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ソープ嬢の客についての判定
ある程度ソープ稼業になれて、稼ぎたい意識が旺盛な嬢は、秀でた美貌と若さでP指名がしっかり入る状況にない限り、初めての客については、どういう男なのかをきちんと見定めるようになります。
初対面の遊興が終われば、無意識的にでも次のA〜Cの三つのグループのどれかに当てはめていることでしょう。
客A
(1) この客は私にぞっこんだよ。完全に痺れていた。多分来月も来てくれるだろう。
(2) この客は店の××子に月に何度も入っていて、遊興パワーがある。私はそのつもりで応対し、この人も私を気に入ったようだから、来月に裏を返してくれるかもしれないな。
(3) この客は間違いなく月に何度もソープで遊んでいる。うちの店にはそんなに入っていないようだけれど、私を気に入ったみたいだから、裏が返るかもしれないな。
客B
(1) この客は私を気に入ったようだから、裏を返す脈はあるけれど、1、2ヶ月に必ず一度は遊んでいるかどうかわからないから、返ってくるかどうか何とも言えないな。
(2) この客はそこそこソープに来ているようだけれど、二度会いたくなるほど気に入ってくれたかどうかわからないから、裏が返るかどうかはヒフティヒフティというところかな。
客C
(1) この客は私を気に入らなかったと思う。多分返らないだろう。
(2) この客は一年に何回もソープに来ることはしていないようだ。多分返らないだろう。
(3) この客は特定の女に惚れて通いつめるような遊び方をしていない。だから返らないだろう。
(4) こんな男、すかん。返らなくてもいい。返ってくるな、クソバカ!
割合としては、10人客を取れば、うまくいったときでも、客A:1〜2人、客B:2〜3人、客C:5〜7人ぐらいの分布かと思います。
顔出し美人の場合、10人初対面の客についてもそのすべてが客Cになってしまうこともあるでしょう。
遊興頻度が低い男に限って、非顔出し嬢と遊ぶことが少ないし、そもそも顔出し美人を狙う客は次から次へとそのような女を追い求めるものです。
で、ソープ嬢が判断した期待度は、自分の願望も加わるから結局高めで、現実は、客Aの7〜5割、客Bの2割程度が3ヶ月以内に裏が返ってくるぐらいです。手応えを感じても、裏が返ることは意外に少ないようです。
確かに毎月ソープに行く人はかなり少ないし、よく行く人でも、たった一度会っただけでその女がわかったように思い、裏を返すことをせずに、女との深い関係を築くことのできない未熟な人、単なるピストンマシーンが多いですからねえ。
自分の、女に惚れ込みやすい純情さを恐れて、女との深い関係を築くことを初めから拒絶する遊び方をする人、こういうのは別にかまわないし、自分の純真さが恐い人って微笑ましいです。
でも、その手の人はそんなにはおらず、やはり、(一度の遊興で)その女がわかった→次行こう……という単なる射精人が多いと思います。この程度じゃダメ!→次行こう……という考えの、女に満足できなかった高邁理想人・自分のことは棚上げ男も含めてね。
ソープ嬢も真面目なタイプは、新人の頃、対人折衝を一生懸命にやっています。でも、裏が返ることの少なさに、初会の客に対しては次第に気持ちが入らなくなっていきます。
確かに、初対面の客に精一杯やっていたら、疲れてしまいます。ペニスのいらい方はうまくなっても、気の入り方が落ちてきます。
本指名となると、少し違ってきます。人見知りの傾向のある女ですと、初会とかなり違ってきます。
顔出しの美人で、P指名の客がわんさかくるなら、本指名の喜びはそれほど大きなものではないけれど、そうでなければ、本指名が入るのは、女心としてちょっぴり嬉しいし、指名本数が計算できるようになるのがありがたいです。
前月の本指名実績によって翌月の手取りの単価が上下するならなおのことです。
顔出ししていない女や、顔出ししていても、並の顔や見た目年齢が30歳以上の女や膨満的体型の女は、相手した客が返るか返らないかのスリルが楽しめます。日常の一喜一憂が人生のささやかな感動です。
ただ、いくら指名で来てくれても、イヤな客はイヤです。態度の悪い客であれば、気に入られないように努力するけれど、一見態度のよい客が困ります。『勘違い客』に変貌する人ですね。(金銭を対価とする応対を個人的感情の入りすぎたものにして、相手にもそれを強引に望む人のことです)
