スレンダー美人2人

 私は大層な美人でも何かと物足りないところに着目する性癖がある。悪い癖で、美女に素直に感動しておれば良いのにといつも思う。
 悪い癖が出て裏を返さなかったけれど、平成18年の終わりかけに──あれは上玉だった──と後々思い返せる嬢にクラブロイヤルとすずめの宿で会った。

 アリサ〜クラブロイヤル、H18年10月
 アリサは店の写真から抜群の美人と大いに期待して対面した。
 写真では、どちらかというと丸顔の、気品に満ちた、もう金津園では見たことがないような素晴らしい美貌で、強烈に瞳が輝いていた。前月に写真を見たとき私は文字通り電撃を喰らったような衝撃だった。
 会ってみると、やはり若くてスレンダーで、プロポーションが良くて、かなり映える顔ではあった。
 しかし、アリサは残念ながら写真映りが良すぎた。目のパッチリさがとろけるような笑顔の写真よりも落ちて、美人度と顔の華やかさが、私が勝手に想像して猛然と期待していたほどではなかった。
 艶グループやルーブルではご本人よりも写真が立派すぎることがよくあったけれど、クラブロイヤルではそれほど極端な違いはないと思っていたから少し残念だった。
 しかし、よく考えてみれば、アリサはあの胸がキューンとなるような笑顔の写真さえ見ていなければ相当な美人で、男が感動できる顔をしている。だから、こういう気落ちのケースにぶつかると、私は高額店で遊ぶ時は、女の写真の顔立ちなんか知っていないほうが良いと思う。
 写真の笑顔がとても派手だったのに、ご本人は愛想・愛嬌に欠けていた。しかも、喋り方が全くの小娘然だ。写真で想像した気品と女っぽさが失せていた。アリサは高額店によくいる、中身は結構エロでも、見かけは品のいい女とは少し違っていて、チンピラ小娘のような喋り方をしていた。
 更に、即のプレイでは、フェラチオが頼りないやり方で、キスも積極的な受け入れ方ではなく、喋り方と所作から予想していた通り今一歩のものだったから、私はあんまり気分が乗らなかった。
 人物がヤンキー系で期待したほどではなくても、アリサの容姿は高額店にいるにふさわしい上玉で、現にかなりの人気嬢だ。でも、私はこれだけ初対面の遊興を重ねるとかなり贅沢になったようだ。
 アリサは、ヘルス→ゴム着用店(BPD)→クラブロイヤルという経歴だ。金津園は10代でヘルスに出ていた女が実に多い。アリサがヘルスをやめたのは、仲間の多くが生本番をやって、検診をそれこそ6ヶ月に一度というぐらいにちっとも受けていない状態なので、店の常連客を経由のSTD感染を心配したからだ。
 このことをみてもわかる通り、私はかなりいろんな話をアリサから聞いた。会話とうちとけぶりには満足したけれど、全体に歳の差を感じさせられて、私は心の燃焼が不足していた。
 何がいけないのかと考えると、要するに、私のクンニリングスでイッてくれないからだ。本人は自分の濡れっぷりに驚いていたけれど、気をやらないというのが私からはかなり面白くない。
 アリサはオナニーをしない。クリイキはしているらしいけれど、男に30分も弄られてようやくイクのであれば、その要領を得ない説明のしかたからして、本当にクリイキしているのかどうか疑わしい。
 また、マンコはかなりおとなしい幼い形をしていた。クリトリスも目立たなくて、欲情に熟れた形とはほど遠かった。
 アリサのバギナがかなり狭かった。それでも不思議なことに即ベッドでは抽送が結構長持ちした。
 バギナが狭いと思ったから客の射精までの所要時間について尋ねると、「皆すぐイクわよ。貴方のは長かったわ」と言った。まあ、アリサの容姿なら、早漏の若い客がドーッと押し寄せることは間違いない。
 私がそれだけ保ったのは、やはり、写真と実物が違いすぎたこととクンニリングスでイカせられなかったこととアリサのしゃべり方が10代っぽいことによる気持ちの冷静さがあったからなのだろう。
 風俗嬢は年齢よりも心としては大人っぽい傾向があるけれど、アリサは若い年齢そのままの心のようだと観察した。私は顔が若くて心が大人の女が好きだ。
 即ベッドプレイのあとは、入浴後マットプレイをさせた。アリサのバギナがかなり狭いから、私はアリサにローションを駆使してカリ首のこすりたてをガンガンやってくれるように注文した。執拗な手こきで助走がつきさえすれば、2度目の射精ができそうな気がしたからだ。
 アリサはこの願いに見事に応えた。やはり風俗歴が長いと、強めにねちっこく刺激してやろうと思ってやれば、ペニス弄いが上手だ。カリ首を強く刺激されるのが好きな客だとわかればそのようにできる。
