18歳未満の方は入場をご遠慮下さい。
女性を悦ばせるセックスマニュアル 3
T.ペッティング等前戯
U.フェラチオ
───以下はその2にて───
V.クンニリングス序論
W.クンニリングス詳論
───以下はその3にて───
X.69
Y.オーガズム
───以下はその4にて───
Z.性交(男性向け説明)
[.性交(女性向け説明)
\.オーラルセックス
X.69
女性がうまくフェラチオできて、また、クンニリングスされて見事によがるなら、ファックよりも69のほうが楽しいと思う男性は多いでしょう。
また、男性がうまくクンニリングスできるなら、ファックよりも69のほうが楽しいと思う女性は大変多いでしょう。
だから、69がセックスプレイの本戯であって、ファックは男性が射精を果たす手段である、と私は解したいです。バギナにペニスを突き入れてロングピストンにより女性が狂乱のよがりを見せ、あえなくイクというシーンは、単なる男性の願望です。該当する女性は大変少ないです。
ワッセワッセの抽送は男のサイドでの男の美学にすぎなくて、女から見たらこんなものにいかほどのことあるや?という女性のほうが、ちんちんパコパコが最高に素晴らしいと思う女性よりも多いと思います。
性交痛に苦しむ、痛みはないけれど異物挿入感としか言いようがない、パコパコは最初ほんのりと気持ちいいだけで、長くなれば「早く出せ!」と思っている、こういう女性のほうが雲泥の差で多いでしょう。
性交痛なんていう哀しくなる言葉が現に医学用語にあるのに、男はこのことを全然理解せずに、ペニスのサイズとピストン力を誇ります。同性に対して誇りたいというさもしい考えです。
一般に女性もセックス=ペニスの抽送と思っています。そして、女性は、惚れた証として男性に体を任すべきだと思っています。体を任すためにくっついている雰囲気が楽しいのです。
だから「エッチは好き?」と聞かれれば、皆一応「好き」と答えます。でも、ペニスがバギナで前後するその行為だけを捉えれば、本音は、なくたってかまやしないというのが結構多いです。
考えてみてください。やる前、やった後、両方丁寧に体を洗わなければならない。これが、いかに亭主や恋人を相手に身を任せたとしても、一種惨めな感じがする。男は終了後にすーっと紙で拭くだけだからしゃくにさわる。髪型も崩れる。とにかく恥ずかしい。征服される感じがイヤだ。
何となく不快だ、面倒なことだ、皆がするからするんだ、赤ちゃんが欲しいからやむなくするんだ、という心が先に立ってしまう、男から見ればポエムのない現実がいくらでもあります。
こういうのをコロッと変える魔法の媚薬がオーラルプレイです。
オーラルプレイの華が69です。
69は変形体位を除けば、男性が上、女性が上、両者が横寝、の3つの体位があります。この楽しい相互交歓プレイに何から移行するかは、(1) フェラチオから (2) クンニリングスから (3) 直接69にかかる (4) 合体抽送の途中で──などが考えられます。
2人が親しい関係ならバギナが濡れてなくてもそのままペニスを嵌めて、互いに肉壁と肉棒に引っ張られ感を味わった後に69を開始するやり方もあるし、いきなり舐めあっこから始めるやり方もあるでしょう。
しかし、普通はクンニリングスからスタートするのがよいです。何故なら、女性のほうが男性よりもエンジンのかかりが遅いし、心理的抵抗感も大きいからです。
次に、たとえばクンニリングスから69に移行するとした場合に、いつ移行したらよいのか。
これは、(1) クンニリングスでイカせてから (2) クンニリングスでラブジュースが流れてから──の2通りです。
ペニスのピストン運動や、69という女性も動作するプレイで、女性がアクメることは難しいから、先ず女性を満足させるという観点からは(1) になります。
69の状態で女性がアクメることができるほど、男女がうち解け、また、女性の性感が開発されたなら、(2) でもよいです。
次に、69の体位について説明します。
1.男が上の69
先走り汁がとても多いペニスの場合、女性がフェラチオで先走り汁を絶対に喉から通さない意識なら、男性が上になって
69をするのを女性は当然いやがります。
