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ソープ嬢の基本

 ソープ嬢への助言はソープ嬢へのアドバイスソープ嬢の指導を考えるソープ新人嬢を考えるなどがあるけれど、ソープ嬢の基本的な動作の説明が足りないのでその辺を補強します。
 私はこれまでのすべての初会の入浴で、店のランキングで真ん中以下の嬢の占める割合が恐らく5%ないでしょう。
 初会はP指名入浴が通例で、業界歴が浅い嬢をそんなに選ばないし、(たとえ初めての店であろうと)それなりに情報を集めてP指名するので、売れ行きの悪い嬢や売れ行きが良くても専らP指名で稼いでいる嬢に入浴することがあんまりありません。
 初会の印象をいろいろ書いたから、ざっと平成10年から初会の嬢の所作が振り返られます。それで、私のこれまでのすべての入浴で、店のランキングで8位以内の嬢とそうでない嬢とでは、振る舞い方が随分違うことに思い当たります。客への飛び込み方に差があります。
 ソープ嬢は初対面の客に与える印象がとても大切です。本指名の好成績を誰もが求めているのに、どうもわかっていない嬢がたくさんいます。
 本指名の多寡は容姿で決まると思い込んでいます。それと、極端に言えば(エッチをさせれば良い)と思っているのではないですか。『女は愛嬌』の言葉の重みをわかっていません。
 容姿の良きことは大事だし、見知らぬ男に体を任すのがそもそも大変なのだから、その消極的な気持ちはわかるけれど、それでは、成績が上がることに憧れているのに勉強しない児童、勤務先で年収と地位を着実に上げたいと思っているのに自己研鑽も献身的勤務もしない勤め人と同じです。
 売れる嬢と売れない嬢の接客行動の違い(これは、本指名20本・P指名10本の嬢と本指名10本・P指名20本の嬢との違いでもあります)を振り返り、ソープ嬢の基本動作をまとめます。
 ソープ経験の少ない客がこれを読めば、ソープ嬢を見る目が肥えるから参考になります。
 以下は、P指名の初会の客をベースに書きます。売れる嬢をA嬢、売れない嬢(P指名は稼げても本指名が返らない嬢を含む)をB嬢と略します。なお、中級店以上の店をイメージして書きます。それと、フリーの客は客であって客ではないです。P指名をした前提で書きます。
 客を迎える時
 客を迎える時、嬢は
ア.個室群への入り口かエレベータの中で待ち受けます。
イ.待つ時の姿勢は、正座、立ったままのいずれかです。
ウ.嬢の顔は(お辞儀で)頭を下げている、客に向けているのいずれかで、これは店の指導に従います。
 大切なことは2つ。
1.手ぶらであること。
 個室持ちでなくて荷物があるなら、先に部屋にそれを置いておくべきです。(店の指示でそうせざるを得ないならしょうがないです)
 手ぶらであることが必要なわけは次です。
(1) 部屋持ちでないことをPRする必要があるの?
(2) 客がコートと手荷物を持っていた時手助けは?
(3) 客がよろけたり躓いた時に介助は?
(4) 親しみの演出で寄り添う時、手ぶらのほうが…
2.笑顔を満開にすること。
 客は嬢の第一印象がとても重要です。第一印象を決めるのは会って数十秒です。
 客が第一印象を得るポイントは容姿以上に『笑顔』です。私の経験では、A嬢は見事に笑顔です。B嬢はこれまた見事に笑顔ではありません。
 なお、A嬢でも抜きが秀でていることで本指名を稼ぐ嬢の中には、客を迎える時に笑顔を見せないのがよくいます。不思議です。(数多く抜いてもらえれば、お前を気に入るよ)というチンボ男が多いんですねえ。
 客と顔を合わせた後個室に入るまで
 この移動の段階できちんと会話しあうことはあんまりないでしょう。
 でも、全く無言とか、一言言って終わりとか、全く無表情の嬢がB嬢にはよくいます。A嬢はにこやかです。エレベータで個室に向かう場合は、キスを迫るのが多くなります。
 なお、A嬢でも抜きが秀でていることで本指名を稼ぐ嬢の中にはにこやかな顔を全然見せないのがよくいます。不思議です。(数多く抜かせてもらえれば、お前を気に入るよ)という心の交流を不要とする男が多いんですねえ。
 驚嘆の即々生セックスより
 でも、私は千春の所作を観察し、千春が部屋まで案内する際に歩きながら手を握って身体をすり寄せることといい、朗らかな語りかけといい、なかなか気立てが良さそうだと安心した。千春が私に馴染もうとしているのが見て取れた。
