良性記

ソープ嬢の成果給

 18歳未満の方は入場をご遠慮下さい。

 最近は『成果給に意義なし』という論がマスコミで増えてきました。成果給制が企業の業績向上のエンジンにはならないという意見で、業績対応給与制度をバラ色視してはならないという考えです。
 今さらそんなこと言うまでもないことです。定昇方式から業績対応給与制度に移行する時に掲げられる美辞麗句には(能力が‘上の下’層以下の人は)疑念を持ちましょう。
 業績対応給与制度を導入する側の意思は、同時に資格制度の見直しをする限り、次です。
(1) 大して会社に寄与してもいないのに、歳をとればかなりの水準まで年収が上がる事態を避ける。
(2) 会社に寄与している者については、年齢に関係なく年収を上げられる仕組みを作りたい。
(3) この結果、従来の制度による人件費総額を下回るようにしたい。
(4) 会社が大ピンチの時には思い切って給与と賞与を下げる。
 (2) は「仕組みを作りたい」というだけのことで、現実の運用は「この社員は大変良くやっているけれど、まだ32歳だからやっぱりバランスというものもあるし、この程度でいいんじゃない」となって、それほど給料が上がりません。
 一方、できの悪い社員(できは普通でも、上司に好かれていない人を含む)は、昨今の不景気で、新制度の適用を受けて給与が据え置き以下になり、その後、景況好転を受けて他の社員が年収がぐんぐん上がっても、その人だけは大して年収が復活できません。
 業績対応給与制度はこういうものなんです。ホワイトカラーの場合、業績が出せる仕事はレベルの高い役割を果たしている仕事です。
 ということは、果たす役割と年収との関連を深め、年齢と年収との関連を薄める動きです。そして、企業の中でレベルの高い役割の仕事はそんなにたくさんあるわけでもありません。
 まあ、2000年あたりによく見られた業績対応給与制度の導入は2008年からの不況下でもどんどん出てくるでしょう。

 企業で働く人は、めでたく課長級に昇格した時、(早めに昇格した人ほど)思いの外の昇給幅に驚くことが多いのではないでしょうか。
 昔のことですがスケベエッセイ10の『備忘録』の記事を見ると、昭和61年か?)、私は課長級に昇格して、月給袋を見た時も賞与袋を見た時も、もう甚だしく驚きました。私の知り合いの人も、皆さんがそのように昇格時の驚きの思い出を語りました。
「とってもありがたいけれど、本当にこんなに貰っていいのかしら?」──まともな心を持っているなら、誰でもそう思います。真面目な人間ほどその昇給の多さにプレッシャーを感じます。
 それまでと比べて急に上級の仕事が果たせるようになるとも思えないのに、年収だけがガーンと上がります。当然「頂く給与に見合うように頑張らなければ!」と気合いを入れます。
 サラリーマンの上級職になると成果給の割合が高くなりますが、下級職だと成果給の割合が少なくて、固定的な給付部分の割合が高くなります。(表面的な賃金体系とは別に、実質的に見ての考察です)
 今、大方の企業は大卒の新入社員に月給20万円を払っていますが、新入社員なんて3年ぐらいは、教育の労力だけかかり、突発事象への対応力がなく、本人がやったことを別の者が時々念のためトレースして確認する必要もあり、まるで実務の役に立たないと言っても過言ではありません。
 それでも月給20万円が出るということは、この20万円は大卒社員に関する「給与の固定的な部分」すなわち拘束の対価と言ってよいですね。指示に従ってそれなりの仕事(というか、作業、定型的でやや単純な労働)をするから、『拘束されることの対価』は、それだけの評価額があるのです。
 ソープ嬢の所得
 サービス料のいろんなやり方
 ソープ嬢の特別サービス

