初めての二輪車入浴

 初めての二輪車遊びは平成8年に恵里亜で楽しんだ。料金が2倍になるのだから、一大決心でやったというのが濃い記憶だ。勿論そんなことをやるのは恥ずかしいという(健全な?)意識もあって大いなる決断だった。
 相方は馴染みの由美(仮名:初めての月4回入浴参照)とローザ(ローザ参照)だ。
 恵里亜で私は由美とローザに次のように熱中して通った。表の数値は会った回数だ。この2人には完璧に惚れ込んでいた。
    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
平成5年 由美   4 2 1 2 4 2 2 2 2 1 2 24
ローザ               1 1 2   1 5
平成6年 由美 1 @ 2 A               2 5
ローザ 1 B 3 1 1 2 2 3 2 2 2 1 20
平成7年 由美 2   2 1 1 1 1   1 1 2 2 14
ローザ 2 2 2 2 2 1 1 2 1 2 2 2 21
平成8年 由美 2 2 1 1 2 2 2 2 3 2 2 2 23
ローザ 2 2 1 2 2 1 3 2 2 2 C   19
@恵里亜閉店→ルネッサンスへ       A吉原へ
B恵里亜閉店→ヴィーナスへ、翌年恵里亜へ C上がり
 平成8年のことだ。
 ローザが前年に「私、25になる前に普通の生活に戻るわ」と決意を語るのを聞いたが、その宣言のリミットの年齢が段々近づいても、私はローザに引退について確かめることができなかった。
 ローザは娘のような歳で、私は恥ずかしいような気持ちもあるけれども、とにかくお喋りで愉快な上にエクスタシーが明瞭で、セックスするのがとても楽しいから、続けられるだけ付き合いを続けたいと想っていた。
「皆、雑誌に写真を出していい気になっているけど、たかが売春じゃないの」
 ある日ローザはそう呟き、ソープから早めに上がる意志が変わっていないことを告げた。
「私、貧乏な暮らしだって、我慢してやっていける自信があるわ」
 ソープから足を洗って普通に暮らし、堅気の男の嫁になり、子供を産みたい、というローザの固い決心に、とても残念であったけれども快哉を叫びたい気分だった。
 私はローザが上がる前に一度由美とのコンビで二輪車プレイをやってみたいと思った。
 長年ソープランドに通って、二輪車プレイという、女2人を相手にする淫らな遊びをしたことがないけれど、前々からしたいと思っていた。
 互いに、相手の性器も裸体も見たことがない女が、二輪車プレイで否応なしに鑑賞し合って、気恥ずかしい想いがする。そんな表情を眺めて愉しみ、私も女2人を愛撫して、反応の違いを五感で確かめる。そんな淫らな気分を体験したかった。
 私がソープ遊びを始めた頃には、二輪車を割安料金で設定して売り物にしている店もあったけれど、その頃の金津園は、女2人を呼んだら割引サービスをする店がなくなっていた。
 1人の女で4万円なら二輪車は8万円になり、かなり覚悟がいるから、私は女から二輪車プレイをした経験があると聞いたこともあまりなかった。
 仲間が一緒にいるから、女達は手抜きを交互にすることができるとも言える。そもそも女を複数呼ぶというのは、女同士が仲良くなければ興が乗る筈がない、3人が心安い仲ならば話もはずんで楽しいだろう、でもそうなると、セクシャルな雰囲気はむしろ乏しくなるかもしれない。
 そう否定的に考えると、私は一対一のセックスよりも一段と淫猥さが期待できる二輪車遊びがしたくても、一方では、料金が2倍になっても、面白さが2倍にはならない愚かな遊びだとも思っていた。
 欧米のポルノビデオで、3、4人が輪のように繋がって、互いにフェラチオとクンニリングスをし合う破廉恥なシーンをよく見る。ソープでそんな亢奮を誘うプレイはまず期待できない。
 仕事仲間の女性器に唇を這わせたいと思う女はあまりいないだろうし、自分の股ぐらを仕事仲間に舐められるのも嫌だろう。仲間の膣や口の中に入ったペニスをフェラチオさせられるのも嬉しくないだろうし、第一、3人が輪になって口淫の連結ができるほどベッドが広くない。
 しかし、他の人間がいる前で性行為をするという、やったことのないことはどうしてもしたくなる。初対面の女ならともかくも、ローザと由美の組合せならば、二輪車はきっとうまくいくだろう、と私は考えた。
 ローザのほうが難しいからローザに、由美と一緒に二輪車をしないかと誘いをかけた。
「君が上がる前に、由美ちゃんと君とで二輪車をしてみたいんだがなぁ」
「えーっ、二輪車! いやだぁ。私、恥ずかしい」
「由美ちゃんは、ローザと一緒ならやってもいいと言っているよ」
「へーぇ、本当に由美さんがそう言ったの? 嘘でしょう」
