腰の括れが魅惑の嬢

 私はウエストからグワーンと尻が張り出した体型の女が好きだ。乳房は極端な貧乳でなければ良い。とにかくウエストが締まっていてほしい。
 私はシャトールーブルについて検討した時、2ちゃんねるのルーブルのスレで、唯がかなりのベテランで、私の望む腰部に段差がついた体だと知った。ルーブルの2回目でキャンセルを喰らった唯に是非対面したかった。
 別嬪の蘭と鈴は『華麗にキュートな乙女』そのもので、私がこれまで金津園で対面したことがないような“容姿的に一級品”だ。私はもう惚れ惚れして容姿を観賞していた。でも、ギャルっぽさが気になったし、2人ともクリトリス感覚が鈍かった。
 クリ攻めに濡れるのを期待して唯を予約した。対面すると、唯は器量が普通で、私が緊張しなくても良い感じだった。

 (ゆい)〜ルーブル、H17年1月
 前回は唯を予約したのに貸切の客があって、ルーブルにしてやられた。しかし、唯より売れっ子の鈴に入浴したのだから、私はそれほど腹を立てなかった。
 入りそこねた唯を再度予約した。貸切客がつくような魅惑の女に期待した。
 唯と対面して大いに安堵した。蘭や鈴と違って唯は最初からのりが良く、会話に嬌声が飛び交った。なかなか朗らかで、いうなれば庶民派だ。何よりもありがたいのは唯の声に力があった。ソープの部屋で聴き取りに苦労していては、私のペニスに血が満ちてくれない。
 セックスにおいては意思疎通の良きことが極めて大切だ。というか、聴くことに神経を集中してなくても相手の声が聴き取れると、私は目の前がパッと明るくなる。
 唯のどこにでもいそうなお姉ちゃんぽい雰囲気と人なつっこい会話で、私は大いにリラックスできた。相手が調子よく出てくれば、私も軽口が出る。現に最初からジョークを連発していた。
 しかも、唯が下着姿になると、アルバムで確かめていた通り、肉体の腰の辺りのシルエットが極めて双曲線になっている。こういうのに私は弱い。私は期待通りに括れている唯の腰にねっとりと視線を這わせて、パンツを脱いだ時、ペニスの張りが蘭や鈴のときよりも断然良かった。
 唯はけらけら笑ってのり良く喋る割には、私がペニスを漲らせて目の前に突き出しているのに、スパッと咥えにかからずにそれをタオルで覆い、なおも会話を続けた。
 艶グループ出身の唯がそういう入り方をしたのが意外だった。話が弾んでいるからやむを得ないが、人物確認の会話はもう充分の筈だ。もし──こんなチビのジジイのチンボを!──と敬遠して咥えるのが遅れているのであれば、私は悲しい。だから、性的プレイの督促を意識して唯にキスを求めた。
 満足できる応答のディープキスだから、私は唯が唇を離した後そのまま即尺に入ると思った。しかし、唯はペニスの手揉みから始めた。
 笑みを浮かべて話しかけながら、カリの柔肌にねっとりと指を動かして、それはそれで大層気をそそるけれど、タオル地で覆ったカリ首を手揉みするのは、要するに、汚れの警戒だ。蘭や鈴にこれはされていなかった。艶グループの下位店のクラブ美人やトキハに昔よく行っていたが、こうされた記憶はない。
 応対は愛想良くてもフェラチオにかかるのが随分遅い。というか、唯がすっかりお喋りに興じているから、即尺の務めを忘れるほど私とお喋りするのが楽しくて無意識のうちにタオル越しで揉んでいるのかと思うし、見かけによらずしたたかなのかと懸念も湧くし、唯のじらす意図がわからない。
 私は相好を崩してべらべら喋りながら冷静に唯を観察していた。
 焦れて、少しふざけてみたくなった。唯の肉体の起伏が見事なことについて軽口を飛ばしながら、右手を開いたまま唯の顔の前にかざした。女の手よりも小さい華奢な手だ。細かく振動させるのは上手でも、重いものはまるっきり持てない。
 その手をすーっと伸ばし、甲のほうを上に向け、人差し指と薬指をゆっくり曲げて中指が一本だけ突き出るようにし、唯の目を見つめながらその中指を唯の唇の間にそろりと寄せた。映画スターウォーズで反乱軍の司令船の離着陸口に小型戦闘機が帰還・進入するイメージでやった。
