18歳未満の方は入場をご遠慮下さい。
写真で随想 C
温泉
私を含めて家族が一番利用した温泉は信州昼神温泉だ。ここには家族全体では多分10数回行っていて、特に私の両親が熱心に利用した。私自身は多分4回ぐらい行っており、一番新しい行楽でも25年以上昔のことだ。
次によく利用したのが信州鹿教湯(かけゆ)温泉で、これも家族全体で多分10回は行っている。私は高校生の頃から平成20年までに3回以上訪れたと思う。
その次は群馬県の四万(しま)温泉で4回は行っている。名古屋からはJR乗車時間の大変長い四万温泉にそれだけの回数行く愛知県人ってそんなにはいないだろう。四万温泉は遠い。私自身は10代の頃と30代の頃に1回ずつ行った記憶だ。良いところだ。
他には信州湯田中温泉をよく利用した。私自身は若い頃に2回行っている。名古屋からは結構遠い。
鹿教湯温泉での定宿は斉藤ホテル。『斉藤ホテル 鹿教湯』で検索すればホテルのサイトが見られる。
ここにいろんなオプショナルバスツアーが載っていて、この行事が大変結構なのだ。割安に近隣の行楽が楽しめる。斉藤ホテルのサイトを見て、参加するツアーの予約をして突撃されると良い。
行事には上高地観光などがある。上高地に行ったことのない人はこれを利用すると良い。
写真は、斉藤ホテルから30分ぐらい散策したところの新緑の渓谷。4月の朝の散策で、とっても気持ち良かったことを覚えている。
私は入浴するのが嫌いで(私のものより大きなペニスを見せられるのが腹立たしいのと、男の醜い裸体を観るのが嫌な上に、もともとめんどくさがりや)、温泉には全然思い入れがない。鄙びた山里の景色や山菜料理などが好きなだけだ。
で、想い出に残る温泉と言えば全て東北の温泉だ。東北の有名な温泉なら全て結構だと思う。ただ、秋保温泉や作並温泉のような平野部で人里近いところはピンと来ない。安達太良山の山小屋の温泉とか、田沢湖の北の山深いところの温泉などが良かった。
庭園
年を取ると庭園を見るのが好きになった。まあ、昔から好きだったかな。天龍寺、醍醐寺三方院、兼六園、いいものだ。
岡山後楽園に行ったことがないので、厳島神社参拝のついでに足を運んだ。まあ、手をかけたものは何でも素晴らしい。
名古屋は行楽に適したところが、名古屋城、名古屋港、名古屋水族館、東山動物園、徳川美術館、名古屋博物館、白鳥庭園、これぐらいしかない。この中で白鳥庭園だけは行ったことがなかった。
金曜日に独りで白鳥庭園に行った。
岡山後楽園、水戸偕楽園、金沢兼六園があるが、全く見劣りしない立派なものだった。平成3年にオープンということで小馬鹿にしていたけれど名古屋市のしたことには本当に感心した。
東京見物
私たち夫婦が松戸に住んでいたのが昭和53年から57年まで。その間、富士五湖、水戸、房総、鎌倉、横浜などよく回っていたけれど、都内はそんなに見ていなかった。増上寺、寛永寺、神田明神、お台場、六義園、浜離宮、国立博物館、有名劇場、有名美術館などどれも行っていなかった。
東京勤務時代が遠く懐かしい想い出になると、都内の名所を見ていないのが残念に思われた。
そんな折に息子が東京に遊びに来るように誘ってくれた。
増上寺の地蔵だ。増上寺にこんなものがあって、それがそこそこ有名だとはちっとも知らなかった。
この後寛永寺も回ったが、一番印象的だったのは湾岸道路のドライブだ。あいにく天気が悪くて何もカメラに納めていない。随分都会的な景色だった。女の躰の曲線と高速道路の空中曲線は良い。
その時息子が、小学低学年の頃を過ごした松戸を見ようかと提案した。それで、昔住んでいたところを眺めたが、全く様変わりしていて、当時の面影が殆ど残っていなかった。
あの頃(昭和53〜57年)は私が住んでいた借り上げ社宅の周辺には空き地や畑などが至るところにあったけれど、この平成20年に訪れた松戸は何もかも密集してまるで尼崎に来たようだから驚いた。
