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本指名の入浴 マドカ

 マドカの初会は、ソープ嬢として性的なことは見事に進めるけれど、あんまり喋らずに抜きに徹する感じで、打ち解けにくい印象だった。かわいげがないことを意識すれば1回こっきりだろうが、やや小柄で豊穣な肉体を珍奇に思い、本指名した。

 マドカ 抜き屋と評される嬢に登場
  初会はH19年ダイヤモンドクラブ
 マドカに翌月2度目の入浴をした。
 その日マドカが寡黙なのは初会と変わらないが、私を歓迎して受け入れたことは間違いない。頼むと、即のアナル舐めまでしたからだ。恐る恐るの弱いタッチのものではなく、えぐり取るようにやるから驚いた。
 マドカの気持ちがわかって私のペニスの勃ちが申し分なしだった。勃ちっ放しのままで即のプレイに60分もかけた。たっぷりクンニリングスしたし、たっぷりしゃぶられた。
 マドカが立派によがっているのに、初会と同様にどうしても『イキ』まで到達しなかったので、私は「どうしたらいいのか?」と聞いた。
 バギナに指を入れられてクリトリスを舐められるのが良いそうなので、そのようにした。マドカは前回も今回もずぶ濡れだ。頑張って長くやったら気をやった。クリトリスが大きくて剥け具合がよいから、口に含むのが楽しい。
 即のプレイで60分もかけたので、浴室のプレイを省き、風呂で互いの性器を洗いあった。その後はブランデーを飲んだ。しかし、マドカがちっとも喋らないので、(裏を返してもこんなに愛想なしかよ)と舌打ちし、すぐにエロプレイにかかった。
 私が10分ぐらいクンニリングスをしてから、マドカの攻めるに任せたのだが、マドカがこれをとても丹念にやったから、私は充分に堪能した。
 ファックはいろんな体位でやって、最後は正上位でがんがん突き、気持ちよく射精できた。
 そのまま2人で寝そべって会話した。
「麗花驚嘆のレビトラ効果参照)がね、『私、昭和53年生まれよ』と言ったんだ。昭和53年というと、25を足して、78。1978年生まれというと、来年が2008年だから、麗花は来年30歳なんだね」
 と言うと、マドカが言った。
「25足すってどういうこと?」
「昭和の年に25を足すと西暦になるんだよ。僕は昭和22年生まれ。22に25を足すと47だ。1947に60を足すと2007。今年だ。僕は60歳。今年は平成19年。12を引くと7。2007年だ。要するに、平成の年数から12を引いて西暦。昭和の年数に25を足して西暦だよ」
「へーぇ、知らなかった。便利!」
 昭和に25を足す説明は何故か金津園でかなり多くの女にしている。皆感心しているのだから、本当に風俗嬢というのは頭を訓練していないのが多い。
 その日私は即のプレイで射精しなかったから、2時間の遊興中ずーっとペニスが力み返りっ放しで、大変愉快だった。心のうち解けがさほどないまま性愛に耽るのもありだな、と思った。

 マドカに少し間を置いて3度目の対面をした。2度目の入浴からは少し間が空いた。
 マドカはいささか人物に軽い感じがあり、非聡明系のようだから、3度目の入浴はなしにしようと思っていたけれど、気が変わった。寡黙でもすることはなかなかエロくて、そういう長所もあるから、4度目の対面をなしにするか判断するために予約した。
 部屋に入るなり私は言った。
「ねえ、マドカちゃん。今日はとんでもないほどエロくやって欲しい。これまでキミがどの客にも見せたことのないエロさを出して欲しいんだ」
「そんなふうにいきなり言われたら、わたし、反発しちゃうわ」
 マドカが硬い表情でそう言った。確かにマドカは世間のいろんなことにすぐに反発するタイプだ。部屋に入るまでのやりとりも何やら硬く見えたから、(3度目の対面でこれではガックリだな)と思った。
 それからが驚くことになった。マドカのプレイの進め方がなんともすごいのだ。入念、かつ、鋭い。とってもいやらしいことを平然とやった。
 服を脱がせながらのチンコ愛撫、パンツ一枚になってからのパンツの布地越しのフェラ、乳首への舌の這わせ方、パンツを脱いでからの強烈なフェラチオ、ソファーの上での女上位のファック、私をソファーに座らせたままでの後背位のファック。どれもたっぶり時間をかけて、私が唸るような気合いの入れ方だった。
