ソープ嬢の秘技 3

 ソープ嬢の秘技にはいろんなものがあって、たとえば、初対面でエレベーターの中や階段の踊り場などでいきなりペニスに卑猥な行為をするとか、初対面の即ベッドでなんとアナル舐めをして、そのまま指を差し込んで前立腺マッサージをするというのを聞きます。すごいですね。
 私は嬢と対面して互いの人柄がよくわかった上で、嬢に、その子が初めてやるエロプレイに誘導したいという意識が昔から強かったです。与えられたエロ・誰にでも振る舞う行為にはそんなに感動しません。あくまで私が、過激へ過激へと導いていくのが楽しいのです。
 過激なプレイとしては、男のアナルにアナルバーを突っ込んで、キンタマとペニスをゴム輪のようなもので縛り、ギンギンに張ったペニスに唾をたっぷり塗りつけて、ガンガン手こきを繰り出すというようなものもあります。ローションではなくて唾だからいやらしさが増します。
 これはもう常連客だからこそ嬢もやってやる気になるプレイで、されるほうは脂汗を流して凄まじい快感を楽しめます。でも、こういうことを上手に進めていくようなソープ嬢はなかなかいません。
初めての性感プレイのマコ嬢は初会でもこれをしたすごいソープ嬢でした。
 そういうプレイが好きならば、自分で道具を持ち込んで、親しくなった嬢に頼むことです。調教的に指導していくのですね。本稿ではそういうプレイにまで言及してないですが、ソープでやれないことではありません。親しくなればいいのです。
こういう過激な遊びをしたいのなら、やはりダブルで入るとかロングコースで入るべきだろうと思います。
 この作品で取り上げている、過激にまでは至らないソープ嬢の秘技は、初対面でやってもらうとか、その嬢にとって業界入り後初めての行為というものが真に価値が高いです。
 その成果を得るには、嬢をその気にさせる巧さがないとダメです。イケメンの男なら成立しやすいというものではありません。また、勃起時に普通に露茎にならないと、やってやる気にならないものでしょう。
 私はこういうものの実現に昔から快感を覚える性癖です。思いがけない実現は楽しいです。
 本編で説明する秘技を掲げます。
ペニス洗い フェラチオ 即ベッド 女上位の上下動 壺洗いと指入れ
マットプレイ ファック ペッティング
フィンガープレイ 女上位の69 射精後のフェラチオ かけひき

 フィンガープレイ
 フィンガープレイ、ペニスへの手さばきが上手な嬢はとっても愉しくなります。男の目を見つめながらぐいぐいと穂先をしごく嬢が、遊んでるーぅ!という気分にさせてくれます。
 私が通いつめた嬢は皆チンポの手こきが上手でした。
 下手な嬢には私が仕込みました。なにしろ私はエロ本を見ながら延々とカリ首をこすり続けるオナニーを若い頃からしていて、とにかくマスターベーションの天才ですから。
 風俗嬢の多くが、カリ首を手のひらでしごいたら男が痛がるものだと思っているから不思議です。膣壁は、すりつける動きをする場合、ローションや先走り汁をつけた女の手のひらと比べてそんなに軟らかいものではありませんよ。
 女は、エロビデオで男が最後にセンズリで発射するシーンを見ていても、ペニスの握り方の強さと指の動きの速度を理解して眺めていないです。
 ヘルス嬢はフィンガープレイがとても上手です。フィンガープレイが愉しいと私に言った嬢もいました。
 以前あるヘルスの女がこんなことを言いました。
「私、おちんちんをこすっていて、おちんちんが手にこすれる感触がたまんなくいいと思うの。手のひらや親指の付け根におちんちんのふくらみが当たるのがいいわ。私の手はそれで快感を感じるの。ローションなんか使ったらダメね。滑りすぎて、こすっている感覚が感じられない。おちんちんをこするの、大好きよ」
 ヘルスでもソープでも、私がリピーターになった嬢というのは、こういうことを言う女が多いです。

