過激店の女2

 私は金津園で過激なサービスを売りとする艶グループの店に平成10年から14年までよく行った。
 最初はトキハに入っていたが、(架電してきた客が会員であることを、予約を受け付ける前に確認せず、私のようによく店に来ていて、いつも同じ嬢に入浴する遊び方をしている客に対しても)嬢が出勤しない日であろうがお構いなしに予約を受け付けるトキハの阿漕なやり方に嫌気が差してクラブ美人に鞍替えした。
 5年間で入浴した14人の嬢を初会の順に挙げる(黒字が仮名)
 千春、カノン、里佳(以上、トキハ)、リリア、ミナミ、アカリ、サヤ(以上、クラブ美人)
 アオイ(トキハ)、アリス、香織、ユリ、ナナミ(以上、クラブ美人)
 ミライ、マコ(以上、スティーション)
 即々を定番にする店がまだ艶グループだけだったから、これらの店は実に繁盛していた。私は仮名で表示の3人の嬢にしっかり通った。
 クラブ美人の香織はなかなか綺麗な顔を雑誌に出していたから以前から気になっていた。先月この店で遊び、帰ろうとした時にその香織がフロントにいた。
 雑誌の写真よりも色白ではないから白塗り仮面で撮ったことはわかるが、写真よりも顔立ちが良いから眼を瞠った。艶グループの店が雑誌に載せる女の写真はとても巧妙だから、本人に会うと拍子抜けすることが多いけれど、香織は写真以上に魅力的で、面長の顔が気品に満ちていた。
 私が感嘆の声を上げて香織を見つめると、店長が香織に「お客様に名刺をお渡ししなさい」と言った。艶グループはこういうふうに積極的だから楽しい。その時香織が1階にいたのも店長の作戦だったのかもしれない。
 香織は私に近寄り、微笑んで挨拶して名刺を差し出した。雑誌の写真からは、面長の顔とすらっとした体型から長身だと思っていたけれど、ハイヒールを履いた姿はそれほど高くなかった。
 香織は見るからに華やかで、私は大いに興味を覚え、香織を予約した。
 案内されて部屋に入ると大層暗くしてあったので、私は明かりを最高にするように頼んだ。香織はすんなり応じた。いやがるソープ嬢が多いから、すんなり応じてくれれば私は大変気をよくする。
 しかし、スタートのプレイは少し物足りなく思った。というのは、対面してすぐのキスがあっさりしていて、舌を絡み合わせなかった。トキハの千春と里佳、クラブ美人のリリア、ミナミ、アカリ、皆キスがしっかりディープだった。
 それに、この嬢たちは皆私が素っ裸になってソファーかベッドに腰を下ろしているときに、私の前に屈んで即尺をした。パンツを取り去ってすぐの性技開始だった。ところが、香織はそうせず、私に乳首を吸わせながら指でカリ首を揉み、ペッティングしただけで「ベッドに行きましょう」と誘った。
 即尺抜きの即ベッドか!、と一瞬がっかりした。
 私は香織の美貌ぶりと品のいい物腰から、香織が美貌と笑顔を売り物にして、艶グループが売り物にしている淫奔な愛撫をしない可能性があると思っていた。香織がいきなりペニスをパックリ咥えなかったことで、いわゆる「会話の雰囲気」を愉しませるだけのタイプではないかと想像したことを確認した気分になった。
 でも、それではつまらないから、私は香織に聞いた。
「いきなり69でもいいかなぁ」
 香織は笑顔で承諾した。
 私は香織の予想と違って、互いに横に寝て舐め合うように求めた。香織は多分そのやり方で相舐めをしたことは少ないと思うけれど、なかなかしっかりと応じた。
 ペニスの含み方は、注文の厳しい私が満足できる濃厚な含み方だった。また、左足をたたんで股間を私の口に差し出す体勢もなかなか手なれたこなし方で、足が邪魔にならないようにうまく構えていた。
 私は最初の否定的な観測を消し去ることができて、気分良く女の快感のポイントを舐め抜いた。
 クリトリスをオーラルで攻めると、アナルが目の前にはっきり見える。陰核茎部を口に含んでいても、陰裂の下端がしっかり見える。69をしていてその景色は陰裂が短くはないということの証明だ。小陰唇の上部は私の唇に包まれているけれど、唇に捉えられていない下部は殆ど突出がなかった。
 私は、大陰唇に、陰裂と平行に幾筋も皺が走っているのを眺めながら、クリトリスを舌で掃き続けた。小陰唇がそれほど突出していないから、膣口が覗いている。
 しばらくしてから、香織の股ぐらの恥毛が少ないことに気がついた。アナルは裸の状態だった。
 香織はペニスを口に含みながらも、時々よがり声を上げた。艶グループの女は皆よがり声を上げるように教育されている。香織の淫声が地声ふうなので、本物のよがり声かどうか疑わしかった。たっぷりクンニリングスしてもラブジュースがそれほど流れないから、私は演技の声がかなり入っていると想像した。
 香織のペニスと金玉の舐め方がなかなか気合い良かった。がんがん吸いしゃぶってくれるから、私の勃起は確かだった。
「嵌めさせて!」
 そう声をかけて合体した。
 香織が仰向けに寝て、私が上体を立てたままの体位で挿入した。それまで、69しながら香織のアナルと割れ目ばかりをずーっと見つめていたから、今度は香織の美人顔をじっくり眺めたかった。
 私は香織の内腿を手で押さえて腰を振った。香織の背丈がそれほどあるわけでもないのに陰裂は長いからなのか、肉壺に余裕があるように思った。クンニリングスでたっぷり濡れているので、ペニスは滑りすぎなぐらいによく滑った。
 ウエストには多少の括れがあった。下腹はそれほどふくれてはいない。乳房は豊かでなく貧乳でもない。堅じまりの張りがあった。
 肌は色白ではないが浅黒くもない。太腿は豪快に張ってはいないが痩せてもいない。大陰唇は脂肪がのってよく張り出し、ふくれている割には表面がやけにぶよぶよした感じになっている。恥毛が全体に薄めだ。
 顔は面長で唇の形が妖艶だ。抽送を受けていて、目は閉じず、唇の構えに表情がある。覗く歯が大変綺麗で歯茎の色も健康的だ。眼が綺麗だけど、唇から顎にかけてもなかなか魅力的な形をしている。長めのヘアーのまとめ方にもセンスがある。
 私はピストン運動をしながら、今日は楽しめるに違いないと思った。
 射精せずに抽送をやめ、今度は、私から一方的にクンニリングスをした。イケるならイッてもらおう、クンニリングスで愛液が流れ出るか確かめたい、よがり声が本物かどうか知りたい、そんな気持ちで香織の股の間に腹這いになった。
