上下動がすごい嬢

 びっくりしたソープ嬢がいる。もうどうしようもないという意味で破格だ。驚くのはそういう嬢でも贔屓する客がそれなりにいること。女上位での抜きの技・腰の上下動が抜きんでているからだ。自分で抽送動作をしない男が多いことに驚く。
 シャトールーブルやクラブロイヤルのような値段の高い店ばかりを利用するのは経済的にまずいから、1万円安い店を開拓しようと考え、館を選んだ。そこで、平成17年以降の遊びで最も評価できない嬢に遭遇した。
 結局新規の遊びをルーブルとクラブロイヤルに限定せざるを得なくなった。

 マヤ〜館、H17年11月
 館という店にP指名の予約を入れて向かった。館の建屋は私が金津園で初めて遊んだところだが初めての金津園を参照)、もう10年以上入ったことがなかった。
 マヤは店のサイトの写真ではウエストに括れがついて、何事にも好奇心が旺盛そうな丸い、いわゆるつぶらな目をした、お茶目そうな丸顔をしていた。ふっくらした唇に存在感があって、柔和な顔立ちの若い女だ。私はマヤが陽性の性格だろうと思っていた。
 ところが、顔を合わせて、私が「今日はよろしくねー」と元気よく声をかけると、マヤは客商売らしい愛想の良い返事を返さず、そこから部屋に入るまで歩む距離がかなりあっても、その間無言同様だ。
 そして、私の前を先導して歩くのでもなく、通路は広いのに私の横について手を取って歩くのでもなく、後に付き従って、「まっすぐです」「右手です」などと背後から声をかけた。
 私は耳が遠いからマヤの声が聞き取れない。一々後を振り向いて聞き直し、(なに?、この人!)というマヤの表情にいじけながらマヤの右手が示す方向に歩んだ。まともな挨拶もとりあえずの一言もなく、通路の進み方の説明だけだからあきれた。ここまでどうしょうもない女に当たったことはもう10年近くない。
 そして、部屋に入って驚いた。ここはどこ? 私はだれ?と言いたくなるほどの暗さだ。どうしてそこまで完全に消灯したいのだろうか。これでは疥癬も水虫もチン滓もわからない。
 挨拶ができない、朗らかに語りかけない、部屋を真っ暗にしている、この3点はマヤの性格の表れで、これは私の趣味とまるで違っていた。接客態度が零点のスベタだ。
───二度と会うことのない、ただ取りあえず嵌めに来た女と考えるより仕方がないか……。
 早くもここで買春行為の空しさを味わうことを覚悟した。この1年間元からの通い女に入浴する他は、クラブロイヤルとルーブルの高級店しか入っていない。これよりも一段と安い料金の店に飛び込んだ愚を悔いた。レビトラのおかげで、勃たないことを危惧しないだけ昔よりましだ。
 マヤのドレス姿から窺える腰の括れた体型は勃起を誘ってくれそうだ。私はマヤを、全額先払いしたその料金分目一杯“おまんこ女”として扱って、体だけは大変上等そうな女体を楽しみ、膣の中に老人性のしゃびしゃびザーメンを放ってやるだけだ。
 マヤに部屋のどうにもならない暗さの解消を頼んだらあっさり受け入れた。これは実に意外だった。
「明るい方がお好きなんですかぁ」
 などと微笑み返してからスイッチを回したのでもないから、そんなことで採点を見直ししないが、最強の明るさにしたようでも部屋はかなり暗かった。そもそも照明器自体が少ないし、照明器のサイズが小さいし、蛍光灯も使っていないのだ。ラビアを開いても尿道口なのかただの溝なのかが確認できないような照明なんて全く冗談じゃない。オーラルプレイに全く適さない部屋だ。
 そして、マヤがあっさり受け入れたとはいえ何も言わずに照明のスイッチを回したので、しかたなく従ったようにも受けとれるし、──やはり、会話がしにくい女だ!──と思わざるを得ない。
 ようやく部屋の壁の模様がわかるようになったが、まるで子供部屋のような装飾で名古屋駅西のショートの店と同じような安っぽい造りだ。とにかく内装が情けない。こんなところで裸になるのではもう自分がすっかりみすぼらしくなってしまう。