いろんな初めて(1)の『デブでも通った嬢の初めて』より
 マットプレイは、俯せに寝た私の伸ばした両脚の間に千秋が腰を下ろし、太い両脚を私の太腿の下に潜り込ませ、私の腋の方まで足先を伸ばすスタイルで始まった。単純明解な直線的な局部攻撃だ。
 私の腰と太腿は千秋の極太の太腿に支えられて高く持ち上がり、千秋の突き出た腹のすぐ前に貧弱な尻が差し出される。私の腹もペニスもマットから充分離れ、アナルと陰嚢が千秋の眼前に完全に露出する。
 千秋はいきなり私の股間に手を差入れて、ペニスをむんずと掴み、揉んでこね始める。かなり太めでも足を伸ばしたまま上体を倒して、舌を私のアナルや玉袋に当てることができた。
 私は千秋が投げ出した両脚の腿の上に大腿を預けているので、腰がマットから浮くけれども、高さはしれているから、千秋はなかなか躯が柔らかい。
 千秋は深く前屈してアナルにヌラッと舌を這わせながら、全部の指を使って存分にペニスをしごき立てた。こよりをひねるように両手で揉み合わせたり、指を揃えたまま曲げて掌に窪みを作り、その窪みを鈴口に当ててカリ首全体をくるんで揉んだり、多様な手淫のやり方を知っていた。しかも、幹ではなく穂先を徹底して刺激するのが嬉しい。
 ふくよかな舌がべったりとアナルに押し当てられる感覚と、金的を包む掌の温かい感触と、カリ首がぐりぐり揉まれる強烈な摩擦感との複合刺激が、何ともたまらなく心地いい。
 俯せのマットプレイで局部をしっかり刺激する女は少ないからこれが嬉しい。
 千秋のこすりはとにかく時間が長く粘っこい。手まで太っているからその掌と指が柔らかい。これを総出で手淫され、執拗にこね回されると、私のカリ首には強烈に快感だった。
 私の股の間に座り込んで、左手で穂先をねちねちぐりぐりとこすりながら、アナル、会陰から金的の付け根へ、右手の指先をじわじわと這わせるのは見事なテクニックだ。ペニスの先だけをとことん弄う執着心が素晴らしい。
 亀頭が強烈に揉まれ、しかも、同時に周辺部も微妙に刺激されて、絶妙の快感が火花のようにカリ首から腰の奥へと走るから、私は思わず腰をよじる。その度に千秋は愉しそうに笑った。千秋は気をやらせずに快感だけを湧き出させるフィンガーマッサージが上手だった。
 そして、何よりも気をそそるのは、千秋の派手な嬌声だった。
 ペニスの根元を握ったまま嬉しそうな顔をして、「わぁ、こちんこちん」とか、「凄くばんばん!」とか、「玉々さんがきゅっと縮み上がったわ」とか、「××さんの亢奮が私に移っちゃう!」などと、高い声で派手に騒ぐのが面白い。
 私は千秋に、起立したペニスを下腹とは逆の方向へ倒し、カリ首の張り具合をいっそう高めて、ギンギンに張った穂先を掌で包むようにして愛撫するやり方を伝授した。
 無理な方向へ傾けられて、張り裂けんばかりに張ったカリ首を、千秋がグイグイ掌でこすると、私が身悶えして悦ぶから、千秋はその手応えに、大層面白がって嬌声を上げた。
「えーっ、こんなふうにして痛くないのぉ。本当に痛くないのぉ?」
「若い男は飛び上がるだろうが、俺は痛くないよ」
 教えられた通り、自分の方に曲げた肉棒の亀頭冠を削ぐように指の股で引っかけて引いたり、鈴口辺りを重点に、微妙に、時には激烈に揉んで、刺激し続けた。
 私はペニスの根元が突っ張り、それによってカリ首が限度まで張るから、亀頭の粘膜全体から湧き起こる快感に悶絶した。躯をくねらせ、いつも、奥歯を噛みしめて吐精をこらえていた。
 私はマットの端の膨らんだ枕のところに顎や両肩を乗せ、腿を千秋の太腿に乗せた、三点確保の宙吊りの姿勢で俯せになっているので、躯が弓なりにそる。長く続けていると、そのうち首と腰がつらくなる。
 すると千秋は、俯せの私の足をたたませ、膝立ちで尻を突き出すポーズにさせる。ペニスを握ったまま、大股開きの腰をぐっと私の両膝の間に寄せ、位置が高くなったアナルを舐めようとする。
……(中略)……
 そのうちに千秋は四つん這いの私の背中に覆い被さって腰を寄せる。右手は私の腰の脇から、左手は尻の後ろから伸ばし、私の腰を抱えて2方向からペニスと陰嚢を包み込んで手淫する。
 一方、私も千秋の腰が寄ったから、割れ目に手が届きやすくなる。存分に指先を動かした。
 千秋は腹で私の尻にもたれて、奔放に指を動かした。左手でペニスの中程を握って、右手の掌をすぼめ、カリの正面に当ててグリグリとこする。左手でカリをヌチャヌチャと揉み、右手で睾丸を握る。私の執拗なペッティングに喘ぎながら、両手でカリ首を挟んでしごき立てる。
 ペニスは握ってひねられ、鋭敏な先端部が刺激尽くされ、睾丸は掴まれて揉まれる。私も指3本で千秋の割れ目をグチュグチュとこねるから、2人とも性器は湯気が出るほど火照っている。
 よがり汁とローションの相乗効果で卑猥な摩擦音が洩れる。2人とも股間はひっきりなしに快感が響きわたり、動物的な喘ぎ声の合唱だ。
 私と千秋は他人が見たら驚くようなおかしな格好で呻いていた。それはローションとよがり汁の威力を活用した超重度のウルトラ相互ヘビーペッティングだった。相互だからとにかく楽しい。

