いろんな初めて(1)

 金津園で遊んでいていろんな初めての経験を思い出してみた。
S58年 2・15 コンチネンタル男爵
     3・3 コンチネンタル男爵 秋(2)
      ? コンチネンタル男爵 秋(3)
      ? 女々(めめ) 玲子
     5・4 貴公子 ミドリ
     6・26 貴公子
      ? 貴公子
      ? 貴公子 茜(2)
      ? 女学院 慶子
     8・10 夢の国 ナナ
      ? 夢の国
      ? 夢の国 マリ
      ? パールヒルトン スザンナ
      ? ジルコン マリア
      ? パールヒルトン マリア
      ? パールヒルトン メロディ
    11・23 パールヒルトン スザンナ(2)
    12・8 パールヒルトン ニーナ
      ? パールヒルトン マリア(2)
    12・22 パールヒルトン シャネル
    12・28 パールヒルトン スザンナ(3)
S59年 1・6 パールヒルトン リンダ
     2・8 パールヒルトン キャンディ
     2・11 パールヒルトン キャンディ(2)
     3・3 パールヒルトン キャンディ(3)
 金津園で遊びだした1年目(昭和58年)の入浴はメモが残してあった。左の表の通りだ。
 これを眺めると次が『初めて』だ。
1.妻以外の女の膣に中出し
 これはコンチネンタル男爵の秋が初めてだ。
 それまではゴム着放銃しか経験がない。
2.本指名の遊び
 これはコンチネンタル男爵の秋が初めてだ。
3.金津園の高級店(4万円超)での遊び
  貴公子のミドリが初めてで、美人だった。
4.標準入浴時間80分未満の大衆店での遊び
 これはジルコンのマリアが初めてだ。
5.20歳という若い女に嵌め遊び
 これはパールヒルトンのキャンディが初めてだ。
6.嬢を追っかけ
 パールヒルトンが昭和59年末に閉じた。
 熱心に通っていたマリアとラムを追っかけた。
  マリア(皇帝)、ラム(ダイヤモンドクラブ)

 これ以降の『初めて』で、初めてシリーズに取り上げていないものを思い出してみる。
7.2回戦に本気で挑戦
 2回戦というのは自分の精力の弱さから金津園遊びの当初から諦めていた。そもそも昭和58年の頃の金津園は大方の嬢が初対面の客に射精させたらもう合体させなかったのではないかと思う。
 それで2回射精に本気で挑戦したのは昭和59年のことだ。まだ37歳だけれど、精力の乏しい私は当然2戦目を射精に失敗した。この時の不成功が打撃になって、その後レビトラの助けを借りるまでは2回戦に挑戦したことがなかった。(すずめの宿のユキさんに無理矢理挑戦させられたことはあった)
 なお、この時の入浴は
(1) 雑誌で顔の写真を見た上で入浴した初体験(この頃顔出しする嬢は大変少なかった)
(2) 168cm以上の女と性交する初体験
(3) 初めにマットではなくベッドをする初体験
(4) 入浴時にブランデーのロックを飲む初体験
という初めて尽くしだった。昭和59年の体験を平成5年に思い出して次の回想をまとめていた。

 ロイヤルヴィトンという店は後年ルネッサンスという名前で営業するが、昭和59年の頃では金津園で最も料金の高い店だった。当時私はそんなに年収があったわけではなく、料金が45,000円のロイヤルヴィトンに入るのは憧れだった。
 雑誌で、その店のセリーヌという名の、背丈が168cmで、私より14cmも長身の女の、優しそうな笑顔が眼に止まった。
 セリーヌは24歳は超えているようで、それほど若くもなく、飛び抜けた美人でもないけれど、大層売れっ子の評判を耳にして、清水の舞台から飛び降りる気持ちで指名しようとした。
 なかなか予約が取れず、その人気ぶりに私は期待をふくらませた。ようやく対面すると、セリーヌはそれまで見たことのない上品な接客のしかただった。部屋に迎え入れるなり三つ指をついて挨拶し、その物腰と話し方がいかにも愛想が良くて上流の雰囲気を装っていた。
 長身の上に腰幅も大きく、ウエストはきゅっと括れ、足がとても長かった。圧倒されるようなナイスボディで、高価そうな下着に包まれた肌が白く、顔は写真の通りに愛嬌のある丸顔だ。
 それで、初対面の会話には柔らかい雰囲気の中にいかにも手慣れた貫禄がにじみ出ていた。全体に洗練された高級プロという様子で、さすが高級店の売れっ子、参りました!……という第一印象だった。
