艶グループを出た嬢2人

 クラブロイヤルで艶グループ出身ではない女は、若さや容姿と素人っぽさが取り柄で、客へ接近のしかたと性技がどうも充分でないし、エロさが足りない。店の情緒重視の方針と客層との関係でそうなるのだろうと思った。
 艶グループの上位店を出た嬢は性技も振る舞いも体型も問題がないのが多い。クラブロイヤルでは彩香(仮名)、リコ(艶ではアサヒ)、マリ(艶ではアイ)の3人に入浴してそう思った。
 彩香とマリには毎月通っていた。

 ユリ〜クラブロイヤル、H18年1月
 クラブロイヤルのマリ個性的で魅惑の嬢2人参照)がユリに一度入ってみたらと勧めた。
 この店にいる艶の出身者は彩香、マリ、リコの3人かと思っていたら、ユリも仲間だったと言う。それは実に興味深い話だ。
 アルバムでユリの写真を見て、面長の女らしい顔をしていて、肌が白く、プロポーションが長身のスレンダーで素晴らしい、と認めたからすぐにP指名した。
 エレベーターで対面すると、高額店ならではの光沢のある白地のロングドレス姿が実に様になっているけれども、その顔はアルバムで見た若々しくて清楚な感じが失せていた。朝一の時間で来たのにストレートに髪を垂らしている顔に微妙なむくみがあり、生活に疲れたような小母さん顔だ。
 この店では店のアルバムの写真よりも実物のほうが映えることがあったので、ユリが存外に老けてみえたのが意外だ。かなり古い写真を貼ったか、照明で徹底的に欠点を消したのかと思った。
 部屋に入るとユリがすぐさまディープキスをしかけてきた。唇が離れると微笑みを浮かべて語りかけた。客を楽しませようという心がしっかりあって、(これなら上玉だぞ)と気持ちをかき立てた。
 若い客には小母さん扱いされて敬遠されそうだが、固定客がいっぱいついているに違いない。ネットではユリの経歴を具体的に示すようなものを見たことがないので、嬢在職の年数がさっぱり見当つかない。落ち着いた態度と手なれた振る舞い方から業界歴は6年ぐらいはあるのかと想像した。
 ユリは部屋をなかなか明るくしていた。すっかり暗くする女が大変多いからそうしない性格は評価できるし、物腰も品よく、私は最初の失望感をできるだけ打ち消してやらねばと思った。
 ユリの身長は私よりも8cmばかり大きい。下着姿になると体型が写真と同じで、ウエストが括れて、足がなかなか長い。特筆すべきは肌の素晴らしさで、見事な美肌に長身の体だから、合体した時の感じがゴージャスだろうと想像した。
 ただ長身と言っても私から見ての話だから、普通の背丈の男性からすれば普通の背丈になるのかもしれない。とにかく私はその時、顔よりは体で楽しもうと思った。
 困ったのは声が大変小さいことだ。ユリの容姿について感想を言っても、目の前から返るその言葉が殆ど聞き取れない。声が小さいのは私は本当に困る。
 ユリはドレスを脱げばもう下着姿で、私はソファーに座って順次衣服を脱ぎ、とうとうパンツ1枚の格好になった。禁煙のおかげで腹が突き出してきたのが目につく。
 私が腹の皮膚を摘んで脂肪層の厚さを確かめ「駄目だなー」と呟くと、ユリが私の膝に手で触れて「そんなに肥えていないわよ」と言った。
 私の目を覗き込む視線と、膝で感じた手のひらの温かみと、柔らかい発声で、私はユリの人気が高そうだと感じた。脱衣後で即尺の前、性的プレイを始める前に客の体に手で触れたまま喋りかける嬢は指名を稼ぐのが多い。女は男にできるだけ接触してやるのが男の気持ちを掴むコツの一つだ。
 いつもはレビトラを使っているけれど、このときはバイアグラを50分前に飲んでいて、まだペニスをさわられていなくても、ユリが私の膝に手を置いただけでピンピンになった。これを見ろ!とばかりに剥き身が光沢を放ってパンツから飛び出ている。