 高身長女に嵌め通い2より
 エレベータの中で対面すると、私が雪江の横に並んだにもかかわらず、雪江は体の向きを90度変え、きっちり正面から会釈し、朗らかに挨拶した。
 すずめの宿の人気嬢より
 エレベーターで対面すると、面食いの私の目からすればエリカは器量よしではないけれど、不満に思うほどでもない。面長の顔は笑顔になれば映えた。
 そのエリカが立ち上がるといきなりキスで歓迎した。私は見上げるように顎を上げなければならないし、エリカは下を覗き込むようにして唇を寄せてきた。
 この圧倒的“かなわない感”が結構だ。そして、エリカは実に接触度満点のキスを繰り出しながら、右手でズボンの上からペニスを揉むという攻勢モードでかかってきた。期待通りの能動的入り方だ。
 すべて艶グループで基本を仕込まれた嬢です。
 個室に入るまでにフェラチオやファックに至るとか、先にトイレに入った客にトイレの中でお清めフェラをするとかの話をネットで目にすることがあるけれど、私は経験がありません。初会でそこまでされたら、私は化け物視します。
 本指名でそこまで期待できる嬢なら、全く別方向の超過激なことに誘導しようとします。
 個室に入った時の嬢の構え
 個室に入って客に服を脱がせる(全裸もあれば半裸もある)タイミングですが、A嬢とB嬢は見事に早さが違います。これが面白い。
 個室に入って客をどこに誘導するか。これはソファー(椅子)があればそこへ、なければベッドに腰を下ろすように導くのが普通です。その前提で続けます。
 客が落ち着いたら嬢は床にどう腰を下ろすか。
  A.正座
  B.膝立ち<←客がソファー>
  C.ドカッと床に尻を置いたまま“ぺたん座り”
  D.パンチラを意識した体育座りか立ち膝
 まあ、CやDは僅少です。AかBが無難。
 この時いかににこやかに会話を続けられるかです。それができるかできないかが、A嬢とB嬢の分かれ目です。
 一番大切なのは互いの距離です。
A嬢──ほぼ体が接触する距離〜1m以内
B嬢──1m以上、なんと2mぐらい離れることがある。<←テーブルを間にしたため>
 これをよく認識してほしいです。
 A嬢は客が冗談を言えば、手を客の膝に置いて興じたふりをします。(本当に面白がる場合も希にあります)
 B嬢はこれをしません。とにかくテーブルを間にするような態度では駄目でしょう。
 傾向としては、B嬢よりもA嬢のほうが雑談が長く、軽く雑談しながら客の服を脱がせます。
 B嬢は雑談する前に何やらタオルの位置を直したり、わけのわからない動作をするのがいます。入室の直後に客の顔を見ない時間が続いたりします。
 キスに取りかかる早さ
 A嬢でも(本指名でない客には絶対にまともなキスをしない)と決めている人が希にいます。(相手次第だわ)と思っている嬢もいます。
 傾向として、A嬢は客にキスをしかけるタイミングが早く、初会の客であろうが、対面してすぐにキスする例も多いです。
 フェラチオした口でキスをされるのが嫌な客もいるから、そのへんを見定める必要があります。
 けばくてとても個性的な女より(ダイヤモンドクラブ)
 エレベーターの中にサユリが待っていた。
 私が乗り込むと、サユリが笑みを浮かべて立ち上がり、唇を寄せてきた。迫ってきた顔の位置が思いの外低い。胸の深い谷間が上から覗け、そのよく張った肌に欲情を高めた。
 エレベーターの中でする挨拶のキスは軽く済ますことが多いのに、サユリのキスは実にディープで、顔を寄せるや私の口に飛びつくように迫り、そのまま唇の間を開放して、私に舌の侵入を誘う。
 私が舌をサユリの口に突っ込むと、サユリは深く捉えた。そして、唇を合わせている時間も長く、唇も舌もまるで舐め回されているようだ。吸わせてあげますではなくて、吸ってあげます──の、実に親愛的な入り方をして、その口の味がとても甘美に感じられる。
 サユリの背が低いから唇を合わせやすい。胸のふくらみが目を惹く煽情的なドレス姿の女と唇を合わせるのが非日常感たっぷりなのに、ここまでやる気のあるキスをされると実に意欲をそそられる。背が低いのが実に残念だ。
 部屋がかなり暗くしてあったから意外だった。過激なキスをするのとはかなりマッチしない。
 部屋の照度
 部屋をどのぐらいの明るさにして客を迎えるかについては、A嬢とB嬢とではそんなに差はないけれど、A嬢のほうがやや明るいかなと思います。
