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キンタマを正しく拭ける女
キンタマを正しく拭ける女
風俗嬢を尊敬しよう
ちんぼという言葉
手に触れることと接近すること
久しぶりに対面した嬢
今日は静かなのね
後吸い
私、ちっとも綺麗じゃないのに
どうして?
ソープ嬢に会うと本当に楽しいです。大らかにエロを発揮しますからねえ。私のソープ遊びのエッセイには豊かな想い出が満ちています。
私はこの手の短文をたくさん書いたけれど、ここに掲げるものには私が大変気に入っているものがいくつかあります。
キンタマを正しく拭ける女
ネットをやっていると、「キンタマの正しい拭き方」なんていうのを投稿したくなります。しかし、本当に投稿してこの問題について講釈したら、きまじめな男や仕事をしないソープ嬢から「馬鹿なことをいちいち投稿するな!」とブーイングが出ることは必定です。
ソープの女はにこにこ座って愉しそうにしておればそれで良い、と思っている人は、それこそ、女がキンタマを拭かなくたって結構なわけです。
でも、ソープの仕事の仕方・接客の心構えが、風呂から出た後のキンタマの拭き方にも現れるのは間違いありません。
キンタマが正しく拭ける女って、やっぱり少ないです。初対面のソープ嬢やヘルス嬢が私の背中や腋を丁寧に拭きます。(おっ、拭き方が丁寧じゃん!)と思っても、キンタマの左右と後ろ、会陰、アナルとなると、きちんとぬぐう嬢がかなり少ないです。
例えば、金津園で過激なサービスを売りにしている艶グループは、拭き方がわかっている嬢が多いでしょう。しかし、普通の店ではなかなかいません。
金津園の場合“普通の店”では即々のプレイをしません。要するに、洗浄から入ります。
この場合、洗浄時の嬢の戯れの仕方のみならず、嬢の拭き方から『気合いの入れ方:接客レベル』が察知できます。即々の店では即のプレイでこういうものがわかってから洗浄となり、(やっぱりこの程度のいい加減な拭き方なんだな)とか(さすが、拭き方もしっかりしているぜ)とか確認することになります。
ソープは素人の男女関係を超えた性的所作・サービスを売りとするところですから、絶対にアナルとキンタマを拭かせるべきと私は思っています。超別嬪であればあるほどこれは大切です。(不器量で、豊満すぎるソープ嬢にアナルを拭いてもらっても、それほど感興はありません)
私の経験では、初対面でキンタマをきちんと拭いた嬢は先ず性格が良くて、性技もしっかりしています。
私が通った女は、もう皆拭き方が満点です。ですから、すっごい女、いい女は、要するに、キンタマの左右と後ろをきちんと拭くかどうかで分別できます。(2ちゃんねるをやっていないかやっているかで、ちゃんとした男かどうかが分別できるのと同じです)
私は初対面でこういうところを見ています。きちんと拭けない場合、その嬢が、性格としてそれができないのか、単に教育不足なのか、これを観察します。
勤務形態のきちんとした女と、勤務形態がきちんとしていない女と、二人のソープ嬢がいて、どちらにしようかと迷ったら、前者の嬢を選べ、という極く当たり前のことをKWに投稿したら、噛みついてきた女がいたけれど、こういうのは絶対にキンタマがきちんと拭けません。
なお、私は相方がキンタマをきちんと拭けるかどうかわかればいいのです。私はガチガチの厳格親爺ではありません。風呂から出ればさっさと自分で体を拭き、直ちにタバコを吸うか、ブランデーを飲むかが馴染みの嬢とのいつもの行動パターンです。
「自分で拭くからいいよ。ゆっくり洗っていなさいよ」
そう声をかける人間です。イキまくった女には優しいです。
まあ、タオルを当てもしない女、タオルを当てるだけの女、指先まで深く潜り込ませて、手のひらを対象部位にしっかり当てて、キュッキュッとこするように動かす女、いろいろいます。
あのシワだらけの、ぶよぶよした皮膚から、きちんと水分を取り去る女、やっぱり、こういう女が、私はいいです。特に、キンタマをぬぐいながらフェラチオをする女、よろしいです。
「××ちゃん、そんなとこ、拭こうとしなくって、いいんだよ。僕が、自分でするから〜!」
こういう男って、ホント、いやですねえ。気持ち悪いです。それでもって、誕生日にはでかい花束を持っていくのだから〜。