梓 2より
 梓のオーガズムは、絞るような声で「イキそー!」と喘ぎ、その合図で私に、より激しい持続的な口唇愛撫を求めてスタートした。
 一段と呼気が深くなり、下腹部から内腿のあたりに力がこもって微妙な痙攣が走ると、両脚を閉じ気味にし、無念無想の表情に苦悶のような影が走る。
 そして、酸素不足のような息遣いを見せて、「あーっ」か「イクーぅ」の一声でアクメに至った。親しい間柄だから、乱れ方に羞恥や抑制というものがない。頂点に至った時の身悶えとほとばしる声は、その時の快感の状態に応じて様々な形で現れ、私はそれを感知することが何よりも愉しかった。
 梓が到達して、それ以上の刺激を拒絶するように躯を折ると、その頃には私の舌と唇は長時間のクンニリングスでへとへとになった。顔だけが汗をかくことはあるもんだと思っていた。
 梓はいつも深くアクメに達して、直後は朦朧としているのに、その後ベッドに横になったまま私に抱きつくなどして、快感が静まるのを待つとか余韻を楽しむとかの女らしい風情が残念ながら全くなかった。
 直ちに起き上がって風呂場へ行く。指技を施すためローションを少しばかりたらいに仕込むと、それを掌に溜めて、ニタッと笑みを浮かべてベッドに戻ってくる。
 梓がいつもそれをてきぱきとやるので、やっぱり男ぽい性格なのだと思った。
 寝そべった私の股間に生温かいローションを塗りつけると、梓は掌と指先を手加減なくカリの穂先に這わせ、同時に金的もさすり、粘着性豊かな絶妙のフィンガーマッサージをした。
 いきり勃ったカリ首を私の腹のほうから見たり、股間のほうからカリの裏筋と尿道口を眺めたりして、至福の悦楽で最硬度に達した肉棒の張り具合を楽しんでいた。
 そのときの表情が面白い。あるときは妖艶な成熟した女に見え、また、何か手仕事をしている小娘のような神妙な顔つきのこともあった。
 梓が私に手淫をすると、遊び心があって、しかもねちっこい。幹のほうはしごかず、私の好みに合わせ、亀頭だけをできるだけ掌の接触面積を大きくしてこすり続けた。先の割れているところを強めに掃いたり、笠のところを削ぐように引き上げたり、カリ首全体を握って揉んだり、とにかく工夫が込められている。
 ネチネチグイグイと複雑なローリングでこすられて私が充分堪能した頃、梓はペニスの先を見据えて単調で強引な往復に動きを変える。一気にザーメンを抜いてやるという気合いが良い。
 放出の段階に至っても動きをゆるめることがなく、美貌とはどうにも不釣り合いな指さばきの巧みさに、私は梓の太腿を鷲掴みしたまま、毎度のたうち回るようなスパイラル的射精感を得ることができた。
 私がうなって果てると、梓は必ず何か解説しながら後片づけをした。

 千秋も梓も素晴らしく手こきが上手でした。彼女たちよりも上手な嬢には後も先も会ったことがありません。巧さは同じでも、梓のほうが断然美人だから、やっぱりこちらの方が揉まれ甲斐がありました。
 でも、ずーっと後になって、ルーブルではフィンガーが上手い子に随分出合ったなと思います。
 風俗の女が客と充分に親しいと、(性的に潔癖な女性でない限り)涎を流したペニスのその涎を楽しみます。先走りを舐めたり、カリ首に塗り広げて感触を愉しんだりして、いわゆる休憩タイムでも談笑しながらもてあそんでくれます。
 その時の指の舞が、自分でするのよりも頼りなくて、もどかしくて、これが良いですね。(嬢が過剰豊満ですと、チンポをいたずらされている幸せ感が消えて、おちょくられている気分です)
 私は初会の女でも、熱烈な即のプレイで感嘆させれば、いわゆる休憩タイムの談笑の間、しなやかな指が半勃起のペニスをかまってくれるように誘導します。これで、親密さが実現できたようだと確認できます。
 手こきシーンが似合いそうな有名人、藤あや子、中山美穂、夏目雅子、後藤久美子、こんなところですか。和服姿でお願いしたいですね。
 フィンガープレイが発揮されるのはマットプレイですが、腰掛けタイプの椅子のプレイとか、ゴールドチェア・ピンクチェアとなるとこれがもっと強力に繰り出されます。
 ペニスがこすりに強い人はこういうのが無上の快感を呼ぶし、こすりに弱い人は試練の場になってしまいます。
 フィンガーと書いていますが、一番大事なのは手のひらの使い方ですね。手のひらを接触面広くカリに当てるやり方、これが一番結構です。私は豊満系が苦手だけれど、ことフィンガープレイとなると、豊満系がなかなか結構です。
 フィンガープレイが上手な嬢は、ペニスに対する好奇心が強く、オナニーが好きなのが多いと私は観測しています。それと、射精までの時間をできるだけ短くしたいと思っている場合です。