「ほんとだよ。もし、二輪車をするなら、僕は、君と由美との組み合わせが一番愉しめると思うなぁ」
「本当に、二輪車? いやよぉ。そんなの、恥ずかしいわ」
「頼むよ。由美ちゃんなら恥ずかしいことなんかないだろう?」
「うーん。……××さんがそうしたかったらしてもいいけど、でも私、イカないかも判らないわよ。やっぱり、私、いやだぁ。絶対イケないー。由美さんだって、私の前ではイケないかもしれないわ。それでは、××さん、ちっとも楽しくないでしょ? 沢山お金を使ってー」
 オーガズムに到達するのが難しいと言われると、それじゃあ無理しなくてもいいと思う。でも、私は由美やローザとの仲ならば、2人をオーガズムに到らせる自信があった。それに、親しくつきあっているローザが頼みに応じないのが怪訝だった。
 由美の考えを聞くと、由美も小首を傾げた。
「ローザちゃん、二輪車ぐらい、××さんがしたいと言うならすればいいのにねえ」
 二輪車の誘いの言葉を、既に私は半年のうちで4度ほどローザの前で口にした。私が、店の一つ部屋に3人がいてふざけ合う情景を思い描き、猥談風に描写すると、ローザはけらけらと笑った。
「面白そうだろう?……二輪車、やってみようか」
 そう持ちかけても、それを実行することは心にかなり抵抗があるようで、自分以外の女と由美との組合せで二輪車をしたらどうか、と聞き流されていた。
 そう言われると私は諦めた。恵里亜でローザと由美以外に通っている女はいなかった。
「俺も、百分の間でローザと由美の2人のおまんφの中にザーメンを注ぎ込めるほどの精力絶倫ではないし、やっぱりお金がもったいないから二輪車はやめよう」
「私は、××さんのテクニックでいい気持ちになった後、すぐにおちんちんを嵌めて貰えずに、××さんが由美さんをイカすまで待っているの、嫌だわ。由美さんだって、同じ気持ちでしょ。それで、××さんが由美さんを先にイカせて、その後で私がイカせて貰って、それでお種が由美さんの方にだけ入っちゃうなら、つまんない。嫌だわ」
 私は、たとえソープ遊びとはいえ、由美やローザのような、気に入った女と2人で過ごす間は、20歳も若返った気になり、いつも恋愛気分でいるのだから、二輪車プレイのようなふざけた遊びは恋愛の神様に対する冒涜のような気がした。
 だから、由美が乗り気でもローザが嫌がっていると思うと、強引に進める気にはならなかった。
 男性器だけは見慣れた女達が、控え室で仲間の女性器を見たいと言いだしたとき、由美は女陰を見せることにそれほど抵抗感がないけれど、ローザがそんなことを頼んだり応じたりするとは考えにくかった。ローザは由美よりも格段に恥ずかしがり屋だった。
 ローザは、親しい由美にでも自分のAカップの胸や性行為を見られるのが恥ずかしいし、そんな状況下で昂揚にひたれるかどうか自信がないから、私のたっての願いでも消極的だった。
「男の人は、おちんちんの短小をものすごく気にするようだけど、それは服を着ていたら誰にも判らないからいいわよ。女の人のオッパイが小さいのは、服を着ていてもわかってしまうのだから、つらいのよーぉ」
 ぺちゃぱいのローザがそんなことをこぼしたことがあった。

 ローザから、残り3ヶ月足らずで店をやめることを店長に了解して貰った、と報告を受けた後、私はローザが店にいるうちに二輪車プレイをやってみようと決心した。
 由美にもローザにも、パートナーの女がクンニリングスでよがり汁を流してアクメに達するところを見せてやりたかった。
 翌月私はローザに逢うと、由美が出勤しているかどうか尋ねた。
 由美が同時刻に客がついていないだけでなく、その日は予約が1本も入っていないことを聞くや、フロントに電話して由美を呼ぶように頼んだ。
 半ば予想した通り、その注文を聞いたとたんにローザの顔が輝いた。
「ほんとに今から、二輪車、やるのぉ?」
「そうだよ」
「ほんとに、本当?」
「うん、早く電話しろよ」
「××さん、本当に今から由美さん、呼んでもいいのね?」
「しつこいなあ。お前、楽しませろよぉ」
「うん、じゃあ、呼んじゃうからね」
 ローザは電話を取って、躍るような高いトーンの声でフロントに伝えた。
「由美さんで二輪車なんだけど、今からいいかしらー?」
「…かしらー?」の声が高く浮いて転がって、私はローザの亢奮が判った。
 由美がすぐ来るかと思っていたらなかなか現れないので、私は先にローザと2人でバスタブに沈んだ。
「由美さん、呼ばれて、びっくりするでしょうねえ。うふふっ」
 私が湯の中で腰を浮かせてペニスを湯面から突き出し、円を描くように揺すっていると、ローザが浮き浮きして語りかけた。
 ローザはカリ首の溝をこすって洗い、また「うふふっ」と含み笑いをしてからカリ首をパクリと口に含んだ。吸いながら、舌をカリ首の裏面に当ててぐりぐりこするのがとても気持ちいい。
