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エロ小説を楽しもう2

 主人公のことは、職業も生い立ちも生活ぶりもさっぱりわからないけれど、女の攻略・籠絡やファックや女性器については克明に書いた作品というのは、私は好きです。
 その手のポルノ作品は女性から見たら腹立たしいでしょうねえ。でも、男はそういうもので亢奮する動物だからしょうがないです。
 エロビデオは、器械体操のような腰の突きと偽のよがり声と嘘のイキばかりが目立つけれども、そんなものでセンズリかくのは愚の骨頂と言えるかもしれません。
 実録エロ話は、想像に妄想を積み上げることができるから、こちらのほうがよっぽど先走り液を流させてくれます。
 エロス自体には不正も騙しもありません。大らかに楽しむのがエロスです。是非じっくり読んでください。

 女から挑まれた経験

 河出文庫、相対会[編]、「女から挑まれた経験」より抜粋
 隣家に藤子という、三十を少し越えた美しい若後家がいた。その女が、「私」の家に来て閨房の小道具を見せたところから始める。
 私は何となく改まった心地で彼女を迎へた。
「稔さん今夜は約束の品を持って来たのよ」
 と藤子は微笑しながら云って、私の机の横に座り、箱の中から一つ一つ鬱金の布に包んだものを取出して机の上に並べた。それは古来閨房に行はれている交接用の道具で「張形」「瓜形」「鎧形」「姫泣き輪」などというもので、何れも鼈甲細工の変な形をしたものであった。外に小箱に入った「リンの玉」紙包みの「ひごずいき」「長命丸」「嬉契紙」などの催情薬もあった。
 この中で私が名称を知っていた物は「張形」と「長命丸」とだけで、それもみるは今が初めてであった。その他のものは今夜始めてみ聞きしたものばかりだった。私は異常の興味を覚えて一々手に取って子細に眺めた。けれど仮令閨房の器具であっても、使用した経験がないだけに、一般の道具を見ると同じような心持で、少しも春的な気分を惹き起さなかった。藤子も平気な態度でその使用法を一々説明した。それが中々詳しかったので、私は彼女にこの総ての器具を使用した経験があるかと聞くと、彼女は笑って、
「これは四、五年前に取った質物の流れだから、使用したいにも相手がないぢゃないの。尤もこの『張形』は二、三度使ってみたけれど、人間の様は味はないのよ」
 と可なり大きい陰茎の形をした「張形」を取り上げて、昔を思い出すようにシミジミと呟いた。
 私はこの話を聞くとチョット春的な感情を喚き起した。質物だとすればその前に何者かに使用されたことがあるのだろう。どんな男の陰茎に嵌められて、どんな女の陰部に這入ったろうと連想を逞しゅうして、改めて一々取って嗅いでみた。けれど黴臭いような匂いがするだけで、陰部にある匂いはついていなかった。只「張形」だけは、明らかに藤子が使用したというので、私は一部の好奇心で嗅いでみたが、これも何等特別の匂いはなかった。そしてその「張形」の根の方に、紅い色の褪めた太打の絹紐が二本つけてあったのが解せられなかったので、
「姉さんこの紐はどうするんです」
 と聞くと、
「これを足先きに括へるのよ」
 という返事である。私は足先へつけてどうするのかと益々不審なので、しつこくたづねると、藤子はイライラして、
「口で説明したんぢゃよく解らないよ。何なら実地に使用してみせて上げようか」
 といった。私は意外な話に吃驚して彼女の顔をみると、酒の香がまだ消えないのか、上気しているのか、桃色に色づいて眼からは慾望に燃える光が鋭く放たれ、その視線が私をヂッとみつめていたので、又面喰って俯向いたが、彼女がこんな冗談をいうのは酒の上の事としても、その態度が余り真剣らしいのはどうしたものかと、私はチョット判断に迷ったのである。
 藤子が迷ってなんとも返事しないのに頓着なく、火鉢にかけてある鉄瓶の湯加減をみてから、つと立って玄関の方へ行ったと思うと、暫らくして被布も着物も脱いで、白地に墨で芭蕉の葉を大きく染めた長襦袢に、燃ゆるような緋の扱帯を巻いたままで戻って来た。私は思いもよらぬ姿に驚いたのみならず、パッとして目を射る美しさに眼をみはりながら、劇的な情緒を感じたが、春的な気分にはならなかった。そして、藤子のする処をながめていた。彼女は、
「稔さん、私の姿に吃驚したろうね。まだ吃驚しちゃいけないのよ」
