個性的で魅惑の嬢2人

 平成17年は5月からクラブロイヤルで開拓に励み、
  彩香、アイ、ルイ、エミリ、リコ、アカネ
と初会をした。このうち本指名をするほど気に入ったのは彩香とエミリの2人だけだ。
 物足りなく思っていたが、年末に、艶出身のマリと殆ど素人に近いチヒロという魅惑の嬢に出会えた。チヒロはコギャルだから裏を返さなかったが、マリには私はすっかり欲情した。成熟した女の趣がマリにはあった。
 艶や英國屋に出た嬢は性技も体型も振る舞い方も本当に見事なものだ。そんな超高級店で勤めれば、コギャルの域を脱し、妖艶さがしっかり備わっている。艶や英國屋は値段が高すぎて私は行かなかったが、クラブロイヤルで艶や英國屋を飛び出た嬢と対戦してとても楽しめた。

 マリ〜クラブロイヤル、H17年11月
 店の彩香から艶で一緒だったマリのことをよく聞いていた。
 私は平成16年4月末発行のソープ情報誌(漫遊記)を持っている。この艶のページに、アサヒ、アンナ、アイ、ヒナ、アンリ、彩香(仮名)の6人が載っていて、アンナ、ヒナ、アンリの3人は超有名名花だ。この頃が艶の全盛期だろう。
 このアイがクラブロイヤルに来てマリと名乗った。スタイルが良いことはわかっていた。雑誌に顔出ししていないし、店でアルバムを見たとしても顔は記憶していない。
 会うと、マリは膨らむべきところが膨らんでいて、それでウエストが締まっていて、色白で、確かに素晴らしい体つきをしていた。それ以上に、視線をしっかり私の顔に当て、色っぽい厚めの唇からにこやかに話しかけるのが結構だ。気さくなタイプだから、第一印象ではかなりの上玉だと思った。
 マリは私より10cm以上背が高くて面長なのが魅力だ。ルーブルは背の高いのがあまりいなくて物足りなかったが、クラブロイヤルには何人かいた。それだけ背丈があるとスタイルが見事だし、豊満でなくても太腿の太さに色っぽさがある。そして、声が明瞭で、部屋をそんなに暗くしていないのが気に入った。
 マリは下着姿になって私の正面に座り、私のペニスが半ば勃っているのに気づくとニンマリしてペニスに手を伸ばした。私はまだパンツだけは穿いていた。マリはその上からペニスの先を指3本で摘んでやんわりと揉んだ。すぐに手を伸ばしてサービスを開始することも大変評価できる。
 とにかく金津園で初会に勃起ペニスをパンツの上から揉まれたのは多分初めてだと思う。穿いてから5時間以上経過したパンツやパンティほど汚いものはないのに。まあ、小便の残り香取りと考えれば、巧妙なやり方ではあるが、エロい。
 喋りあってから2人とも全裸になった。そこで、マリがキスを求めた。自分から迫っただけにしっかり舌を突っ込んできて、吸いつきが良い。私はじっくりマリの舌をしゃぶった。
 更に、マリの即尺が吸いつき具合もこすり方もしっかりしていてなかなか見事だった。顔を合わせたばかりだし、レビトラを飲んだのが店に入る直前だったから、さすがにガンガンにはならなかったけれど、私はマリの攻めを楽しんだ。
 即尺の放胆さとソープになれた感じであることに私は安心し、マリに、部屋を最大の明るさにするように頼んだ。微笑むと目が三日月型になる柔和な顔から快諾を予想した通り、マリは快く従った。
 壁際から戻ってきたマリに私は唇を求めた。マリは最初のキスよりも更に心の籠った受け方をした。ベロとベロとの絡み合いが続いた。
「フェラチオをしたばかりの口にブチュッと吸い上げるキスをしたがる男はどれぐらいいるの?」
 マリが笑顔で答えたけれど、はっきり聞き取れなかった。商売のセックスに関わる微妙な話となると、嬢は必ず抑えて言葉を発するから、私は聞き取れないことが多い。そして、一段と小さな声で言っただけに私は聞き返しにくい。
 ニコニコして聞こえたふりをしていたが、その時私はマリのキスの熱烈さに俄然意欲を燃やした。
「ねえ、ここで(床に)手をついて、四つん這いになってよ」
 マリは意表をつかれた顔をした。
「キミの腰の括れとヒップがじっくり見たい。すっごく形が良いから」
 具体的にどうしたらよいの?という表情のマリに、「両手はここ」と手をつく位置を示した。
 ソファーに座っている私の前で、マリは頭を私の左側、お尻を右側にして四つん這いになった。私はその背から尻にかけての肌を眺めた。肌が実に白い。ウエストはきちんと狭まっている。尻たぶは綺麗に丸くなっている。アナルが漏斗状にすぼまっていた。