いかに好いた男でもこれだけは我慢できないと女性が思っているなら、どうしようもないです。
時間をかけて、その潔癖さを変えていくように男性は誘導しましょう。ディープキスで唾の受け渡しをするとかアナルを舐めるとかぐらいの潔癖離れが必要ですね。
また、男性の陰部は毛が長くて量も潤沢なだけに、女性が顔などに毛先が触れるのを嫌う場合にも、この体位は女性に敬遠されます。
女性が両膝を引き寄せ、男性が女性の太腿を腋に格納するのが一般的な姿勢で、この恰好になると女性は肛門を天井に向けて披露することになります。会陰部あたりの毛を処理しておくことが望まれます。
3つの体位の中で猥褻さが一番過激なものは、この男が上の
69であると言っていいでしょう。これは女性器からアナルにかけてすべて男性の目の先に披露されると共に、女性がイヤでも先走り汁を飲むことになるからです。
男が上の
69は、男性がうまく腰を浮かせて、女性がフェラチオをしやすいように調整する気配りが必要です。
これは、女性の身長が男性の身長より15cm高くても問題なくできるけれど、女性の身長が男性の身長より20cm低いとかなりやりにくいかもしれません。
男が上の
69は女が上の
69と比べて、男性からのクンニリングスがしやすいです。だから、女性をイカせやすい。
この格好で女性がイク時大概は咥えていたペニスを外します。いつの間にかペニスを含むのを止めてただ喘ぐだけになり、下肢を揺らすようになると、私は(そろそろイクぞ!)と思います。猛然と厳しい舐め揺らしにかかり、女性が見事アクメると本当に楽しいです。
上から押さえつけている感じが征服感を呼びます。指攻めに移行しやすいのも結構です。
2.女が上の69
女性が上の
69は、男が上の
69と比べて男性からのクンニリングスが大変やりにくいです。やりにくいから、どうしてもクリトリス以外のところに口を寄せたり、口技がすぐに手技に変わったりします。
これまでの私の説明を念頭に置いて、クリトリス攻めに注力しなければと思っても、女性が上の
69ではなかなか難しいし、陰核茎部を上手に男性の口に預けたとしても、この体位で男性がクリトリスを長い時間オーラルするのは、殆ど拷問に近いです。
とにかくこの体勢でクンニリングスが効果的になるためには、女性が恥じらうことなく性器を男性の口に寄せて協力することがポイントになります。
女性器の中には、陰核茎部や小陰唇が大陰唇の中に潜り込んでいる形のものがある。こうなると、女性が上になっての69は、クンニリングスについては全く形にもならない。←舌の付け根が拷問状態、呼吸困難
従って、女性が上になってする
69は、2人がオーラル行為になれてない場合には、実質的には相互的プレイではなく、「フェラチオの一形態」と言って過言ではありません。
そう理解すれば、女性器とアナルを上から男性の眼前に晒して男性の亢奮をかき立てるこのやり方は、
(酔っぱらうなどして、或いは、連続射精を目指して)その時勃起力が落ちている男性に対しても効果的になるフェラチオ手法と認定できます。
また、女性が上の
69は、女性が長い髪を束ねずにするとよいです。フェラチオの上下動につれて髪が内腿を撫でるのが男性には嬉しいです。
女性がペニスを咥えたまま腰を前後に揺らして性器を男性の口にこすりつけるような動きをすると、大変エロいです。
女性が上の
69は、女性の愛液が夥しい時すごいことになります。男性の頬がベタベタになり、目に愛液が入ると痛くて堪らなくなります。この時男性はおまんφ舐めの幸せ感に浸れます。
3.両者が横寝の69
両者が横寝して69にかかると、お互いに(必要な場合は)相手の恥毛を手で抑えやすく、攻撃対象の位置を最適な状態のまま安定させやすいです。
女性も腰を突き出し気味にして、大切な陰核茎部を男性の口に預けやすいので、どちらかが上になってする69の弱点が解消できます。
両者が横寝の69は、攻める立場・攻められる立場から考察しても、両者とも体が楽で、快感に浸りやすいです。女性をイカせることに関しては、69の中では横寝の体勢が最もアクメを呼びやすいです。
