想い出の女

 僅か2回しか入浴していなくて、古い時期の対面だけれども、とても想い出深い女が2人いる。
 2人とも美貌の人気の嬢で、私は会うと一発で意気投合した。3回目の入浴がなかったから、私は遊興記を書かなかったが、あまりに入浴が愉快に進んで対面シーンが記憶から抜けず、いずれもしばらくしてから遊興記を書いた。
相原エリカ マスターズ 平成4年

 マスターズの売れっ子にエリカがいた。
 エリカはいつも雑誌に、にこやかな整った面長の顔で登場し、マスターズの前に出ていた店でも雑誌に載っていた。前の店の写真を見てから、エリカに会うまでにかなりの年数が経っているので、27歳は超えているに違いないと判断した。
 私は雑誌に美人顔を出している嬢を敬遠していた。大勢の客がその女を目当てに取っ替え引っ替えやってくると思うと、何となく気が進まなかった。
 それで、写真を見る限り、エリカはくりくりっとした眼の笑顔がにこやかでも、本性は取り澄ました冷たい女のような気がした。だから、マスターズの目立つ女は軒並み入っていたけれど、エリカには興味を抱いても会おうとはしなかった。
 マスターズのスタッフにエリカがどういう女か尋ねても、あまり肯定的な答が返らなかった。エリカのスタッフに対する態度が良くなかったのかもしれない。それに、当時私は、堀千秋いろんな初めて(1)を参照)や山口香いろんな初めて(2)を参照)などのふくよかな女に入っていたから、スタッフの連中は痩せて小柄なエリカが私の好みではないと思ったのか、積極的に勧めなかった。
 その後店の夏木ルイルイを参照)からエリカのことを聞いた。
「エリカさんは仕事ぶりはいいと思うけれど、自分の気に入らない客には大変冷たい態度を取るようだわ。だから、お客さんの評判は、とっても良いのとこきおろすのと、彼女の場合はもう極端なの」
 そう教えられて、私はエリカに俄然興味を持つようになった。客によってまるで対応が変わる女が、私を相手にした場合どう出るのか、私を好ましい男だと判定して愛想がいいのか、それを確かめたくなるのが私の癖だった。
 私はすぐにエリカに入浴した。
 写真からは中背の無口な、気の強い女を想像していたが、存外小柄で、冗談を言うと朗らかに反応を返し、快活に心安い応答をするから意外だった。写真よりも女っぽくて、愛想がいい。裸の姿は肩幅も狭く、それでもウエストは更に狭まり、腿に脂肪が乗って女らしい体型だ。少し浅黒い肌がよく張っている。
 エリカはマットプレイでカリ首を揉みこすりするのが徹底していて、なかなかねちっこい愛撫をした。だから、私のペニスは見事に漲り続けた。
 ベッドプレイでクンニしたいと言うと、エリカは嬉しそうな顔をして仰向けになった。脚をMの字に引きつけ、自ら両手で包皮を吊り上げて、クリトリスを剥き出した。
「おおーっ! サービス精神旺盛だね」
 私がそう言ってエリカの脚の間に入り、クリトリスを唇で摘もうとすると、妖しい嬌声を上げて陰阜を突き出した。
(こいつはとことん協力的だぜ)
 そう思いながら舌と唇を存分に働かせてクリトリスを転がすと、すぐに腰をふるわせて高い喘ぎ声を出すから、えーっ!と思った。
 エリカは、クンニリングスをしている間、最初から最後まで悩ましいほどに腰をうねらせた。腹筋に力を入れて、上体を持ち上げたり、私の肩や首筋に手を差しのべたりして、多彩な反応を見せた。面長の品のある顔が派手に崩れ、顎を突き出して喘いで、首を振り続けた。
 その仕草が、私の経験でも滅多にお目にかからないほど妖艶で奔放だ。相手した女の中で、エリカは最も乱れ方が顕著な数人の中に入った。
(千秋、山口香、仁科良、ルイと、この店は本当に湿潤性高感度娘が多いぜ。両脚をしっかり引いてヒィヒィ叫んでいる女は、面白いよなぁ! しかし、感度の良い女だぜ)
 僅かな時間の前戯でエリカは濡れそぼち、豪快に股を開いたまま唸り声を上げて気をやった。私はペッティングして指で陰裂の触感を確かめる暇もなかった。
 途中で、一体エリカの女性器がどういうふうに亢奮を表しているのだろうかと思って覗いてみた。