 ソープ嬢の所得

 ソープ嬢のサービス料について考えます。
 妙齢の女性が華麗な裸姿をさらけ出して、見苦しい裸姿を晒している男性となんと 100分も対峙し、時には「こんなやつ!」という気持ちを押し殺して会話や性的奉仕をするわけで、この拘束料は極めて大きな評価を受けるべきものでしょう。
 ネットのBBSに、嬢の容姿への不満やサービス不足の罵倒を書き込んで(こともあろうに源氏名を推察できるようにして)、勝手な判断による支払額の不当性・暴利性を訴える見苦しい男が実に多いです。
 そういう性格だから、嬢からうまく相手されず、それで怒ってその行為に及んでいるのではないかと推察できます。(女は男以上に、好悪の気持ちをはっきり態度に出す生き物だと理解しなければなりません)
 そもそも、嬢のサービスの質が悪かろうが、器量がもの足りなかろうが、妙齢の女性が見知らぬ男性の前で真っ裸になって、ゴム手袋も着けずに素手でペニスを洗い、性交役務さえ提供すれば、その時のサービス料の金額はサラリーマンの給与の基本部に当たるものです。基本部は所定の領域内で平等となり、文句の言えるものではありません。
 だから、入店三日目のソープ嬢も、十年目でくぐりの上手なソープ嬢も、サービス料金・入浴料金が同じなわけです。(但し、後述しますが、嬢の手取りの単価は違ってきます)
 嬢の射精誘導の上手下手と射精に導こうとする意欲の大小は、客の運不運(但し、実態は客の腕前・資質の現れの違い)なんです。
 となると、彼女たちの成果給は、指名の数によって単純に乗算的に増加する形態(仕組み)にあると認識すべきです。
 こんな単純に収入が乗算的に駆け上がる仕組みなんてサラリーマンの世界では考えられません。客が倍つけば所得が倍になるのです。給与所得者の場合、他の営業マンの倍の売上を上げたって所得は倍にはなりません。
 更に、ソープでは、たとえば本指名が20本の場合と40本の場合とでは、1本当たりの嬢の手取りの単価が5千円〜1万円も違うことがあります。それぐらいにこの業界では、指名の取れる嬢と取れない嬢とで差をつけています。従って、客が倍つけば、嬢の所得は必ず倍を超えます。
 以下では、客の支払総額が6〜7万円クラスの店を想定し、かなり格差を小さめにしたケースでもって計算で示しますが、わかりやすくP指名はフリーと同等とします。
  フリー:15本、本指名20本:25,000円*15+30,000円*20= 975,000円
  フリー:10本、本指名40本:28,000円*10+35,000円*40=1,680,000円
 総本数は 1.43倍(50÷35)でも収入は 1.72倍になります。
 本指名が40本になっていることにより、緑の単価と赤の単価に上昇するからです。
 総額が38,000円(メンバーによる指名の場合)の店なんですが、嬢に聞くと、手取りは
 フリーでつく──21,000円  指名でつく──28,000円
 これぐらい差をつけています。
 総額が60,000円以上の店ですと、1万円の差がつきます。本指名がとれる嬢ととれない嬢とではもっと差がつきます。大変厳しい現実があります。
 だから、本指名が取れない娘ならともかくも、本指名が取れる嬢にとっては、その本指名数が優遇ランクの境目まで来ているのなら、フリーでついた客で次に返ってこないのが濃厚と判断できるのは、客であって客でありません。一過性の穴貸しの意識から一歩も出ません。
 フリーで客をつけたのを指名で処理し、店の入金を少なく記帳して金を浮かせ、そのお金をみかじめ料や余剰資金とする操作はやりやすそうですね。
 従って、客が、ついたソープ嬢について、「仕事のできが悪いから、サービス料を減額せよ」と主張するのは間違っています。それを言うなら、新入社員の給料は20万円どころか教育指導料の観点からマイナスでいいでしょうし、マイナスにしないのなら、4年間は初任給が据え置きの定昇なしでいいと思います。
 客は嬢の容姿・気だて・サービスに満足したなら、成果給を与えるべきで、それが本指名です。
 ソープやヘルスでは基本的に本指名で遊ぶべきだということがよくわかりますでしょ。本指名以外の入浴は単純な穴貸し作業に陥りがちなんです。それも出し惜しみの。
 嬢は、それだけたくさんの穴借りだけの客に対面して気持ちが荒んでいるから、──穴貸し作業的で潤いがないぜ!──と思ったとしても、我慢して優しく接してあげるべきでしょう。