ソープランドは、通常の男女関係を超えた所作を売りとするのであって、通常の男女関係を象徴する行為は先ずそぐわないものです。
私なんぞは、誕生日には、でかい花束なんか持っていかずに、いつも以上に心を込めてオーラルしてあげます。というか、嬢の誕生日を記憶しようとしません。
ソープ嬢で、「女は花束を(ファックの客から)もらうと嬉しいものなの」と、ぬけぬけと投稿する人がいて、あきれたことがあります。こういうソープ嬢はキンタマが正しく拭けない女だと私は思います。
もちろん、心を通わせた客から、然るべき理由があって花束をもらう場合は喜んでいただけますよ。
ただ、心を通わせた客がそんなにいないし、自分の想いだけの一方通行の花束持参がとっても多いから、女にとって嬉しい花束授受がそんなにあるはずがありません。
「花束なんか持ってくるな、この勘違いめ!」か「花束よりも金おくれ!」が当たり前の受け取り方で、確率統計的な観点から、私は、ソープ嬢が客から花束をもらったって嬉しくないと言っているのです。
で、「女は花束をもらうと嬉しいものなの」と投稿が入ると、「僕も花束、持っていくよ〜ん」と投稿するのだから、まあ、馬鹿馬鹿しくて馬鹿馬鹿しくて。これでは、いずれ日本は近くの国に侵略されます。
風俗嬢を尊敬しよう
毎日将棋をやっている人は将棋が強くなります。毎日ラーメンをつくっている人はラーメンをつくるのがうまくなります。毎日EXCELで表をつくっている人はEXCELの操作に習熟します。女と会うたびにペッティングに工夫を凝らしている男はフィンガープレイがうまくなります。
同じように、ソープで働く女はとてもセックスが上手になるし、ヘルスで働く女はフェラチオがとても上手になります。
ともに、男の気を惹くことが上手になり、勃起させるこつもよくわかります。もう、見事なものです。感嘆します。
最前まで誰かの相手をしていても、コロッと気持ちを切り替えて、次の客にほほえみかけます。
更にすごいのは、皆が見ている夜の7時8時台の1億人総白痴化番組を視聴しないことです。その上、いろんな人物と一対一で対面し、人間観察をして、その結果、おまんφだけでなく心も磨きます。
そこいらの人間よりよっぽど気の利いた人間になり得ます。風俗嬢はお金をたっぷり持っているから、心も豊かになります。企業で事務補助をして、パソコンの入力作業なんかをしている女よりもずーっと男の気持ちを掴む会話をします。男が考えていることをよく理解します。男の体の拭き方も上手です。
こう考えれば、風俗嬢を軽んじる人は間違っていると思いませんか。
ヘルスやソープの女は、半年も働けば、客の、女性へのなれ度合いが見抜けるようになります。
脳細胞がちゃんと機能しておれば、男の視線の向け方や会話の進め方や指の使い方を見て、女の扱い方をどの程度習熟しているのかを測ることができます。
臑とキンタマに毛を一杯生やした客が、女の前でどれだけ偉そうにしていても、落ち着いたふりをしていても、内心のおびえや不安感などはすぐに察知するし、女は可愛い顔をしていても、もう、男慣れしていることは想像以上です。
もともと、女は男よりも度胸がいいです。だから、地図の見方は下手くそでも、物事の洞察力は立派なものです。自分より歳が大幅に若いからといって、風俗の女を軽く見てはいけません。
チンボを見て、剥け具合と色合いにより、使用度が見抜け、そして、おまんφは爛熟しております。目の前の女は小娘の年齢でも、風俗している限りは、決して小娘ではありません。風俗遊びをする者は、そのことをよく認識して遊ぶことが肝要です。
ところが、若い男性や中年でも未婚の男性は、この謙虚な認識がないんですねえ。
謙虚な認識がないから、若い女に対してひたすら生意気なんです。特に、『個人的交際』の申し出に応じることの確度の高さを勝手に信じているのが一番いけないことです。金をかけずにやりたい一心なんです。
風俗の女からはこういうことがお笑いなんです。
どんなにギザな台詞を吐き、巧妙に携帯の番号を探る言葉を出してみたところで、強度の仮性包茎では小馬鹿にされます。女の扱い方を知らなければ、未熟児に見えます。
ネットの掲示板で、小生意気で断定的な、知ったかぶりの文章の投稿をしていようと、キスのしかた、ペニスの嵌め方、股間の洗われ方、すべての動作と言葉の発し方で、女への熟練度合いも風俗遊びの経験度もバレバレなんです。