「綺麗な肌だ。陰りが一つもないね。……うーん、上等なケツだ。お尻の孔がはっきり窪んでいる。綺麗な形をしているよ」
 私は尻たぶに頬をつけるようにして尻たぶの間のにおいを嗅ぎ、「においがしない!」と叫んだ。
「皆、すっかり綺麗にしているから、何もにおわない。つまらないね」
 背が高い割には陰裂が短めなことを確認し、再び全身を眺めてから「ハイ、もういいよ」と言った。
 マリは私のあまりにもエロい導入に意表をつかれたと思う。しかし、それはあんまり顔には表れなかった。経験が豊富なんだろう。でも、「この人、変わった人!」という気持ちが目に出ていた。
 こういうド卑猥なことをして、気持ちが退いてしまうとか腹を立ててしまうとかと想像できる女には、私は勿論当たり障りのない振る舞い方をしているけれど、(いける)と判断した女にはいつも徹底的に淫猥路線で進めている。
 ペニスを一揉みして堅さがしっかりしたところで、マリにお尻がベッドの角のところに来るようにして仰向けにならせた。陰部を露骨にさらけだすだけにマリが戸惑った顔をしたけれども、私は堂々と指示して従わせた。
 自分より背の高いとかプライドが高そうだとかの女とする時は態度とペニスの勃ちが堂々としていることが大切だ。
 マリの尻を両手で持ち上げて、更に引き寄せ、立位で合体した。バギナはゆとりがあったけれど、具合が悪いほどではない。とにかく私よりもかなり背が高い女にピストンをするのは楽しい。結構長く腰を送ることができた。マリの嵌められ姿勢はなかなか良かった。フェイクくさくなく自然に喘いでくれる。
 たっぷりピストンした後、射精する前にペニスを抜き、そこでクンニリングスにかかった。
 マリのマンコは大陰唇がしっかり除毛してあった。陰裂は普通の形で、クリトリスの稜線は低めながらもはっきりしていた。ただ大陰唇がふっくらしているからラビアが控えめに見えた。
 マリはベッドの端でM字開脚をしていて、上体を起こして両肘で支え、私がクンニリングスするのをしっかり見ていた。それが短い時間ではないから、変わった女だ。
 クリトリスが唇や舌で捉えにくいので途中で口を離して形を確かめた。かなり小さなクリトリスで、包皮の被り方がしつこかった。これはカバーを指で少し開いて刺激するようにしたほうが良いかな、と思って、指で吊るようにした。
 マリは最初は声を出さず表情で快感を示していた。私が包皮を押し戻してクンニリングスしてみると、かすかに喘ぎ声も出すようになった。
「気持ちいい!」
 こんなことも言うし、体を反らせるような仕草もする。とうとう「イキそう!」と言った。意外に早い訴えに驚き、クンニリングスに拍車をかけた。そしてマリは見事に気をやった。
 私はマリにベッドの真ん中に寝るように求め、マリがいざったところで合体した。
 マリが「いい、いい」と声を出し、求めるように私を見つめるのと、そこで目が合うと唇を合わせようとするのは、明らかにクンニリングスで気をやらせた成果だろう。初対面でも私の気持ちはかなり昂まって、抽送が長持ちした。
 私は調子よくピストンして遂にザ・大放出という感じの射精を果たした。
 後舐めを受けた後は、ブランデーを飲みながらお喋りした。マリが美人で、話がはずんだから、私は実に楽しかった。
 マリは業界入りの前は風俗関係ではなかった。堅気だったのにセックス関係のテクニックを一気に身につけたようだ。ソープは、艶、英國屋、クラブロイヤルともう3年以上働いていた。振る舞い方がかなり上品なのだが、時々この地方の田舎の言葉を出すのが面白い。
 マリはパソコンを持っていない。そういうのは私が何者であるか知りようがないから、私は安心だ。
 しばらく会話を楽しんだ後、風呂に入った。マリが歯ブラシを差し出さなかったからいつもどうしているのかを聞くと、「お客さんが歯を磨きたいと言った時だけ出しているの」と説明した。
 マリのマットプレイを楽しんだ。大柄な体が私の体の上で自在に舞うのは楽しいし、マリのアナル舐めがしっかりしていて、ペニスへの手さばきも良い。勃起が持続できるから弄われ甲斐がある。
 マットの後は店の女のことなど聞いてからベッドの交合の2回戦を始めた。
 私は先ずクンニリングスから始めたが、ここでも、マリが両肘で支えて上体を起こし、私がクリトリスにオーラルするのをずーっと眺めていたから驚いた。(一体いつまで顔を持ち上げているのだろう?)と思いながらクンニリングスしていると、そのうちにようやく寝そべった。落ち着くや否や「イキそう!」と言って、しばらく喘ぎ、見事に昇天した。