 サービス料のいろんなやり方

※ 以下の記述はMが艶だったときのもので、その後値下げして会員制もやめたから、やり方が変わっているかも知れません。
 金津園の高額店を話題にするとき、代表として、艶(英國屋などを含む)、ロイヤル(貴公子などを含む)、ルーブルが挙げられることが多いです。
 このうちルーブルは艶グループとRグループの中間の動きをしていると考えてよいから、艶グループとRグループとで嬢の稼ぎの中身の違い、成果給の考え方の違いなどを考えてみましょう。
ロイヤル
前月の本指名数の多寡で当月の手取り単価に大小が付くか  本指名やフリーのそれぞれの手取り単価は前月の成績が影響しない。単価は皆一律である。
 前月の本指名数が多ければ部屋持ちになれる。
 前月の本指名数の多寡で本指名やフリーのそれぞれの手取りの単価に格差がはっきり付く。
前月の本指名数の多寡で上記の他に変わることは何か  フリーの客につけるのは3本限りで、本指名がなければそれで終わる。
 一方指名を稼ぐ嬢は、フリーの客を最優先で当てられる。従って、人気嬢はどんどん総本数が上がっていく。
 フリーの客に対して、空いている嬢が『3本打ち止めの』嬢だけなら、グループ内の別の店の有力嬢を客に推薦するまでして、客のつけ方に格差をつけている。
 手取りの単価の格差以外なし。
 フリーの客には、本指名が入っていない嬢が推奨される。
 従って、本指名がそれなりに入っている嬢は、フリーの客に付きにくい。
 働く嬢が一番関心があるのは手取りの単価、手取り率でしょう。だから、これがよその店よりも潤沢なことをサイトで盛んにPRする店もあります。
 例えば、恵里亜は宣伝の仕方が良識的になる前は、求人のページで手取り率の良さをしきりに強調していた。
 けれども、店の間でこれがそんなに違いがあるものでしょうか。一旦この業界に入った女たちの情報交換の意欲の強さは侮れません。
 よって、遊興総額が同じクラスの店ならばそんなに格差がつかないものと考えて良いと思います。売れっ子同士で比較すればそうなるでしょう。
 どこの店に行っても素晴らしい実績を上げる嬢がいます。抜群のNo.1の女です。
 クラブのホステスの世界でも同じですが、こういう素晴らしい女に移籍してもらうためには、初めからプレミアムをつけます。「貴女には1本××千円にしますよ」という持ちかけです。
 これは、表の『手取りの単価に格差』の手法の、前月実績が出る前での貼り付けの先取りです。
 高い手取り率を得るような辣腕嬢はどこの店に入っても高い手取り率が得られます。店はその手取り率を他の女に教えないよう嬢に指示するでしょう。
 艶グループは珍しく平等主義ですが、本当に抜群の働きの嬢には多分『手取りの単価に格差』の手法を取り入れていると思います。
 逆に考えると、女の全員に高い手取り率を約するような店(サイトで盛んに訴えている)は、『手取りの単価に格差』の手法の店では低い手取り率になるような嬢にも、ハイレベルの手取り単価を約束するようなもので、傾向としては、結局凡庸な嬢が増えてしまうのではないかと思います。
 何故なら、人は能力があればあるほど『他人より自分が厚遇されている』事実に喜びと張り合いを感ずるからです。
 金津園の代表的な店で料金をまとめます。
(会員の本指名ベース)
貴公子──── 95,000円(150分)
クラロイ─── 68,000円(120分)
ルネッサンス─ 63,000円(130分)
英國屋──── 75,000円(130分)
M────── 50,000円(120分)
ルーブル─── 63,000円(130分)
セ・ラヴイ── 60,000円(130分)
恵里亜──── 60,000円(120分)
 この場合にソープ嬢の手取りがいかなるものか客は大変気になります。
 嬢の手取りについてはいろんな嬢から聞いたけれど、やはり嬢も網羅的には話しにくいし、こちらも金額を聞いた時メモをとりにくいので、どうしても曖昧なものしか残らないです。
 それで、たまたまある嬢からその店の嬢の手取額をメモできたので、ここで披露します。
 130分コースでの手取りです。(この手取りから各種名目で結構な金額が差し引かれる)
 前月の本指名数  フリー  P指名  本指名
  6〜10  33,000  35,000  40,000
 11〜20  34,000  37,000  43,000
 21〜30  35,000  39,000  45,000
 31〜40  37,000  42,000  47,000