 自棄な気分でさっさと服を脱ごうとすると「まだお風呂の湯が入っていないから……」と止められた。即々のはずなのに、どうして風呂の用意が必要なのだ。上着を脱ぐのすら止めるのも気にくわないし、言葉と笑顔がまるで不足している。もうどこまでも氷水とドライアイスの噴煙を振りかける女だ。“どういうこっちゃ”の3乗だ。
 マヤは無言でゆっくりと髪の始末をした後、ドレス姿のまま浴室に行ってしまった。随分長い間戻ってこなかった。私はベッドに腰を下ろしていて、そこからはマヤの姿が全く見えないけれど、マヤが何やら準備をしているのは物音でわかる。しかし、ドレス姿のまま一体何をしているのか。
 結局、マヤが戻って服を脱ぐ段に来るまでに随分時間がかかった。こんなつまらない思いをするのは何年ぶりだろうか。
 湯を張るのに時間がかかったようだが、湯の音がやけに小さかった。私がこの5年間に入った店ではこんな情けない音の店はなかった。この女は、私の小便が情けない勢いで出るのに風呂の湯の出し方を合わせているのだろうか。でも、まだおしっこするところを見せてはいない。
 とにかく湯が勢いよく出ないから、何をするにも時間がかかる。どんどん時間が過ぎていく。
 女遊びというものは、顔を合わせてからの最初の会話が大切なのに、湯の調節に手がかかってそれにかかりっきりで、会話をしないまま客を放っておくようではいくらなんでもひどいだろう。2万3万の遊びではないのだから。
 サイズの小さい湯船でも満たすまでに大変時間がかかるので、即のプレイを始める前に湯の蛇口をひねっておかないといけないというようなだらしない設備では、店は高級化する資格がない。
 そもそも即々で湯を張るのが必要か。私は三こすり半ではない。文句を言おうかと思ったが我慢した。
 ベッドの置いてある部屋の殆どのところから浴槽と浴室の大部分が見えない。間の仕切の壁やら積み重ねたバスタオルが邪魔をするのだが、こんな造りのソープ部屋なんて私は初めてだ。
 店も相当ダメな店だが、マヤも優しい顔つきの割にはまるで取っつきが悪かった。全裸になると、堅締まりでかなり見栄えの良いボディだけれど、残念ながら即のプレイでもムードを盛り上げるような意識がない。積極的にフェラチオにかかることもない。前払いした総額を考えればとんでもないことだ。
 マヤは初対面、かつ、店にも初めてで、年寄りの私を明らかに様子見で対応していた。私はこの手の女には「即尺してくれ」と言わない性格だ。しょうがないから、私は乳首にオーラルでかかり、そのままクンニリングスに突入した。
 恥毛がかなり処理してあって、申し訳程度に繁みを残していた。その形の拵え方は性風俗に体の芯まで浸っているという気配を漂わせていた。
 愛想が良いとは言いがたいマヤは、クンニリングスには存外女らしく反応した。私が繁みの下端の肉の起伏に集中的に舌と唇を使うと、マヤはクリトリスへの刺激の強すぎることを一度だけ咎めたが、全体的には快感に浸っていた。
 クリトリスがめり込み気味だったけれど、それをすくい上げるように攻めていたら、マヤの喘ぎ声が坂を上るように強さを増し、そのうちに「イキそう!」と言った。
 私は根気を入れて唇を揺らし、とうとうマヤをイカせた。初会の相方をイカせるのはやはり難しいから、マヤが胸を反らせ、両腿を閉じるようにして身をねじったのには本能的に意欲をかき立てた。
 しかし、クリトリスのオーラルしにくいことには参った。何しろ相当な下付きで、しかも、多分マヤには、私に思う存分のクンニリングスをさせまいという意識があったから、イキそうになるまではずーっと上体を反らせ気味にしていたので、陰裂が少し下向きになっていた。
 そこを私は舌ですくい上げるように吸いついていたから、首がすっかりおかしくなった。自分で頸椎を折ってご逝去するのではないかと思ったぐらいだ。