 香織は堂々とM字開脚の姿勢になった。69では気がつかなかったが、香織のクリトリスは包皮を押せば容易に露出した。大きさは普通のサイズで、ラビアは厚みも飛び出し具合も控えめだった。
 抽送をして生々しい匂いが増したおまんφに唇を寄せた。
 香織はもう私のクンニリングスがどんなやり方かわかったから、よがり声が声を発するというよりは、喘いでうめくような感じになっていた。耳に心地よい淫声に私は大いに気をそそられた。
 香織がイクまでクンニリングスをしたいと思ったけれど、初対面でもあるし、蛇口を開けっ放しの風呂が気になるし、後のベッドでアクメになってくれれば充分だから、よがり声が本物だとわかったところでクンニリングスをやめた。
 香織がイスとマットをするかと尋ねるから、マットプレイだけしてほしいと答えた。いつもはどのようにしているか尋ねると、大概、即ベッド、イス、マット、ベッドの順でしていると返した。
「そんなにたくさんしていたら、会話もできないじゃない。ただ、抜いているだけだな」
 私の考えに香織が同感した。
「僕は君のような魅力的な女性ならちゃんと会話もしたいから、マットは短めでいいよ。だから、全身でつるんつるんと滑るのはしないで、股の間を徹底的に攻めるやり方をされるのがいいな。時間はそんなに使わなくてもいいよ。僕は、口で金玉をパックリ咥えて強めにマウスマッサージして、同時に左の手のひらでカリ首を揉み、右手の指をアナルに突っ込まれるのが好きだけれど、君は、そういう激しいのをやってくれるかい? 三ところ攻めだぜ」
 そう注文して香織のマットを拝見することにした。
 で、香織の攻めを受けて驚いた。香織のような美人が注文通りの動きはしないだろうと思っていたら、まさしく注文通りの攻めをした。香織の指の爪が伸びていて、アナルが少し痛かったことを除けば 100点満点だ。
 俯せの体勢では、アナル舐めがねちっこい。アナルをネットリ掃きながら、手は遊ばせずにしっかりとペニスをこすっている。アナルに指1本入れたままで、勃起したペニスを無理な方向に傾けてさするのが、ペニスの感受性を理解した絶妙の動作だ。同時に金的を口に含みっぱなしで、その揉み方も強さ加減がいい。
 特に素晴らしいのは、カリ首のこすり方が手のひらをしっかり当てて何の遠慮もなくて、実に具合がいい。仰向けのマットになると、それがよくわかった。がっちりくるまれて、手をスパイラルに動かされるたびにカリの先から腰の奥へ快感がビンビン走るのだ。手をスパイラルに動かすとは素晴らしいハンドジョブだ。
 金玉の咥え方も文句なしに大胆で、しっかり含まれ感がある。しかも、カリ首への攻めが持続的だ。アナルに入れた指も根気よくねちねちと動かして、私のペニスがベテラン嬢に必ず驚かれるほどこすりに強くても、思わず放ちそうになる。
 男を小馬鹿にしたようなSMチックな遠慮のなさが素晴らしい。香織のマットプレイは意外にも金津園でなかなかお目にかかれない本格的なものだった。
 私は声を上げてよがり続け、しばしば痙攣した。身をよじり、女のように躯を反らして喘いだ。ED気配がある最近ではめずらしくペニスが剛直の状態を続けた。
 更に、香織を評価できるのは、強烈なペッティングを切り上げさせて女上跨位で交わると、躯を反らせて後ろ手で金的を揉み、それをずーっと続けていたことだ。
 私が寝たままで腰を突き上げると、香織は呼応の上下運動をそれほどせずにひたすら金的を弄った。さわり方が上手で、しかも持続的なことにすっかり感心して、私は腰を動かし、金的の感触を愉しんだ。
 接して洩らさずのファックを終えると、香織はまた更に私を感動させた。
 香織は私の躯から降りてもすぐに躯を流そうとしなかった。もっと愛撫してあげたいという甘い雰囲気で私の腰に顔を寄せ、またペニスを掴んだ。金的を手のひらでくるんだままペニスを咥えると、ゆっくりと腰をずらして股間を私の方に向け、足を開いて、お好きなようにさわってください、という心遣いだ。
 マットプレイは短くて良いと言っておいたのに、香織は刺激のし甲斐のあるペニスにまだまだ強烈な快感を愉しませたがった。ローションを活用して手で金的をさすりながら、吸い込みの強いフェラチオと案配のいい手揉みを繰り出した。
 ここまで協力的な女はなかなかいない。結局、香織はペニスを延々と愛撫し続けた。最初に考えていたのとは違って、マットの時間が大層長くなった。ペニスはとことん漲り続けた。
 私は香織の厳しい攻めに感嘆した。そういう攻めをする女にはずいぶん会ったけれど、それは昔のことだ。近頃の金津園ではなかなかお目にかかれない。
 香織に熱烈なマットを長く続けたわけを尋ねると、反応がとってもいいから攻めるのが愉しくて長くなった、と返した。感じてくれない男だと全くマットプレイをする張り合いがないと言い、つまらないマットになった男の例を何件か並べた。
 立派な発言なので感心して、ソープ稼業の勤続年数を尋ねた。香織はうまくはぐらかそうとしていたけれど、私がテクニックの上手なことを挙げて追求すると、もう4年しており、24歳だ、と説明した。
 マットが終わった後は、ブランデーを飲みながらエッチな会話を愉しんだ。私の猥褻な話に香織はのりがよかった。
 2人の会話の中で記憶に残ったのは次の5つだ。
1.艶グループのような、即尺、即ベッド、コンドーム不使用OKのサービスをする店に入る客でも、服を脱がずにお喋りして過ごす男がいる。
2.香織が以前にトキハにいて、フロント業務をしているときに私を見かけ、私がよく里佳(仮名:過激店の女1に登場)に入っていたのを憶えていた。
3.艶グループが女の出る店をグループ内で頻繁に変えるのは、常連客がついてきて、遊ぶ回数を増やすのを期待する作戦だ。香織も、もう艶グループで4つばかりの店を経験している。
4.私のパンツを剥ぎ取ったところで香織がすぐにペニスをしゃぶらなかったのは、座っているソファーが低くてフェラチオがしにくく、また、自分が屈み込んでいては、同時に男が自分の躯を愛撫しにくいだろうと考えるからで、いつもソファーに座らせたままでプレイを始めてはいない。
「僕がこれまでに会った、千春、里佳、リリア、ミナミ、アカリ、サヤは、皆、パンツをたたんだらすぐに僕の股の間にしゃがんでちんちんを咥えてくれたよ」