ファックなんて誰でもできることだと思ったら大間違いです。これでも、野球やビリヤードと同じように上手下手があります。ファックといえども、上手な人はとことん上手で、下手な人はとことん下手です。
しかも、野球が下手な人は、上手な人の動作を目で見て、自分の下手さ加減がつくづくわかるけれど、ファックが下手な人は、上手な人が女を相手に、うまく言葉をかけてムードを盛り上げ、上手に愛の交歓をするところを目で見ることは殆どないから、己のお粗末さが全く認識できません。
(生まれ変わってソープ嬢になれば、それがよくわかるでしょう)
闇の掲示板の金津園関係のところに次の文が載っていました。
「責めるのも責められるのも好きな姫で、感じやすくあふれるぐらい濡れた。特に丹念に愛撫した後、正上位で子宮を激しく突かれるのがすきだったようだ」
思い出のソープ嬢というテーマでの文ですが、99%本人の勝手な思いこみですね、これは。思い出の対象になったソープ嬢がこれを見れば嗤うことでしょう。
「正上位で子宮を激しく突かれるのがすきだったようだ」という文章がなければ、私はからかいませんがね。投稿のために創作した文だとは思いにくくなりますから。
風俗遊びをする者はとにかく偉ぶらないことが大切です。化けの皮とチンボの皮は剥かれるものです。
他人を罵って空威張りし、投稿人としての存在を示すことに喜びを見いだしているようでは、永久に進歩はありません。
初心者は、相手の女性に、自分が初心者であることを告げるのが一番です。
で、こすい女ですと、客が初心者とわかったとたん、完全に馬鹿にして、まともな接客をしないことがよくあります。これを避けるにはどうしたらいいか。
初心者には見えない会話と動作をしておればいいけれど、これには場なれとセンス、できれば人間の魅力が必要です。迫力のある会話なんかができそうもなくて、うーんと唸らざるを得ない時には、雑誌の写真を見て自分で女を決めないことでしょう。雑誌の写真はただの宣伝です。
やはり、遊びなれた知り合いに女を推薦してもらうのが一番いいでしょう。そういう知り合いがいないときは、同じ店に通うようにしてスタッフに顔を覚えてもらい、ピッタシの女を紹介してもらうことです。
とにかく人間は、性格の悪いのはとことん悪いですからね。女は、性格と陰核がいいことが大切です。
私はいつもソープ嬢とエロい会話をするから、客のことや一般的なセックス関連の話で、嬢が話の流れでペニスを話題にして、ペニス、いちもつ、男性自身、棹、デカチン、剥けチン、チンコ、チンポコ、おちんちん、亀頭、カリ、裏筋、カリ溝、括れなどの言葉を僅かに口に出すことがよくあります。
しかし、チンボのほうはやはり使われることが少ないです。
私がこの生々しい単語を発しても、嬢が応じて発するときは「チンコ」や「ちんちん」や指示代名詞に変わります。やはり「あれ」と表現するのが一番多いです。
そして、私はこれだけの数の女とセックスをしていて、現にエッチ行為をしている最中に私のペニスを指してチンボという超下品な言葉を口頭性戯として使った女は二人しか記憶がないです。嬢が横着な客を罵っていて、その人のペニスを「ちんぼ」と表現したのはよく聞いていますが。
チンコ、おちんちんは言われたことがあるけれど、こちらのほうは女性が言ってもそんなにエロくありません。また、チンボやチンポという言葉を若い女が音声性戯として大人のセックス相手に多用することはあんまりないでしょう。
しかし、若い美女が、チンボという言葉を音声性戯として発すると、本当に猥褻です。一回の入浴で次の全部を言われたら、それだけで勃起持続度が割り増しになります。
「ちんぼ、固いよ」
「ちんぼ汁がむちゃくちゃ出ている」
「このちんぼ、おいしい」
「ちんぼ、熱い」
「ちんぼ、ずんずん突いている」
「ちんぼ、奥まで来ているよ」
「ちんぼ、気持ちいい」
私の目を見ながらこのように言う嬢がたった一人だけいました。
私は演出としてこんなふうに言われると、本来まるでAVのようで白ける筈です。
でも、とてもスタイル抜群で、若くてかわいらしい美女が、初会では確か言っていなかったのに、裏を返したところで絡み合いの最中に、私の目を見ながら華麗に『ちんぼ』を並べ立てました。
ここまでされると、痺れます。