でも、『勘違い客』は初会または2度目の対面で大体本性を現すから、指名獲得に熱心なあまり妙な妥協をしない限り、要するに仕事になれた女やおとなの女は、『勘違い客』を見抜き、それなりに手厳しい対応をします。
このあたりで見抜けずに、甘い対応をしてしまったりとか、『勘違い客』の本性をなかなか現さなかった客に食いつかれた場合には、10回、50回と対面を重ねてから大変な苦労を背負い込むことになります。
客A〜Cの分類は、客が女をどう見ているか、そして、今後どう行動するかを、女が判断するものです。
たとえば20代の客は、腕時計とか衣服が目を見張るものでない限り、必ず客Cにランクされます。
で、私は、初対面の女から見れば、年齢からしても、必ず客Aに張りつけられると思います。
過去の初対面を思い出せば、私は女の長所をしっかり褒め、仕事の上で欠点があれば、(相手が素直に受け取りそうな場合には)アドバイスもしたりして、関心を持っていることを相手にわからせます。
それで、この仕事の大変なことに共感を示すから、女が必ずその気になっていました。初めて入った店でもそうなりました。
私は客Aにランクされるように会話を持っていっているからです。自分に関心を持たせるためには、自分が相手に大いに関心を覚えた姿勢を先に示す必要があり、私はいつもそれを実践しています。
私が初対面の女に裏を返さない率はそれなりに高いから、な〜んだと思った女も多いと思います。
客Aにランクされる秘訣は何か。簡単です。
(1) 遊びなれた男だと思わせる。現実に遊びなれているのだから、これは簡単。でも、その事実を自慢げでなく、それとなく上手に伝える会話のテクニックが伴っている。これが特長。
(2) よくソープに来ていることを察知させる。現実にそうだからこれも簡単。これも、それとなく上手に伝える会話のテクニックが伴っている。これが特長。
(3) 自分で選んだ相手であるからには、必ず相手に関心を抱いたという態度をとり、女を愉しくさせ、自分もその対面を楽しんでいる雰囲気を発散する。これは風俗遊びの基本ですね。
自分がこの女には裏を返さないと結論し、全く醒めていて(それこそ白けまくっていて)、それでもあんたが気に入ったとポーズをとり、客Aにランクされるように会話を進めることが、(俗に言う、私の嫌いな言葉の)『地雷を踏んだ』状態にならないこつです。
と、自慢めいた書き方をしましたが、最近はアカンですねえ。歳の差、これがだんだん断絶的になってきました。トホホ。私の気持ちの持ち方なんですがね、そうは言っても……。たとえて言えば、エンジン1基が回転不調を起こして片肺飛行している白髪のプロペラ機みたいなものです。
それとね、元気よく喋る娘でないといかんのですよ。以前より難聴が進んで、声が聞き取りにくくて、会話がおかしくなってしまう。トホホ。レーダーの壊れた白髪のプロペラ機ですね。
さて、ソープ嬢やヘルス嬢は、客A、客B、客Cのグループ分けをすると、その結果どうなるか。
この判定は、対面した時から遊びの終了までの間、嬢は何度か心の中で問答しているわけで、メインプレイの始まる前でも、一応の判断はしています。(勤労意欲の全くない女と、完璧にノー天気な女、それにP指名が抜群の女は、何も判断をしていない可能性が高まるだろうけれど)
で、その途中経過の判定と、眼前の客に対する好意度(関心度)との総合的な評価でもって、客を次に分類します。無意識的にでも何らかの分類をして接客していると考えていいでしょう。
(1) 応対度 100%の応対をする。満面の笑みを出し、好感度抜群の常連客にするような、奔放な動作をする。男がその淫猥さ、または、親密さに瞠目するような振る舞い方をする。
もちろん、積極的なディープキスをするし、持続的で、熱烈なフェラチオもする。セックスは積極的で、すっかり男の気を惹く。営業トークでなく、リップサービスが自然ににじみ出る。
(2) 応対度80%の応対をする。かなり気合いを入れた、積極的な応対をする。
ただ、様子見の心があり、目一杯の動作には至らない。
(3) 応対度60%以下の応対をする。ごく普通の、標準的動作をする。
しかし、さほど気が入らない客であれば、後でフロントに叱責されない程度に、適当な応対をする。
もう、この男、来なくてもいい、そう思う時、その逢瀬の収入に見合うか見合わないか程度の応対で済ませる。女によっては、ディープキス×、お休みキス×、バギナへの指入れ×、クリトリス弄り×、持続的フェラチオ×、演技の快感表現×、身体拭き×、複数回の射精×、意識的な甘くて優しい口調などもう出さない、マットプレイを断る、椅子洗いを簡略に済ませる、気を入れて会話しない、となる。