 と笑い乍らいって、「張形」を取上げ栓を抜いて鉄瓶の湯を注ぎ込んだ。それでヤット藤子が本当に「張形」の実地試験をする気なのを覚ったが、今更「おやめなさい」と止められもしないので、このごどんな光景を展開するのかと、息をつめてみていると、彼女は「張形」へ湯を詰めてから座蒲団の上へ胡座をかいて座った。パッと披けた裾の間から白い股や脛があらわにみえて、その下に自然と拡げられた紅い腰巻との反映が鋭く私の眼を射た。私は思わず胸を轟せた。
 その内に藤子は「張形」の根元を右の足の踵近くにつけて、紐でシッカリと括えた。少し上反りの大陰茎へ横向きに踵の横へ生えた訳である。その用意が終ると彼女は両手をうしろへついて、体をややうしろへ反らせる気味にして折曲げたまま、グッと股を左右に開けた。それが私の方を向いていたので、私はマトモに隠す処もない彼女の股をみた。腹へまくし上った湯巻の下に、モヂャモヂャとした、しかし余り多くではない真黒な陰毛が密生し、ふくよかな肉をもった陰部_俗にいうまんぢゅうぼゝがムックリと膨れていた。
 私は思い切った藤子の態度にハッと息を呑んで正視するに忍びなかったが、眼は彼女の股に吸い寄せられて、どうしても顔が反けられなかった。そして赤黒く色づいてはいるが充分摩擦されていない(彼女が夫と同棲したのは、確か三、四年の間だったと思う)陰唇や陰核や膣口などをみると、持ち腐らした宝物に接するような心地がして、喚起しかけた春的気分を圧するような一種の哀感に打たれた。
 但しそれは刹那のことで、藤子は股を開くと同時に右の踵を陰部へ届くように折曲げて、右手で「張形」の胴中を持って膣口から溢れる液をその頭にこすりつけ、頃をみてグッと膣口へ入れた。そして右の足を前後に動かして「張形」を膣内に出没させた。私の陰茎より少し長くて太いと思われる「張形」は、この十年以来陰茎の這入らない膣内へ我物顔に這入って、左右の陰唇を押し分け乍ら出入する内に、女のこぼす液に濡れて次第に白泡かんで働いた。藤子はみるとガックリ首を仰向けに垂れて眼をつむって歯を食いしばっていた。こうして何十回となく「張形」を出没させる内に、液は陰唇に溢れ、そこら一面ビチャビチャになったようであった。そして今が快味の絶頂かと思われる時に、彼女は足の運動を速めたか思ったが、アヽと堪らないように呻いて軆を慄わせ「張形」をグッと奥深く突込んだまま仰向けに仆れた。すると「張形」が膣内に嵌って膣口で締めつけている具合や、会陰から肛門へかけて溢れた淫液の滴っている様子などがマトモにみえて、私はこの時はげしい亢奮を感じ、それまで尿道口から液を滴らし乍ら怺へていた陰茎が躍然と勃起した。
 若しこれが他の女であったなら、私はその時すぐに仆れている上へのし掛かって「張形」を抜き捨て、人肌で温い生きた張形を差込んだであろうけれど、平常から些の情慾を燃やした事がなくこの事の行われるまで仮令淫具をみせられても、何の野心をも抱かなかった藤子に対しては、そんな不躾けな所作は出来なかった。グッと両股で勃起した陰茎を挾んで早く萎やそうと努めた。そして実験もさることだが、こうした露骨な、容易に人にみせ得べきものでない実験を、私の眼前でする藤子の心理が疑われると同時に、余りに人を食った挙動が怨めしかった。
 藤子は暫らく寝ていてから起きて「張形」を抜き取り、股を拭ってから「張形」も拭いた。そして茶を飲みながら恥ぢた様子もなく笑って私を見返り、
「ねえ、稔さん、これで『張形』の使用法は解ったわけね。その外の『鎧形』や『姫泣き輪』の実験はしてみたくないこと」
 とたづねた。
「だって、これは男が使用するんでしょう」
「そうよ、だから稔さんが使用すればいいわ」
「ですけれどその相手がないんですもの」
「ないことはないわ、私というものがチャントあるぢゃないの」
 藤子が凄い、然し色気のある眼でジロリとみたので、私はエッと呆れて返事が出来なかった。
「ねえ稔さん、私もあれらの実験もしてみたいと思っているけれど、それこそ対手がなくっちゃ出来ない仕事だから、我慢していたのよ。だけど稔さんとなら好い対手だわね。しようよね。それに私にこんな恥かしい事をさせて平気でみていて、お礼をしないていう法があるものぢゃないわ。そのお礼かたがた実験して、私を久し振りによがらせて頂戴よ。私は稔さんより年上だけれど、おまんφは余り使わなかったから、此処だけは年よりもズッと若いつもりよ、ホ……」