男性の下側の脚の太腿に女性が頭を乗せてフェラチオに邁進すると、髪が当たる刺激や頬のぬくもりが伝わることで男性の気持ちはヒートアップします。
このように見ていけば、「両者が横寝の69」が一番結構です。69の本戯はこれで、その他のものは余戯と言えるぐらいです。
要するに、69をするからには1分や3分ではなくて、5分、10分と長くやったほうが良いので、2人の姿勢が楽な『両者が横寝の69』が最善です。それに、2人ともがオーラル攻めと同時に指攻めを併用できます。とにかく多面的愛撫がやりやすい。
具体的に書けば、男性は左手で陰核包皮を吊ってオーラルの補助となし、右手でバギナやアナルを攻めます。その時女性は、ペニスを口に含みながら両手でアナルや陰嚢を刺激することが可能です。
どちらかが上になっておれば、このような相互のマルチ愛撫はできません。それに上下の69よりも互いに横寝してする69のほうが、女性器が陰になりにくいです。男性からよく見えます。
男性が上の体勢で普通に舌を使うと、女性器をクリトリス側から肛門側に向かって舐め上げる形になるので、これは『クンニリングス詳論』の項の逆さかかりです。
逆さかかりにおいても、当然クリトリスをピンポイント爆撃することが重要で、やり方は次です。
(1) 陰核包皮を下唇で引いて押さえ込む。上唇を突き出しては引く動きでクリトリスを撫でる。
(2) 突き出した舌の先を口の中に戻す動きで、舌先及び舌の先端の裏側で剥き豆を撫でる。
(3) 上唇の動きを主体にして陰核茎部の先端を揉む。
(可動性からして実際に動くのは下唇になるが、気持ちとして)
(4) 下唇で陰核包皮を押さえ込んだ上で上唇を左右に揺らして先端を刺激する。
(5) 舌面を広く陰核茎部に押し当てて左右に揺らす。
こういう動きが良いのであって、『陰核茎部を逆向きに(へそ側から肛門の方向へ)舐める』ことと『陰核茎部を通り越して、陰裂内側から会陰にまで舌を這わす』ことはクンニリングスのやり方として全く最善ではありません。動きの方向が逆だし、そもそもクンニリングスはクリトリスに目がけてするものです。
私は良性記で、互いが横寝した体勢での69が結構であるとしばしば書いています。私の主張を見て実際にやってみて、これはいいやと思った人もいると思います。
それで、世界SEX百科(由良橋勢 著、データハウス発行)に次が書いてありました。
シックスナインをする際に問題となるのが、体勢。どちらが上になり、どちらが下になるか、である。愛好家には今さら言うまでもないことだが、一見、下の方が楽な気もするが、舐める際に首だけ持ち上げなくてはならず筋力的にはむしろ辛い。かといって上になると相手に肛門をさらけ出すことになり、人によっては心理的に辛いものがある(それがいいという人も少なくないだろうが)。奥手なアジア女性の場合、上になると「積極的に責めてる」感が出てしまうので抵抗がある、という人も多い。結局のところ、側臥(横に寝そべる)のが互いに楽だしフェアと言えよう。互いの利き手が同じなら、そちらを上にする(右手が利き手なら左横腹を下に寝そべる)と手指の活躍度も格段にアップすることは間違いない。
側臥の69を推薦する文言なんてあんまり見た記憶がないから私はにんまりしましたが、この中に間違いが2つあります。
ここでは男性が上になると、女性に肛門をさらけ出すに至ることを気にしています。というのは、下になると「首だけ持ち上げなくてはならず」となるのは男性だけだからです。
で、アナルを相手に見られるのを恥ずかしいと思う度合いは、やっぱり男性よりも女性のほうが強いでしょう。だから、この文章は変です。
なお、相手に肛門をさらけ出しやすいのは、陰嚢という障害物のない女性です。女性が69をすれば、上になろうが下になろうが、両膝若しくは片膝を畳めば男性からは女性のアナルが見えます。
そもそも女性が下になる69で一番結構な体勢は、男性の腋の下に女性の太腿をしまい込む形です。これはアナルが天井を向きます。
従って、女性は69では上になるか下になるかに拘わらず「相手に肛門をさらけ出す」ことになります。
それは、両脚の開き方、照明の当たり方、眼と相手の肛門との位置関係を考えれば、当然の結論です。例外は、下になった男性が両脚を下ろしている時だけ、アナルを相手に見られることが全くなくなります。