 一通りマドカ主導のプレイが終わってから、私がクンニリングスをすると随分燃えた風情だった。M字開脚をずーっと維持して、喘ぎ声も下腹の揺れも陰裂の濡れも、何とも悩ましかった。
 私はクンニリングスにバギナへの指ピストンを併用してマドカに気をやらせた。
 その後、ベッドの上で、後背位、女上跨位、正上位など展開し、69も当然長々とやり、何といっても凄かったのは、抱擁時のキスが熱烈なこと、相互の唾液の受け渡しは当たり前のように応じ、更に、私を四つん這いにさせてのアナル舐めとタマ裏へのチロチロが念入りだった。
 マドカがベッドに仰向けに寝て、私がマドカの乳房のあたりで跨り、右手でマンコをペッティングするというサディスティックなプレイもした。
 その時、マドカが顔を上げて私のタマを舐め、アナルを舐め尽くすのが壮烈だった。
 部屋に入ってすぐに始めた即の絡みだった。終わったのは案内から80分も経った頃で、残りは40分しかなかった。
 とにかく、マドカのほうから(もうそろそろお風呂にしましょうか?)という雰囲気を見せることが全くなくて、互いに相手の性感帯を刺激してばかりいた。
 80分の長い連続の絡みをしたのは私は初めてだ。その間、普通の会話は全くなかった。私からの一方的なエロい言葉かけだけだ。
   ファック──────────20分
   マドカからの一方的な攻め──35分
   私からの一方的な攻め────10分
   69、相互ペッティング───15分
 80分はこんな内訳だったと思う。私は接して洩らさずでカリへの刺激をたっぷり楽しんだ。マドカの顔には疲れが浮かんでいた。
 残り40分となったから、慌ただしく風呂に浸かり、体を流した上で2度目のベッドプレイをした。
 やはりマドカのアナル舐めが執拗で、私は充分愉しんだ。最後は気持ち良く精液をぶっ放した。マドカも充分楽しんだと思う。
 私は翌月の4度目の入浴を、助平顔で約束した。
 マドカが性風俗で働いている期間が相当長いので、対面したペニスの数を聞いたら、マドカは「1万人は行っていないと思う」と答えた。やはり唖然とする。
 その店によく入っていて、対面した嬢に好感を持たれているなら、他の「関心ある子」の仕事ぶりなどの情報なんかは、相方から聞き出せる。
 私はこんなことをどこかで書いたと思う。
 マドカに、彼女が実際に見てハッとしたような立派なマンコ(ラビア、または、クリトリスが異常なほどでかい)の嬢がいたかを聞くと、マドカは店の嬢の名を出した。「サユリさんはびっくりするほどビラビラが大きかったぁ。象さんのお耳よー」と目を見開いて言った。
 デカラビアが大好きだから、その嬢には入浴してみようと思った。けばくてとても個性的な女参照)
 しかし、老化現象が加速化していることにはガックリだ。放った精液の量が少なかった。その日店に行く時、JRを西岐阜まで寝過ごした。帰りは、一宮駅を名古屋駅と誤認して電車を降りた。行きのミスはともかくも、帰りのボケはマドカとの壮烈なプレイの証だ。

 マドカに4回目の入浴をした。
 続けるのかやめるのかを毎度迷う女だけれど、前回の熱意あるプレイにはほとほと恐れ入った。
 その日の即のプレイは、マドカが私の体のいろんなところに舌を這わせることから始めたが、足の指の股まで舐めたから驚いた。男の足の指なんて、男の体の中で一番汚いところだ。そこまでするからマドカは当然未洗浄のアナルもペロペロした。随分気合いが入っている。
 内腿、膝の裏、脹ら脛、足の指、と舌を這わせて右足が終了。次は左足を足先から攻めて上へと上げていき、脇腹、乳首、脇の下、首筋、頬と、私の左半身を舐めた。マットプレイなら当たり前の動作だろうが、何せ未洗浄だから驚いた。
 そうやって股間以外のところに舌を這わせてから、ソファーに座った私の腰を前に出させて、足を上げるように求めた。いきなりアナル舐めだ。
 そこまでのように技の変化を意識して早めに次に移動することなく、しばらくアナルをねぶっていた。私は変な格好で、体がつらくなるほどだった。
