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ヘルスで本番・写真撮影 中巻

 その後、私は翔子に足繁く通った。月2回のペースで指名した。毎度凄まじいほどのオーラルプレイが愉しめるから、先月の1月までの6ヶ月間で15回ぐらい対面した。
 そのうちイカせることができたのは3回ぐらいだ。私の助平道の誇りが崩れるぐらいの残念な結果で、よがりっぱなしだから楽しいけれど、とても悔しい。翔子をイカせたのを振り返ると、生理直前の時だけだ。それ以外の時ではなかなかイカない。
 翔子は僅かな対面で実に親密に対応し、舌を戯れるディープキス、ロングランの69、ローションを使った相互ペッティング、膣への指ピストン、アナルへの指ピストン、洗浄前のフェラチオとクンニリングス、それに、口の中に唾を垂らされることまで受け入れた。
 いつも濃厚で親密なプレイに終始した。それが、逢うたびにエスカレートした。翔子が私以外の常連客にそこまで許しているかどうかはわからない。たぶん許してないだろうし、それを願うだけだ。
 翔子はディープキスが上手い。積極的に舌を差し出すから、キスで戯れて遊べる。
 ロングランの69は、互いに右脇腹を下に添臥してする。
 横寝して69をすると、女も男も首を振りやすいし、唇を動かしやすい。濡れた割れ目がよく見える。上下の重ね合わせの恰好だと、双方向のオーラルプレイを長く続けることができない。いずれ、首やら足やらどこかが苦しくなるから、どうしても片一方が口を離してフィンガープレイになる。
 やはり、2人とも横に寝たままでオーラルをする方が躯が楽だ。
 私は翔子の尻を抱えて、クリトリスをしゃぶり、口が疲れると、翔子の内腿に頬を預けて、指でペッティングする。翔子も陰毛を押さえてペニスを咥える。首を振るのが苦しくなると、指でペニスを刺激しながら陰嚢を舐める。
 互いに激しく唇を動かし合い、長々とそれを続け、息継ぎの音が響く。
 膣口からラブジュースが出てくると、私は、おっ、出てきたぞ!と歓び、それが会陰の太腿側を伝ってどこまで流れるのかを観察する。第二弾の淫汁が流れ出て、最初の汁と合流し、アナルの横を通過して尻たぶの間に溜まると、それが溢れてシーツに落ちる瞬間を見届けたい。
 私の頭や翔子の太腿の陰になって薄暗いところで、眼を凝らして会陰やアナルを見つめ、クリトリスを吸いしゃぶる。翔子もハァーハァー喘ぎながらフェラチオする。ペニスの堅さが増して、そろそろイカせてやろうと思うと、首の振り立てが激しくなる。
 ついには翔子の口の中に精液を放つ。その頃には、私の顔は翔子のよがり汁でベトベトになっている。眼にラブジュースが入って痛くなったこともあった。これほど華麗で濃厚な69はなかなか経験できるものではない。
 ローションを使った相互ペッティングはユウコとよくやったが、翔子も私も、狭いシャワールームにあぐらをかいてしゃがみ込み、互いにせっせと右手を動かす。翔子が快感を覚えるたびに小刻みに身体をふるわすのが愉しい。
 私が、翔子の肉孔に中指を嵌め入れ、振動させながらキスをすると、翔子が快感に身をよじって私の舌を吸う。その唇の吸い込みの深さと右手でペニスをこする強さがたまらない。
 一度、翔子の背後にまわり、後ろ抱きして、右の中指でペッティングしたことがあった。翔子は手を後ろに伸ばしてペニスを握ったまま、上体をねじって、唇と舌で私の耳や頬や唇を探った。
 翔子の能動的な動きに、私は愛人気分に完璧にひたった。
 膣道への指ピストンはとても愉しい。特に、指2本で深く素早く往復させていると、私も亢奮する。翔子は性感反応が良い。膣道がうねり、時には、奥の方に大きな空洞が生まれる。指2本をきつく包んでいた肉孔の奥が、突然空気を孕んだように広がる。不思議な現象だ。女体の神秘は奥深い。
 膣のクリトリス側を持続してこすると、愛液が飛ぶことがあり、私の右手は肘まで濡れる。
 指ピストンをする時は、必ず、同時にクンニリングスをしている。クリトリスに吸いついているから、自分の頬の横で指を動かすことになり、腕が非常に窮屈だ。肘や手首がつらくなる。
 でも、クンニリングスをせずに、ただ指ピストンだけをするのは、愛しい女の性器を愚弄しているような気がする。それは、フェラチオせずに3本指でペニスをこすられるようなものだ。
 女だって、クンニリングスもせずに、指ピストンだけしたがる男は真っ平だ。皆そう言う。しかし、クリトリスを舐めながら、指ピストンを長く続けるのは、肘と手首に相当負担がかかる。
 翔子のアナルに指を入れたのは、2度目の対面の時だ。あまりに愛液が多いから、私はいたずらがしたくなった。
 私がアナルに指を入れようとすると、翔子は「いやん!」と言った。でも、甘い口調だから、そのまま入れてしまった。
 翔子の愛液を指にたっぷり絡めてから、狭い関門にじわりじわりと没入させると、翔子の「あっ、あっ」の途切れ途切れの声が愉しい。アナルに指を入れさせる女がなかなかいないから、私は嬉しい。
 中指をアナルの入り口で締めつけるのが厳しかった。しばらく入れたり出したりして、翔子が尋常でないところに異物が入ることに慣れた頃「お尻も気持ちいいかい?」と聞くと、「気持ちいいような気がする」と返した。
 それ以降、アナルへの指入れがエスカレートして、挿入時間が長くなった。クンニリングスをしながら、同時に中指1本でピストンしたり、中指を膣に、人差し指をアナルに嵌めて動かしたり、中指と人差し指の2本を強引にアナルにねじ込んだりした。
 アナルに入れ込んだ指が、後から便臭がするようなことが全くないから感心する。