 ユリは勃起物を冷やかすことなく黙ってバスタオルを被せた。そして、私に腰を浮かさせてパンツを剥ぎ取り、かごの中にしまうと、ソファーに腰掛けた私の正面ににっこり微笑んで正座した。
 私は何やらエロい言葉をかけながらユリのブラジャーとショーツを取った。そういうものを取られる仕草が女っぽかった。
 ユリはガーターベルトに長靴下だけの格好になり、膝立ちしてバスタオルをめくるやそのまま取り去って、ペニスを掴んで、カリ首に口を寄せた。
 一体何のためにバスタオルをチンコに被せていたのだろう?とおかしくなった。なれきった感じのペニス晒しに続く即座のパックリは、下着を外される羞恥のポーズと少しだけアンバランスだ。
 ユリはおずおずした咥え方ではなく、いきなりしっかり舌を絡ませた。勿論落ちそうになっていた先走り汁を躊躇うことなく舌の上に乗せた。
 肉棒にビーンと走る快感を悦びながら、私は「いい味はしないかい?」と聞いた。
 ユリは口を外して「何も味はないわよ」と微笑み、またパックリ咥えた。なかなかこすれの良いフェラチオが続いた。
 その最中にユリがカリ首を口に含んだまま両手の手振りで、私にソファーから立ち上がるように求めた。何をするのかと思ったら仁王立ちフェラだった。ユリは私の視線を意識して猥褻な仕種でペニスを舐め回した。
 充分にカリ首をしゃぶられたので、私は次は、クンニリングスにしようか、69にしようか、それとも一旦嵌めようかと迷った。あまりにペニスがギンギンなので先に嵌めることにして、ユリにベッドに上がるように求めた。
 ベッドに両手をついて膝を使って上がろうとするユリのすっきり伸びた背中と尻たぶの丸みを見て白さにハッとした。そのまま舐めるように目を這わせて陰裂に焦点を当てると、大陰唇には殆ど毛がなくて、膣口が潤滑剤の光沢を放っているのが見えた。
 美肌の股間の底面をまとも見て触発され、私はユリが仰向けになろうとしたのを止めて、めずらしくも後背位でファックした。
 ユリの白い尻に両手をついて剛直のペニスを突き刺し動かすと、ユリの快感表現がわざとらしかった。いきなり「アン、アン」とはっきりした声を出すフェイクは私は苦手だ。
 四つん這いになって剛刀を受け入れていたユリが、感に堪えぬように右手を後に回し、ベッドに沈んでいたユリの右膝頭の横で構えていた私の右足首をギュッと掴んだ。それでそのまま喘ぐから芸が細かい。
 ユリの背中が白くて綺麗で、背にかかった黒髪が女らしくて、尻も白くこんもりとふくらんでまことにエロい。アナルの着色が薄かった。
 バイアグラは快感まで殺す。だから、レビトラ以上に早漏現象を吹き飛ばしてくれる。私はユリの四つん這い姿に見とれながら、フェイクの声をBGMにたっぷりピストン運動をした。
 バックの嵌めに満足したところで結合をやめてクンニリングスに移った。
 そこで初めてユリのマンコを正面から検分すると、割れ目がかなり長いのが目についた。バックでガンガン突いても射精起動がなかなか現れそうになかったのが納得できた。陰裂が長いと膣道も大きい。色白だからやはりラビアは着色が薄かった。
 ユリはクンニリングスの反応がそれほど顕著ではなかった。後背位の交接ではフェイクを見せたけれど、オーラルではそれをしなかった。
 確かに私の経験では、本格的なクンニリングスをされてわざとらしくよがるふりをするソープ嬢なんて殆どいない。そこまでしてくれて、誇張表現でだますのは良くないという意識があるのだろう。
 そもそも気持ちいいふりをしなくたって、私がクリトリスにきちんとオーラルすれば実際に気持ちいい。そうなると、一気に気をやってしまう女でない限り、静かに快感に浸っていることが多い。
 AV女優はクンニリングスや手マンをされている時に必ず「あん、あん」と声を出すが、ソープ嬢やヘルス嬢は本当に気持ち良くてもあれほど派手に声を出さない。声を出すとしたら、AV女優と同様にフェイクであることが多いと思う。