 私のペニスは充分発火した。頃合いを見て、アリサが私の上に乗っかってきた。その女上位の上下動が上手かった。アリサは女上位ばかり要求する客に鍛えられたのだろう。
 私は上下動する狭い肉筒のこすれ具合を楽しみ、再度イクことができた。マットの上で、私が女上位の体位でイクのはそれまで数えるほどしかなかった。
 マットのあとは風俗談義に花が咲いた。アリサは意外に話ができる女の子だ。私に変に警戒することなくいろいろうち明けてくれた。
 面白いのは、アリサが、生理不順が原因で中学生のころからピルを飲んでいて、高校生の時には中出しセックスを多数の男としていたことだ。全く入らなかった極大のペニスの客のことや、勃起しても小指の長さで小指の太さのペニスの客の話も聞いた。
 10代でヘルスに入り、風俗歴の長い女というのは面白いのが多い。私は最初の失望感をすっかり吹き飛ばしていた。むしろいい女だと思うようになった。最初の負の印象は、アリサがかなり風俗ずれしていた様子なのと、アルバムの写真がすごすぎたことに導かれただけだ。
 アリサはやっぱり美人だし、大変綺麗な肢体だ。意外にきちんと会話ができるのも結構だと思う。ペニスを強く刺激しても大丈夫だとわかれば、手こきもフェラチオも私の好むようにやってくれる。
 私のクンニリングスにアリサが見事に乱れるなら絶対に裏を返すだろうに、惜しい。
 なお、この時の会話を──ソープ雑談:嬢編の『嬢が前に出ていた店』──に書いた。


 ルミ〜すずめの宿、H18年12月
 クラブロイヤルのマリから、以前に同じ店(多分英國屋)で働いていたことのあるルミという嬢が今はすずめの宿に出て、すずめの宿では多分器量とスタイルが一番だと聞いた。
 私は半年ぐらい前にすずめの宿に入っていて、アルバムでルミの写真を見たはずだけれど、ルミの名前も顔も全く記憶に残っていない。それに、ネットではあまりルミの名前が出てこないから、少し疑いを抱いたまま予約した。
 エレベーターで待つルミを見て私は驚いた。確かにスレンダーで、微笑みを浮かべた顔がはっとするぐらいに綺麗だ。やや細い目をしてそれがつり上がっているけれど、冷たい感じはなくて、いかにも若い細面の顔に調和していた。
 私は「よろしくね」と声をかけながら、(これだけ綺麗で、しかも若いとなると、ひょっとしたらこのエレベーターの中でキスをしかけてくることはないかもしれないな)と思ったとたん唇を寄せてきた。
 背の低い私にぐーんと顔を下げて唇を合わせ、舌を突っ込んできたから、私は(これはいけるぞ)と期待した。掘り出し物に出会ったのかもしれない、と思った。
 部屋に入ると一転して気落ちした。明かりを猛烈に暗くしていた。そして、その日はかなり冷え込んでいて朝一の入浴なのに、暖房のスイッチが入れてなかった。高額店でこの気遣いのなさは大いに疑問だ。
 出勤後初めてこの部屋に入ったとしたら、ルミは少なくとも部屋持ちではない。だとしたら、予約がしてある以上は店の男がスイッチを入れておくべきだろう。また、ルミが部屋持ちではないとしたら、これだけの美貌と素敵な体型でそうなっていないのがむしろ問題だ。
 私は部屋の未暖房で当初の期待感が些か崩れた。
 更に、ルミの声がかなり聞き取りにくかった。ルミを指名したわけを説明すると、ルミは前の店での先輩のマリの名を聞いて目を輝かせた。しかし、これ以外の話題ではルミの言葉の語尾が全然わからず、とにかく会話がかみ合わなかった。
 それに、ソファーに座ってくださいとか、先ず服を脱がさせて貰いますとか、何やら指示的に出てくることも、ルミの顔の可愛さと不調和に感じた。
 私は(うーん?)と思いながら、寒い部屋で全裸になった。ルミが服を着たままで私だけふりチンの姿になるのはいささか滑稽で少し引っかかった。
 室温の問題はともかくも、嬢が出迎えた姿のままで私が一気に全裸になったのは、高額店の入浴ではこれが初めてだ。普通は、パンツ姿にさせた頃に脱衣支援の番を変えて、嬢が下着姿にはなるから、後でそれを指摘すると、ルミには意外なことのようだった。
 私は、ルミが笑顔で女の魅力をたっぷり発散していても、それは商売として身についた所作であって、根は生真面目で堅そうなタイプだと思ったから、「部屋をもう少し明るくしてくれない?」とは言い出さないほうが良かろうと判断した。