 まだフェラチオを受けていなかったけれど、せっかく気をやらせたのだから先に交わることにした。
 暗さに目が慣れると、マヤの体は曲線が充分ついていて、バストが形良いだけでなく、特に、肌の白さと肌理の細かさが結構だった。
 レビトラを飲んでいなかったなら絶対にペニスがいじけていたと思うが、薬のおかげで、マヤのイキの身悶えを感知した後は、奥只見の畑の肥溜めに首まで漬け込みたくなるようなこんな女でも、何しろ肢体が素晴らしいから「したい、したい」と剛直の宝刀が弾けんばかりだった。
 まるで節操のないペニスを正上位で挿入した。マヤは背丈があるほうだけれど、膣道は狭くてなかなか具合が良かった。入り口は通りが楽でも、奥のほうまで挟まっている感触だった。それでも、マヤの堅さに私は心を躍らせようがなかったから、ペニスが沈着冷静で、抽送は存外長持ちした。
 フェラチオをされぬまま射精するのは面白くないので、私は「69、いいかい?」と聞いた。
 マヤが笑顔も見せずに了解したので正上位を停止し、互いが横寝の形になろうとした。私がマンコに口を寄せようとすると、マヤが「届かないよ」と言った。
 上体を起こして確かめると、なるほど届かない。それはマヤが体を腹側に屈めようとせず、しかも、マンコを引き気味にしているのが原因だし、「届かないよ」と言った口調に親しみが全く感じられないから、むかっ腹が立つ。
 私は170cm台の嬢によく会っているが、互いに側臥でする69はいつもなんとかやっている。女が体を屈めて協力すれば絶対にできる。しかし、この女に真面目に注文しても無駄だと思うと、女上位の69に切り替えた。
 ところが、上になったマヤがフェラチオをせずにペニスを手で弄うだけなので、私はすぐにバカバカしくなった。ペニスが完全に勃起しているのに、何やら一生懸命カリ首をこすっている。チンコをもっと伸ばそうと思ってマッサージしているのかと僻みたくなる。
 見上げたアナルが顔に似合わず随分変形していた。生意気な女の尻の孔がたっぷりいびつになっていると激しく小気味よい。実に綺麗な尻たぶと実に見苦しい尻穴とのアンバランスがエロい。とにかくアナルが気味悪いほど凸凹で、凸の肉が見事に膨れあがっていて、ねじれていた。
 俺のチンボで押し込んでやりたいな、と思って見ていた。
 再度正上位で合体した。ワッセワッセの最中にしたキスは、そんなにディープではなくても意外に雰囲気があった。マヤに求める感じがあったのだ。これは本当に奇異に思った。
 私がカチカチのチンコをダイナミックに往復させると、マヤは顎を突き出し、頭を反らしていた。フェイクの感じではなかった。暗い部屋でワッセワッセと腰を振って、私はめでたく射精した。
 そして洗浄に導かれた。
 館の建屋に入ったのは多分15年ぶりぐらいだと思う。あまり利用していない店だ。手直しした内壁は模様が悪趣味で、材質も安物で、とにかく内装が安っぽく、床のカーペットもまるで金をかけていない。湯の設備はむき出しに配管し直してあって、とにかく老朽化とローコスト修復が目についた。
 何故だか、ホロコーストという単語を連想した。老婆の割れ目を覗いた気分だ。湯の導管が細く、蛇口も細く、ボイラーもパワー不足なのが良くない。女の数も少ないようで、流行ってないのが想像できた。
 箱は大衆店格なのに、やることが高級店並みということで120分の料金は何と5万円を前払いした。
 マヤは、最初は大変会話がしにくかったが、私が得意のオーラルプレイを披露してイカせると応答が柔らかくなった。
 しかし、あんまり会話がはずまないから、私はマットプレイを受けることにした。これまたマヤが準備にやたら時間をかけてくれるのでうんざりしたが、浴室のほうがかなり明るかったから、私はマヤのスタイルの良さと肌の綺麗なことに見とれた。