 唯は──指をしゃぶってほしい──という希望だと理解した。私の目を見つめ、黙ってその中指の先を口に咥えた。そして、視線をそらさずに指先に舌を絡め、じゃれるように吸いつきねぶった。
 私を見つめながら大仰に舌を動かして唇をすぼめる唯を見て(ほーッ!)と思った。ニンマリして、唯の目に視線を注いだまま腰に手をかけて引き寄せ、唯の口から離した指をそのまま陰核茎部に伸ばした。
 指の微妙な揺らしに唯は一段と股間を開け、陰阜を突き出して私にしなだれた。私は唯を横抱きしたまま中指を今度は自分の口に引き寄せ、指先に唾を落とすと、唯を見つめたまま、また指をゆっくりとクリトリスに戻した。他人が見たら、キザというか卑猥さたっぷりだろう。キムタクや阿部寛がやれば様になるキザで、私がするとひたすらド卑猥だ。
 唯の仕草も表情も会ったばかりとは思えない親しみが出ている。私が軽く流したペッティングに、唯は「お上手ね」と褒め、しゃがみ込んだ。待ちくたびれて既に張りを失っていたペニスにようやく即尺を始めた。
 パックリきた時唯がお茶目な目で私の顔を見ながら大仰に舌を突き出したので、私は声をかけた。
「君が僕のチンコにフェラチオをしているところをじっくり眺めてみたい。いつも、見ているようでそんなに見ていないんだな、これは」
 そう言うと、唯はねっとりとフェラチオし、ペニスを揺らすようにしてカリを刺激しながら私の表情を確かめていた。エロビデオによくあるシーンだ。
「おーっ、むちゃ恥ずかしいぜ。……ヒャーッ、むちゃエロいなぁ」
 私は純真ジジイを装って叫んだ。
 唯のフェラチオは、蘭のように圧力的に優しすぎるものではなく、鈴のように見かけによらず「大胆・淫奔的」でもないけれどしっかりと進めてきた。開始まで随分焦らされたのが疑問なだけだ。
 私は初会では、初めのうちはかなり受動的にしているから、嬢の性戯の積極さの程度がよくわかる。
 器量は蘭や鈴ほどではないが、細面で、細い首、細い顎に優しい女らしい眼をしている。黒髪の質が良い。頬はふくらんでいるというよりは頬骨から落ち込んでいる感じだ。そして、スタイルが良い。肩や骨盤の幅が蘭や鈴よりもあるので、ウエストのくびれが顕著になる。何ともゴージャスな曲線を見せてくれる。乳房に張りがあり、肌の色は充分に白いし、きめ細かい。
 だから、ガーターと靴下だけの姿はとにかくセクシーだ。唯は背丈がそんなにないけれど、蘭や鈴よりは背が高く、それが結構だ。蘭、鈴、唯と、3人ともまあガーター姿のなやましいこと。皆、尻たぶが完全に露出するショーツを穿いてお尻が魅力的だ。
 そしてマンコ。蘭や鈴と同様に着色が少なく、恥毛が薄いけれど、その2人のマンコが陰裂が短くラビアが小さくて張りのない形をしているのに対して、唯のマンコはずーっと大人の形をしていた。ラビアも陰核茎部もくっきりしていて、当然クリトリスはやや大きめだ。
 私には女陰が大人の形をしていることが重要で、とにかく陰核茎部にしゃぶり甲斐があるのを願っていたから、唯のマンコは結構だった。
 ガーターを取り去った唯をベッドの端のところに仰向けにならせた。唯は(面白いご希望ね)という微笑みを浮かべて従った。
 私は床に膝立ちして唯のクリトリスを攻めた。ルーブルはカーペットが上等だから膝に優しい。壁が白色系だから明るい気分になる。クンニリングスがしやすいこの体勢でしばらく一方的に愛撫した。
 それから、互いに横寝して股間を相手の口に委ねる体勢にした。この69で唯に気をやらせたかった。
 唯も私がクンニリングスをしやすいようにしっかり股を開け続けた。妖麗に喘ぎ、たっぷりよがった。しかし、残念ながら一段の飛躍がなかった。後で聞くと、イクのにはかなり時間がかかるらしい。
 でも、唯は私のオーラルプレイを楽しんでいた。演技ではない声を上げ、少し濁り気味の愛液をかなり流した。肉体が一番正直だ。クンニリングスをしていてよがり汁が流れないことほど虚しいものはない。私はルーブルで初めて楽しいクンニリングスができた。
 そして、69で唯がしたペニスへの愛撫は、フェラチオも手こきも、蘭や鈴より私好みのやり方だし、一つ一つの刺激の動きにきちんと時間をかけるのが良い。やはり嬢は艶グループ出身が良い。