 そう教えると香織は意外だったようで、「フェラチオしてからそのままソファーのところで(合体)するのですか?」と質問した。
 私は「そうだよ。座ったままでするから、ちんちんが小さい僕にはちょっとやりにくいんだけれどね」と答えた。
 香織は私に躯を寄せて会話しながらペニスを指で摘んでいた。風俗嬢はそういう心がけが大切だ。私はこういう女には10年でも通い続けたくなる。キスがねちっこくないことだけが寂しい。
 香織がイッてくれるだろうかと思いながらベッドプレイにかかった。
 いつものように私はいきなりクリトリスを舐めることから始めた。
 私が熱烈にクンニリングスしながら手を香織の腰に当てていると、香織はよがりながら私の腕を撫でていた。大変情緒的な動作で、艶グループの女はそうするのが多いから、それはたまたまそうなのか、それともそこまで教育されているのか知りたくなる。
 香織はアナルへの指入れもバギナの指ピストンも許した。指を早いピッチで動かしながらクンニリングスをすると、なかなか反応が良かった。よがり声はア行の間投詞の傾向だ。ラブジュースは少ないほうだ。
 私は香織の躯がピクピクするのを悦び、そろそろ舌の動きに集中しようかと弄い方を変えた。舌の回転速度を速めると、香織の声の調子が変わった。押し殺した声になり、躯を震わせるとアクメに達していた。
 後は優しく股間に舌を這わせ、香織がくすぐったがるのをしばらく愉しんだ。ラブジュースに染まった谷間を眺めると、部屋の明かりを最大の照度にしても何やら景色が黄色っぽいし、ベッドの辺りに光源がないから、小陰唇の内側の秘肉は実体の色が確かめられない。照明の具合の悪いのが腹立たしい。
 長々と一方的にクンニリングスをしていると、ペニスは縮こまっていることが多い。でもその日はペニスが合体を望んで雄々しく勃起していた。私はそれまで床に跪いてベッドの端の股間に向かってクンニリングスしていたから、カリ首を摘んでひと揉みして勇んでベッドに上がった。
 香織が、さあフェラチオしよう、と手で迎える体勢だったのを、私はかまわず股間に入った。香織の顔に「えっ!」という心が浮かんだのを認めた。私は自力勃起しておれば、フェラチオのようなサービスを求めることなく、エクスタシー直後の女体にすぐに抽送してやりたい。
 もこもこと腰を送り、できるだけ発射が遅れるように望んだ。でも、香織が具合のよさそうな顔をしているから、気分がますます昂まった。私の躯がクリトリスに当たるように角度を変えた。
 勃起の強さをしばらく愉しみたかったけれど、間もなく我慢ができない状態になった。射精を予告するや、とうとう放出した。勃起力の弱くなった私にしては完璧な性交だった。全く申し分ない。マットプレイの強烈な刺激の余韻がまだ残っているようだった。
 そのまま香織の横に寝そべってしばらく会話した。
 アナルセックスについて尋ねると、マットで絡み合っているときに予告なしに後ろに入れられかけたことがある、とぼやいた。痛かったそうだ。まだアナル処女だと言う。
 アナルに指の挿入が楽にできたから、アナルファックは難しくないよ、僕はいつも女にラブジュースを流させてからそれを塗りつけて嵌め込んでいる、と説明すると、香織の受け答えには、試しても良さそうな雰囲気があった。
 時々乳房を口に含みながら喋っていて、香織は、艶グループの女がよくやる、放出後のペニスのおしゃぶり掃除はしてくれないのかな、と思っていたら、いつの間にかペニスを咥えた。
 もう萎んでしまい、尿道口にだらしなく精液の残りを浮かべているペニスをチュウチュウ吸った。
 香織が「こそぐったくなかった?」と聞くから、「こそぐったいけれど、むちゃくちゃ気持ちいい!」と答えた。
 私は香織がイクのは遅いだろうと思って早めにベッドプレイをスタートしたけれど、香織は上りつめるのが意外に早かった。だから、時間に余裕があって、また少しお喋りができた。香織は、攻めても快感反応を殆ど見せない男では愛撫のし甲斐がないことについて、また盛んにぼやいた。

 私は香織のように面長で若い美人がアナル攻めまでする放胆さに痺れ、その後も通った。
 香織は風俗慣れしすぎているのと大人しすぎるのが少し物足りないけれど、とても気さくないい娘だ。濃厚な性技をして、受け身に際しては、快感に浸っている時の腹筋の浮き出具合と気をやる時の明確な躯のふるえが私の心をそそった。とても女を感じさせてくれた。
 香織の容姿の良さと性技の上手さで、艶グループの高級店に僅かな期間しかいなかったのは不思議と言えば不思議だ。しかし、その理由はよくわかった。香織はアトピー体質で、肌が美肌とはほど遠かったのだ。
 私は当時相方によっては勃起の不調に悩んだが、香織に会う時はそんな心配が全くなかった。
 ソープの遊び方指南を狙いとして香織のことを書いた短い文章がある。私が惚れ込んだことがよくわかる。

 私は、気だてと器量がよく、ウエストが細くて、よがり方が明瞭で、マルチオーガズムの体質という美点だらけの香織がとても気に入った。
 その3度目の対面で、香織をイカせ、私が昇天するまでのプレイの流れを時間の内訳をつけて表にして示そう。表にした遊び方は私の恒例のパターンだ。
 ピンク色で示した部分が絡み合っている時間帯で、このように濃密に交歓プレイが展開すると、たった一度の射精でも、これがとてつもなく深くて大変達成感に満たされる。
 各所要時間はこれを書くために時々ちらっと時計を見て大体の見当で配分した。
時間(分)  区分 遊びの内容
 5   案内→エレベーター→脱衣
 7 オーラルプレイ フェラチオ:パンツを穿いたままソファーに腰掛けて→パンツを脱いでベッドに寝そべって→69:互いに横寝の形→私が下で女が上の重ね餅の形
 3 ファック 正上位→女がベッドの端に腰を寄せ、私が床に立つ形
 8 オーラルプレイ クンニリングス:女がベッドの端に腰を寄せ、私が床に跪いてする形
 3 ファック 正上位→後背位
 9 オーラルプレイ 仰臥した女の胸に跨ってフェラチオ→69:私が上で女が下の重ね餅の形、私は指2本を女のアナルに差し込みながらクリトリスを舐めまくる→クンニリングス:女がベッドの端に腰を寄せ、私が床に跪いてする形→指ピストンの併用
 −   女が気をやる(1回目)
 6 私はブランデーを飲みながら入浴→女はローション液のしこみ等マットの準備
