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NSのソープ遊びとエイズ

 金津園では生の店(NSでの接客が原則)で働く嬢が何人いるだろうか。
 平成22年10月時点で、原則が生嵌めの店は20店ある。(  )書きで在籍嬢の数も掲げる。
艶(9)、英國屋(5)、シャトールーブル(15)、貴公子(20)、クラブロイヤル(29)、ルネッサンス(18)、
ラブティファニー(48)、ドルチェビィタ恵里亜(29)、セ・ラヴィ(25)、シルクロード(26)、
MGMコレクション(16)、館(11)、すずめの宿(15)、コットンクラブ(16)、エル(26)、
重役室(16)、花手毬(12)、オレンジハウス(19)、PREMIUM(16)、セントレア(14)
※ 青字の店
は平成30年では無くなっている。
 在籍嬢が全部で 385人いる。一応ゴム着としている店で(客、または、コースによっては)生接客をする嬢(ムーンライト、ジュリエット、ヴィーナス、特別室など)まで含めれば 500人は生対応しているだろう。金津園の女の3割以上を占めていると思う。
平成29年4月付記
上のリストに 気まぐれ天使、スチュアーデス、バースディ、ロランジュ、八星 を追加
令和2年7月付記
消去:ロランジュ、ルネッサンス  追加:時計台?
令和3年4月付記
消去:クラブロイヤル  追加:レジーナ
その後
消去:気まぐれ天使
 NS接客しておろうが、私の見る目では嬢は皆自分の人生を真剣に生きている。いい加減な人間だから利に走ってNS接客をしているのは少ないと思っている。
 以前に金津園ワールドというサイトを覗いたときのことだ。
 そこのBBSの『金津園全店舗S着義務化について』という質問で、日本全国でNS接客をするソープ嬢がかなり増えているにもかかわらず、下記の頭の堅い3名が『金津園全店舗S着義務化せよ』というスタンスにてとても不遜きわまりない意見を寄せた。(このKWの論議は2015年に消されたようだ)
 NS接客をする多くの嬢に対してこの3名は大変な失礼な意見を飛ばした。書いたことの一部を取り出すと次の通りだ。
リール(嬢)
 取り返しのつかない危険性をもっと身近に認識してほしいのです。
 男性は
 「気持ちいいからNSがいい」
 と、そんな軽い気持ちで、正に本物の地雷を踏むかもしれないのですよ。
 NSの快楽をどうしても求めたいなら、ソープ以外の場所、相手とお願いします。
 生F、キス、その為粘膜の接触からの感染は防げないと思います。
 治る病気なら、すぐに気付いて治療に専念するなら…それでもまだ大丈夫だ、という気持ちも消えないでしょう。
 働く側も遊ばれる方もこのリスクは想定しているかもしれません。
 しかしながら、治らない病気、それがすぐに症状が出ないため気付かずに他人に感染させてしまう場合…
 働く側も遊ばれる方も、これほどのリスクを背負う必要性はないと思います。
 そしてそれが感染者を増やすのだと思います。
神の徒[その他・男性]
萬古等倍[お風呂利用・4桁]
 無帽接客が高級な接客とは可笑しな風潮だ。
 しかもこれは金津園だけの可笑しな風潮である。
 他の地域では通用しない。
 無帽「だけ」では高級接客の付加価値はないといっても過言ではない。
 高い金を払うというなら高い金を払ってわざわざ地雷原(病気を貰うリスクが大きい)に踏み込むことはなかろう。
 大体無帽「だけ」しか売り物にできないなどとは中身がない「高額」接客に過ぎない。
 本物の高級接客は着帽でも満足できるものである。
 3人が言っていることは、エイズ対策を訴える国策からはある程度正しいところがある。
 だが、金津園のNS接客=エイズ蔓延 とするのは大変に問題だ。金津園がエイズ問題で発狂状態(あくまで風評事件だ)になった平成4年以降そんな事実は全くない。
 私は大変腹が立ったから、千戸拾倍以外のHNでKWに7年?ぶりに反論を書いてやろうかと思った。
 しかし、平成21年11月06日にこれを眺めると、これらの思い上がった考えをけっ飛ばす書き込みがたくさん入ったから、行動を起こすのは止めた。
 私が言いたいことは次だ。