ソープにこれから通おうとする人も、ある程度経験を重ねている人も、次のことは理解してください。
ソープやヘルスの女は、初対面の客に対しては、殆ど応対度60%以下で対応します。
これは、60%近辺であれば、ソープやヘルスで普通にされることはして貰えるわけで、客として、嬢の振る舞いにそんなに問題を感ずることはないと思います。
ソープなれしていない客がエエ女に対面できて、まばゆいばかりの応対を受けていると勝手に思って感激することは大いにあり得ます。
でも、その女はどの初会の客にも大体している、当たり前の態度をしただけで、先ず応対度60%以下で対応したことでしょう。
女がやる気を出して初会でも応対度80%で対応するのは、本当に好感を感じ、(裏を返していただく)意欲が強く漲った客だけです。
その仕事のつらさがわかっていて、思いやりがあり、ソープ遊びを心から楽しんでいて、『店外デート』が心の奥底にあるだろうなどの想像が不要な人で、朗らかで面白くて、女も楽しませ、身なりもきちんとしていて、女に「この人、どんな人なんだろう」と興味をかきたてさせ、とにかくソープ遊びらしい遊びをする人ですね。
それぞれの分布は、初会では概ね次ではないでしょうか。
『応対度60%以下』……90%。
『応対度80%』…………10%。
『応対度 100%』………ほとんどない。
某巨大バカ掲示板に、「ソープに行って失望して、次の出撃意欲が全く萎えてしまった客は、存外に多いんだぞ」という指摘が載っていました。頷けますね。
目一杯の期待を抱いてやってきて、美人度、体型、年齢などの希望との差に失望してイヤになることもあるでしょう。しかし、一番ダメージを受けるのは親密度の期待に対する空振りなんです。
親密さの成就・醸成において空振りだったから、器量・体型・年齢・プレイの内容のような表現しやすいところで文句を言って罵倒するわけです。
楽しく会話が進められない並の男や、並より劣る男、また、並より上の男でも「滅多にソープにくることはない」と判定された場合には、女が応対度60%以下で対応してしまうのはしょうがないことです。
人間だから相手を見て仕事をします。いきなり親密になれと思ったって無理なものは無理です。
考えてみれば、『抜き』だけ求め、それで満足している情緒未成熟な客は、嬢のうち解け度の低い応対でも満足できるから、その点平和です。(心のうち解けが低かろうが、できた嬢は笑みをつくってペニスの刺激をしっかりしますから)
なお、この応対度60%以下は、60%であれば質が悪いことを全く意味していません。セックス経験もソープ経験も乏しい人なら大感激するレベルのものです。大学の入学試験でも60%の得点があれば合格です。応対度60%は、成果ある遊興を果たしたと判定できます。
これに対して応対度 100%は、やはり初対面では絶対に無理です。
人間は心の動物ですから、なれないとダメです。初対面で出てくるわけがない。これは、好感を抱かれた常連客だけが満喫できるものでしょう。
某巨大バカ掲示板には、「この女は上客だけにサービスをするのか!(ネットで好評の女だけれど、俺はとってもつまらんかったぞ)」なんてよく出ていますが、当たり前です。こういう書き込みをする男はほんとうにバカです。応対度60%以下から脱し得ない性格の人です。
特に、顔出し美人やネットで有名なソープ嬢については、時々2ちゃんねるに酷評の対面経験談が出てくることがありますが、応対度60%以下の憂き目にあった男でしょう。
その話題にされた女で、私が対面したことのある嬢(それがもう随分たくさんいるんです)は皆、私には初会でも立派な応対をしているからおかしい。あんたがお粗末だったんでしょ、ざまあ見ろ、という気分です。
嬢の名前を出さずに投稿したなら、ざまあ見ろでなくて、お気の毒にと思ってあげます。名前を出すのは最低です。
女の気持ちを惹きつけることがど下手で、その上、客Cに位置づけられたら、ただ抜いただけの遊びになるのは当たり前のことです。
当然のことながら、新人以外のソープ嬢は、客Cと判定したなら、応対度60%以下の「以下」が多くなります。
新人は一生懸命やることがあるけれど、所詮新人ですから、技量も雰囲気も、もともとレベルが低いです。もし80%でやったって、できることはしれています。
ネットの書き込みには、女に関する情報を「くれくれ君」というのが大勢出没しますが、3万4万のお金の損失をそこまで嫌う心の余裕のなさが、やっぱり態度に表れて、女から見れば、やってやろうという心を先ず霧散させると思います。