 それまでは部屋の小さな店に入ることが多かったから、私はロイヤルヴィトンのセリーヌの持ち部屋の広さと、ベッドが円形でとても大きいことに感心した。
 躯を流し終えるとセリーヌがベッドプレイに誘った。会うなりすぐ交わるという楽しみ方があるということは週刊誌の記事で知ってはいたが、やはりどっきりした。
 いきなりセックスをして射精したら、後で手間をかけずにまたすんなりと勃起できるだろうか、今ベッドは遠慮した方がいいかな、でも、高い料金を払うのだからやってみようか、110分の入浴時間ならば時間も充分だから2回戦も可能だろう、受けてみようか……と迷いながら、誘惑には勝てなかった。
 セリーヌは私を寝させて陰嚢にチロチロと舌を這わせてからペニスを咥えた。
 私は既にペニスを漲らせていたから、すぐに「嵌めよう」と声をかけた。セリーヌが躯を入れ替えるかと思ったら、そのまま女上跨位で入れ込んだ。
 会ってすぐの女上位の交合は怒張が充分なのに射精感が今一つだった。
 若い頃、暇を持て余して、気持ちは全く亢奮していないのに、何となくオナニーをしてしまった時のような放出感だ。会っていきなりセックスするなんていうことは、躯がその気でも心がついてきてないから、そのせいか、結構味気ないものだと思っていた。
 後から考えると、顔を合わせたばかりで親密になっていないこともあるけれど、私よりずーっと大柄な女が上になったので、組み敷かれている感じや女の尻で圧迫された睾丸の感覚が心のどこかに抵抗感を呼んでいたのだろう。
 マットプレイになると、セリーヌは私の両脚の間に腹這いになって、何とも微妙で巧妙なフェラチオを延々と続けた。それでも、ペニスは回復力が弱くて項垂れたままだった。起立しかけたと思うと萎んでしまうので申し訳のないような気分だった。
 セリーヌが果てしなくちろちろと舌先をカリ首に這わせるのは、ペニスが強張った後なら気持ちよくても、一度放出した私には、怒張をもたらすほど芯に響かない。むしろ強引な摩擦が必要だった。
 でも、まだ30代の私には女に愛撫のやり方を注文するような心の余裕と勇気がなかった。
「皆、ベッドの後のマットではなかなか堅くならないわよぉ」
 セリーヌが言うと、嘘まで言って慰めるな!と思って歎いていた。
 ペニスが全く起立する気配もなくマットが終わり休息することになって、私はブランデーのロックを求め、金津園の店で初めて強い酒を楽しんだ。
 高級店のゴージャスな気分を味わいたかったからそうしたのだが、それまでブランデーのロックを口にすることは少なく、度の強さに噎せ込んだ。セリーヌは、無理してぇ!と思ったに違いない。
 愛想のいい歓談の後の第2戦はやはり起立に大層苦労した。
 特大の丸いベッドでセリーヌが私の愛撫に見事に乱れ、また、私の分身を誇らしい姿にさせるためにセリーヌがしていた微妙な技とその懸命さに心惹かれ、さすがに高級店は凄い女がいるぞ!と感心した。
 セリーヌも、私の指使いのしつこさと、微妙な動きを続ける耐久力にあきれていたことだろう。
 セリーヌには数ヶ月後に裏を返したが、もう一つ心に飛び込める感じがしなくて、続けようか迷っているうちに福原の店に移ってしまった。
8.惚れて2年以上も通った嬢の初めて
 ラ・カルチェのニーナは昭和60年に初会をし、迎賓閣の時期も含め正味3年以上通った。ニーナのことはソープ道入門の最後に書いた。
 ニーナは
(1) 170cm以上の女と性交する初体験
(2) 170cm以上の女に通いつめる初体験
(3) 通う嬢と連絡方法を取りつけた初体験
(4) 放尿ショーをさせた初体験
という初体験をした。
9.射精に失敗した最悪遊興の初めて
 平成2年に入浴した貴公子の優子というのがものすごい女だった。これはソープ道入門6に書いた。
10.即尺即ベッドの初めて
 即尺即ベッドを初めて経験したのは意外に昔だ。驚嘆のマットプレイに書いた通り、昭和63年にヴィーナスの玲子のことを聞いて入浴し、即尺即ベッドを期待した。しかし、玲子はこのプレイをしなかった。
 玲子に何度か入浴して、最初は即尺を期待していたという話を玲子にすると、別の日に玲子がルナに入浴することを勧めた。
 ルナが即尺即ベッドを売り物にしているとは言わなかった。ところが、会うと、パンツを脱いでベッドに腰かけた途端に、ルナがペニスを掴み、溝までめくれていた包皮を更に後退させて見分した。
 私は、わぁー、即尺か!と胸を躍らせた。
 ルナは私の脚の間に入り、カリ首の溝と反転した包皮をじっと眺め、それが清潔で性病の心配もないようだと判断したところで、かっぽりと口に含んだ。先におしぼりで拭くようなことをしないから、正真正銘の真正即尺で、私は驚き、亢奮した。