 客の多くがエッチする時は部屋を暗くして当然だと思っているんでしょうが、部屋は明るいままエッチしてすべてを視姦したいと願う客もいます。
 部屋の明るさはこれぐらいにしようと自分で決めるのではなくて、客の意向を確かめるのが大切です。
 自分の歳を若く見せたいとか、あらを出さないようにしたいとかで、すべてをさらけ出すのを嫌って、とにかく最初から真っ暗にする嬢がいますが、抜き系のピンキャバが客同士の観察を防ぐ照明をイメージしてはならないでしょう。
 少なくとも裸になるまでは明るくしておいて、相互にSTDや体の汚れの目視チェックができるようにするべきです。
 言いたいことが2つあります。
1.部屋を最高照度にする嬢は性格も明るいことが多い。
──大陰唇が除毛されている傾向がある。キスがディープである傾向がある。
2.暗くして助平行為をするのが当然と思っている客に対して
──明るいままでエッチをしたら…と提案することも大切でしょう。
 服の脱ぎ方(方法)
 嬢の服の脱ぎ方には
 ア.嬢が自分で脱ぐ
(1) 事務的な感じで脱ぐ (2) ストリップショー的に妖艶な感じで脱ぐ
(a) 客のごく近くで脱ぐ (b) 客から離れたところ(足下に籠がある)で脱ぐ
 イ.客に脱衣の支援を求めて脱ぐ
の二つが考えられます。
 A嬢は媚びを見せながら、イ (2)-(a) が多いです。B嬢は(1)-(a)と(1)-(b)が多いです。
 脱いだものをしまう籠の位置も大切で、遠くに置いたまま、そこで脱ぐのは心得違いです。
 籠は通常部屋のドアの近くかベッドの横の邪魔にならないところに置きます。B嬢はこの位置を変えません。A嬢は一旦手近なところにこれを持ってきます。どちらが合理的で、客への接近が保てるかを考えてください。
 憮然とさせられた嬢より(ルーブル)
 私は人間が気に入らなくて性技だけ上手いというアンバランスさに充分発情し、ミズキに全裸になることを急かせた。
 ミズキが(あいよ)という感じで立ち上がったが、高額店の嬢がするように私の目の前で脱がずに、服を入れた籠が置いてある少し離れたところにすーっと移動して下着を脱いだ。これには驚いた。昭和の金津園に戻ったような気がした。
 即のプレイでの脱衣の段取り
 服の脱ぎ方の順序から見ると
 A.客を全裸にし、嬢がほぼ着衣のまま即尺を始める。
 これは、(1) SM的プレイを意識して (2) すぐ裸になるのが恥ずかしくて (3) そのやり方のほうが即のプレイらしいと思って のどれかの気持ちでそうするのでしょうが、A嬢でこの入り方をするのはそんなに多くはないと思います。
 B.嬢が先に全裸になり、その後客を裸にする。
 初対面でこれは経験ありません。本指名でそのように運ばせたことはあります。ストリップの鑑賞の心です。
 C.客が全裸、嬢が下着姿にまで交互になり、下着姿で即尺にかかる。
 D.客も嬢も全裸で即尺にかかる。
 やはりCとDが一般的な入り方でしょう。
 私の考えは次の通りです。
 自分が素っ裸で嬢がショーツを穿いているのは奇異に感ずる。それでは相互ペッティングができない。エロには視覚が最重要だが、Cは不充分だ。
 Cはやはり(マンコを弄らせたくない)と考える嬢がこのように入る傾向があります。
 嬢がCで即のプレイを始めた時、私は必ず「貴女も脱いでよ」と言います。但し、マンコをさわりたいからではありません。外観を楽しみたいからです。
 陰茎が不潔だったら
 顔を合わせてからの会話で、客がソープに来慣れているかどうか、性経験が少なそうかどうかは当たりをつけておきましょう。
 今日の天気、数日前の超ビッグニュース、客の職業、奥さんの有無、そんなことの会話なんて中間休憩ですれば充分。性交経験、ソープ経験、金津園経験、こういうことが豊富かそうでないのか、その情報が大切──本指名が返る可能性が乏しければ、そんなに気を入れてかかる必要なし。
 その上で、ペニスを不潔にしたままやってきた可能性を推し量ります。
 即のプレイを始める時陰茎が不潔だったら、遠慮なく──(1) ウェットティッシュでぬぐう (2) 洗い場に誘導する──のいずれかをして良いです。ただ、その時の言葉のかけ方には充分注意してください。
 性経験が僅少そうな客には特に優しい言い方をしたほうが良いです。
 客のパンツをはぎ取ったら??