エロビデオでこの手の淫語を発しまくる女優を見たことがあるけれど、映像と実際とは別です。そして、エロプレイを盛り上げようとする意識に心から感心します。
この音声性戯に驚いた入浴で、私はその嬢の3コマ目の客でした。
私はいつもの調子で、服を脱いでいる時に「前の客は二人だったの。それともダブルだったの?」と聞きました。この質問にそんなに深い意味はなくて、セックスに疲れているのかそうでないのかを確認するという気持ちでした。
そんなことを言ったのは、一週間前に予約したのに既に希望の2コマ目が取れなくて、やむを得ず3コマ目になったからです。そのことは、この質問をする前に嬢にぼやいていました。
嬢の反応は(そんなことまで貴方に説明したくないのに、何故そんな質問をするの!)という固まった表情でした。
腕の良い嬢はすべてがしっかりしています。艶のヒナちゃんです。
手に触れることと接近すること
男性には、女性に惚れたり、女性の気を惹きたいと思ったり、その女性が自分の思いものだと思ったりすると、やたら体を近づけたり、手や髪などに触れたり、肩を抱き寄せたりする習性の人がいるようです。
私はこれが理解できません。昔から私はこういうことができませんでした。できないだけでなく、電車やバスの中で男と女が手を握りあって体をくっつけるようにして喋っているのを見ると、アンモニアを吹きかけたくなります。
今の妻に見合いし、気持ちが通いあって求婚して、熱々でつきあっていた頃でもこんなことはできませんでした。それは、もともと大変シャイな男が異性にかなりなれることができた今、仮に惚れた女がいても同じだと思います。
例えば、至近距離まで接近することについては失礼だという意識があります。私がまだ20代の頃、3年後輩の男性で、私に親しみを覚えるというかやけに近づいて会話する男がいました。ところがそいつの息がくさくてたまらなかった。
それで、そいつに「人は、どんな親しい人でも、近づいて話す場合の、接近の許容範囲の距離というものがあるんだよ」と言ってやったことがあります。恋人同士が現に熱々の行為に入っているならともかくも、そうでない限り顔と顔は40cmぐらいは離すようにせよ、ということです。
私は風俗の女性と喋るとき、できるだけ顔を近づけたい意識はありますが、それよりも、現にラブプレイに突入していない時にはそれは失礼になるという潜在意識のほうが強いのです。だから、本当に顔が顔に近づくのは現にファックしている時ということになります。
というか、ペニスをぶち込んでいてキスをする場合だけ至近距離になり、そうでないときは結構離していることが多いです。嵌められ顔が見たい、息を浴びせないようにしたい、の二つの意識ですね。
今は、とにかく耳が遠いから、顔は近いほうが良いです。
ソープでも、手に触れることは実に遠慮深いです。いちゃつくのは大好きで、相手がいやがってもアナルに指を突っ込みたいのに、手とか脇腹とか乳房にタッチするのは大変遠慮深い。これも失礼になるという潜在意識ですね。
だから、ソープ嬢と、手と手を合わせるなんていうのは、相方が、私の手が男の手とは思えないほど小さいことに着目したとき、サイズを比べるために手のひらを合わせるということぐらいです。後は、引退を告げられて励ましで握手をしたときとか、贈り物なんかをしてありがとうという気持ちで手を握られたとき。
あれだけ女遊びをしていても、手と手を触れあったなんていうのは殆どありません。
飲み屋の女は会話中によく手を取ろうとします。あれには私はドキドキします。金津園の嬢のマンコやアナルに対してやりたい放題でも、私の場合、それとこれとは違うのですねえ。
いくつになっても純な気持ちを持っているから、ソープ遊びが楽しいのです。
1年以上通っていた嬢に久し振りに会って、彼女が私をどう見ているかを観察しました。
結論は、他人である嬢が私という客をどう考えているのかはやっぱりわからない、です。
久し振りというのは丁度二ヶ月間をあけました。二ヶ月ぐらいで「久し振り」なのかという意見もあると思いますが、私の場合『通う』となると最低月一回は対面するし、なおかつ、通っていた時の最後の対面で「もう入浴しない」と宣言したこともあって、お互いに気分的にかなり久し振りなのです。