 41〜50  40,000  45,000  50,000
 数表の『前月の本指名数51本以上』と『6本未満』のところは話題にしてもしょうがないから割愛した。
 なお、この店は英國屋や艶ではない。(ここは前月等の本指名数の多寡では手取り単価には基本的に差をつけていないはずだ)
 格差のつけ方を見れば、50本の本指名をとる嬢は絶対に離脱されたくない女であることがよくわかる。
 会員の本指名ベースの料金を列挙したものを見れば、130分コースで60,000円から63,000円ほど客が支払います。
 Rグループやルーブルのような人気店でなければ、中堅から売れっ子の嬢で月の本指名数が11〜20ぐらいになります。
 仮に、60,000円の料金とすると、嬢がもし〔前月の本指名数:11〜20〕ならば
フリーの時 嬢:34,000円  店:26,000円
本指名の時 嬢:43,000円  店:17,000円
という配分になります。(指名料を無視)
 まあ、手取りが1万円台2万円台の店(要するに低級店と中級店)に出るのはどう考えても馬鹿馬鹿しく思えますね。
 やることは同じ、膣内で射精させることで、嵌めさせる客は高級店のほうが非高級店よりも(平均的に)人物的に上等で、STD罹患危険ががくんと減って、自分の体は筋肉疲労と性器の擦過の両面から見てこっちのほうが雲泥の差で楽なのだから、女が高級店に出られる容姿なのに非高級店で働きたいというのは脳みそがいかれているとしか思えません。
 店の標準コースが 130分の場合、嬢は1日最大5本となる。1ヶ月の出勤日は20日あればかなり多いと言える。
 すると、1ヶ月の接客コマ数の上限は100本になるが、この不景気なご時世に100コマ埋まる嬢はいない。超抜群の売れっ子でも、埋まって8割の80コマ。その80コマのうちP指名やフリーの客にもつくから、本指名は50本が上限だろう。
 というか、本指名が50本なんて、標準コースが 120分以上の店では先ずいない。1日で最大5本だし、このような高級店では月18日出るのが一番多いぐらいで、大半の嬢は出るのが15日以下。Rグループや恵里亜なら月に8日ぐらいしか出ない嬢がいくらでもいる。
 RグループのNo.1には随分出勤日数の少ないのがなっていることがよくある。ということは、Rグループの稼ぎ頭は艶グループやルーブルの稼ぎ頭と比べれば大したことはない可能性がある。
 私が言いたいことは次です。
 嬢には本指名が実に大切だ。本指名が取れないと自分の誇りが傷つく。Rグループのように嬢同士が接触できない店ならともかくも、嬢同士が談話しあう店では本指名の取れない女はもう格好悪くてたまらない。そして、本指名が取れないと収入が落ちる。本指名の客が少なくて初対面の客が多いと大変疲れる。
 こういうことです。
 上の数表では、本指名数が前月10本に達していなかった嬢がフリーの客について33,000円の手取り。これに対し、前月の本指名数が35本あった嬢が本指名の客について47,000円。この開きが14,000円もあります。
 客はできるだけ本指名で遊んでやるべきだと思うべきでしょう。歓待度がはっきり違います。嬢から見て好感が持てる男ほど歓待度がはっきり違ってきます。
 これを見ればよく指名する常連客が嬢に歓待されるのは当たり前。
 逆に考えれば、よく指名していて嬢に歓待されても、もてているとは思ってはなりません。
 よく指名していて、顔を合わせたときに浮き浮きルンルンの雰囲気を出してもらえず、歓待の良きことをそんなに感じなければ、はっきり嫌われていると思うべきです。
 なお、上の手取りの表の店では、なさけない?ことに1番手が本指名数25本に達していません。数表の31本以上の欄は意味のないものになっています。凡庸と非凡とはかくまで違います。嬢も客も然りです。
 もう一つ。業界のことをよく知らない女がRグループの派手な宣伝に誘われてここに入りたがるけれど、ここは手取りが悪いです。手取りがはっきり良いのは艶グループ、ルーブル、ドルチェビィタ恵里亜です。
 Rグループは店に来たことのない人間にも同業者にも嬢のヒモにも嬢のランキングを開示するし、リアルタイムでなんと1週間先までの客の付き方を明らかにし、嬢同士の交際を徹底的に拒むというおかしな運営をしています。女に対する温かい目がなく、冷徹に金稼ぎの道具と扱っているところです。
 ここに就職するのは止めたほうがよいです。業界の経験がある女はここに来れば必ずあきれます。見かけだけよい店で、見かけだけ良い男に惚れないように心配りしているなら、勤める店も同じです。

