(1) ソープ嬢はホストに金を遣っている女が多い。
──極めて単純な発想です。確かにホストの客の多くが風俗嬢です。しかし、風俗嬢はソープ嬢以外にも沢山います。その中でソープ嬢の占める割合はそんなに高くはありません。
月に15日以上店に出て、フルに客がつく嬢なら、ホストクラブなんて行ってられないですよ。くたくたです。
従って、ホストクラブの客の主力はソープ嬢であり、ソープ嬢はホストに金を遣っているのがとても多い、と認定するのは間違っています。多少いる程度です。
そもそも女性は基本的に金銭感覚が男性よりシビアです。それに、女性は男性よりもブランド品や服飾・美容にお金をかけたい傾向にあることを忘れています。
AV女優とソープ嬢は特にこの傾向が強いです。他の風俗よりも目的意識があることが多いです。
補足:ソープ嬢の中で──男ってチョロいし、くだらない──と思う女の割合は存外高いと思います。
ホストにお金を使おうと思う嬢は少ないでしょう。
(2) ソープ嬢は楽して大金が稼げて気持ち良いことがいつもできる。
──基本認識が根底から間違っています。ソープ嬢の仕事は激務です。1日に5人〜6人の客についた時のソープ嬢の疲労と気疲れについて真面目に考察してください。
楽してとは、顔で勝負というだけの嬢とお喋りするのが無上の娯楽で、数分の合体でセックスを終えている男が言いたがるのでは。
客とのセックスでソープ嬢が気持ち良くなることは滅多にありません。そこまで盛り上がれる客はかなり少ないです。
ソープ嬢は気持ちいいふりをすることがサービスです。こうすればすんなりと複数回の射精が導けるし、射精の爆発度も高くなります。ソープ嬢は膣でもって客に素敵な射精をさせるのが仕事です。
(3) ソープ嬢は借金を抱えて業界入りした女が多い。
──近頃は贅沢をしたくて性風俗の世界にやってきた女性が増えています。素人の時に既に身の回りに同性の風俗経験者がいて、ソープの仕事にそんなに拒絶感を覚えなかったという嬢は多いです。
短大を出て普通に就職すれば、月給は20万円に満たないです。何か自分でやりたいことがあって、資金を貯めるつもりでソープに飛び込んだ目的意識のある人も中にはいます。
(4) ソープ嬢と雖もつきあう男性がいない時には客に対してその手の関係を望む気持ちがあり得る。
──大変勝手の良い想像です。
人は自分のことを棚に上げて他人のことを審査する動物です。客は、自分が買春するまでに純真さを喪失していることが、女性から関心を寄せられるためにはネックになることを忘れているし、ソープ嬢は深層心理において、自分が春を売っていることを棚に上げて、女を買う男を軽蔑しています。
(5) ソープ嬢はエッチが好きな女が業界入りする傾向があるからイキやすい。
──イカせるほど上手にエッチを進行する客が極めて少ない事実を忘れています。女はペニスの前後運動でなかなかイカないという事実も理解していません。
客のフィンガーペッティングなんかでイカされたくないという気持ちもわかっていません。
フェイクする嬢がいるから、『女』をわかっていない男が都合良く考えています。
(6) 嬢は客にイカされるのは迷惑/恥だと思っているから、客がイカせることを考えるべきではない。
──上手にエッチを進行させればソープ嬢もイキまくります。
ソープ嬢もたまにはイキたいです。たとえイカされなくたって、気持ちの良い愛撫でもって濡れて、ペニスピストンでバギナに負荷を感じないようになりたいのです。
(7) ソープ嬢にたっぷりエロい言葉をかけたりエロい行為をしたりすると顰蹙を買うだけだ。
──ソープ嬢は、客にエロさがなくてあきれていることが多いです。やってちょうだい、の客や、乳首執念攻めの客ばかりであきれています。
(8) ソープ嬢を愛撫するのは、乳房の愛撫から始めるのが良い。
──先入観です。若しくは、マンコを愛撫することを恥ずかしい行為だと思いすぎです。
(9) ソープ嬢を愛撫しようとすると嫌われる。
──女遊びも女との交際もやめなされ。そう思うのは、愛撫のやり方がまるでなってない男ばかりです。
(10) ソープ嬢にはプレゼントをすべきである。
──そんなことをしなくても歓待される客はいくらでもいます。本指名をかけることが一番大切です。
月1回本指名をかけても歓待されていないなら、相当魅力に欠ける男性だということです。それをプレゼントでカバーしようとするのは、かなり馬鹿げています。ソープ遊びをやめるか、男の魅力を磨き上げるかどちらかです。
そもそも客から高額なプレゼントをもらって嬉しがるような嬢に通っているのなら、女を見る目ができていません。