 ユリは陰裂の長さの割にはクリトリスが小さかった。そのクリトリスを露出させて舌でしっかり掃いてもピクンとするようなことがないから、クリトリスの感度は鈍いと判断した。
 仰向けになってM字開脚しているユリをイカせるつもりでかかってはいたけれど、徒労になるなら、何せ初対面だからオーラル行為はほどほどにしたほうが良かろう。そう思っていたら、ユリが左手で私の右手を掴んで陰部のほうへ導いた。
 バギナに指を入れてくれということかと理解し、クンニリングスをしている顔の向きを少しずらしてバギナに中指を差し込んだ。初会でクンニリングスの最中に指入れを求められたのはめずらしいことだ。
 Gスポットを揉みながらクリトリスを吸い揉みすると、ユリはよがり声をあげた。それはフェイク混じりだろうと想像した。
 しばらく連携愛撫をしてみて、ユリの快感のレベルが気をやるところまでは来ていないだろうと私は判断した。汁は充分流れていた。濡れるのを確認すれば、クンニリングスはほどほどで良かろうと思い、また合体することにした。
 正上位でかかったが、やはりよがる声がわざとらしかった。でも、嵌められ顔が妖艶で素晴らしい。
 ユリの表情が活き活きとしてきて、不思議なことに小母さん顔の印象がすっかり消えた。いつもしているようにこの人を相手に仕事するんだ───という、ソープ嬢にとっては日常的であるが故に感動も緊張もない顔が、男と2人っきりで裸でいる女の顔になっていた。
 ピストンに強弱をつけるとユリはその都度反応した。私の体のどこかを掴んだりする仕種も結構だ。特にキスが濃厚なのが嬉しい。内腿も胸も下腹も白くて綺麗だ。
 接して洩らさずの路線で行こうと思っていたけれど、ユリのファックの受け入れ方が積極的、かつ、官能的で、フェイクだと思っていても気をそそられるから、結局射精まで辿りついてしまった。バギナの直径に余裕があり、既にバックでギリギリまでピストンしていたのに存外抽送時間が長くなった。
 激戦に疲れて寝そべると、お掃除フェラで後始末を受けた。極めて濃厚な吸いしゃぶりの後舐めだ。
 その後ユリからいろいろ聞きだした。名古屋から通っていて、すずめの宿に3ヶ月、艶、英國屋、ルネッサンス、ロイヤルの順で、業界歴はまだ3年程度だった。ユリが艶に来た頃に彩香やアサヒが入店したらしい。アイ(ロイヤルのマリ)はそれよりも少し前に艶に来た。
 でも、いろいろぶっちゃけた話をしているのに、歳は言わなかった。ということは、存外に歳を取っているのかもしれない。業界歴が3年程度というのはウソは入っていないと思う。
 ユリとキスをするとユリの舌に強いタバコの味がしたので、喫煙本数を聞いた。1mgのタバコを一箱と説明したが、私の舌の味覚を分析すると8mgを一箱以上という印象だ。
 ユリが言ったことで記憶に残っているのは二つだ。
 一つは、私がブランデーを飲んでいると、「近頃はお酒を飲むお客さんが少なくなったわ。この店では殆どいないのよ」と言ったこと。
 もう一つは、私が浸かっている湯船にユリが入ってきた時、一旦後ろ向きに縁に腰を下ろし、それから回転するように足を浴槽に送るという動作をして、私がユリの優美な所作を褒めた時のユリの発言だ。
 ユリは私が褒めるのを聞いた後湯船で腰を下ろして潜望鏡にかかろうとした時に、両手の親指と人差し指で輪を作り、その輪を先ず性器のところや持ってきて、それから左の乳房のところへ持ってきて、その動作の間に言った。
「皆ここと(性器に輪)、ここ(乳房に輪)しか見ていないの。この2ヶ所だけ。全体を見ている人なんて先ずいない。私たちの全体を見ていないの。貴方はちゃんと全体を見ている」
 ユリに聞いてみた。