 その後は、陰嚢へチロチロ→いろんな角度でのフェラチオ→キス(これは私が求めて始め、熱烈にやった)→再度のアナル舐め→ファックと進めた。
 最初のアナル舐めは赤子のおむつ交換の体勢でして(私が両手で膝の裏を抱える)、再度のアナル舐めは、私が立って90度体を折り(手をソファーにつく)、マドカが手でペニスを刺激しながらアナルを舐めた。
 マドカは性奴のようにさんざん奉仕し尽くした。放っておくとまだ続けそうだったが、私が何やら申し訳ない気がして「舐められたいだろう?」と聞くと、マドカが妖しい顔で「うん」と答えた。
 それからが長かった。
 クリトリスの舐め・揉み・はたき→バギナを指で攻めながらクリトリスの口唇愛撫→手マン(対クリトリス)→クリトリスの舐め・揉み・はたき→バギナを指で攻めながらクリトリスの口唇愛撫→手マン(対クリトリス)→手のひら全面の陰裂上部への押しつけによる振動、としっこくねちっこく進めた。
 更に2人はいろんな体勢で舐めあい、果てしなくオーラルプレイが続いた。
 私がベッドの上で四つん這いになり、マドカが後ろからペニスを揉みながらアナルを舐めるのもやった。ソファーの上でした時よりも舐め方が執拗で、私の尻たぶを頬でこじ開けるようにして、舌をがっちりこすりつける過激なやり方でこなした。
 マドカが仰向けに寝て、私がそのおなかの上に座り、私は右手でクリトリスをフィンガーマッサージし、マドカが後ろからペニスを揉んだり、アナルを舐めるのもやった。
 毎度のことながらマドカとは壮烈な相互愛撫ができて、やりながら(なんちゅうエロ!)と思う。勿論オーラルや指で愛撫し合うだけでは飽きるから、途中、何度も合体した。正上位、横嵌め、女上跨位、女上背膝位、後背位、座位といろいろな体位でやった。2人とも完全に淫獣と化した。
 そのプレイの終盤のことだ。
 マドカは過去3回の対面では私がアナルを長く攻めるのを拒んだ。しかし、今回は長い戯れを許した。
 私はそういう変化が嬉しいから、喜んでマドカのアナルを舐めたりさすったりした。マドカはその度にアヒャーというような反応を見せた。
「マドカちゃんのケツの穴は余分な肉がゴチョゴチョ飛び出しているから、僕が舐めて、押し込んでやる」
 そう声をかけると、マドカは含み笑いをした。
「客とアナルセックスについて話したことがあるかい?」
「そんなこと、口にするお客なんて、まだ一度もないわ」
「アナルセックスをやってみる気があるかい? 僕は、アナルセックスが初めての子に上手にしてあげる技術があるよ。ご覧の通り、おチンコは謙虚なサイズだしね。……今までアナルを頂いたのは初アナルばかりだった。皆、僕にアナルをやられて、面白いことが体験できたという態度だったよ」
「そんな過激なの、イヤだ〜」
 そう言いながらも、マドカは更にこの話についてきた。マドカがよく知っている麗花とのアナルセックスを話題にすれば内心興味津々であることは確かだ。
 いろいろアナルセックスについて質問するので、私は突っ込んでみた。
「じゃあ、ちょっとだけお尻の孔を試してみようよ。もし、痛くてイヤならすぐにやめるから。高級店でこの仕事を3年も経験しているのなら、アナルセックスも経験したって良いだろう。僕のちんちんはそんなに大きくないから、チャンスだぜ」
 そう言うと、マドカは無言のまま私の目を見ていた。
 私はアナル処女が大好きなので、大いに気をそそられて誘導に努めた。
「ちゃんとね、準備をすれば、チンポなんて簡単にお尻の孔に入って、ちっとも痛くないようにできるよ。チンポがアナルに入って、気持ちが良いとは全然保証しないけれどね。君もこれまでさんざんいろんなことをやってきたのだろうから、アナルセックスぐらいは一度経験しておくものじゃない?」
 マドカがその気になった。
 私が熱心にアナルの拡張をすると間もなく指2本が入るようになった。
「おい、指2本が入れば、チンボも入るぞ。入れてみるか」
 マドカが頷いた。
「ぺぺローションみたいなものを取ってきてよ」
 そう求めるとマドカはあっさり従い、潤滑剤をアナルとペニスに塗りつけた。
