18歳未満の方は入場をご遠慮下さい。

写真で随想 M

 京都方面は次のように観光している。年月が赤字のものは観光バスを利用し、◎印は孫を連れて行った。
平成26年04月03日 宇治平等院、醍醐寺
平成26年07月24日 貴船神社、下鴨神社
平成26年10月16日 延暦寺、日吉大社、慈眼堂、石山寺
平成26年11月05日 等持院、龍安寺、仁和寺、桂春院、大心院、妙心寺、退蔵院、二条城
平成26年11月28日 銀閣寺、法然院、光雲寺、永観堂、南禅寺、無鄰菴
平成27年04月22日 八坂神社、円山公園、知恩院、長楽寺、大谷祖廟、青蓮院、智積院、養源院、三十三間堂
平成27年11月22日◎神護寺、西明寺、高山寺、直指庵、大覚寺
平成27年11月27日 実相院、蓮華寺、曼殊院門跡、圓光寺、詩仙堂、圓通寺
平成28年04月09日◎平安神宮、京都御所、京都府立植物園、上賀茂神社
平成28年04月22日 園城寺、西明寺
平成28年05月19日 化野念仏寺、檀林寺、祇王寺、清涼寺、地蔵院(竹の寺)、鈴虫寺、苔寺、松尾大社
平成28年11月18日 今熊野観音寺、来迎院、泉涌寺、東福寺、霊雲院、勧修寺
平成29年03月28日◎大徳寺(龍源院、高桐院、大仙院)、平野神社、北野天満宮、千本釈迦堂、本法寺、妙顯寺、相国寺
平成29年05月31日 清水寺、高台寺、圓徳院、建仁寺(霊源院、両足院)、東寺
平成29年11月24日 一休寺、落柿舎、二尊院、常寂光寺、大河内山荘、天龍寺、宝厳院
 これだけ京都を回って、残っているのは、鷹峯方面、広隆寺、伏見稲荷、城南宮、桂離宮、修学院離宮ぐらいになった。
 しかし、春の行楽でまともに桜を鑑賞したのは平成26年の醍醐寺だけであり、平成27年の春は桜の最盛期を過ぎていた。平成28年の春は桜を見尽くした感がなかった。また平成29年の春は開花がまだで行くのが早すぎた。
 平成30年春は京都の桜の名所に桜が咲き誇る時期に行こうと考えた。