「僕ははっきりものを言う人間で、はっきり言わせてもらうけれど、さっきクンニリングスで攻めて、それほどキミが快感が深いようには思えなかったのだよね。それで聞きたいのだけれど、本当のことを言ってくれないかなあ。僕は研究しているので。……キミはクリトリスでイクことはあんまりないんじゃない?」
 ユリが返事をしたが声が小さくてよくわからなかった。しかし、明らかに肯定の顔つきだった。
「オナニーの頻度はどうなの? 毎日とか、1週間に1回とか」
 数字を言ったのがこれも私の耳には届かなかった。私は湯船の中で仰向けに体を伸ばしていたので、私の耳とユリの口との距離が少しあった。しかし、要するにオナニーの頻度が少ないようだった。当然イッた経験はそんなにはない。
 私はユリがかなり気に入ったけれど、イカせる楽しみが出てこないならばリピートすることはない。第一声が小さくて会話がしにくくてならない。
 ユリが私に好感を抱いたのは明らかだから、私はそれを感じ取るとマットではとても勃ちがよかった。
 ベッドの2戦目は正上位で最強の硬度でもって奮戦した。しかし、ユリのバギナの直径が私の武器よりは充分大きいようで、2度目の射精まで漕ぎつけなかった。
 あきらめて離れ、ベッドに寝そべると、ユリがフェラチオを始め、そのまま女上跨位でかかってきた。両脚を蹲踞の形でしっかり構え、腰を浮かせてエロい上下動をしてくれた。髪の長いユリが顔を沈めて合体部を覗き込みながら腰を振っているから、なかなか妖艶で卑猥だった。
 しかし、射精起動の感触がなかったから、次に女上位の69を楽しんだ。こちらのほうがカリ首に快感が響いた。そして、私はもう一度正上位を試してみた。
 結局射精には至らなかったけれど、精液の貯蔵が少ない私だからのことで、ユリは多回数射精願望の客に見事に応ずることができる売れっ子ソープ嬢であるに違いない。
 私は腰の送りにたっぷり時間をかけ、性行為に満足した。
 疲れて絡みをやめると、ユリがふんわりと寄り添った。服を着る私をアシストするユリの顔が妖艶だった。オーラルでイケる肉体ならば何度か通うだろうに、そうでないのが残念だった。

 平成17年から18年にかけてクラブロイヤルで大変よく遊んだ。閑話休題で少しデータをまとめる。
 平成17年10月末日発行の某ソープ情報誌でクラブロイヤルがどんな嬢を紹介しているのか確かめた。
 嬢 コメント
アイ この当時、アイ、ナルミ、ルイの3人がトップスリーだったと想像する。
3人の中ではアイが雲泥の差で早く上がった。このことから3人の中では一番まともな性格だったと言える。
ナルミ 平成20年にドルチェビィタで入浴。何と!平成24年では吉原に出て、その後金津園に戻ったはず。
平成14年にスティーションで初売りだったので、強烈に嬢働きが長い。売春から抜けられない女だ。
ルイ クラロイを退店した後、ドルチェビィタに出て、ここが大変長かったけれど、平成23年には上がったはず。
カレン 情報なし
ユウ 情報なし
アコ 情報なし
チヒロ 金津園にいた期間は短かった。
エミリ 金津園にいた期間は短かった。長身で、抱き心地の良い女だった。
金津園にいた期間は短かった。
艶、ルーブル、ニュージャパンなどいろんな店に出ていた女なのだろうか。
もしそうだとすると、ルーブルから抜けた後に、ルーブルの通い女からニュージャパンまで是非入浴に行ったらどうかと推奨されたのが想い出だ。どうも私好みの女らしい。私は店を変わってばかりいる性格がいやで入浴しなかった。
京華 私が通うのをやめた後まもなく上がったようだ。
亜梨沙 情報なし。
マリ 平成14年に艶でアイの名で出た。その時に「スペシャルボディ」と宣伝されている通り、本当に美麗な体型だ。平成17年にクラロイに移り、その後は2つの店に出た。ナルミと同じく、平成24年に至っても現役。
ユリ 艶グループ出身。手持ちの某ソープ情報誌を見ても艶グルーブ時代の写真が見当たらない。