 異臭が多少は漂っている筈の股間にいきなり顔を寄せられるのは、サディスティックな快感もあるが、やはり恥ずかしい。
 一番問題なのは、クンニリングスが好きなのに即ベッドでは女も洗浄前だからそれがしにくいこと、それほど絶倫ではないので、そのまま即ベッドに移行して早々と吐精してしまうと、回復が遅くて後が困るから嫌だったことの2つだ。(当然、接して漏らさずの路線でやった)
 ベッドに腰掛けた私は、床に膝立ちして背を屈ませてフェラチオするルナの、脂肪層の厚そうな背中を見ながら、困惑の気持ちを押しやってその過激な奉仕を愉しんだ。
「君はすごいことをするんだねえ。金津園で即尺されるの、僕は初めてだから、驚いたよ。……ガチンガチンになっちゃっている! 気持ちいいよ」
「貴方は匂いがしないからいいわ。お肌も男の人にしては肌理が細かいのね。こういう肌の人はあまり匂わないものよ」
「へーぇ、本当?」
 私は唇が寂しいから、勇気を奮ってルナを69に誘った。
「いいの?、洗っていないのに」
「君だってしているじゃないか」
 私が仰向けになるとルナはフェラチオしながら腰を上げた。やけに生白い丸々とした尻がそろりと顔に近づき、右足が顔面を跨いだ。
 気持ちは昂揚するけれど、一方では、初対面で惚れてもいない女の、いつどれぐらい丹念に洗ったかわからない女陰を吸うことを逡巡し、陰裂を指で開いて異物が付着してないか探った。
 私はルナに3回逢って、とにかく客に気に入られるよう一生懸命に頑張っており、また、愛嬌のあるのがいいとは思った。しかし、クンニリングスにまるで反応が鈍かったし、カリ首の愛撫の仕方が優しすぎた。
 私はルナの太り気味の容姿も含め、タイプだとは思わなかった。
 これが昭和63年か平成元年のことだが、平成6年に久しぶりにルナに入浴してみた。
 ルナは30を越えても売れっ子なだけあって、昔は太めでウエストの括れが消えていた体型がすっかり贅肉を絞ってあった。玲子ほどには愛想が良くない印象だったけれど、久し振りに会うと話の応答が賑やかになっていた。
 残念なことに、もう即尺即ベッドのサービスはしなくなっていた。でも、マットプレイでは見事な尺八と睾丸の揉み舐めを披露した。私の足の間に腹這いになって、長々と唇で金的をマッサージし、時には睾丸を吸引したまま強引に引っ張ったりしながら、掌でカリ首をくるんで、程良い圧迫でこすり続けた。
 金的への吸引の強さと深さと持続の長さに、私は心底感心した。
 昔は、あまり圧力のない尺八と、豊満な肉体をすりつけるようなことばかりしていて、その愛撫のやり方が優しすぎて物足りなかったから、ルナの変わり様に驚いた。
 洗浄せぬままフェラチオするという大胆なことをしていても、ルナは平成4年に店のルールが変わってからは玲子と同様にコンドームなしの交合を決してしなかった。
 ルナは年寄りの固定客が大勢ついていた。顔は決して美人とはいえなくても、愛想が良かった。
 毎月1日貸し切りで入る男もいて、その客が来るとタオルケットを部屋に運んだ。部屋が長い時間真っ暗になるので、仲間がルナに何をしていたのかと訊くと、2人で睡眠していると答えた。そんな贔屓の客がつくような気っぷのいい女だ。
 ただ気をやる女ではなかったから私が通うことはない。
 ルナに即々プレイをされた昭和63年からは、平成10年に艶グループのトキハに入るまで、即々プレイを定番にしている嬢に会ったことはなかった。
11.デブでも通った嬢の初めて
 私は豊満系の女は完全に拒否だが、例外があった。マスターズの堀千秋で、平成2年から3年にかけて通った。デブ女への通いは堀千秋が初めてで、2人目はない。
 更に、堀千秋への入浴は大変異色であって、私は膣内射精したことが殆どなかった。それほどまでに手こきが素晴らしかった。また、デブい肉体に嵌める気にはならなかった。

 マスターズの堀千秋は21歳で、ファッションヘルスの出身だった。
 千秋は腰のくびれが全くないズン胴型の体型をしていた。尻も箱形に垂れており、縦にも横にも前後にも大柄だ。顔もぶくぶくしていて、乳房は数人の赤子に授乳経験があるような丸みと重量感があった。痩せた私が最も困惑する豊満さで、普通は、意欲をそそられることがあり得ない女だった。
 私は中学生のとき見た「風と共に去りぬ」で、ヴィヴィアン・リーが扮するスカーレット・オハラが侍女の助けを借りてコルセットを着けるシーンが眼に焼きついていた。だから、女に腰の括れがないと意欲が湧かなかった。他にどんなに長所があっても、女のウエストが65cmを超えていれば隆起しない自信があった。