下になった女性はクンニリングスを受けるために両脚を開くから、肛門の見え方は凄まじいです。女性が上になった場合は、自分の尻の重さを支える必要があり、如何にクンニリングスを受けるとはいえ、股の開き方は最大にはなりません。
2つめの間違いは、利き腕ではない側を下にして横寝して69をするのがよい、としていることです。(以下、利き腕が右手という前提で書きます)
横寝の体勢で69をしているとき、2人の体は、(男)┃┃(女)か、(男)//(女)か、(男)\\(女)のいずれかになることでしょう。(線は、肩のラインの向きだとか腰骨の向きを示します)
(男)\\(女)の体勢ですと、女性が頭というか頬のところを男性の右の内腿に載せて、左足は男性の肩にかけるぐらいにしてフェラチオするといいです。
女性が顔面を男性の股ぐらに深く潜らせると、陰嚢もアナルも舌を這わせられます。そのままカリ首を口に含めば、勃起ペニスが下に向けられもするから、刺激が強くなります。
また、この体勢は、女性のほうから「舐めて!」というムードが出ているようにも思えます。
ぐっと突き出された陰阜の奥をすする、結構です。女性が攻勢に夢中で陰阜を男性の顔に寄せてくれない時には、男性にはペッティングがしやすい体勢です。陰裂は既に充分に濡れているはずですから、指の挿入もしてみましょう。
男性が口だけでなく指も使いたい時には、(男)//(女)の体勢になりやすいと思います。これは、男性が手で女性の股と陰裂を開いて、アナルまでの実に淫らな造形を鑑賞しながら、吸い狂えます。
いずれの体勢でも、男性が両足を揃えて伸ばすことが多いのに対して、女性は上側の足を開いているのが通常です。股を開かないとクンニリングスを受けられません。
男性も女性も左手は「支え」として用いるのがいいです。「支え」は、長い時間の69の間、相手の横寝を支えてやる、また、相手の体のどこかを支点として自分の横寝の体勢を支えることです。女性が長く片足(左足)を上げ続けるのはつらいから、男性は女性の股の開きを支えてあげたいものです。
体のどこかを抱えて支えながら、その手で相手の体(腿、尻、内腿)を撫でる、というのもあるし、女性は肘で男性の内腿を支えながらキンタマに手を添えるというのもあります。
私はパートナーの左の足首を左手で掴み、その左手を垂直にして、女性の左足を天井目がけて突き上げさせるもするし、パートナーの両脚の親指を左手で一緒に握って引き寄せ、足を◇(ひしゃけた菱形)の構えにさせて、股の開きを支えつつ陰阜を突き出させることもします。
こういう「支え」の機能は、横寝の場合上側の腕が果たすべきです。所詮利き腕でない手は、エロの主力の行為に参加する必要がありません。
両者右腕を下側にするわけですから、女性は、右手でキンタマやペニスを持ち上げるようにしながら愛撫に参加させることができます。男性は、中指をアナルに、人差し指をバギナに挿入したままクンニリングスがしやすいです。
女性の陰核茎部がそれほど突き出てない形の場合、男性は左手で陰核茎部の上部を吊り上げ、右手は、その手のひらで自分の後頭部を支えるという用い方をするのがよいです。
筆者の意見は、上手な69をする人の意見とは思えません。イカせる69、指も口も使う総攻撃オーラルは互いに体の右側が下でなければならないです。
クンニリングスをする時でも69をする時でも、女性が歓迎するのを前提としてバギナやアナルに指を入れて刺激するのはなかなか結構です。
入れてからの指の動かし方に問題があることを私は良性記でよく指摘しています。とにかくガシャガシャするのが多いです。
指を入れる場合は先ず指の入れ方から気をつけなければなりません。
陰裂が濡れるように先にペッティングなりクンニリングスなりすることは当たり前ですが、挿入する時の指の構え方も気をつけましょう。
性交動画では女性のバギナに男が指2本を入れるシーンが大変よく出てきます。
その指の構えを見ると、殆どが2本を横に揃えるやり方です。画像の左側の写真です。