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 嬢にとって本指名数がいかに大事かわかっておれば、嬢がメルアドを教えることが客を繋げる手段であると理解できるはずです。店の外で会いたいからメルアドを教える──ということはありません。
 一方、客は何とか店の外で会うように持ち込もうとし、メルアドを聞くのがその第一歩と思っています。
 嬢はちっとも店の外で会いたいとは思っていないのだから、そんなことは望まずに、嬢が本指名を欲しがる気持にプラスして、自分に対する好感をアップさせて、それでもって店の個室でエロくて親密なプレイを実現させればよいのでは。それがソープ遊びだと思います。

 ソープ嬢の特別サービス

 ソープ嬢の特別なサービスで代表的なものがメルアドなどを教えることですが、これは打算と直結しています。
 本指名の取れ具合によって嬢の手取りに大小をつけるのが金津園の店の一般的なやり方で、この格差は高額店になるとかなり大きくなります。
 こういう店は、新しく入った嬢でも最初から優遇的な格差をつけることがあります。金津園の他店から移籍してきた人気嬢は常連客を引き連れてくることが期待されて、手取り単価を高めに設定します。
 一方、新人嬢は当然低めにスタートします。だから、3ヶ月経っても裏を返す客がいないなら、単価は低いままになります。
 金津園の有力店からの移籍組は初めから高い手取りでスタートするから、最初の月から本指名が入ってくれないと大変恥をかくことになります。店の責任者からいっぺんに白い目で見られるようになります。
 だから、移籍を考えている嬢(かつ、顔出ししない嬢)は、それまで誰にもメルアドを教えていなくても、ついてきてくれそうな客には甘い表情を作ってメルアドを教えます。
 皆さん自分だけは特別扱いだと思いたいでしょうが、嬢は移籍して最初から本指名がそれなりの数つかないと面目丸つぶれになり、大陰唇がストレスで痒くなります。だから必死になり、何の魅力も感じられない客に対しても女の魅力を一時的に発揮してうまく誘うのです。
 仮に、単価差1万円、本数50本とすると、月の収入が50万円変わりますが、それよりも、ソープ嬢としてのプライドですね。
 職場でみじめな思いをするのはイヤだというのは、サラリーマンなら誰でもわかるでしょう。人気のある嬢は女の魅力度が高いと言えるけれど、同時に職業として一生懸命やっているから人気が高いということをよくわきまえておく必要があります。
 このように考察すれば、移籍して、源氏名が変わって、顔出ししていなくして、上客にも全くメルアドを教えていなくて、という嬢は、要するに零からスタートだと覚悟を決めているわけです。
 根性ありますね。
 それだけ、鬱陶しい常連客のつきまといに往生していた、或いは、店長がイヤだった、若しくは、仲間にイヤな女がいた、というケースが多いようです。

 KKベストセラーズ発刊の『フーゾク 儲けのからくり』という本にこんな一節がありました。
 店側が入浴料をタダにするのは何度も書いているように最近は多い。(注:お茶挽き対策のこと) ところで、その逆はないものだろうか。女の子のサービス料が無料になるということだ。こんなあり得ようもないことが、けっこう月末になると起こったりする。
 この現象はピンとキリとで起こるのだ。ピンとは、一つの店でナンバーワン争いをしている女の子二人。これは至極簡単なこと。負けたくない子は、前日店に電話してきて、
「明日は××さんから連絡が入って一日中貸し切りということにしてください」
 すると次の出勤の日に彼女は、一日の貸し切り料の入浴料分12万円(注:総額6万円の店、入浴料の単価は2万円)を持って現われる。高級店の場合はプレイ時間が二時間だから貸し切りとなると、たいていは六本で掛ける二万として12万円の入浴料となる、念のため。これでライバルとは一気に六本の差をつけることができる。でも彼女が、本当に客からサービス料の四万掛ける六本分の24万円をもらっているかは定かではない。藪の中のことである。
 さて、キリのほうは、どの店でもたいていは月に何人の指名客を取るかのノルマがある。それは10本だったり15本だったりするのだが、結果ノルマをクリアすると、ご褒美として翌月はフリーの客からの手取りを35,000円から38,000円にアップしてくれたりする。この数千円の差は大きい。
 となると、その月14本で指名が終わりそうな子は、必死になる。だってあと一本の指名客がつけば、次の月はフリーの客のぶんの取り分が数千円アップするのだから。ここで彼女は考える。いや、いまどきは、考えるまでもなく彼氏なり常連氏になりケイタイで、
「モシモシ、わたし“アケミ”でぇす。ねェ今晩お時間ありますぅ。遊びにきてくれないかなぁ。いつもお世話になっているからナカ(サービス料のこと)はタダにしちゃうからぁ。ネッお願い」
 蛇足だが、一度くらい泡姫に、鼻にかかったような甘い声で、こういわれてみたいものだが、やはり世の中には果報者がいるものである。
 ナカをタダにされたうえに、とびっきりのサービスをしてもらって。でも彼女にしてみれば、四万円の身銭を切ったところで、このほうが来月の収入は確実に増えるのである。