 そこまでイタズラをすれば、当然アナルセックスへ心が向かう。私はアナルセックスを一度しかしたことがないし初めてのアナルセックスを参照)、それを専門にする風俗嬢でない限りアナルを許す女がなかなかいないから、脈がありそうならしたくなる。
 私は翔子にアナルセックスを求めた。翔子はアナル処女なのに私に対しては受け入れる心がある。だから、翔子は俯せになって、尻を突き上げた恰好をして協力する。
 ただ、どうしても中にペニスが入ってくれないから、いつも未遂に終わる。翔子のアナルは、しっかり閉じすぎている。指2本で開門作業を精一杯しても、ペニスの堅さが足りなくて突入できない。残念としか言いようがない。
 洗浄前のフェラチオ、つまり即尺は、初めてそれをねだった時、翔子はかなりいやがった。その顔は、即尺がやったことのない行為であることを語っていた。それでも、結局ぱっくり咥えて、普段通りの、しゃぶられ具合のよいフェラチオになった。
「全然においもないし、変な味もしない」
 感想を聞いたら、そう答えた。
 一度経験すると、それからは即尺を受けるのが恒例行事になった。洗っていないペニスをしゃぶるのは、女にされる愛撫で私が一番亢奮する。即尺は相当心を許した行為だ。
 毎度逢う度に「ほら、ご挨拶して!」の呼びかけで、パンツから飛び出したペニスを翔子に咥えさせるようになった。もちろん、私も即クンニでご挨拶する。
 私が、その日に最初の客になった時、翔子の性器はなかなか美味だった。
 40を超えてもAV男優として活躍している清水大敬という棹師がいる。中年太りで、いかつい顔をしている。清水氏は必ず褌姿の半裸体で登場する。
 AV女優は、本番撮影の時に男優と初めて顔を合わせるのが通例だから、黒縁の眼鏡に白の褌姿で、だみ声の乱暴な言い方をする中年親父に仰天する。
 褌の横からペニスを取りだしてフェラチオさせるのがえげつないし、69にしても交合にしても、大股開脚を要求して体位が過激だ。サディスティックな振る舞いが特色で、美少女を相手にファックするときは、女の口によく唾垂らしをする。
 清水氏が出演するエロビデオを見るたびに唾垂らしのシーンが出てきた。初めて見たときは驚いた。
「おい、口を開けろ」
 清水氏は抽送しながら命令する。
「俺の唾を飲め。飲むんだぞ」
 言葉は横柄で、プレイが全体にSMっぽい。若い女が好感を抱くような容姿ではないけれど、それでも美少女が潤んだ目で従う。大きく口を開け、大粒の唾が落とされるのを受け入れて、飲み込む。
 出演料のためにはとんでもないことをするものだ、とあきれて眺めていたが、何度も見ているうちに秘訣がわかった。
 清水氏は見かけは横柄でも、クンニリングスする舌の動きがいいのだ。女は亢奮して乗せられている。そう理解すると、私もやりたくなった。
 金津園の馴染みの女が亢奮しきっているときに、甘えるように唾垂らしをねだったら、素直に口を大きく開けた。予想外の展開に私は驚きつつ唾を落とした。飼っている小鳥や犬に唾をくれてやることはあるけれど、人間にしたのは初めてだった。
 翔子が私の求めに何でも応じるから、私は同じことをしたくなった。
「口を開けて。……飲んでくれるかい? 僕の唾を」
 翔子が性的昂揚にひたりきっているとき、仰向けになった顔を覗き込んでねだった。
 翔子はためらいも見せず口を開けた。ヘルスの客として限定された時間逢っているだけなのに、それも知り合って2ヶ月しか経っていないのに、あまりにもあっさりと私の要求に応えた。
 翔子の愛らしい唇が開くのを見て、私は唇の10cmばかり上から唾を落とした。滴は伸ばした舌の奥の方に乗り、暗い喉に流れた。
 その時、私がいかに亢奮したかは言葉で言い表せない。奔放な69も、アナルに指2本ぶち込んできしむように往復させることも、開けた口に唾を落とすことも、翔子は何でもオーライで、私は幻の世界にいるような気がした。
 そこまで心を許してくれたから、その2ヶ月後に、シャワールームに入る前にフェラチオすることまで求めてしまった。
 翔子が私に許す特別待遇は、即尺、口の中に唾を垂らすこと、デジカメでの撮影、それに純生の性交だ。いずれも名古屋の有名ヘルス店の女が客に簡単に認めることではない。
 大きく口を開けた翔子の舌の上に唾を垂らしたのは、翔子が屈曲位でペニスの抽送を受けてよがっている最中だ。だから、全く清水氏のエロビデオの再現だった。
 デジカメでの撮影についても、私は翔子に感謝している。
 ヘルスやソープの客には、服を着ている女のポートレート写真を撮って喜んでいる男がいる。インターネットで喜びの報告を見たことがある。
 でも、顔出しする女の顔写真を撮ったって自慢にもならない。そんなものは雑誌からイメージスキャナーで入手できる。顔出ししていない女で顔の写真を撮ったら評価C、ヌード写真を撮ったら評価B、ハメ撮り写真や局部拡大写真を撮ったら評価A、中出し写真や放尿写真を撮ったら評価Sだ。
 撮影OKの当初に私は顔写真を所望したことがない。いつも頼むのは、おまんφの写真を撮らせて!だ。
 リゾートで女に撮影を頼み込んだことはそんなに多くはない。その代わり、申し入れたときの成功率は殆ど百パーセントだ。女達は私が画像を悪用しないと信じてくれた。
 私はリゾートの女ではミナコとサトミの性器の写真を撮った。いずれも、アクメ直前の、会陰によがり汁が垂れている、素晴らしい画像だ。
 サトミは初対面で、ミナコは8回ぐらい会った時、大股開きの股間を激写した。この女は私をがっかりさせないだろうと踏んで、カメラを取り出した。申し入れたら、即オーケーの返事で、嬉しい写真が撮れた。