16 マットプレイ  フェラチオ、手こき、陰嚢のマウスマッサージ、アナルの指攻め
69(当然女上位)
→女上跨位のファック
 4   2人で入浴→タオル拭き
13   おしゃべり
 8 オーラルプレイ クンニリングス:女がベッドの端に腰を寄せ、私が床に跪いてする形
 −   女が気をやる(2回目)
 1 オーラルプレイ 69:互いに横寝してする形
 3 ファック 正上位
 − 私が気をやる(1回目)
 2 後戯 キス、フェラチオ
 4   入浴→女は躯の洗浄
 8   おしゃべり→着衣→エレベーター

 合計時間は100分になっている。
 私は部屋に入るなり香織に裸になってもらい、僅かに言葉を交わしただけで即のプレイを始めている。即尺は、たとえ真夏で股間が蒸れていても、可憐な唇で睾丸をマウスマッサージしていただき、塩味の講評を伺うのが私のやり方だ。
 家を出る前にシャワーを浴びるなんてしょうもない気遣いはしない。そのかわり金的の毛をカットしている。睾丸のマウスマッサージが好きだからだ。
 助平イスに腰掛けてペニスを洗われる時間が入っていないことに注目してほしい。
 即尺・即ベッドだから最初に洗浄をしなくても、その交歓プレイが済んだら普通はしっかり洗うものだろう。でも、私は助平イスに座って、女が石鹸液を仕込み、これを股間になすりつけられるのが時間の無駄と考える。
 勿論香織も石鹸で股間を洗うことはしていない。即ベッドの亢奮の証である人間くさくて狂おしくなるような匂いが石鹸の香りに置き換わるのは残念だ。
 香織が自分で股間を洗ったのはすべてのプレイがすんでからだ。
 私は馴染みの女とはいつもこのやり方でやっている。たとえ初対面でも相手のノリがよければこうしている。
 香織は、この省時間のやり方、親密で情熱的で、潔癖な人なら気分が悪くなるような無頓着な行為を、僅か2度目の対面で、何も驚いたりためらったりすることなく、当たり前のように受け入れた。
 ここまで早々とそうなったのは香織が初めてだ。
 マットプレイの終了後に女の股ぐらのローションを洗い落とすのは私が浴槽の中でした。即ベッドで濡らしたバギナはこの段階で私が指を挿入して洗浄した。要するに、100分と時間に限りがあるのでくだらないことには一切時間をつかわないのが私の遊び方だ。そして、その方が親密感のムードが一層漂うのだ。
 なお、FUCKでは、私はフェラチオや手こきにかなり耐久力があるのと違って、少し早漏だ。腰痛不安の潜在意識が誘導しているのかも知れない。
 表に示した通り、2人は終始交歓行為をしている。私は本当に相互オーラルプレイが好きだ。
 そのピンク色の時間では、私はずーっと勃起させているから、100分の中で充血させている時間がかなり長い。
 私のセックスは69が長いのが特徴だ。勿論最大の特徴は、私からの一方的なクンニリングスも長くて、女の痙攣つきで気をやらせるまで続くことだ。
 この味がわかった女は、私がパンツ1枚になるとたとえ高々3度目の対面でも、嬉しそうにパンツの前あきを開いてペニスを取り出し、そのまま濃厚にしゃぶりはじめる。
 男が風俗の女と親しくなる一番の方法は、フランクに会話して、優しくて巧妙で持続的なクンニリングスをすることだ。香織は2回イクから私は愉しくてならない。
 有り難迷惑の雰囲気が全然ないから、助平度を確かめたくなっていろいろ質問をした。その答が次だ。
1.フェラチオするのが好きだ。即尺もそれほど苦にならない。
2.初体験は15の時で、以来つき合った男は3つ以上年上の男ばかり。10代の頃からフェラチオもクンニリングスもしっかり経験していた。だから、結婚相手としてはセックスの相性が大切だと思っている。
3.オナニーは雑誌の投稿欄を読んでやり方を知り、中学1年の時からしていて、オナニーでイクことを覚えた。イクまでの所要時間は概ね5分以内だ。
4.オナニーのやり方は、中指1本を豆に当てて振動させる動かし方ではなくて、3本の指でそろそろと揉むように動かしている。バギナに物を挿入するやり方はしていない。
 香織はしっとりとした美形なのにこんな答をはっきり返すところが意外だ。さっぱりした気性でいてうち解けやすい女だ。
 それでフェラチオが熱烈だから私はたまらない。とにかく吸い込みが激しくて、よく唇が往復して、アナルや睾丸を刺激する手の複合動作も大変ねちっこくて、私は強烈な快感にのたうち回り、最大限の勃起を続けられる。
 陰嚢をマウスマッサージするのも吸い込みと圧迫の加減がとっても素晴らしくて、同時に手のひらが必ずカリ首を包んでいる。グリグリグイグイとしごきあげ、もう快感がぐいぐい迫る。
 性交回数が千回以内の男なら、この掌の15往復以内で射精して備蓄の精液まで完全に出し切る人が8割ぐらいに達するであろうと想像する強烈な技だ。
 フェラチオは持続が豊かなのにあまりにペニスの吸い込みも立派だから、私は香織に尋ねた。
「君のフェラはほんとうに吸い込みがいいんだよなぁ。あれだけしっかり吸うということは、くさいちんちんでない限り、どの男のちんぼ汁も口の中に入れ込んでいるんだろう?」
「うん」
「君は飲んじゃうんだろうなぁ。偉いよ。ちんぼ汁は、塩辛いのも、生臭いのも、いろいろあって、みんな味が違うだろう?」
「ふふっ」
「もう、君ぐらいになると、ちんぼ汁を吸うのが愉しくなるだろうねえ?」
「うん、愉しい!」
「まっ、どんどん吸ってあげればいいさ。ちんぼ汁は毒ではないから」
 こういう出会いがあるから、ソープ遊びは大変素晴らしい。

 私は香織によく放尿プレイを頼んだ。初めて頼んだのは5度目の対面で、放尿できるかと聞くと、溜まっていないから次回には出せるようにする、と答えた。
 次に営業開始早々で対面すると、顔を会わすなり香織がにんまりして
「今日は××さんが来ることを昨日聞いていたから、朝からおしっこするのをやめておいたわよ」
と微笑んだ。
 私は香織を、床の洗い場との境のところに仰向けにならせて、大股開脚のご開帳ポーズで放物線を描くのを鑑賞した。その日起きてから最初の小便なので色がとても濃かった。
 香織は、そんな破廉恥な格好で小便をしたのは、きっと初めてだろう。
 香織が膀胱を空にしておかないという心遣いをして、私が頼んだ通りに淫らな格好で立派に噴出させたので、私は嬉しくて調子に乗った。
