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リピフリ、バイブなどソープの関心事

 久しぶりにソープの問答(金津園ワールドの『質問データベース』/2014年9月上旬)を眺めて思ったことをまとめました。手厳しいまでにはっきり書いたからソープの遊び方を考える一助になると思います。
 既に出している作品と内容の重複はあるけれど、リピフリ、ドタキャン、イベントなどについての意見は何度訴えても良いことでしょう。
 1.同じ泡姫サンでは限界があるのでしょうか?
[お風呂利用・2桁]
 かれこれ通いつづけて半年になる泡姫サンと遊んでいますけどイケなくなりつつある状態です(;_;)ここ最近は以前のように通いつづけていません
 1ヶ月半ぶりにお手合わせをしましたけどムリでした(^_^;)
 プレイにイロイロと工夫をしているのですが(;_;)私自身の年齢的な問題かもしれませんけど(^_^;)
 このような状態になった場合はどうされますか?
 泡姫サンに対しての不満は無いのですが(;_;)
 質問者は以降で「(別の嬢と対戦して)見事に3回戦を達成出来ましたのでヨカッタです」と書き、「結局回数が最大の価値なんですね」と冷やかされている。相手変われば3度も抜けたなら、慣れが原因で勃ちが悪くなったのだろう。
 逢う度に新鮮な亢奮をかき立てるには、通い嬢相手にいろいろ工夫する(and させる)ことが大切だ。玄人に通うとはそういうことだろう。愛しくてたまらないお妾に通うのではない。(惚れているようで実はそんなに惚れてはいない)ソープ嬢に通うのだから、逢う度の妙味の維持と上昇に通う意義がある。
 文中に『プレイにイロイロと工夫をしている』とあるが、一体何を工夫しているのだろうか。ろくなことをしてないのではないか。
 この質問者の多くの書き込みを眺めると、同氏は私が言う(おそらくは客の6割を超える)“してもらうセックス”しかしていない可能性がある。してもらうセックスでは工夫の範囲が狭くなり、飽きが早い。多くの男は4、5回会えば充足状況になるに違いない。
 男が“するセックス”をして相手がよがるのを愉しむならもっと長く通える。
“するセックス”とは何か。
(a) 腰の振りが巧い。──私は若い頃から「腰の振りがいいのよねえ」と相方によく言われた。
(b) 愛撫が巧い。クンニの巧さは、金津園に通い初めて半年後、6人目の女にして既に上手だった。
   ソープ道入門1の慶子のくだりを参照
(c) 性的な行為を相手に対して導ける。
(d) できるだけ射精を我慢する。
 嬢も“するセックス”をする客には逢う度に気持ちをかき立てることができるから、客もこれに呼応する気持ちになれる。
 私はとにかくナイーブだから、昔は初対面では実にED気味になることが多かった。初会は相方を観察し、どう対応すべきか考えてしまって、なかなか最強勃起に至れなかった。
 嬢になれると、相手の私に対する親密感をかき立てることに最注力し、その結果毎度しっかり勃起できた。要するに、回数通って『慣れ』や『飽き』による男性機能の不調を殆ど経験していない。回数通って、相手の私に対する(次第に認められるようになった)親愛の心を感じ取り、それで性的亢奮を強化した。
 だから、通い女になれて性的亢奮が次第に充分には得られなくなった男の精神的構造がやや理解できない。遊び方やセックスのレベルの低さを感じざるを得ない。
 レビトラを知る前までは初会がむしろ重荷だったと言って良かった。
 通い嬢への通いの停止は、(1) 他の通い嬢を求め、未練心を抑えて乗り換えた (2) 相手が金津園から去った (3) みすぼらしい店に替わった (4) 極めて予約が困難になった──この4つだけと言っても過言ではない。飽きて性的亢奮が得られにくくなって切ったケースがない。