 私の腿から下腹にバスタオルをかけると、ルミは衣装外しのプレイを誘ってきた。ルミの服はめずらしくツーピース仕立てだった。白が基調でカジュアルな装いだった。それを脱がせると、下着は褐色系で、着ているものが全体になかなかセンスが良かった。
 パンティを脱いだところで、「全部脱ぐ?」とルミが聞くから、「うん、全部」と答えた。自分もすっぽんぽんになりましょうかと問うてくる嬢というのはなかなかいないから、これもめずらしい会話だ。
 ガーターベルトと靴下を脱ぐのをソファーに座ったまま眺めていた。スレンダーの割には骨盤と肩に幅があった。ただ、なで肩だったから肩幅のあるのが存外目立たなかった。乳房は控えめのサイズで、恥毛がかなり抑えられていた。大陰唇の毛は剃ってあるように見えた。
 ルミが私の拡げた足の間に入ってきてキスからスタートした。ディープさに気合いが入っていた。だから、フェラチオも恐る恐るするような頼りないものではなかった。
 即のフェラチオの所要時間については、私の経験した中では短かった。ペニスに戯れるようなエロい風情はなく、ルミは完全な勃ちを確認するとあっさりと跨ってきた。
 やはり若いだけに、戯れ的に焦らし的にプレイすることはできないのかもしれない。まあ、会ってすぐなだけに私が全く誘導的に出なかった、要するに、能動的に動かなかったのが原因でもあるのだが。
 ルミの動きが見事だった。足が長いから幅の狭いソファーを楽に跨いで、股関節に負担を感じることなく腰が動かせるようで、急ピッチで腰が上下動した。
 ルミは抜群のプロポーションをしていて、若くてかわいらしい美人だ。その上に、もう物理的な摩擦が素晴らしいから、これなら大概の男はすぐに射精するだろうと思った。
 私はその時は妙に観察的気分になっていて、射精気運がかなり抑えられていた。というか、即フェラチオをするまでの会話が、とにかく声が聞き取れなくて難渋したし、部屋の暖房の不備が不満だったから、性的昂揚がかなり虐げられていた。
 それで、発射させたいという意識のルミにあまり上下動させるのも良くなかろうと思った。
 クンニリングスを希望すると、ルミが微笑んで応じた。
 ルミは、ベッドの上で若い美人には似合わないほど見事にM字開脚の体勢になった。
 私は、その肉体の見事さと、かなりしっかりと恥毛の面積が抑えられていることににやけながらクンニリングスにかかった。
 ルミは初めから「あん、あん」の大きな声を上げ続けた。それまでの話し声とは音量が全く違うから、私は過剰な演技がいつ終わるだろうかと思いながら口と舌を使い続けた。
 よがり声が実に適確なBGMになって、調子に乗ってやっていたら「ちょっと強い〜」と言われた。それで優しいやり方にしたのだけれど、そのうちにルミに(もう結構)という雰囲気が出たように思えた。
 突然ルミが上体を持ち上げ腰を退くようにしたので、クンニリングスをやめることにした。
 シーツを見るとかなり濡らしていた。
 勃っていたのでそのまま合体した。仰向けのルミの体の向きが変わって、丁度そこに窓から外光が少し洩れていた。部屋が暗くても、ルミの顔とボディの肌がよく見えた。若々しい瑞々しさが映える美肌だった。
 感服しながら正上位で迎えようとするルミの股ぐらに入り込んだ。カリの先で短めの陰裂をゴニョゴニョとかき分け、上下になぞり、ズブリと嵌め込んだ。
 大腰で腰を送るとルミのよがり声が大きかった。ここでも「あん、あん」だ。会話の声はとても小さいからその落差が面白かった。ユキさんが指導する店は性交の合いの手の習性が身についているようだ。
 私にしては長持ちした。快調に腰を振り続け、射精起動がかかるのを待った。大放出で果てると、ルミがやや瞬間的な後舐めをサービスした。
 私はブランデーを所望した。そして、一服つけると、ルミが「私もいただいてよろしいかしら」と言ってきた。もちろん快諾したが、飲み物のことだと思っていたらタバコだ。
 高額店で女から積極的にタバコを吸いたいと意思表示されたのは、私はこれが初めてだった。
 私のクンニリングスを強すぎると言われることはあんまりない。それはかなり刺激に弱い陰核茎部だということだ。ふと気になって、「キミはオナニーってしているの?」と聞いてみた。
 するとルミは、オナニーをしたことが一度もない、クリイキは店でお客に舐められて経験した、クンニリングスは業界入りの前には経験したことがなかった、クリイキがわかっても自分でする気にはならない、中イキはない、ということを語った。
 質問を重ねてこれだけ聞き出し、なるほどなぁ、と納得した。