 と立て続けに藤子はさとすよう、迫るように口説き立てた。
 私は困ってしまった。亢奮した感情は鎮めようとしても容易に鎮まらず、交接慾は熾んに心中に燃えている。けれど相手が藤子であるというと、どうも怖気が先に立って、やってみようとする決心がつかなかった。それかといって断然断りもいい兼ねたのは、一方の慾情に唆られた為めばかりではなく、肯かなければ吃度藤子に怒られて、何等かの報復手段に出られる怖れがあるのみか、その腹癒せに他の男との実験_とはいうものの実は交接がしたいのだ_を行うことになって、この変った美人を他に占領せられ、姉として私に向けてくれた愛情も取り上げられてしまう虞れがあるからであった。
 私がとつおいつ思案をして返事を渋っていると、藤子は立って私の傍へ来てうしろから肩を抱え、「稔さん、お前さん私がお嫌いなの」
 と咎めるように聞いた。
「イヽエ嫌いどころか子供の頃から好きです。今でも好き」
「なら偶には私のいうことを肯いてくれたって宜いぢゃないこと。ねえお前さんは兎に角、坊ちゃんのいいなりにしておおきよ」
 といって彼女は私の股間へ手を差入れた。私はどうしても閉ぢていた股を開かなければ済まないような気がした。そして股を開くと今迄股で押へつけられていた陰茎が時得顔にムクムクと勃起した。藤子はすかさずそれを掌に握りしめて、
「ソラ御覧、坊ちゃんはこんなにあせっているぢゃないか、オヤもうこんなに涙を流して ホ……」
 とぬれている亀頭を拇指の頭でクリクリ撫でた時そういって笑った。私はなんだか胸奥を見抜かれたように思って赤面した。
 藤子が思い出したようにツト立って玄関へ行ったが、いつの間に衣装を持って来ておいたものか、今度は緋縮緬の長襦袢と着更え、水色の同じ扱帯を締めて戻って来た。そして笑い乍ら、
「若い人には赤い色の方が宜いからね」
 といいつつ自分で押入れから夜具を出して十二畳の床の前に敷き、電灯をつけてから、
「サア広いところでゆっくりしよう」
 と道具の箱を持って行った。私はモウ決心して彼女のいいなりになることに肚を据えた。実際私が彼女をするのではなく、彼女が私をするのであった。実験する器具の順序などもどうせ彼女が選定するので、私は彼女の望みに応じてやればそれで宜いのであった。
 二人は夜具の上に並んで寝て、横に抱き合ってまず口を吸い合った。それも彼女の注文である。次には乳を弄ってくれとの注文であった。私は頭をまげて彼女の乳房の一方を弄り乍ら、一方を吸って迭み代りにしてやった。
 その次の注文は、
「稔さん、おまんφを舐めてくれない」
 というのであった。実は私も女の陰部を舐めた経験がなかったので、藤子のなら舐めてやっても宜いと、
「姉さんのなら喜んで舐めて上げるよ」
 と快諾した。
 そして私が掛蒲団を刎ねると、藤子は仰向きになって私の前に股を拡げた。先刻既に見た事ではあるが、近々と眼を寄せてみると、実際年よりも若いと思われる陰部は、手綺麗に掃除されて、少しもむさくるしい感じがしなかった。私は拡げられた股の間に座って、俯向いて陰阜から空割れ、陰核、膣口と次第に舐め下ろした。然し、いくら綺麗でも特有の匂いがあろうと懸念して、鼻腔をグッと押付けながら舌を働かせた。陰核を舐めた時に彼女はヒクヒクと腰を揺った。膣口へ舌を捻ぢ入れて中を掻き廻すようにしてやると、又腰を揺ってヌルリと液を漏らした。私はそれを舐めるだけの勇気がなく、舌の上の方へ戻して又陰核を舐めてやったその間藤子は臥しながら両手を伸して彼女の腰にかけている私の手をギュッと握っていたが、稍暫らく舐めていると堪らなくなったと見えて、
「稔さん、早く早く」
 とせがんだ。
 目的は淫具の実験であるのに素で入れては詰まらないと私は思ったけれど、私とても舐めている内に十分発情して、陰茎は木のようになっていたので、そういわれたを幸いに顔をあげ、彼女の上へ上って陰茎を膣口へあてがい、グッと一押しするとヌルヌルと這入ったが、一挙に根元まで没する訳には行かなかった。そして膣内は三十越しの大年増とは信じられない程シックリしていて、陰茎を掌で握って締めるような狭き緊強さは、彼女が婿を迎へた二十歳前後その儘といってもよい程で、それがあの太い「張形」を平気に呑吐したとは思われぬ位であった。だが私が力をこめて四、五回抜差しすると、膣内の肉は自然に開けて陰茎が根元まで這入った。そして膣全体でそれを締めつける快味はチョット形容の出来ないものであった。