 実はこの時、私は中指と人差し指の2本をマドカのアナルに差し込むまではしたが、その2本は回転運動も前後運動も全くできなかった。ここまできついアナルは経験がないので、内心、ペニスの挿入は無理だろうと思った。
 アナルがほぐれていないからペニスを入れないほうがいい。しかし、ペニスの勃ちが実に良かったので、ペニスでこの大変きついアナルをこじ開けられるだろうか実験してみよう、と思って、悪戯心半分でかかった。指2本よりはペニスのほうが大きさでつらいけれど、ペニスは指よりも感触がかなり優しいからうまくいくかもしれないと考えた。
 四つん這いになろうとしたマドカに仰向けにならせ、両膝を引きつけた体勢で、時間をかけてペニスをなんとか押し込んだ。
 カリ首しか没入できなくて、しかも、全く身動きができなかった。私は2分ぐらいその中途半端な嵌め方のままマドカと喋っていただけで、それ以上の押し込みと前後運動をあきらめた。
 ちょっとでも動かすと、マドカが絶叫のような悲鳴を上げた。誰かにその声を聞かれそうで、結局動かすのを遠慮した。
 そして、マドカが痛みを訴えはじめたので止めたけれど、とにかくアナル処女にチンボの先を嵌めたことは間違いないから、私は嬉しかった。
 マドカはアナルセックスはもういい、という口ぶりだった。
 私は「僕はチンポをあんまり動かせなかったけれど、あれだけ長い間チンボを受け入れたのなら、君はアナルセックスをやったと人に言えるはずだ。よかったね。何事も経験だ」と変な慰め方をした。
 マドカが甘く微笑んだ。
 それにしても、マドカは私がフィンガー愛撫すると吠えるようによがるようになった。オーラル愛撫でもよく声を出すし、よく体を反らせた。とてもエロく私の相手をするようになった。
 マドカの素晴らしい特徴は私の肉体にとことん愛撫をすることだ。
 これが素晴らしいほど情熱的になった。そして、相互愛撫や一方的愛撫の間には、いろんな体位でファックするのだが、マドカのよがり方はなかなかのものだ。
 キスも最初の頃は大変慎ましいものしかしなかった。しかし、4回目の入浴ではディープの極みでやるようになった。唾液交換(口内唾垂らし)はやり放題。まだ小便の飲みっこをしていないぐらいだ。
 私が会う度に「浣腸したいな」「浣腸して、うんこをぶっ飛ばすところを見たいな」と言うものだから、マドカはとうとう「わたしも貴方に浣腸して、貴方がうんこを出すところを見たい。うんこするのを見せてくれるなら、私もやっても良い」と言った。
 まあそれだけは門外不出だ。男糞はあまりにも美しくない。そして、くさすぎる。
 私とマドカは延々と即の絡みをしていた。所要時間は90分。最高新記録だった。勿論その間タバコを吸わず、ブランデーも飲んでいない。
 90分間休まず性的行為をするとさすがにかなり疲れた。マドカは女らしい魅力ある顔立ちで、豊満系が好きならば、その豊満スタイルは本当に素晴らしい。こんな女と90分間休まずに絡みあっていると、まるで別世界に来たようだ。
 即のプレイでマドカのイキは、悶え苦しむような激しいのが1回、後は小さな頂点が何度かあった。
 風呂に入ったりして10分使えば、残りは20分しかなかった。
 私はマドカにベロンベロン舐めさせて、イラマチオまでして(これは私は全くの初体験)、勃ちが充分の上にも充分になったところで、合体した。
 重ね餅の格好で腰を送り、口を吸い放題、吸われ放題。気分が最高に飛翔して、ズドーンと射精した。素晴らしく気持ち良かった。特上のセックスだった。
「わたし、××さんにはすっかり開発されてしまったわ」
 マドカがそう言ったのは、バギナ性感とクリトリス性感とソープ嬢としての性技のことだろう。
 マドカは業界歴がそこそこあるが、「遅漏の客に30分間嵌められっ放しで、マンコがいやになることもあるだろう?」と聞くと、めずらしいことに「これまで15分以上ピストンされたことはないわ。長くても15分ぐらいよ」と言い切った。
 私は連続15分間ピストンは絶対無理だ。
 私が「マンコにマン滓がついていたら、マン滓を爪で掻き取って、女のベロの上になすりつけるのが俺の趣味だ」と言ってやると、マドカが喜んだ。