 初会で、千秋が店の写真からは想像もつかない、樽に手足をつけたような体型をしていることにたじろぎ、失望してマットのサービスを受けた。すると、あまりにペニスの弄い方が上手いから感嘆した。
 若い女でもそのデブさから、ローションの助けがないベッドでは勃起するまで亢奮するのが難しいような気がしたから、マットプレイに時間を使うことにした。徹底的に手淫を愉しみ、気をやりそうになると動きをとめさせて、またペニスを弄わせ、延々とマットプレイを続けて結局ベッドには上がらなかった。
 ソープで遊んで、ベッドで交合しなかったのは初めてだ。しかも、発射は千秋に手淫をさせて宙に放った。
 妊娠中期のような体型をして、がっかりして交わらなかったぐらいなのに、千秋のどこが気に入ったかというと、声がとても愛らしく気だてがいい。肌は餅のように白くて弾力があった。カリの摩擦がとても巧妙で、手が疲れるほど献身的に動かすし、私が疲れきるまで長々と快感を愉しませた。
 千秋も、私にペッティングされるのを愉しみ、奔放によがりまくった。それで、私は一度きりの遊びにしなかった。
 裏を返した以降も、ローションを駆使できるマットで絡みあうだけで、ベッドで抱擁をしなかった。
 いつもは、必ずマットとベッドをして、ベッドの抱擁でのみ発射するという楽しみ方をしていた。しかし、千秋に逢う場合は違って、毎度延々とマットプレイだけして、千秋に気をやらせた後、射精はマットの上で果たした。手淫プレイがオーラル行為や性交による満足感を上回っていた。
 長年金津園に通ってそんな気分になったのは初めてだ。
 とにかく千秋の割れ目は下付きで、大陰唇が豊か過ぎてクリトリスが舐めにくそうだ。舐めるとしても正面から舌を這わすしかない。大陰唇が盛り上がって陰裂が奥まっているから、クリトリスを刺激しにくくて、そのうちに舌の根が痛くなるだろう。強引にクリトリスを吸えば、肉の壁が私の顔面を包み、殆ど呼吸が困難になるに違いない。
 私がそう判断したのは、クリトリスも小陰唇も全く肉に隠れて、陰裂が1本の線になっている形を見た初会からだった。だから、いつもは必ずクンニリングスをしているのに、千秋に対してはペッティングしかしなかった。
 中指1本で千秋の女のポイントを刺激しようとすると、中指を肉の中に潜り込ませて動かさなければならなかった。このペッティングは何やら実在感が濃かった。
 クンニリングスをしないから私はベッドに上がる必要がなかった。
 また、千秋もローションを使って激しく手淫されることが好きだった。ペニスのインサートではイカないと断言し、私の指使いの巧いことを悦んだ。
 入念な愛撫に感動し、好きだ、と言うから、私は気分が良かった。朗らかに高い声でよく喋るから、私はリラックスして逢瀬を楽しんだ。
 ペッティングをかなり強めにやって千秋が気をやるので、私は、クンニリングスのようなソフトな刺激ではイカせられないだろうと思った。だから、千秋は私が常連になって通ったソープ嬢の中では、ペニスの抽送もクンニリングスも殆どしたことのない唯一の女だ。
 千秋は若くて可愛らしいけれど、服を脱いでいるのを見ると、あんまり尻が大きいので、そこに引っかかっている細いパンティが気の毒になる。フリーでついた客がエレベーターのところで千秋を見て困ったなという顔をしたので、他の女に替わることを勧めたなどと笑顔で報告されると、気の毒なパンティを穿いている千秋はもっと気の毒になる。
 千秋はマットプレイが自慢だったので、その指の使い方がどんなに素晴らしいか、私が具体的な動作を示して褒めると、本当に幸せそうな顔をした。
「君はもっと痩せないと固定客がつかないぞ」
 そう迫ると、千秋は歎いた。
「食べることだけが趣味で我慢ができないー」
 店長にも、「指名が少な過ぎる。これ以上太ると首だ!」と脅かされていた。逢うと、体重に関することが挨拶言葉だった。
 そんなデブの千秋だけれども、マットプレイで指の動きが素晴らしくてとても気持ちがいいし、千秋を壮烈なアクメに乱れさせるのがとにかく愉しかった。
 マットプレイは、俯せに寝た私の伸ばした両脚の間に千秋が腰を下ろし、太い両脚を私の太腿の下に潜り込ませ、私の腋の方まで足先を伸ばすスタイルで始まった。単純明解な直線的な局部攻撃だ。
 私の腰と太腿は千秋の極太の太腿に支えられて高く持ち上がり、千秋の突き出た腹のすぐ前に貧弱な尻が差し出される。私の腹もペニスもマットから充分離れ、アナルと陰嚢が千秋の眼前に完全に露出する。