 クンニリングスの様を見たがる女というのは実に心を掻きたててくれる。
 ペニスがガンガンに勃っていたのでそのまま合体した。69を全くしないなんてめずらしい。それは私が極度に昂揚し亢奮していたことの表れだ。
 私は懸命に腰を振った。何とか2度目の射精を果たしたいと熱望した。腰が疲れた頃にはマリがキスを求めるから良い休憩になった。そしてまたピストンした。
 とうとうあきらめて体を離すと、マリはフェラチオでペニスの強度を増し、女上位になった。マリが器用に上下動しいろいろ頑張ってくれたけれど、結局2戦目は放出まで漕ぎつけなかった。
 私が湯に浸かっているとマリがそばにしゃがみ込んで背を見せて陰部を洗いだしたので、「風呂の縁に上がって、そこで洗って、いやらしく指を動かすところを目の前で見せてよ」と過激な注文をした。
 マリは従わなかったが、その代わり風呂の縁にお尻を下ろしてマンコを洗った。私が風呂の中で立ち上がりマリの後ろから股間を覗き込むと、マリがビデとして使ったシャワーのノズルを遠ざけた。
「ねえ、見て!」
 マリが一段と股の開きを大きくして、太い小便を放った。小便と思ったけれど、水流が太いし、太さの割には勢いがなかった。膣から放っていると気がついた。
「あれっ、おしっこではないのかよ」
「これをやらないと、きれいにならないのよ」
 その前に私は──即クンニリングスをいつもしているから、嬢が前の客で中出しされていて、それでマンコをきちんと洗っていないならばかなわない。だけど、ソープ嬢は皆マンコの洗い方がしっかりしているから、朝一で入らないとイヤだとも思っていない──という会話をしていたから、マリが洗浄の実演をしたようだ。それにしてもバギナから飛び出た温水の量は意外に多かった。
 マリが2度のクリイキをしたのは私は嬉しい。それにマリはあきらかに私に好意を寄せていた。
 私は女の体型をとても重視するから、マリのプロポーションの良きことは大変評価できる。お尻が良きサイズで、後ろ姿が大変絵になる。白い肌の下腹のほんの僅かなふくらみもすごくセクシーだ。


 チヒロ〜クラブロイヤル、H17年12月
 チヒロはクラブロイヤルのアルバムで、キュートな顔立ちにスレンダーな体をしていると認めて予約した。かなり若くて業界歴が短く、2ちゃんねるの店スレでよく貶されているのが不安要素ではあった。しかし、ミーハー客と思える男には人気があるようなので、私はどんな女だろうかと思って対面した。
 ところが、チヒロはそれこそ真っ暗と言ってもよいぐらいに部屋を暗くしていた。その手の嬢は、私は性が合わないことが多い。その上、私が口に出した年寄りのインテリっぽい言葉が若いチヒロには意味の取りにくいものばかりで、最初は話がちっともかみ合わなかった。
 要するに、かなり言葉を知らなかった。
 21歳と若いこともあり、かつ、かなり教育不足なのだろうか、知っている語彙が実に少ないようだ。話がスムースに運ばないだけでなく、愛想潤沢とは言い難いから、私は大いに戸惑った。いつもは敬遠している22歳以下の女を選んだことを少し悔やんだ。
 チヒロは『テキパキ』と表現しても良いぐらいに私を手早く全裸にし、即尺にかかるのが遅くもなくきちんとペニスを咥えた。ペニスをしゃぶる顔は思いの外小さめで、目がきらりとして、猫系の顔立ちだ。
 チヒロがジジイ相手を意識しているのか、積極的に会話をしかけないから、うがった見方をすればやけくそでやっているようにも見えた。もし、しょうがないという気持ちでやっているのなら、私は気持ちがストンと醒めてしまう。
 しかも、その段取りとかかり方に高額店の女らしい放胆さがあった割には唇の圧迫とこすりの丹念さが乏しくて、ペニスにまるで快感が走らなかった。
 その攻め方を見ているとキンタマに舌を這わすこともやりそうもなく──これはつまらないことになりそうだ──と私は案じた。若さはともかくも、キャリア数ヶ月の女を選んだことの是非を思った。
 取りあえずクンニリングスしてみた。チヒロは可愛らしい顔と業界入りしたばかりの割には大陰唇の毛を見事に剃って、それがまるでたわしで擦られているようで、クンニリングスがやりにくかった。