 それで「マンコを洗うのをちょっと手抜きすると、このマンコはすぐにマン滓だらけになるんだろう?」と言うと、俯いて肩をすぼめてクスリとし、間を置いて「うん」と言った。可愛らしかった。まあ肥えたマンコはマン滓を溜めやすい。
 マドカは快活にお喋りすることが全くない。私は会話ができない女には何度も通うことはない。その点マドカはめずらしい例外だ。マドカは会話せずにひたすらペニスをしゃぶり、キンタマを舐め、アナルを刺激する。大笑いをすることなど絶対にない。変わった女だ。
 お喋りらしいお喋りを全然しなくても、これだけ徹底的に性技を繰り出し、あくなき姿を見せられ、また、こちらが攻めれば、徹底的に官能に身を委ねられるから、(これもいいかな)と思ってしまう。
 マドカの注目すべき特徴は、乏しい会話がですます調であることだ。それは私の年齢を大いに考慮しているのだろう。
 私は金津園で何度も会った女に、ですます調で会話されたことは全くない。風俗の女は堅気の女とは心のあり方が全く違うといっても良く、それは、常連客にはかなり対等な口の利き方をする点に顕著に表れる。
 疑似恋愛を売るからには、常連客には年の開きがどれだけあろうと、なれた愛人のように振る舞うのが当たり前だ。しかし、マドカは何度も会っているうちに絡みの最中以外は完全にですます調になった。
 マドカはもう性風俗が長い。ですます調で喋るような育ちであるはずがない。そして、私にすっかりうちとけ、立派にマンコを満開にしている。よがる時は見事に喘ぎまくっている。
 それで、ですます調で喋るというのが面白い。大変奇妙だ。たぶん、私が──性風俗で働いて会ってきた男性の中で、もっともすごい人──という位置づけなのだろう。
 私のセックス哲学──「エロいのは、きたないことをすることだ」「本当のセックスは、汚いことを汚いと思わずにすることだ」を説明すると、マドカは同感した。

 マドカに6回目の入浴をした。
 マドカが「この後は仕事をせず、家に帰る」と言った。
「用事があるの?」と聞くと「何もな〜い」と答えた。何故かですます調ではない。
「貴方と会うと一杯一杯だからぁ。貴方の予約が入っているのを聞いて、嬉しくて、後はなしにしてもらったの」
 マドカがとっても嬉しいことを言ってくれた。
 その日は結局即のプレイに90分使った。だから、それだけで絡みは終わった。マドカにまた一杯一杯の性的プレイをさせたことになる。
 で、2人が服を脱いでいた時、私はアナルセックスをまた話題にした。前回の5回目の入浴ではアナルを遠慮したからだ。
「やっぱりこの前のアナルセックスは中途半端だねえ」
「あの後、おならが出て困ったし、何だか、お尻の孔が広がってしまったような気がしたわ」
 とマドカが可愛い顔をして説明した。
「これまでした中ではキミのが一番アナルがきつかったね。あんなにきつかったのは初めてだ。もう一度挑戦してみる?」
 そう言うと、マドカはやっぱり、もうアナルセックスはいい、アナルセックスについては話もしたくないという雰囲気だ。
 しかたねえと思いながら即のプレイを始めた。いつもの通り、舐めまくり、嵌めまくり、舐められまくった。マドカに次の接客がないので、私はマドカの顔まで舐めた。
 20数年間金津園で遊んでいるが、女の顔まで舐めたのは初めてだ。マドカもそんなことまでされたのは勿論初めてで、ほっぺたをねぶられて「気持ちい〜い」と言った。
 私がマドカの顔まで舐めたのは即の絡みの後半の合体中だ。この絡みの最初はフェラチオから始まり、次にマドカは私のアナルを舐めた。その舐めた時間の長さと、肛門をベロでえぐるしっこさが驚異的だ。私は心底感動した。私の未洗浄の肛門はかなり激烈だからだ。
 代わって私がマドカのアナルを長く舐めると、マドカもよがった。アナル性感に結構目覚めたようだ。
 その後は舐め、相舐め、ファックを繰り返したが、マドカの濡れ方がいつもよりも激しいように感じた。次は帰宅ということがガードを外していたのだろう。
 私は気持ちが高まって、クンニリングスをしながら会陰に流れ出た愛液をアナルに塗りつけた。陰核茎部を横からオーラルしながら、中指一本を入れるとすんなり入った。肛壁を揉むように動かすと、まるで楽に動いた。
 意外なことに、マドカはアナルの内部をいじられるのを止めようとしなかった。