 近鉄京都駅→近鉄丹波橋駅/京阪丹波橋駅→八幡市駅→(ケーブル)→男山山上駅→石清水八幡宮
 →八幡市駅→出町柳駅→(バス)→銀閣寺道→白沙村荘橋本関雪記念館→銀閣寺→哲学の道→真如堂
 →金戒光明寺→(タクシー)→金地院→天授庵→最勝院→南禅寺水路閣→疎水→蹴上インクライン
 →地下鉄蹴上駅→京都駅
 3月30日に孫娘2人を連れて行き、かなり歩かせたが、歩行力はとうとう孫に負かされたように思った。
 お寺などの拝観料は小学生は無料のところと大人の半額のところがある。無料にしているところもあるのだから、有料だと腹が立つ。小学生有料はお寺の性格に合わない。
男山ケーブルの八幡市駅発車の前景
男山山頂からの展望
 京阪鉄道・八幡市駅到着の直前に淀川と木津川の鉄橋を相次いで渡る。歴史の本で合戦に関わり合いのあるところとしてよく見る地域だ。この2つの川面は名古屋在住の私が滅多に見ることのない景色であり、心が洗われる。
 男山展望台から2つの川と鉄道の交差を見ると、昔の水運を想像する。桜の景色はこの写真よりも実物のほうが何倍も素敵だ。
石清水八幡宮/御本社
石清水八幡宮/エジソン記念碑
 石清水八幡宮から京阪鉄道の八幡市駅まで歩いて下りたが、かなりの数の年配の方がケーブルカーを使わずに歩いて参詣されるので驚いた。自分の脚力の低下がイヤになる。
 でも、観光効率を考えたら、ケーブルカーを使いたい。
 石清水八幡宮の桜はさすがのものだ。
白沙村荘橋本関雪記念館
 立派な庭園だ。
銀閣寺/観音殿と錦鏡池
 銀閣寺は2年半前の秋に訪れたが、春の景色も是非見たかった。特に春のこの時期の苔の状態を確認したかった。
銀閣寺/銀沙灘
銀閣寺/東求堂
銀閣寺/遠景
銀閣寺/庭の苔
 3月末でも苔は思っていた以上にしっかりしていた。
哲学の道
 前回哲学の道に来たのは秋なのでこうまで桜がびっしりだとは気づかなかった。
 まあ桜が見事なこと。人出もすごかった。
白川光景
 哲学の道を銀閣寺横から南下して、左に安楽寺への分岐が案内されたところで右手(西)に向かった。
 白川に出たところでシャッターを切った。ここから真如堂まで存外に距離があった。白川の西が結構高台になっていて意外だった。
真如堂/本堂
 真如堂で画像検索すると紅葉の写真が圧倒的に多く現れて、桜の光景の写真があまり現れない。しかし、春の景色もなかなか良いと思う。
 大涅槃図をじっくり見られて良かった。
真如堂/随縁の庭
 真如堂の画像検索で庭の写真もなかなか現れない。庭の写真が出てこないのは作庭が近年だからだろう。
真如堂/涅槃の庭
 大文字山を借景にした庭はなかなか結構だ。真如堂の紹介が紅葉風景ばかりで庭を出さないのは間違っていると思う。
真如堂/門前
 紅葉の景色も是非見に行きたい。
金戒光明寺
 金戒光明寺は見物人の少ない桜の名所だ。おすすめ。
金地院(南禅寺の塔頭)/明智門
 南禅寺は平成26年11月に観光したが、金地院を見るつもりで見つからずに通り過ぎてしまった。天授庵も見てなかった。
 だから今回行こうと思って、金戒光明寺からタクシーで金地院に向かった。千円かからなかったから意外だった。
 南禅寺について想うこと。
 どうしても、南禅寺を観光するに当たって他の名所(例えば、金閣寺、青蓮院門跡など)と同じように考えてしまうが、実は南禅寺は見所が数倍あると言って過言ではない。
 勅使門、三門、法堂、本坊、方丈(+庭園)、南禅院、水路閣、金地院、天授庵、最勝院高徳庵、疎水散策と、とにかく必見箇所が多くて、かなり広い。
 だから南禅寺は半日かけて巡るぐらいの意識が必要だと想う。まあ、この全部を見れば拝観料はなかなかでかい。
金地院/庭
 苔が素晴らしいし、鶴亀の庭園も見事だ。
天授庵(南禅寺の塔頭)
 天授庵はどうも秋に来たほうが良さそうな感じだ。カメラが電池切れで思うように写真を撮れなかった。
 ここを出た後は疎水沿いに蹴上インクラインに向かった。テレビでよく見た景色だった。桜の景色が素晴らしくて、観光客が予想以上に多かった。

 いつも思うが観光効率の心が先に立ち、早く歩みすぎだ。じっくり見るべきだったと後で思う。まあ、かなり歩いたからバテた。翌日は筋肉痛だ。
我が家の庭で三月に咲いた花 6点
ベルゲニア(ヒマラヤユキノシタ)
 ベルゲニアは花がまことに可憐だ。岩の間で咲けば風情がこの上もない。
ボケの花 紅白
 紅白の花だから風情たっぷりだ。
ヤマブキ
 ヤマブキの花には一昨年まで全く無関心だったが、庭いじりをしておれば眼も向くようになる。
 右のシャクナゲはまだ蕾だ。
ヒイラギ
 このヒイラギは今年の1月に買って植えた。
 ヒイラギ 花で画像検索すると、赤っぽい葉で花をつけているヒイラギの画像が殆ど見当たらない。不思議でならなかった。
 だから、このヒイラギが日本種なのか東南アジア系なのか西洋系なのかも見当がつけられなかった。
 今回本稿をまとめる際に再度ヒイラギ 葉が赤いで検索して、ヒイラギナンテンのようだとわかった。
チューリップ
 オランダ土産のチューリップをプレゼントされて、去年の晩秋に植え付けた。
 チューリップはいわゆる“食わず嫌い”で、ずーっと無縁だったが(チューリップの鉢植えを玄関前に並べているのを見ると──通俗だなぁ──と認定していた!)、花を初めて見て花持の良さに驚き、考えを改めた。
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(千戸拾倍 著)