 嬢は客のパンツをはぎ取ると必ず股ぐらをタオルで覆います。そのように指導されているのでしょうね。B嬢にはそのようなことをしないのがいます。(即のプレイをしない時はこれは不要です)
 その指導が私は不思議です。男性には雄々しく勃ったペニスを見せつけたい人もいます。男性は皆ことを始める前にペニスを見られたくないものだと決めつけるのはどうかと思います。
 即尺をさっさと始める嬢は、両手で恭しく腰にタオルを掛けてからものの数秒後に(要するに、自分のショーツを脱ぎ、衣類を籠にしまってから)、タオルを取り去り、ペニスをパックリします。数十秒間の覆いだから私はおかしくなります。
 余談ですが、私は衣装と下着を横に置いたままで行為に入る嬢のほうが好きですね。
 まあ、この段階で勃起していないペニスなら、タオルで覆ってあげたほうが良いとは思いますが。
 ソープ嬢の技いろいろより(ルーブル)
 リリカには先月に初会して、そこで雑談をしていた時に、私は先々月のちょっとした経験をリリカに語りました。それは、相方の嬢(店の古参)が即フェラの最中に、股にかけてあったタオルに唾を3回落としたから少し不愉快に感じた、という話です前半と後半で態度が様変わりの女のサクラを参照)
 それを聞いたリリカはその後のある日、控え室で仲間に「皆即フェラする時に、男の人の腰のところをタオルで隠してからパンツを脱がせ、タオルでおちんちんの回りを覆ったままフェラしているの?」と聞きました。
 控え室はリリカも含め経歴の短い女ばかりだったので、「皆どうしている?」となって話が盛り上がりました。
 結論は──講習の時に「客のパンツを下ろす時は、あらかじめタオルで腰のあたりを覆って下着をとりなさい」と教えられたから、皆がその通りにして、そのままずーっと下腹部にかけている。リリカも含め皆がその理由を「客が恥ずかしいだろうから」と考えていた──ということです。
 先月の初会で私がリリカに喋ったこと──タオルで隠すのは、もしチン滓があった時男に恥ずかしさを感じさせずに、ひょっとしたら男に見られぬまま、チン滓がタオルで拭き取れることとか、フェラチオで、チン滓や我慢汁が口の中に入った時にタオルに唾ごと落とすこととか、首を振っている時に男の陰毛が鼻の下をこそぐるのを防ぐとかが目的だ──をリリカが仲間に話すと、皆が驚き、なるほど!となったそうです。
 リリカは──「ヘルスでは客をいきなりふりチン姿にしてシャワールームに入れるのに、ソープではどうしてそこまで気をつかうのだろう、優美さを演出しているのかな」と言ったヘルス出身の仲間がいた──とも報告してくれました。
 その会話を不思議に思ったので、要するに、即尺の時に男の下腹部にバスタオルをかけておくことの狙いを察知しなかったのが怪訝だったので、私はリリカに確かめました。
 すると、リリカは──その店でチン滓を溜めた客に出会ったことが殆どない。そのことが嬉しい。私は少々のチン滓や我慢汁なら口の中に入っても我慢できる──ということでした。
 ここで私が指摘したいのは、その場にいた嬢が皆(即尺の前にタオルでペニスを隠しておくのは、お客が恥ずかしがるからだ)と考えていたことです。
 20代前半の嬢たちが揃って、たぶん30歳を超えているだろう客の男をそのように見ていることに着目してください。ということは、彼女たちがそう思わざるを得ない客に数多く対面しているのです。
 嗚呼、軟弱な男達哉。皆、粗チンで包茎ペニスなのだろうか。
 即のプレイで玉舐めをすること
 玉舐めは存外高度な?技で、B嬢は先ずしないし、A嬢でもしない子がいます。
 まあ、男に(そこまでするの?)と思わせて結構な努力ではありますが、やる順番を考えてください。
 ペニスが完勃ちならばペニスより先にタマキンに口を寄せるのは大いに迫力があります。しかし、ペニスが不完全勃起の状態なら、それを放っておいてタマキンに行くのはおかしいです。その段階で不完全勃起のものが玉舐めで完勃ちになることは期待できないし、男はペニスが完勃ちしてないと気恥ずかしいのですから。
 なお、わかっている嬢は玉舐め中に手が遊んでいません。必ず片手をペニスに這わせています。
 いきなり玉舐めから始めた嬢より(ルーブル)
「君があんまり若くて綺麗だから、これが驚いちゃっている」
 鈴は、老人の露骨でみっともない所作に続く自嘲の言葉に何も返さず、にこりともしないけれど、蘭と違って、剥き身を目にするとすぐさま性的行為にかかった。鈴は先ず私にソファーへの腰かけ方を浅くするように求めた。