(1) STDは客が金津園に持ち込んだものを客が罹患する。
──だから、客がソープ店におけるSTDを論ずる時はちーと謙虚にならねばならない。
 受診確認がいい加減な店(中級、大衆)の新人嬢の場合はご本人が持ち込んでくることがある。
(2) STDを持ち込む客は値段の安い店ほど多く、高い店は少ないと思われる。
──妻帯者比率、インテリの生活上級者比率が高い客層の店は安全度が雲泥の差で高い。
 料金の安い店の客には、ソープ以外の買春で安いものや援交などを利用する男の存在率が高まる。
(3) 金津園の店では、当局の指導のもとに診察は第三者的チェックがされている。
──エイズが発生すれば隠し通すことはできない。個人情報を守る法理に公共の福祉が優先する。
 従って、医院が店と共謀して秘匿することは考えられない。→重大問題の発生例はない。
(4) NS店で働く嬢の意識は稼げるというのも勿論あるが、ゴム着セックスが嫌な女が多い。
──ゴム着店よりもNS店のほうがセックスを楽しんでする女がはるかに多い。→これ、大変重要。
 ゴム着でフル稼働してもバギナが痛くならない鉄マンの女はバギナの感度が悪いことが多い。
 射精だけが目的の男はバギナの感度などどうでも良いが、まともな人品の男はそうは思わない。
(5) 私が取材した範囲では、NS接客の嬢は受診に真剣に対応している。
(6) 私の長年の取材では、NS接客嬢に重大な感染例は乏しい。
──私が取材した嬢の数はかなり多い。
 私が嬢と築く親密さは深いから、いい加減で場当たり的な回答をされないことにも自信がある。
(7) セックスは生でするものだ。
──例えば、フェラ→ファック→69→ファック→クンニ→ファック→69→ファック
 という流れでセックスを楽しむとする。
 ゴム着では、こんな豪勢で密度の高い情交ムード満点のファックは楽しめない。
 本当のセックスは、女がチンポ汁の出や最後の中出しのドクンドクン感をバギナで楽しむものだ。
 そして、男は生チンの触覚で膣内愛液の流出を愛でたい。
 ゴムという遮蔽幕があっては真のセックスは成立しない。
 これは、西陣織の高級反物を買う時に、反物に触れるなと言うようなものだ。
 目が見える人に目を瞑って会話せよと言うようなものだ。
 なお、私はチンポ汁が豊富な故に、ゴムの中でチンポが踊ってしまう。大変不具合だ。
 バギナの濡れなんてどうでも良いという即物的な男がカバーをつけてファックしておればよい。
(8) いくらNS接客がけしからんと吠えても、
 嬢が客とキスして、非ゴム着のフェラチオをするなら、リールも神の徒も萬古等倍も完璧に矛盾だ。
──ペニスとバギナの接触だけに注目するのはおかしい。
 今から10年も前だったかもっと前だったか覚えていないが、エイズ恐怖騒ぎが起きた時
 歯科医はゴム手袋とマスクをして治療した。今、そのような歯科医は少ない。
 こんなことをKWに書き込んでも、あそこのいい歳して何やらガキっぽい管理人に採用されないか、不本意な字句修正をされてしまう。
 それに、この内容では、千戸拾倍が書き込んだことが良性記の読者にはわかってしまうだろう。だから私は書き込むことができない。凡人にない高邁にして卓越的、聡明な意見の持ち主には不便なものだ。
 要は、高級店もそこで働く嬢も、STD対策を真剣にやっているのに、金津園の高級店に悪の巣窟の如きレッテルを貼るのはおかしい。
 嬢がそれをやれば同業者にあまりにも失礼だ。(客とキスせず、ゴム着でフェラチオをし、ゴム手袋を填めて手こきする高見識の嬢なら失礼度が低下する)
 客がそれをやれば、高級店ではSTDトラブルが僅少である事実を無視しすぎだ。そこまで問題視するなら、交通事故を恐れて街の歩道を歩くなと言いたい。
 第一、女がピルを服用していることを前提にすれば、『正しいセックス作法』はゴム着ではなく、ゴムなしだ。これは趣味・嗜好の問題ではない。絶対的事実だ。
 リールは「そしてそれが感染者を増やすのだと思います」と書くが、幸いなことに金津園では当てはまっていない。従って『狼少年』のようなものだ。
 ゴムがイヤという華奢な女の気持ちがわからない朴念仁だ。ゴムズレなど考えられない鉄マンで、チンコを何度往復されても冷静に男の射精を待つだけのつまらぬ女である可能性も否定できない。