 唯が明瞭な声で喋るから、即尺から即ベッドまで、私は蘭や鈴の時よりも余念を抱かずに没頭できた。
 即ベッドが終わった後はそのまま雑談に入った。私はエッチを終わった後の、互いの性器のヌタヌタ感とほんのりしたくさみが好きだから、すぐに洗い場には行かない。勿論女にもそのままにさせる。だらしがないとか汚らしいとか思う人もいるだろうけれど、うち解けておれば殆どの嬢がこれについてくる。
 唯は雑談の合間でもペニスに手を伸ばし、カリ首を指でかまった。その積極さが結構だ。何しろペニスは並のペニスではない。フェラチオした唯の唾液と、ファックの時の唯の愛液と、即のプレイの全過程で私が流した我慢汁、こういうものの残滓でネチョネチョした超卑猥なペニスと化している。真上の私の鼻孔になまぐさいような懐かしいようなにおいが漂ってくるチンボだ。
 だから、滑りが良くて唯が指先も掌も這わせやすい。手なれた手つきで穂先を刺激する妖艶な横顔を見ていると、先走り汁が尿道を伝ったのを感じた。
「オッ、亢奮して何やら出てきたぞ」
 私は左手でペニスをしごいて淫汁を絞り出し、鈴口にたまった透明な滴を人差し指の先ですくった。
「唯ちゃんがあんまり魅力的だから、チンボ汁が出てしょうがないぜ」
 その指を唯の口に持っていくと、唯はその滴を舐めとった。自然体で舐めとる表情が素晴らしかった。私は一本取られた気分だ。初会では大変遠慮深い私にそこまで卑猥なことをさせたのだから、唯ののりの良さが破格ということだ。こういう女を嫁にすれば、セックスライフがしっかり楽しめるだろう。
 唯の痴態を楽しみながら談笑したが、とにかく顔を合わせたときから喋り口が親密的で、私はかなり気分が昂まった。蘭や鈴の時は萎えたペニスをさらけ出してうち解けるのに多少時間がかかったから、その2人よりも当然好印象になる。
 淫らなこともしていたが、腰を落ち着けて喋りあうと唯は受け答えがしっかりしていた。さすが20代後半だ。蘭や鈴と同様に店のことも自分のことも、差し支えがない程度にはっきり語った。ただ、蘭や鈴の時より私のほうが喋ることに夢中で、彼女たちの時ほどには唯に喋らせなかったようだ。
 唯は、ソープ嬢がソープの一室で客のピストン運動でイクなんて考えられないと語気強く言った。鈴がわざとらしいフェイクをするのを知っていて、あきれつつもソープ嬢としての根性に感心していた。
 唯が金津園に来たのは、蘭が風俗入りしたのと同様に20歳になる前で、艶などの高額店に出ていた。
 唯に「何故ずーっとノーサックの店に出ているの?」と訊くと、「でかいのをゴムつけて動かされると、すぐに切れるからぁ」と答えた。
 蘭にしても鈴にしても、ゴムを被せたデカマラの突き込みを受けたら、もうつらくてたまらないという狭い入り口だった。この2人もSTDのリスクよりもマンコの日常的な平和を望んだのだろう。
 唯はマットプレイが得意な口ぶりだったが、私は蘭や鈴の時と同様にマットプレイをしなかった。そんな全身マッサージを受けるよりも、即ベッドの後洗いもせずに、裸でくっつきあって、ヌラヌラが残っている割れ目に指を這わせたりしながらエロ話や風俗稼業談義をしているほうが楽しい。
 私はマットプレイが大好きだったが、長いこと人間をしていると好みも変わってくる。
 唯が喋ったことで記憶に残っているのは次だ。
 アナタのネクタイって素敵な柄ね。お客には仮性包茎の人が多いの(7割程度)。仮性包茎の人は即尺する時にペニスがくさいことが多いわ。私たちがイクようなエッチをする人は滅多にいない。イク演技をする女の子は多いけれど、お客は殆どそれが本当のイキだと思っているのではないのかな。腰を振りながら「イッてもいいよ」と言う客がよくいるわ。本気で言っているから笑えちゃう。ダブルやトリプルで入る客にはエッチをしない人がよくいるの。あがって、結婚して、子供を産みたいわ。
 私が質問して、その答として返ってきたものは一つもない。私の性的な意味で露骨な会話に呼応して、唯が自分から切り出してきたものばかりだ。