 千秋はいきなり私の股間に手を差入れて、ペニスをむんずと掴み、揉んでこね始める。かなり太めでも足を伸ばしたまま上体を倒して、舌を私のアナルや玉袋に当てることができた。
 私は千秋が投げ出した両脚の腿の上に大腿を預けているので、腰がマットから浮くけれども、高さはしれているから、千秋はなかなか躯が柔らかい。
 千秋は深く前屈してアナルにヌラッと舌を這わせながら、全部の指を使って存分にペニスをしごき立てた。こよりをひねるように両手で揉み合わせたり、指を揃えたまま曲げて掌に窪みを作り、その窪みを鈴口に当ててカリ首全体をくるんで揉んだり、多様な手淫のやり方を知っていた。しかも、幹ではなく穂先を徹底して刺激するのが嬉しい。
 ふくよかな舌がべったりとアナルに押し当てられる感覚と、金的を包む掌の温かい感触と、カリ首がぐりぐり揉まれる強烈な摩擦感との複合刺激が、何ともたまらなく心地いい。
 俯せのマットプレイで局部をしっかり刺激する女は少ないからこれが嬉しい。
 千秋のこすりはとにかく時間が長く粘っこい。手まで太っているからその掌と指が柔らかい。これを総出で手淫され、執拗にこね回されると、私のカリ首には強烈に快感だった。
 私の股の間に座り込んで、左手で穂先をねちねちぐりぐりとこすりながら、アナル、会陰から金的の付け根へ、右手の指先をじわじわと這わせるのは見事なテクニックだ。ペニスの先だけをとことん弄う執着心が素晴らしい。
 亀頭が強烈に揉まれ、しかも、同時に周辺部も微妙に刺激されて、絶妙の快感が火花のようにカリ首から腰の奥へと走るから、私は思わず腰をよじる。その度に千秋は愉しそうに笑った。千秋は気をやらせずに快感だけを湧き出させるフィンガーマッサージが上手だった。
 そして、何よりも気をそそるのは、千秋の派手な嬌声だった。
 ペニスの根元を握ったまま嬉しそうな顔をして、「わぁ、こちんこちん」とか、「凄くばんばん!」とか、「玉々さんがきゅっと縮み上がったわ」とか、「××さんの亢奮が私に移っちゃう!」などと、高い声で派手に騒ぐのが面白い。
 私は千秋に、起立したペニスを下腹とは逆の方向へ倒し、カリ首の張り具合をいっそう高めて、ギンギンに張った穂先を掌で包むようにして愛撫するやり方を伝授した。
 無理な方向へ傾けられて、張り裂けんばかりに張ったカリ首を、千秋がグイグイ掌でこすると、私が身悶えして悦ぶから、千秋はその手応えに、大層面白がって嬌声を上げた。
「えーっ、こんなふうにして痛くないのぉ。本当に痛くないの?」
「若い男は飛び上がるだろうが、俺は痛くないよ」
 教えられた通り、自分の方に曲げた肉棒の亀頭冠を削ぐように指の股で引っかけて引いたり、鈴口辺りを重点に、微妙に、時には激烈に揉んで、刺激し続けた。
 私はペニスの根元が突っ張り、それによってカリ首が限度まで張るから、亀頭の粘膜全体から湧き起こる快感に悶絶した。躯をくねらせ、いつも、奥歯を噛みしめて吐精をこらえていた。
 私はマットの端の膨らんだ枕のところに顎や両肩を乗せ、腿を千秋の太腿に乗せた、三点確保の宙吊りの姿勢で俯せになっているので、躯が弓なりにそる。長く続けていると、そのうち首と腰がつらくなる。
 すると千秋は、俯せの私の足をたたませ、膝立ちで尻を突き出すポーズにさせる。ペニスを握ったまま、大股開きの腰をぐっと私の両膝の間に寄せ、位置が高くなったアナルを舐めようとする。
 そこで、私は右手を腹の下から股間を潜らせ、指先を千秋の温い股間へ精一杯伸ばした。
 マットに下ろした千秋の豊かな尻の重みで、秘所の前にローション液の溜め池ができるから、それを掬って股ぐらがマットの面に密着しているところに指を押し込み、深い陰裂を探る。
 溝は深くやけにヌメヌメしていた。肉が充満して折り重なり、毛もまといついて、どこがクレバスの上端なのか判らない。閉じた割れ目に沿って中指をしばらく滑らせると、溝の隠れたところでしこりが現れるから、これだなと思う。
 いじめるようにクリトリスを揉むと、いずれ中指の腹が目標物の拡張を感知する。
 伸ばした私の腕には、ペニスを包む千秋の温かい腕が交差して当たっている。
 千秋は私を攻めながら、私の逆襲により次第に息を荒くする。そうなると、カリ首の揉み込みもますます激しさを増す。
 周囲の肉がふくよかでまさぐりにくかった女の秘境も、千秋の亢奮とともに中身が充血して拡がり、愛液も加わって、指先が自由にそこら中を探検できるようになる。肉割れの中をいじればいじるほど、異様に深く長い溝がヌチャヌチャと音を出し、ほかほか熱くて、限りなく卑猥だ。