 私はソープのサイトを創っているから、50代からはネタを得るべく新規開拓志向が強くなって、当然(1) が多くなるが、昔は(2) が多かった。
 要するに、自分に通い嬢に対する惚れ心があって、相手の嬢にもその男を本気で歓待する心があるなら通う限界など全くない。
 相手のあたかも商売を離れたような親愛の気持ちがいかに醸成できたかだ。(^_^;)のような絵文字を使い、句読点をまともに打てず、KWのBBSごときに没頭して、恐らくは“してもらうセックス”をやっている軽い男に理解できるだろうか。
 しかし、『通いつづけて半年』と『1ヶ月半ぶりにお手合わせ』と“長年お風呂利用2桁の状況”から、当該嬢への入浴が3〜5回程度と想像できる。これで通い続けたと言えるのか。店が中級店なら、嬢からすれば客の数に入りもしない可能性がある。嬢が客として保たせようとする意識は低いだろう。
 この程度でご本人に(通っている)意識があるなら尊大というものだ。あくまで“通い始めた”だろう。まあ、相手の嬢が本指名1桁程度の女なら通っている意識になっても良いが。
 では、もしこの短期間に7回入浴していたとしよう。それで『通い続けた』と言えるだろうか。数的には確かに満足する。期間的に満足しないと思う人もいるかもしれないが、それは良しとして、内容的に該当するのだろうか。
 男と女のことは一方通行ではだめだ。双方向の交流がなければ。これがあって、ようやく通い続けたと言えると思う。
 わかりやすい例でいえば、嬢が並の常連客には言わないことを言うとか、並の常連客にはやらないことをするとかだ。一歩退いて、嬢が並の常連客には言いそうなことはすべて言ってくれるとか、並の常連客にはしそうなことをすべてやってくれる、でも良い。
 それにしても、初会の女には3回も抜ける、私から見れば驚異的な精力の男が、通いかけた女ではイケなくなるのが全く理解できない。“してもらうセックス”しかしていない男ならそういうこともあり得るのではないかと想像せざるを得ない。
 その後また質問者の書き込みがあった。よく書きたい人だ。
「どちらかというと私は泡姫サンにお任せという感じです」とあって、やっぱり“やってちゃん”。別のところで「私の場合は時事ネタの話が多いと思います」と書き、非エロ人間タイプ。
 これではいくら馴染みになっても嬢が本当の親密感を持つことは金輪際ない。性技を出さず、性技をさせて、「江角マキコはマネジャーにやらせたんだと思う?」なんて会話した後、女に上に乗っからせるようでは、嬢がこの男に関して指名本数以外のことを意識するはずがない。
 その程度の遊興レベルの男が僅かに通っただけで嬢とメールのやりとりをしているのだから、金津の女は本当にメールの安売りをするようになった。時代が変わったと思う。ゴムの店の嬢は客に苦労しているんだな。
 内容のレベルが低いのに書き込みの数の多さ。メールのやりとりをしていることを書いていること。この2点からするとまっこと自己顕示の塊だ。
 クンニリングスをして能動的に動作し、正上位で器用に腰を前後させ、適切な抽送時間を確保し、女の濡れやよがりを愉しむようにすれば、全然違った女遊びの世界が広がるのにねえ。そういうことが一生わからないだろうなぁ。「どちらかというと」は全くの飾り言葉だろう。
 この質問者はソープ客のおかしな思考の『南瓜畑の中の南瓜からの脱却』にも登場している。
 2.おもちゃについて [利用 2桁]
 よく書き込みでおもちゃの持ち込みうんぬん見かけますが、男にとっておもちゃの魅力って何でしょう?
