて貰い、抱き合った体勢になってキスをねだると共に、手で男性の体に強く触れ、互いの体の密着部分の面積を増やす。そして、迎撃の腰の動きを繰り出す。男性は腰を繰り出すのが苦しくなるし、心が一挙に燃えるから、放出機運が高まるものです。これで撃沈させられないときは、更に、言葉攻めを加味します。
「来て!」「うれしーい!」「一緒にーぃ!」「あーっ!」「今、一番いいの。イッて!イッて!」「もう少し!」「まだイカないで!」「動いて。でも、イッちゃだめ!」など、相手のタイプに合わせて研究するとよいです。
 性行動は生き物の根源の動作だから、古い脳が大きく関与しています。そこに新しい脳(大脳皮質)からの刺激が加わると一発で射精機運が盛り上がるものです。思いがけない言葉ほどよく効くかもしれません。
 いろいろ書きましたが、お尻の孔を思いっきりすぼめてやる、要するに、バギナをギューッと縮めるのが最大のイカせ技です。
 次に、あまり性交の経験のない女性が特に留意すべきことをいくつか示します。
 まず、性交中は思いっ切り股を開くことと、必要な場合には両脚を高く上げること、それに、お尻の孔を見られることなどを決して恥ずかしがってはいけません。こういうのをかたくなに拒んでいたら、素敵なセックスは成立しません。
 男性がいざペニスを嵌めようという時に、女性はどう協力すべきかを説きます。
 以下は、(1) 男性に性交経験が乏しい場合、(2) 女性に性交経験がかなり乏しい場合、(3) ペニスのサイズが普通サイズ以下(10cm)の場合、(4) 女性がかなり肥満系の場合、(5) 女性のお尻がぺったんこの場合(膣口が布団に沈んでいる)、(6) 女性の小陰唇の両サイドまでが密毛で長毛の場合、(7) ペニスが完全怒張に至っていない場合などに特に重要です。
1.女性は思いっ切り股を広げること。
──膝を引き寄せるようにして大きく股を開けますが、横に開くというよりは、両膝を胸に引き寄せることによって、膣口を差し出すのです。必然的にアナルが丸見え状態になります。
2.腹筋に力を入れて、お尻を上げ気味にすること。
3.必要に応じて、両手で割れ目を開け、膣口を覗かせること。
※ スリムでお尻のぺったんこな女性とか過剰豊満の女性は、膣口が敷き布団やベッドに沈んでしまいます。そこを、なれていない男性がペニスを差し込むのは難しいのです。腰の角度を少し変えて挿入物を迎えるようにしてあげなければなりません。
 正上位で男性が腰を動かしているときに、女性の足を上に伸ばさせて、その両足首やかかとなどを男性が両手で持つことがあります。
 足の親指や足の裏やくるぶしなどが堅く突起したりひび割れていたりすると、それが女性の美しい顔と不調和なときには、男性が違和感を感じることがあります。足首より先のところの美容も大切なんです。
 ただ、これもバランスというものがあって、足の爪に綺麗にマニキュアがしてあるのに、女性器がくさいとか、激しく毛もじゃであるというのは、違和感を生んだりします。
 なお、やはり恥毛の手当は大切です。殆どの女性が陰核茎部より上側の毛の有り様だけに気を取られているけれど、そんな箇所は、貴女とセックスをする男性から見れば、処理しようが処理しまいがどうでもいい陰毛と言ってよいのです。
 大切なのは、セックスする相手、クンニリングスをしてもらう相手に、いかに恥毛を違和感なく見てもらい、オーラルプレイに邪魔にならないかということです。すなわち、女性は陰核茎部より下側の陰毛の見栄えに気をつかう必要があります。もともと薄目なら良いのですけれどね。
 勿論、陰核茎部よりも上のところも、広範囲に密林が広がっているなら、ここもおだやかにしておきたいです。
 男性はセックスする時に、存外ナイーブになることがあります。ちょっとしたことでめげてしまって、ペニスの勃起が充分でなくなります。
 セックスする時に一番口にしてはならないのは、サイズの関係の言葉ですね。勿論「超大きい!」というのは問題ないですが、それでも(お前、誰と比較しているのだ!)ということになります。