 女上位の69
 女上位の69をソープの秘技と言うとオヤッと思われる人もいるでしょう。
 女上位の69はヘルスでもするからです。
 しかし、ヘルスはベッドが狭くて、とても部屋が暗いです。頼りない光源が天井に一つあるだけだから、上になった女の尻たぶの谷間は陰になることが多く、膣口やアナルをまともに眺めることができません。
 これでは妙味が消えます。
 一方、ソープはベッドが広くて、光源がいくつかあって、しかもうーんと部屋の明かりを上げることができます。ヘルスと比べて段違いに豪勢な69をすることができます。
 また、ヘルスの女はソープ嬢ほどにはおまんφをしっかりと男の口に差し出すことをしたがりません。指攻めになれてしまっているからです。ソープ嬢よりもおまんφがくさい傾向にあるのもかないません。
 こういうふうに考えると、女上位の69がソープならではの奔放な秘技になります。
 69は、男と女がする性的な行為の中で至高の交歓気分をもたらすものであり、これには素晴らしいことがいっぱいあります。(嬢が過剰豊満ですと、呼吸困難になるだけです。気持ちよくって押しつけられると、酸素不足で気が遠くなったことさえあります)
 その中で、いいことを一つだけ取り上げれば、明るいところで69をするからこそ、普段は股ぐらの奥に秘め隠されたアナルをたっぷり鑑賞できるし、夢中で吸っているうちに、いつしか膣口から濁った液体が流れてくる光景を愉しめます。
 要するに、女上位の69は、煌々と明るいところで女にパカッと股を開かせて、そこに光が当たっている状態で、ガーっと目を見開いてするのがよろしいです。
 なお、私は女上位の69をそれほどはやりません。これはすぐに首がつらくなります。二人とも横寝の形になった方がクンニリングスがしやすいから、大体は側臥位で舐め合いっこをします。
 側臥位に飽きたときは男上位の69で舐め合いっこします。これは、ペニスを前後にしごかれにくいけれど、私の方は口でクリトリスを思うがままに刺激しやすいです。唇や舌がクリトリスを攻めているから、指はアナルとバギナに進入させます。三所攻めになります。
 私が上だと、嬢は私が大量に流す先走り汁を飲み込まざるを得ないから、男上位の69はしっかり好感を抱かれた嬢とだけします。この体勢はマン汁が流れ出やすいのがいいです。
 そう言えば、女上位の69をして、大量に愛液が流れて、それが私の目に入って痛くてたまらなかったことがありました。
 どんな体位の69であろうと、嬢が私に好感を抱いてくれさえすれば、延々と吸いしゃぶってくれます。互いによがり汁を流し尽くしてオーラル行為にふけるのは最高の快楽です。

桂木 2より
 桂木が一段と深いオーガズムに身悶えすると、私は、桂木にベッドの端から尻を後ずさりさせ、躯の向きを九十度変えるように求めた。自分もベッドに上がり、横寝の体勢で69をして桂木の愛液を舐め、桂木にもペニスの先走りの淫汁を吸わせた。
 桂木のフェラチオのピッチが上がると、私は桂木が口を動かしやすいように少し上体を開いて腰を突き出し、ついでに桂木の濡れた秘所を指で開けてまじまじと観察した。桂木は言われなくても片足を上げて協力した。
 淫らにさらけた股ぐらは、陰唇からアナルにかけて紅い裂け目を囲むように全体が黒ずみ、その中を粘液が伝った幾筋もの跡が僅かな色合いの違いを見せている。縦には短くてもよく突き出た薄いラビアがパックリと開き、その中に股間の向こうの壁のライトで濁り水がにぶく光り、メスの発情の匂いが漂っているのが猥褻の三重奏だった。
 桂木の口の中で完璧に漲ると、どんな体位で嵌めようかと考える。ベッドの脇に立って抽送する床上床下男上前位と、ベッドで自分が上になってする正上位が殆どだった。どちらの体位でも、スラストの間の桂木の表情が何とも言い様のないほど悩ましかった。その顔を見ながら、ペニスを包む肉壁の迫り方を感覚すると、更に怒張が力を増し、抽送にも拍車がかかった。
 ペニスの根元と睾丸で桂木の割れ目を叩くようにすると、ネチャッと湿った肉壁に当たるのが、何とも素晴らしい感触だった。
 桂木の上げた脚を抱える手に力を込め、吠えるように射精の快感を告げて、いつも私は果てた。