バギナに挿入というエロシーンを接写で撮るから指をゆっくりと差し込んでいるし、その前に、陰裂を濡らすか、性器を亢奮させているし、出ている女優には膣口が豪快に開口しているのが多いから、まだましなのですが、「左」はいけません。
右側の写真の、指2本を縦に重ね、中指の先の腹を人差し指の爪にギュッと押しつける形でもって、指2本を挿入すべきです。(左手でやったので、重ねて押しつける形にさほどなっていません)
アナルに指2本を挿入する時にはこのようにする男性が多いと思いますが、バギナでも同じです。
左の入れ方は、爪の外側の角がバギナの入り口の粘膜をきつく掻きやすくなります。
男性は(指をゆっくりと差し込まなければならない)とわかっていても、亢奮するとそれが守れないものです。口で乳首やクリトリスなどを構っている最中にすると、特にそうなります。
だから、指入れ!、すなわちえ二段重ねの構えと習慣をつけるべきです。
閑話休題:アナルプレイについて
アナルで遊ぶことは、それを厭う気持ちがない限り、要するに、心がアナルプレイを認めておれば、なかなかイイ快感を生むものです。
問題は、女性の心がなかなかアナルプレイを認めないことだけです。
アナルプレイをすればどうしてもウンコが指についたり、ウンコが飛び出たりすることがあります。もしこんなことがあっても2人が動じない関係にあるのなら、アナルプレイは楽しいものになるはずです。
アナルセックスでイケる女性は間違いなくいます。そういう女性に聞くと、バギナで中イキするよりもアナルで中イキするほうが快感が深いと言います。ここにアナルの愉しみ方を覚える意義があります。
まあ、アナル中イキはともかくも、アナルとバギナの両方に指を入れてクンニリングスすると、大抵の女性は「これ、いい」と言います。
アナルに指を入れて遊ぶ価値はあります。男性も、女性からアナルに指を入れられて、タマキンをマウスマッサージされながらカリ首に手こきをされると、何とも言えない快感が湧きます。
女性のアナルにバイブを入れてファックすると、互いに一段と変わった感覚が生じます。
アナルプレイが好きになれば、予め直腸洗浄までして楽しむ人もいます。
私の観察では、女性の心がアナルプレイを試してみようと前向きになれば、その女性の殆どがアナルプレイを楽しめると思っています。
アナルプレイで注意すべきことは一つだけ、決して無理をしないことです。
アナルは、一旦緊張するとしっかり閉じます。そんな時はアナルの中に何かを入れるのをきっぱりと諦めることです。下痢の時とか便秘の時、堅い便の排泄で傷がついた時なども絶対に無理してはいけません。
なお、アナルプレイのスタートの基本は
女性のアナルを舐める(のを女性に認めさせる)→女性のアナルに指を入れる(のを女性に認めさせる)
です。
で、その女性のアナルに男性がまだ指を入れたことがない時、これをして良いかと尋ねるのはどうかと思います。聞かれて「はい、良いです」と女性は答えにくいでしょう。
これは、69をしている時に、先ず指でアナルを撫でてみるのです。そこで「そんなところを触らないで」と言われたら、とりあえずは諦めるのです。
NGの表明がなければ、指を5mmぐらい入れるような動作を小刻みにして様子を見るのです。
そこで「駄目よ」と言われなければ、ゆっくりと第一関節まで指を入れます。
この段階で女性に尻を遠ざけられたら、甘えてみましょう。断られたらその日は諦めるのです。
クンニリングスでイカせるぐらいをしていたら、そのうちに指入れぐらいは付きあってくれるものです。
で、アナルに指が浅く入れられたら、(1) 深く入れる、(2) 指を2本入れる、(3) バギナとアナルへ2本差しをする、(4) ローターを入れる、(5) 女性に(男性の)アナルへ指入れをさせる、(6) ペニスを入れる、(7) 浣腸をする──というような具合に徐々に発展させるのです。
アナルプレイにせっかちは厳禁です。
女性とアナルプレイをしたい時は、日頃の会話でウンコのことを話題にすることです。私はウンコなんて関係ありませんとか、貴女はウンコなんてしない尊い女性でございますとかの顔をしていたら駄目です。
「今日は長さ30cmの見事なウンコが出たから、パチンコ、勝てるかな」とか、「貴女は便秘体質ですか?」とかの会話をしておらねば。