なお、ソープ嬢によっては、この三つの応対に見かけの上で動作的にそれほど差がないこともあります。本指名が月に10本ない子がそうです。低いレベルで、似た応対になります。
売れっ子は高いレベルで、見かけ上落差の少ない応対をします。
また、「超高級店では当たりはずれが少ない」は、とんでもない不器量な女が少ないだけでなく、収入単価の立派さを念頭に置いて、現れる応対度に所作の差が少ないことに起因します。
従って、ここに超高級店出撃の価値があります。
女の気持ちを惹きつけて、応対度の良き遊びを得ることが成就しにくい人は、高額料金の遊びを狙うべきです。但し、超高級店でも新人嬢の場合は、相手の男に応じて、所作に大いに差が出ることがありますよ。
しかし、超高級店で応対度の良さそうな対面が成就していても、しっかり女を観察していれば、気持ちの入り方の違いはよくわかる筈です。そういう眼力を磨かねばね。
誰かがBBSに「俺はどの女に入っても大概はディープキスをしているぞ」と書いたところで、本当に過激なディープキスなのかどうかは他人にはわかりません。
壮烈なまでに濃厚なディープキスをしたことがないから、ごく軽い(私が見たらお笑いの)ディープキスなのに、ご本人が立派なキスだと思う場合もありうるし、自分が目一杯吸い込んでも、女からの吸いつきが全然ないキスかもしれません。
応対度60%以下と応対度80%とは、見かけの所作は同じでも、心の入り方が全然違っている時の、その違いでもあります。
リピート通いの場合に、うまく相手してあげよう、私もとっても楽しいわ、という女心がヒートアップした応対度 100%は別格として、初会から応対度80%の成果を引き出せる人は、かなり女の気持ちを掴むことが上手な人です。
素人の女の気持ちを掴むのも上手だろうし、プロの女にも「やってやろう」という気持ちを出させます。リピートで通って、応対度 100%まで引き出す人もいるでしょう。
どうしてそうなるかというと、やっぱりユーモアのある人、女から見て愉しい人、そして、優しさのある人なんですね。
好感を引き出す男は、そうでない人に比べて、射精の仕方すら違うことが多いです。如何にも気持ちよさげにフィニッシュします。まるでダメージを受けたように果てます。
女が微笑ましい思いで見つめない男は、愛撫への感動が薄いし、感動を表現しない。射精したのかどうかが判断つかないこともあります。
これに対して、応対度80%の応対を引き出す人は、女の動作に素直に感動するし、射精の時には脇腹をぶるぶる震わせて、それこそ絶叫します。(私も若い時には、射精のたびに絶叫しましたよ)
要するに、初対面で応対度80%の応対を引き出す人が、遊び方が上手なのであって、そういう人はかなり少ないということです。
ソープ嬢からすれば、初会の客は「嫌な客だなぁ」とか「この人はすごいわ」などと思わない限り、殆ど眼中にないと言っても過言でありません。(とは言っても、すぐに忘れてしまうというほどでもないですよ。やっぱり、有料でも体を許した事実は重いです)
初会というのは、ただ対面を果たした程度の重みがあるだけと認識したほうがいいです。
客から見た重みと、女から見た重みとは全然違います。女のほうは一月に何十人と初対面のファックをすることがあるんですから。だからこそ、応対度60%以下で流すのが当然です。
ソープ遊興人は、リピートして、応対度60%超を引き出すことに喜びを見いだすというのが結構かと思います。
では、同じ女に毎月、或いは、月に2回3回通う常連客で応対度80%は当たり前として応対度 100%を引き出す男は一体どれぐらいいるか。
私は、存外少ないと見ています。
私が今まで、応対度 100%を引き出したと思われる女(ソープ+ヘルス)は皆とにかく歓待してくれました。
「貴男よりも深くリピートしてくれた客はこれまで何人かいるけれど、ここまで(の特別なこと)はしていないわ〜。ぜんぜん段違いよ。こんなこと、他の客にしてあげるわけ、ないじゃないの。とんでもないことだわ」の発言はよく聞きました。
同じことを他の客にもよくやっているのなら、そのスペシャルな行為の値打ちは半減します。逆にいえば、そういう贅沢な気持ちが応対度 100%を引き出します。
私は基本的に人間がまじめで、そこにおおらかなエロの修飾が備わっているから、しかも、女を瞠目させるエッチをするから、応対度 100%が引き出しやすいです。