 翔子に8月に初めて会って、9月の末に4度目の対面をした時、撮影を頼み込んだ。
 その時表情にはかなりためらいが見られたけれど、結局認めた。しぶしぶのようだから、割れ目が開いているのを2枚接写しただけで、それ以上深追いしなかった。
 その後しばらくはデジカメを持ち込まなかった。11月になって、親密さが充分に深まった頃、顔が写っている写真を撮りたい、と求めた。
 嬉しいことに翔子が承諾したので、シャワーを浴びているところを正面から撮った。シャワールームの床に正座しているポーズで、壁が白っぽいから肌の色がきれいに撮れた。翔子がにっこり微笑み、ぽっこりふくらんだ下腹の下に恥毛が浮かび上がったヘアーヌード写真になった。
 2人とも身体を拭き終えたところで、フェラチオしているところを撮りたいと言ったら、翔子はいやがるどころかむしろ嬉しがって応じた。
 カメラを見つめ、舌を突き出してカリ首を舐めた。それを、私の下腹部から、フェラチオする翔子の顔までが写るように接近撮影をした。
 それから私はしばしばカメラを持ち込み、ヌード撮影会もどきの逢瀬になった。
 だらだらとよがり汁を流す割れ目も、私のペニスを咥える割れ目も、素晴らしい接写の画像を撮ることができた。デジカメで撮影するとき、翔子は魅力的な被写体になった。
 私が撮りたいのは、芸術性がゼロでも、猥褻度が百点の写真だけれど、翔子の魅力は百%引き出したいと思っている。
 翔子は写真の写され方がまるで下手だ。女が立ち姿を撮られる時、つま先立ちした方がいいぐらいのことはわかっているけれど、ポーズの取り方がスマートでないし、カメラ目線がなってない。目をぱっちり開く工夫もない。意識して下腹を引っ込めるという、女の肉体を素晴らしく見せる着眼がない。
 私は、ポーズを決めて、自動シャッターで撮すことに精一杯で、より美しく見せる工夫についてアドバイスすることを忘れてしまう。
 撮った画像をパソコンに入れ、モニターで見て、後からいろんな欠陥に気がつく。
 ヘルスの部屋で撮影してとにかく困るのは、部屋が暗くて光源が一つしかないことだ。翔子が上手くポーズを決めたとしても、フラッシュ撮影では写り方が満足できないことが多い。明るくて、広いところで、翔子の魅力を完璧に捉えたいと思う。
 女の陰部は陰核茎部のあたりで存外と角度がついている。それは、仰臥したときによくわかる。角度があるから、フラッシュ撮影では、陰部全体を上手く撮すことがなかなか難しい。
 充血したクリトリスを中心に撮すと、膣口やアナルが上手く入らず、恥毛が目立ちすぎてしまう。愛液に濡れた会陰がはっきり写ってくれない。ならば、亢奮して開いた膣口や、愛液に濡れたアナルをしっかり撮してやろうと思うと、クリトリスの上が暗闇になって、恥毛がきれいに撮れない。逆に、会陰とアナルがフラッシュの光で輝いてあまりにも浮き出てしまう。
 要するに、会陰と陰阜の面の向きが違うから、フラッシュ撮影で接写するとどちらかが蔭になり、上手く撮れないのだ。
 是非とも撮りたい写真で成就しなかったのは、放尿シーンのどアップだ。翔子がいつも「今、おしっこは出ない」と言うから、撮れなかった。
 翔子の私に対する特別待遇の最も衝撃的なのは、純生の性交だ。それも、毎度、即尺、即ベッドという、ソープランドならば6万円の店で体験できる淫猥なサービスだから嬉しい。
 名古屋の都心にある、若い女を揃えたヘルスの店で、交合はまずできないと考えていい。しかし、ユウコとはペニスの挿入までしてしまった。
 翔子をクンニリングスと指ピストンでよがらせていて、翔子の股の間に入り、ペニスでクリトリスを擦ったことがあった。私にはあわよくば合体したいという下心があった。
 翔子の足がMの字に開き割れ目がパックリ割れていた。ペニスを支え、穂先を溝にそって上下させた。陰裂がネトネトになっていたからカリ首が肉溝の中を小気味よく滑った。鈴口をクリトリスに当てて擦ると、翔子は気持ちよさそうな顔をした。
 ペニスを入れられやすい体勢なのに、翔子はその危険に身構える気配がなかった。
 私が膣にカリ首を僅かに入れると、翔子が「いや、いや!」と小さな声を出した。叱責めいたものではないから、そのままゆっくりと進めた。明確な拒絶があればすぐ抜く意識だった。
 でも、翔子がペニスの進入を愉しむ顔をしているから、とうとうズッポリと埋めてしまった。そのままスラストすると、翔子のよがり方がいい。翔子と胸を合わせるとすがりついてくる。唇を吸いながら存分に腰を振り立てた。
 それからは、翔子と逢うたびにインサートした。
 私はいつも即尺を愉しんだ後交合した。奥に進めるとき、既に多少の潤みを帯びていて、皮が引っ張られる感触があまりない。正上位で射精の限界まで腰を動かした。
 イキそうになると、一旦外して、翔子の尻をベッドの端に持ってこさせてクンニリングスをした。
 ユウコは膣内射精を警戒して、抽送を僅かにさせただけでストップさせた。翔子は、私が中出しをしないと信用していて、翔子の方からピストン運動の中止を求めることがなかった。
 クンニリングスでたっぷり愛液が流れると、バギナに指ピストンを併用する。ペニスを嵌めたくなると、また合体した。そこで射精しそうになると、またクンニリングスをした。今度はアナルに指ピストンする。飽きるとまたペニスを嵌めて抽送した。
 最後は、69で翔子の口の中で放つか、限界まで抽送してから翔子の陰毛の上に精液を出すか、どちらか気の向いた方で果てる。そんな濃厚な性戯の繰り返しで遊興時間の殆どを使うのが愉しい。2人がシャワーを浴びるのは、いつもプレイが終わってからだった。