 唯は蘭や鈴より2つほど年上のようだ。普通に結婚したいという考えに対しては、「結婚して、子供を産みたいならば、もう上がらなければ」と言っておいた。
 私は唯に、即ベッドでは床上床下男上前位(男がベッドサイドに立ち、女がベッドの端で仰向けになる)でかかった。フィナーレのファックは、69をしてから正上位でかかった。
 その日私のペニスは、即フェラチオの時に待ちくたびれて頼りない姿を見せたけれど、その前パンツを脱いだ時と、その後の必要な時には一応臨戦態勢に入った。
 唯は鈴のような快感表現の言葉を発しない。ペニスの突きを受けるよがりの表情がフェイクのにおいがせずになかなか悩ましい。
 完全勃起には少し未達だったから、ピストン運動中は中折れせぬよう私はペニスに気持ちを集中した。カリ首でバギナの感触を探ることに専念していると、とうとうペニスがピーンと来た。私はこすれの感触を満喫してそのうちに我慢ができなくなり、気持ちよく射精した。
 放った後は陶酔の気分でディープキスを楽しんだ。そのディープキスは、蘭ほど奔放かつ親愛的ではないけれど、鈴よりは放胆な感じがした。
 唯が後舐めをしようとする気配を見せなかったので、私はそれを所望する代わりにマンコを開かせた。
「やっぱりザーメンが少量だから、何にも見えないや」
 私がぼやくと、唯がしっかり膣口を露出して気張った。その息みで極めて少量の放出物が入り口まで出てきた。
 射精の少なさを淋しがっても、晴れやかな気分で中出し上納品を鑑賞した。大股開きしている唯に中出し流出を披露した状況を聞くと、そんなものを鑑賞したがる客なんて殆どいないらしい。信じられない!
 垂れこそ我が命の証だ。垂れか故郷を想わざる……だ。
 立派なお金を払ってそういうエロ行為を全然しないなんて、狂っているとしか思えない。偽のよがりで満悦し、取り澄ました会話ばかりして、女の歳を尋ねて気分悪がられ、経歴を尋ねてこうるさがられ、射精回数の多きを願うだけで、実質がちっとも伴っていない見せかけの親密さに「オキニ」「オキニ」と連呼し、もうあほな客ばかりだ。
 私は同じことを質問しても、いつもさわやかに実年齢と経歴を打ち明けられ、初対面の女が目を丸くするようなエロ行為をして、それににこやかな笑顔で追従させ、一発で親しくなるその度合いが全然違っているやないか! カーッ!
 そう言えば、鈴も唯も私が『生嵌め』とか『中出し』とかの言葉を発すると妙に反応した。──おもしろい言葉!──という反応だ。そんな反応を見せるのが私は信じられない。
 鈴や唯がかまととしているのかもしれないけれど、そもそもルーブルの客はこういう猥褻語を発しないらしい。
 ルーブルの客層が名古屋のピンキャバや名駅西のソープ店の客層とは全然違うというのは、STDの危険の縮小と、客層に合わせて(チンピラ少女だった女が次第に)品の良さを覚えていくことを考えれば、女達には結構なことだけれど、『生嵌め』も『中出し』もしておいて、こういう用語が使えないという客のとろさ、嬢との接触の仕方というものに、私は疑問を感じる。
 ルーブルの客はお高くとまっているのだろうか。お高くするのはクリトリスだけで良い。
 私は3人の女を最初から最後まで全裸にさせておいた。部屋の明かりを最大にして、終始全裸のままという私の頼みに、3人とも多少の心の抵抗があったかもしれないけれど、拒みたいという雰囲気を全く見せずにすんなりとつき合い、私に終始乳房と下腹と恥毛を見せつけていた。
 男は異性の体の妙なる造形美を対面の全時間しっかり観賞すべきだ。そして、好きなときにマンコに指を伸ばし、陰裂の湿りを探り、女が動くたびに腰やら尻たぶやらに視線を這わせ、後ろ姿も、座ったときの下腹の突き出し具合も見たい放題に眺めるのが結構だ。
 そこまでさせる客はルーブルではあんまりいないらしい。ルーブルのような高額店は客用のガウンを用意していて、それを着る男が多い。自分がガウンを着て、嬢にベビードールを着させず、ずーっと全裸のままでいるようお願いすることはできないだろう。