 人指し指と薬指で圧力をかけて陰核茎部のまわりの肉を拡げ、形が現れたクリトリスの頭を中指でタッピングすると、熱い呼気を私の背に吹きかけ、短波放送の雑音を連想させる淫声を出した。
 そのうちに千秋は四つん這いの私の背中に覆い被さって腰を寄せる。右手は私の腰の脇から、左手は尻の後ろから伸ばし、私の腰を抱えて2方向からペニスと陰嚢を包み込んで手淫する。
 一方、私も千秋の腰が寄ったから、割れ目に手が届きやすくなる。存分に指先を動かした。
 千秋は腹で私の尻にもたれて、奔放に指を動かした。左手でペニスの中程を握って、右手の掌をすぼめ、カリの正面に当ててグリグリとこする。左手でカリをヌチャヌチャと揉み、右手で睾丸を握る。私の執拗なペッティングに喘ぎながら、両手でカリ首を挟んでしごき立てる。
 ペニスは握ってひねられ、鋭敏な先端部が刺激尽くされ、睾丸は掴まれて揉まれる。私も指3本で千秋の割れ目をグチュグチュとこねるから、2人とも性器は湯気が出るほど火照っている。
 よがり汁とローションの相乗効果で卑猥な摩擦音が洩れる。2人とも股間はひっきりなしに快感が響きわたり、動物的な喘ぎ声の合唱だ。
 私と千秋は他人が見たら驚くようなおかしな格好で呻いていた。それはローションとよがり汁の威力を活用した超重度のウルトラ相互ヘビーペッティングだった。相互だからとにかく楽しい。
 ここまでで、千秋は普通のソープ嬢がマットにかける時間の倍の時間を消費していた。
 膝をついた俯せの姿勢が続き、私は反った首の付け根がこわばってくる。精一杯千秋の股間に伸ばした右手もつらくなると、マットの上で仰向けになる。
 その姿勢で、直立したペニスにしばらく千秋の指の激烈な攻撃を受ける。ペニスが爆発せんばかりに張りつめ、私は股の筋肉を緊張させて快感に耐えた。
 千秋は私がイキそうになると愛撫を中断し、カリ首の張りを眺めて愉しんだ。
「男のひとのここって、どうなっているのかしら。中を見せて!」
 そう言って、鈴口の小さな割れ目を2本の親指で開いたことがあった。
「わーっ、男のひとのおしっこの孔って、こんなになっているんだぁ」とか「うふふっ、小さくても女のひとと同じように割れていて、面白い!」とか呟いて納得した。
 頃良いところで、私も千秋の陰部を愛撫せんものと、マットの枕のところに背中が当たるように腰をいざらせ、上半身を少し持ち上げた形にして、千秋を腹の上に座らせた。
 千秋が私の足のほうを向いて腰を下ろしているので、私の眼の前には、丸々とした大きな白い背中がある。その背は、水気もローションも完璧にはじく、脂肪の乗ったぴかぴかの肌だった。
 その首筋と背中に、私は優しく唇を這わせた。
 千秋は股ぐらにペニスが寄って両手が使いやすい姿勢だから、カリ首を更に奔放にこねくり廻す。私が左手で大きな乳房を愛撫し、めり込んだクリトリスを右手で攻めると、千秋も眼下のカリ首を両手でこする。どちらが早く相手をイカせるか競争になる。
 腹の上に座った千秋が遠慮なく体重を預けるから、とても重かった。
 私は左手で千秋を強く抱き、息を千秋の耳に吹きかける。同時に、右腕を千秋の脇から伸ばしてペッティングした。腕全体を神技的耐久力で震動させて、微妙に中指の先を揺らし続ける。
 絶妙の愛撫が全くゆるむことなく続き、千秋の息が一際荒くなると、そのうちに後ろの私にまで、普段にはない、かなり強い口臭が漂ってくる。
 これは近いぞと判断し、左手で陰阜の上の脂肪のついた下腹を思い切り押し込みながら、ローションと愛液で濡れそぼった陰の部分を吊り上げ、右手でピチャピチャと淫らな音を立てて豪快に刺激する。指3本を使うから、見た目乱暴そうだが、折り重なる肉に這わす指先は、細やかで優しい動きだ。上下運動よりは円運動と圧迫の強弱の連携動作が中心になる。
 千秋は胴回りがあるから、千秋の腰の脇から股ぐらまで伸ばした手はかなり苦しい。ローションとよがり汁の混合粘液がどういう色彩を放って割れ目を満たしているのか、私は至近距離で見たいと思う。
 いつの間にか千秋の手の動きが止まり、思い出したようにカリ首を揉んでは、また握力がなくなる。人事不省になりかけのようで、あの壮烈なペッティング意欲は一体どこへ行ったんだろうかと私は思う。
 にんまりして、残酷なまでに割れ目を嬲った。
 千秋は力なく手を垂らすようになると、間もなく「わぁ、イクーぅ!」と絶叫する。
 その声を聞くや、私は千秋の下腹を抱く左手に力を込め、右の指先でクリトリスにとどめの振動を更に強めた。太い躯が身悶えするのを押さえつけて、ヌメヌメの秘渓を激しく揉むのが何とも愉しい。