 俯せのプレイでは舐め技も大したことはなく、要するに全身マッサージという技で、テキパキと動き小器用にやっているが、肝心の股間への攻めがなくて興ざめだった。
 でも、仰向けのプレイになると、マヤはなかなか巧妙な刺激をした。性感帯を見事に重点攻撃した。カリの撫で方・手さばきが素晴らしいほどいやらしかった。
 眠たそうに刺激を受けていたペニスがころころのイモムシみたいに張ってきた。もう良かろうとばかりにマヤが跨った。
 バギナの締めつけもバギナの上下動もなかなかのものだった。スコンスコンスコンのパンパンパンのガンガンガンだ。速度が素晴らしい。こんなに早く動ける女は初めてだ。しかも、そんなに息を乱していない。更に、キンタマを押しつぶされるような衝撃がない。感嘆するほど器用だ。
 驚いたことにとうとう発射まで漕ぎつけてしまった。
 実は私は20数年間の金津園遊びで、マットプレイで射精したことは殆どなかった。勿論マットに限らず女上位で射精したことも殆どなかった。目を瞑ってイッたのは恐らくは初めてではないかと思う。イケそうだと思った時から、私は目を閉じて集中したのだった。
 しかも、なんと2発目の実弾ぶっ放しだ。これは嬉しい。このチンピラのクソったれと思っている、ケツの穴がグジョグジョのスベタで達成したから面白い。バギナが狭かった。というか、膣の締め方が上手だった。
 3回もできないので、後は雑談をした。存外に話が弾み、聞いた話で記憶に残っているのは次の通り。
 マヤがマットで器用に動いたし、腰の上下動が見事だったので、運動能力の高さを感じたから、「小学校や中学で、体操は5だったんだろう?」と聞くと得意気に頷いた。体操以外に5や4はないと想像できた。
 店が『ゴム使用の通常プレイ』から『NS+即々プレイ』に方針を変えた時大体半分ぐらいの女が店を替わった、とマヤが説明したので、私はそういう場合殆どの女が退店希望をすると思っていたから、やめた女が半分しかいないことに驚いた。
 するとマヤは、店にもともと『NS』で対応していた女が結構いたと説明した。それなら納得できる。
「システムが変わる前、キミはどうしていたの?」と聞いたら、やはり常連客にはゴムなしで対応していたそうだ。常連客がいたというのが不思議だ。
 マヤは10代でヘルスに出た。ヘルスでは本番が当たり前のようになっていて、「覗き窓からスタッフに覗かれても何をやっているのかわからないように真っ暗にしている子がいた」などと説明した。
 21歳になる前に名古屋のヘルスから金津園の館に替わった。転身の理由は、ヘルスの仲間がろくに検診を受けず、そんなところは怖いから、定期検診が徹底している金津園を選んだ、こちらのほうが安心だ、と説明した。
 私は「お前はSTDを心配しなければいけないようなタマではない。お前自身がSTDだ!」と言いたいのを堪えた。
 これからどうするんだと聞くと、「そこそこ貯金もできたので上がることを考えている」と言うから、何をするつもりかと聞くと、風俗の店を持ちたいと答えた。
 私のペニスは女上位でしているといつも勃起が甘くなるのに、それを萎えさせずに上下動し、心は完全に白けていたにもかかわらず、滅多にない2度目の射精までさせたのは大変立派だ。どう考えても驚異的だ。
 その原因を考えると、一つにはバギナの把握力がしっかりしていること、二つめには、上下動が同じ調子で素速くしっかり続いたこと、この二つだということを言ってやると、マヤは『女上位』の上下動の力強さと持続力には自信があることを誇らしげに語った。
「私、いつも女上位よ!」と言うので、どういうことかと聞くと、要するに男上位でセックスするのがとってもめずらしいのだ。わけを聞くと、「お客さんがそうしてと言うもん」と返した。要するにこの店の客は自分で腰を振らないのが多いようだ。