 私は金津園でガウンを着たことなど全くない。小男の私が大きめのガウンを着るような無益なことはしないが、もし、ピッタリのサイズのガウンがあったところで、そんなものは絶対に着ない。終始剥き身のペニスを露出して、先走り汁を垂らしているのを見せつけるところに性風俗の遊びの神髄がある。
 先走り汁を垂らす姿は、親しくないときには浅ましい姿を見て女が嫌悪感に襲われるだけだけれど、親しければ微笑ましく見えるものだ。男の全裸は女の気持ちを探る試験紙になる。
 実はその日私が全裸になった後、唯の衣服を剥がせてから、私は唯の左の腋の下に右手をすーっと差し込んだ。そこが汗で湿っているのを認めると、「オッ、しめってるー!」と唯を冷やかした。そして、そのまま唯の左腕を持ち上げて、腋の下に顔を突っ込んでにおいを嗅ぎ、ペロリペロリと舌を這わせた。
 唯は笑顔で『かんにん!』という風情を見せた。塩辛かったからその反応は頷けるが、聞くと、そんなエロい行為をする客なんて会ったことがないそうだ。
 信じられない! 金津園の高額店で何年も働いていて、そんな程度の客しか対面していないなんて。実に熟成していない客ばかりだ。
 ルーブルで3回待合室と上がり部屋で客を見て、高額店は40代以上の客ばかりだと思った。ルーブルも他の高額店と同じで2ちゃんねるによく登場するが、そこにあのように軽い書き込みしているのが40代の男なのかと思うと、全く情けない。
 その日は、よれよれのジャンパー姿の男を2人、40歳未満らしき男を1人見た。やはりこういう店の客はきっちりしたスーツ姿か、洒落たセーターの姿が多いだけに、ズック靴のようなものにくたびれたジャンパーをひっかけ、頭髪が決まっていないどチンピラ男は明らかに場違いだ。
 この3人は、ソファーに浅く腰かけ、目一杯大股開きしている姿に全く品位がない。視線が落ち着かず、眼光に知性が認められない。案内待ちの大股開きの姿全体に男の美がまるでない。財布を取り出し前払いの金を払って、財布を内ポケットにしまう動作に優美さがない。替えズボンがどう見ても安物だ。
 こんな生意気な、品性に欠けたどチンピラ男にも生嵌めされる女は本当に気の毒だ。こんなレベルの低い連中と一緒になって、同じ女にフェラチオさせ、チンボを嵌める自分が惨めになる。かなわん。
 いつも4万円を少し下回る料金の店にばかり行っていたから、高額店に行って見聞が広まった。
 鈴も唯もAIDSという言葉を口にした。彼女たちに不安があることは間違いない。「ルーブルの客層にはエイズキャリヤーがいないと信ずるよりしょうがないよ」と言っておいた。それは、私も同じだ。
 上がり部屋でわかったことがあった。私は蘭と鈴が指名ランキングを説明したことを大変奇異に思っていたが、上がり部屋の壁に掲げた嬢の写真がランキングを表していて、まるわかりなのだ。
 本指名
 私はベテラン嬢の唯が気に入った。ゴージャスな括れボディで、人なつこく親密な感じで迫り、エロいプレイに協力的なことに大いに満足し、しばらくリピートで通うつもりだった。
 手持ちの古いソープ情報誌で唯が昔いた艶グループ高級店の嬢の写真を確かめたが、唯らしい女が見つからなかった。
 唯は私が初会をした直後1ヶ月の長期休暇にしていた。その間私はルーブルの歩(あゆみ:小娘なのにエロいのがたまらない嬢に登場)と楽しんでいたがようやく店に出るようになったので、私は勇んで裏を返す予約を入れた。
 唯は私の本指名を喜び、はしゃいで迎えた。1ヶ月以上前の初会の感動は、なんと言っても唯のウエストとヒップのサイズに落差があること、そして猥褻モードへののりの良さだった。私は心をはやらせて唯に3点セットの下着姿になるのを促した。
 唯は長靴下とショーツを脱ぐと直ちに私の正面に四つん這いになって即フェラを始めた。前回はこれを始めるのが大変遅かったが今度は雲泥の差で早い。細いウエストからヒップのふくらみ方がとにかく見事で、私は、唯が背をたわませてペニスを吸っている肩から尻までの魅惑の曲線を楽しく鑑賞した。