 私が怪訝に思いながらも尻をずらしてだらしのない座り方に変えると、鈴はちょっと乳首などに口を這わせた後、ペニスの剥け頭を右手の指3本で摘んで引っ張り上げ、清楚な趣のある顔を横倒しにして私の股ぐらの奥に突っ込んだ。
 縮んだペニスをまともに引き上げられたのが情けないが、いきなり玉舐めにかかるから、この入り方に驚いた。良い根性だ。私がソファーに浅く座っていても、キンタマはソファーの角からは少し奥まったところにある。それに舌を這わせるために鈴は顔を真横に傾けて股ぐらに迫った。鯛が鰈になった感じだ。
 まだ親しくなっていないのに美しい横顔がとっても浅ましいことをすると、何だか哀愁を感じてしまう。初対面の即尺は札束で横面はたいてやらせているような気まずさを感じる。鈴が放胆に性技を繰り出しただけに、この時は──嗚呼、こんな若い美女に、ここまでさせて!──という気分に襲われた。
 即のプレイでの細かい配慮
 即のプレイでA嬢はいろいろ細かい配慮をします。
1.ペッティングの誘いを導入にする嬢がいます。
 乱暴にマンコを弄る男が多いから、嬢はどうしても防御的になって、初会の客にマンコを弄らせるのをなかなか認めません。即のプレイでも、さっさとフェラチオ→すぐに女上位の上下動で射精 という流れに殆どがなります。
 だから、フェラチオにかかる前やフェラで完勃ちさせた後に妖艶な流し目でマンコへのタッチを求めると驚きます。
2.男がパンツを脱いでない段階で愛撫を開始する。
 パンツの布越しにフェラチオするとか、パンツの横乃至前開きからペニスを取り出して先ず挨拶のフェラチオをするとかです。
 まあ、過激なプレイですね。パンツは汚いものなのに。
3.互いの体の接触を心がける。
 即のプレイは何しろ顔を合わせたばかり。様子見の心がかなりあります。即尺をしている時、互いの体が接触しているところが嬢の口と客のペニスだけ(或いは、右手が同時にタマキンをさする)というのがよくあります。
 そこで、嬢の左脇腹が男の右の腿にぴったりついているとか、嬢の左手が男の腰につけられているとかの接触があると、男は楽しませて貰っているという心が強まります。
 ようやく新しい通い嬢より(コットンクラブ)
 即のプレイは、肘掛け椅子に座った私に親しげに話しかけながらパンツの上からペニスを揉み続けて、そのパンツを脱がせずに間接的に亀頭を舐める過激な動作でスタートした。
 パンツが立派にテントを張っていたからこそ小春がそうしたのだろうけれど、私は初対面でパンツの布地越しに亀頭部を舐められたのは初めてだ。通い女でこれをしたのは多分一人ぐらいで、私からこれを求めたことは一度もない。
 もしパンツにルージュがついて、それに気がつかずに放っておいたら大変なことになる。まあ、小春はルージュを落としているけれど、そもそも、小便が多少は染み込んでいるはずのパンツを舐めるのはいくらなんでも汚らしく、親密であればできそうな行為でも、初会ではやっぱり凄すぎる。
 これはエロ動画でよく見かける動作だが、男優が直前に新品に穿き替えているだろうし、現に皺がしっかり刻み込まれているパンツを見たことがない。しかしソープでは、客が入浴直前に下穿きを替えることは滅多にないだろう。
 この布地越しにカリ首を愛撫するのを小春はかなり長く続け、唇で棹の形をなぞったりもした。舌を伸ばしたまま私の目を嫣然と見上げていた。
 にやけた顔で小春の濃厚な性技を讃えながら腰を突きだしていると、小春が私の腿に両手を預け、脇腹が私の内腿につくぐらいに接触を保っていることに気づいた。
 小春の体の温もりが内腿に伝わるから、そのことに私はオヤッと思った。嬢は初めての客に即尺する時、男の体との接触を、無意識のうちにカリを咥える口とペニスを支える指だけにとどめているのが多い。
 初対面の即のフェラチオで、大股開きした男の足の間に体をしっかり寄せて、その内腿に自分の脇腹の温もりを感じさせるというのはなかなかの心がけだ。
 更に、小春は私の顔を見上げてしっかりと視線を浴びせた。そして、私の目を見つめるだけでなく、私が気持ちよさに浸っていることを確かめるように冷やかす言葉を何度もかけてきた。ムードをかき立てる意識的な言葉の戯れだ。性的プレイの熟達を感じさせた。
 私は初会の女に、見ようによってはかなり汚らしいこの動作をされたのが初めてで、ここまで徹底的にするというのが凄いし、しかも、このように親密さを演出の上で愛撫に励んでくれるというのが、初対面の遊興の即のプレイでは思い出せないから小春には感心した。
 けばくてとても個性的な女より(ダイヤモンドクラブ)