 すると、割れ目が見事なまでにパックリと開いて、湿った肉壁をベロリとさらけ出していた。その下端の窪みには濁り汁が溜まり、膣の入り口がギザギザになってイソギンチャクみたいにふわふわと蠢いていたから眼を瞠った。
 前にエロビデオでそんな反応をしている陰裂を見たことがあって、女が息んだり緩めたりしてわざとしているのだろうと思った。
 でも、エリカの濡れてピカピカの陰裂の下端で膣口がフガフガして、入り口のまわりの襞状のひらひらの肉片がそよそよして、アナルも微妙に動いているのを間近に見ると、そういうことは自然現象的にあり得るのだと判った。
 そんなに激しくよがる女を久し振りに見たから愉しくなり、エリカがアクメに達しても、更に両手で割れ目の上部を吊り上げ、クリトリスを剥き出して吸い続けた。
 するとエリカに止めようとする動きがない。
 普通、女は一度昇天するとくすぐったがるものだから、珍しいことだと思いながら、なされるがままの女のラビアをぐっと押し開け、クンニリングスを続けた。エリカの応じ方から、連続のエクスタシーを期待し、濃厚な女の匂いをむさぼるように一層激しく吸いついた。
 初対面の抱擁なのに、クンニリングスで乱れに乱れた後、私の抽送を受けると、顔を揺すり、髪を乱して喘いだ。快感に包まれるのを全身で表現し、途轍もなく深い悦びに浸っているように見えた。
 エリカの閨房の仕草と技巧は、客商売をしている女が男の歓心を得るべく無理にしているものではなく、全く本能の導くまま迸っているようだった。ひたすら快感を追い求めるかのような貪欲さに私は感動した。
 私は狂おしいまでに気持ちが昂まった。揺れる乳房とたおやかにうっすら丸い下腹と丸みの下に浮かぶ妊娠線を見ながら、勃起の強さを頼みに大腰を送った。
 その頃金津園はどの店でもコンドームを使うようになっていたが、エリカはコンドームを出さなかった。皮膜がないから、カリ首は膣の湿りと温かみと包み込みを感じ取って、力みかえった。亀頭から腰の中枢神経まで素晴らしい快感がわき起こり、ペニスを差し込んだというよりは、吸い込まれているという挿入感だ。
 クリトリスをペニスの根元でノックするようにストンストンと上から落とし、水平方向にズドンと入れて、膣内のよがり汁をエラで掻き出すようにゴポッと引き、無我夢中で抽送した。
 ペニスは粘液にまみれて、激しく射精した。エリカが両腿で私の腰を優しく挾んだ。
 ノックダウンして縮こまったものを洗いながら、エリカは「本当に頭に来る客が多いのよ」とぼやき、私の遊び方のスマートなことを盛んに褒めた。どうやら私はエリカに相当気に入られたようだ。
「貴方みたいに上手な人、初めてよ。私、愛撫をちゃんとしてくれる男の人に会えると本当に楽しくなるわ。でも、前戯をする男でも、あそこを手でばかりさわるのは本当に頭に来るのよ。貴方は上手にお口を使ってくれるからいいわ。私は頭に来る客にはうんと冷たいのだけれど、貴方みたいなタイプだと本当に燃えるのよ。でも、私って激しいでしょ。とても気持ちいいから、好きなの、セックスが!」
 私はエリカがサックを出さなかったことに驚いた。
「私はクリトリスを攻められてもインサートでも、両方とも気持ちが良いの。やっぱりあれは生でなくちゃ」
 エリカはコンドームをつけると、すぐに膣を痛める体質だった。
 私は、エリカの膣口の変形具合や妊娠線らしい肌の状況から、出産経験があるのではないかと想像したが、それについて訊きはしなかった。
「(エリカは)××さんには合わないかもしれませんね」と、判ったような口を利いていたマスターズのマネージャーの眼力のなさと生真面目さに舌打ちした。
 当然、私は翌月もう1度エリカに会い、エリカの昂揚ぶりを愉しんで更に感激を深めた。
 しかし、それからすぐにエリカが店をやめたから、私はがっかりした。
 店の夏木ルイから、事情を聞いた。