「次も最初の案内時間で予約しておくから、今度は、少なくとも前日は割れ目ちゃんを洗わずに白いマン滓をつけておいてよ」
 そう香織に注文した。
 妖艶な顔で頷いても、まさかそこまでは協力しないだろうと思っていたら、香織は注文通りにした。
 聞くと、私の予約が入ったのがわかったので、前日に風呂に入ってから、その後はシャワーを使うことを控えたのだ。割れ目の内側に白いマン滓が付着していたので、そのまま69を愉しんだ。
 さらにその次の対面で、香織が顔を会わすなり「今日もまだ洗っていないわよ。おとつい、貴方の予約が入ったことを聞いたから」と、にんまりして言った。
 早速69の体勢になり、割れ目を開いてみると、前回よりも恥垢がたくさん付着していた。陰唇の内側のピンクの肉面に豆腐を裏ごししたようなものが散在して、とってもいやらしい眺めだ。
 恥垢はラビアの周りの溝の奥まったところにあるものなら、筋状につき、乾いてこびりついた感じになる。その手のマン滓よりも内側に付着しているもののほうが、ふやけていて散開していてうーんと猥褻だ。
 内側についた恥垢は膣口に近いところに集中していたから、その源は下り物が主体と想像できる。付着したてだから殆どにおいがない。
 ここまでするから私は相当香織の心をつかんだと確信した。
 それで、香織は私にロングランの愛撫をすることを愉しみ、即尺のねちっこさは群を抜いている。洗っていないペニスの塩味を愉しむかのようにねっとりと口を使う。
 私が舌でマン滓をすくって「くさい」とか「しょっぱい」とか言うたびに、香織のフェラチオが強くなった。
「僕のちんちんも塩辛いだろう?」と聞くと、「うん、でも、貴方ならいいの」と返して、また強く吸い込んだ。
 私は香織にしっかり惚れ込んだ。

 この麗しの香織が、平成13年10月に入浴した後突然クラブ美人から消えた。私は激しく気落ちした。
 足を洗いたいというような雰囲気がなかったから、私は、香織が重大な疾患に罹ったか、よんどころない急な事情で業界から足を洗ったかのいずれかだろうと想像した。
 ところが平成14年2月になって、何と香織が名古屋駅西の店で働いていると聞いた。私は大いに喜んだがとても怪訝だった。
 名古屋市内のソープ店というのは、金津園の店と比べて入浴時間が短く、若い女が少ない。部屋も狭くてゴージャスさが乏しいうえに、防具着用が基本だ。そう聞いていた。
 香織はもともとノーサックで仕事をしていた。湿疹の体質で、私は香織が膣にサックがつらいと思っていた。しかも、香織は金津園に3年ばかりいて、クラブ美人というよくはやる店で活躍していた。
 だから、名古屋駅西の末広という店に移ったのはまるで都落ちのように思えるし、そんなことを自らの意志でするとは信じがたい。ヒモか彼氏の指示があったのかもしれない。そんなものがいなくて、自発的に移籍したのかもしれないが、金津園の時よりは稼ぎを落としているに違いないと想像した。
 駅西地区はそれまで入ったことがないから全く土地勘がなかった。私は末広の電話番号を調べ、すぐに末広に予約の電話を入れた。2時から出勤するというので、その時刻で予約を取った。
※ 香織は末広では別の源氏名だったが、ここでは香織の名を使う。
 私はその日の勤務を有給休暇に変え、末広に向かった。
 クラブ美人は古くても鉄筋コンクリートの大きな建物だった。末広は看板が控えめで、建家の外観が大変みすぼらしかった。中に入ると、フロントはヘルスの店のような雰囲気だった。私が知っているどのソープの店よりもフロントの構えがみすぼらしい。
 とにかく金津園の店とは大違いで、香織がそんなところで働いているとは全く違和感だらけだった。待合室に通されると、いくら平日とはいえ、待っている客が一人もいなかった。うら寂しい気持ちが増した。
 私は店の男に香織の写真が見たいと申し出た。
 差し出された写真を見て、「あっ!」と思わず叫んだ。まぎれもなく香織が微笑んでいた。私をあれだけがっかりさせておいて、にっこりしているのが腹立たしい。
 すぐに標準コースからロングコースに変更を申し出た。
 香織は私の顔を見ると、両手を大きく動かし、「わーっ!」と歓声を上げた。店の男の前で、満面の笑みを浮かべ、思わぬ喜びようだった。
 香織は大人っぽい美しさがあって、それほど派手に喜怒哀楽を面に出さない。喋っていても落ち着いた感じが目立つので、大いに意外な反応だった。
 私は勤務を休暇に切り替えた罪悪感が一掃された。
 香織が思いの外の歓びを見せたので、私は香織が突然退店したことについて愚痴を言った。
 クラブ美人で最後の対面をした時、香織はいつもは屈託がないように見えるけれど、その日は店についてめずらしく不満を洩らした。その時私は香織に求められてメールアドレスを教えたが、香織はその紙をなくした。
 それでも、何としても私に連絡したくって、クラブ美人のリリアいろんな初めて3の『初対面で2度イカせた女の初めて』に登場)に伝言を頼もうと思い、私が店に来ているかどうか尋ねたと香織が言う。
 私は、香織がいないクラブ美人に用はないから足が遠のいていた。だから、リリアは香織に「最近は顔を見ていないわ」と答えた。
 香織がクラブ美人から消えても新店を連絡するメールが入らなかったから、私は香織が上がったと思った。それが、上がりではなく移籍で、移籍のことを私に連絡していないのだから、私は相当気落ちしていた。
 香織がそこまで説明するから、メルアドをメモった紙を一生懸命に探し、見つからなくてがっかりしたという言葉が信じられて気分が晴れた。
 香織が私に行き先を告げずにクラブ美人を去ったことを咎めるのはやめにして、裸になることにした。
 香織はヘヤースタイルをすっかり変えていた。その髪型は以前のお嬢さんっぽい形とは違い、何というか、けなせばヘルスの自堕落な女みたいだった。染めもかなり不自然な明るい色に変えているのが気に入らない。
 とにかく私は女の黒髪が好きだ。
 香織も脱ぎはじめた。中くらいの背丈で、肌の色はそんなに濃くなく、スリムな体型が私の好みだった。何だかかなり痩せたようだ。下着は白っぽいものに花柄模様が入っているのが可愛い。
 もっと部屋が明るくできないかと求めると、香織は嬉しそうに協力した。
「おい、ピルは飲んでいるんかい?」