私は馴染みのソープ嬢から「わたし、もう3日もウンコが出ていないの。困っちゃったわ」というような発言を何度でも聞いています。そういう会話、そういう間柄になっていないと、アナル遊びなんて楽しめません。
何の環境も整えずに願望だけ肥大させる馬鹿な男が多いから困ります。男性が女性に願うどんな願望も、男性が女性を見事イカせて、それから願望の成就がもたらされるのです。
Y.オーガズム
女性のオーガズムについて考えます。男性のオーガズムは極端な話、あって当たり前で、かつ、リズミカルにペニスの先をこするだけで容易に得られます。論じることは何もありません。
一方、女性のオーガズムは男性のそれと比べて実現が大変難しいです。難しいとは、イキやすい女性もおれば、イキの経験のない女性もたくさんいて、更に、イッたことのある女性でも、その日によって、相手の男性によって、イケないことがいくらでもあります。
このことをよく頭に入れてください。女性のイキは男性のイキのように単純明快なものではありません。どの女性も、男性のイキのような──今自分はイッているのだ──という明確で飛躍的で隔絶感ある快感が得られるとは限りません。
ぼんやりした快感で終始することもあります。だからといって、これがベストでないと思う必要はありません。
ものすごい快感状態が続くけれど、スコンと落ちる感じが得られない女性もいます。エッチしていて気持ちいいのだけれど、(イクってどういうことなの?)という想いがつきまといます。
従って、女性のはっきり変貌を見せるイキを目標とせずに、女性に快感があることだけを追求する考え方も大切です。
イキ、オーガズム、アクメ、絶頂、気をやる、こんな言葉で表される筋肉の律動・収縮現象や、そこまで至らなくても気持ちがよくなっていることは、大体『濡れ』の量と比例します。セックスの基本は、男女でするものも女同士でするものも、女性器を自立的に濡らさせることです。
陰裂が濡れておれば、一応セックスがうまく進んでいると判断して良いと思います。ただ、濡れておればいいわけではありません。女性がセックスに期待している時には初めから濡れていることがあります。
これは男性の力量とは無関係です。女性の内なる性欲です。それで、セックスが憧れていたように遂行されない時には、その濡れが退いていきます。
要するに、『濡れが増大する』ことが大切です。
女性が体のどこでイクかについては、次のように分類されます。
(1) クリイキ (2) 中イキ(バギナ←byペッティング) (3) 中イキ(バギナ←byペニスの運動) (4) 中イキ(アナル←byペニスの運動) (5) その他イキ(乳首などへの刺激によって)
このうち(5) はあんまりないことです。乳首や耳たぶをしゃぶられてイッてしまうほどに性感が拡大した女性ならば、どの男性から見ても素晴らしいセックスパートナーになり得ます。(一方、アナルを舐められただけで射精できる男性というのは、ある意味情けないとは思いますが…)
(2)〜(4)の中イキは若い女性、特に非経産婦にはなかなか難しいです。
男性も女性も、ペニスの抽送でアクメにまで至らない女性、「アンアン」の声を発しない女性を欠陥視する性風土、というか、ペニスの抽送でアクメまで至る女性や「アンアン」の声を発して顔面が歪む女性を大人の女として完成品視する傾向があります。
こういう風潮があることと、パートナーの男性の歓心を得たいがために、素人の女でも「イク」演技をするのが流行っているようです。確かに、日本の性交動画を見ていれば、アクメやよがりっぷりを装うのは簡単だと思うでしょう。
要するに、本やネットのハウツーセックス解説、そして、エロ小説で当たり前のように書いてある中イキ(バギナ←byペニスの運動)というものは、若い女性に限れば、そんなに誰でも味わえるものではありません。
女性が中イキ(バギナ←byペニスの運動)するには、
(1) それに適った体質であること(体の内奥で、関係する筋肉の明確で隔絶的な律動と収斂が得られるタイプ)
(2) 相手にピストンの持続力があること
(3) 相手に深い好意を持ち、リラックスして性交すること