「エリカさんは2人の男の人の愛人になることで、ソープを上がったのよ。1人は60をかなり超えているお爺ちゃんで、もう1人は35歳ぐらいの人よ。2人ともお客さんだった人なの。お爺ちゃんには月60万円のお手当とマンションで、若いほうは月20万円の約束らしいわ。お爺ちゃんはもうセックスはできないのだけれど、その人に全身を舐めさせてあげると、とても喜んでくれるらしいの。いつまで続くか保証はないから、それぐらい貰わないと、割に合わないわねえ。でも、若いほうの20万は随分サービスだと思わない? その人、奥さんがいるのよー。これだけで勘弁してくれないかと指で金額を示して、頭を下げたんだって」
 私は、お金はともかくも、エリカが性的に満足できるのかと怪訝に思った。
 エリカに逢ったのは2度だけで、それから3年ぐらい経ったとき、別の店で、エリカの友人と友達だったという女に会って、何かの拍子でマスターズを話題にしてエリカの噂話になったことがあった。
 その女の話では、バブルがはじけ平成不況が続いて、エリカを愛人とした男達も、とうとう資金が続かなくなったようだ。縁が切れて飲み屋か何かで働いていたが、もう一度金津園に出てみようかという気持ちもあったらしい。
 エリカがもしソープで働いているのなら、私は是非再会したかったが、その頃は、金津園に自粛ムードが出て、女の写真が雑誌に載らなかった時期なので、再び会うことは不可能と思った。

 この作品は旧の良性記でも載せていたが、その頃『相原エリカ』の検索によるアクセスがよく入った。
 引退した嬢だから、恐らく彼女に入った客なのだろう。私の思い出話を読んでどう思ったのだろうか。

アリサ 恵里亜 平成12年

 恵里亜は私には懐かしい店だ。私の風俗遊びのホームグランドと言っても良い。
 私はその店に長年通って、梓、由美、ローザなどの多くの女の馴染み客になった。だから、私は店のスタッフにも大切に扱われていた。
 でも、私はもう恵里亜には半年以上行ってなかった。親しくしていた由美が別の店に移ったからだ。
 その由美が恵里亜のアリサを勧めた。月80本稼ぐ強烈な売れっ子ということで、気をそそられてアリサを予約した。平成12年7月のことだ。
 恵里亜には平成3年から11年まで丸9年間毎月欠かさず行っており、恵里亜に入るのは9ヶ月ぶりだから妙に懐かしい。接客担当のスタッフも私が現れたのを見て驚いた。
 平成11年10月まで恵里亜で遊んだけれど、その時はアリサはいなかった。たぶん平成12年に入ってから入店したのだろう。だから恵里亜の在籍期間はせいぜい7ヶ月ぐらいだ。素人ニューフェースでないことは知っていた。
 アリサはやや丸顔の女らしい顔をしていた。なかなか美形だ。ユニフォームは、濃紺のスカートにジャケットで、袖無しの上着の下は長袖の白いブラウスを着ていた。扇情的な仕立てではなく、センスの良い事務服のように見える。
 案内された部屋は随分広かった。大きな犬のぬいぐるみが置いてあり、持ち部屋の雰囲気だ。長年恵里亜に来ているけれど、その部屋には入った記憶がない。不思議なものだ。
 アリサは親には秘密の仕事で、雑誌に顔出しをしていない。不良じみたところはないけれど、もの静かで、あまり話しかけてこない。ただ私の問いかけにはしっかり応答した。
 尋ねると、24歳で、経歴は、高校卒業後にしばらく普通の仕事もしていたと言う。金津園では、いちごミルク、ティファニー、ルネッサンス、ルーブル、とたくさん店を回っていた。すべてゴムを使う店だ。
 途中身体を壊してヘルスに行ったこともあるけれど、奉仕だけの仕事が性に合わなくて、3日でやめて金津園に戻ったと説明した。
 それは、自分も男に愉しませて貰いたいということか、と聞いたら頷いた。性欲がわかる女のようだと思うと嬉しくなる。不感症の女はご免蒙りたい。
 ルーブルが一番長くて2年いた。ルーブルでアリサはいつも真面目に出勤しているのに、仲間は突然休むことが多かった。そのためアリサは公出が多くなった。月百本の働きが続き、とうとう身体を壊した。
 ソープランドが不景気になった今時、雑誌に顔出しをしないのに月百本を稼ぐというのはすごい。若くて美人で温かみを放散して素人っぽいとそこまで人気を呼ぶのかとつくづく思った。
 アリサは恵里亜で毎週月火を休みにしている。週2日しか休まない。大変よく働く。それで月百本の実力があるのだから、恵里亜はいい女が採用できた。