夏美 1より
 私は、夏美が69のような交歓プレイをしたことがないようだから、逆向きになって乗るのは嫌がるだろうと思った。
 しかし、夏美は意外にもすんなり求めに応じて、私の顔に向かって股ぐらを差し出した。私は夏美が精一杯協力姿勢を出していると思った。
「僕は軽いフェラチオよりは指でグイグイとこすられるほうが気持ちいいから、手でちんぽこの先っちょをグリグリネチネチと揉んで!」
 夏美がローションにまみれたペニスにフェラチオをしたがらないだろうと想像して、声をかけた。
 そう言われたら夏美が意地で濃厚なフェラチオに挑戦することを期待したけれど、カリ首に触れたのは唇ではなく指だった。しかも、そのフィンガーマッサージはやっぱり圧迫が弱く、いかにも頼りない。快感を感じるには程遠いものだった。
 夏美の尻は後ろにぴょっこり突き出て、横から見るとセクシーな感じがする。でも、尻を正面から見ると尻たぶが内側に寄っていて、谷間に汗やら拭き損なった便やら女の下り物の臭いが立ちこめそうで、何ともいやらしい形に思える。
 そう考えれば猥褻感に満ちているけれど、足を閉じていれば、尻たぶの間にアナルや割れ目が全く覗かないのが魅力に欠けるところだ。
 しかし、69の形になって眼前に尻が突き出ると、いかにも谷間に臭いを閉じこめていそうな尻たぶが開き、アナルがしっかりと浮き出た。ローションで毛が張りついた割れ目の上に、くすんだ色のアナルが浮かんで、何とも生々しい景色だ。
 アナルには綺麗に放射状の襞が入り、その変色した唐傘状の円形を囲むまばらな太い毛が、下の陰裂の左右の土手が盛り上がるにつれて段々と数を増し、クリトリスの左右ではかなり濃くなっている。
 その茂みに守られたラビアはパックリと口を開き、膣口も尿道口も開放状態で、ローション液に濡れて鮮紅色に輝いている。
 ガキの頃不気味に思った防空壕のように、膣孔が暗い蔭に包まれている。光線の加減で着色したラビアの稜線が暗紫色に変じているのがとても卑猥だ。間近に見る陰核茎部は長さも幅も短い。クリトリスも小ぶりだ。
 夏美の愛撫がまるで締まらないものであっても、近視の裸眼の前に丸い尻が大きく拡がると、猥褻で、心を許したようで、何とも結構ものであることには違いない。
 割れ目の内側の卑猥な肉襞やすぼんだアナルを間近に眺めて、ペニスはようやく張り始めた。
 私は尻の谷間の眺めを賞味しながら、左の親指で包皮を後退させ、右の親指で露出したクリトリスを攻めた。
 圧迫は弱く、バイブレーションのピッチは早くすると、夏美は更に股を開いて尻をつき上げ、どうにもたまらないというように腰を震わせた。指が這わせやすいように協力して、愛撫をしかと受け入れただけでなく、なかなか気をそそる喘ぎ声をあげた。
(これは、その気になっているぞ!)
 そう判断して、指責めを口唇愛撫に切り替えることにした。
 菊座に指を這わせながら、顔を持ち上げてクリトリスを吸い立てると、肉体の身悶えが、俯す夏美の二の腕や胸や腹から私の躯に伝わる。
 それまでの夏美の硬い態度から、あっさり69に応じ、アナルを晒して徹底的な大股開きでペッティングを受け入れるのは全く予想に反した。かなり白けていたのが、夏美の腰の蠢きを肌で感じ、吐息を聞く度に、徐々に気持ちが盛り上がってきた。
 温熱の湿地帯から菊座のほうまで密生というほどではなくても、黒々とした太い毛が生えている股間に部屋の明かりが当たっている。眼前の双臀の丸みとかなり色の濃い菊座を眺め、逆さまの舟形の造形が濡れそぼち、愛撫に揺れるのを見て、すっかり亢奮してしまった。
 ペニスを口に含むことをしなくても、カリ首を包む指の動きと秘めやかな喘ぎ声は、夏美が乗っていることを示していた。夏美の身ぶりや手の動きや抱きつく様子が、私に好意を寄せているように思えた。
 二枚の花びらがローションで光っていたのが、いつの間にか愛液でぬめり、開花していた。充分に着色した肉片が充血してポッテリしている。鮮紅色の起伏の間で尿道口が開いている。
 夏美のペニス揉みも本人の亢奮が動きを大胆にさせて、カリ首をこするのがちょっとばかり激しくなった。
「いー、上手いぞ。そう、もっと強く!……あっ、あーっ!」
 私は少し大袈裟に、快感で身をよじるふりをして夏美を煽った。
 夏美はいつも客にバギナへ指入れをさせないだろうから、ここまで気分が昂まっても挿入を嫌がるのかどうか確かめたくなった。
 左の親指で膣口をこねるように刺激し、予告の動きを見せてからそのまま親指を差し込んだ。夏美は拒むことなくペニスを揉んでいた。私は両肘を上げて、左の親指で肉壷の前壁を揉み、同時に右手の親指でクリトリスを撫で、中指で菊座を弄った。
 すると、無愛想というか慎ましやかな夏美に似合わぬ何とも艶めかしいよがり声が出てきた。
「あはぁん……あはぁん」
(こりゃ驚いた。「あはぁん」の声がいいじゃないか)
 親指が軽妙にクリトリスをなぶっているのに見とれた。
(俺のフィンガーテクニックはなかなかのものだぜ。これならばクリトリスは気持ちいいぞ!)
 と、充血した肉の突起が羨ましくなった。
 膣に差し込んだ左の親指に、ぬめった肉の壁が絡みついてくる。微妙のようで、激しいような、得も言われぬ指の三重奏に、夏美はいつの間にか膝や肘で躯を支えることを止め、全体重を預けて胸を私の腹にぴったりとつけた。
 私の胸にのしかかっている夏美の柔らかい下腹がリズミカルにふくらんだり平らになったりして、その度に接触面積が変わる。
(腹式呼吸なのかな?)
 夏美はもうカリ首を揉むことを忘れ、ペニスを握った掌を根元のほうにずり落としていた。その手を突っ張らせているから、ペニスが私の左足のほうに傾き、薬指の先が陰嚢に触れている。
 夏美が顔を私の左の内腿に寄せているから、その深い呼気が陰嚢にかかる。表情は見えないけれど、焦点の定まらない陶酔の顔になっているに違いない。
 私は夏美の恍惚の様に、してやったりの気分になった。
 女上位の69を最も堪能できるのはどこでしょう。
 私の考えでは金津園の場合は高額店です。ここは床が広いし、カーペットが結構です。磨かれた床ならばバスタオルを敷けばよい。
 浴室でなく普通の部屋で絡みあうのが明るくできて結構です。広いから足や肩がどこかに当たることがありません。足をソファーやベッドに置いて変な体位で逆さまに抱き合うことができます。回転して男上位に持ち込むこともできます。顔面騎乗も互いに横寝の69も自由奔放にできます。
 狂ったように絡んでおれば、アナル指入れも認められやすくなるし、嬢にアナルへ指を入れるよう誘いやすくなります。床の上で野性味豊かにエロ行為をするのがこういう淫らさを生み出してくれます。
 高級店の嬢は、例えばヘルス嬢なんかと比べれば、割れ目を男の口に押しつけるのが上手です。きちんと腰に負荷をかけて協力します。