 そのまま湯船の中でローザのフェラチオを楽しんでいると、ようやく由美が驚いたという表情で部屋に入ってきた。
「まあ、ありがとう。今日は1日中、私、暇なのよ。嬉しいわ」
 ハンドバックを抱えたまま、仁王立ちして声高に言った。
 由美は写真の顔にはパッとしないところがあって、アルバムを見て指名する客が少ない。それで、不本意ながら毎月客の95%が本指名で、つまり客は大体由美に入浴したことのある男ばかりだから、前日までに予約が入っていないと、その日はまるで空いてしまうのが通例だった。
 2人とも湯に入っているのを見て、由美は笑みを浮かべ、すぐに服を脱ぎ始めた。
 その後の展開は私が空想していた通りに運んだ。
 女2人が遠足に行った小学生のようにはしゃいでいる。ローザがやたら饒舌で、由美の声も普段より高い。由美とローザが楽しそうに語り合っているのを私は心地よいバックグランドミュージックのように聞いた。
 2人の動きも要領を得たものだった。
 後から来た由美がシャワーを使っていると、ローザは風呂の中で尺八と玉しゃぶりをする。由美はそれを冷やかしながら蹲踞して股間を洗う。私とローザの視界の中で背中を見せることなく大股開きしてパシャパシャと豪快に洗浄した。
 由美が湯に入ると、ローザはいそいそとマットの準備をする。その間、また由美が尺八をする。
 マットプレイはいつものように、俯せの私が腰を少し持ち上げ、マットに腹這いになったローザが私の尻の後ろからペニスを手前に引っぱり出し、顔をマットの近くまで下げてカリ首を吸いしゃぶることから始まった。
 ローザはペニスをかっぽりと咥えて、吸引音も激しく顔をダイナミックに前後させた。棹がとんでもない方向へ傾けられるその愛撫が私はとても好きだった。
 ローザがふっくらした頬をぺこんとへこませて熱烈にフェラチオするのを由美は間近で眺めて、ローザの吸引とこすり立てが自分のやり方よりも格段に激しいことに驚いた。
 もともと私は由美のフェラチオの吸い込みがローザよりもまるで弱いのが不満だった。顎の蝶番の具合が良くなくて、強く吸いたくてもできない、と言うのだから諦めねばならなかった。
 由美は、四つん這いの私がローザにアナルまで舌で愛撫されるのを観察して、ローザのこすりや吸い込み方が強引なまでに激しいということを除けば、自分のやり方と同じだと得心した。
 カリ首を弄いながら、突き出した舌面でアナルを舐めあげ、フェラチオしながら金的を揉み、金的を口に含みながらカリ首を揉みしだく。私が教えた愛撫だから、2人が同じ複合愛撫を駆使するのは当然だ。
 ローザがはしゃいで股間のすべてを熱烈に愛撫するから、私は快感が増幅する。
 激しい愛撫にうなり声を上げていると、同時に由美を口淫したくなった。そういうことをしたいから、ダブルコンパニオンがやりたかったのだ。
 由美は直ちにその求めに応じ、マットに接した床にバスタオルを敷いて、私の顔の前で仰向けになった。
 由美がマットの枕のところまで股間を寄せると、私はすぐさま由美のクリトリスに舌を這わせ、女、男、女の連鎖のオーラルセックスが始まった。
 私は尻を持ち上げてローザに後ろからペニスを激しく吸われて、思わず身をよじりそうになる。それでも口唇の動きを止めることなく厳しく由美のクリトリスを弄った。
 やはり、由美はそこですんなり到達する気配がなかった。いつもと違って喘ぎ声が出てこない。
 ローザのペニスと金的のマッサージを堪能しながら、しばらくクンニリングスを続けたが、ここで由美にオーガズムを期待するのは無理なようだな、と思ったところで、マットプレイをうち切った。
 マットの片づけが済んでから、私は由美におしっこが出せるか尋ねた。
 由美は私を迎えたときは大胆に放尿を見せるけれど、ローザが一緒では後込みするかと思った。ところが頷いたので、私はローザの前で由美に小便をさせることにした。
「えーっ、いやだぁ」
 ローザが顔をしかめて大きな声を出した。
 ローザは、それまで私が何度頼んでも放尿を見せなかった。恥ずかしいこともあるが、1日に1度か2度しか小便が出ない奇怪な体質であることがもう1つの理由だった。
 性行為の描写が頻繁に出てくる情愛小説では、逢瀬を重ねる度に性交渉が淫らなものになって、性交経験の乏しい女が、恥じらいながら陰部の細部までを男の前で露出することから始まり、クンニリングス、フェラチオ、膣やアナルへの異物の挿入、排尿観察、陰部の剃毛、浣腸、アナル性交、3人以上での性行為と、徐々に馴らされる過程がよく描かれる。
 しかし、ソープでは、普通の人間がまずやらないようなことまでさせることはなかなかできない。普通に性交をすることには全くためらいがなくても、変態じみた淫らなことは嫌がるのが大多数だ。SMプレイをしないというのが一種のプライドのようになっている。