 翔子の肉壺はペニスを真綿でくるむような柔らかさがあって、極めて具合がいい。正上位で嵌めると、膣の会陰側で肉が受け口になってせり出している感触がある。カリ首だけでなく、ペニスの下腹も揉まれるような塩梅だ。ぐしょ濡れになっていても存分にペニスを刺激してくれる。
 それに、抽送しているとき、翔子のよがる顔が素晴らしい。あれほどまでに気持ちよさそうな顔をする女はなかなかいない。
 翔子は素股行為をする。素股プレイはペニスが嵌められやすい。それで、勝手に挿入されて、常連の客の何人かにはペニスの突入を許しているらしい。入店してからしばらくは、男が何度も来て強引に求めると、翔子は断り切れなかったようだ。
 しかし、性交までするのが恒例になった男でも、私以外は必ずコンドームを持参させ、それを着用し、使用後は自分で店の外に持ち出すのを前提にして許していると言った。
 私は抽送しながらディープキスをするのが大好きだ。
 翔子をオーラルで充分に昂めた後、ペニスをぶち込んで腰を送ると、喘ぎ声を上げて、すがるような甘い視線を投げかける。
 私はねっとりと抽送しながらディープキスを愉しみ、翔子の口の中に唾を入れる。また、躯を開いて、デジカメで接合部の写真を撮る。カメラを高く掲げて翔子のよがる姿態も撮る。カメラを置いて、再び腰を動かすと、翔子は、気持ちよすぎてたまらない!という顔をする。
 これだけ女らしい女はいない。それなのに2月はマコとリュンにも入ってしまった。翔子の生理休暇が明けたら、その2人との、愉快でちょっぴり哀愁がある対面について、翔子に話してやろうと思った。

 5月になって、久し振りに翔子の予約が取れた。翔子が4月の初めに自宅の階段でしくじって捻挫したから久しぶりになった。
 店の男が、店に1ヶ月出られない重傷で、ゴールデンウィークも出勤が無理なようだから大変困る、とこぼした。だから、私は4月は素人ニューフェースのナミに入った。
 連休の最終日になって電話をすると翔子が出ていた。
 ヘルスやソープの女は体調を悪くして店を長く休むと、そのまま店を替わってしまうことがよくあるから、翔子に2度と会えないかと心配した。心底ホッとして、すぐ店に駆けつけた。
 翔子は右足首を簡易のギプスで保護していた。まだ階段が上がりにくいと言う。無理な動きをすると痛みが走るのに、店にせかされて5日前から働いていた。
 当然怪我のことが話題になるけれど、翔子は捻挫したわけとか、自宅に引きこもってどれだけ退屈したかということを滝の落流のように話し散らすことがない。
 気負い込んで顛末を喋らないのは、所詮私が店で会う客だから話してもしょうがないと思っているのか、もともとそういう性格なのか、一体どちらなのだろう。
 せめて、「私が休んでいる間、誰のおまんφを舐めていたのか、教えて!」とでも言うなら、私は「ナミちゃんのクリトリスを吸っていたよ」とでも答え、翔子が私のことを気にかけてくれたかと嬉しくなるだろう。しかし、そういう媚態もない。おおらかな助平でも、根がまじめだ。
 私が店にノートパソコンを持ち込んで、デジカメで撮った猥褻写真を見せたことがあった。その時、翔子は自分が写っている淫らな写真は喜んで見るけれど、他人の顔が写っているものは鑑賞を遠慮した。存外に堅いところがあった。
 翔子が、裏ビデオを見たことがないから是非見たいと言うので、とっておきの2本を貸した。でも、1月に渡したのになかなか見なかった。どうして見ないのかと聞くと、「恥ずかしい」と答えた。
 このことは翔子がまじめで慎ましやかな性格であることを示しているから、私は翔子に惚れ直した。
 怪我をして1ヶ月も自宅に引きこもっていたから、エロビデオを見たのかと聞くと、ニタニタして「とっても面白かった」と答えた。返そうと思って持ってきたと言う。
 感想を聞くと、「合体部分がもろに見える裏ビデオも面白いけれど、薄ぼかしにしてあるもののほうがエロチックでいい」と言った。
 翔子がユニフォームを脱ぐと、赤いパンティを穿いていた。派手な色にそそられ、パンティを残して後はすべて脱ぐように求めた。
「パンティを膝のところまで下ろして、仰向けになってよ。その格好で写真を撮りたいなぁ」
 翔子はにんまりして従った。
「そう、膝を上げて! パンティが引っかかった中途半端な恰好が面白いねえ」
 翔子の股間に向けてシャッターを押したら、翔子が妙なことを言った。
「ねえ、シャワー、浴びる?」
「いつもそんなことをせずに、ちんちんをしゃぶってくれるじゃないか。どうしてそんな質問をするの?」
「シャワーを使うなら、ギプスを外さなければいけないから、一応聞いたの」
「外さなくても良いから、ちんちんを咥えて」
 立ち上がって、ベッドに腰かけていた翔子の顔にペニスを近づけた。
 翔子はかっぽりと咥え、ためらうことなく早速強烈なフェラチオを始めた。洗っていないカリ首をねぶっているとは思えないほどの激しい吸い込みとしゃぶり方だ。
 もともとペニスは勃起していたから、舌がべったりとカリ首の底面に当たると、感触がとてもいい。裏筋をぐりぐりと揺すられて、身をよじりたくなるほどの快感が腰からわき起こる。
 翔子の顔は右面の方がいい。左目より右目の方が大きく開く。私はカメラを左手で持って、手を伸ばしてカメラを翔子の口許からできるだけ離した。
 ペニスの含み方を浅くするように翔子に言い、翔子がカメラに顔を向けたところで、カメラアングルに見当をつけた。手ぶれが起きないように、注意深くシャッターを切った。
 液晶モニターで写り具合を確かめ、翔子に見せるとにんまりした。