サヨナラを言ったのは、けんか別れのようなものではなく、私が退職して、いずれ年金で暮らすようになるので、「所得水準を考えて、もう6万円以上の料金の店では遊ばないことにしたから」と彼女に言った通りです。
ところが、宣言した翌月に彼女は店を辞めてしまいました。業界を上がるはずはないと思うから、いろんな店のサイトをチェックしていました。そのうちに2ちゃんねるに彼女の移籍の情報が載りました。店のサイトを確かめると間違いのない情報でした。
新しい店は残念ながら6万円以上の料金の店でした。だから、私は彼女に再入浴をするまいと思っていました。
それで、彼女がどこにいるかがわかってからも半月以上は放っていたのですが、ある時彼女の出勤情報を見ると、いつも火曜日が出になっていました。この火曜日というのは、私が彼女に入浴した日の曜日の殆どに該当します。
だから、この出勤のしかたは、私に来てくれというメッセージなのかもしれないと思いました。そう考えると矢も盾もたまらず顔が見たくなりました。彼女が新しい店で元気でやっているかも知りたいです。
で、私の観察は次の通りです。
こぼれんばかりの満面の笑みを期待したが、軽い微笑みで迎え入れた。
部屋は最強の明るさにしてあり、床には広範囲にバスタオルが敷かれて、私の好みの形にしてあった。
即フェラは期待したほど情熱的ではなかった。
キスは思った以上に情熱的だった。
バギナへの指入れはいやがった。
クンニリングスでイクのは随分早かった。
連続イキに挑戦したら、悶えんばかりにイッた。
その後ペッティングしながら世間話をしていたら、陰裂の濡れが全く治まらなかった。
僕の指で刺激されて濡れまくっている割れ目を鏡で見てごらん──と言ったら素直に実行した。
会えて嬉しい──という外交辞令は言葉ではっきりとは出てこなかった。
私は、彼女が再会の喜びを《言葉で》どーんと前面に出してくれなかったことに今ひとつ不満感がありました。(所詮客なのか)と思ってしまうわけで、贅沢になったと思います。
彼女が前の店を辞めたのは稼ぎが少なくなったからですが、直接の引き金は店にショートのコースができたこと、それに、何かと規制が強くなったからです。
ショートコースが新たにできると不満に思う嬢が多いですね。
遊興コースは1本だけとわかりやすい昔の金津園のやり方が良いと私は思います。客の予算に応じたコースわけなんて邪道で、予算不足の人は安い店に行けばよいのです。店は料金で棲み分けをすべきです。
※
本指名の入浴の彩香がクラブロイヤルから恵里亜に移った時の想い出です。その後クラブロイヤルは単一コースに戻しました。
今日は静かなのね
通っている嬢に「今日は静かなのね」と言われることがあります。飲み屋の女、ヘルスの女、ソープの女なんかにボソッと言われるのですね。
私は「今日は静かなのね」と言われると内心いささかガックリ来ます。
私はお笑い芸人ではないのだから、対面するたびに、いつも新鮮な話題や洒落た軽口を言いまくるのは、いくら何でも無理です。多少は惚れ込んで通っている嬢を前にして、たまには多弁・饒舌にならない時があります。何しろ元来無口で議論嫌いなのだから。
その話題のとぎれをカバーするのが、お金をもらって男を遊ばせている女のなすべきことでしょう。
私はこれを言われれば何か話題を考えますが、やはり、先に女からフォローしてほしいです。
それも、「今日は静かなのね」と心で思っても、それを口には出さずに何かを話しかける、或いは、チンコをかまいだす。こうでなくっちゃ。
だから、最近は話題作りに頑張らずに、嬢がどう出るかを観察することがあります。
大体は嬢が何か話題を切り出します。先ず『困り事』ですね。『困り事』の筆頭は困った客、次は自分の将来に関すること。
前者のほうはいろいろ話を拡張できるし、結論が大体「そんな客はNGにしたらいい」で済むけれど、後者のほうはそうは参りません。ソープ嬢が上がって、結婚相手を見つける話というのは、なかなか愉快に話を進めにくいです。また静かになったりします。
嬢の「今日は静かなのね」に「うん、仕事でアタマに来ることがあってね」(こう返すことが多い──勿論具体的な内容・ぼやきは一切言わない)と返して、嬢からフォローの語りかけもチンコいじりもないときは、私は『切り時』と思うようにしています。
残り少ない人生。さっさと切って、次の女に嵌めれば良い。そう思います。NEWマンコ、最高!
