後日素晴らしい経験ができた嬢

 パイパンにしていたソープ嬢を振り返ると、近いほうから、チサト、ルカ、彩香までしか思い出せない。(赤字は仮名)
 どの作品も発表した当初はなるべく仮名を使っていて(まだ嬢が現役、かつ、会った店から移動せず)、パイパンであることを書くのは本人特定に繋がるから、これを書かないようにしていた。だから、全ファイルを『パイパン』で検索しても対面した嬢の名が出てこない。しかし、10人ばかりは入浴しているはずだ。
 コットンクラブでの初会だが、後日素晴らしい経験ができた嬢がパイパンのチサトだった。
 それほどの上玉でもないと思うが、愉快な二輪車ができたことと、アナルイキを見せてくれたことで忘れられない女になった。通いをやめた後も長く金津園に出ていた。

 チサト〜コットンクラブ、H19年6月
 チサトに会うと、にっこり迎える顔は目と口のバランスが悪く、特殊系の面相だった。私は(あれっ、こんな顔だっけ!)と思ったが、心和む笑顔にその気持ちを打ち消した。
 チサトは店のキララようやく新しい通い嬢に登場)から、私がキララとチサトとで二輪車を望んでいると聞き、私に大いに関心を寄せていたようで、対面直後の飛び込み方に気持ちが入っている。
 本人が器量不足を認識しているからか、それとも、私がキララによく入っているからか、しっかり愛想が良かった。視線の投げかけ方が婀娜っぽい。初対面の私に放胆に飛び込んできて、かなり男相手の仕事になれている感じがした。というか、キララの常連客と認識して振る舞っている様子だ。
 部屋に入ると濃厚にキスを求め、深く吸わせるだけでなくチサトのほうからもしっかり吸いついた。同時にペニスをまさぐったから、愛技のレベルが高そうだ。
 しかし、即のプレイでチサトのフェラチオと手こきというか手さばきを一通り受けると、出だしで瞠目した割にはもう一つ持続と圧迫が足りないと思った。艶グループでそこそこの売れっ子だけに、私はペニスの先をネチネチと愛撫されるだろうと思っていたが、その期待が高すぎたようだ。
 私が女に期待するエロさの点ではチサトは全く問題がなかった。要するに、私の並はずれたエロさを面白がってはしゃいだ。
 面白かったのはチサトが次の2つを怪訝に感じたことだ。
 一つは、退職慰労で近々二輪車をする予定だとキララから聞いたが、何故それが6月なのか、3月末ではないのかということ。もう一つは、退職なら60歳だろうに、私の顔が50代前半にしか見えないことだ。
 正確に言えば定年退職ではなく任期満了による役員退任であることをチサトに簡潔に説明すると、チサトは即座に理解した。風俗入りの前に堅い職業に就いたことがあるようだ。
 なお、50代前半の容貌というのは誰にでも言われていることだから、お世辞ではなかろう。
 チサトは私に体を寄せて肌に触れるよう心がけているし、目を見つめて語りかけるし、うちとけた雰囲気を発散するし、性技以外のところでは百点満点と言って良い。二輪車をするに当たって事前に候補者の女にやりにくる男なんて滅多にいないだろうから、チサトが心を動かしていたことは間違いない。
 性技は私が強いのを望んでいるから厳しい判定になったけれど、別に問題があるわけでないし、肝心のキスはもう唇と舌の絡ませ方が能動的だ。チサトは男の気を惹くコケットリーに満ちている。部屋の明かりを最強にするよう頼むと、すんなり応じた。この心も立派だ。
 器量的にはちょっと引っかかりがあっても、私はもうかなり亢奮をかき立てた。
 体は小柄で、顔も小さくて、肌は白く、肥えていないのに、尻と下腹がポッチャリしていて、女を感じさせた。パイパンにしてあって、陰裂が長めなこととあわせ、股間にエロさが満ちあふれている。
 私が「徹底的にクンニしてやるよ。驚かないでね」と言うと、チサトは嬉しがった。
 取りかかると、パイパンにしているだけにオーラルプレイになれた感じがあって、ベッドの端に仰向けにならせると、照明がすべてを照らしても、膝の引き方と股の開き具合が見事だった。アナルまでさらけ出した股間を見ると私はその気になって、目一杯クンニリングスした。