 本指名の成績に応じて嬢の手取りの単価が若干変動するやり方にしている店は多いです。だから、この話で紹介されているサービスは確かに起こり得ます。「ナカをタダ」を経験している客は結構いるのではないでしょうか。
 現に2ちゃんねるのソープ板──吉原版では、この自慢話がよく出ていました。一方、2ちゃんねるの金津版やKWではこの話を殆ど目にしたことがありません。
 金津園は吉原、川崎、雄琴ほど女に『業績対応の格差』をつける店が多分ないのでしょうし、また、嬢も獲得本数に強くプライドを感じることが少ないのでしょう。要するに、相対的にのんびりしているんです。
 だから、ソープ嬢が金津園ワールドを眺め、投稿し、『愛の伝言板』に応じたり『日記姫』になったりすることが童女の趣味だとも思わないことも多くなります。
 要するに、金津園では吉原ほどには、女の子持ちで遊ばせて貰えることが発生しません。
 アフターについても、吉原や川崎なら店が終わった後でも遊ぶところはたくさんあります。2ちゃんねるを眺めてもアフターの食事とか無料の店外の話がいっぱい出てきます。一方、金津園近郊では夜中の二時や三時に遊べるところはありません。無料店外に応ずる風土が嬢にもありません。
 余談:『金津園ワールドの日記姫』
 嬢があんなものを出したところで、いずれ書くことがなくなります。客のこと、仲間のこと、仕事のことをそんなに書けるわけがないし、ぶりっ子を演じ続けるのもつらいし、それでも無理に続けておれば、いずれアラやボロが出てきます。よほどの文才があれば別だけどね。
 それに、立派な文才と思考能力があるなら、個人サイトを作った方がましです。
 
 この著者は金銭面の観点から踏み込んでいますが、それほど単純なものではないでしょう。
 たとえば、プライド面の要因も大きいです。ここで挙げられた経済的効果がなくても、職業人としての矜持から40本の本指名のキープを強く願い、サービスをすることもあります。
 そして、やはり一番大きな要因は『女心』、女心が満たされないとあり得ない話です。
 この『女心』だけが要因として働いている一番わかりやすいサービスは、時間延長して、その延長料金をまけることです。
 延長のサービスは、リピーターになりそうな客にカンフル剤として注射する場合は、継続顧客化の効果が期待できますが、既にリピーターになっている客には、引用した文章に書かれているようなメリット(指名本数増加の効果)が、女には全くありません。でも、女がこのサービスをすることがあります。
 私は中がただも延長のサービスも1本プラスのサービスも皆経験しています。良い想いは何度もしたけれど、連続した3本とか4本のサービス付与までは経験がありません。
 貸し切りも含めて、このようにまとめてドカッとサービスされれば、される方も、『女心』以外の要因を感じてやっぱり白けます。白けない男は、鈍感で、観察力がなくて、純真さを喪失した男です。
 私が受けた1本程度のタイムのサービスや時間延長のサービスは、『女心』が起因と思うからこそ、私はその経験を殆どこのサイトで語っていません。
 それを書いてしまったら『女心』に対する大変な冒涜です。男としてやってはならない失礼な行為です。
 第一、いくら仮名で書いても、誰のことが書かれているのかわかる人にはわかります。本人にもわかるかもしれません。書かずもがなのことを書いて嫌な思いをさせないほうがいいです。
 こういう『女心』は背後に指名数の増加という狙いはありますが、そもそも“逢っていて愉しくなる男”であること、また、必ずセックスプレイをする以上は、セックスで“女を満足させられること”の二点が必須条件になることが多いと思います。
 これは、ソープ嬢やヘルス嬢から提案した『無料店外』や『小遣い要のファック付き店外』にも当てはまることでしょう。

 まあしかし、泡姫さんたちの気質の変化とともにこういうサービスは少なくなっていると思います。それに、総額先払いではこれはできません。(それでいいんです。客があまりにもハマりすぎになります)
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(千戸拾倍 著)