 私はアリサが艶グループの店の出身と思い違いをしていた。艶グループの店で働いたことがないなら、多分即尺はしないだろうと思うと少しがっかりした。指の爪を伸ばしているのも気になる。風俗嬢が爪を伸ばしているのはとにかく嫌いだ。
 どういうふうにプレイを進めるのかと見ていたら、ユニフォームから下着まで脱がせた。ジャケットもブラウスもボタンが多くて閉口した。ガーターからストッキングを外すこともした。毎度これをやらされたら、面倒でたまらない。
 アリサの身長は156ぐらいで、尻がとても丸く、太腿がポッテリしている。乳房が小さくてもセクシーな体型だ。
 部屋の明かりは薄暗かった。私は最高の明るさにするのが好きだから、明かりを強くさせようかと迷ったけれど、女が若くて初対面だから我慢した。
 裸になっても流し場に誘わないから、勢い私はアリサをそのまま寝させてクンニリングスにかかった。アリサは未洗浄のまま愛撫を受け入れた。見事に股を開き続けた。
 恥毛は太めで黒々しているけれど、それほど多毛ではない。特にアナルのまわりや会陰には毛が生えていない。陰裂は短くて、ラビアも張り出しが乏しいけれど、クリトリスは、包皮を押さえるとぴょっこり飛び出した。肌が色白ではなく、ラビアもかなり着色している。でも、部屋が暗いからそう見えたのかもしれない。
 クンニリングスをしていると、かすかに喘ぎ声が出た。ラブジュースも流れる。69の体勢にしたら、ためらわずにペニスを咥えた。可憐な女が、意外にも即クンニリングスに即フェラチオで応えた。まあ、対面してから時間が経っているからそんなに『即尺』の印象はない。
 また、アリサの股間に身を沈めて、気をやらせようとたっぷりクンニリングスをした。
 しかし、クリトリスを弄っても、身をよじったり、顕著な喘ぎ声を出したりするような鋭敏な反応がないから、イキそうな感じがしなかった。それで、Gスポットを刺激してやろうと思った。
 バギナに指を入れようとしたら、アリサは挿入を拒まなかった。クンニリングスをしながら指ピストンを併用すると、アリサの乱れ方が激しくなった。
 私は勇んで、それこそ手が疲れるまで動かし続けた。途中アリサを四つん這いの恰好にさせて指ピストンをした。
 バギナに指ピストンするのは必ずクンニリングスを併用してやっていたから、指ピストンだけをするのも女が四つん這い体勢での指ピストンも私には初めての猥褻行為だ。まるでエロビデオの男優のようだ。
 アリサはクリトリスを攻められるよりもバギナの中をこすられる方が気持ちいいと言った。普通は逆で、この手の女は20人に1人ぐらいだ。指ピストンに完璧に陶酔の様子で、愛液も潤沢に流した。
 アリサが俯せになり、足を大の字に開いているのを、人差し指と中指の2本でバギナの中のよがり汁を掻き出すように動かすと、よがり声がいい。うっとりとした横顔も良い。無防備に両足を広げ、こんもり丸い尻たぶの間にアナルとバギナをさらしているのが、素晴らしいエロチシズムだ。
 また、仰向けにして、指ピストンをしながら乳首を唇で弄うと、呼気が深い。アリサの呼気はかぐわしい香りだ。口許に鼻を寄せて呼気を嗅いでも、全く嫌がらない。うっとりして喘いで、私の顔に息をかけている。セクシーな女だ。
 とても素晴らしい反応が続いたけれど、エクスタシーの頂点に達する気配がなかった。
 アリサはアナルへの指入れも許した。しかし、嫌なのを我慢しているようだから、ほどほどにした。
 私は「嵌めたいなあ」と声をかけた。多分サックを取り出さないだろうと思っていたら、アリサはサックを取り出した。純生合体を頼んだら、断られた。
 絶対に許して貰えると想像していたので、サックを被せたら勃起がすーっと引いてしまった。しょうがないので、私はまたクンニリングスを始めた。
 再度のしゃぶりつきをアリサは歓迎するように受け入れた。なされるがままという雰囲気だ。
 結局クンニリングスの時間がかなり長くなったけれど、私のイカせてやりたいという強い意欲にもかかわらず、アリサはアクメの頂点には至らなかった。
 それでもずっしりと快感があったようで、私が「風呂に入ろうか」と声をかけてもボーっとして身動きしなかった。