 汁の出方は普通、喘ぎ声はぼちぼち、という感じだったが、チサトは快感に浸っていた。長いオーラルプレイの間に一回は気をやった。そのアクメは乱れ方が一段と深くなるというものではないから、私は後でチサトにイッたのかどうかを確かめたぐらいだ。
 長いクンニリングスの早い時期にイッたようで、アクメった後も全然こそばゆがらずにそのままクンニリングスをされていた。
 イキ方が、はっきりした痙攣を伴っていないし、その後こそばゆくないということは、『イキ方』が浅いと考えてよいので、「キミは、オナニーで連続イキまですることがあるの?」と聞いた。
 すると、チサトは頷いた。案の定だ。
 クンニリングスしていて驚いたのは、バギナに指を2本入れたらかなり楽に動かせたことと、アナルへ指を入れられるのを拒まなかったことだ。初会の即のプレイでアナルに指を入れるのを認めるというのはかなりめずらしい。
 小柄なのに膣口が広い。膣道の壁は柔らかくてとても感触が良い。アナルも愛液を利用すれば中指がすんなり入って、いきなり楽に動かせる。
 私は中指を第二関節までアナルに入れたまま、人差し指もバギナに入れ、この指をもぞもぞと動かしながらクンニリングスした。
 チサトは時折感極まったような声を上げた。
 体が色白だから、アナルも殆ど着色してない。陰裂を囲むラビアも綺麗な肉色をしていた。陰裂が長いからラビアも長いけれど、飛び出し方は控えめで、その代わり厚みがある。
 小柄な割には陰裂と陰核茎部が長くて、膣口が下のほうにあり、いわゆる下付きだ。クリトリスは全くの隠れ型でかなり剥き出しにくい。陰核茎部がはっきりと長いのに、その先から覗くクリトリスが米粒大で、かなり小さかった。陰核包皮がかなり厚い。
 豆が謙虚なことを除けばかなりのエロマンコだから、私の性的欲望はいやが上にもふくらんだ。チサトのマンコを充分オーラルして堪能した後、正上位で合体した。
 ペニスは拡張の限りで、チサトのバギナが少し広いのもあって、私の前後運動は相当長持ちした。
 私の突き込みを受けるチサトの表情の崩れが私の気持ちを揺すった。
「唾を溜めて! ……僕にちょうだい」
 私はチサトの口を吸った。
「なんだ。量が少ないじゃないか」
「……」
「僕の唾をあげる。僕の唾を飲んでくれる?」
 私の前後運動に女がしっかり喘ぎ、その最中にキスがディープで、私を見る目に親密感を感じると、私はガーッと亢奮して、こういう会話をしてしまう悪い癖がある。
 チサトは私の卑猥な注文を受けて、思いっ切り口を開いた。舌苔の白くない綺麗な舌が目にとまった。私のおいしい唾が、その舌の上にどっさり落ちた。
 見事に健康で綺麗な舌が、これも若々しいぷっくらとした唇の奥に隠れ、白い喉元がぴくりと動いた。
「唾というものはね、これぐらいの量を渡さなければいけないよ。もう一度唾を溜めて、僕にちょうだい」
 チサトの頬がくぼんだところで口に吸いついた。ドーッと生温かいものが流れ込んだ。私は腰を使いながら更にチサトの唇と舌を吸った。チサトから熱いお返しの吸いつきが続いた。
 チサトの舌の全面が紅い肉色をしていることには驚いた。
 エロ動画では、男優が女優に大きく口を開けさせて精液をぶっ放すシーンがよく出てくるが、女優が精液を受けるために伸ばした舌は、舌先以外のところが全部真っ白になっていることがあり、いつも(AVにでてくる女は生活態度や精神の安定度が良くはなさそうだ)と思っていた。
 チサトが私の胴に手を当てているのを喜び、更に私は腰の送り方に工夫した。時々チサトが感極まったような表情になるのが楽しい。後で聞くと、私のペニスの先が丁度良いところに当たった時のようだ。
 私は即の絡みでは射精しないことにして、チサトから離れた。
 ブランデーを飲み、少し語りあった。部屋はコットンクラブがすずめの宿であった頃に利用した懐かしい部屋だった。平成3年に有名な『すずめのユキさん』に3回入った時の部屋だ。
 その後この建屋には平成18年の年末まで全く入ったことがなくて、この部屋が16年ぶりだけれど、ベッドと浴槽と洗い場の位置関係をはっきり覚えている。
 チサトはユキ社長が昔持ち部屋にしていた部屋を使わせてもらっていることを誇りに感じていた。ユキ社長のことを少し聞いてから、浴室でのプレイになった。