もっと正確に言えば、性感を《開発》して、応対度 120%を引き出します。
この話は、客A〜Cの分類から始めました。客の中には2度と対面しない人、半年後に裏を返す人、というのもいるから、一見の客と毎月指名してくれる人とは、客としての重みがまるで違う事実をよく認識する必要があるということです。
仕事でやっている以上、打算が、また、女である以上は好感の有無が、ソープ嬢の行動を大きく左右するという当たり前の話です。(注:他の要因もあります。その時の気分・体調などです)
これを認識した上で、相手の気持ちを掴むにはどうしたらよいのかを考えてソープに突撃しましょうという論です。これがうまく遂行できるなら、表の『職業』にも多少進歩が生まれる可能性があります。
最後に念を押しますが、ソープへの出撃が少ない人でも、応対度80%や応対度 100%を引き出す人は必ずいますよ。そういう男は嬢の多くをそうさせるパワーがあるはずです。
そういう実力のある人は、ネットにくだらない書き込みはしないでしょう。
2ちゃんねるでは「金で女を買う奴が何をごちゃごちゃ…」とすぐに出てきますが、この領域でも、上手な人とド下手な人ははっきり分かれます。上手な人が「金で女を買う奴が何をごちゃごちゃ…」と言えば卓見になるかもしれないけれど、ド下手な人が言うのであれば、雄ザル同士の69みたいなものです。
本稿を読んで、金津園ワールドに「姫さんはこれこれの判定をすると聞いたけれど、本当ですか?」なんて質問をかけたらいけませんよ。
そこで、YESの回答を入れるようなコテハンのソープ嬢はアホです。「いえいえ、私はどのお客さんにも分け隔てなく……」とすまして答えるのがまともな職業人です。
参考資料:昔のエッセイ
お気に入りの客の印
どのソープ嬢もヘルス嬢もそういう変化があるというわけではありませんが、彼女たちは常連客が気に入ると次のようにする傾向があります。
客の下着はたたんで籠にしまいます。女は自分の下着をその籠には入れずに男が手に取りにくいようなところにしまうか、一緒に入れても、自分のユニフォームやバスタオルなどでくるんでしまうかの収め方をします。
普段はそのようにショーツを隠しているのに、お気に入りの客が相手の時には、たたんだ男物のパンツに重ねるように、あるいは、二つ並べるようにして自分のショーツを置きます。
そのように置いたことをいちいち口に出して報告することはないですから、かなり無意識の行動なのかもしれません。下着と下着の配置が何だか微笑ましくて、私はこういう置き方をされると女心を感じてグッときます。
もちろん、初対面からそのように下着を収納する女もいますが、少なくとも不愉快な客の下着に自分の下着を重ね合わすことはあんまりないですからねえ。
皆さんはそこまで女達の動作をしっかり観察していますか。(私はエロ路線まっしぐらですが、デリカシーの心がものすごく旺盛だから、こういうところへ気がまわるんですねえ)
下着の置き方以外にも、親愛の情の出現や破格の別格扱いはいろいろとあります。女が、手料理をタッパウエアに詰めて持参するのもありますねえ。手編みのマフラーの進呈もあれば、寝物語で男遍歴を説明するというのもあります。
小説に書いたものとしては、玄関先で車に乗り込むまでの見送り、専用のグラスの用意、事前セッティング、デジカメ撮影協力、タンポン抜去依頼、キス同時相互放尿、アナル処女の進呈、本名の開示などです。
事前セッティングは、私がソープでもヘルスでも、バスタオルの置き方や小机の置き方、小物の用意にいろいろと希望があるので、スタンバイの時にすべてあらかじめ用意しておくことです。時間の節約とすんなりプレイに入れる心地よさの提供です。
たとえば、バスタオルは、ベッドサイドの床に敷くとともにベッドにも広く敷きつめることを私は望みます。これは、清潔感の追求と、ラブジュースでベッドのシーツを汚すことを嫌うからです。
そして、氷も事前に用意してあることが多いです。漫遊記という雑誌も用意して、マウスパットの代わりとします。(私はよくノートPCを持っていきます)
私はブランデーをロックで飲みながらお喋りするのが好きですが、ヘルスなんかで、冷蔵庫の氷しかないような場合には、女がなんとスーパーで事前に氷を購入したりします。そんなことまで私は決して女に要求していません。破格の待遇をしてあげたいという女心があるのみです。
だから、女遊びって愉しいのです。
遊ぶ度に相方を変えるような、情緒ゼロの男には、風俗の女=南極×号であるだろうし、私の論述を読んでもらいたくありません。
(千戸拾倍 著)