 私は大変気にかけていたことを尋ねた。名古屋駅西のソープはゴム着用が徹底していて、それだからこそピルを服用しない女が多いだろうと想像するし、もともと香織はピルのようなものに耐久力のある肉体ではなかろうと考えていたからだ。
 実際、クラブ美人をやめた理由の一つとして、ピルの問題があるのではないかと私は勝手に想像していた。
 だから、香織がピルの服用をやめていたら、手こきのフィニッシュか口内射精で果てることにして通うつもりだった。
「ちゃんと飲んでいるわよ。ここの子は全員ピルを使っていると思うわ」
 その回答は、前半も後半も大変意外だった。
「じゃあ、皆完璧にゴムを使っているの?」
「ゴムを使わないのが店にばれたら、首になるのよ。厳しいんだからぁ。でも、特定のお客にはなしでするというのは、やっている子もいるみたい」
 ゴム使用でも間違って妊娠することは大いにあり得るから、ソープ嬢はピルを使うべきだ。そして、サックをつけて性交するのは、香織の性器にはあまり問題がないようだ。全く意外だった。
「僕には、これまで通りになしでもいいかい?」
「うん、いいわよ」
「それならクラブ美人のときのように、ちんちん、洗わずにしゃぶってもらえる?」
「うん、いいわよ」
 私は香織の好意にたっぷり甘えることにした。
「すっごいなあ。嬉しいよ。しかし、こちらの店で、誰にでもそうしているのかい」
「違うわよー。皆ゴムをつけている。つけないのは、クラブ美人からの客の2人だけ」
「なに? あの店からの客が2人もいるんだってー。そいつら、どうして君がここにいるのを知ったんだよ?」
「だって、私が連絡したからー」
 私がクラブ美人に初めて入ったのは殆ど2年も前だ。その時の相方がリリアで、リリアに会ったのは1回こっきりだった。そのリリアに私への伝言を頼んだとしても、リリアが私の顔を憶えているとは思いにくい。
 ところが香織は「リリアさんは貴方なら憶えているわよー」と言い、リリアが私を見つけたら香織の居所を教えることを約束したと説明した。
「背が低くて、特徴のある顔をしているからな」
 そう混ぜっ返す私の顔を香織は微笑んで見た。
 2年前私は初対面のリリアに大いに満足した。リリアは性格も顔もスタイルも一応の評価ができ、私の愛撫で見事にイッた。
 こういう場合、たちまち常連客になってしまうのがそれまでの私の遊興パターンだった。しかし、リリアに裏を返さぬまま、クラブ美人で、ミナミ、アカリ、サヤ、アリスと入浴してしまった。何故取っ替え引っ替えの入浴になったかというと、私は小説を書いていたので取材的に行動したのだった。いろんな女が見たかった。
 で、そろそろリリアに戻ろうかと思っていたところで、香織に出会った。そして、私は完全に香織にノックアウトされてしまった。
 香織が店をやめるまでに通ったのは高々5ヶ月、しかも、昔のように惚れたら月に3度も通うようなことをしていないから対面数はしれている。しかし、香織は私の存在を充分認めたし、私も香織にぞっこんだった。
 私は香織が何故突然クラブ美人をやめたのかということと、末広で稼げるのかということが知りたかった。前の疑問は話が長くなりそうので、後の疑問について口に出した。
 香織の答は私には全く予想外で、クラブ美人より末広のほうが稼げると言った。
 末広は60分と90分の2つのコースがあり、分布は60分の入浴が8割を占め、90分で遊ぶ客は大変少ない。60分の場合、香織の手取りは1万円で、平日でも5本を下回ることが滅多にないから、月の収入はクラブ美人の時よりも増えたし、60分の場合2回射精する男が大変少なくて、躯が楽で、今はうーんとハッピーだ、と朗らかに説明した。
 クラブ美人は100分の店でも、女の手取りは、ふりの客の場合2万2千円しかなくて、ちょっと渋かったと言ってふくれっ面をした。
 末広は若い女が多くて、絶対に金津園の店よりはやっている、と力説するから驚きだ。私は何しろ金津園を絶対視していて、駅西のソープ店は客層がぐーんと落ち、女はそれほど稼げないだろうと思っていた。だから、いつも名古屋から岐阜まで出向いていた。
 よく利用しているヘルスの店より末広のほうが同じ時間で4千円も料金がやすい。こんな料金でファックができるなら、(私のようにファック場のインフラを重視しない限り)名古屋市内のヘルスや金津園のソープへ行くよりもよっぽど値打ちがある。
 まあ、性風俗にはいろいろあると感心した。
 タバコを吹かしながら、香織を喪失した時の驚愕の気持ちと、対面できるまでの焦燥と、再会の嬉しさと、そんなことを語り終えたら、あとは淫らなことをするだけだ。
 クラブ美人の時よりもうんと安い料金で同じことが愉しめるのはとてもありがたい。既に素っ裸になっていた私はペニスを香織の鼻先に突きだした。
 ベッドの上の香織は身を屈めてペニスにしゃぶりついた。
「しょっぱいだろう?」
 いつも同じことしか言えない。
 私は香織のフェラチオが好きだ。クラブ美人のリリア、ミナミ、アカリ、サヤ、アリスと比べて、ペニスを含む強さ加減とねちっこさと持続性の点において一番だ。強く舌を押し当てて金的をベローンと舐め上げてくれるのも嬉しい。未洗浄の股間を、チン滓もチン汁も委細お構いなしに吸いしゃぶるのが欣快だ。
 香織はいつものようにグイグイッと穂先を唇でこすった。味がする筈のペニスでも吸い込みがいい。素晴らしい吸いしゃぶりの口許を見つめると、私の顔を見つめ返すのがとっても淫らだ。その時女が不器量だと、不器量さが目についたとたんにペニスの怒張が一瞬ひくが、香織なら器量がいいからSMチックな気分に浸れる。
 眼も唇も歯も頬もきれいな女だ。
 私は、香織が名古屋の店に変わったのは、もしかしたら、男がいて、男の指示か何かでそうしたのではないかと、そんな危惧があらためて脳裏をよぎった。
「舐めあっこしようか」
 香織はすぐに側臥の形になった。私は逆向きに寝て、香織の左足の内股に手を当てて開脚を促し、そのまま唇でクリトリスを探った。香織は大陰唇が豊かで陰核茎部が相対的にめり込んでいるから、69の体勢ではクリトリスも小陰唇も唇で探りにくい。しかし、恥毛が薄いから舌が使いやすい。