 私はもう遠慮もなく上から彼女を抱きしめて大間にグスリグスリと擦った。彼女は陰茎の没入した時からモウ取りのぼせて、両手両足を絡み、
「アヽいいわ」
 とよがり声を立て、夢中に腰を上げ下げした。私はどう考えても年増の藤子としているとは思えないので、眼を塞ぐと、私が十一、二の頃にみた、島田に結って赤い襟をかけていた頃の彼女の姿が網膜に映って、それが髪を乱し口をゆがめてよがった。私は堪らなくなって彼女の脛を抱えて口を吸ってやり、腰の運動を速めて力限り押込んだ時遂に射精してしまった。その時藤子も臀を劇しく揺って呻いた。
 時代は大正の頃らしいですが、エロいですねえ。もろ見え画像もいいけれど、こういうのもいいでしょう。
 実体験録というのは作り話と違って本当に愉しく読めます。
 でも、こんな体験ができた人は、本当にうらやましいです。

 避難宿の出来事

 河出文庫、相対会・編、「避難宿の出来事」より抜粋
 登場人物:男、Y子、F子
 風呂上がりのY子とF子が髪を梳いているところで、男が淫欲を燃やし、Y子にキスをしかけたところから始まる。
 F子は、(千戸注:Y子と男がキスをしたから)チラリと此方を向いて微笑したが、何とも言はなかった。やがてY子は接吻をやめ、股を開いて少し腰を浮かせ、後ろから手を入れよといはぬばかりの態度を示したので、彼は、すかさず右手を下へやって、浴衣と腰巻とをクルリと捲くり、その儘手を臀から陰部へ届かせて抉ると、Y子は、化粧鏡を押倒して、バスケットの上へ上半身を突俯せ、グッと臀を持ち上げた。彼は、その時、必ずしも交接する考へでもなかったけれど、陰茎が十分に張り切って、迚も夜までが待てなくなったので、前を捲くって、陰茎を女の後ろから臨ませ、ヌルリヌルリとこすってから膣口へ当てがって、両手で女の両股を掬い上げるやうにしてグッと押すと、スブズブと嵌ったが、所謂湯ボボの温かみがまだ失せない膣内の暖かさに、彼は好い時にしてやったと思った。そして、鏡餅を二つ並べたやうにムッチリ白く、しかも湯上りの赤味を少し加へた、いふにいはれない心地のよい女の臀を、眼の下に見ながら、腰を使ふと、Y子も、臀を左右に捻ぢって、時々圧へつけるやうにする中、膣内は、益々湿って来ると同時に、ほてりを増し、陰茎を抜き差しする度に、プスリプスリと奇声を放ち出した。
 ところで、彼は、次第に快味を覚えて、激しく腰を使ひ始めたが、陰茎が上反り気味に少し捻ぢれてこすられるので、早く射精が来さうなのを惧れた。何故といふに、此処で早く射精してしまっては、直ぐF子に向ふことが出来ず、彼女をよがらせる機会を失ふのが残念だったからである。彼は、咄嗟に考へて、
「ねえY子さん、この儘で茶臼のやうにしませう」
 と、いひながら、Y子の腰を下へ引きながら、中腰でゐた自分の腰を畳へ落し、両股を開いて足を前へ投げ出すと同時に、仰向きに臥ると、Y子は、心得て臀をおろし、バスケットに倚ってゐた体を起して、両手を畳へつき、両足を後ろへ伸ばしてから、体を畳へつけると、完全に入れ違いの茶臼の姿勢となった。
 そこで、彼は、Y子にだけ腰を使はして、自分はヂッとして居ながら、
「F子さん、早く此処へ来て、私の胸の上に跨って下さい」
 と、いふと、彼女は心得てすぐ立上り、いはれる通り、男の胸の上へ跨がったが、それからどうしてよいのか分らないので、立ったまゝまごまごしてゐた。
「そこで、すっかり前を捲くって蹲んで下さい」
 と、彼が、指揮すると、その通り、彼女が浴衣や腰巻を捲くって蹲んだので、その開かれた股がすぐ彼の目の前にあった。湯上りの美しい肌の色は、Y子に優るとも劣ってゐないのにフックリした陰部の具合から、膣口の薄紅い肉がほの見えてゐる様子を見ると、彼はたまらなかった。
「F子さん、そこで四つ這になって、おまんφをソッと私の口へおしつけて下さい」
 と、望むと、彼女はちょっと呆れた表情をしたが、何ともいはないで、両手を畳へつき、ソロソロと前へ這って、陰部が、男の鼻口に当るところでソッと押しつけた。例の、何とも名状されない陰部特有の匂ひを嗅いで、彼は、鼻をひょこつかせながら、両手で女の股を抱へて舌を伸ばし、ペロペロと陰核から膣口のあたりを熱心に舐め、時々、舌の先を丸めて、膣内へもみ込んでやった。