 ペニスをこすりながら翔子に声をかけた。
「嵌めよう」
 いつものように、即尺に続いて、即ベッドだ。私は性的プレイに時間を使うから、即尺、即ベッドの進行は大変ありがたい。
 翔子が寝そべって両脚を上げたところで、ペニスを下に向け、指で小陰唇を開いて肉孔に差し込んだ。
 クンニリングスもペッティングもしてないけれど、少し潤みがあり、きしまずにペニスが潜り込んだ。私はペニスの皮が引っばられないことを確認するとゆったりと腰を送った。久し振りの交合だからペニスの力み方が頼もしい。
 それほど部屋が明るくなくても、眼下の翔子の白い肌はブルーのシーツに映える。ペニスを突いているうちにバギナが潤んでくるのが何とも愉しい。翔子は次第に喘ぎ声が明瞭になり、膣のぬめりも濃くなった。
 腰を落として突き上げるように動かすのも、腰を上げたまま押し込んでペニスの根元がクリトリスに当たるようにするのも、両方とも具合が良いようだ。
 私は時々抽送を止めて、翔子の唇を求めた。ねっとり吸いつく返しが良い。濃厚なキスに満足すると、また深く腰を使った。
 翔子はピルを飲んでいないので、中出しができない。私はどちらかと言えば早漏の傾向があるけれど、中出しが絶対にできないというプレッシャーで、いつも射精が我慢できる。ペニスが完璧に漲っているから、摩擦が何とも素晴らしい。ペニスの先から根元まで一様に包み込んでくれる。
 もうバギナはヌチャヌチャして、ピストンの送り方によっては卑猥な音が洩れた。
 1ヶ月働いていないので、少し太ったのが気になる。でも、久し振りの対面で翔子も気持ちが昂まっているのがよくわかるから、新鮮な気持ちで亢奮できる。
 勢いよく突くと、翔子が、何ともたまらないという表情になる。やっぱり性行為は69よりも顔が見える対面ファックの方がいいとつくづく思う。
「僕の唾を受けて!」
 私はいつものように所望した。
 翔子が口を開けると、ダラーッと唾液を垂らした。落ちると、翔子はすぐに口を閉じた。喉が動くと同時にまた抽送を始めた。
 翔子がよがり声をあげて表情を崩しっぱなしにしているから、私は思わず抽送が早くなる。気をやりそうになると、何か作業をして鎮める必要がある。
 カメラを両手で構え、高く掲げて撮影した。翔子の顔が写るように構えたつもりだけれど、モニターを見ると首から下しか写っていなかった。翔子が大きく股を開いて、繁みの中でペニスが嵌まっているところは上手く写っていた。
 もう1枚、合体部分のアップを接写モードで撮った。こちらも、今度はペニスを引きすぎて、カリ首が殆ど飛びだしている画像になったのが不満足だ。
 長く抽送を愉しんだから、私は満足してペニスを抜いた。
 クンニリングスにかかることにした。
 私はリゾートで会った10人目がマコで、11人目がナミだけれど、11人のすべての女で乳首を口に含んだことが殆どない。あっても瞬間的な動作だ。また、ベッドでフィンガープレイから始めたことも殆どない。
 乳首を刺激してから、脇腹、内腿と唇を這わせ、それからクリトリスにかかるのが正統的な前戯だろうけれど、私はいつも直ちにクリトリスに唇と舌を使った。
 やはりそれが一番効果的だった。ヘルスのような限られた時間では、乳房を愛撫するのは時間の無駄だと思った。
 最大の性感帯ばかりを相手にして、乳房のような副次的な性感帯を無視するのは、乳房に対する侮辱かもしれない。しかし、乳首を含まれて表情が崩れる女が殆どいないから、大切な育児器官はそっとしておくことにしていた。
 11人の女は、私が乳房を揉んだりせずに、いきなり口を陰裂に寄せ、ひたすらクリトリスを攻め続けるから、皆さぞ驚いたことと思う。
 しかし、それにしても、セックスのハウツー物で、愛撫は、首筋、乳房、脇腹、内腿、そんなところを丹念に刺激せよ、と書いてあるのには疑問を感じる。そういうところを愛撫した時の反応と、クリトリスを愛撫した時の反応とは、まるで違うのに、クリトリスの直接攻略を全然推奨していないのがおかしい。

 翔子がいつものようにベッドの角に腰を寄せた。ギプスを着けたままの右足が痛々しいけれど、私はかまわず唇でクリトリスを探った。
 しっかりペニスでピストン運動をした後だから、陰裂のぬめりはなかなか味が濃かった。生臭くて塩味がする。
 クリトリスを唇に挾んで揉みしだくと、ラブジュースが流れた。翔子の愛液は白濁しているときもあるけれど、その日は透明だった。舌で舐めまくり、唇で挾んで揉みまくり、翔子が身悶えしながらよがり声を上げるのに聞き惚れた。
 たっぷりクリトリスを弄ってラビアも会陰もベトベトになった。そこで、指2本を差し込み、出し入れをしながらクンニリングスをした。
 翔子は、ヒィヒィ、ハァーハァーの状態で、その喘ぎ声を聞きながら、指先で膣の奥の肉襞をまさぐるのは性愛の極みだ。
 2ヶ月前にライター2つを膣とアナルに嵌めてクンニリングスをした。百円ライターの金具が2つの孔から飛び出しているのは何とも愉しい眺めだ。毎度のことながら、私の猥褻行為に対する翔子の協力には驚いた。
 その後写真を撮っているうちに、アナルに突っ込んだライターがつるんと全部没入してしまった。
 百円ライターが長方形ではなくて、ラグビーボールのような形になっていて、だから、アナルに差し込む気になったのだけれど、短いからすぐに出てきてしまう。こん畜生とばかりに押さえているうちに先端が消えてしまった。
 肛門の奥の空洞がブランデーグラスの形をしているから、指で取り出そうとしても全く無理だ。シャワールームで排便スタイルで力ませても出てこない。とにかく翔子が排出に苦労したから、私は青くなった。