 しかも、腰の置き方がクンニリングスに協力的でないというか、仰向けのチヒロのマンコが終始下向きになっていて、私はかなり口が動かしにくかった。陰核茎部が沈んでいるというチヒロのマンコの特質も当然オーラルプレイをやりにくいものにしていた。
 そもそもチヒロは足の構え方がクンニリングスに協力的ではなかった。それは、クンニリングスをされることに不なれなことから恥ずかしさで固まっているのか、股関節などが良くないのかのどちらかだ。クンニリングスをいやがっている可能性は一応ないと判断していた。
 拒否ではないと思ったのは、チヒロがなかなか大きなよがり声を頻繁に上げ、その時マンコが逃げていくような動きがないからだ。その声の確かさは私が対戦した女の中でもトップクラスだ。肺の奥から絞り出すような喘ぎ声で、フェイクであろう筈がなかった。ラブジュースも豊富で、シーツを広く濡らした。
 ただ、イケるかということになると、深い接触ができないこととかで、私の読みでは不可だ。
 クンニリングスがかなりやりにくいこともあって、私はチヒロをイカせるのを諦めて合体しようとし、ベッドの端に腰が来るように寝させていたのを中央に移動させた。
 そして、フェラチオなどの支援をさせずに、剃りマンを見つめて自分でカリを揉んだ。チヒロが股を開いて寝そべっていて、私がその足の間に入って膝立ちしてのオナニーだ。
 他人の目で見たその姿を想像するとおかしくなるが、クンニリングスしている時に流した先走り汁を絡めて揉みたてればすぐにピーンと来た。それだけ若いチヒロの全裸のM字開脚が素晴らしい魅力なのだ。
 チヒロは若い新人だから勃起の手助けをしようという手の動きはなかったが、股を完全に開いてしばらく性器を見せつけていたから、多少の好感は読み取れた。
 強張りがしっかりするや私は勇躍して若いマンコに嵌め入れた。やはり下付きなのであろうか挿入しにくかった。
「お尻を上げて」と声をかけ、再度試みた。もたついて怒張が弱くなったチンポが全部もぐり込むと、中は狭くて温かい。
 チヒロは抽送にもよがり声が明瞭だった。私は亢奮不足で勃起が中途半端だから、狭いバギナの中をピストンしていると、レビトラを使っていない時のように早々と終末がやってきそうだった。
 それではつまらないから、69を始めた。チヒロが私の口へマンコを任せるのが、不なれなのか恥ずかしいのか、それとも股関節に問題があるのか、うまい具合に寄せられず、クンニリングスが大変やりにくい。クンニが楽しめないならフェラチオを楽しみたいけれど、フェラチオのやり方も全く未熟だ。
 私はまるで興をそそられず、完全勃起を果たすべく始めた69だけれどもすぐにやめ、また合体した。
 69のクンニリングスでチヒロのアナルをずーっと見つめていたせいか、私は先ほどよりも性的欲望を強めたらしく、今度はカリ首の張りが良かった。穂先が過敏にはならず、チヒロの小柄な体を愛でながらたっぷり抽送した。そして、とうとう精液を放った。
 その後マットプレイを受けて、チヒロの性戯の下手なことに苦笑した。チヒロは若くて目のキリッとした美人であること以外はあんまり取り柄がないのだ。
 チヒロはクンニリングスでもファックでもしっかりM字開脚ができず、仰向けのまま股ぐらを開けて、両膝を乳房まで近づけるような体勢にならなかった。股関節に問題があるのかと思って訊くと、ヘルニアで大変悩んでいて無理な体勢ができないということだった。
 性行為についてかなり不なれの感があったのでそれについても尋ねた。
 チヒロは大阪出身、22歳、業界入れの前の男性経験は僅かに3人。自慰の経験は皆無。ペニスのピストンでイッたことがないどころか、自己指マンでイッたこともない。男のペッティングなりオーラル行為でイクことについては、店では経験がなく、プライベートエッチではあったそうだ。
 しかし、その語る表情を見ていると、ボーイフレンドとのエッチで気をやったことがあるというのは誇張の可能性が大いにあった。イキでないものをイキだと誤認した可能性もある。
 しかし、チヒロは不感症ではない。即ベッドでシーツにこぼした愛液のシミがなかなか消えなかった。よがり声が大きいのもチヒロの目立った特長だ。
 いろいろ喋っているとチヒロはすっかり私にうちとけたようだ。笑顔も多くなった。「いつも一回こっきりの遊び方をしているのですか?」と唐突に聞いてきた。勿論私は否定したが、チヒロに裏を返すことはない。
 私は第2戦についてはあんまり期待していなかった。チヒロは観賞対象としては良い女だけれど、私から見ればちょっと子供過ぎた。