 単純に分からないのです。
 時間の長い高級店では、嬢がおもちゃで時間が過ぎるのが結構だと思って客に使わせることがよくある。
 初会で嬢からおもちゃを差し出されたら
(1) 嬢に時間をつぶしにくい客と思われた。──これは会話と弱精力の2つの面がある。
(2) バイブを差し出せば大変喜びそうな客だと思われた。
 のどちらかだろう。いずれにしても、嬢が(この人は裏を返してくれるかも)と判定したからこそのサービスだと思う。
 私の場合、おもちゃの使用例(嬢ごとに最初の事例──すべて120分以上の入浴)は次の通りだ。
ヘルスの馴染みの嬢が差し出した──1人(これがピンクローターの最初の使用──平成13年)
馴染みの嬢で、私が持っていった──1人(これがペニス型バイブの最初の使用──平成14年)
初会で嬢から差し出した──────ルーブルで2人
馴染みの嬢が差し出した──────1人
馴染みの嬢に私が出させた─────2人(持っているかと聞いて)
 おもちゃを持ち込む客の心理は、初会で嬢からおもちゃを差し出す心理の裏返しだろうが、嬢が(客にもらったと説明した)おもちゃを活用したことが私は何度かあるから、更に客の心を想像しよう。
(1) ピンクローターの場合
 そりゃあ、クリイキが大好きな女性がいるから、それを使ってよがらせたいということなのだろう。
 まあ、次のタイプの客が多くなると思う。
 ───会話力が乏しい、非精力絶倫、アクメ期待、性器への興味が活発
(2) ペニス型のバイブの場合
 ぶとっといものが潜り込んでいる様を見たいのだろう。
 客のタイプとしては、上に加えて、短小・包茎・早漏系が多くなるかもしれない。自分のチンボよりも巨根サイズのものがバギナに進入するのを見ると被虐感が昂揚して精神的快感にまで至るのだろう。恐いもの見たさの心理だ。
 なお、『1』の質問者がここに回答を寄せ、「極太のバ?ブを見た途端少し引きました(;_;)」と書いている。私は被虐感が昂揚して精神的快感にまで至るのだけれど、この人は被虐感に打ちのめされるタイプのようだ。
 AVではおもちゃを使われてよがるシーンがよく出てくるが、演技が多いと思う。女性がピンクローターをオナニーに使用する場合、一意専心、集中状態で長々と使う。聞いた話では20分から40分。
 客の前でピンクローターを使ってイケるケースは少ない。ただ、客がエロモードを充分高め、かつ、嬢が客に相当なる親密感を覚えている場合は、嬢も体を燃えさせ、5分で達することはあり得る。
 まあ、これはかなりのレアーケースだ。俺の前であいつはイッたぜ、と思っても、その女性がソープ嬢ならば先ずフェイクだろう。うーっ!と呻いて腰がピクンというのを意識的にするのは誰でもできる。客の前で無意識のうちにここまで至れる嬢は割合としてかなり少ない。(そのように誘導できる客がそもそも少ない)
 ピンクローターはクリトリスまたは陰核茎部に徹底的に当て続けるのがポイントだ。ただ、これを8分するぐらいなら同じ時間クンニリングスかペッティングをするほうがもっと結構だ。こちらのほうが、自分が動くだけ退屈ではない。
 ペニス型のバイブは、これでよがることは殆どないと思う。まあ、多少は気持ち良いから、嬢も異物の挿入を許すのではあるが。擬似ペニスを使うぐらいなら、自分の陰茎を入れたほうがよっぽど愉しい。
 接して洩らさずで、長々と嵌めを味わい、その合間にオーラル行為を満喫し、結果、抽送時間の合計がとても長いというのが愉しみが深い。多回数抜きよりもこちらのほうがよっぽど大人の遊びだ。
 私がソープで初めておもちゃを使ったのは左の写真で、バギナに入れるには細すぎる、要するに、アナル用のバイブで一番太いものを持っていった。
 相方は驚いたが、「僕のチンボぐらいだから、入る!」と説得して填め込んだ。なかなか愉快だった。(没入している部分は太い)
 その後は高級店で何度かおもちゃを使ったことがある。
 まあ、10回以内の程度だが、(1) 太いものをアナルにぶち込みノーマルセックス (2) 太いものをバギナに納めて、アナルセックス ──の使い方をした。