 リールは随分長い文章を入れているが、その中には嬢が客にする性的サービスの表現がある。彼女の主張とは関係のないことなのにわざわざ書いている。ゴムなしで、これを楽しめというスタンスだ。
 自分が男にされる面白おかしい性技は書いていない。ヒステリックな主張を考えれば、客にされる性戯が意識にない女である可能性が認められる。そうだとすると、それが、客に恋人的に振る舞われるのがイヤだという潔癖症からなのか、どう弄られても感じないからいやなのか、どちらなのだろう。
 何にせよ、遊び人にとって最も気になることはSTDの問題だ。これに関しては エイズ以外の性感染症 が参考になる。
 私は医者でもウィルスを研究する学者でもないから、以下に書く私の考えが正しいと保証できないが、私は自分の考えが正しいと信じている。
 新型インフルエンザは保菌者と直接接触してなくても空気感染により容易にうつる。
 STDには新型インフルエンザほどでなくても比較的に容易に感染する、要するに、ちょっと触れただけでうつってしまうものがある。
 この代表的なものは、毛ジラミ、コンジローム、淋病などだろう。これらは、ソープや銭湯やゴルフ場のシャワールームの備品からでもうつるのだ。コンジロームや淋病は相当感染力がある。
 一方、保菌者と接触しても簡単には感染しない、要するに、素通りしやすいSTDもある筈だ。
 素通りしやすいとは、その人が大変健康で、細菌なりウィルスなりを体の中に入れさせないとか、皮膚に傷がないとかでそういうものを進入させないということだ。
 これは、梅毒が典型的なものだろう。STDではないが、怖い病気のレプラとか破傷風とかもこんなタイプではなかろうか。
 では、エイズはどちらなのだろうか。
 HIVが体の中で繁殖する原因は
(1) 男性間性行為
(2) 注射の使い回し
(3) 輸血
(4) 母子感染
(5) 異性間性行為
ということだが、このうち最後の2つは(少なくとも先進国では)存外に少ない。
 これは何を意味するのか。
 件数の多い(1)〜(3)は、注射針が血管の中に入って、或いは、ホモセックスによってウィルスが入った精液が傷になった箇所の毛細血管の中に入って、これで感染する。
 逆に言えば、健全な皮膚にHIV感染者がオナニーで出した精液が飛んで附着しても、それをぬぐい取るだけで多分感染しないのだ。
 感染は体内注入(皮膚の奥であって、バギナや胃の中はここでは体内に非ず)か擦り込みによって起きる。
 確かにアナルセックスは、バギナと違って天然の潤滑液がなしだから、肛門部やペニスの粘膜が傷つきやすく、凸役から凹役へ、また、凹役から凸役へウィルスが擦り込まれやすくなるのだろう。
 バギナセックスは『愛』のあるセックスをしておれば、ペニスもバギナも愛液が出て、そこの粘膜が傷つくことも、ウィルスが擦り込まれることも少なくなると思う。
 バギナセックスはペニスやバギナに傷がなければHIV感染は確率的に明らかに低くなるのだ。だから、世界中で男性間性行為よりも異性間性行為がされる件数が圧倒的に多くても、異性間性行為でのHIV感染は目に見えて件数が減ってくる。
 感染の主力が上の(1)〜(3)で、しかも、(5) は要するに貧困国、健康と衛生にもともと問題のある人が多い国で多発している。
 世に出回っているエイズ撲滅キャンペーンはやたら男女間の性行為でも感染があり得ることを強調している。ゴムを使えと吠えている。
 その端的なものが2013/10/14に『ソープ エイズ』でググって第4位掲載の次だ。
 www.aids-testing.info/aids-test-e/ (良性記の本作は第2位で紹介されている)
 この『日本エイズ検査研究所』といういかにも権威がありそうな組織が、“軽い気持ちでソープランドへ、10年後のエイズ検査の結果は?”というタイトルで出鱈目なことを書いている。
エイズ検査をする前病院の個室で先生と軽いお話をしたのですが先生の話を聞いて驚きました。
私が20歳の時にソープランドへ行った話しを正直に先生に話をしますとその先生は毎月ソープランドに働いているソープ嬢の人たちのエイズ検査をしていまして何とその6割のソープ嬢の人がエイズにかかっている話をしてくれその話を聞いた時私は全身から血の気がひきました。