 ヘルスの女が当たり前のようにする口内射精ですら、ソープ嬢はまずやらない。
 私は、ローザには互いにアナルへ指を挿入し合うまで淫らなプレイが進んだ。由美には、それに排尿観察が加わった。陰毛の剃り込みをしてみたいが、それは許されそうもない。
 疑似ペニスの出し入れについては、そういうものをわざわざ買ってきて、店に持ち込んでまでしてやりたいとは思わないし、浣腸プレイも臭気を考えればしたいとは思わない。女がよがり汁を流してオーガズムにふるえるのが一番の性交渉だと思っていた。
 ローザが放尿を見せないのに対して、由美は私の求めに応じ、床に四つん這いになったり風呂の縁に上がってしゃがみ込んだりして、豪快に放水することがよくあった。私は、その水流が乱れぬように、いつも指で2つの扉を開けて協力した。
 由美が羞恥心を殺したような一見無表情な顔で風呂の縁に浅く腰掛け、私がその正面に座って放尿ショーの準備が整った。
 私はローザを手招きした。
「ローザ、こっちへ来て、由美ちゃんのおしっこを一緒に見ようよ」
 誘われても、ローザは恥ずかしがって来ない。
 私は大股開きした由美の股間に手を伸ばした。陰唇を両手で開くと、由美がすぐに太めの水流を飛ばした。私は左手の脇を開けてローザに小水が走るのが見やすいようにした。
 ローザは離れたところでシャワーを使いながらあきれていた。
「いやー、もう。××さん、由美さんのおしっこが躯にかかっているじゃないのぉ」
 由美もローザもはしゃぎまわって動きに活気があるから、そのことを指摘すると、由美は、「呼んで貰えたから嬉しい」と返した。ローザは、「××さん、2人もイカさなきゃならないから、無駄な時間は使えないわよ。何でもてきぱきとやらなきゃあ」と言った。
 2人の若い女が素っ裸になって、シャワーを使ったり躯を拭いたりしているのは、何とも心地よい眺めだ。そんなことはなかなか体験できるものではない。
 私はブランデーを飲みながらちらりちらりと鑑賞した。
 ローザも由美も、張りのよい、若々しい肌をしている。腿の太さは2人とも同じぐらいで、太腿とは言えないぐらいにすらーっとしていた。
 それで、ローザの方が由美より少し骨盤の幅があるから、脚の付け根の内側の間隔、要するに陰部の横幅はローザの方が長かった。そこに初対面の頃よりも脂肪がついたから、ローザの大陰唇はとても豊満に見える。
 一方、幅が狭い由美の大陰唇も、脚を閉じて立っている時に股ぐらを眺めると妙に突き出たシルエットだ。眼の高さと同じ位置にある女陰は、水平の方向から見ると土手がWの字、半円を2つ下げた形になっている。ローザよりは垂れているから、指で摘むとぶよぶよした感じがする。
 クリトリスはローザの方が大きいし、色も少し薄い。由美は以前に私からローザのクリトリスが大きいと聞いたことがあるので、それを控え室の皆の前で披露すると、ローザが決まり悪そうに真剣に否定した。
 そのローザの反応を由美が面白がって私に報告したことがあった。
 ローザはもともと春毛が薄いし、由美は小陰唇に近い側とクリトリスのすぐ上の毛をかなり抜いているから、2人とも大小の陰唇がはっきりと覗いている。由美もローザも、大陰唇は決して痩せてはいないのに、小陰唇がしっかり飛び出し、肉豆が覗いているから、なんとも可愛らしい性器だ。
 躯の成長期に肥えていた女は、豊満な股の肉に押さえられて小陰唇とクリトリスの成長が阻害されて小さくなるらしいが、スリムな体型の由美とローザのそれは、確かに見事に発達して妖しく開花していた。
 私は、西洋の女によく見られる、常態では大陰唇が小陰唇を殆ど隠してしまって、割れ目の縦の直線だけが見える形の女陰は好みではなかった。形が卑猥でないし、臭そうだ。足を開けば、大陰唇が開いてラビアが左右対称に分かれ、内側の鮮紅色の肉が顕れる女性器にいつも感動した。
 私がローザや由美に尋ねると、マットプレイの後女にそのまま素っ裸でいるように要求する客は殆どいない。だから、由美もローザも私以外の客を相手にすると、ベッドプレイまで雑談している間バスタオルを捲くことが多かった。しかし、私と一緒の時はいつも素っ裸だ。
 私は、ソープでもヘルスでも、女がよけいなものを身につけようとすると、「裸のままでいいじゃないか。裸が一番綺麗なのだよ」と言って、捲いたバスタオルを引っ剥がすのが性癖だった。
 私も当然素っ裸で、雑談をしながら甘い言葉を囁いているうちに欲情して、ペニスの先から透明な粘液を流すことがしばしばあった。
 由美もローザも、それを目ざとく見つけ、「あら、ちん汁、垂らしているぅ!」と冷やかした。
 私は中学2年の時から自覚しているが、とにかく先走り汁が多くて、よくパンツを濡らした。
 ボーイが届けた飲み物を受け取ったり、ロックを作るためにブランディの瓶を取り上げたり、裸体の女が立ち上がって動作をするのを眺めるのが、私はとても愉しい。