 射精後のフェラチオ
 射精後のフェラチオは、後吸い後舐めフォローフェラ吸い出しとも言われます。
 フェラチオは男にとってただでさえ喜悦の行為なのに、ペニスが中出しを終え、先端に白い汁を残して、マン汁に濡れたままで萎えかけているところをされるのは、ありがたさに気の狂うような想いがします。
 使用後ですぐさまは再起不能でも、フォローのフェラチオをするのですから、とにかくエロくて、何やら嬉しいほどに野生的で、誠意があふれこぼれるようで、もうたまりません。
 エロビデオでは手こき放出を終えたペニスを必ずと言っていいほど女に咥えさせるけれど、舐めているだけのが多いです。
 手こきではなくて中出し放出を終えたペニスに、嬢が自発的に顔を寄せ、舐めるだけでなく、残り汁を吸い出すような厳しい吸引をすると、もうたまらないです。吸い出しなんて、たまらないほどいやらしい言葉ですね。
 このサービスだけは、私の方からやってとお願いしたことは一度もないです。
 嬢が過剰豊満ですと、私はそれこそ射精しながら縮んでいき、嬢が咥える時にはもう最小サイズになっているから、赤ちゃんになった気分です
 次に紹介するのは私の体験談で、昭和61年頃と平成6年の後吸いは金津園でそんなことをする嬢が殆どいなかった時期の事例です。平成10年の体験は、後吸いを定番にしていた艶グループの店でのものです。

ソープ道入門6より──昭和61年頃
 君は百八十センチに近いから、百七十センチの女を抱いてもどうってことはないだろうけれど、僕にはとっても大女だから、ニーナの立ち姿自体が現実離れしたような荘厳な魅力だったし、天井に突き上げているような長い脚を小脇に抱えて、柔らかい尻たぶの間に向かってパコパコと腰の運動をするのは何とも言えないほど爽快だった。
 判るだろう?……いや、大男にはその実感が絶対に想像できないだろうねえ。
 もう一つ記憶していることは、ニーナの胸を抱えて気をやった直後、ニーナが、「ねえ、田倉さん、いいことしてあげようか」と耳元で囁いて始まったんだ。
 射精してすぐ平常形となって肉壷から転げ落ちた僕のおちんちんに飛びつき、いきなり強烈なバキュームでエキスの残り汁を吸い出してね。縮んだカリ首が猛烈にこそばゆくて、僕は思わず腰が飛び上がったよ。
 逃げる腰を、彼女は力の限り「横四方固め」で押さえ込み、更に吸い取るんだな。舐めるのでもなくこするのでもなく、手加減もまるでなしに、ただ吸ってね、文字通り僕は絶叫したぜ。
「好かったでしょう。これくらいなら飲み込めるわね。田倉さん、やっぱり、あれを出した後は、あんなふうにされるときついでしょ。……絶対にそうでしょ?」
 何かにつけて恥ずかしがるニーナがそんな大胆なことをするのは本当に意外だったなぁ。
 エロビデオには、顔射の後ペニスを女に吸わせるというシーンが多いけれど、その当時僕はエロビデオを見ることが一度もなかったから、そういう絶妙の閨の技があることを全く気づかなかった。もっとも、射精したペニスを舐めて尿道口から残り汁を吸い取るというような濃厚なフォロー動作は、当時のビデオではかなり少なかったと思うねえ。
 それから、ニーナはこれを時々してくれたよ。
「絶対に他の人にはこんなことはしないわよ。田倉さんだけ!」と言っていた。
 
ローザ 2より──平成6年
 その日私はすっかり酒に酔っていた。嵌め慣れたその入り口がよくわからなくなってしまい、ローザに指で誘導させた。
 私の腰の動きを受け入れるローザは、童女の風貌が薄らぎ、よがる顔がいつもよりも女っぽかった。
 既に前戯でアクメに達し、しとどに濡らしていても、躯が小柄なだけに蜜壺は挿入感が良かった。狭い膣道をかき分けるように、ペニスを軽妙に抜き差しすると、私は一歩一歩確実な快感が呼び起こされ、それが腰の中心の辺りから朦朧としていた脳味噌へと伝播した。
 異様な形状の堅いものが、異様な形状の可憐な柔らかいものの中に出入りするのを見つめる眼の瞼がかすかに痙攣し、焦点を合わせることができなくなった頃、私は下腹部の奥のどこかの収斂がそのまわりで感知できるほどの、ひときわダイナミックな放出の時を迎えた。
 躯の発する熱に包まれたまま崩れるようにベッドに倒れ込むと、ローザは余韻に放心していたい心を抑えて華奢な上体を起こし、私の萎えようとする発射管に飛びついて、管の中に残っている生汁を吸い出した。
 ローザに初めてそんな過激な後戯をされ、私は何ともこそばゆくて心地良かった。