──(普通はイヤでたまらない遅漏のロングピストンを歓迎的に受け入れる気持ちと肉体的資質がある)
これが条件です。
中イキ(バギナ←byペニスの運動)と比べれば、(1) のクリイキのほうはかなり達成しやすいです。
しかし、女性が独りエッチで(1) のクリトリスの刺激によるアクメを経験していても、心を許している男性に同様のクリイキ狙いの行為をされてアクメまで到達することは存外に難しいです。
その理由は、男性のやり方が下手(根気不足を含む)、女性が羞恥心などから心理的に対応しにくいこと、の2点です。従って、クリイキは、女性が独りエッチでは容易に得られても、男女の性行為ではなかなか実現できていません。
男と女のカップルが性愛の素晴らしさを味わいたいと考えるなら、まず男性の行為によって、女性がクリイキを男性の前で見せることが第一歩です(ローターのような小道具を使うものではダメですよ)。クリイキが難しければクリトリス快感に浸ることです。
そのためには、女性が自分ではできないクンニリングスのやり方を、男性は充分上達させ、これにより女性の不随意の快感反応を具現化したいです。
20代になっても、独りエッチはするけれどそれでクリイキを経験したことがない女性や、独りエッチをまともにしたことがない女性だっています。
その手の女性には、先ずクリトリスの刺激によるエクスタシーというものを男性は味わわせてあげる必要があります。
こういう、ごく当たり前の説明が、世の中のハウツーセックス物にあんまり出てきません。
私は全く笑止千万なことだと思っています。
バギナでの中イキが男の永遠のあこがれだから、そのことばっかり追求して、イキを知らずにもう一つ達成感が得られない女性、イク回数がごく僅かである欲求不満の女性に対する助け船がありません。
独りHでクリイキ無経験の女性は、男性がペッティングで気をやらせるのが難しいです。先ず濡れないでしょう。
クンニリングスによって──びっくりするほど濡れる→初めてのアクメ──これがうまく行けば、女性はある意味人生観が変わるぐらいの衝撃を受けることがあるし、その男性は、その女性から見て軽んじることのできない人になると思います。
処女を捧げた男性が初めての人なのではありません。これは、こじ開けられ感と異物挿入感を教えられたという段階です。初めてイキを堪能させた男性が初めての人なのです。心の占有度が違います。
ただ、5人に1人か10人に1人かぐらいの割合で、どうしてもクリイキができないという女性もいます。これは仕方のないことです。
男性は♂の原理としてとにかく精液を排出させねばならないです。イク(=射精する)ことができない男性は生物学的見地からは無意味的です。
このように明確なイキが必要な男性と違って、女性は、孕むことさえできれば生物学的に有意義な存在になり、イク必要がちっともありません。快感なき性交による妊娠も生物学的には全く差し支えありません。
要するに女性の場合、人により性感の深浅は様々で、アクメ未経験の女性は結構多いです。実話投稿は成功事例ばかり出てきますが、現実は違います。セックスで快感を感じることができればそれで良いのです。
次に、どのように行為して女性をイカせるか。(1) のクリイキは、クンニリングスをうまくやって、女性が一番感ずるやり方を見つけ、それでイカせるようにしたいです。ポイントは『とにかくクリ攻め』です。
イキが達成できたら連続イキ(何度もイキ)を目指し、イクまでの時間を短縮させて、女性の性感を拡大させましょう。マルチエクスタシーまで開発するのが望ましいですが、これは女性の体質にも左右されます。1回のイキで深いダメージを受けるようなときは無理をしないことです。
ここまできたら、(2) の中イキ(バギナ←byペッティング)にチャレンジしましょう。これは、クンニリングス(横かかり)をしながら、中指でバギナの上部(入口から2乃至3cmぐらいのところ)を探るように揉み、最終的にこの刺激でアクメらせる方法です。
これはクンニリングスしながらバギナの壁を刺激することがポイントですが、佳境に来た時、口を離して手のひらで陰核茎部の辺りを押し揉みすると更に効果が強まることもあります。