「すごい括れ方だぜ」の感嘆を連発すると、唯は含み笑いをしながら遊ぶようにカリを捉えた。私は、初会がもう1ヶ月半ぐらい前のことだから、あの時の親密モードが果たしてすんなり再現できるのだろうかと心配していたけれど、唯が初会と違ってすぐ即尺にかかり、しばしば微笑むのを見て安堵した。
 厳しくねぶりたてるプロらしいフェラチオを堪能してから即ベッドの絡み合いを始めた。
 唯にM字開脚させて陰裂をのぞき込むと、少しにおった。それを指摘しても、唯はちっとも恥ずかしそうにしなかった。むしろそのほうが、私が悦ぶだろうとわかっているみたいだった。
 午後2時ぐらいの入浴で、私がその日唯の初めての接客だから、マンコが下り物で汚れていてもしかたがない。即ベッドでクンニリングスにかかる客なんてあんまりいないのだ。
 内側がどんな景色だろうかと思って、2枚の扉を指でつまんで観音開きすると、愉快なことに半透明の露が両肉片をブリッジになって渡っていた。そのブリッジは直径が1mmぐらいの懸垂線だ。何というエロさか。
 しかも、内側全体がけっこう汚れていて、膣口もネチャッとしているのが目についた。開いた陰裂を横切って扉にかかった長さが3cmぐらいの懸垂線といい、割れ目の中のふやけた白いかたまりといい、破天荒にド卑猥だ。ラビアを閉じれば懸垂線が壊れるだろうからそれが惜しいぐらいだ。
 私は気に入った女なら、マンコが本来の姿をしているとむしろ愉しいぐらいだけれど、おどけた口調でからかった。
「即のプレイが当たり前の高級店で、こんなにマンコを汚れたままにしておいて良いの?」
「いつもは暗くしているからー」
 唯が嫣然と笑って返した。皆即ベッドではマンコなんて舐めようとはせず、眺めようともせずに、自分の快楽のみでただ嵌めるだけ、そして部屋は暗くしたままだから、ばれやしないということなのだろう。
 いつも洗い尽くしたマンコで客を迎えるソープ嬢が、当日初の仕事でたまたま汚れマンコをセットしているなら、毎度無味無臭のマンコに対戦することを味気なく思っている客は、その千載一遇のチャンスにこれをぺろぺろしないのは実に勿体ない。
 唯が仕事前にマンコを汚したままにする性格とは思えないので、私は初会に、唯に「汚れたマンコが大好きだ」なんて言っていたのだろうかと怪訝だった。まあ多分、女の性器は洗ってもすぐに汚れることがあるのだろう。もしかしたら、歩からマンコをわざわざ汚して私と会ったことを聞いたのかもしれない。
 これだけマンコが汚れているのだから、ペニスが清潔すぎるのが癪なくらいだった。
 私は心を躍らせてクンニリングスにかかった。唯がみるみる濡れたから、私は唯の可愛らしいアナルと大人っぽいバギナに同時に指を嵌めてオーラルしたりした。唯は指を深く受け入れたまま腰を微妙に揺らし、私の絶妙のクリ舐めに陰阜を突き出していた。
 唯は艶やルーブルのような高額店で何年も働いているのに、指を尻穴とマンコの2箇所に同時にぶち込まれるのはどうも初めてのようで、高額店の客というのは一体何をしているのだろう。私はどうにも不思議だ。このことも含め、唯は何もかものりが良かった。
 しかし、唯がどれだけ喘いでもイキそうでイカないのは、残念ながら初会と同じだった。私は──今日はイッてもらおう──と意気込んでクンニリングスをしたから、大いに気落ちした。でも、唯をたっぷりよがらせることはできたのだから一応の満足感はあった。
 攻守交代すると唯の攻めが見事だ。「キンタマをしっかりねぶってね」とねだると、いつまででも舐めているから恐縮してしまう。
 私を常連客にしてやろうという心が確実に窺えるからとても嬉しい。間違いなく私への好意が表れている。それで、ベッドで抱き合っている時、私はいつもしている儀式をやってしまった。
 唯に唾を求め、ディープキスでその唾をすすり飲み込むと、今度は逆のことを唯に求めたのだ。私は唯に大きく口を開けさせて、その舌の上に唾をドローッと落とした。舌の真ん中に落ちた唾が唯の舌の坂を流れた。「それを飲んで!」のかけ声で唯の唇が閉じてその景色を遮断すると、唯のかなり細くて長めの首が嚥下の動きを露わに示した。
