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健康保険のこと
次は2008年7月24日の日記である。
昨年の3月まで部下だった総務課長と昨年の4月に私の後任となった人が夕食会で私を労ってくれた。
(注) 私は2007年6月に役員を退き、2008年6月まで顧問をやっていた。
後任者は約20年前私が某社で原価課長をしていた時に部下だった男だ。私が社長にこの人を後任として押したから、彼は現職を得た。感謝してもらわねばと思っている。
私は48歳で国内の子会社(A社)に出向したが、彼は49歳で国外の子会社に出向して大変な苦労をしたから、彼のほうが親会社での資格は高いし、年収も2百万円ぐらい上だった。
完全にリタイアした今、自分のサラリーマン渡世を振り返ると、思うように出世できなかったから『腹立たしい』としか言いようがない。でも、出世と最高年収が物足りないのは自分に至らぬところがあったからで、そう考えれば、愉快にやってきたような気もする。
私が最後に勤めた国内子会社(C社)は総資産・総負債・総資本の比が5:3:2で、総資本の殆どが剰余金という超優良会社だ。業績が悪くて苦労することが全くない点で楽しかった。
営業マンはバンバン売ってくれる。親会社はしっかり儲け、我々の会社にたっぷりとマージンをくれる。販売経費はさして要らず、無借金で、がっぽり儲かった。製品力のある商品を扱い、得意先が一流会社ばかりで代金回収にあんまり心配のない販売会社は大変幸せだ。
その会社の前に私が出向勤務した販売会社(B社)は、扱う商品に製品力のあるものが乏しくて、債務超過すれすれの時期もあり、社員の首切りと貸倒と無理難題を言う得意先や同僚に苦労したから、出向先がC社に変更になり、転籍できたのは実にありがたかった。
出向先が変更になったのは、要するに、経営不振のB社が幹部の人減らしをしたからだ。私は意に染まぬ待遇をされるのが我慢ならないから、親会社の幹部に出向先を変えてほしいとお願いして(要するに、出向先の大幹部を飛び越えて画策し)、優良子会社に移ることができた。非常に結構な転身ができたと思っている。
私は“創意工夫”には自信がある。財務諸表/決算、税務、損益計算/損益管理、社規、大学のゼミは会社法、パソコンの社内活用、こういう方面が得意だ。だから、ブランチの管理部門では完全に役不足で、小さな会社でもよいから『本社』の管理部門で腕を振るいたかった。
それで、最初の出向先のA社では全国会社の名古屋支店勤めだから、名古屋に本社を置いたb社に出向変えすることを希望したのに、そのb社が1年後に全国会社B社の名古屋支店になってしまった。これは私には心外なことで、能力の発揮しようがなくなった。
もしB社にいたなら悲惨なことになっていた。転籍しても役員就任などあり得ないし、厚生年金の掛け金期間が1年減ったし(要するに、退職時期が1年早まったろう)、給与差も大きく、生涯年収と退職金合わせて多分3千万円減ったと推定する。それだけでなく、単身赴任生活をさせられていた可能性があった。
母とワイフが身障者だった私に単身赴任を求めれば、退職を迫るのと同じだ。とんでもない艱難辛苦を迫られていた。
1ヶ月前総務課長に「慰労会をどこでやりましょうか?」と聞かれて、木曽路の瓦町店を提案した。何故なら、私の後任者がどケチで、私の推定では現金資産が4千万円は下回らない蓄財家だから、1人20,000円とか15,000円とかの店は避けたほうが良かろうという判断だ。
それにそのクラスの料理を彼らと一緒に食べたところでおいしくはなかろうという意識もあった。
この世で一番おいしいものは、身銭を投じて会った金津園の女のおまんこだ。
一昨日嵌めた女は、なかなかの美女で前立腺マッサージまでしたから感心だ。それでもってマルチオーガズムの体だから、大変楽しかった。
ここまで書いただけで、濃厚ファックを思い出して私のペニスが完全勃起しているのだから、本当にすごい女だと思う。あの凄さを引き出せるのは私ぐらいしかいないだろう。
二人が裸になると、私は女に「僕が床の上に仰向けになっているから、貴女は10分間僕の体を思うように愛撫して」と頼んだ。