驚嘆の即々生セックスより──平成10年
 抽送を続けて腰がつらくなり、そろそろ射精したくなったから、千春とキスをすることにした。私はキスをすると、感極まって射精起動がかかった。
 千春は私の唇も舌も貪るように吸った。吸っているのに合間合間に唇を離して喘ぐから、よほど気持ち良いに違いない。この乱れ方は演技の喘ぎではないと確信した。
 確かに、エロビデオでピストン運動をしている男が女にキスをすると、それまでやかましいぐらいによがり声をあげていた女がネットリとムーディにキスをして、ついさっき狂わんばかり顔で喘いでいたのはどういうことなの?と思う。
「イクぞ! イクーぅ!」
 私は建物に鳴り響くような声を上げて射精した。
 暑いのですぐ身体を離したら、千春が私の股ぐらにダイビングするように飛び込んできた。
 一体何か?と驚いたら、ヌラヌラのペニスを吸いしゃぶって掃除するサービスだ。縮みかけたペニスを強めにフェラチオするのがとてもこそばゆくて気持ち良い。残っていた粘液を尿道から吸い取られるのがわかる。
 ソープでこのサービスをされたのは5人目、うち初対面でされたのは3人目で、私はトキハの指導が徹底していることに驚いた。
 マットプレイもベッドの抱擁も一通り終わって、千春の仕事ぶりが充分わかった。更に、千春は初対面で私に相当の好感を抱いたようだと手応えを感じた。
「君は、発射したばかりのちんちんをチュウチュウ吸ってくれたけれど、そんなすごいサービスを誰にでもしているの?」
「ううん。この人なら、して上げよう、と思った人だけぇ!」
「そうなの。ありがとう。むちゃくちゃ気持ちよかったよ」
「こそべったくていいでしょ?」
「うん。全身にこそばゆさがピーンと走って、君を足でけ飛ばしてしまうのではないかと思ったぜ」
「うふふっ」
「しかし、君のおまんφはベトベトのヌラヌラだったぜ。あれでワセリンがいるとは信じられないねえ」
「でも、ないと、痛くてしょうがないの。塗っていても、乾いてしまって、とても痛いことがあるのよ」
「へーぇ、大変だねえ。ほんとうかいな」
「切れることはしょっちゅうよ」
「気の毒に。……君は、本指名は月25本ぐらいかな?」

 射精後もペニスを吸われるというのは、ヘルスでもあります。
 でも、ヘルスでは射精自体がフェラチオで達成されるのだから、吸引を続けられても、それほど気持ちをかき立てられはしないでしょう。
 しかし、口内射精を受けた嬢は一刻も早く客の精液を吐き出したいものだから、まずい体液を受けた後も、数秒間の吸い込みの持続があれば、私は必ずオヤッと思います。
 口内へ放銃後の吸い込みの継続は、女が私に寄せる好感度の大小よりも、口の中にザーメンを貯めておく違和感・イヤさ加減の方に左右されるだろうから、私は無理な期待はしないことにしています。
 以前に遊んだヘルス嬢で感心な子がいました。二十歳で、業界入り一ヶ月なんですが、かなり太めなので、私としてはノーサンキューでした。しかし、選べる子がその子一人で、仕方なく遊んだのです。
 話していると、オナニーでもイッた経験がなく、オナニー自体そんなにしていないというので、これは私の技と親密さの醸成に、どう変わるのかなと実験気分になりました。
 で、その娘にしっかりクンニリングスをしてやりました。イクまでには至らなかったけれど、かなりのよがりっぷりを見せていました。彼女は未経験の愛撫に感動していました。
 その後、クリトリスにじっくりペッティングをしてやり、イクに近いほどよがらせてあげました。割れ目はずぶ濡れになっていました。
 その後攻守交代でフェラチオをしてもらったら、口内射精が終わってからでも、吸引とこすりの良いこと!
 60分のコースの初対面で、指マンの途中には、私が大好きな口内唾垂らしもドローッとやってしまいました。そこまでうちとけたからこそのフォローフェラの気の入れ方なんですね。
「他人から唾なんてものを飲まされたのは初めて!」
 と、後で目を丸くしていました。
 ヘルスの口内射精後のフェラチオの持続と比べて、ソープの、膣内射精を終えて離れたペニスに口から飛びつくというのはすごい行為です。強烈な愛情表現だと私は思います。
 ソープで、射精直後のペニスを吸うというとってもこそばゆい性戯は、高級店以外ではなかなかされないでしょう。ゴムファックではこれはできません。ペニスがゴムくさくなっているし、ゴムとペニスの微細な間隙で、精液とチン汁とゴムの内側のゼリーが攪拌され、くさみが熟成されて、いかにもきたならしいです。
 製造後数ヶ月経ったコンドームの内側のゼリーが付着したペニスを口に含むなんて、女の立場からすればとんでもない。
垂れるところを見るのと後吸いとはやや両立しません。
 金津園には大勢の女がいるけれど、ゴム着用の上でファックをするソープ嬢が多いから、中出し射精直後のフェラチオを気に入った客に振る舞う嬢はごく僅かです。だから、これは秘技中の秘技です。
 艶グループの女は射精直後のペニスを吸うように指導されていて、何しろ初対面の男の未洗浄のペニスをしゃぶるという驚天動地の過激なことをするから、最後のフォローもすごいです。
 でも、これをやってくれた女達に聞くと、即尺と違ってフォローフェラをしない女はいくらでもいるし、するようにしている女でも、気に入った客だけにしています。
 フォローフェラにはやれるタイミングがあって、射精した後、男が感動してベラベラ話しかけていてはやれません。射精した後に男がすぐに起きあがってタバコを取り出すとやる気が起こりません。ねちねちと鬱陶しいフォローキスをしたがられても同様です。
 男が「イクーぅ!」と絶叫して放ち、すっかり打ちのめされた顔をして速やかに躯を離して、エッチに心底感動した言葉をかけ、しかも、嬢がファック中に本気のキスをしていたなら、フォローフェラの可能性が高まります。
 私の場合、艶グループの女に、初会でない限りはフォローフェラをされたい願望の域を既に卒業していて、嬢にフォローフェラをやってあげたい心があっても、快感の深さによって完璧にノックアウトされ、上体を起こす気力がないという状態にまで到達していただくことが嬉しいです。
 で、フォローフェラを期待しない代わりに、小陰唇を左右に開いて、中出しのザーメンがとろりと垂れるのを眺めます。
 見て見て!、とばかりに大股開きをしたままの女がとてもかわいいです。
 参考:ソープ遊び用語集(前編)の『ゴックン・後舐め』、後舐め考