 クリトリスは露出しやすいけれど、亢奮時でないと自然露出はしない。いったん自然露出すると、包皮がエリマキトカゲのえりまきのようになる。犬の外科治療の時に使うエリザベスカラーみたいだ。要するに、エリザベス1世の肖像画、首のところにバームクーヘンを想像してもらえればいい。
 その露出したクリトリスはどちらかと言えば大きめで、ピンク色がきれいだけど、69の体勢で陰核茎部のほうからクリトリスのほうへと舌を動かしておれば、どうしても頭を出してはくれない。
 部屋は煌々と明るい。アナルの襞まで丸見えで、陰部のすべての小じわが明瞭にわかる。
 割れ目をしげしげと覗いて、膣口がみょうに奥まっていることに気がついた。会陰の面に対して膣の玄関口の位置が下がっていて、会陰の皮膚が陰裂に向かって大きく落ち込んでいる。私の短いペニスでは後背位はよろしくないようだと思った。
 香織が本格的にフェラチオを始めた。棹の横腹を舐めたり、金的を舐めたり、カリを口に含んだり、いろいろしてくれる。
 私もしばらく目一杯クリトリスを吸った。
 香織の反応はよかったが、クラブ美人の時と比べるとラブジュースの出がよくなかった。シーツまでは垂らしていない。再会を喜んでいるのにどうしてかなと思いながら、クリトリスを刺激していた。
 適当なところで合体した。正上位だった。
 いつもの通りの生嵌めはこすれ感が素晴らしい。貴方のちんちんを私が迎えているのよというような香織の顔が素敵だ。私はしばらく抽送を愉しんだ。ヘルスの料金以下の金額でここまでできるのが愉しい。
 ゆったりした間隔で抽送の移動距離を大きくしてペニスを送り、充分カリ首の快感を味わったところで、香織をイカせることにした。
 また先ほどと同じ体勢で69をして、抽送で一段と人間くさくなった陰裂の香りを愉しんだ後、私は香織の両脚の間に腹這いになった。香織が両膝を引き寄せ、快感をたっぷりと味わってもらうべく一方的な愛撫を開始した。
 舌でクリトリスをたくし上げるように舐め上げたり、唇に含んで揉んだりした。香織はその愛撫を待ちかねたように受け入れ、なまめかしく喘ぐけれど、気のせいか、以前よりよがり声のトーンが低いような気がした。
 下唇の感覚が変になるぐらいに攻め立てた。しかし、香織に一気に駆けあがるような様子がないので、指ピストンを併用することにした。香織の両脚の間から脇に出て、左足をたたませ、その裏から股間に顔を突っ込み、右手の人差し指と中指をバギナに差し入れた。
 奥をこするようにして指を使うと、香織のよがり声が高くなった。同時に気合いを入れて、クリトリスを含んだまま首振りをするように顔を激しく動かしていると、そのうちに香織に不随意的に股を閉ざそうとする動きが現れた。
 バギナはヌルヌルになっているし、そろそろイクなと思っていると、香織はピクピクッとふるえ、踵でベッドを掻くような動きを見せた。
「今、イッたんかい?」
「うん」
「そうか。この前はいつ頃イッたのかな? 先週、それとも先月?」
「久し振りよぉ。もう、ずーっとイッていない。この前といったら、貴方のときよ」
「そんなら、ほとんど半年ぶりじゃないかい。そんなにイッたことがないのぉ。ほんとかいな」
「うん。ほんとうよ」
「そりゃあ、気の毒だ」
 香織は最近はほとんどオナニーをしていないようだ。それほどイクのが早い肉体ではないから、仕事では、私以外の男を相手にしたときにイクことはないと言っていい。
 それにしても、女がアクメに達する姿は本当に魅力的だ。気をやるのを見るたびに感動する。快感に歪んだ顔が美しいし、官能的だ。乱れを一段と深くする変貌と普段には決して出てこないよがり声の音調に痺れる。女のエクスタシーには素晴らしい崩れがあるから、肉体の奥底からわき上がったものであることがよくわかる。
 私はまだ香織のおまんφをいじりたかった。
 身をよじったままの股間に右手を差し入れ、クリトリスを弄いながら香織に言った。
「今日はイクのに時間がかかったねえ」
「この間生理が終わったばかりなのよ。だからだと思うわ」
 生理直後はアクメが遅いと言う女が多い。何故そうなるのかわからないけれど、不思議なものだ。
 私は香織の秘所をじっくり見たくなった。香織は仰向けのまま両膝を引きつけ、しっかり陰裂をさらしてポーズをとった。
 気をやった後だから、陰裂を指で開かなくても、クリトリスは自然に包皮をまくれ上げて姿を現している。ピンクの輝きが、あたりの燻んだ色合いとは全く違って、目一杯存在を誇っているようだ。そして、ラブジュースが割れ目の下端から会陰部までを濡らしているから、とってもいやらしい。
 毎度のことながら、香織が愉しそうに撮影されているのが、何だか信じられない。
「また舐めて」
 そう声をかけて、側臥の69の形になった。
 香織は、カリ首を含んでから、次に金的を舌ですくい上げ、その次はシャフトを舐めるのが定番コースと主張するようにその手順で私の股間を愛撫した。
 私のほうは、ちょっとだけクリトリスを舐めてから、人差し指をアナルに入れてみた。ラブジュースを指に絡めると随分楽に入った。
 これならもう1本入れてみようと思い、左手も使って2本の人差し指で入口をグッと押し開いた。香織の、皺にあまり乱れのないアナルが存外に拡張できた。
 香織とはまだアナルセックスをしていない。香織が拒むからだ。しかし、指入れは拒絶しないから、アナルをしようと申し入れたい気もする。
 しかし、久し振りの再会なのに、いきなりアナルもなかろうと思って、指遊びをするだけにした。ラブジュースは重宝なものだ。これさえあれば、女がアナルの指入れを拒むことは滅多にない。
 香織のねちっこいフェラチオで快感がびんびん走った。私のペニスはもう鞘に収まりたがっている。
「嵌めようか?」
「うん」
 私は香織の顔を見ながら抽送した。
 香織はイッた後だから、ペニスのピストンが充分快感を呼んでいる。女らしい顔が気持ちよさそうに口を半開きにして、両手で私の躯をさすっている。
 私は抽送を深くしたり、浅いまま入口のあたりで素早く動かしたりして、勃起の強さを感覚した。
 顔を寄せると、香織の呼気がかぐわしい。眼を見つめてしばらく匂いを愉しんだ。そのままキスを求めると、深い応答だ。互いに舌を吸い合った。
「僕の顔に君の息をかけて」
 唇を離した後、そう求めると、香織はいつものように口を半開きにして息を強く吐いた。腰をもこもこと送りながら私は香織の麗しい顔を鑑賞した。