 雄琴、吉原、川崎南町、中州、金津園、どこにしても、ソープ嬢の6割がHIV陽性なんてあり得ない。殆ど0割だと思う。どこでも月1回検査をしていて、もし陽性が出たら、即刻解雇だ。0.3%になることすらあり得ない。
 これのトップページを見ると
 エイズが起こりえる可能性としては、性行為感染、不特定多数との性行為、コンドーム無しでセックス、アナルセックス、海外で売春行為等が代表的で、…
と、売春行為にわざわざ『海外で』と被せている。
 私の経験からは、少なくとも金津園でHIV感染の問題は出ていないし、今後も可能性が少ないと思う。まあ、でたらめにもほどがある文を載せているものだ。
 なお、私はアナルセックスが好きだけれども、女性、しかも、基本的にAFを私としかしないソープ嬢とこの行為に及び、かつ、相手は月1回HIVの検査をしていることだし、更に、互いの粘膜に傷がつかないように配慮してしているから絶対に問題はない。
 本当に警戒すべきは、低料金・安直レベルの売春婦に対する買春行為、低衛生概念の国での性行為・買春行為、日本よりも蔓延度の高い国での性行為・買春行為であろう。
 だから、私は金津園の嬢が月に1回エイズ検査をすれば(そして、客も時々エイズ検査をすれば)、生セックスをするのはちっとも社会悪ではないと思っている。
 私は金津園で遊ぶ時、次に気をつけている。
(1) 安い店で生のセックスをしない。(客が心配、嬢の検診頻度が心配)
(2) 健康状態の良い時に遊ぶ。
(3) 嬢のバギナに傷を付けない。
  ──激しい指ピストン厳禁。愛液流出万全。
(4) アナルセックスは潤滑に意を尽くす。
(5) マムコの洗い方が不十分な嬢には洗い方を指導する。
※ だから私は、標準コースで6万円のNS店がイベントにより4万円ぐらいの超安い値段で、私から見て怖い客(独身でさほど収入がなく、時には超廉価買春もし、自己の健康に配慮が足りない軽薄な客)を呼ぶのが大変嫌だ。私は大変用心深いからイベントをやる店には絶対に入らない。
 私は 100分以下(かつ、廉価)で女にNS売春させる店には、女も就職希望を考えないほうがよいし、安全第一で遊びたい客も入浴を考えないほうがよいと思う。
 要するに、3万円台の値段でどの客にもNS接客する店だ。
 異性間性行為は、デカマラの遅漏となると大変問題だ。傷の発生→傷への細菌・ウィルスの擦り込み、これが問題となる。
 これはHIV、STDに限った問題ではない。普通の雑菌でもペニスやバギナの皮膚の奥に擦り込まれたら大変厄介なことが起きる。
 デカマラの遅漏男には性交禁止令を出すべきだ。
 ただ、バギナには大変伸縮性がある。女性をきちんと誘導して、気持ちを高めさせるセックスをし、愛液を流させる男であれば、デカマラの遅漏でも何とか問題解決にはなるだろう。
 問題はソープ嬢だ。職業病で、というか、つまらない男ばかりが客につくからちっとも愛液が出せない。そりゃあ、‘やってちゃん’では嬢はマン汁を流せないだろう。
 潤滑液が出ないと、バギナが擦過傷だらけになり、感染絶えずということになりかねないけれど、面白いことに、1日に数人の男とセックスする生活を続けていると、ソープ嬢のバギナの粘膜はもう半年ぐらいで実に強靱になる。(現に嬢の感染経験は業界入り初期が多い──ブロック力が大切だとわかる)
 デカマラの遅漏男が2人続かないとなかなかダメージは受けなくなる。
 むしろ心配なのは、ひ弱な皮膚のペニスを持った若い男性だ。こういうのがたまたま射精の遅い男だと、抽送しているうちにペニスに細かい傷がつき、相方が洗い損ねた前の客の雑菌などが気の毒にも擦り込まれることになる。
 私は金津園で遊ぶ時徹底的にクンニリングスをする。これは、その行為が楽しい、女がイクのが嬉しい、というのもあるが、濡れ濡れ状態が互いに何かの感染を少なくする意識もあった。
 ありとあらゆる観点からソープ嬢にクンニリングスするのは素晴らしいことなのに、ソープ客の大半は、顕在意識か潜在意識においてソープ嬢を売女・淫売・売春婦と蔑視し、マムコを手荒に揉むことはしても、なかなか口をつけることはしない。