 それでもやってみると不思議なことに射精まで至った。チヒロを一方的にクンニリングスで攻め、その最中に──2戦目ではさすがに自力勃起は無理だ──と思ったところでチヒロにフェラチオを頼み、私にしては長い時間フェラチオさせた。
 そこまでチヒロの性技のまずさを露骨に批評していたので、チヒロは少し気を悪くしたようだが、それでも意地になって唇と舌で強引な動きをしてきた。そうなると、私の鈍感なペニスはこすれを感じて嬉しくなる。というか、私は相手の変化、うちとけに反応する。昔からとても情緒的なペニスだ。
 臨戦態勢に突入した後もしばらくチンコ舐めを楽しみ、ようやくチヒロと合体した。それで、嵌めると、膣道を進む時はっきりとこすれ感を感じた。それは、第2戦ではなかなかないことだ。
 チヒロの足の構え方は最初のベッドの時よりも協力的になった。私はチヒロのよがり顔を眺め、気持ちをかき立てた。イキたいと念じた。勃起は充分だった。最強の堅さでペニスが肉壁をこすっていた。
 チヒロは私の激しい往復に体を揺らしていた。ベッドはそんなに柔らかくなくて、私は膝の踏ん張りが利いた。腰に違和感が出ず、調子の良いピストンが持続した。
 そして、とうとう2度目の射精が来た。射精量はかなり少なくても、私は充分満足した。
 入浴し、タオルで拭かせ、私が下着を着だしたところでチヒロがポロッと言った。
「スーツ姿が似合うのね」
 スーツ姿なんて2時間前にちょっと見せただけなのに、再びスーツ姿になる前にチヒロがそんなことを言った。私のスーツ姿は石原慎太郎よりはダメだが、田中康夫よりは様になるだろう。
 そういえば、マットプレイを始めようとした時、俯せの私を見てチヒロが悲鳴のように叫んだ。
「怖い!」
「怖いって、何が?」
「(貴方の)体が小さくて、(マットをするのが)怖い!」
 そんな言い方をされたのは初めてだ。屈辱感を超えて滑稽感だ。
 この侮辱があったからこそ、私はマットプレイの後、チヒロに性技が如何に未熟であり、どのように改善したらよいのかを長々と解説してやった。それで、チヒロは意地を見せて性技が強く長く繰り出せた。
 その日の遊びを総括すれば、初め〜どうなることか、終わり〜まあまあ満足、総評〜個性的な女。
 それにしてもこれだけ日本語の不自由な女はなかなかいない。「芳醇」「不粋」「エロい」「中出し」「中イキ」「クリイキ」なんていう言葉がチヒロにはすんなり通用しなかった。「中イキ一番」なんてチヒロに言おうものなら「中井貴一・番」になってしまう。エロとかソープとかに全く関係のない普通の会話でも、私が発した言葉はしばしばチヒロには意味が取れなかった。
 私はこれまでソープ嬢としては知性や問題意識があるほうの女に通っていた。私の馴染みの女は──人から軽んじられるソープ嬢という仕事をしているだけに馬鹿な女にはなってはならない──とか──ソープの客は社会的にそれなりに成功を収めている人が多くて、そういう人は結構教養があるものだから、そういう殿方に負けないように少しは教養面で努力をしなければ──とか考えるのが多かった。
 そういうことを言った女たちの顔を思い出しながら、チヒロとの会話のしにくさに私は苛立っていた。チヒロはとにかく若い美女だし、コケットリーが男の気を惹くので、業界歴が短くても常連客がしっかりついているようだが、その常連客はチヒロのかなりの無知についてどう思っているのだろう。
 私は翌日チヒロの大きなよがり声と、前半とは様変わりの後半のなれ親しんだ嬌態を思い出し、何故かオナニーをしてしまった。レビトラの効果は翌日まで続いていたようだ。左手で受けた精液がチヒロの若さのカンフル効果だった。
 会っている時も会った後も、私はチヒロには批判的というか厳しい目を向けていたけれども、心の奥底では結構慕情めいたものが湧いたようだ。それだけチヒロの笑顔の眼が優しくてきれいだった。また、快感表現の喘ぎ声が耳に残った。
 それにしてもチヒロはネットで叩かれそうなタイプだ。現に2ちゃんねるで叩きをよく見た。「奥まで入れさせない女」という罵りだ。

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(千戸拾倍 著)
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