本人は休業してばかりいたと言っていた。クラロイに存外長く在籍した。長いのを意外に思っていたら、2ちゃんねるで店長の女だと出ていた。本当かどうかはわからない。
店長ごときにくっつく性格ではないと思うのだが。
リコ 艶でアサヒの名でデビュー。クラロイにあっさり移って、そこにそんなに長くいなかったのが不思議だった。
長い空白期間をおいて平成22年にシイナの名でルーブルに出たから驚いた。
しかし、ルーブルもすぐにやめた。すぐに不満が募るダメな性格の可能性あり。
 この頃はRグループに貴公子が加わる前で、クラブロイヤルが筆頭の店だった。同じ格の店とされていたシャトールーブルと比べれば、容姿的にも平均的な若さの点でも雲泥の差で上回っていたと思う。


 ショウ〜クラブロイヤル、H18年3月
 マリ、彩香のどちらだったか記憶がないけれど、艶のマヒルがクラブロイヤルに来てショウの名で出たと教わった。艶グループ出身の嬢に目がない私は当然入浴することにした。
 岐阜駅で3月半ばの思わぬ横なぐりの雪の中で迎えの車を待った。店のアルバムでショウの写真を確かめたが、少し前のことで、どんな顔立ちなのかは覚えていない。ただ、冴えた顔だったような記憶だ。
 店のサイトで見たショウのスレンダーな立ち姿が、原デジタル画像から横の縮小率を縦の縮小率よりも縮めているだろうけれども、見栄えのする体型だったはずだ。
 ショウに対面して、肌の白い裸体の見事さに生唾を飲み込んだ。一気に助平心がふくらんだ。若くて、面長の器量が上等だ。肌が素晴らしくて、括れた腰から尻がプチプチした感じで脹らむのが欲情を誘い、私は猟師のように対象物を観察し、心を躍らせ、熱意を込めて言葉を発し続けた。
 先ずキミとお喋りしたいという態度にした。
 ショウも私のくだけた駄弁に気を許したかのように、リラックスして応対した。だから、私はいろいろ話を聞き出した。
 ショウは16歳の頃既に飲み屋のようなところでアルバイトをしていた。高校は中退し、金津園に来たのは19歳の時だった。ゴムがつらいから艶に出て、通算で1年ぐらい働いたところでいろいろ不満があって艶をやめ、半年以上ぶらぶらしてからロイヤルに出た。
 出身を聞くと神戸と言った。ところが関西なまりがなく、むしろ尾張なまりなので、「関西出身というのはおかしいぞ」と指摘すると、「小学校まではそちらにいたのだから、あくまで私は神戸の出身です」と言い張った。
 そこで私は、「ただ単に物心がついたという頃の住処で出身地を決めては駄目だよ。女はね、マンコから血を流し、オナニーを覚え、エロの物心がついた土地が出身地だよ。そこが岐阜県であるならばキミは断固岐阜の出身ということになるの」と言った。
 これがショウに受けたようだ。
 まだ22歳だけれど、25歳までにはソープの仕事をやめたいと言っていた。店を持つのが夢らしい。
 私が「ちょっとぐらい金を持っているからと言って、店がきりもみできると思ったら大間違いだよ。下積みを5年ぐらいやって、いろんなことを覚えなければ。だまされずに正当な値段で良い物の仕入れができるところはどこか、どこに店を出したらよいのか、正当な値段で店の賃借ができるのはどこか、帳面をどうやって作成するのか、大変だよ」と言うと、ショウは「そういうことがきちんとわかるには大変だということは知っているわ。下働きからするつもりよ」と言った。
 艶では何に不満を感じたのかを聞くと、一口に言えば、厳しさに嫌気がさしたということで、休憩時間が短くて、接客時間中に後片づけや化粧直しまでしなければならなくなることを語気強く咎めていた。
 私は、接客時間中に後片づけや化粧直しをしたって良いではないかと思うけれど、(客が気にすることを受けて)嬢が気になるならこれはしかたがない。