 唯が2度目の対面で何らのとまどいも見せずに受け入れた。そして終始私の目を見つめていたから、私は大いに気分が盛り上がった。
 私はこの『口内唾たらし』が大好きで、この5年間に対面した女のうち2回以上入浴した女の殆どにこの『口内唾たらし』をしていた。これは、一発で親近的にならせている証だと思っていた。
 さすが初対面では、ここまではやろうとはしていない。買春の初対面でやるものではないし、「いや」と言われたら相手に申し訳ないから、女の心を見極めてから言いだすようにしていたが、頼んだ時にNOの返事を一度も返されたことがない。
 たかが風俗の遊びでどうしてそんなことができるのかというと、私が可愛らしくて母性愛をくすぐる男であるのも一因だと思っている。
 女が男を可愛いと思うことに男の歳はあんまり関係ないことを私は自分の経験でよく知っている。私は馴染みの女に「××さんって、かわい〜い!」とよく言われる。顔と顔が極めて接近している時の発言だから、背が低いのを可愛いと表現したのではない。
 私は満足し、ようやくファックにかかった。いつもの通り接して洩らさずの寸止めで終えたが、唯のよがりっぷりが楽しかった。

 くつろいでブランデーを手にした。
 私は唯の初会から裏を返すまでの1ヶ月半の間に歩に3度入浴していた。歩の退店のわけと現況を知りたいから、気負い込んで、表情はできるだけ平静を装って唯に尋ねた。
「歩ちゃんは、稼ぎが少ない!と不満があったみたい」
 唯が意外なことを言った。それは私には全く頷けない話だった。歩が稼ぎの単価や獲得本数に不満があるようには見えなかったから、外野席の勝手な憶測としか思えない。
 唯がネットをしていないとわかっていたから、その日私は、歩にも見せた嵌め撮り写真のアルバムを持参した。唯の性格からしてそれを見せれば話がはずむに違いないと思っていた。
 秘密のエロアルバムを取り出して唯に見せた。写真の人物が10人いて、そのうちソープ嬢が7人なのだけれど、唯はなんと5人ものソープ嬢の名前を言い当てた。艶グループにいた嬢が4人いたがその全てと、他に雑誌に顔出ししていた嬢1人(桂木)の5人の名を知っていた。さすがベテランだ。
 唯の思いがけない知人も登場しているだけに、関心高く猥褻写真を見ていた。私はその嬢の性器の特徴と性感の状況について説明し、しばらくそのことで話が盛り上がった。こどもがいる桂木の話も出た。
「私も早く上がって結婚して、子供を産みた〜い」
 唯が結婚願望を口にするのは2度目だった。そして湯がたまり、2人は湯船に浸かった。次は風呂の中の会話だ。
「どうして皆、ソープ嬢が子持ちかどうかがそんなに気になるのかねえ。全然客には関係のないことじゃないかいな。皆一対一のお付き合いをしたいと思っているから、そうなっちゃうのかねえ。俺は、店の部屋で燃えるエッチができるかどうかだけが関心事で、こどもがいたってちっとも関係ないぜ」
「ほんと、そうだわ。お客に関係な〜い」
「まあしかし、君たちは母子家庭というのが大変多いねえ。病気の母親をかかえたソープ嬢、こどもがあるソープ嬢、というのは随分いるね」
「そうよねえ。私のお母さんも病気なの。要介護」
「そりゃ大変だ。早くから金津園に出ているわけだ。こどもがいる母子家庭よりはましかもしれない」
 私の家もしっかり介護とは関係があるからしばらく介護の問題で話が続いた。
 そして、私が湯船の中で体を伸ばし、唯が潜望鏡プレイをした。熱烈にフェラチオをしてくれるのに、エロとはかけ離れたソープ嬢の生活だとか介護などについて語りあったことと、歩の喪失の打撃のせいなのか、ペニスにあまり元気が出なかった。まだ射精を果たしていないのに、こんな調子では悲しくなる。
「ちんちんが『まだ休憩したい』と言っているよ」
 私は言い訳した後、また、首まで湯に沈んで口を開いた。
「しかし、ソープの女は、どんな常連客にも子持ちのことは隠すことが多いね。僕はこんな調子だから、ぐーんとうち解けられて、そういう事情は早めに教えられることが多いけれど、一度、2年経ってからうち明けられたことがあって、ガックリ来たよ。こぶつきであることにガッカリしたのじゃなくて、ちっとも話してくれなかったことにね。だいたい、俺って、そういうことを隠しておいたほうがいいというお客に見える?」