 この蔑視というか特別視は、どれほど嬢との対面時に調子よく喋っておろうが、客の多くがしている。客の所得水準が高く、高学歴者であることから当然だろう。
 店外デートに躍起であろうと、嬢のメルアドを得ることに躍起であろうと、この蔑視・特別視があることは間違いない。育ちと人生が違いすぎる。
 細菌やウィルスに知能があって、こういう男のチンボにだけ侵入してくれればよいのに。

 STD病原体の皮膚からの刷り込みについて書いた。
 男性の場合これが擦り込まれやすい箇所はどこか。私は尿道口と反転した包皮の裏側でないかと思う。
 淋菌は先ず尿道口から感染する。雑菌による膀胱炎もよく聞く話だ。
 包皮の裏側、これはいかにも皮膚が弱々しい。亀頭も見かけは同じだが、亀頭の皮膚は性交時の長時間摩擦に耐えるべく、包皮の裏側と比べれば雲泥の差で強い。
 思い返すと、私が新婚の時も、金津園に行き始めてから5年ぐらいの間も、よくペニスの先の包皮部分が痒くなった。これは多分性交時に反転した皮膚から雑菌が入ったのではないかと思う。
 なお、この反転した包皮の皮膚は勃起時には大概の人は伸びきる。しかし、通常時は、露茎の男性の場合、皺になってカリ溝に収まる。
 ここが垢や恥垢を極めて保存しやすい。臭みの元であり、雑菌の温床地帯になる。毎日セックスする人は少ないから、真面目にしっかりとここを清掃するのを毎日している男性は先ずおるまい。ここの清掃は、気が回らないが故に存外難しい。
 右手にシャワーや湯桶を持って湯をかけ、左手でペニスをしごいたところで、ここは洗いきれない。皺になって折りたたまれているこの包皮をしっかり伸ばして洗いきる男性がいかほどいるだろうか。
 たった1日でどれほど滓が貯まるのか、これを読んだ人はよく確かめたらよいと思う。ここを引き延ばして指先で擦ると、微細な滓が必ず出てくる。
 ベテランソープ嬢は、左手で反転包皮を思いっきり引き延ばし、右手でそこをしごき洗いする。その他入念にしごくところは裏筋の左右の凹部だ。
 ここに細かく指先を這わされると、私は(おぬし、わかっているな)と思う。と同時に、その嬢がSTD対策をきちんとしているだろうと安心する。

 このように汚いチンポを受け入れる女性は大変だ。しかしながら、同じ洗い方が下手同士なら、女の性器のほうが男の性器よりもはるかに汚いから、文句は言えまい。
 マムコの臭さを訴える男は大変多い。マムコの臭みを取れない女が如何に多いかということだ。
 女性も性器の細かい皺や溝を引き延ばして、強く湯を注がないと洗いきれない。
 それはともかく、斯様に汚いチンボを受け入れたら、その後女性はすぐにマムコ、特にバギナの中を洗わなければいけない。
 現に、ソープ嬢は中出しでもゴム着セックスでも、通常は交合終了後すぐに性器を洗う。AV女優も先ずそうだろう。
 金津園の‘わかった’嬢の洗い方は、ソープの圧力の強いシャワーの湯を大量にバギナの中に注ぎ込むことだ。これがプロの女の一番の健康法だ。
   参考:恥垢考  女性器考
 しかし、別の観察がある。
 普通の男女が交合終了後(ピルを使っていない)女がさっと洗い場に行けば、ムードは半減する。中出し液を貯めたまま女がベッドで男に寄り添い続ければ、(ただだらしないだけの女でない限り)もう情緒満点だ。
 こういうことを意識しない男は全くの射精男で、小説を読まず、映画もそんなに見ないのだろう。
 私はそんな無機質的人間とは違う。私は、プロとの遊びでもこのことを重視した。まだソープ遊びの初心者の頃でもこういう意識があった。そんな些細な動作も目に留めて女の心の中を推し量るところが並の遊び人とは違うと思っている。私は繊細なのだ。
 ファックが終わった後、嬢が満足の笑みを浮かべて、或いは、満ち足りた顔をして横たわる。そして痴話を交わす。頬や指先で相手の肌に触れる。これが本当のセックスだろう。
 初会であろうと、私のほうから「おまんφ、洗いに行ったら」と声をかけることが多いのだ。
 こういう所作で女の気持ちが読み取れる。ここまで観察し、ここまで導いて遊んでいる男が一体どれほどいるだろうか。
 私の実体験小説は完成度が低いのでそんな観察まであまり描写していないが、そのつもりで読めばそれなりに描写している箇所があると思う。