 F子が、両手をどうしてゐるか知らなかったが、多分、それを組み合せた上へ顔を押しつけてゐたのだらうと思った。とに角、次第に快感を催したらしく、両足でキュッと、男の体を締めつけながら、腰を揺って、時々陰部を男の顔へ押しつけた。その度に、彼は、陰阜で鼻口を塞がれて、ちょっと息苦しく感ずる時もあったが、舐め廻す快味は、それに耐へるだけの価値が十分にあったので、強いて女を押し退けはしなかった。さうしてゐる中にも、Y子は四肢で体を支へ、縦横に腰を使ひ、よがり声を絞りながら、淫液を漏らすので、男の胯は次第に濡れて来て、動かす度に音がし始めて来た。すると、F子もたまらなくなったとみえて、ヌラヌラと膣口から液を漏らしたので、それが、男の舌を伝はって口の中へ流れた。彼は、アッと驚いたが、思はずそれを呑み込んだ。それからは、自暴のやうに舌の代りに両手を差し込んで、片手の二指を膣内へ入れて抉ると同時に、片手の指で陰核をこすってやった。F子は、呻き声を洩らしながら、益々激しく臀を振って、液をダクダクと流した。それが、今度は男の頬や口端へしたゝった。その中にたうたうよくなって、彼は、射精してしまった。
 両女が起きて始末しかけると、彼は、両女に、
「胯は、Y子さんが、顔は、F子さんが汚したのだから、責任者で拭いて下さいよ」
 と、仰向きに寝たまゝいふと、
「大変な命令だわね」
 と、笑ひながら、Y子がいひ、F子は、ホゝと笑って、それを拭ってくれた。そして、女達が始末してゐる中に、彼は、再び湯殿へ行って、顔と胯とを洗って来た。両女は、もうキチンと座って、隔てもなく何やら話して笑ってゐた。
…(中略)…
「F子さん、あなたは御主人に後ろからして貰ったことがありますか」
 と、問ふと、
「イヽエ」
 と、否定した。
「それでは、居茶臼といふ形は?」
「それも存じませんわ」
 と答へた。
「ぢゃ、今夜は教授的にそれをしませう。彼方をお向きなさいよ」
 と、いふと、F子は寝返って、此方へ背を向けた。彼は、Y子に、
「Y子さん、少し待って下さいよ。後でゆっくりしますから」
 と、声をかけると、
「エヽ、沢山して上げて下さいよ」
 と、笑ひながら、返事した。そこで、彼はF子へ後がはから寄り添って、浴衣の右袖をぬがせて引くと、後は、左の袖に手を通してゐるだけで、横に寝た全裸体が現はれた。彼は、自分も浴衣をぬいで全裸体となり、女の浴衣を下へ敷きのばして、グット女に抱きつき、股を絡んで締めつけながら。まづ、乳房を弄ってやり、やがて、右手を伸ばして、女の臀の方から右手を差し込み陰部を抉ってやると、次第に中が湿って来たので、頃を見て、体を少し下へずらせ、F子にすゝめて、彼女の臀を、男の左股の上へのしかけるやうに突き出させ、勃起した陰茎を膣口へあてがひ、右手で陰核をこすってゐると、F子は、臀をモヂモヂさせて、待ち兼ねる様子をするので、グット突込んで、女の右股を抱へ、グスリグスリと始めると、初めての経験であるF子は、今迄と違って、陰茎が逆に入って躍動するので、異った感じがするとみえ、微かによがり声を洩らしながら、益々尻を突き出して、男の腹へ押しつけた。
「ねえ、F子さん、嵌り具合が普通の時と違ってゐるから、チョット手をやって御覧なさい」
 と、いふと、F子は右手を伸ばして、陰茎の膣内へ嵌った処をなでてみて、
「本当ですわね」
 と、感心したやうに云った。彼は、やがて陰茎を入れたまゝ起き上って、女の右股を少し持ち上げながら、その左股に跨り、蹲んだ姿勢となって突き込みながら、
「これも悪くないでせう」
 と、聞くと、
「エヽ」
 と、返事した。
「今度は、居茶臼をするから、起きて、私の上へ乗っていらっしゃい」
 と、云って、彼は、陰茎を抜き、座って、足を投げ出すと、F子は全然浴衣を脱ぎ捨てて、美しい全裸体の姿を電灯に照らしながら起きて、男の指揮する通り股を開いて、男の膝に乗って来たので、彼は陰茎を膣に嵌めさせながら、両手で彼女を抱きしめると、彼女も両股でしっかりと男に抱きついた。そして、お互いに接吻しながら、男が腰を揺ると、彼女も腰を動かした。膣内はますますほてり出すと同時に、絶えず液を洩らした。
「さあ、今度は本当の後どりでやりますから、そこへ四つ這になって、お尻をヒョッと立てるやうになさい」