 女性が羞恥のあまりに、無理に平然とした顔をしていると、(そんなにも感動してくれないのか!)とペニスが力をなくしたりすることがあります。
 よくあるのが、半勃ちのまま焦って入れようとして、うまく嵌らず、ますますダメになるケースです。勃つまで待つ、勃たせてあげる(フェラチオ支援など)──が必要で、とにかく完全怒張に至っているのかどうかは見極めるようにしましょう。
 コンドームを被せるのはなるべくなら勃起しきっている時が望ましいです。
 ペニスがビンビン状態を継続させ、しかも、遅漏系でバギナがつらいような時、もし男性が2度も3度も射精することを望むなら、その場合女性は必ず性交で射精をさせねばならないと思う必要はありません。手こきやフェラ抜きも立派な技です。
 男性が嬉しがるかどうかはやり方次第、言葉のかけ方次第です。

 日本人男性のペニスの勃起時のサイズは、8〜18cmの範囲に分布して、8〜10cmと15〜18cmのサイズとなるとかなり少ないと思います。これは、私が多数のエロ動画などを見ての目測での印象です。
 長さで説明しましたが、当然ペニスの太さのほうも大小様々です。
 問題は、バギナがこういうペニスを苦痛なく受け入れられるサイズであるかどうかです。
 いわゆるプロの女性の話を聞いていると、ペニスの受け入れで裂傷を受けるケースというのは存外にあります。不特定多数の人と数多くセックスをしてバギナが強靱なはずの女性ですらこうですから、セックスをしたのが数人の男性だけという程度の普通の女性ですと、ピストン運動が痛いだけとか一発で裂けたというケースは結構多いです。
 クンニリングスなどをきちんとされれば、破瓜を終えて何度かのセックスをしている女性ですと裂傷を負うことは殆どないと思われますが、相手の男性がそういう準備をしてくれないと、つらい思いをすることがペニスのサイズによっては起こりえます。
 ローションなどをバギナに塗りつけるような手配をすべきです。自分が濡れやすい体質なのかそうでないかはよくわきまえておく必要があります。初めて受け入れるペニスである場合は、そのサイズを確認するようにしましょう。暗闇のセックスはいろいろ驚くことが起こりえます。
 バギナは平常時の口径サイズよりも、その口径の伸縮性の大小によって受け入れ可能なペニスのサイズが決まります。こうなると、長身の女性だから大きいペニスを受け入れやすいという一般予想はあんまり当てはまりません。身長が 140cmでも巨根を飲み込むのが上手な女性もいます。
 また、遅漏で、しかも、長いペニスで奥を突かれて、子宮口辺りが炎症を起こすケースもよくある話です。これも怖いことで、太いペニスで裂傷を負うのは本人に痛いという自覚があるから、ストップがかけられるけれど、長いペニスで突かれて炎症を起こすのは、起因となる動作の時には痛みが全くないから、女性が自覚することは殆どありません。
 子宮内膜炎から不妊に至るなんいうのは誰にでも起こりうることです。怖いです。
「奥までバンバン突かれて気が遠くなる! やはり長いのが好き」とセックスの歓びを書き込みするような女性が時々いるけれど、私に言わせればバカです。何だか変なところに当たって気が遠くなる!というのが既に危険信号です。身長 140cm台の女性が身長 180cm台の男性とはくっつくものではありません。黒人のペニスにあう女は黒人の女なんです。
 次に、細かい留意事項をジョーク混じりにいくつか。
 人は性的に最も昂揚した時、視野が狭くなり、視界はボーッとして何かに焦点を当てていられなくなります。その時、動かなくて目につく形状のものが何となく目に飛び込んでくるものです。
 貴女がヨーロッパ人のような鼻ではなくて、縄文人的な団子型の鼻でそこにまん丸の孔があいているとします。すると、正上位で男性が上体を立ててパコパコとしている時、女性が気持ちよくて顎を突き上げたりしていると、男性には鼻の穴が妙に目についてしまうことがあります。