「もっと、頑張って気張れ」と言ったら、ようやく出てきた。しゃがんで気張って肛門がふくらんだところを見たかったが、さすがに言い出せなかった。
 そんなことを思い出しながら、クリトリスを嬲り続けた。クンニリングスに熱中すると、私はペニスが沈静してしまうのに、堅さを維持したままだった。1ヶ月ぶりの対面の亢奮がペニスに与える効果は大きい。
 翔子に何とか気をやらせたかったけれど、到達しそうでも終着点を迎えないようだと思った。この数ヶ月間気をやらすことに失敗していた。
 翔子はアクメの絶頂になかなか至らない。くやしくてストレスがたまるほどだ。翔子の性感は、明瞭な頂点なしにオーガズムが続くタイプのものなのかもしれない、と私は性科学書を調べて推察した。
 それで、愛撫を続けた時間と翔子の乱れ具合から見て、もうエクスタシーは充分だろうと思うと、アナルに指をぶち込んで遊ぶことにした。
 実は、私にはアナルセックスを完遂しようと堅い決意があった。
 一度だけ翔子のアナルにペニスを嵌め込んだことがあった。2ヶ月前に初めて突入に成功した。
 それまで、アナルにペニスを当てたことは何度かあっても、カリ首が潜り込むことが全くなかった。あまりに締まりが厳しいから、アナルに突入することは不可能のような気がしていた。
 それで、先々月は翔子が仰向けになる対面位でやってみた。そうしたら意外にも上手くいった。
 肛門性交の初心者には、受け入れ側が俯きになるのがいいとされているので、それまでは俯せで試みて、いつも堅いシャッターに撃退された。翔子は、仰向けで膝を引きつけて腰を上げる姿勢の方が、アナルが緊張をゆるめるようだ。
 ツルリとカリ首が奥へ滑る感触があると同時に、翔子が悲鳴を洩らしたときは、とにかく驚いた。
 でも、嵌め込むとすぐにペニスの先にこすれを感じなくなって、途中で萎えてしまった。翔子のアナルがあまりに締まっているから、充血が押し戻されたような感覚だ。
 せっかく突入できても、ろくに抽送もできずにペニスが萎えたからには、アナルセックスに半分失敗したことは間違いない。
 私は、翔子を仰向けにして、今度こそアナルファックを完遂しようと思っていた。
 膣孔から愛液をすくい取っては、指をアナルに差し込んだ。充分アナルに潤滑油をなすりつけると、次はペニスに愛液を絡めればいい。ローションを使わなくても、よがり汁だけで大丈夫だろう。
 私はベッドに上がり、翔子の向きを変えさせてペニスを膣に嵌めた。腰を使うと、翔子の反応が良い。
 今日の翔子はとてつもなく素晴らしい、そう思うと、ペニスが完璧に漲った。
 愛液が充分ペニスに絡まって、頃よしと思い、上の孔から抜いた。翔子に足を抱えさせ、下の孔の正面に当てた。ぐいっと押すと、確かにカリ首が突入した。
「ああっ」
 翔子のかすかな悲鳴が心を煽る。拍子抜けするほどうまくいった。
 私はゆっくりと押し込んだ。そのままスローで動かすと、「いやん……いやん」の声が応援歌になる。
 私は、対面位でペニスがアナルに潜っているのを、写真に撮りたいと思っていた。だから、カメラをとって、股間に向けてシャッターを切った。液晶モニターで確かめると、陰裂の下で肛門にカリ首が全部くわえ込まれているのがはっきり写っていた。
 今度はきちんとアナルの中で射精したい、と思ってピストンした。しかし、根元を押さえられる感触ばかりが強くて、先がこすれる感覚がない。次第に萎れてきた。ペニスを引くと、アナルの異物排出運動に負けそうになる。
 とうとう完遂をあきらめた。
 抜いたペニスを指で拭って、指先の匂いを確かめたが、違和感のあるにおいはなかった。
「うんこのにおいはしないぜ。しゃぶって!」
 私はそのまま翔子の上に被さった。私が上で、翔子が下の69をするのは初めてだ。
 両足を伸ばし、つま先立ちして躯をアーチ型にすると、翔子はペニスを掴んで口に導いた。仰向けだから首を振りにくいけれど、その代わり唇や舌を横方向に使って、激しいフェラチオを始めた。洗いもせず、しかもたった今、肛門の中にすっぽり入っていたペニスでも、そのしゃぶり方は何とも激烈だ。
 狭いベッドで、翔子の、膝を折った股の開き方がいやらしい。左右の足の裏を合わせさせ、膝を下げさせると、足がの形になる。白い脹ら脛と白い内腿に続いて着色の淡い小陰唇が開き、ますますいやらしい。
 開いた股ぐらの中心を更に両手で左右に引っ張って、右の親指でクリトリスの包皮をたくし上げ、クリトリスを過激にしゃぶった。縦に横に首を振りやすい。頬がすぐに翔子のよがり汁でベトベトになった。
 ペニスを咥えている口からよがり声が洩れている。卑猥な響きで耳を打つ。股間から香る女のにおいが眼から焦点を奪う。
 もうペニスはガンガンだ。ここで射精すれば喉の奥を直撃して、翔子がむせるかもしれない。
 気をやりそうになるのを抑えねば、と思うと、カメラの紐が目についた。
 カメラを引き寄せ、シーツの上に置いたまま翔子の股間に向けて位置決めした。そのままシャッターを押せば、私がクリトリスに吸いつき、割れ目からラブジュースが流れている全景が撮れるはずだ。
 ペニスをしゃぶりながらクリトリスを吸われ、割れ目からよがり汁を流し、最前ペニスが突入していたアナルは僅かにゆるんでいる。その肉欲の極みの絶景をアップでとらえるべく、股ぐらから40cmばかりのところでフラッシュをたくのがとても愉しい。
 液晶モニターで確認したら、ラブジュースが陰裂の下端から会陰とアナルの横を通過して、尻たぶの途中まで、見事に太い流れになっていた。私の唇はしっかりクリトリスを挾み、白い尻たぶには、抜け落ちた陰毛が貼りついているから、展覧会に出品したくなるような画像だった。