 舐めっぱなしで、途中からは指も入れっぱなしの即ベッドが終わったときは、既に1時間が経過していた。私はキスをしてからアリサを抱き起こした。
 虚脱したような茫然とした様子がたまらない。
 私が先に風呂に入ると、アリサはシャワーを使おうとした。
「シャワーなんか浴びずに、風呂に入れよ。おまんφは風呂の中で洗えばいいぜ」
 そう声をかけたら素直に従った。
「僕がおまんφを洗ってやる」と言うと、アリサは股ぐらを私に任せた。
 指を入れ込んで洗ってやったら、気持ちよさそうにスーハー喘いでいる。やりだしたらきりがないので、「洗うだけにしておこう」と言ってやめた。
 身体を拭って、落ち着いてから、「純生はどうしてもダメか?」と聞くと、「ピルを飲んでいないから、外出ししてくれるならいい」と答えた。ルーブルで身体を悪くしてからピルの服用はやめたそうだ。
 即ベッドと即尺をしたわけを聞いた。
 ルーブルでは総額7万円のコースがあって、そのコースであれば、アリサは即尺も即ベッドもしたから、そういうサービスをすることが嫌ではない、と言ってにっこりした。
 7万円のコースでは生嵌めで中出しをさせていた。体調を崩してからはピルをやめたので、恵里亜に移ってからも、その時の客が来るとゴムを使わないけれど、当然外出しで我慢して貰っているということだ。
 生嵌めがオーケーになったから喜んで2度目のベッドプレイをした。でも、私のペニスはどうも調子が悪かった。合体してもまるで抽送が続けられなかった。アリサがとても魅力的なだけに不如意が不思議でならない。
 アリサは24歳でも幼い感じがするので、子供みたいで、性的意欲の障害になるようだ。少し生意気で対等なものの言い方をする女の方が、征服欲をかき立てられる。交歓プレイぶりにしても、受け身に徹して攻撃的なところがまるでないのが、もう一つもの足りない。
 結局69で口内射精をした。
 アリサのフェラチオは、これでイカせてやる!という気合いが充分で、唇の圧迫と往復の速度が良かった。だから私は口の中に放ちたくなった。
 アリサは、射精してからも残り汁を吸い取ってくれて、サービス精神に溢れていた。
 控え室に入らずに個室待機にしている理由を聞いた。
 アリサは、最初は皆と一緒に過ごしていたけれど、控え室では携帯電話が通らず、親に勤めを疑われた。それで、店長に頼んで個室待機にしたそうだ。でも、客がつかないときは退屈でたまらない、本当は皆と一緒にいたい、暇なときはどうしてもフロントでうろうろしているから店長ににらまれている、と言った。
 アリサは1日貸し切りにする上得意がいて、2人で店の外に出たりしている。1日貸し切りは7本分の料金で、26万円も使ってもセックスをしないこともあるそうだ。
 アリサは何を聞いてもまともに答えてくれる。私は気に入られたようだ。デジカメを持っていけば、多分撮影を許すだろうと思った。

 翌月、デジカメを持参してアリサに会った。
 服を脱いだところで、アリサにいくつの歳でソープに来たのかと尋ねたら、19と答えた。平成7年からか?と確認すると頷いた。途中でやめていたときもあるから、在籍は正味4年半と説明した。
 先月会ったときは、アリサは快感に痺れていても気をやらなかった。それが残念なので、今日こそイカせたいけれど、考えてみればアリサは前日まで生理休暇だ。
 生理あけだから、私が熱烈に愛撫しても気をやりにくいだろうと思って聞くと、アリサはにっこりと頷いた。
 更に、今は体調が悪い、と訴えた。性器に炎症ができて、先週婦人科に行ったのだ。何とかイカせたいと思うのに、タイミングが悪すぎた。
 前回、8月5日の土曜日は1日貸し切りの客がついていると聞いていた。それで、仕方なく8月4日の今日を予約したのだけれど、生理あけの今日ではなく6日の日曜日に予約を入れれば良かった、とぼやくと、アリサは6日も貸し切りの客がついていると言った。
 2日殆ど連続して貸し切りの客がつくとは、全く男殺しの、大層人気のある女だ。6日の客は、ルーブルではせいぜいトリプルの入浴しかしなかったのに、貸し切りの予約を入れたから、アリサは驚いた。無理しなくてもいいのじゃないの、という趣旨のメールを入れたそうだ。