 女性は枕に頭をのせるようにしましょう。
 貴女の髪が長めのものだとします。その時髪を束ねてエッチをするのは感心しません。ナイトキャップなんてもってのほか。女性の髪が枕に広がって乱れているのを見て、男性は感動し、射精が促進されます。
 最後に、男性の勃起が弱いときの支援について。
 男性は、日中に厳しい仕事をしていて気疲れして、精神的にまいっていることがよくあります。そんな時往々にして勃起が充分でなくなります。(浮気をしてきて、ダメの場合もあるけれど)
 性的支援も大切です。方法は言葉による活性化のほか、女性器を見せつけてやる、フェラチオしてやる、熱烈にキスをしながらペニスを揉んでやる、など視覚的、物理的な刺激を繰り出すことです。

 女性から見て伴侶や伴侶候補者と性の不一致がある場合は大きな問題になります。この性の不一致というのはよくあることなので、どのような問題があり得るのかここでまとめておきます。
1.長すぎるペニス、太すぎるペニス、曲がったペニス、小さすぎるペニス
 ──当然のことながら受け入れる容器との相対的な問題である。
   ただ、ペニスのバギナとの関係においては、小は大をかねるということが言える。
2.陰毛が極度の剛毛、性器周辺が異常にくさい(ほか体臭・口臭)
 ──時々ペニスの幹のところまで剛毛が生えている男性がいる。こういうのも女性からすると大変具合が悪い。
   ゴムでカバーするとか除毛するとかの協力をしてくれないと問題である。
3.勃起不全、早漏、遅漏、包茎(真性および強度の仮性)等の性機能障害
 ──オナニーの方法がよくなくて、膣の中で射精にまで持ち込むことができなくなったペニスがよくある。
4.性欲異常
 ──超頻繁なセックス意欲、セックス回数の過小
5.心に問題のある男性
 ──セックスする時にまともな会話ができない、愛撫がまともにできない、異常なほど羞恥心がある、
   衛生面や作法などに極度の潔癖さや自己主張があり、パートナーにいろいろ迫る、
   自分が動作するセックスができない、不快に感ずるような異常な前戯をしたがる、相手への思いやりがない、
   凌辱志向、異常性欲(童女、老婆、動物、屍などを性欲の対象として求める)
 性の不一致による破局が多いということは、ここに挙げた1〜5のどれかに該当する男性がとても多いということです。近頃の男性は読書もせずにテレビゲームばかりして育ったのが多いから、5の男性の存在率も高くなりました。
 女性は彼氏との甘いベッドシーンを勝手に想像するのでなく、こういう問題点がないことを確認してから結婚などを決断すべきです。
\.オーラルセックス


 合体中の性交を狭義のセックスとすれば、広義のセックスにおいて、性交の前に女性にする行為は全くの前座で、なくても良いものと考える男性がいるし、オーラルセックスこそが本当のセックスで、性交はついでのようなものだと考える男性もいます。
 前者の男性には、女性が性交でイクか、イクと同様の快感を味わえるなら、それが本当の成功だという意識の人がいれば、女性の中イキはもともと僥倖のようなものだから自分が気持ち良く射精できれば良いという人もいます。
 一方、性交では女性がなかなかイクまでに至らないから、イケるオーラルセックスがいいと思う男性もいます。そして、女性の多くはこのように思っています。
 オーラルではなく、たとえば、キスをしながらペッティングして、その動作で女性が達すれば、男性の肌に接触している女性の快感反応が直接伝わるし、えも言われぬ女性の表情を男性が間近に眺められ、また、昂揚した呼気も思いっ切り吸い込めるから、エッチはペッティングが一番楽しいと思う男性だっています。
 とにかくいろんな考えがあるけれど、女性をアクメまで導ける可能性が最も高くて、女性の素晴らしい能力であるマルチオーガズムを引き出しやすいオーラルセックスを軽視するのは大変よくないです。