ここまで2人の親密度がアップし、女性の性感が開発されると、次は(3) 中イキ(バギナ←byペニスの運動)即ち本戯イキを目指します。
(3) にまで到達すれば2人は性行為による満足感が大きいですが、既に述べたように、女性がペニスのピストン運動でエクスタシーの頂点にまで至ることは、たとえば20代の非経産婦のような場合にはなかなか難しいことを理解して欲しいのです。
抽送でほんわかと快感が得られて、精神的満足があればよいと考えましょう。それだけ中イキ(バギナ←byペニスの運動)は女性の体質にかかるし、また、男性の抽送にそれなりの持続が必要なのです。
ペニスの感度が立派なことから射精の到来が速やかで、その結果抽送時間が短くなる男性が多いということもよく理解してほしいです。
やり方としては、クリトリス愛撫で(もう一度)イキそうになったところでドッキングという進め方が良いです。
ペニスの抽送中に、女性が自分でクリトリスを揉むとか、男性が手を伸ばしてクリトリスを揉むとかの動作がありますが、私は、そういうものは、中イキか豆イキかはっきりせい、と言いたくなります。
特に、男がピストン運動の最中に指を使うのはどうしても力が入りすぎます。女性からは不興の発言を聞くことが多いです。
男性は、女性が中イキしないとかよがり顔を見せないとかの場合に、不満の言葉を発してはならないと思います。
ペニスを抽送されたって、女性は、中イキどころか、単に異物が入り込んでいる違和感しかないということが現実にはあり得ます。嵌めた最初は気持ちいいけれど、ピストン運動が30往復80往復になるにつれて、疲労感・膣の違和感だけが拡大していく女性だって多い。
だから男性は、ファックが自分の快感のための行為でしかないこともあり得ると理解したいです。
簡単なクリイキにしても、男性に陰核茎部をまともに愛撫されたらすぐにずぶ濡れになってイッてしまう女性もおれば、湿り気が出ずに、なかなかイクことができない女性もいます。
クリイキできる女性でも、愛撫の所要時間が1分から50分の間に広く分布していると思ってください。
イクのに時間がかかる場合、男性が「意地でもイカせる!」という気持ちになって、無理しすぎるというのが怖いです。この無理はオーラルならそんなに問題ではないけれど、指使いの時には女性が困ることが多くなりますね。
女性のイキの反応は男性のそれよりも不随意的なものが激しくて、拝見できればこんな楽しいものはありません。アナル中イキなんて本当にすごいと思います。
女性の昂揚にはバルーン現象(膣が大きく膨らむ)というものもあります。ペニスか指を入れていないと男性には知覚できませんが、これも男性にとっては摩訶不思議な現象です。
膨らんでは縮み、ものすごい膣風を出す女性もいます。
男がイッて、女がクリイキのような比較的簡単なことを果たしておらず、その結果、ペニスの抽送でさほどの快感を得られず、異物挿入感と戦っているだけの事態に至るのなら、それはもう完全なるセックスとは言えないというのが私の考えです。
女性のイキの男性のイキとの大きな違いは、女性はマルチオーガズムが当たり前ということです。これについてはマルチオーガズム考を読んでください。
男性でも連続で射精できる人はいますが、数が少ないです。女性は大変数が多い。
最後に女性のオーガズム反応ですが、中イキとクリイキは見た目の反応が全然違うことを強調するセックス論者が多いです。中イキは、女性の目がどこかへ行ってしまうとか、ものの見事に痙攣するとか、すぐには歩けなくなるとか、説明するのです。
でも、それはイキ反応がたまたま顕著な女性のケースで、数は少ないです。あっさりイッて痙攣もしない女性が多いのです。
私はそこにあんまり目を向けるものではないと思います。イキ方が違えば反応も違うわけで、中イキを高位、クリイキを低位とするのは考えすぎだと思います。
というのは、クリイキを1回の対戦で何度もすれば、要するに、マルチオーガズムに浸れば、イキ反応は中イキした時と同じであると言えるからです。目がどこかへ行ってしまったり、震えが出たり、すぐには歩けなくなったりする女性がいます。
参考:驚嘆のアナルイキ
(千戸拾倍 著)