 経歴も願望も職業問題もよく耳にする話だけれども、初対面で即のプレイを本格的にする前に結構突っ込んだ会話を長くし、こんなことまで聞き込んだ。
 しかもショウは即ベッドの後私と喋っている間、「こんな楽しく思えることはないわ」と二度言った。自分は自分というマイペース型タイプで、わざわざ外交辞令を口にする性格ではないと思うから、その口調が記憶に残った。
 私は対面20分で、ショウをリピートで通いたいと思ったけれど、ショウには気の毒?なことに私の通い女の席は満席(ミキ、マリ、彩香)だった。
 ショウが美貌の持ち主だけに、私のクンニリングスですっきり気をやるなら、私の通い女の誰かとチェンジするのもあり得るのだが、そうではなかった。ショウも「クンニでイケるけれど、遅いの。指で攻められてもだめなの」と説明した。
 私がショウについてマイナス評価をするところは、敢えて言えばハートが逞しすぎる点、悪く言えば「すれている」ことだ。
 私が「キミは彫り物を入れるべき性格だね」と言ったら、賛成していた。彫り物を入れる性格の女というのは、遊びたくないとはちっとも思わないが、惚れにくい。
 まあ、ソープ嬢になる女は堅気の女と比べて皆すれているものだけれど、これが先に目につくとなると、私のように百パーセント堅気の人間には「ちょっとー」となる。
 それにしてもショウは上玉だ。私より8cm背が高く、大変スレンダーだ。ウエストに括れが充分つき、色白の美肌、顔は面長、卵形、そして美人。所作は女らしさを身につけ、喋り口はしっかりして、性的サービスは問題なし。玉舐めも手こきもいやらしく進行できる。即尺は私のカリ首を厳しくこすり上げた。
 ありがたいことにショウの声は私の耳でも捉えやすいよく通る声だ。そして陰裂は大人のサイズで、大陰唇に毛は薄く、クリトリスは包皮を吊ればきちんとこんにちはして、全体に着色が淡く美的な外観だ。
 私が常連になる条件は殆ど満たしている。惚れる気持ちがかき立てられない女でも、親しみを生み出し、助平心を楽しませてくれれば私は通う。
 ショウはさほど「私が精液を搾り取ってあげます!」というタイプではないから、射精支援期待派の客にはそんなに歓迎されないかもしれないが、私はそんなことは気にしない。
 熱心にクンニリングスをして、これですっきりイッてくれなかったのが本当に残念だった。シーツが愛液でたっぷり濡れたのに終着駅がなかった。
 私はこの即ベッドのプレイで、迷った末に射精まで持ち込んだ。ショウの容姿が極上なので、2戦目でもう一度放てるような気がしたからだ。それに、私の踊るようなチンコピストンを受けるショウの顔が何とも良かった。私は我慢を放棄した。
 その後ブランデーを飲みながらの談話は楽しく進んだ。私は露骨で淫らな戯れをしながらそれなりに真面目な話をしていた。そういう私のやり方はソープ嬢には面白いようだ。
 2戦目はマットにした。ショウが女上位の腰の動きに自信がある口ぶりだったので、私はマットで射精できないかと思ったけれど、ショウの膣の締めと上下動の速度が少し不足していてうまくいかなかった。
 その後ショウは熱心に強くフェラチオをしたが、ベニスの充血は完全でも射精起動が全くかからなかった。
 ショウは私の再来を願う雰囲気だった。営業的というよりも、もう一度顔を見せてほしいという感じがした。というか、また来ていただけるに違いないという様子だった。それが少し心を痛めることだった。

 ショウは早めに足を洗うだろうと思っていたが、クラブロイヤルをやめた後しばらくしてドルチェビィタに出て、ここに数年いたのではないかと思う。

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(千戸拾倍 著)
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