 そんな雑談をしていたら、アリサが、スタッフのSが店を辞めることになったと言った。店長といさかいをして「じゃあ、私はいらないということですね」と啖呵を切ったのだ。
 Sは店長から店の運営を任されていたのに、マネージャーの格付けをされていなかった。それも不満だったに違いない。名古屋で働くことにしたようだ。
 アリサは、Sが店の女を大切に扱うから好感を抱いていた。だから、Sが辞めるのは面白くない。店長のSへの仕打ちだけでなく、女への冷たい態度にも怒っていた。
 アリサが動作も思うままにならないほど体調を崩したのは、先週の水曜日7月26日のことだ。
 店長は、「点滴を打てばすぐに治るよ」と言って、アリサを金津園の近くにある伏見医院に行かせた。伏見医院では、「炎症が大変進んで、重大故障だ」と診断し、しばらく仕事を休むように、と言われた。
 それが木曜日で、アリサは、翌週つまり今週の月曜日から木曜日までが生理休暇にしてあったから、金曜日から日曜日まで休めば、丁度1週間身体を休めることができる。そう考えた。
 点滴を打たずに店に戻ったら、店長に「なんだ、早かったな」と言われた。重病を訴え、土曜と日曜の休みを頼んだら、「金曜日の1日休めばいいだろう」と言って、認めてもらえなかった。
 アリサは、店長が女の身体の故障を気にも止めない冷酷な男だ、といやになった。Sなら「それは大変だ。お前、やすめ!」と命じる。だから、Sがいなくなるのがとても残念だ。
 私は前回7月23日にアリサに会ったとき、激しい指ピストンをした。アリサが全身虚脱状態になった日のちょっと前だから、厳しいペッティングが嫌でなかったか?と聞いたら、「痛くないから、いい」と言った。
「いつも客にいじらせてるのか?」と尋ねると、あまりさわらせていないようだ。
 アリサの、8月と9月の出勤予定表には月初めに生理休暇が組み込んであった。激しい炎症を起こしたり、以前も一時期ソープから上がるほど体調を崩したりしたことがあるほど、女性器が強くないのに、ピルも飲まずに生理休暇がきちんと予定できるのか、と怪訝に思った。
 それを質問すると、アリサは「生理は、どういうわけかきちんと予定通り来るの」と答えた。
 アリサとした雑談は大変興味深いものだけれど、商売上の諸問題の話は性欲を高めてはくれない。ほどほどのところでベッドプレイをすることにした。
 また、シャワーを使わずに即ベッドをした。誰にでもしているのかと聞いたら、選別はしているようだ。
 生理あけで、病み上がりでは、かなり意欲が殺がれるけれど、おまんφを眺めて亢奮することにした。初会では部屋は薄暗いままだったけれど、今日は最強の照明だ。足をMの字に構えると陰部がもろ見えになった。
 大陰唇の毛が短くなっていた。前回、土手の毛を処理した方が良い、と私が言ったので、アリサは毛をカットしたようだ。
 ラビアを開くとマン滓がついていたからおかしい。私が入浴するまで2人の客を取っているから、少なくとも洗い上手ではない。
 クンニリングスをすると気のせいか先月よりもアリサの喘ぎが濃厚のような気がした。明瞭な呼気の音に聞き惚れながらクリトリスを弄い続けた。
 たっぷり舐めて、吸って、こすったところで、バギナに指を入れた。動かすとすぐにアリサがよがり声を上げた。前回よりも声が高いようだ。
 アリサは明瞭なアクメには至らなかったけれど、殆ど最高潮の様子に見えた。病み上がりだから、前戯はほどほどにしてインサートしたいけれど、ペニスの勃起が今一つだ。
 指ピストンしながらキスをした。キスをするとペニスが硬くなるはずなのに、今日は充血してくれない。濃厚なディープキスをしているのに、反応を返さないのが不思議だ。
 69をしても、堅さが充分にならない。でも、前回よりはましな状態なので、無理やり嵌め込んだ。僅かな抽送で気をやりそうになった。私は不完全な勃起の場合いつもそうなる。
 射精はクリトリスに放った。精液はとても少量だった。