 サユリが私を肘掛け椅子に座らせたままで裸にして、私の前にしゃがんだ。ドレス姿でフェラチオだ。
 サユリのディープキスの大胆さやフェラチオにかかる手早さと呼応して、唇をしっかり絞り、張りつめた丸みをガンガンこすり立て、見事にカリ首をしゃぶり尽くす丹念さがあった。まるで私のペニスの耐久力を確かめるようで、かつ、熱烈にして卑猥で実に結構だ。
 サユリは長くフェラチオして、驚いたことにペニスを咥えたままでドレスを脱ぎ、下着姿になった。そんな動作は初めて見た。乳房が大きくて、体が立派にトランジスターグラマーだ。
 そして、立ち上がると胸を寄せてきて、乳房を愛撫するように誘った。(中略)
 私にショーツを下ろさせた後、サユリは尻を私に向け、足を伸ばしたままで少し開いて、上体を直角にまで前屈させ、股ぐらを私の顔の前に寄せた。
 後ろ向きのまま尻から後ずさるという意表を突く無言の動作で、マンコを見ろなのか、マンコを舐めろなのか、マンコをいじれなのか、バックで嵌めろなのか、その誘いの意図を考えた。
 嵌めるのであれば私は肘掛け椅子から立ち上がらねばならない。そうするには尻が近すぎて立ち上がれないから、インサートの誘いではなさそうだ。
 立ち上がらずに嵌めるには構えた尻の位置が高すぎる。舐めるにはマンコの位置がちょっと低いし、陰裂の角度が適正でなくて、膣口は舐められても陰核茎部を刺激しにくい。
 ということは、指でいじれという誘いなのだろう。バギナに指を入れたくてしょうがない愚かな男が多いからそれを誘ったのかもしれない。多くの嬢が馴染みのない客にマンコの表面をいじられるのも指入れされるのも内心では不快がるものだから、これは大変珍しい。
 サユリの扇情精神は立派だけれど、なんのコケットリーの言葉かけもないまま目の前に尻穴を突きつけられると、初対面だから実に奇妙な感じだ。(中略)
 私は天の邪鬼だからマンコを触らずにアナルに舌を這わせた。
 サユリはそれを予期していなかったと見えて「ヒャー」と大きな声を上げた。マンコは舐めなかった。そんな形でクンニをしても、殆ど効き目がないと思うからだ。
 尻穴をあっさり舐めてから、尻たぶを撫でながらサユリにその美肌を褒めた。
 次にサユリが何を誘うのかと思っていたら、意外な動作をした。私に背を向けてゆっくりと左に後ずさりし、肘掛け椅子の肘掛けに腰を下ろした。私の体の向きと同じ向きにして私の左に寄り添った。
 サユリが肩から足先まで直線的に伸ばしているから、豊かなバストと僅かにふくらんだ下腹のカーブが鮮やかだ。両足を少し開き、陰阜が突き出ていて、除毛した大陰唇が存在を誇っているようで、顔だけ私の方に向け、目は私を捉えていた。野放図な体勢は(おさわりしていいわよ)というサインだろう。
 何やら愛人関係の2人がラブホテルで無言の戯れをしているような雰囲気だ。(中略)
 私は初会の戯れ始めでマンコのペッティングを嬢に誘われたのはこれまであんまり記憶にない。だから、サユリのお任せよの再三の誘いには大変驚く。
 当然エロ心をドーンと肥大させて、(そこまで誘うならば!)とニンマリして中指1本で陰核茎部を振動させた。膣口の潤滑剤をすくい取り、その粘りを利用して優しく刺激した。(中略)
 となると、サユリが次は何をするのだろうかと思った。ちっとも言葉をかけずに微笑みだけでエロい行為をどんどん進めているから、何やらとても非日常的で卑猥感がいやまさる。
 興味津々でいると、サユリが妖しい視線を投げて後ろ向きになり、私の股の前で四つん這いになった。後ずさりして尻を私の股ぐらに寄せ、今度は尻の位置が低いから、私が肘掛け椅子に座ったままでバックで嵌めなさいということだろう。
 即のファック
 新人の嬢が先輩の姉さんによく聞きたがるのが、性交のしかた、性交の誘い方です。昔は、姉さんたちは「そんなの、殿方にお任せすればよいのよ」と言いました。
 しかし今は、そんな指導では新人の嬢が困ります。とにかく即のファックで、ソファーに座った男の上に腰を下ろして、しっかり上下動をしなければなりません。大変です。そのやり方、覚悟を教えねばならないでしょう。
 A嬢は女上位の上下動が実に上手です。密かに1人で練習しているのではないかと思うぐらいです。女に上下動させたい客の多さに私はあきれます。正上位で自分でまともに腰が振れない男が多いんです。
 女性器の洗い方
 突っ立ってマンコを洗う新米さんが多いです。それでは絶対に臭みが残ります。