女は頑張っていろいろ性技を振るっていた。後で聞くと20分ぐらいもさせていたようだ。で、「舐められたい?」と聞くと笑顔で頷いた。
私は一方的なクンニリングスではなく、最初から
69でかかった。その
69で女は二度気をやった。
69で女がアクメるのはなかなか難しい。フェラチオなどしているとガーッと上りつめることができないものだ。だから、真面目にフェラチオしながらもクリイキしたケースはそんなにはない。
その女もさすがにイク時はペニスが放ったらかしになった。でも、その数秒前まではしっかりペニスを吸いながらよがり悶えをしていた。
女が連続でイッたから、今度は女をベッドの端に寝させて、私が一方的にクンニリングスした。それでまた深いイキを味わわせてからファックした。
女の快感表現が楽しく、私は見事に射精した。この即ベッドに60分かけた。
相方はダイヤモンドクラブの人気嬢で、その時の入浴を次に書いたがすべて上に移した。
昔の日記 1の2008年7月24日
買春メモ 7の2008年7月23日
会食の二人に私のハメ撮り写真を披露した。でも、二人とも全然エロくない男で、猥褻画像にそれほど興味を示さなかった。だからこの二人はネットで無修整のエロ動画を捜すなんてことは絶対にしないだろう。いろんな人間がいるものだ。私の『エロ人間性』は異例なのかねえ。
この拍子抜け以外は愉快に想い出話をした。
興味深い話が一つ。
私が完全リタイアする時、総務課長が健康保険組合(6月まで加入していたもので、退職後は月額23,000円弱の保険料で継続が可能)の任意継続か国保かどちらを選ぶかを聞いてきた。
私が「どちらが有利なのかね?」と聞いても要領の得ない返事だ。保険料について突っ込んだ質問をしても、総務課長が逃げたような答え方をしたから、私は(この男、いくら何でも専門知識がなさすぎだ!)と内心腹を立てていた。
それで、国保 保険料 名古屋市で検索して、国保の保険料を調べた(驚いたことに、保険料は自治体によって異なる)。いろいろ格闘して研究すると、保険料、高額医療費補助の両面から任意継続のほうが有利であるとわかった。
任意継続は任意の継続という意味の普通名詞ではないです。
任意継続で検索すればいろんなことがわかります。
そんなことを調べる前に──被保険者の平均年齢が若くて、儲かっている会社の健康保険組合のほうが良いに決まっている──と思って任意継続の手続をしたけれど、国保のほうを選ばなかった判断に安心した。
それで、今日総務課長に「どうして国保よりもこっちのほうが良いとはっきり説明しなかったのか!」と難詰した。
総務課長の答は「実は、××(親会社)の健康保険組合からそのように明確に説明するのを止められているのです」だった。上司であった私に対してそれは水くさいと思うが、職業倫理に忠実である(親会社の総務部門の意向を守る)ことは結構だ。
問題は、親会社の健康保険組合がそのような冷たい指示を出している理由だ。わけを聞くと、退職者で健康保険組合を任意継続した者の保険料の支払いが悪いからだそうだ。確かに、病気と縁のない人は毎月2万円強の健康保険料を支払うのがかなり馬鹿馬鹿しいだろう。
給料から天引きされている時は2万円をはるかに超える多額の健康保険料を支払っているが、そういうものも厚生年金掛け金なども、天引きでは支払いの意識がない。天引きされても毎月手取りが(ボーナスも均せば)30万円とか60万円とかあって、暮らしに不自由はない。
これを読んでいる人で、給与所得者は、一度天引きされている金額の明細を確かめて欲しい。
それで、退職しても支払いが残る金額は一体いくらなのかを考えてみたらよい。
ところが、年金生活者になると、国の年金年額(たとえば230万円)と企業年金年額(たとえば150万円)から(1) 60歳未満の妻の国民年金掛け金 (2) 健康保険料 (3) 生保・火災保険などの保険料 (4) 税金 を払わなければならない。(しかも、65歳になるまでは国民年金の基礎部分の約80万円は支給されない)
年金収入から出ていくこの経費が相当きつい。病気をしない人は健康保険料を払うのが馬鹿馬鹿しくなるし、医者にかかる人でも保険料が払えなくなる人がいるだろう。