 ペニス型バイブのぶっといものをアナルにぶち込むのと、それを抜く時がとても愉快だ。私のものよりかなり太いし、嬢はそんなものをけつの穴に入れたことがないから、協力要請の会話と実行過程で2度愉しい想いを味わえる。
 そのバイブを嬢に進呈した客は、バイブの使われ方を知ったらびっくりするだろう。
 結論は───ピンクローターは女性が自分で使うもの、ペニス型バイブはペニスをアナルに嵌めて併用するときかバイブをアナルに嵌める時にのみ意義がある───ということだ。
 なお、ペニス型バイブやピンクローターをアナルに入れると、女性が事前に対処しておかないと、先ず便が付着する。付着しても女性のほうが困惑の極みにならないという関係が必要だ。
 タバコ用のライターをアナルに差し込んだことが多分8回ぐらいあるが、便の付着を認めたことは一度もない。一方、おもちゃをアナルに差し込んで便が付着したのは6回はあった。ピンクローターは全没させると奥のほうに入ってしまうから付着しやすい。
 ライターもピンクローターもペニス型のデカバイブも、とても抜きにくくて困却したのが1回ずつあった。嬢と客の両者にスカトロプレイへの対応力・両者の親密関係がない限り、糞便が明瞭化しかねないアナルへの異物挿入遊びはするものではないと思う。
 3.天井に鏡がある店教えて [利用 2桁]
 先日、泡ローションマットして来ました、(中略)
 どっか天井に鏡の付いてる店ありませんかね、教えて下さい
 洗い場の天井に鏡があっても湯気で曇るからしょうがないのでは?と意見が出ていたが、確かに私は浴室の天井に鏡があるのは見たことがない。
 回答の中に「重役室、5階の部屋はそうです」というのがあった。それで昔のシーンを思い出した。
 夏美3に次の文がある。
 ベッドが接する壁と真上の天井は一面の鏡張りになっていた。私は夏美の上体を支えて起こし、壁一面の鏡に向かって夏美の股を拡げさせて、夏美の背後に回った。
 左手を夏美の左脇から伸ばして陰阜の辺りを引き上げ、右手は右脇から回してクリトリスをそよそよと揺らした。
 夏美の肩口から顔を覗かせて鏡を見ると、ローションと愛液で指先の可動の良いのがよく眺められる。鏡の中の夏美は眼を瞑り、私に背でもたれ、両脚を広げたまま突っ張るように伸ばし、足先が鏡に触れていた。
(若い女は脚が長い! 夏美の脚は存外長いぞ)
 そう思って眺めていると、夏美の本物の白い脚と鏡の虚像の浅黒い脚が菱形の枠組みを作っていた。
「ほら、見てごらん」
 その菱形の上にもう三十になって括れがぼけてきたウエストがあり、中華饅頭のような愛くるしい乳房があり、僅かに唇を開いて快感にひたりきる表情で、鏡に映る私の姿を盗み見する夏美の顔があり、その隣に夏美を後ろ抱きした、中年の助平親父の顔がある。
 菱形の頂点の、指の狼藉に揺れる黒い茂みと、下の赤い肉が濡れて光る辺りをそーっと見つめるような顔がとても可愛い。抱えた胴は存外華奢で、躯が熱い。吐息が胸を打つ。
 思わず指先に力が入り過ぎることのないよう私は気を使った。
 夏美は重役室で一番良い部屋を持ち部屋にしていた可能性がある。
 それにしても、天井に鏡の付いてる部屋を望むなんてダメなファックマンだ。恐らく、女上位で交わるのがファックだと思っているのだろう。自分が寝ておれば天井が見られる。
 夏美が寝そべって私にクンニされていて、天井の鏡でその様を見て「亢奮した!」と言った(年増の夏美は他の客では部屋の照明を落としていた)から、上手にクンニリングスをする男なら、天井に鏡の付いてる部屋を望むのは(部屋を明るくさせる男である限り)達者なファックマンたり得るかもしれない。
 更に夏美が、天井の鏡で、自分の持ち上げた両足の間で私の腰が動作する様が見えて楽しい、と言ったのも思いだした。あの部屋は随分天井が高かった。
 両方とも、恐らく平成8年のことだが、この文章を書いている最中に、18年前の重役室でファックしている時に相方が言ったことを突然思い出すというのがサイト制作の妙味だなと思う。多分18年間振り返ったことのない発言が浮き上がるというのは、海馬のパワーにはすごいものがある。
 鏡はベッドサイドにあるほうが雲泥の差で妙味がある。