 若い男女の2人がエッチを開始したとき、男性は殆どが勃起していることと思います。要するに、ファックが可能な状態になっています。(そういう意味ではここでフェラチオは不要です)
 しかし、女性の性器のほうは「気持ちよくピストン運動が受けられる状態」にまでそれほど至っていないのが通常です。そうなると、たとえペニスの動きでもってイケるバギナの持ち主でも、イケないことが多くなります。女性は贅沢なんです。
 このことから、フェラチオはなくても問題ないけれど、クンニリングスはあったほうが良いい、という考えが必然的に導かれます。
 エッチの経験が豊富な女性が何人かセックスについて会話するとき、「クリイキ派」か「中イキ派」かの問答がよくされるようです。
 ペニスのピストン運動でイケる女性に対して、クリトリスの刺激でしかイケない女性から、「うらやましいなあ」という言葉が飛び出したりします。それは、そのほうがパートナーが悦ぶからです。それに、中イキ派の女性は、中イキのほうがクリイキより深いという説明を良くして、中イキの上位性を唱えます。
 私は、中イキのほうがクリイキよりより、それまでに疲れがより多く発生するから、それで、甘い物に塩を加味したときのように、快感が深まるのだろうと思っています。
 しかし、セックスの願望というのは、よく考えてみると、自分が気持ちよくなればいいのです。もし、男性の大脳で「フェラチオを長くさせたら、女性に対して気の毒だ」と感じる情感の領域を破壊したら、その男性はいつまでも女性にフェラチオを求めることでしょう。
 要するに、共に気持ちよくなりたいと思っていたとしても、それはそのほうが、自分がより快楽を享受できる可能性が高まるので、自己の快楽のために、パートナーにも快感を与えてやりたいと願うのです。人は基本的に利己主義なんです。利他主義的に見える人も、そうすることが自分にとって快いからするのであって、それならば利己主義みたいなものです。
 そう考えれば、女性はペニスのピストン運動でアクメろうが、指の舞でアクメろうが、舌と唇の動きで到達しようが、ピストンの最中にローターを当てて到達しようが、一向にかまわないのではないでしょうか。
 確かに、クリトリスを攻められてもダメで、ペニスのピストン運動が一番いいという体の女性もいます。大陰唇の中間に陰核茎部が完全にめり込んでいると、どうしても中イキを追求せざるを得ないのかもしれません。対戦したパートナーがいずれもペッティングやオーラルが下手くそな場合もそうなります。
 やはり、一般論では、クリイキが一番疲労感がなくて、完遂率も高いと言えるでしょう。クリイキと中イキに優劣をつける必要はないと思います。中イキはできないけれど、クリトリスオナニーならアクメを求めて40分も楽しむ女性だっています。
 そもそもペニスの往復運動でイケる女性というのはそんなにいません。これに価値を求めるのは2人が同時に気持ちよくなる一体感です。それは69でも同じでしょう。
 中イキ(バギナ←byペニスの運動)がどうしても最高のイキだと思いたいなら、ペニスの持続力のない男性は中イキ(バギナ←byペッティング)を狙えば良い。
 中イキ(バギナ←byペニスの運動)が素晴らしいと言っても、それは次元の低い思考で、アナルイキ(アナル←byペニスの運動)のほうがもっと飛躍的な快感だと主張する人もいます。(アナルイキについては驚嘆のアナルイキを見てください)
 さて、オーラルセックスの目的は、(1) ペニス挿入の準備 (2) ペニスのピストン運動以前にクリイキで一旦女性が満足する の2つです。「満足」に至らないときは「準備」だと認識すればいいです。
 オーラル行為をすればバギナは必ず濡れます。これが準備なんです。また、女性の快感は男性よりも助走が必要だから、その助走がオーラルプレイという準備だとも言えます。
 更に、この助走が完走に至るのが(2) です。完走したら本戯(性交)は何のためにあるの?と思う必要はありません。女性は、男性と違って、短時間に何度でも完走できる体なんです。多くの女性は、適切な行為をされれば「イキっぱなし」になり得ると私は思っています。