私の場合は、夫婦共々立派に入院を繰り返して、二人の手術代の累計総額は気が遠くなるほどだから、飯を抜きにしても健康保険料を払いたい口だ。
このように考えると、私は、生命保険料をたとえ少額のものでも67歳まで払わなければいけないのが馬鹿馬鹿しい。生命保険会社の甘言にだまされて『乗り換え』をしてしまったからだ。
これを読んだ人は、生命保険会社の甘言により『乗り換え』を考えているならば、よく考えたほうがよいし、自分が何歳になるまで生命保険料を払わねばならないのかをチェックしたほうがよいと思う。
生保というのは悪逆非道の業界だ。
『乗り換え』による給付の有利さだけ説いて、それによるデメリットや保険料支払期間の長期化についてまともに説明しない。 『乗り換え』が結構なのは女体だけだ。
世の中には60歳を超えてまでの期間でローンを組む人が多い。よく考えるべきであろう。
私は平成14年に親会社の退職金をもらった。基本部分は年金にしたが、功労付加と転籍給与差額保証の部分は一時金支給だった。
それが2千万円あったけれど、息子の結婚費用、娘の結婚費用、家の修繕費用、入院費用、甥姪の結婚祝い金、娘の出産費用(帝王切開が二度)などで5年以内に半分消えた。
退職金なんて、贅沢をしなくても(もともとあった預金に手をつけないという前提で)すぐになくなる。ソープに狂って貯蓄を忘れている人はよく考えたほうが良い。人は55歳を超えてから大変出費が増える。
私の後任者はくそ真面目人間で、私の観察では、彼は既に現金資産を4千万円蓄えている。
海外勤務が長いから蓄えやすい。何しろ会社役員をやっていても昼飯を 500円で済ませる男だ。私の半分だ。しかも、頻繁に膣で射精する男となかなか膣で射精しない男の違いがある。彼我の差はでかい。
で、私の後任に就任するに当たって退職金をどうしたのかと聞いて驚いた。
彼は全額一時金支払いを選択したのだ。ということは現金資産は1億円に近いと推定する。金を使えない男が何を考えているのだろう。しかも、金の管理はすべて奥さんに任せて、どういうふうに預けられているのかよく知らないと言う。
退職金を一時金でもらう人は、資金運用に躍起なのが普通なのに、どこまでもへんな男だ。やはりへんな男が後任に選んだだけのことはある。
月額23,000円弱の健康保険料がやはり痛い。こんなでかい出費は電気代ぐらいしかない。
で、その健康保険だが、ワイフが65歳になった2015年に名古屋市役所?から連絡が来て、それまでワイフは障害者ということで、病院等の窓口での支払が一切不要だったのが、健康保険を国保に切り替えないとその適用を受けられなくなるとのことだった。要するに、名古屋市の後期高齢者医療制度に入らないとダメなのだろう。
何故企業の健保ではいけないのか、どうしてワイフについて新たに保険料を払わねばならないのか、とても怪訝だったが、64歳までと同様に自己負担分を無料にしたいので、健保組合にワイフを被扶養者から外す手配をした。
不思議なのは、ワイフを外しても健保組合に支払う保険料が全く減らないことだ。これは、国保に入らねばならない必要性とともに怪訝でならないことだ。両方とも全く不合理だと思う。
だって、もともと名古屋市は市民への社会保障としてワイフの医療費の3割を負担していた。健保組合から外させれば7割のほうも負担せねばならない。で、そんな額に対して(ワイフの場合は)支払わせる保険料が実に少額だ。
そして、私は自分の保険料(それがワイフ分込みだった)の他にワイフの保険料まで払わねばならない。
しかし、やっぱりこの考えは間違っていた。国保と言うから国の保険のように思っていたが、これは“国民健康保険”の略で、これで検索すると(Googleはネットの接続地を見て)名古屋市国民健康保険のサイトが上位掲載される。
でも、よ〜く考えると、‘任意継続’の扶養家族から離れねばならない理由がわからない。どうやら名古屋市のサイトの──後期高齢者医療制度による医療を受けることができる方(福祉給付金による助成対象となる場合があります)──という文章にポイントがあるようだ。
“国民健康保険”でググって筆頭掲載のサイトから