 その度に全裸の張りのよい若い肌のどこかに起伏ができて、一瞬一瞬の像が眼に留まる。後ろ姿の尻の谷間の蔭が郷愁をそそる懐かしい臥所のように思える。
 ソープランドやヘルスで歓談の間バスタオルを捲いている男が多いと聞くが、馬鹿な奴らばかりだ。
 女の方も、男にバスタオルをつけるようにと求めるのがいて、何年も風俗の仕事をしていながらそういう習性のある女とは、私は楽しく遊べないことが多かった。
 ソープに遊びに来て、女に髭を剃らせたり、髪をシャンプーさせたり、石鹸をつけたスポンジで全身を丹念に磨かせる男もいる。僅か百分の逢瀬で4万円近くも払うのだから、そんな風呂屋へ行ったような過ごし方をするのはもったいないのに、そんなことで満足する馬鹿な男もいる、と由美もローザも言う。
 会話をする気にもならないくだらない男であれば、女の方から、客をそのような苦痛感の薄い時間消費のサービスに誘導することもある。
 どんな仕事をしているのかを熱く語るサラリーマンもおれば、研究テーマを一生懸命説明する学者もいる。女房と子供のことばかり喋る男もいる。由美もローザも、そんな常連客のくそ真面目な多弁には辟易することがあった。
 私は百分の入浴時間を色恋の会話と色恋の動作だけで濃厚に過ごすようにしていた。由美もローザも見事にそれに応えて愛人のように振る舞った。
 ローザより由美の方が7センチばかり背が高かった。2人ともAカップかBカップ程度の乳房で、肩から胸のあたりは似たような体型だが、由美の方が乳房に膨らみがある。ローザはぺちゃんこだ。逆に、腰から下はローザの方がふっくらして丸みがあって格段に女らしい。
(この2人が俺を前にして何も意識せず、普段のようにふざけ合っているのがいいぜ)
 私は最上の娯楽を楽しむ気分だった。
 皆素っ裸のままで座り込み、由美はビール、ローザはウーロン茶、私はブランデーを飲む。ロックのレミーがとてもうまい。
 右に座った由美と左に座ったローザが、はしゃいで話に夢中になっているのを眺めると、この2人がさしたる事情もないのに軽い気持ちでソープ嬢になったのが面白いと思う。やはりソープ嬢というのは、ドラマになりそうな陰惨な人生を送ってきた女や、カードローンの借金が嵩んで飛び込んできた身持ちの悪い女が多かった。
 私は裸の若い女2人の乳房や恥毛に視線を走らせて歓談していると、浮世離れした気分でとても愉快になるけれど、なにせ中年男だから話の輪から時々外れることがある。
 そうなると、独りで想いに耽った。
(2人ともちゃんとエクスタシーに舞わせることができるだろうか。順番は前に空想していた通り、やはり最初は由美をイカせて、それからローザをイカせて、問題はどちらの膣の中に発射するか?だぞ。公平に、手淫で落ちてやろうかな)
 2人とも気をやらせたいから、談笑もそこそこにベッドプレイをすることにした。
 私は、まず由美からクンニリングスすることを告げた。ローザを先に愛撫すると、ローザは恥ずかしがって気をやらない可能性があった。
 由美が照れた顔でベッドの端に腰を置いて仰向けになった。部屋は全く明かりを落としていないから、由美が両膝を持ち上げると割れ目とアナルが丸見えだ。
 私はベッドの横に膝立ちして、ローザに声をかけた。
「僕が由美ちゃんのお股を舐めている間、ローザもおちんちんにしっかりフェラチオをするんだぞぉ」
「うん」
 私は、由美が両膝を抱えてたたむと、すぐさまその股間に唇を寄せた。
 由美は大陰唇と会陰の陰毛を除去しているから、陰核茎部の末広がりのふくらみから小陰唇までが見事に露出している。茶色がかった無毛の地肌の中で小皺を浮かべた淫肉が突き出しているのが強烈に眼に映る。
 ラビアの上端の、顕著にとび出たピンクの突起に舌先を這わせると、由美の女陰の脱毛した毛穴群に強度の近眼の焦点がぴたりと合って、クリトリスの周辺の肌が赤茶けた異様な景色のまま大画面状態になった。
 私は床に膝立ちしてベッドの縁に胸を寄せるように屈み込み、両脚を抱えた由美のピンクの突起を攻めた。初めから、強めの口唇愛撫でしかけると、由美は明瞭な喘ぎ声をあげてこれに応えた。
 気持ちがいいのには違いないが、由美が、私の憧れていた二輪車プレイが盛り上がるように、あえて早々と大きなよがり声を出しているのではなかろうかと思った。
 一方ローザは、床のカーペットに腹這いになって私の足の間に顔を潜り込ませ、アナルを舐めたり金的を吸い上げたりしながら、カリ首を揉んだ。
 ローションがついていない素肌のアナルに、接触面積も広く、ぴったりとローザの生温かい舌が当たり、尻のくぼみの両壁に頬がくっついている。同時に指でカリ首を弄われると、私は腰のあたりが何ともいえない甘美な感覚で満たされた。
 マットで四つん這いになり、尻をつきだしてアナルをねぶられている時とは少し感触が違う。こっちのほうが良い。