 私が上で翔子が下になる69はクリトリスが吸いやすい。ペニスのしゃぶられ具合も良くて、意外に塩梅の良いものだとわかった。
 シャワールームにも入らず、久し振りの対面でもそれほど雑談をせずに、即尺に即ベッドを始めたから、まだ時間は充分にあった。もう一度翔子のアクメ到達に挑戦しようと思った。
 私はまたベッドから降りて、翔子の腰をベッドの端に寄せ、クンニリングスを始めた。それまで充分亢奮し続けていたクリトリスを、舐めて、こすって、揺すって、揉みしだいた。気合いを入れて、女がイキやすい愛撫に努めた。しかし、翔子は深くよがるだけで、究極の峠を越えることはなかった。
 私の顔は翔子の股間に張りつき放しで、汗だらけだ。
「嵌めよう」
 声をかけて上体を起こすと、顔が涼しい。
 眼鏡をかけてベッドに上がった。
 正上位で交わると、ピストン運動に応える翔子の反応が相変わらず明瞭だ。翔子はクンニリングスでも抽送でも「気持ちいい!」と何度も訴えた。ここまで乱れているのに、どうして最終の頂点と思われるものがないのか、くやしくてならない。
 キスをして、唾の渡し合いをして、交わって、最初の交歓プレイと同じ動作の繰り返しでも、互いに快感がゆるむことは全くない。2人の声が誰かに聞かれていやしないかと心配になる。
 どういうふうに射精して終わらせようかと考えた。このまま抽送を続け、極まったところで抜いてクリトリスにザーメンをぶっかけようか、それともいつものように途中で69に切り替え、口の中にぶちまけようか、迷った。
 結局、どちらでもないやり方にすることにした。
 膣から抜いて、また、アナルに狙いをつけた。当てる位置と押す角度が飲み込めたから、ペニスを手で支えて押すとすんなり入った。これまで突入にあれほど苦労していたのが嘘のようだ。
 今度こそ直腸に発射しようと、翔子の揺れる乳房を眺め、喘ぎ声に耳を澄ませながら抽送した。でも、最前と同じようにまたペニスの勢いが弱まった。
 アナルセックスはカリ首にこすれを感じないから、元気がなくなるのだ。遠慮せずにピストンを早くしても、やっぱり感覚が頼りない。長く勃起しっぱなしで、ペニスが疲れているようだ。
 元気を回復するには、やっぱりバギナが良い。
「ああっ」
 ペニスをアナルから勢いよく抜いたときの翔子の悲鳴が愉しい。
 また、上の孔に入れ直した。
「あっ、あっ、あっ」
 勃起を強めるため、激しくバギナを突くと、応えるよがり声が良い。膣はアナルよりも、熱くて、ヌルヌルしていて、しかも、カリ首にこすれがある。
 膣外射精をするつもりだったけれど、再び完璧に漲ると、とことん肛門にこだわりたくなった。湯気が立つようなペニスを再びアナルに押し込んだ。
 今度は突入する時にズルリとした感触が背中にまで響いた。そのこすれの感覚は最前の嵌入の時にはなかった。抽送すると、カリ首からガンガンとこすれ感が伝わった。
 これなら射精できると思った。
 僅か10回程度の深い往復で、気運が駆け上がった。
「いくぞ!」
 アナルの奥に激しくザーメンを放出した。
 私は顔の汗を腕で拭いながら、躯を離した。
「とうとう、きちんとアナルセックスをしたぜ。思いっきりぶちまけた感じがする射精だったよ。……翔子が2人目だ。協力、ありがとう!」
「ふふっ」
「あっ、写真に撮らなければ。君とアナルセックスをしたのは生涯の思い出になるのだから、僕のザーメンを受け入れた尻の孔を撮っておきたいぜ」
 翔子が足を上げて構えた。ラビアが閉じて、双片の間の一筋の合わせ目に貯まった愛液が表面張力で飛び出している。アナルもぴったり閉じて、放射状の小皺に粘液を浮かべている。
 私は両足を翔子の尻に当て、押し広げて、アナルと膣口が開くようにしてシャッターを押した。立派な戦利品がモニター画面に映った。
「それにしても、気持ちがよかったぜ。ほんとうにドクドクドクーっと出した感じだ」
「でも、中で出してはだめよ」
「中で出したって、いいじゃないか、そこなら」
「しーっ!」
 翔子が人差し指を唇に当てて、私の声の大きいのをとがめた。
「口の中でザーメンを出すのがよくて、お尻の孔がいけないなんて、変だよ」
「でも、だめなの」
「アナルセックスがオーケーのヘルスも多いんだぜ」
「ふふっ」
「さっきはどうして、中で出してはダメ、と止めなかったんだよ?」
「一度は経験してもいいかなー、と思ったの。……入ったもの、私、どうしたらいいのかしら?」
「こぼれないだろうから放っておけよ。……しかし、アナルセックスは君が2人目だよ。両方ともアナル処女で、とっても嬉しいぜ。初めてアナルセックスをした時はバックでしたけれど、対面の形でする方が、やっぱりちんちんを入れやすいねえ」
「ふふっ」
「アナルセックスというのはね、後で必ずうんこがしたくなるんだよ。次の客の時に、うんこがしたくなったらどうする?」
「えーっ、そんなの、困るーぅ」
「朝、出したんかい?」
「うん」
「たくさんかい?」
「うん、たくさん」
「それなら大丈夫だろう。むちゃくちゃ汗をかいたなぁ。暑くてたまらないよ」
「そうねえ」
「僕も亢奮したけれど、君も亢奮していたねえ。あれだけ気持ちが盛り上がっていて、ずぶ濡れ状態になり、どうしてイケなかったのかなぁ?」
「私も今日はイケるかな、と思ったんだけれど」
「もうちょっとクンニリングスを続けたら、アクメになったのかなぁ?」
「うん、たぶん」
「そうかー。しかし、本当に君は亢奮させてくれるねえ。翔子とナミにはこれからも一生懸命に通うよ」