 千秋は腰を震わせると躯から力が抜けて、首をうな垂れてしまう。後ろから横顔を覗き込むと、哀れなほどとろーんとしており、なかなか深い気のやり方だ。もう、ペニスを愛撫することは忘れている。朦朧とした様子が可愛くて、重いのを我慢して後ろから優しく抱いた。
 性行為の中で一番愉しいのは相互ペッティングだとつくづく思う。
 私は腕をまっすぐに伸ばしたままで指先のバイブレーションを続け、それがモーメントの大きい振動運動だから、右手は肩から指の先まで疲れ切っていた。
 頃合いを見て、私は千秋にフィンガー吐精をお願いする。千秋はけだるそうに腰を上げて恥ずかしそうにしている。
「今度は私が貴方を気持ち良くさせてあげるんだからぁ。いつもすごいことされるんだから、お返ししなくっちゃ。もう本当に××さんは!」
 気をやらさせずによがらせる指使いも、一気に射精を呼ぶ両手の往復運動も、千秋はよく判っていた。
 ネチョネチョの淫らな音ともに一歩一歩快感が駆け上がり、マグマが地表に噴出したがっているのが体感できる。
 私は濡れ雑巾を勢いよく絞ったように精液を噴出し、千秋を真似て絶叫して果てた。実に豪快な射精で、千秋に手淫をされて中途半端な気のやり方をすることは全くなかった。
 2人とも深く達した後は、ブランデーを飲みながら、セックスと千秋の体重とマスターズの女達の話を中心に、制限時間まで語り合った。
 私という常連の客を得て、千秋は大層喜んだ。
 私がまるで拷問を受けているような苦悶の声で気をやるのを毎度面白がり、微笑んで言った。
「イキ方がとっても深そうだから、私、ほんとうにサービスのし甲斐があるわ。こんな楽しい人、見たことがない!」

 私がマスターズの会員になったのは平成元年だ。何人かに入浴し、そこで、千秋が店でマットプレイが一番上手だと聞いて会うことにした。デブで器量が良くないから抵抗感なく教えられるのだろう。
 どんな容姿なのかはっきりとは知らなかったから、迎えのエレベーターの前で姿を見て失望した。
 千秋はピンク色のすけすけのワンピースを着て、胸から腰の辺りまでやたらとフリルがついていた。まるで歌手のような出で立ちをしていて、部屋に入り服を脱ぐと、白い土管に乳房がついているようだ。
 長いフリルが沢山つけてあるのは、腹が出ているのと腰の括れがないのを隠すためかと想像した。千秋の苦労を察しておかしかった。
 失望は絶望に変わったが、千秋が肥えていることを恐縮がり、その言い方が、しっかり陽性で微笑ましいから、内心の絶望をおくびにも出さず、話を合わせていた。
 私が風呂に浸かっている時、千秋がマットは好きか?と尋ねた。
「うん、マットは大好きだ。ローションを使ってねちっこくおちんちんを攻められるのが、僕は大好きだよ。ちょっとこすられたぐらいでは、僕は発射しないからぁ」
 そう答えると、千秋が嬉しそうな顔をして言った。
「私はマットが大好きなのよ。だから、マットなら何時間でも続けられるわ。マットはしなくていいよ、と言うお客だとがっかりしちゃうの。『マットをして!』という人が来て、嬉しいと思っても、ちょっとおちんちんにさわっただけで耐えられない人だと本当につまんないわ。貴方がマットを好きなら良かったわ」
 初めて会った若い女がそんな過激なことを言うのに興味を惹かれ、どんなマットプレイをするのかじっくり拝見したいと思った。また、千秋が平凡な顔立ちをしてウエストが直線になっていることから、私はベッドで完全勃起することが難しいような危惧もあった。
「じゃあ、できるだけ長くマットプレイをして欲しいなぁ。なんなら、ベッドはしなくても良いから」
 私の申し出を聞いて、千秋はますます嬉しそうな顔をした。
 私は、千秋が4年も5年もソープ嬢をしているのではないから、長いマットプレイといってもそれほどのことはあるまい、と高をくくっていた。
 ところが千秋は、ローションの効用を充分に活用して、言葉通りに延々とペニスと睾丸とアナルを愛撫し続け、時折、ペニスの拡張の持続を称える嬌声をにぎやかにあげた。
「わぁー、張ってるわぁ!」
「強いのねえ、このちんちん!」
「すっごく、気持ちよさそう!」
「もう、ばんばんよ!」
「楽しいわぁ、私」
 広い風呂場の中で、高音の声が音楽のように響いた。
 掌がふやけるまで長々とペニスを揉み続ける。カリ首を翻弄する指使いはこの上もなく巧みで、こよなく勃起を愉しむという風情だ。しかも、射精に至らぬように寸止めする勘の良さがある。私は驚いた。長年性風俗の女を見てきても、千秋のように愉快そうに手淫をする女は初めてだった。