 やはりチサトはあまりペニスへ粘着的に強い刺激を繰り出さないから、私には今一つ満足できなかった。贅沢になったものだ。ユキさんの持ち部屋を使うことを許された“期待される人間像”への期待───凄まじいばかりの陰部刺激───は空振りだった。
 その後しばらく会話したが、オヤッと思ったのは2つのことだ。
 一つは、店の仲間について語らせようと私が誘導しても全くこれに乗らなかったこと、もう一つは、年齢打診に妙にガードが堅かったことだ。即のプレイからマット後の会話までチサトとは充分うちとけたつもりだから、このことは不思議に感じた。
 調子よく親密さを引き出しているのにこれだから少し白け気分になったが、それはよくあることだから、気を取り直して卑猥なことを言ってやった。
「ねえ、おしっこの穴に綿棒を入れさせて。優しくやるから。綿棒をくるくるされると変な感じがするよ」
「私、おしっこの穴がすごく小さいのよ。だから、だめ!」
 その口調の強さに驚き、優しい顔をしていても気の強い女だと思いながらも、私はすぐに返した。
「えーっ、だめかぁ。残念だなぁ。本当におしっこの穴が小さいのか、見せて」
 チサトが両手で陰裂をパカッと開いた。確かに尿道口がかなり小さかった。
 残り時間が少なくなったので、最後のファックをしようと思った。
「時間、後どれくらい残っているの」
「洗ったりする時間を除けば10分しか残っていないわよ」
 チサトのような接客に心を砕き、見事に私に接近して戯れていた女が、こういう言い方をしたのには少しかちんと来た。
 話がはずみすぎたことに驚いた気持ちを表すように、笑みを浮かべて言葉の後半を上げ気味にして、そのように言ったならば、私も微笑み返し、「じゃあ、あっという間に射精させろよ」と混ぜ返すことだろう。
 しかし、チサトの言葉は全体に低めのトーンで、顔に笑みが浮かんでいたわけではなかった。
「洗ったりする時間を除けば10分しか残っていないから急ぎましょ」
 残り時間が乏しいことだけに着目して言うならこのように言ってほしいし、そこまで差し迫る前にチサトのほうからベッドの絡み合いを促すべきだろう。
 チサトの言い方は「もうあきらめたら」と言っているようにも受け取れる。
 でも、私はまだ射精していなかった。オーラルプレイさえ短くしたら、適切な時間で終えることができると思うから、チサトに、ベッドに上がるように促した。
 チサトがさっとベッドに上がった。しょうがないなという横顔ではなく、さあしましょという横顔だったから、私は一瞬の違和感を振り払った。
 69でかかった。チサトは私にしっかり股間を預けてフェラチオした。気が入っているやり方だ。
 部屋は煌々と明るくしてあるから、局部が鮮明に眼に飛び込む。くすんだ色目が全くなくて、パカッと開いていて、長く喋っていたのにまだ濡れていて、生々しいエロマンコだ。アナルも大クローズアップだ。ここも色が薄い。
 見れば見るほど迫真のエロ光景に私の未発射のペニスがすぐさま最強勃起に至った。
 チサトを仰向けにならせて合体した。
 私は早くイキたかったけれど、即のプレイでもマットプレイでも射精していないのに、意外にも射精まで随分時間がかかった。
 チサトの「洗ったりする時間を除けば10分しか残っていないわよ」という醒めた顔つきや綿棒遊びの拒否の口調の強さへの不興感が少しブレーキになったようだ。
 腰に疲労の違和感を感じながら、放出を求めて精一杯突き込んだ。
 そのうちにチサトの快感反応が一段階上がった。よがる顔が愛らしくて、その乱れの表情に私の気持ちがぐんぐん昂まっていった。そして、とうとうマグマがせり上がった。
 果てて体を離し、ベッドに座り込んでから、私は呟いた。
「量、出たかな」
 チサトが両足をあげたままじっとしていた。初対面でこの振る舞い方だから、チサトは立派なものだ。二輪車がうまく進むに違いないと思った。
 私は股間を覗き込んだ。淡い色の割れ目の下端に白い滴がせり出してきた。
 本指名
 5度目の二輪車驚嘆のアナルイキに続く。

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(千戸拾倍 著)
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