 たとえば、ペッティングは、嬢に鏡に向かってM字開脚させ、そこで指を使うのが楽しい。チンコピストンにしても、正上位で抽送していて鏡の中の自分の動きや女の横顔を見ると、とにかく楽しくなる。アナルにペニス型バイブを嵌め込む時も、鏡の中の嬢の表情を探れるから結構だ。
 とにかくベッドサイドに鏡があるとエロさが増して良い。しかし、過半数をしっかり超える数の客が嬢のセットした暗めの照明のままで性行為をするから、無用の長物となるケースが多い。
 ソープ嬢でも(鏡がついているなんて冗談じゃない!)と本気で思うのが多少はいて、こういうのは(部屋持ち制度のある店で)先ず部屋持ちにはなれないと思う。
 ベッドサイドに鏡がある店、重役室の他で思い出せるのは、艶グループの店のいくつか、昔の艶グループのトキハとクラブ美人、ダイヤモンドクラブ、セ・ラヴィ、ルネッサンス。記憶違いがあるかもしれない。
 裏を返せず残念でならない女に次のルネッサンスでの文がある。
 次はどうするかと考え、カスミの上体を起こさせた。
 カスミに両足を投げ出させ、私はその背後に回ってカスミの股ぐらに右手を伸ばし、マンコをいじった。
「鏡を見てごらん。自分のマンコが、今日初めて会った男に指でいじられているところを」
「いやん。恥ずかしい」
 ベッドが接する壁は鏡張りになっていた。私の足より長いカスミの足が大きく開いて、私の指先が紅い割れ目の上部を揺らしているのが見える。
 カスミはでかい嬌声を上げて手で目を覆った。
 ここまで楽しめばもう充分だ。私は再度カスミと合体した。ひこひこの腰の動きに工夫して、カスミのよがり声の揺れる様を観察し、肉筒の感触に浸った。
 嬢がフェラチオしているのを真横から全景でもって見るのは、写真で撮るか、鏡で見るかしかない。最高に勃ち狂っている自分のペニスを嬢がフェラしている光景は日本三景の数百倍も素晴らしい。これはヘルスの店でもおおかた見られるが、ヘルスの店はとにかく照明が悪い。
 上に紹介した店で、照明全開で愉しむと良い。嬢を誘導するエロさが肝要だ。
 4.リピフリが批難されるのは何故ですか?
[お風呂利用・2桁]
 フリーで出された2枚の写真のうち、ましなのは1度登楼した姫でした。そのことを告げるとフリー扱いできないとのこと。悪い子の印象はなかったけど指名料を払う気になれず、ボーイと一悶着のあげく退店しました。
 登楼したことがあると告げなっかった方がよかったのでしょうか。
 実は、本作を書こうかと思ったのはこの問答の直近の数件が画面に出ているのを見て、客の愚論に発火したからだ。しかし、実際に個々の意見ごとに批評しようとしてこの問答をじっくり眺めると、まともな意見もあるし、愚劣な意見のあまりの情けなさに気持ちが萎えもし、その気が失せた。
 だからまとめて私見を書く。
 私は遊興歴が長いから、岐阜まで出てドタキャンを食らった経験が何度かあり、そんな時利用頻度の乏しい別の店へままよとばかりに予約なしで向かうことがある。
 そこで嬢の写真が複数出てきて、以前入浴したことのある嬢が提示されたとき、スタッフに「この◎△ちゃんにするよ。前に□○×で入ったことがあるから、本指にしておいて」と言う。
 スタッフの反応は オッ! という感じだ。笑顔になる。「扱いは本指名ですが、料金はそのままで…」と言われたことが多分2回以上ある。
 BBSでスタッフが罵られているのとは別の世界がある。スタッフの態度は客の人品の善し悪しに呼応する。
 ソープ遊びは物品を買うのではなく役務提供を買うのだ。良質の役務提供を受けるためには、役務提供者が前向きの気持ちで熱心に努めることが、買う側にとっては大切だろう。リピフリの客では、嬢は全く気が入らない。嬢が馬鹿馬鹿しいと思いながら股を開いて、男は楽しいか。
 嬢がしっかりやってやろうと思う最大の原動力は『本指名』だ。本指名は、客が嬢を好ましく思い、(この子が良い)と思っている事実が具現化する。しかも、嬢の成績に直結する。
 働く人間で、職場での自分の勤務評定を全く気にしない人なんて殆どいないだろう。労働が単純なものから複雑なものになるほど『成績』の重みが増し、その結果を気にする。
 ソープ稼業は、そこで働く女にとって『成績』への意識が意外と大きい仕事だ。確かにこれは嬢の若さと美しさと体型の良さによるところが大きい。P指名はこれだけで決まるが、本指名となると、実は嬢の技量によるところがとても大きい。