 膝立ちの少し上体を起こした体勢だから、マットで四つん這いになって股ぐらをさらけ出している時より下の方から愛撫されている感じで、カリ首に刺激を受ける角度がいつもと違った。ローションという保護被膜がないことと相まって、腰が崩れそうな快感が湧き起こる。
 しかも、私の唇は由美の誇らしげなクリトリスを悦ばせ、舌で愛液をすくい取り、これほどの亢奮はなかなか得られるものではない。
 由美は股間を突き出させるように両脚をたたんだまま、かすかな喘ぎ声をあげた。いつものように、クリトリス性感に集中している。脚を支えている由美の腕を掴むと、その腕が温かい。
「すごい。気持ちいいぞ!」
 二輪車プレイを嫌がったローザがベッドの下で奉仕に徹し、根気よく私の性感帯を愛撫した。しっかり吸い込むフェラチオを熱烈に続け、息継ぎの音がはっきり聞こえる。口がつらくなると、ペニスを握って鈴口にチロチロと舌先を這わせたり、金的を口に含んでマッサージした。
 由美はベッドの端で脚をMの字の形に引きつけ、無念無想の表情だ。唇を離して股間を見ると、会陰からシーツまで見事に濡れていた。
 由美がよがり声を滲ませて深い息遣いをしているから、二輪車プレイでは女の快楽にひたる気持ちが抑えられるのではないかという懸念が全くの杞憂で、私は3Pのオーラルセックスに酔った。
 ローザがそばにいるのに由美がいつものように昂揚しているのが判ると、クリトリス攻めも一段と拍車がかかる。最短の周期で舌が勢いよく往復した。
 早く由美をイカせないと、ローザの激しいペニスマッサージで私の方が気をやりそうだった。
 由美は意外に早くオーガズムに達した。
 脚を抱えていた手を離して「イクーぅ!」と到来を告げ、究極の快感で腰が浮いたところで、私が更にクリトリスに吸いつくと、膝を狭め、胸を反らせた。息をつめて身悶えし、「ああーっ!」と悲鳴を上げてこそばゆがった。
「一丁上がりだ。ローザ、お前もイクんだぞ」
「うん」
 ローザが上気した顔で大きく頷くのが可愛い。
 由美が床に下り、ローザがはにかんだような期待顔でベッドに上がり、全く同じ体勢でクンニリングスとフェラチオが始まった。
 眼前のローザのクリトリスも、由美と同様によく突き出ている。続けて含むと、やはりローザの方が少し大きかった。ローザは、左右の大陰唇から菊座にかけて三角形の形に、妙にはっきりと色が濃くなっている。下向きの長細い二等辺三角形の頂点の内側に、しまりの良さそうなアナルがある。
 ラビアはの形で、下端が膣口の辺りで沈み込むのが多いけれども、ローザの場合、逆さUの字の下部は左右がそのままつながって、全体が細い楕円の形に見えた。
 その双片の中央部や陰核につながる上部の肉の厚みと高さに比べれば、下の連続している箇所は目立たないぐらいに薄く低かった。
 ラビアが、上は陰核を起点として左右に流れているのは当然として、下の方も膣を守るように囲い、会陰と陰裂を区分けしているのが、どうにも愛くるしい。膣口の下側でもラビアがつながっているから、いつもそこにラブジュースがたまる。
 親指で陰核茎部の根元を吊り上げてクリトリスを吸うと、ローザもすぐに艶めかしいよがり声を出した。私はその昂揚の声に聞き惚れた。
(気持ちがよくても声がでない女は本当につまらないが、由美もローザも、この2人は声が出るのが、とてもいいんだよなあ。この調子ならばローザも由美のように、きっと気をやるぞ)
 私は進行具合に満足して、ローザのクリトリスに当てた唇の感触に気が向いていたのを、由美の愛撫でカリ首に響くこすれ感の方に注意を向けると、ペニスの怒張がなかなか良かった。
 唇で得られるクリトリスの亢奮の触感と、亀頭が力みかえる快感とを、脳細胞が同時に味わうのはなれないと難しいぞ、と思っていた。
 69であれば、クンニリングスに気合いを入れれば女は気持ちよくなって、フェラチオが弱くなる。そうなればクリトリスを嬲る口唇の感触にだけ気が向き、ペニスの感覚を味わう神経が休むことになる。
 しかし、3Pプレイでは、口唇の感覚とペニスの感覚に相関関係がない。一方の感覚が強いときに同時にもう一方の感覚が強いことがあり、経験したことのない複雑な快感だ。
 ローザの愛技はどれをとっても強引で熱烈で、もう満足しました、という充足感が出るけれども、由美のフェラチオはローザのと比べれば圧迫と吸引が弱いし、一つの愛撫がローザほどには長く継続しない。でも、そのときは、由美が随分頑張ってカリ首を弄っている、と私は感じた。
(勃起した棹のこの角度と由美の唇での咥え方は、一体顔がどちらを向いてしているということなのだろうか? 由美は腹這いで首を持ち上げてしゃぶっているのだろうか、それとも仰向けになって下から吸っているんだろうか? どっちが上唇でどっちが下唇なのかな?)