そう思っているのに、『切り時』と判断しなければならないシーンは昔も今も出てこずに、唾を塗りつけて楽しそうに私のチンコをかまいまくる結構な女が多くて、どうしてもリピートが続いてしまいます。
後吸い
金津園のNSの店では、見事中出しした後に嬢から『後舐め』をして頂けます。
キスは、ディープキスとはほど遠いような堅いキスしか応じなかった嬢が、後舐めをきちんとするから驚くことがあります。
私はゴム着の店では、特定の馴染みの嬢にばかり会って初対面の入浴をあまりしていないので、そういうサービスがどの程度あるのか知りません。
金津園のNSの店で嬢からきちんと『後舐め』をして貰えるかどうか、その確率については自分のケースしかわかりません。でも、これについて嬢と会話しておれば、全体の傾向について何となく想像できます。
(1)
NSの店では
どんな客にでも極力後舐めをサービスする嬢が多い。特に売れっ子がそうだ。
────特に、130分以上の入浴時間であれば、大概の嬢は普通の客にはすると思う。例外は新人嬢か。
(2) しかし、次のような客にはご後舐めをしない嬢も大勢いる。
────明らかに一過性と思われる客、ふりで入浴した客、短い時間で入浴した客、会話が不愉快な客、
超遅漏の客、強度の仮性包茎の客、股間など臭い客、愛撫が乱暴な客、大幅割引で入った客。
(3) 勿論、後舐めのようなことは絶対にしたくないと思っている嬢もいる。
金津園で後舐めが習慣的になったのは艶グループが成立してからです。
平成10年以降を考えれば、私はNSの店で後舐めをされなかったことが殆ど記憶にありません。
金津園のNSの店の中には、「たとえチン滓がついていても、どんなに臭くても、即尺をやりなさい」と店が嬢に指導しているようなところもあり、そういう店では、かなり多くの嬢が後舐めをしています。
ただ、2度3度と会っているうちに嬢がしてくれなくなることはありました。どうしてかというと、私は濃厚な絡みをするので嬢がバテバテになってしまうからです。
それに、本気のエッチをしていたら、バテバテではなくても、仕事上の『義務』を忘れるものです。後舐めという所定の行動を忘却させるほど快感に浸らせるのが私の目差すところです。
私はいつも(射精したら69の体勢になり、後舐めされながら中出し液が出てくるのを見よう)とか(垂れた液を使って指ピストンしながらクンニリングスして、同時に後舐めさせよう)とか思っています。
ところが、渾身の抽送をしてドカッと射精すると、私は疲れ切って───射精後直ちに69の体勢になってエロいことをしよう───という目論見を毎度忘れてしまうのです。
情けない体力です。
───私、ちっとも綺麗じゃないのに、どうして?
ソープの一室で嬢に言われたことが4回ぐらいあります。私はこれを聞くのがとっても嫌です。そんなブスを本指名した私はどういう美的センスの男?と疑念が湧きます。そして、それを言うなら、正真正銘ドチビの私はどうなるの?とすぐさま思考が後ろ向きになります。
女は自分の美しさに自信を持って貰いたいですね。謙遜が美しいと思うのは、謙遜する人の誤解です。
客は気に入って本指名するのだから、自分のリピート通いを相手の嬢から疑問に思われたくないのです。
───私が綺麗かどうかは別にして、私は魅力のある女でしょ。
こういう態度であってほしいです。こっちは金を使って会っているのだから。冒頭の言葉は、もう指名なんかしてほしくない時に出せばいい言葉だと思います。夢を与えるのも風俗嬢の仕事です。あくまで最善最良を演じなければ。
総額6万円を超える高額店の嬢が、三度目の対面でこれを私に言いました。高額店の女だから(普通の表情をしておれば)ブスではありません。スレンダーで色白です。
彼女はこの言葉を、私に後ろ髪を見せていて振り向いてから言いました。振り向いた時、頬骨の張り出しと顎のしゃくれと唇の貧弱さが目につき(巨人の久保裕也投手<現:楽天>が女になった時の顔を想起されたい)、それだけでなく何故か表情に翳りがあり、私は一瞬ブスだな!と思いました。
意外なブスさにそれこそぎくっとしたところで、タイミング良くこの言葉を言われました。
アクメの顕著な女の子で、ニコニコしておれば可愛いから、私は気に入っていたのですが、このシーンが頭にちらついて、四回目の指名をしておりません。
※ スジマンの女のルーブルの萌の想い出です。
(千戸拾倍 著)