 AV撮影は周りにスタッフが大勢いて、ライトが当たり、カメラが捉える箇所や女優の顔の向き・髪の乱れなど様々なことを気にかけながら男優はファックする。そこで勃起を持続し、その期間が長く、かつ、撮影の中断があってもいつでも臨戦可能にしなければならない。時には、女優が心の底で自分をかなり嫌がっていると察知しても、勃起は果たさねばならない。これには大変な性的パワーが要る。AV男優の精力は隔絶的で、並の男には絶対に真似できない。
 だから、AV男優になれる男は大変限定的だ。
 で、その並の男を相手にすれば、嬢はちょっとした応対ミスから客が最強勃起を逃すことをよく知っている。客に充分なるファックをさせるにはなかなか技量・気遣いが必要だとわかってくる。
 だから、皆男を魅了する技量を身につけたいと努力する。努力して“部屋持ち”や“ナンバーワン”になりたいと思う。故に、本指名数の累計値を毎月気にするし、本指名の状況を手帳にメモりもする。
 嬢は本指名を増やしたいから、嬢によっては、「あなた、素敵な方ね」と言い、店外デート、メルアドの交換、ゴム着店でのNS接客をし、中の料金をただにするソープ嬢の成果給の『ソープ嬢の特別サービス』を参照)ような思い切ったこともする。
 月の稼ぎが50万円から 150万円ぐらいの嬢にしっかり通っていた客を条件とする。
 その客で、通い女からそれなりの好意を得て、虚飾の乏しい交流に至っていると、「(本指名を入れてくれて)助かったわ!」という表現で感謝されたことがある人が多いと思う。私はもう多くの通い女からこれに類する感謝の言葉を聞いて、若い頃は嬢の営業的甘言ととっていた。まあ、猛烈に本指名を稼いでいる嬢はあまり言わない。1つ下のクラスの嬢の本音なのだ。
 で、そこそこ稼いでいる嬢がたった1つの入浴の稼ぎで(助かったー!)と思うはずがない。本指名数について心に決めた目標があり、その達成を危惧したからこその“思わず口に出てしまう言葉”だろう。
 私は、嬢が成績を上げたい意欲を活用して金津園でたっぷり遊んできた。それは
(1) 私がその嬢にしっかり“本指名数”を与える。
(2) 通い嬢がそれまで以上に“本指名数”を稼げるように、必要なことを教える。
という手法だが、とにかくとても効果があった。それは『金津園遊びの実録』を読んでもらえばわかる。
 本指名は女遊びではとても大切だ。だからこそ、スタッフは嬢の気持ちを考えて、リピフリを認めない。
 視点を変えて当該問答(リンク切れ)を読み返す。
 問答の参加者の多くが念頭に置いているのは、どうも高級店というよりは中級店だ。ならば、総額は3〜4万円、指名料は3千円以下だ。
 3万円消費して3千円の追加が気になる、腹立たしい、という気持ちが全く理解できない。ユニクロで肌着を買うのではない。サービスの中でも特に気持ちの比重が高い、要するに、足のツボマッサージよりは職業従事者の心のあり方がはるかに影響するファックのサービスを買うのだ。
 更に、次が大事だ。
  客が払う額 嬢の取り分 店の取り分
ふり
(フリーは誤用)
35,000  16,000  19,000 
本指名/前月の指名数30未満の嬢に適用 38,000  20,000  18,000 
本指名/前月の指名数30以上の嬢に適用 38,000  23,000  15,000 
 ふりと本指名とで客の支払額は3千円の差があるが、嬢の手取りは3千円以上確実に増える。ということは、指名料の3千円は全部嬢に差し上げるようなものだ。
 店のスタッフがリピフリを認めないと、フリー扱いよりも雲泥の差で“店の取り分”が減る。それでも店のスタッフは嬢の気持ちを考えてリピフリを許さないのだ。
 私は平成17年以降さほど中級店に行っていないからこの表の想定が合っているかどうかはわからないが、イメージとしてはさほど間違ってはいないと思う。
 要するに、リピフリ拒絶で店のスタッフに文句を言うのは全く間違っている。相手は嬢だ。自己の職場での成績を全く気にかけず、サービスにおける心の占める要素を考えない男だけが相手に文句を言う資格がある。