 ベッドの横にテレビが置いてあった。デジカメを取り出して、ビデオ入力端子につないだ。10枚ぐらいの猥褻画像をアリサに見せると大層驚いた。
 アリサも風俗嬢の大多数と同様に、ペニスはいやというほど見ているけれど、他人のおまんφは見たことがない。
 一番反応したのは、アナルセックスと排尿の接写だ。
「おしっこがそんな下の方から出るの? わたし、もっと上のほうから出ると思っていた」
 アリサが言うので、股を開かせて尿道口の位置を指で示し、「君もこんなに下のほうだろう?」と教えた。
 アリサは怪訝な顔をしていた。
「じゃあ、君のおまんφをカメラで撮って、このテレビで見せてあげる」
 そう声をかけると、少しためらったけれど、すぐ承諾した。
 割れ目を開き、内側がよくわかるように接写モードで撮った。その画像をテレビに映したら、アリサは、尿道口の位置がクリトリスからだいぶ離れて、膣口のすぐ上にあることを納得した。
尿道口の確認
 ラビアが小さいのも、陰核茎部が短いのも、尿道口と膣の間が盛り上がっているのも、膣口の下で肉が三角錐の形で突き出ているのも、大陰唇の毛が処理してあるのもよくわかる。
 アリサはテレビを見ながら炎症の痕を気にしていたけれど、全体に淡い色ではないので、私は判別しにくかった。
 それにしても、アリサが性器の写真を撮らせたのは嬉しい。前回アリサの大らかな性格と私へのうち解け具合から写真撮影をさせてくれるのではないかと思ったけれど、予想した通りだ。
 前回と同様、風呂に入ってアリサの性器を洗ってやった。
 風呂から出ると、まだ時間が20分ぐらい残っていたので雑談をした。
 アリサがなかなか雰囲気の良い応対をして、私は寛いだ気分だから、恵里亜で昔熱中して通った女の想い出を語った。惚れ込んで通っていた梓のことを持ち出し、梓が昔迎賓閣でキャロルという名で出ていたときからの長い付き合いだと話した。
 すると、アリサが言うことに私は驚いた。アリサはROにいたことがあり、その時にマルシアというベテラン嬢から迎賓閣のキャロルのことを聞いていた。
 当時のROの店長とマルシアは昔迎賓閣で働いていたことがあり、マルシアは迎賓閣でキャロルと仲が良かった。そんなことから、キャロルの名を聞いたことがあるのだ。
 私が想い出話をしなくても、迎賓閣のキャロルが、恵里亜で梓の名で働いたことまで、アリサが知っていたのかどうかは確かめ忘れた。
 マルシアという女は35歳前後か?と聞くと頷いた。
 梓がキャロルの源氏名で働いたのは平成元年ぐらいまでだから、平成12年になって、25歳の若い女から、懐かしいキャロルの名を聞くとは思わなかった。
 それにしてもアリサは不思議な魅力がある。眼を瞠る超別嬪かというとそうでもない。男がうなるような肉体美かというとそうでもない。とてつもない魅惑の話術かというとそうでもない。淫乱なよがり方をするかというとそうでもない。ロリータ風の可憐さがあるでもなく、男を痺れさせる妖艶さがあるのでもない。
 でも、全てにわたって魅力に満ちている。「優しい女」というのがアリサを形容するのに一番ふさわしい。特に、微笑んだ顔が素晴らしい。頬がふっくらとし、両眼が三日月の形になる。そして、語り口が女らしい。
 この手の女に一番惚れ込むのは、気弱なタイプの男なのかもしれない。
 私は攻撃的なラブプレイ、若しくは、情熱的な抱擁をする女が好きだから、本来はのめり込むことはないと思うけれど、何故か惹かれる。
 2度会って、いずれもペニスがしっかり勃起しないのが不思議でならない。
「僕のように変な小父さんには会ったことがないだろう?」と言ったら、「ううん、普通よ」と返した。
「だって、僕はシャワーも浴びていないおまんφをたっぷり舐めるし、デジカメに猥褻な写真を入れているし、とっても変な人間じゃあないの?」と聞くと、「普通よ。変な人は沢山いて、本当に変なの」とアリサが言った。

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(千戸拾倍 著)
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