──貴方、2回(或いは3回)イケて良かったわね。
 嬢がこんな気持ちを込めた言葉を発して笑みを浮かべても、そのまますーっと立ち上がって洗い場に行くなら、嬢はマムコを洗いながら(即でした時は、随分チンボが汚れていたなぁ。こんなつまらん男に中出しを2回もされて、しょうもないこった!)と思っているだろう。
 要するに、行為が終わった後女がすーっと洗い場に行けば、(超潔癖症の女でない限り)女が男とのファックに感動していない事実を表している。
 女に情がないのではない。これは男がつまらない人間なのだ。女の態度は男の鏡だ。
 そう考えれば、女にメルアドを求めたり、店外デートを申し出て良いのは次の場合だけだ。
(1) 本指名後、会ったその時から笑顔が潤沢だ。
(2) いつもよく会話が弾む。
(3) ディープキスが熱烈で、本当の恋人のように応ずる。
(4) ペニス攻撃がいつも熱烈だ。
(5) いつもよく濡れる。
(6) アクメに至る。(イキが得られない体質の場合は、よくよがる
(7) 他に客には多分しないと思われる親密な行為をいくつかする。
(8) 互いに個人的なことをよく尋ね、きちんとした答が出る。
(9) 行為が終わったらすーっと離れるということがない。
 私はこういう状態になることが期待できそうもない女に裏を返すことはない。
 また、ここまで至らなければ、アナル処女を頂くとか、ハメ撮りするとか、浣腸するとか、口内唾垂らしをするとかの過激なことは望めない。
 これは、素人の女性とセックスしても同じだ。まあ、行為が終わったらすーっと離れてしまうことがないとか、洗っていないペニスをフェラチオするとかは、超潔癖な女性であればあり得ないとは思う。
 さて、本稿の中ほどに次を書いた。
 問題はソープ嬢だ。職業病で、というか、つまらない男ばかりが客につくから、ちっとも愛液が出せない。そりゃあ‘やってちゃん’では嬢はマン汁を流せないだろう。
 これは大変意味の深い文章だ。素人の女は、特に独身女性の場合、性交する期待感だけで陰部を濡らす。本当に相手の男に惚れているかどうかは残念なことにあんまり関係がない。
 これと違ってソープ嬢は先ずセックスを始める段階では陰部を濡らすことがない。潤滑剤を使用する嬢は多い。
 それを、ソープ通を装って職業病だとしたり顔でいう馬鹿が多いのだ。
 冗談じゃない。好ましいリピート客になれば、私の経験では嬢は先に濡れている。本指名が長く続くとこういうことは程度が低くなるが、それでもオーラル尽くしで相互に卑猥に絡み合えば、見事に濡れ濡れだ。
 要は、プロの女とも情愛は構築できる。ペニスピストンがセックスだと思っているとろい遊び人がとろいことばかり言っている。BBSで自己の意見を開陳したがる男に本当に馬鹿が多い。クソ馬鹿ばかりだ。

 余談を書こう。
 私が金津園で遊んだ女には当然名古屋のソープで働いた経験のあるのが何人かいる。
  ゴム着店で通った嬢──2人
  NS店で通った嬢───4人
 はっきり記憶にあるのでこれだけだが、面白いのは、全員が名古屋のソープでは完全にゴム着で通したと言うのだ。あちらの店はゴム着用に厳しいし、また、嬢もそれを受けてルールを守る。
 平成5年とか9年とかの頃ならともかくも、平成20年に至っては、金津園で嬢にゴム着用を厳しく守らせている店は一つもないと言っても過言ではない。
 100%ゴムを着ける嬢は存外少ないだろう。ピルを使っていない子が意外にいて、それではNSは無理だ。でも、私は安全日らしき時にゴムなしで嵌められたのが昔何人かいた。
 ゴムを着けなければ遊んではならないと吠える金津園愛好の男の通い女が、本当に気に入っている客にはNSでしている可能性がかなりある。ならば、吠える理由がどこにあるのだ。
 いつもゴム着で接客している嬢に、自分には生嵌めを認めさせる。これが女遊びの醍醐味だ。
 BBSでゴム着必須論議がされる時、このことをしゃかりきに訴える女は存外とピルを受け付けない体質の女ばかりなのかもしれない。
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ソープ嬢を愛しむ  ソープ嬢の秘技を考える  金津園遊びの手引き
(千戸拾倍 著)