 一旦ローザのクリトリスに張りつくと、私の唇はローザが気をやるまでそこから離れることがない。下半身を見ていないので、由美がカーペットの上に腹這いになっているのか俯せになっているのかが判らなかった。
 亢奮で朦朧としているし、由美が私の好みに合わせ、ペニスの先を重点に攻撃して、顎や頬が股間のどこかに僅かに触れる程度なので、由美の顔がどっちを向いているのか見当がつかなかった。
 由美の熱烈な吸い込みでカリ首がとても気持ちいいから、私もうめき声を洩らしながら、ますますクンニリングスする唇の動きが激しくなった。
 一定の運動を持続するというのは、たとえ舌や唇の細かな動きでもなかなか顎に疲労感を呼ぶから、私は下顎と舌の根元が硬直し始めたのが判った。
 フェラチオをしている由美は、時々手揉みに変えたりしてローザの様子をうかがった。
 ローザの充血して濡れた割れ目がクンニリングスに熱中している私の股間や脇から覗ける。由美がぐーっと顔を近づけると、私の顎の下で、ローザの股ぐらが会陰まで濡らして光り、妖しく花開いているのが眼に映った。
 以前由美に、ローザの小陰唇が下の方でつながって全体が楕円形の形をしていて、珍しい形の陰裂だ、と教えていた。
 由美は実物を見て、(なるほど、下の方までUの字につながっているわ!)と確かめた。更に目を凝らすと、つながった小陰唇が受け口になって、愛液が溜まっているのが判った。
 最前私のクンニリングスで気をやった火照りが下半身に残っているので、由美はローザの割れ目に生々しい亢奮の証を認めるとまた気分が昂まった。
 ローザがどういう表情をしてよがっているのか見たいと思った。でも、横から顔を出すとローザが恥ずかしがって昂揚が退く恐れがあるので、我慢して踞っまったまま、ローザの普段とは全く違う何とも妖艶なよがり声に聞き惚れていた。
 ローザの地声はセクシーとは遠くて何とも子供っぽいところがあるけれども、エクスタシーに舞う声は信じられないぐらいに女っぽく、切なげに跳ね、胸を打つ。それだけでなくローザの陰裂も濡れそぼち、完全にメスの官能を発現している。
 由美は名曲を聴きながら希代の珍品を拝観している気分で亢奮した。
 ローザの終末も存外と早く来た。
 いつものように、ローザは「××さん、イキそう!」と予告した。
 私はそれまで舌先や唇で弄っていたのを、得たりとばかりに舌をぐっと伸ばし、舌面の中ほどをクリトリスの辺りに強く押し当てるようにして、そのまま顔を激しく左右に揺すってバイブレーションをかけた。
 ローザは終末の苦悶のような声を上げて一気に駆け上がった。
 由美も、今だ!とばかりに顔を上げ、ローザの腰の脇から覗き込むと、ローザが上体を瞬間的に反らしたのが見えた。
「イクーっ!」
 ローザの喉からチューブに急に圧力をかけて絞り出したように、悲鳴のような絶頂の声が勢いよく飛び出した。ハスキーににじんだ声は一段と高いトーンでそのまま割れて尾を引いた。
 私は聞き慣れていても、由美の方は初めてで、ローザのアクメの叫びが悩ましくて、何とも女らしい到達の乱れを見せたことに感動した。
 唇から逃れようとするローザの腰の動きに逆らって、私がクリトリスを吸い続けると、ローザは由美と同じように余韻の響く声を出して身をよじった。
 由美の前でローザがすんなりアクメに達したのが私にはやはり意外と言えば意外だった。
 私はもう嵌めたくてしょうがない。どちらに入れるか迷うことなく、とにかく眼前の濡れて光る挿入口に安置したい。
「嵌めちゃうぞ!」
 声をかけて立ち上がり、ローザの腰の辺りを見ると、シーツにローザが作った愛液の地図と、先に由美が作った地図の、2つの丸い大きな染みが並んでいた。
 何とも愛くるしいぽってりした尻の間で、性器全体が下向きの楔の形に黒ずんでいる。その真ん中で立派に女の染みを作った赤っぽい湿地が濡れて光って、私を誘っているようだ。
 由美も全く同じなのだが、私のクンニリングスでアクメになると、ローザの股間はラビアが少し肥大して、股を開いただけで割れ目が愛液の滴をちりばめたままぱっくりと開く。毎度必ずそうなるから、私は人体の性反応というものは割と単純なような気がした。
 その開口部に腰を寄せ、ペニスを押し込もうとすると、カリ首が由美の唾液で光っていた。

 私は、女が気をやるまで徹底的にクンニリングスをしてから合体し、その交合の体位は、ベッドサイドに立ってするやり方か男上位の屈曲位か正上位ばかりで、例えば、バックからのは、女の顔が見えないのであまり好きではなかった。
 女上位の体位も、何か私が支配されているようで、また、女の尻で押されて金的や恥骨の辺りが痛かったり、カリ首が上手く刺激されない感じがして、殆どしたことがなかった。
 由美やローザの話を聞くと、所謂マグロ男が増えて、するよりはして貰うのがいいという男がとても多い。私のような交歓プレイをする客は存外に少ないようだ。
 で、女は、ベッドに寝た男が挿入可能になると、そのまま女上位の体位、本茶臼とか腹やぐらの形になってフィニッシュさせることが多い。
 私は変わった交接の体位を女から迫られたことはあまりなかったし、私から求めたこともなかった。
 女が客に愛撫のサービスをしなければと思っても、巧妙な前戯を受けてそんな余裕はどこかへ飛んでしまい、陶然として快感に身をよじらせているのが愉しい。
 そうなれば、私は女の顔が見える正上位が最も亢奮できるセックスだし、女も、男が腰を振って、自分は無理な格好をせずに寝ているだけの方がいいに違いない、と思っていた。
