恵里亜は平成元年から五年頃金津園でよく流行っていた店の一つだった。その恵里亜の由美は私が最も数多く入浴した女で、その入浴数の多さは
初めての二輪車入浴の冒頭に記した通りだ。
平成三年に初めて会った時には、打ち解けにくい小娘の印象で全くそそられなかったが、一年半経った平成五年の二月に、予約してあったマスターズの
夏木ルイに恒例のドタキャンを喰らって、常日頃恵里亜の梓が由美にもう一度入浴をするようによく言っていたので、二度目の入浴をした。
そこで私は由美がすっかり気に入った。そのときの私の昂揚ぶりは
初めての月4回入浴に記した通りだ。それから私は由美に通いまくった。
とにかくたくさん通ったから、幾多の愉快な想い出があり、それは
初めての二輪車入浴の他にも、
2度目の二輪車、
スペシャル二輪車、
4度目の二輪車など数多く登場している。私がソープやセックスについて書いたエッセイには由美から得た着想がとても多い。
私は梓や夏木ルイに通い詰めた経験から小説を書こうと思ったが、由美との出会いがなかったなら、小説を世に出すためにウェブサイト(良性記)を拵えることはなかったと思う。