 と、いふと、又素直に、男から離れて、男がいふ通りの姿勢となった。彼も、起って中腰となって、後ろから陰茎を差し込み、腰のつけ根のところを、両手で抱へて、グチャリニャチリと激しく抜き差しすると、F子は突伏しながら、頬を蒲団へこすりつけて、よがり声を洩らしつゝ盛んに液を膣底から迸らせた。随分の長運動だったので、彼もそれ以上は保てなくなり、入れたまゝ、女の尻を下へおろさせて、両股に跨りながら、急速に腰を使ふと、間もなく射精してしまった。
 お互に始末して、元の位置に臥ると、待ち兼ねてゐたY子が、
 「あア堪らないわ」
 と、いひながら、男に抱きついて来た。
 この作品は3Pプレイの代表作と言っていいでしょうか。大正時代の名品です。
 とにかくエロいから、全部を読まれることをお勧めします。二人の若い人妻と二輪車プレイできるなんて最高でしょう。しかも、連戦の連続。
 おまんφのにおいが立ち上ってくるようで、全くまいります。
 FUCKの進行を文章に書くのはなかなか大変です。エロ動画で見たらすっと眼に入り、特に意識して見なくても理解できる動作が、文章にしようとすると大変説明が面倒です。
 ポルノ小説を見ていると、必ず女が濡れまくります。現実の性交渉で、そういうことがどれだけあるかが問題です。
 女を濡れさせなければ、女をダッチワイフと同様にしていると思っていいのではないでしょうか。

 温泉の女

 河出文庫、相対会・編、「避難宿の出来事」の中の「温泉の女」より抜粋
 エロ小説1に掲げた「女から挑まれた経験」の作者が書いた作品です。
 小玉という名の温泉芸者と一戦を終えたところから始まる。
 後始末しながら、小玉が「マア厭な方だわ、これからと云ふところでやってしまふんだもの」と恨むやうに云ふので、私は「構ふもんか、これはホンの小手調べだから」と云ふと「屹度? あなた、まだやれる?」「やれるとも、まだ二ツや三ツは楽にしてやるよ」「さう、それなら宜しいけど、私の奥の手は、これからなのだから」と云った。私は、まだ奥の手があると云ふのを楽しみにしながら、又抱き合って横になると、女は、すぐ手をやって私の陰茎を握り、シカシカと揉んで勃起を促さうとした。私も女の口を吸ったり、乳房をなめたりして、早く勃起させやうと心がけたが、いくら気ばかりあせっても、射精後間のないこととて、思ふ様にいかなかった。女は「仕様がないのね」と呟いて、急に起き上ったかと思ふと、着蒲団をパッと後ろへ刎ね退けたので、何をするのかと又面喰ってゐる私を仰向けに臥させ、彼女は長襦袢へ手だけ通して引き掛けたまゝ、逆に私の腹の上に跨って顔を俯向け、まだシャッキリしてない私の陰茎を口に含んで、舌でクルクル撫で廻しながら、ソロソロ腰をおろしたので、長襦袢の裾が私の顔を覆ってしまった。正にこれ女の裾に包まれた恰好だが、私は裾をつかんでクルリと巻き上げてやったので、女の白い餅を二ツならべたやうな恰好のよい臀が、私の鼻の先に来て、モヂャモヂャした陰毛が、唇の辺にこそばゆく触れた。
 これも洵に思ひ掛けない御馳走であったが、只恨むらくは、電灯が炬燵の真上にあるため、女の臀が陰影をなして、陰部の臭ひは感じながら、臀の割れ目から陥った会陰や、膣口のあたりが、鮮明に見えなかったことである。けれども、その不満を償って余りあるものは、女の中に口含まれた陰茎の快感であった。私は、嘗て或る女からマウスマッサージをされた経験はあるが、その時は勃起した陰茎を含ませて、膣内におけるとは別趣の快味を覚えたのであって、今夜のやうに、勃起しない陰茎を含ませて、同様の快味を感じたことは初めてであった。私は、腰を持ち上げないではゐられなくなったと同時に、自然に手が伸びて、鼻の先にある女の陰部をいろいろと弄ってやった。
 その中に、女が臀をモヂモヂし出したと思ふと、膣の奥からしたゝかに液をもらした。そして、両足をグッと伸ばして腰をズリ下げたので、私の頭は、女の両股に挾まれて会陰部が鼻をこすり、膣口が恰度口の上へ来た。アッと思った時に、小玉はその口から陰茎を放して、自分の陰部を私の口端へ押し付けながら「嘗めて頂戴よ、私のも嘗めて頂戴よ」と、喘ぐやうに云った。さう云はれないでも、陰部を押し付けて来たことによって、私は、その意思を覚ってゐたけれど堅く口を閉ぢて舌を出さなかった。それは、前にも書いた通りに、私は、絶対に陰部を嘗めないと云ふ主義ではないが、売女の陰部は嘗めないことにしてゐる。前夜、花香のを嘗めたのは、彼女が売女らしくないのと、洗ひ立ての湯ボボだったからの特例だから、いくら今鼻の先に突き付けられたとて、売女たる小玉の陰部は嘗めまいと思った。すると、彼女は、私の応じないのを焦って、顔を捻ぢ向けて「ね、早くよ、早くよ」と催促しつゝ、一層陰部を押し付けた。そして、動もすると、胯の肉で鼻を塞がれさうになるので、私は、枕をはづして顔を反らせ、漸くそれを避けた。