 いつもは早漏気味のことが多いが、その日はよくもった。香織は陰裂が長めの割にはバギナはそんなに広くなっていない。濡れていてもこすれ具合がいいと毎度思う。
 とにかくペニスのバギナとのフィット感がいい。私はたくさんの女とファックして、日本の女とする限りにおいては、私の一物程度の地味サイズでも充分機能するとよく体感している。
 そして、香織のバギナは奥の方がそれほど広くなっていないようで、私はいつもくるまれている!という感覚がある。
「イッてもいいか?」
「うん。来て」
 平凡な問答だと思うけれど、いつもそう言ってしまう。
 再会の感動にいきり立ったペニスはようやく精を放った。

美神

 香織は股間の始末をせずにそのまま会話につきあった。そういう自然体が私は好きだ。よそよそしい間柄であると、射精後に女はすぐに洗い場に立つものだ。
 クラブ美人にはブランデーがあったけれど、末広には酒が全く置いていない。しょうがないからコーラで我慢して、私は香織を質問攻めにした。
 それでいろんなことがわかった。私の多くの疑問点が解消できた。
 先ず、香織が名古屋のソープで働くに当たって末広を選んだわけは、その店が名古屋で最も繁盛しているソープ店だと聞いたからだ。場所がわからず探し当てるのに苦労し、コネも何もなしで飛び込んだと説明した。
 香織もやはり店の外観が金津園の店に比べてまるでみすぼらしいことに驚いたけれど、中に入ると意外にきれいなので安心した。店の男が親切で、控え室がとっても広くて、稼ぎは充分あるし、店の仲間に変な女がいないから、満足していると言う。
 香織も、名古屋のソープは狭くて、汚くて、女も金津園と比べればかなり落ちると思っていた。ところが、末広に入ってみると、部屋が狭いことは確かだけれど清潔感は充分あり、女も若いのが多く、それなりに器量の良いのが揃っているから驚いた。
 確かに店の個室は存外にきれいだ。建物の外観からは全く想像できないほどきちんと手をかけてある。
 客の入りは、土日ではあまり間が空くことなくつくし、平日でも客が5人を下回ることがほとんどない。週休2日で働けば、1本の手取りが1万円でも充分稼げるし、1本につき大体1回の射精ですむから身体が楽だ、と再度強調した。そして、同僚にどうにも我慢ができないような変な女がいないのがいいと言う。
 ただ、クラブ美人では掃除のおばちゃんがいたけれど、末広では掃除を含めて何もかも女がやらなければいけないのが予想外のことだった。
 ゴムの始末は、自分で中味を洗ってスーパーの袋に入れて、帰宅の時に持ち出さなければいけないのがおかしいと説明した。
 末広は振替のようないい加減なことはしなくて、まじめな運営をしているからいいと言った。
 クラブ美人では顔出しをしていたのに末広で顔出しをしないのは、もともとソープ稼業をやめろと親に言われていて、名古屋市の飲み屋で働いていることにしたからだった。
 クラブ美人を飛び出したわけは次のようなことだった。
 店長の中山は、客への応対は丁寧で爽やかな物言いをしてなかなかいいけれど、店の女に対しては、優しい顔に似合わぬ怒号をまき散らし、辛辣なことがはなはだしくて、大変厳しく罵倒する。言っていることは正しいけれど罵り方が凄まじい。
 ところが、店長はまじめで物腰のしっかりした香織がお気に入りで、香織に対しては大変優しい。他の女に対する時とものの言い方が違っていて、店の女がそのことを咎めるようになった。
 香織は、仲間から「店長は何故香織にだけは……」と疑問を投げかけられるのがたまらなかった。
 また、新しく入った女には常識のないのがいて、仲間の女の、実年齢だとか、どこを整形しただとか、私生活のいろんな秘密を客に話しまくるやつが現れた。もう、クラブ美人の控え室がいやでたまらなくなった。
 中山の指導が厳しいのもイヤだったし、岐阜市に住むのもいやになった。というのは、何度も自宅に空き巣に入られるようになったからだ。
 香織はその犯人がストーカーの可能性があると考えていた。金目のものを取られたこともあるけれど、下着や客からもらったバイブレーターだけを盗まれたこともある。その犯人に対してはドアーの錠前が役に立っていないようだった。
 どうにも薄気味悪くなって、もう鍵を変えるか住みかを変えるしかなかった。車に白いものを塗られた時は、駐車場に車が何台もあるのに、自分の車だけがイタズラされたから、もう犯人のことが頭から離れなくなった。犯人は、香織の顔も職業も知っていて、いろいろしかけているように思えた。
 クラブ美人では初めから顔出しして、親からいい加減足を洗えと言われていたことも併せ、名古屋市のソープへ転身して顔出しはせず、住所も名古屋市の近くに変えることで万事が一切解決だ。
 中山には、末広にいることが絶対にばれないようにしたいと言っていたけれど、私が香織の居所を知ったぐらいだから、もう中山も知っているだろうと思う。
 末広にいることはクラブ美人のリリアにだけは教えてあって、先日の誕生日にはリリアと一緒に酒を飲んだと愉しそうに語った。
 香織はバギナの中にザーメンを残したままベッドに座り込んで、何もかも話した。いろんな疑問が解消できてから私達は風呂に入った。浴槽の中で、再度勃起をする気配のないペニスをしゃぶられるのが気持ちよかった。
 90分で入浴してもベッドプレイは50分ぐらいで済んでいて、20分は話し込んだ。香織のさわやかな笑顔を見るのが本当に愉しい。
 ふと気がつくと、香織がしゃがんでおまんφの中を洗っていた。
 その生々しい姿を見ながら、香織は私に完全に心を許していると感慨に浸った。洗いざらい教えてくれて、私のそばで露骨におまんφを洗うのがとっても嬉しい。
 香織がブランデーを備えおくと言った。楽しそうに言うその言葉が嬉しい。私を見たとたんの香織の華やいだ顔を思い出すと、何ともニヤリとしたくなる。私は再会の喜びに浸った。
 クラブ美人のリリアにはその後裏を返した。
 香織が末広から行方不明になったからだ。メルアドは渡してなかった。途方に暮れてリリアを頼った。
 香織の行方はわかった。新しい店で何回か入浴したが、私は香織の移動癖と名古屋の店のみすぼらしさが嫌になり、とうとう通いを止めた。

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