「うう〜ん」
 しばらく2人とも無言のまま、湯船の中で体をさすっていた。
 ボーッと唯の右手の動きを眺めていたら、出し抜けに唯が口を開いた。
「私もこどもがいるのよ」
「えっ、今、なんて言った?」
「こどもが1人いるの」
「へーぇ。そんなふうには全然見えなかったぜ。妊娠線もねえし」
 僅か2度目の対面でこどものことを教えられたのは初めてだ。その子供についてどんな話だったかよく覚えていないけれど、既に別れて久しい元の旦那が養育していると説明した記憶がうっすらとある。
 私はその時、唯とは徹底的にエロ路線で遊んでやろうと思った。
 とにかく、唯から意外な個人的事情を聞いて、すっかりうち解けたのを感じた。しかし、ペニスのほうは初会の時ほどには元気がよくなかった。やはり歩の退店のショックが尾を引いているみたいだった。
 私は、唯がペニスを充血させるべくフェラチオを頑張っているのを見て、イカない女にはリピートしないという主義には違反しているけれど、しばらく通ってみようとあらためて思った。
 ようやく怒張を果たすと、仰向けの唯の股の間で腰を振り、かなり早漏だったけれどもそれなりに気持ちよく射精した。苦労して勃起した時は必ず早漏になるから、これが理不尽だ。
 私は歩の退店にがっかりしたけれど、唯に楽しくつき合うことができそうで、業界にどっぷりと浸かっているこの唯に通うことにした。

 私は唯に3回目の対面をした。
 唯は部屋を最大の明るさにしておいて私を招き入れ、しかも、私の希望通りガーターと靴下をつけていなかった。娼婦くさいのがいやだという私の気持ちに協力する心を私はとても喜んだ。
 唯は「(貴男のように)部屋を明るくして、と言うお客なんて一人もいないわ」と媚びた顔で言った。金津園の高額店で7年ぐらい働いていたはずの唯がそう言うから驚きだ。どの客も嬢がセッティングした照度で遊ぶなんて本当におかしなことだと思う。
 それまでの2回の入浴と同じように、即ベッドのプレイが濃厚に終わると、唯が驚くことを言った。
「貴方だから言うけれど、決して他の人には言わないでね。私、再来月にお店をやめるの」
 うろたえて理由を聞くと結婚退職とのことだ。何と客と結びついたらしい。それは大変おめでたいから心から祝福した。
 しかし、唯からは既に家庭に複雑な事情があることを聞いているし、新しい出会いの経緯を聞くとそれが本当に幸せを呼んでくれるのか危惧してしまうし、私は唯と知り合ったばかりで、しかも、買春行為で知り合ったという関係でしかないけれども、本気で唯のことを心配した。
 そんな不安をそれとなく唯に言うと、唯はルンルンの調子で打ち消した。早くから売春をしてきて、長く勤めて、ようやく明るい未来が目の前にやってきたという調子だ。陽気なコケットリーを見せるから、逆に不安になる。とにかく人生というのは思う方向にはなかなか進まないものだ。
 しかし、歩に続いて唯も知りあって間もないのに失うことになった。私は落胆し、また、唯が本当に幸せを掴むことができるのだろうかと本気で危惧して、その日はペニスが不如意になってしまった。
 唯に「お客さんにこのことを言うのは、貴方が初めてよ」と言われるとよけいに想いが深くなり、見事に萎えきった。
 金津園に行って、射精をせずに店を出るなんてことは滅多にないし、ルーブルでは、歩から業界入りの事情を聞いた時に続いて2度目の不成功だ。このことにも大いに気落ちした。
 精力の凋落ぶりに私の人生の終わりがとても早く来るような気がした。
 その後年数が経ってもルーブルの嬢から唯のことをよく聞いた。幸せに暮らしているようだった。
 私は、ルーブルはよい店だ、と思った。昔の恵里亜もこうだった。Rグループの店ではこのようなほのぼのした話を聞くことは絶対にない。あそこは鬼畜の店だ。

『初会の金津園遊び』  『金津園遊びの実録』  トップページへ戻る
(千戸拾倍 著)
St herb ナノ ブレストクリーム