 だが、かうして対抗してゐたのでは果しがないから、不如、女を刎ね返してやらうかとも思ったが、なほよく考へて見ると、私の口の中こそ、まだ絶対不可侵を堅持してゐるが、鼻も、顎も、口端も、その辺一面は、女の陰部からこぼれた液が塗りつけられて、既にベトベトに汚されて居り、又陰部の臭ひも、否応いはず十分に嗅がされてゐるのだから、臭いも、穢いも、最早問題でなくなってゐる。それに、また女の口中で勃起し始めた私の陰茎は、今なほ女の掌に弄られて硬直しつゝあるから、若し、愚図々々してゐたなら、膣内へ這入らない先に射精してしまふかも知れないので、何でも早くその機会を与へてやらなければならないが、それには、女の望む通り嘗めてやって盛んによがらせたなら、おのづから、その機会が早まるだらうと云ふことに心づいた。
 私は、遂に陰部を嘗めてやることに決心した。そして、口を開いて、舌を出すや否や逆さになって居る陰部を、陰核から膣口の方へペロペロと嘗めてやった。すると、女は電気にでも感じたやうに、全身をピリッとふるはせて四肢を緊縮させ、私の陰茎を持つ手にも、ギュッと力が籠った。そして、伸ばしてゐた股を曲げて、陰部を後ろへ突き出すやうにして押し付けて来た。私は、圧迫して来る女の臀を、両手で適度に支へながら、なほベロベロを続け、どうせやるなら、徹底的にやってやらうと云ふ考へで、ベトベトして居る陰毛を分けて、空割れのあたりまで嘗めたり、又舌の先を巻いたやうな形にして、膣口へも押し込んで嘗めたりしてやった。その間、女は、左手に私の腰を抱へ、右手に陰茎を握って、亀頭を口に含んでベロベロ嘗めながら、時々呻き声をもらして腰を揺ってゐたが、忽ち「アー」と一声高く唸ってグッと陰部を押し付けたかと思ふと、膣内から多量の液がこぼれ出たので、私は流石にそれを飲み込む勇気がなく、モウ愈々力任せに女を押し退けてやらうとした時、小玉が自ら急に起き上った。で、私も続いて起きやうとしたら、「あなたは起きないでも宜いわ」と制しつゝ、彼女はクルリと向きを変へて、なお私に跨ったまゝ、私の腰の辺に俯向くやうにしてしゃがみ、右手で、今や正に怒張してゐる私の陰茎を持ち添へて、自ら膣口に押し当て、グッと腰を下げたので、陰茎は根元まで呑み込まれてしまった。それが先刻の例から推す時には、多量の漏液のために、膣内が一層ゆるく感じなければならないのに、初めからギュッと締めつけられるやうな心地で没入したのは、意外であった。これは、私のが、より以上太くなって居ったためでもなく、又彼女のが、より以上狭くなってゐたためでもなく、彼女の陰部の構造の上から、茶臼でする時には、自然にかうなるのではないかと考へた。
 さうして陰茎を嵌め終ると、小玉は、体を真直にして屈めた腰を、ソロソロと上げ下げした。その都度、陰茎が口で咥へられたやうに、膣の肉でしごかれて出没するのが、先刻、私が自分で抜き差しした時とは異った感触で実に快った。さうしながら、小玉はニッコリと私を見おろして「かうするのも悪かないでせう」と云ったので、私も微笑んで「ム、いゝよ」と、答へて見上げて居る中に、フット思ひついたことは、彼女は、長襦袢を着てゐるが、両手を袖へ通して居るだけなので、胸から下部は、両足までムキ出しになって、襦袢は、裲襠のやうにフワリと後ろに垂れて居る。そして、胯を拡げてしゃがんで居るから、陰部は十分開かれて、陰茎を頬張って居る。それが昔あったと云ふヤレ突けソレ吹けの女太夫を想はせる恰好なので、私は、独り笑壺に入ってながめながら、陰茎は、彼女に貸してやったやうなつもりで、仰臥したまゝヂッとしてゐた。