 なお、本件質問者への私の回答は
 所定の料金より数千円多く払うのが許せないほどその気にならないのであれば断固店を出れば良い。
 フリー扱いできないのはこの業界の慣行だ。そして、その扱いは実に正当だと思う。告げる告げないの問題については、告げるのが人として、また、ソープ愛好者として、当然の態度だ。
 参考:ソープの初会とリピート入浴
 久しぶりにKWのBBSを見て次のことを感じた。
1.いろいろ知りたいなら、どうして『金津園』で検索して良性記を見つけないのか。
 発見できたら、もういろんなことがわかるのにねえ。
2.KWへの書き込み者は非高級店の利用者や、買春頻度がさほどではない人が多そうだ。[お風呂利用・2桁] がもう何年も2桁のままの人が目につく。
 たとえば、出撃回数が年10回とか20回程度では、よほどの素晴らしき個性があるとか性的テクニシャンでない限り、嬢や店のスタッフからすれば『普通の客』、要するに、どうでも良い層から離れることはない。普通の客にはそのレベルで見える世界が見えるだけだ。一般社員に社長や部長の世界が見えないのと同じ。
 だから、BBSを眺めていると、もっと謙虚な心で書き込むべきではないかと思うことが多い。
 念のため。年20回程度の回数でも1店限定なら話は変わる。でも、そういう人はそんなにいない。
3.多回数射精希望者が多そうだ。
4.相変わらず、少ない経験で(あんまり正論とは言い難い)論陣を張りたがる人が多い。
5.買春経験が豊富そうな多回数書き込み者も、相変わらず論点の幅が狭いのが散見される。
6.次の書き込みで店の言い分に違和感を覚えた。
 4年ほど前だと思うが、Rグループがある通りのある店の割り引きイベントに始めてその店に行った。
 出てきたアルバムは1枚。選択肢はその姫しかなった。
 エレベーターで会った、その姫は店の向かいにある同じグループ店で会った再び会いたくない姫だった。
 エレベーターが閉まる前に「この子だったら帰る」とボーイに言うと「一度、登楼したら帰れない」と言う。
 それでもエレベーターから降り、「帰るから返金して欲しい」と言うと「アルバムを見たときに言え」とボーイは言う。
 同じグループ店でも名前は変えていて、しかもアルバムでは別人。会わなけりゃ分からない。
 こうして押し問答の末に返金を受けたが、店へは出入り禁止となった。
 そして、私はそれ以来フリー登楼はやめた。
 店は恐らく恵里亜系のゴム着店だろうが、嬢が裸になる前ならキャンセルは認めるべきだよ。しかし、イベント客には四の五の言わせないルールなのかも。まあ、イベントで入浴するものではない。
 それにしても、一度入浴した女を目の前にして「この子だったら帰る」と言う神経も理解しがたい。私だったら相手の心を気遣う。
 夏美1の2度目の入浴で、私は「チェンジ!」と叫びたかった。でも、そこまではしない。まあ、相方拒絶は初会が酷かった程度にもよるがねえ。酷かったとは性交に至らなかったとかのケースだ。
 その嬢をイベント客に出したことについては店のスタッフに落ち度はない。なら、直ちに「帰る」のは傲慢だろう。
 お風呂利用3桁!の人だ。それで、「出てきたアルバムは1枚=相手できる嬢が1人」と考えたのだろうか。ならばへぼだ。相手できる嬢がまだいるはずと思うなら、せめてチェンジを求めるのが“こなれた客”だろう。イベントでは出ない(要するに、売れ行きの良い)嬢が空いているなら、イベント扱いでなくても入ろうと思うのが“通のさばけた客”だ。
 イベントで入りながら態度がでかいと思う。お風呂利用3桁で、イベントの扱いの粗末さ(店のスタッフはおまんこさせれば良い客だと思っていること)を理解していなかったのが洞察の欠如だ。利用回数3桁なら“通のさばけた客”に近づいていなければねえ。
 BBSの参加者の中で、部屋の照明最大のもと、マムコを開いて熟視したり、陰核茎部に徹底的にクンニしたりして、正上位でリズミカルに抽送する時間が相対的に長く、嬢の自発的なキスを呼び込める男が一体何割いるだろうか。
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(千戸拾倍 著)