 かけひき
 ソープ嬢の秘技として最後に取り上げるのは女のかけひきです。これまで並べてきたものと違って、これは客にとって嬉しいとは限りません。腹立ちと懊悩につながりやすいです。
 そもそも女は、男女間のことについては天性的にかけひきがうまいです。極めて多数の男と対座し、更に、股を開けるともなれば、幾何級数的にうまくなっていきます。
 嬢には、どんな客にも、大して深く考えることなくマイペースでやる子と、相手に合わせた接客を意識している子とがいます。後者の嬢となると、かけひきがうまくなります。演技が上手になります。
 かけひきというものは、何か変わったことを求める客と、その変わったことのいくつかを認めた嬢との間で出てきます。全く何も認めない客との間ではかけひきはあり得ません。
 ソープの客というのは、ソープに行かない男性よりも存外純なのが多いような気がします。純だから、素人の女とセックスができていないということもあるのですね。
 純な客は腕のある嬢にころっとやられます。
 まあ、嬢のかけひきには、私も(やられたぁ!)と思うことが時々あります。まるっきりのうそを平然とつかれ、それにこちらが気づくと、甘い笑顔でフォローされたなんていう事例です。まあ、フォローなしの場合もあるけれど……。
 かけひきには、いろんなものがあります。
 リピート客を持続させるための手練手管、店外デートを願っている客に対する対応、メール交換願望への対応、ご祝儀を出させる働きかけ、鬱陶しくなった常連客を退ける手立て、ありとあらゆるところに女のかけひきが発揮されます。
 このかけひきを楽しんで応じるのが、腕のある男と言うべきでしょう。

 男は女に要望を出し、その実現を図るものです。そして、男には相手を『オレの女』化したい願望があります。それを、そこまで行かないようにして、相手に満足感を与えねばならない。嬢は毎日綱渡りをしているようなものです。
 私はこのサイトで、売買春を異端視すべきでないと唱え、また、ソープ嬢も普通の娘と同じだとも書いています。
 しかし、基準点を変えれば、話は違います。
 古今東西の偉人を考えれば、買春行為をしない男なんてあんまりいないでしょう。『偉人』になる人ほど若い時に放蕩していることがよくあります。英雄色を好むとも言われます。要するに、買春する男は劣った人間であるとは殆ど言えません。
 しかし、売春する女は売春をしない女に比べて、(容色以外は)劣っている傾向がある、というのはかなりの人間が当然のように肯定すると思います。学力、知性、品性、感性、人間性、純真さ、思慮深さ、真面目さ、こういった点から普通の女とはどこか違っているという考えです。
 確かにやむにやまれぬ事情で業界入りした女はいるけれど、売春しか道はなかったのかと考えれば、他に道があったはずです。安易に業界入りしたという女は、現在ではとても多くなっています。
 私は、極めて重い事情でソープ嬢になったという女に何人か会ったことがありますが、それよりも、極めて軽い事情でやってきたという女に会ったケースが圧倒的に多いです。重い事情が解消されても、相変わらずソープ嬢をしているケースも大変多い。
 その事実が、私はとても不思議なんです。まあ、それだけ売春に悪の意識がないと言えます。援助交際というのがかなり広まっているのでしょうねえ。
 思いつめて業界入りしたのではない女、これは、借金苦でやむにやまれず売春することになった女よりもかけひきが上手な傾向にありますね。思いつめて、不特定多数の男に対して股を開くに至った女は、結構本質的に純真です。でも、時がたてば皆かけひき上手になります。それだけこの仕事は大変なのです。

 さて、私は何も秘技の達人を選んで通っているのではありません。私が一番長く通った嬢はさほどの秘技を繰り出さないです。秘技もいいけれど、一番嬉しいのは、嬢が完全に快感に浸ると共に、心の交流がしっかりあることです。心の交流が深まらずに刹那の快楽に狂ったとしても、そういう嬢との遊びは一年と続かないでしょう。

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(千戸拾倍 著)
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