 というか、『ソープでのセックスは女の上下動だ!』と奉仕要求に徹した男が多いのか、射精できるまで男上位で腰を振ることができない軟弱な腰の男が増えているのだろう。そして、マヤは男にグチャグチャ体を弄られるのを嫌ってさっさと男に跨ってしまう男性的な性格だ。
 マヤは、それこそ100分も強いフェラチオをさせられっぱなしの客や、30分連続で『女の上下動』をさせる客がいることと、それにきちんと対応していることをあきれ顔で強調した。その根性は見上げたものだ。人には何か一つ長所があるものだということがよくわかる。また、遅漏で、かつ、腰の運動を長く続けることができない男というのは、上下動の巧みな女を好むことがよくわかった。
 しかし、こういう女がいると、それにどっかりとのっかって射精支援だけを求める客が助長され、セックスと男性にまだ夢を抱いている純なソープ嬢がその心をずたずたにされる。
 マヤは平日でも3本はつくようで、「土日はいつもフルかい?」と聞くと、「一日貸し切りも多いのよ」とお茶目な顔をした。マヤを一日貸し切るような馬鹿がいるとは信じられない。
「店外の場合はエッチはしないのかい?」と聞くと、当たり前のことを聞くなという顔つきで「するわけ、ないじゃん」と返された。貸し切りは多分30万円ぐらい。それでセックスもしないなんて、何かがおかしい。こういう男には将来公的年金の支給をやめて貰いたいものだ。
 しかし、このマヤを貸し切りするなんて、物好きな男もいるものだ。確かにスタイルはなかなか立派で、顔はまあまあ良い、マンコもチンコの把握力が抜群で、歳も23歳と若いけれど(但し、自称した年齢が本当かどうかは知らない)、気だてがとても問題だ。きっとマヤの上下動の良いことだけに100%の満足感を得ているさもしい男なのだろう。
 気だてが疑問視される女でも、私はめげたり腹を立てたりせず、心広く親身に語りかけて、その上に優しい瞠目の愛撫でもって女の気持ちを捉えてしまうのが上手だ。──このクソ女め、マンコだけ女め──と思っていてもそうしてしまうから、もはや達人の域に来ていると自負している。
 要するに、マヤの気持ちをかなり捉えたからこそ、マヤは私を刺すような目で見て、「貴方だから言うけれど、誰にも言わないでね。実は……」と、上がりが近いことと上がった後で風俗業の創業を考えていることを打ち明けた。
 そのこととめずらしく2連発できたことが、無駄な遊びになるかなという空しさをかなり消した。当初の──料金分目一杯“おまんこ女”として扱って、女体を楽しむだけだ──という気持ちを満たした。
 私は20代30代で惚れた女に対しても2連発どころか2度目の合体もできなかったのに、レビトラを使えば、もうすぐ60になるという歳で、心が半分怒っていてそれをなだめながら接しているようなこざかしい女に対して2連発ができた。これは本当に不思議だし、むちゃくちゃ嬉しい。
 レビトラは驚異の薬だ。驚愕の成果だ。ハリーポッターにも負けない魔法だ。青春の再躍動だ。人生の再起動だ。どう考えてもレビトラはもっと使われるべきだ。
 それにしても、マヤに貸し切りの客がついて、マヤが事業を興せるほどの資金を貯めたというのが、どう考えても解せない。甘い男が多いものだ。急ピッチで腰を上下動して射精を促す女が客にもてるということなのだろうか? 恥ずかしいホモサピエンスの♂がまことに多い。マヤのようなすべた女を貸し切りするなんて、まあ一体どういうクソ男なのだろうか。
 その後私はマヤの動向を観察し続けた。見事業界を上がるのを確かめたかった。ところが、館をなかなかやめず、そのうちにスチュアーデスに移った。それなりの年数いた後、今度は奥の方の店に移り、売春業にどっぷり浸っているから愉快に思った。

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(千戸拾倍 著)
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