 クリイキは数で勝負できるのです。何度もイケば中イキ(バギナ←byペッティング)と同等以上だと考える女性も多いと思います。
 次に、男性向けに、オーラル行為の要点について箇条書きにて示します。
(1) オーラルの基本はキス、愛撫のスタートもキスだ。キスをしながら手を効果的に動かす。
── その2人が初めてセックスを始めるときはこれが一番。しかし、2度3度となれば、いきなりクンニリングスからスタートするぐらいのことをすればいいです。
 女性がクンニリングスで昂まったところで、抱き寄せられて、口を吸われながら、自分の性器の分泌物の味を男性の口から知覚しつつ、グチュグチュになった陰裂を指でいじられるのは結構なものです。
(2) 女性の下着を外してペッティングし、それからオーラルを深めていく。
── 男性は、女性に下着を着けさせたまま、乳揉みとかペッティングとかをやりたがり過ぎます。
 女性から見れば、落ち着きが悪いし、下着の傷み、汚れの付着などが気になります。それに、下り物などついた下穿きは目につかぬようにしておきたいものです。女性によっては、おもちゃ扱いされたような感じがすることもあります。そういう心を男性は理解したほうが良いでしょう。
 下着を着けさせたまま、下穿きの股のところを横にずらして、クンニリングスや指マッサージをしたがるポルノ動画の類型的なシーンは、下劣な男性の心を映像化したものです。下着を着けさせたまま愛撫を開始することを勧めるハウツーセックス物は、下劣な男性の著述なんです。
 勿論その男女が既に充分すぎるほど親密で、下着の汚れが双方に亢奮材料になり、下着の破損が男性の財布により補償されるという経済関係にあるのなら、好きなようにすればいいです。ハウツーセックス物は、その男女間の「初めてのエッチ」へのアドバイスをテーマにしながら、初めての女性の心理にかなり配慮が足りません。
 女性は「初めてのエッチ」では、まだ本当のうち解けの状態になっていないから、下り物も、下着の傷みも、かなり気にするものです。
(3) 『ペッティング等前戯』で述べたように、周辺攻めに時間をかけすぎて自己満足しないこと。
── やはり、クリトリスとそれ以外とでは、いじられたときの快感が全く違います。長々と『他の箇所』に執着するのは良くないでしょう。
 また、クリトリスを攻めているときは、女性の気持ちをクリトリスに集中させるべきであって、同時に乳首を攻めたりして、その結果クリトリス攻めのリズムが安定しなかったり、時々途絶えたり、強く刺激しすぎたり、攻撃目標がクリトリスからはずれたりすることがよくないです。
 男性の中には舌をペニスのように突き出して膣の中に挿入したがる人もいるようですが、こんなものも典型的な自己満足プレイです。勿論、それで女性が大変喜んでいるのならすればいいのですが。(負の動作だと言っているのではありません。強力なクリ攻めをせっかくしておりながら、膣口へ攻める対象を移せば、イケるものもイケなくなると説いているのです)
 どんな周辺攻めも、それと、上手なクリトリス攻撃とどっちがいいかと尋ねられたら、おそらくクリ攻めを挙げる女性ばかりでしょう。
 世の中のハウツーセックス物にはこういう考察がなくて、男がそれをしていて楽しくなるという行為に必要以上に着目していることが多いです。女性に害のないことならばすればいいけれど、男性が舌の付け根に苦しさを感じるほど熱意を持って攻めるなら、クリ攻めに徹したほうが、女性にとって良いことは間違いないです。
(4) オーラルのメインイベント、即ちクリトリス攻めに早めに移り、たっぷり時間をかけること。
── 男性がクリ攻めをしてくれるとわかっているとき、女性は、攻撃目標がなかなかクリトリスに移らないと苛々するものです。
 また、折角クリトリス攻めにかかっても、短時間でやめてしまって、指入れに移るのを大概の女性は好まないです。