私が31歳から35歳までの松戸生活。今思えば、冒頭に書いたようにいろんなところに子供を連れて行ったけれども、一番の想い出は江戸川の川縁の散策だ。
当時は、ソープランドも知らず、金銭の蓄えを増やすことだけを考えていたが、それでも鎌倉方面には3度も行った。松戸から鎌倉・江ノ島へ行楽に行くのはお金と時間がかなりいるのだ。
いかに古都鎌倉や江ノ島が素晴らしいところであるかということだ。
仕事は決算担当。決算する時には強烈に忙しいという季節労働者。我が国でも指折りの企業で青雲の志に燃えて職務に取り組んでいたし、実に経理の勉強になった。退職金積立不足に関する研究もした。懐かしい時代だ。
その後葛飾柴又の帝釈天にお参りし、名物の鰻を食べた。
写真は帝釈天。懐かしい名前が4つ並んでいる。
私も名古屋市内の神社の塀の石に名前を彫ってもらったが、随分昔のことで値段を覚えていない。3万円だったか?。誰も知らない名前を彫ってもしょうがないのだが。
古刹(3)
名古屋市の名所には熱田神宮、大須観音の他に覚王山日泰寺、荒子観音、笠寺観音などが挙げられる。
後の3つのどこにも行ったことがないので、ある日その中で我が家から一番遠い荒子観音に行った。荒子観音の近くには前田利家の生地がある。
静岡久能山東照宮は小学生の時に行った。久能山の登りが大変きつかった記憶があるが、65歳になって、ふとまた行ってやろうと思い立った。まあ、登りが死ぬ思いだった。
高野山に行った。バス会社の日帰りツアーの利用は2014年4月の醍醐寺+平等院が初めてで、吉野行きに次いで3度目。利用するのは爺と婆ばかりと言って過言ではない。新幹線や近鉄の駅から離れた(比較的近い)観光地に行く場合、日帰りバスツアーは結構だと思う。
高野山は名古屋から遠かった。想像以上に山奥だった。平安時代にあんなところに仏教道場を作った空海さんは偉い。壇上伽藍の壮麗さに心打たれた。金剛峯寺や高野山霊宝館とともにじっくり見たから奥の院までは行けなかった。
金剛峯寺 正門
金剛峯寺 正殿
金剛峯寺 石庭
壇上伽藍 不動堂と大塔
壇上伽藍 東塔
壇上伽藍 西塔
壇上伽藍 金堂
徳川家霊台
彦根城
国宝のお城(姫路城、彦根城、犬山城、松本城)の中で行っていないのが彦根城だけなので、桜の季節にぶらっと出かけた。見事な桜だった。お堀巡りの遊覧船にも乗った。
遠出の観光
観光旅行はとにかく遠くに行かないと味が出ない。近場では貧乏くさくて駄目だ。自家用車で行くのでは疲れるだけ。
しっかりお金を貯めてから決行し、1泊15,000円以下の安い宿泊施設は利用しない。こうでなければ。
台湾の蒋介石の廟の衛兵さんたちだ。衛兵交替の儀式が面白かった。衛兵さんたちは体格がしっかり揃えてあり、実に無表情に立っていた。
台湾は素晴らしいところだ。あの国の政治的立場が気の毒だ。
私は外国へ行きたいと思うことが嫌いだから海外に行ったのはUSAに出張3回、娯楽で台湾1回しかない。この台湾行きは会社の慰安旅行で、総務部長という立場からいやいや行ったものだ。気分は全く娯楽ではなかった。日本では買いにくい無修正動画を買うことだけが目的だった。良性記を世に出して数ヶ月の頃だ。
私は国内旅行にさほど出かけず海外にやたらと行きたがる気どった人間は年金支給をなしにすべきだと思っている。
柳川を船で回った。水郷巡りなんてくだらないと思っていたけれど、慰安旅行みたいなものでお仕着せだから乗らざるを得なかった。
で、乗ってみると大変風情があった。大変興味深いところだ。水郷の水が汚いのが残念だった。
慰安旅行で近江八幡の水郷巡りをした。こちらはこのようにひたすらヨシ原で、なにやら広いだけ。柳川のほうが人間環境として風情がある。
まあしかし、人体の水郷のほうが良い。
(千戸拾倍 著)