 マンコを洗う時は、しゃがんで、両脚を 120度以上パカッと開き、できればシャワーの注ぎ口を手に持たず(要するに、壁にこれを置いて)、片手はあのややこしいところを開くのに用い、もう一方の手で、あのややこしいところのすべての溝、くぼみに完璧に指を這わせることが必要です。そして、最後にシャワーの湯を膣に注いでバシャッと出す。
 これで綺麗になります。
 マットの準備
 マットを敷くと、嬢はあらかじめ用意したローションをマットと自分の体に塗ります。大方は、両手でマットにローションを塗り拡げます。
 A嬢はローションをバシャッとマットにかけ、そのマットに腹這いになり、マットの枕部を、両手を拡げて持ち、そのまま全身をローリングさせてローションを拡げます。自分の体とマットが同時にローションを纏います。効率的だし、全裸の女が両脚を拡げてうねる躍動美を見て客は楽しめます。
 このやり方をする嬢がそんなに多くないのが不思議です。
 マットプレイのポイント
 わかっていない嬢は終始4点確保で自分の姿勢を保ち、男を刺激します。要するにお口だけで刺激する。
 わかっている嬢は3点確保です。3点とは両膝、両手、胸の5ヶ所のうち3ヶ所で自分の体を支え、利き手が必ずペニスかタマキンかアナルに当たっています。お口が男の体のどこかに当たっていれば、これは常に2ヶ所攻めをしているということです。もう一方の手が空けてあれば‘三所攻め’になります。
   嬢は何をお口に含んでいるのでしょうか。
 ペニスの刺激のしかた
 ペニスの刺激のしかたは二通りあります。
  1.3本指で幹のところを前後に扱く。
  2.穂先をぐりぐりと、或いは、そよそよとさする。
 男性の自慰のしかたもこの2種に分けられます。
 従って、1が好きなのか、2が好きなのか、見分けて対応する必要があります。A嬢でベテランは大体わかっています。
 エロ動画を観ていると、1がとても多いです。ソープやデリヘルに出ている嬢がAVに出演している場合は2のやり方を見せることがあります。
 恐らく男のオナニーは1が多いのでしょう。私はオナニーを覚えてまもなく2のやり方でするようになりました。1のやり方は、時間節約であっさり抜きたい時だけです。
 で、多くの嬢は、客のペニスの勃ちが悪い時、1のやり方で攻めます。それが適切だとは限りません。相手の好む刺激のしかたでペッティングすることを心がけましょう。
 女性のオナニーでも、縦揉み、横揺らし、ぐるぐる揉み、指入れ併用、押しつけ型といろいろタイプがあるのですから。
 ペニスへの手技
  1.ペニスにはオーラルで攻めよ──と指導された。
  2.嬢の性経験の相手にペニスの穂先が軟弱な男がいた。
 この2点からペニスを手で刺激することが遠慮がちで、かつ、刺激のしかたがとても弱い嬢がたくさんいます。
 A嬢は、勃ちの弱い客や何度も抜きたい客には激しい手技を繰り出して応えるほうが良いとよくわかっています。
 ファックの誘い
 だらしない客が多くなりました。自分からエッチしようよと求めることができずに、何やら一生懸命会話をする男です。
 嬢は既に終えたファックでこの人はもう満足しているのかと思って(要するに、性交は1回で充分とする男や若い女と会話することで満足できる男がそれだけ多い)、2度目や3度目の性交をしかけません。
 それで、ネットに「1回戦しかなかった。話が多くて地雷姫だ」と書かれます。かなわないですよ。
 ファックの誘いが大切です。この客に2度も3度もやらせるなんてまっぴらだと思わない限りね。
 性交中の嬢の所作
 正上位でファックの最中を考えます。
 1.フェイクしない/よがらない。
 2.終始目をつぶっている。
 3.顔を横に向けていることが多い。
 4.終始両手をシーツの上に置きっ放しか万歳!の構えにしている。
 この傾向はB嬢のほうがA嬢よりも多いです。勿論楽しくない客が相手の時は(さっさとイケ!)と思いながらこうなりますが、ついた客を(面白くない奴ちゃ!)と観察しながらおまたを開いている程度はB嬢のほうがA嬢よりも多いです。
 A嬢が(楽しいお客だこと!)と思って両脚を上げている時は、お顔が歓迎的であり/時には男の顔を見つめ/手を男の上体のどこかに添え/精一杯上手にフェイクするかよがるかします。
 客が中出しした後の嬢の動作
 客がベッド対戦で中出しした後の嬢の動作は次です。
  ア.すぐ後吸い
  イ.ティッシュをペニスに当ててから後吸い
  ウ.ティッシュをペニスに当ててから洗い場へ
  エ.すぐに洗い場へ
 A嬢はアですがイも少しはいます。B嬢でも後吸いをするのがいるけれど、そのムードと後吸いを終えた後の行動が違います。A嬢のほうが親密的なムードを発散します。(終わったぜ)という感じで洗い場に向かうことはありません。