 絶望の心が感心へと反転して、性的昂揚はいや増し、私はマットプレイの途中で受け身を愉しむだけでなく相互ヘビーペッティングをすることにした。
 ベトベトのマットの上で千秋と向き合って座り、互いに相手の性器に手を伸ばした。千秋はさするのが上手なだけではなく、股ぐらをしっかり預けて、さすられることにも見事に応じた。
 互いに海綿体を刺激し合うと、私は千秋の表情が見えるから、指を持続的に動かせば動かすほど千秋が顎を突き出したまま淫奔に乱れることにすっかり興をそそられた。やはり対面相互ペッティングで本気のよがりというのは激しく卑猥だ。
 女にいつも先走り汁が多いと驚かれているけれど、その日はペニスの先の小さな割れ目に、透明な粘液が止めどなく昇り上がる感覚があった。
 ソープランドではあるけれども、千秋をイカせたら、私も手淫で気をやることにしようと思った。
 それで、先に千秋が無念無想の表情で、私にしがみついたまま太い躯を痙攣させてアクメに達した。千秋はその昂揚が落ち着くと、5本の指を筒状にして、もう一方の手で金的を摩りながら、それまでさんざん弄んだペニスからあっさりと精液を抜き取った。精液が出はじめても出終わっても、手の動きを止めない、男の性感を知り尽くした動作だ。
 私はこの時心底千秋に感嘆した。
 千秋に通って、変てこな体位の、気持ち良いところのこすり合いとなる度に、いつも、俺は一体何をしているのだろう?と自問しながら、陶酔の境地で千秋の谷間に指を伸ばしていた。
(ヘルスではなくてソープなんだから、一度ぐらいは、ベッドできちんとセックスしないと、こいつに悪いかな? あの深い谷間を舐めることもまだ一度もしていないし)
 ある時そう思案し、いつもより早めにマットを切り上げ、怪訝な顔の千秋をベッドに上がらせた。
 千秋の投げ出した両脚の間に入って腹這いになり、クンニリングスをしようとして、顎がシーツにつかんばかりの位置からふと視線を上げると、下腹部が坂になってへそがかなり高いところにあった。
 私はそれを見ると怒張不能の予感がして、その後大変焦った。
 両手の親指で陰唇を開くと、左右がくっつかんばかりの大陰唇が分かれるにつれて、ラビアがじわじわと開く。次第に奥の方が現れてきて、常態では露出しない小陰唇が軟体動物のような奇妙な外観を呈している。最奥部が覗けるようになると、やけに膣口が遠い。
 何やらごちゃごちゃして、どこが尿道口なのか見当がつかない。2本の極太の円柱の間で切れ込んだ肉溝の奥深さは、まるで吸い込まれるようだ。本当に切れ込みが長く、そして深く、白い内腿の間の、髭を生やしたクレバスの長さとヌメヌメした色彩が、なんとも無気味だ。
 シャワーを使った後でもかなり匂っていた。唇をつけると異様な味がして、とたんに嘔吐感を覚えた。こみ上げるものをこらえ、それを千秋に気付かれぬようにするために涙が出た。
 対戦した肥満型のソープ嬢やヘルス嬢は皆陰部の臭いがきつかったから、何故太った女の割れ目は臭うのだろうかと、両脚の間に腹這いになって、めり込んだクリトリスを親指の腹で振動させながら考えていた。
 前戯もほどほどにインサートすると、陰阜も太腿も豊満過ぎてカリ首が奥まで届かない。肉壺がペニスを柔らかく包みすぎて、どうにも挿入感が乏しい。最前の異臭にあきれながら、この女はやっぱり性交よりもペッティングのほうがいい、と思った。
 千秋に何度も逢ったが、ベッドに上がってインサートしたのも、アクメまで至らせなかったのも、この時の一度だけだ。後で千秋が不満そうな顔をしていたから愉快だった。
 千秋はとても愛嬌があって、面白い女だった。私の予約が入っているのが判ると、よし、やるぞぉ!と楽しくなると打ち明けた。技だけは自信がある、と誇っていた。
 しかし、千秋の体型はやや適当ではないので、店はフリーの客をあまり千秋に回さなかった。
 その頃のマスターズは、美人の写真を沢山ソープ情報誌に載せて客の気を惹く、というやり方ではなかったので、フリーの客も少ないことから、千秋は不満がたまったようだ。
「名古屋から岐阜まで通って、1日2本しか取れない日が続くなんて冗談じゃないわ」
 ふくれっ面して愚痴っていた。
 そのうちに千秋は、名古屋駅西の店に移ってしまった。
 千秋の顔は全く思い出せないが、爛れた遊戯の記憶は色褪せていない。千秋のように相互ペッティングを愉しんでやり尽くす女には会ったことがない。

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