 ややこしい体位を駆使する客がたまにいる。しかし、躯が柔軟で如意棒に長さがないと奇妙な体位は無理だ。
 でも、男が腰使いと逸物に自信ありげで、いろいろな体位を次々と試み、「どうだ、気持ちいいか?」としつこく尋ね、体位を変える度に射精が長持ちすると、とても鬱陶しい、と私に語った女は少なからずいた。
 由美もローザもそんな男の相手をすると、私にぼろくそにこき下ろして報告した。
 極く普通の体位でいいから、女が丸太のように寝そべって、男が早く気をやるのを待つという感じではない交合が一番嬉しいと思っていた。
 ベッドの横に立った私はローザの腰を両手で抱えてシーツの端から飛び出すまで引き寄せた。
 非力な私の力でも40キロちょっとの軽いローザの躯は「うわぁ!」の叫びとともにいとも軽々と動いた。
 私は左の親指と人差し指でラビアを開いて膣口をさらけ出し、ペニスを嵌め込んだ。濡れた膣道を押し進むにつれ、カリ首がぐっとふくれ上がった。
 恍惚の気分で抽送すると、全身が発熱状態になって、由美に何をさせようかと考える余裕がない。眼前のローザに腰を叩きつけるのに精一杯で、3Pプレイであることを忘れてしまう。
 両脚をVの字に上げ、目を瞑っているローザの顔がとても可愛く見える。下唇を前歯の先に押し当てて切なげだ。
 由美は、自分のすぐ目の前で、私が足を広げ腰を少し落として、立位で前後運動をしているのを私の後ろから覗き込んでいた。私の睾丸が引き締まっているので邪魔にならない。
 私のアナルと揺れる金的と、突入と後退を繰り返す男根と、それをくわえ込むローザの膣口と、伸縮する濡れた会陰と、私よりはずーっと色の薄いアナルが、ピストンの動作につれて微妙に動いている、その全景がすべて見渡せた。
 そんなシーンはポルノビデオでいくらでも見ているのだが、目の前で、ポルノ俳優ではなく私とローザが交わるのを見ると、現実は映像より迫力がある。僅かな抽送時間でも、由美は圧倒された。
 女2人に長々とフェラチオされたペニスは、それほど時間をかけることなく、出口を求めていたものを吐き出した。カリ首にしくしくと痛みが走っていたから、できるだけ早く気をやりたかった。
 私は、ローザが口でくわえたものを由美がそのまま口に含んで、フェラチオがそんなに得意ではないのに一心不乱に口唇愛撫をしたことが嬉しかった。
「僕のちんちん、先にローザにしっかり尺八されていたから、ちん汁はあまり出なかっただろう?」
「ううん。ちん汁、むっちゃんこ出ていたわよ。だばだばと口の中に入ってきたぁ」
「へーえ、いい加減それまでに出していただろうに、まだ残っていたんかぁ!」
「私の時も、××さんのちん汁、沢山出ていたわよ」
 ローザが口をはさんだ。
「僕は、ちんちんの先に汁を垂らしている感触はあんまりなかったんだけれどなぁ。でも、由美ちゃんがしっかり協力してくれて、今日は本当に良かったよ」
「私、あんまり口を使ったから、顎がおかしくなったわ」
「ははぁっ、ご苦労さん。気持ちよかったぜ、ずーっとバキンバキンのコキンコキンだった!」
 私も、2人の女を続けて口唇愛撫して、唇と舌が擦過傷気味で、感触が少し変な感じだった。
 ローザへのクンニリングスは、途中で唇と舌が疲れてしまって、それからは親指の腹でクリトリスを刺激し、ローザの昂揚が一段と激しくなったところで、また唇をつけて、オーガズムの到来までクリトリスの揉み込みに努めたのだ。
「私の時だけ、××さんは途中で手に変えて、あらっ、インチキ、手抜きをしているぅ!と思ったわ」
 後でローザが僻んで言った。
 ローザがザーメンを流しに洗い場に行ったが、由美はその必要がない。私は由美に申し訳がないような気がした。
 ベッドのプレイが終わっても時間がまだ充分残っていたから、3人ともそれが意外だった。由美とローザは性的亢奮がいつも以上だったと私は思った。
 私は、クンニリングスに没頭し過ぎて唇の内側が軽い炎症を起こしただけでなく、カリ首を女2人に激しく吸われ過ぎて、パンツにすれるとチカッと痛覚が走った。
 傷口から雑菌が入らなければいいが、と心配しながら、それにしても2人のよがり声の競演がとても亢奮を誘うものだけに、両方の肉体に対して発射することができたらなぁ、と精力不足を歎いた。
 ローザは、私の指名でフロントからスタンバイを求められた時、いつも私がよく二輪車のことを口に出していたし、その日由美は全く予約が入ってなかったから、由美に「××さんに二輪車頼もうかしら」と言ったのだ。
 由美も言った当人のローザも、私がそのつもりで店に来て、実際にそんなことになるとは思ってもみなかった。だから、由美はフロントに呼ばれた時大層驚いた。
 でも、結果としてその3人プレイは、享楽の痴態を競い合ったことで、由美にもローザにも心に残る愉しい出来事になった。
 二輪車をする前、由美は、ローザの前では気をやれないだろうと思っていた。ローザも、由美に同じことを強く断言していた。だから、由美はローザが私にクンニリングスされて目の前でイッてしまったのが意外だった。
 ソープの女に本気の応対、心を許した付き合いをさせる男はなかなかいない。でも、人間同士が会う以上、それは、それほど難しいことではないだろう。
 商売女と心の奥で蔑みながら肉欲を満たすためにやってくる男や、女から見てまるで人間的な魅力を感じられない横柄な男には、この愉しみは判らないだろうとも想う。

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