 そして、小玉の腰の運動は、只機械的に同じ様式を繰り返すのでなく、腰を種々に捻って上げ下げするため、その変化に従って、陰茎の膣内に於ける感触が、随時に変化するから、快味は次ぎ次ぎに湧いて来て、私は、迚もヂッとして居られなくなり、自づと腰が動き出して、時々突き上げてやった。その中に、彼女はしゃがんだまゝ、俯向いて両手を私の両脇につき、恰度四ツ這ひの姿勢となって腰を働かせ出した。膣内は、先程からの漏液でビチャビチャになって居るので、女が腰を動かす度に、プスップスッと奇声を発し、液が押し出されて陰茎を伝ったり、陰唇へはみ出したりして流れ、私の陰毛はグチャグチャに湿れて来た。女は、ヤハリ巧に腰をうごかして、思ふが儘に陰茎を持ち扱ひ、時々グッと押し付ける時には、膣口が完全に、陰茎の根元まで呑んでしまふが、その機を見計って、私が腰をウンと突き上げてやると、亀頭が一層強く膣の奥へ届く快さに、彼女は顔をしかめて、鼻息を荒くし、乱暴に腰を揺って、陰部をこすりつける。その時には、例の膣底の隆肉が、跳って亀頭にからみつくので、私も快味に堪へられなくなり、思はず女の両手を捉んで引き寄せると、小玉の体が、私の胸へ倒れて来た。私は透さず、女の頸を抱へて、口を吸ってやると、女も上から獅噛みついて、激しく腰を動かすので、私はまた両足を立てゝ腹を突き上げ突き上げして、それに応じてやった。やがて、女は、グッと陰茎を奥まで届かせてから、腰で“の”の字を書くやうに揺って、よがり泣き声をもらし、緊しく私を締めつけた。と思ふと、膣の奥から生温い液を夥しく吐き出した。それを頭から浴びせられた私の陰茎は、痺れるやうな感じがして、この上にも激しくこすられたら、射精しさうに思はれたので、私は、両足を女の臀の上に交へてギュッと抑へつけたが、女は、ヂッとしてゐないで、勝手に腰を揺するため、漏液はその度毎に外へこぼれて、私の陰毛も、睾丸も、ドロドロにぬれてしまった。私は、この上にも流されては迷惑でもあるし、動もすると射精しさうなのを恐れたから「オイ、モウいきさうになったから、ぜひ俺を上にしてくれ」と、女に云ふと「惜しいところだのにねえ」と、云ひながら、女は、私の腹から降りて転がるやうに、床の右の方へ仰向けに臥た。
「早くよ早くよ」「よし来た」疾しや遅しと、私も起き上って、女の上へ乗らうとした。女は、枕もはづして胯を押し開いて居るので、電灯が真正面に陰部を照してゐるのを見て、私は、フッと出来心に、女の胯の前に蹲んで窺いて見ると、陰部は果して外形からして大きくふくらんでゐる上部が、陰毛に隠されて居るため、下部が殊更窪んで居るやうに見えるが、実際は、さうでもない。陰毛は髪の毛のやうに真黒く、髷の結へさうな程房々として、陰部の両側へ次第べり(ママ)生え下って居るので、大体から云ふと、毛の中に陰部があるやうな恰好である。最初はジャリジャリした手触りで、余程こわいやうに感じたが、今摘んで見ると、左程でもないのは、湿れて居る加減もあらうか、陰核も、陰唇も、普通よりは確に長大で、黒ずんだ紫色をして居り、膣の中だけが、石竹色をして居る。そして、そこら一面こぼれた液のために、膣口から白いドロドロした液が、ダラリと会陰の方へ滴って居るのが、見るからに気を悪くさせた。
 女は、私がすぐに乗り掛らないのに気を焦って「どうしたのさ、早くなさいなね」と催促した。私は「オーライ」とばかり、まだシャッキリして居る陰茎を手に持ち添へて、陰核から膣口を暫く亀頭でこすってやって、ズブリと半分ばかり挿し入れてから、右手の拇指で、陰核を逆撫でながら、ソロソロと腰を動かし、女が呻いて腰を持ち上げた時、手を引くと同時に、ズブリと根元まで押し込んで、女の上へ乗り掛って抱きつくと、女も待ち兼ねた様子で、下から抱き締めた。かうして、初めて正式に四ツに組んで、私は、自由に腰を動かし得る姿勢を得たので、初めから高腰に抜き差ししてやった。一時、射精期に近づいた陰茎は、中休してその気を散したゝめ、少し萎へたやうでもあったが、今はそれも恢復し、且つ射精のことも忘れたやうにシャッキリとして、いくらこすっても、一寸では射精期に到らぬと云ふ自信が立ったので、私は、力一杯奥深く奥深くと突き込んでやった。
 大正時代に、フェラチオや69というのは大変珍奇な行為だったことでしょう。今は、フェラチオなんて簡単に愉しめるから、ある意味ではよくないことです。
 それにしても、この作者は、私は好きになれません。
 大変な遅漏のようだから、金津園の女はきっとNG指定をすることでしょう。
 私はこの作者とは全然違う風俗遊びをします。
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(千戸拾倍 著)