 私はそれまで難攻不落だった翔子のアナルに易々とペニスが突入したのが不思議でならない。それほど嵌め込むこつがわかった気がしない。
 そのことを翔子に言うと、翔子は、自分の方がアナルで受け入れる要領を掴んだのではないかと言った。
 延々とセックスプレイをして、69やクンニリングスを間に挟み、バギナとアナルに嵌め続けた。途切れ途切れだけれども、通算すれば私にしては信じられないぐらいにピストン運動の時間が長かった。だから、私はその後一週間ばかりは、腿の表面にしびれが走り、腰が重かった。
 腰痛の持病持ちなのに何故私はファックをしたがるのだろう。

 ナミは3月に初めて会った。
 リゾートでいろんな女と遊んでとんでもないのに当たったことがない。そのことは、ヘルスやソープで当たり外れが激しいことを考えれば、大変めずらしい。まだ、魅力的な女がいるかもしれない。カメラ撮影を許すほど親しくなれそうな女を見つけたかった。
 10人目の被写体になるほど心を寄せてくれることを期待してアルバムで選んだのがナミだった。
 私はナミにかなり惹かれた。ナミは眼のはっきりした美人で、乙女らしく髪をまとめている。スリムな躯にスラーっとした脚だ。そして、私の眼を見つめ、会話の返しが朗らかで良い。
 親しくなれば、かなりのサービスをして、愉しんでプレイをしそうだ、という感触を初対面で得た。
 翔子のように濃密な逢瀬が成就することは期待できないにしても、ナミは翔子と違ってイクという終末があるのがいい。私とのプレイでオーガズムを得ることによって、心底うち解ければ、カメラ撮影を許すのではないかと思った。
 ただ、やっぱり私の本命は翔子だから、ナミにはじっくりとりかかろうと思っていた。
 ところが、4月に翔子に全く会えないことになって、私はナミと何度も遊ぶことになった。
 するとナミは僅かな対面でも意外なうち解けようで、私は驚いた。かなりの奔放なプレイが期待できるかもしれないという初対面の観測は間違っていなかった。
 私は3月から5月まで何度もナミを指名し、濃密なプレイに誘導して楽しんだ。そして、ナミの私に対する好感の手応えを充分感じた。
 私は5月に翔子の、それまでさんざん撃退されてきたアナルの奥にようやく精液を放つことができた。
 完璧な勃起を果たしてAFしたことにに私は大いに気分が高揚して、ナミの濡れた陰裂の写真を撮るという大変難しそうなことでも成功するような気になった。
 ナミはついこの間まで普通のOLを3年間していて、それまで性行為の数は少なかった。そのナミが、私の誘いに乗って、アナル舐めやアナルへの指の挿入や即尺というとんでもないことをするようになった。それでも、デジカメ撮影だけは絶望的に難しい気がする。
 翔子は、土曜日が休みで、昼の12時から夜の12時まで働くというフル稼働をして、とにかく金を稼ぎたい姿勢だけれど、店の女は普通は早番か遅番のどちらかにしていた。
 ナミは一人暮らしでも早番の出勤を選んでいた。木曜日と日曜日を休みにして、12時から夜の8時まで働いた。
 私は、遅番を選ぶ女は好みではない。若い女が夜中の2時や3時に帰宅することを選ぶ性格に引っかかりを感じる。ナミが一番稼ぎやすい日曜日に休みを当てる堅いところも好きだ。でも、そういう性格は、私の特別な願望には応じにくいだろうと思う。
 店の女は遊びが終わると名刺を渡す。その名刺にはメッセージを書き入れることになっていて、ナミはその文章を毎度まめに書いている。他の女と少し人間の出来が違うと思っていた。
 ナミはそれまで店で会った女の誰よりも言葉遣いがしっかりしていて、仕草にもお嬢さんっぽいところがあった。
 初対面で、私はナミの育ちがかなり良さそうだと感じた。それに、ナミはうがいを勧め、入念にペニスを洗った。むしろ衛生面にはとても潔癖な雰囲気があった。私のアレルギーによる斑点やちょっとした躯の傷を気にして確かめた。
 ナミは即尺なんてことは絶対に認めそうもない、デジカメも使わせてもらえない、2回逢った時には、そう思っていた。ただ立派な上玉だから通い続けるつもりだった。
 ところが、3度目の対面で冗談半分に、「洗っていないちんちんを舐めてくれないかなぁ。僕のはきれいだとわかっているだろう?」と言ってペニスを突き出すと、ナミは床にしゃがみ込んで、カリの溝を確かめてからカッポリ咥えた。
 全く予想外の反応で、私は嬉しかった。
 何度考えても、ナミが僅か3回目の対面で、私の求めるままに未洗浄のペニスを口に含んだことが不思議でならない。私を歓待する翔子にだって、10数回逢った頃に即尺を頼んだのだ。
 やはり即尺は、ソープ店でそれを必須サービスとして強要している店なら我慢してやることもあるだろうが、それ以外のところではやらないのが当たり前で、ヘルス嬢にして貰えることは殆どないだろう。並々ならぬ気の許し方をしていないとできるものではないから、ナミはほんとうに愛しい女だと思う。
 4度目の対面でナミはまたねっとりと即尺をした。洗っていないペニスを咥えることが一過性の協力ではないとわかると、ナミの心を掴んだと自信を持った。
 その日、ナミに気をやらせてから寄り添ってキスをすると、唇の応答と表情が親密感に満ちていた。
 私はナミの眼を見つめて「口内唾液落とし」を求め、その猥褻な行為までしてしまった。「口内唾液落とし」は究極の恋人プレイだから、これを許されると、どうにも愛おしくなる。
 それにしても、私のようなくそ親爺にそこまで親しんでくれるのが不思議でならないし、とても嬉しい。
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(千戸拾倍 著)