 歳はもうすぐ24歳で、ソープは2年と9ヶ月の経歴だった。
 その後は風呂に浸かり、椅子とマットのプレイをした。
 ルミのやり方の特徴は、準備や体流しとかの後始末に大変時間がかかることと、ペニスいじりがフェラチオも含めあっさりしていて、どうでも良い愛撫、足や腕や背中にタッチする時間が長いということだ。当然私はかなり物足りなかった。
 合体については、椅子では「女上背跨位〜女が和式便所スタイルで後ろ向きにしゃがむ。帆掛け船」の形で交わり、ルミの上下動を楽しんだが、マットでは合体プレイがなかった。
 ルミは何をするのもとにかく時間がかかった。私はルミが性格的にそういう女だと理解するから手抜きされているとは思わないが、かなりせっかちな人間だから白ける。ここまで手間取っては、ソープ遊びをよくしている客の多くが手抜きされていると思うだろう。
 浴室での戯れが終わると、残り時間が30分を切っていた。時間のかかる子だから、もうまともにクンニリングスができない。
 私は最強勃起を果たすべく、いきなり69から始めた。もう暗さに目がなれていて、ルミの割れ目を観察できた。一口に言えば、小さめの平凡な形をしていた。クリトリスもラビアも控えめだ。
 互いに横寝の形で69をするのは、ルミにはやりにくそうな感じだった。初めての体勢だったのかもしれない。
 ここでも、ルミのペニス愛撫があっさりしているから、私は物足りなかった。ただ、クリトリス快感を感じるたびにペニスを口から放して大きな喘ぎ声をあげるや、またカリを口に含むのが面白かった。会陰に愛液の滴が垂れていて、一応感じているようだから、それなりに満足した。
 私はクンニリングスしながら中指を挿入するのもやってみた。恥骨の側の膣壁を優しく掻くようにしていると、よがり声が少し大きくなったようだ。バギナの中はツルツル系だった。
 時間が迫っているので、嵌めることにした。挿入の瞬間と始動後しばらくは抵抗感がないし、指を入れた時の滑らかな感触もあって、(これは2度目のぶっ放しが難しそうだぞ)と思っていた。
 ところが、ルミがペニスピストンに気持ちよさそうな顔で私の体に手を伸ばして、充分好意的に抽送を受けているのを感じると、きちんと射精をしないと格好がつかないと思うようになった。
 強烈な「あん、あん」のよがり声が、ルミの仕草と表情の観察では、フェイクとは思えないのだ。私は腰のつらさをこらえ、懸命に抽送に努めた。残り時間を考えて急速ピストンで頑張った。
 そしてとうとう来た。久し振りの『2回の射精』だった。
 ルミに感想を聞くと、「すっごく気持ち良かった」「いいふうに当たる」「途中で私が締めたの、わかった?」の三点だった。締められたというのは、やっている最中には気づかなかったけれど、頑張っているうちにイケそうな感触が亀頭に出てきたことは確かだ。
 ルミを総評すれば、かなり綺麗、足が長くて体型が実に見事、気だてがよい、笑顔が多い、性的技術は少し物足りない、性感的にも少し物足りない、というところか。
 やはり、オナニーをしていないのが、エロっぽい所作に欠けることにつながるし、カリ首への愛撫に粘着性が出てこないことになると思う。タマキンへの攻めが殆どなかったのが艶グループの店ではめずらしい。オナニーとタマキンへの攻めの必要性についてはルミに言っておいた。
 かなり頻繁にキスを求めること、そして、ファック中にしきりに大きな喘ぎ声を出し、私の体のどこかに手を伸ばす仕草があることは高く評価できる。
 顔は細面の狐目系の美人で、怒ったら厳しい顔になると思うけれど、笑みが多いのが素晴らしい。
 それに、いろんなことを私に話しててくれた。もうすぐ24歳とか、業界入り後の詳しい経歴(スティーション→英國屋→すずめの宿)、先月44本で部屋持ちに僅かに足らなかったことなどだ。
 これだけの美人が、普通初会の客には対応しにくい質問に防御的姿勢をまるで見せないのはめずらしい。慕情モードの男に苦労させられるのではないかと私は心配した。
 なお、この美貌にキスを求められるのは楽しいけれど、ルミが舌を突き出し、その舌の中ほどで唇をしっかり閉じたままにして『男に吸わせる口づけ』だけで、吸うキスがなかった。互いに唇を半開きにして、舌と舌とで戯れるようなキスは応じた。
 常連客になって、多少好かれるようになっても、ルミは吸うキスをしないように思う。

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