国保と任意継続で決定的に異なるところが扶養の考え方です。
国保には扶養という考え方がありません。よって加入する人数によって保険料が異なるのに対し、任意継続では条件さえ満たせば扶養家族として保険証を追加することができ、追加の保険料はかかりません。
つまり、扶養家族が多い方であれば、任意継続を選択する方がお得といえます。
参考までに、国保と任意継続の保険料を比較(リンク略)では、扶養家族のいる世帯、いない世帯で保険料を比較してみました。ただし加入者の収入や住まいによって保険料は大きく変わりますので、あくまでも目安程度にみてください。
本稿を推敲している時、検索単語を名古屋市 身障者 医療費に替えて調べ直した。
『マッサージひので』のサイトに書かれた次の説明でようやく理解できた。(公のサイトと比べると実にわかりやすい。賢い人が作ったサイトだとよくわかる)
“後期高齢者医療制度”は、平成20年(2008年)に厚生労働省が打ち出した、新しい医療制度です。医療費の適正化を図るために作られた制度で、若い人たちが健康を維持できるように、また高齢者に必要な福祉の力を強化させること、が目的とされています。
今まで後期高齢者は、国民健康保険やサラリーマンの健康保険などの医療制度に入りながらも、老人保健制度からもダブルで医療を受けられていました。後期高齢者医療制度の発足により、対象者は“国民健康保険等+旧老人保健制度”から自動的にはずされ、新しい後期高齢者医療制度へ自動的に加入するようになっています。
高齢者のなかでも“75歳以上”の方が後期高齢者と呼ばれます。(中略)また65歳から74歳までは“前期高齢者”とよばれ
(中略)
被保険者(保険を受けられる人)の条件
後期高齢者医療制度の名前の通り、75歳以上の後期高齢者が被保険者となります。これは、75歳の誕生日を迎えたときから適応となり、前述したように自動的に加入することになります。対象となった人には、1枚ずつ“後期高齢者医療被保険者証”が交付され、保険料を納付することになります。
75歳未満の方でも例外となる場合があります。65歳以上で75歳になっていなくても“一定の障害がある”場合に限り後期高齢者医療制度の対象者となります。
(中略)
国民健康保険などはその“世帯単位の保険料”となっています。しかし、後期高齢者医療制度では対象者1人1人につき“個人単位の保険料”となります。つまり、世帯の合計によって保険料が計算される国民健康保険とは違い、個人の合計で保険料が計算されることになります。
また、健康保険や共済組合の被扶養者扱いとなっており、今まで保険料負担がなかった方でも後期高齢者医療制度の対象者となった方は、保険料の負担が生じるようになります。後期高齢者医療制度は各都道府県が設置する“後期高齢者医療広域連合”が保険者となっています。
更に後期高齢者医療広域連合 愛知でググると
75歳以上の方及び一定の障害があり申請により認定を受けた65歳以上の方は、誕生日(認定)当日から後期高齢者医療制度の被保険者となります。それまで加入していた国民健康保険や職場の健康保険などの資格はなくなります。
とあった。
上で『健康保険を国保に切り替えないとその適用を受けられなくなる』と書いたが、それは間違いで、正しくは《後期高齢者医療広域連合》であり、区役所の窓口が国民健康保険の係のところだから私は誤解したのだろう。ようやくすっきりした。
名古屋市のサイトの説明は痒いところに手が届かないなぁ。説明が単純明快を狙って、その結果、周辺事情、関連のしかた、こういうものがさっぱりわからない。
なお、障害者の医療費の自己負担額については
後期高齢者医療の被保険者になっていない場合──(名古屋市の)障害者医療費助成制度が適用される。
後期高齢者医療の被保険者になっている場合───(名古屋市の)福祉給付金支給制度が適用される。
すっきりしたところで健保から書留郵便が来た。70歳到達による『健康保険高齢受給者証』で、とうとう医療費自己負担が3割から2割に減る。ありがたい。しかし、高齢とはなぁ。
2021年になってわかったが、妻を健康保険組合から外す時、私も離脱したほうが経済的だった。
(千戸拾倍 著)