(5) オーラルの本戯はクンニリングスではなく69である。
── クンニリングスという奉仕だけの一方的な行為よりは69という相互行為のほうが、男性には嬉しいのが当然です。その男女のエッチの回数が増えてクンニリングスなれしたときは、女性に69を頼むようにしたいです。
 フェラチオしながらクンニリングスの快感に浸ることが可能になっているはずです。
(6) オーラル行為は、唇の裏側に違和感が残り、口が疲れ果てるまですることが大切。
── 普通のやり方のフェラチオでは、男性はなかなか射精にまで至らないものです。
 また、女性のほうも、仮に男性が「その女性の一番イキやすいやり方のクンニリングスや指攻め」をしたとしても、「男性が、強烈・強引な手こきを受けて射精に至るまでの所要時間」よりも何十倍もの時間でもってようやくイクぐらいでなんです。
 だから、疲れ果てるぐらいまでオーラルすることが大切です。
(7) オーラル行為は口を使うことだけではない。同時に指が使えることとが最大の利点。
── 口が性器の一番良いところを攻めていたら、指は次善に効き目があるいところを攻めれば良いです。
 当然逆も結構です。複合刺激は一段と快感を増します。(但し、ここでイッていただくという時には(3) の事柄に注意してください)
(8) オーラル行為の素晴らしいことは性器が常に間近に見られること。
── 性器が常に間近に見られるだけでなく、当然においがよくわかるし、快感の反応が現れやすい腰のうごめきや下腹部の上下動、腹筋の緊張などがよくわかり楽しいです。
 男性から見てオーラルのメインイベントはクリトリス攻めです。で、ファックを扱うエロ動画は、性交経験の少ない人にはかなり参考になりますが、クンニリングスだけは全く参考にならないと言っていいです。私がここで説いたこととはまるで違うやり方をしていることが多いからです。
 どうしてそうなるかというと、男性の唇が陰核茎部を取り込んだままのクンニリングスは『エロ映像』にならないです。観賞させるためには地味すぎます。ラビアを唇で摘んだり、舌をどーんと突きだして尿道口を舐めあげたりするほうが、見る側からすれば猥褻です。
 正しいクンニリングスは、眺めている人には、男性の口の中の舌がどう動いているのかわからないものなんです。
 ハウツーセックス物を書いているオーラルの達人には時々舌が伸びることを自慢する人がいます。舌を硬直させてペニスのように使うことができるとか、常人では考えられないほど舌を伸ばせるとかです。
 それを悦ぶ女性がいてもいいけれど、舌をペニスのように使うことや、カメレオンのように、ガラスのコップの上から底の面に舌を届かせることができることを訓練したってしょうがないでしょう。
 何故なら、女性の最大公約数はクリトリス攻めでイクのですから。従って、普通のオーラル行為の動きでもって 持続できる能力を備えることが一番の能力です。決して、舌が伸びる長さとか、舌の堅さではないと思います。
 舌が伸びることを自慢する人が書いたハウツーセックス物はまだましです。抽送パワーが自慢の人が書いたハウツーセックス物はいけません。というのは、ペニスピストンでよがりまくる比較的希な女性を念頭に置いて書き進めているからです。
 そんな幸せな肉体を女性の一般像としてセックス解説をするハウツーセックス物へのアンチテーゼとして、私は医者でもないのにこれを書きました。
 受胎を目的としない限り、交接自体は男をイカせる手段という位置づけ、これが存外に女性の平均像です。女性にペニスを楽しく迎え入れさせるために、オーラルプレイの時間の長いことが望まれます。
 勿論中イキできる女性に対してはちょっと違います。いきなり合体して、ピストン運動で濡れを呼び、濡れそぼったところで中イキに至らしめ、間奏曲で69や片方向のオーラルプレイをして、その後ピストン運動で“マルチオーガズム”という具合です。

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