 中間休憩で嬢が腰を下ろす位置
 本指名が返らなくて結構と思う客なら別ですが、返ってほしい客に対しては、中間休憩で嬢は腰を下ろす位置をできるだけ男に近寄せましょう。
 私はベッドの側面を背にして床に座ります。ソファーやベッドには絶対に座りません。A嬢は飲み物を用意した後必ず横に寄り添います。B嬢は正面に座ります。この違いが面白いです。
 私は打ち解けたなら、B嬢にも横に座って貰います。A嬢との違いは、お喋りしながらの相互ペッティングがあるかどうかです。
 仲間や店を腐す嬢
 仲間や店を腐すのはA嬢よりもB嬢のほうが多いです。
 ネットで何かとおもちゃにされ、時には貶されるのは、B嬢よりも断然A嬢のほうが多いです。それは一体どういうことか。存外仲間やその仲間の嬢の贔屓客が悪口を書き込んでいます。でも、A嬢は、意外に心を乱していません。人間ができているんでしょうねえ。
 嬢のものの言い方
 嬢のものの言い方、心構えを『歯磨き』を例にして考えます。
 ア.黙って歯磨き用具を差し出す。
 イ.「どうぞ」の呼びかけで用具を差し出す。
 ウ.「歯磨き、してください」と声をかけて用具を差し出す。
 エ.「歯磨き、なさいますか?」「歯磨き、どうします?」などの言葉をかける。
 アは完全にB嬢に多いです。イとウは口調・表情にもよりますが、指示的で好ましくないです。A嬢は大体質問型か、自分からは用意しないスタンスです。歯磨きを問われること自体が不潔感の表明かと勘ぐりたくなる客もいるからです。
 さんざんキスして、その後(中間の風呂漬かりの際に)歯磨きを勧めるのは、私は変な行為だと思います。最後の風呂漬かりの際ならわからないでもないですが、何だか他人行儀に感じます。
 最後の入浴で
 最後に客を湯につからせた時、コップにイソジン溶液を用意しましょう。A嬢は何から何まで心配りをする嬢が多いです。
 これは「どうぞ」の呼びかけで用具を差し出しても良いです。ただ、イソジンに過敏な人もいるから、聞いたほうが良いかも知れません。わかってない嬢は、イソジンの溶かし方が濃すぎることがよくあります。完全に濃い紫色です。説明書を読んでないのですね。こういうのはいけません。
 風呂上がりの客の体の拭き方
 A嬢はB嬢よりも客の体の拭き方がよろしいものです。
 わかっている嬢ほど、タマキンの左右の谷間とお尻の溝にタオルを這わせます。
 ついた客のことをメモる
  1.自己の成績を記す。
  2.ついた客の情報を残す。
 この2点から日々メモを取るのはB嬢よりもA嬢のほうがきちんとしています。
 本指名がさして取れないB嬢は‘今月の本指名の数’なんてそれほど意識しません。向上心に欠けているんですね。
 本指名の取れる嬢の特徴
 A.客の目をよく見る。
 B.笑顔が多い。
 C.話し上手である。
 D.キスが多い。
 E.女上位の動き、ペニスの刺激、フェイク、要するに性技がうまい。
 F.無駄な動作がなく、全体に進め方がうまい。
 客が嬢を気に入る3大ポイント
 1.初めの10分間での好印象。
 2.客の好みとの合致。
性技期待の客→上手で熱心な性技
雰囲気期待の客→甘いムード/楚々とした感じ/親密感/会話上手
愛撫を楽しみたい客→攻められ方がうまい
  ※ 売れっ子は客のタイプに合わせるのが上手です。
 3.男上位の性交に雰囲気がある。
 性交の雰囲気について解説します。人気嬢の魅力のポイントはこれです。
 もし1と2で客が(むむっ?)と思っても、ここが良好で不満感が霧散することがあります。ファックではお人形さんを抱いているような感じにさせてはいけません。
 秘めやかな声が出るのが一番。
(1) 挿入後直ちに喘ぎ声を出すのは演技候。
(2) 喘ぎ声が高すぎるのは演技候。
(3) 喘ぎ声を出すのが男の腰の動きと合っていないのは演技候。
(4) 目と手の動きによく気を配る。
 本当に自然に声が出て、目や手に不随意の変化が現れ、よがる雰囲気が満ちるのなら一番結構(そのように導く客がなかなかいないけれど、心の持ちようです)
 本当にワーワーと大きな声が出て、見事にびしょ濡れで乱れまくり、目がうつろになって、終了直後では動作がままにならないのなら超絶的に結構。
 念のため。乱れまくるのが専らクリトリス刺激の時というケースも含みます。
 200人を超える全遊興で8人ぐらいはいたと思います。
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(千戸拾倍 著)