 それで、試しに中指を親指に変えると、不思議なくらいに抵抗なく沈み込んだ。
「おい、前より全然楽に入るぜ。僕の親指が」
「うん」
「うんって、親指がいきなりスポーンと入っちゃったんだぜ。親指だぜ……どうなっちゃったの?」
 それまでには考えられなかった緩さだった。前に途中までアナルセックスした時は、人差し指がすんなり入らなかった。それでも私はマドカの様子を窺いながら、ジワリジワリとペニスを押し込んだのだった。
 私はクリトリスを舐めながら、マドカの右足の外側に自分の体の位置を変えた。右手を使いやすくするためだ。そして、中指と人差し指の二本差しを試した。やはりそんなに抵抗感なくアナルに入った。
「おい、指2本が簡単に入っちゃったぜ!」
「そう」
「この前と全然違うじゃん。……どうなっているの!」
 2本の指を回転させたり前後させたりができた。とにかくこれまでとは大違いで、マドカも悲鳴を上げることなく静かにしていた。今はマドカの下半身が全く緊張を解いている。前の厳しい締め付けは体の緊張によるものだった。
 アナルほぐしがもう充分だから、私はマドカにローション液を用意させることにした。マドカは最前までアナルセックスはもうイヤという態度だったのに、私の要請にすんなり従った。
 私は潤滑剤をマドカの肛門の中に入れ込み、カリ首にも少量塗った。
 ペニスが見事な勃起ぶりだ。填め込むためにペニスの角度を下げねばならないのがつらいけれど、位置を見定めて押し込むと、カリ首が一気にほぼ潜り込んだ。マドカが前回のような大悲鳴を上げないので、私はカリの全没にかかった。仰向けのマドカの引きつったような形相を眺めながら、私は楽しく押し込んだ。
 ペニスが半分以上尻の孔の中に入った。
 私はゆっくりと短い距離で動かしてみた。マドカが悲鳴を上げるとその都度中断した。
 私は仰向けのマドカに押し込んでいるから、マドカの内腿や優しげなマン毛がよく見渡せた。肌の色が浅黒いのが少し残念だった。アナルセックスは色白の女が一番よく似合う。
 マドカがよく悲鳴を上げるから動きらしい動きができないので、私は射精まで持ち込めるだろうかと思っていた。でも、私のペニスは、動きを止めようが何をしようがビンビンだ。
 苦しがっていたマドカも、しばらくすると耐性が出てきたように感じた。私は腰の動きを早めた。そしてとうとう、カリにむず痒いような気配が出てきた。
 豪快にぶちまけた感触があった。私は自分の体が落ち着くまでしばらくペニスを嵌めたままにしていた。
「抜くよ」
「あ、アーッ!」
 アナルセックスはこれが楽しい。抜く時、一緒に便が出ていくような感じがするらしいのだ。
 私が「今日は、後舐めはしなくていいよ」と言うと、マドカがニッコリした。その顔が可愛かった。
「精液、どうしたらいいの?」
「放っておけよ」
 4回目の入浴の時、私は一応アナルの中にペニスを突っ込んだけれどまともに抽送してなかった。今回はしっかり前後運動をして、かつ、中で射精したから、これで初アナルを頂いたことが完全になる。久し振りの攻略だから嬉しかった。
 マドカも、前回よりもアナルセックスらしくなったのが満足のようだった。
 私がアナルで果てるまでに、マドカは気をやったのが1回だけだけれど、すーっとよがっていた。そしてアナルセックスを完遂できて満足したようだ。
 その後2人が酒を飲んで喋りあった。
 私が話題にしたのは───ソープ嬢は外国ばかりを旅行したがるけれど、日本にも良いところはいっぱいある。九州も北海道も東北も素晴らしいところだから、もっと足を伸ばすべきだ───ということで、具体的には鹿児島と旭山動物園を解説した。
 旭山動物園が他の動物園といかに違っているか、その素晴らしい“行動展示”の様子を詳しく説明してやると、マドカは目を輝かせて聞いていた。
 ついにはメモを取り出したので、私は日本旅行の『紅い風船』のツアーを利用することを勧めた。
 マドカに会う前私は岐阜駅の書店であるハウツーセックス物を取り上げて眺めた。そこには、アナルセックスの大原則としてゴムの使用が大きく取り上げられていた。
 私は笑った。直腸内雑菌のペニスへの附着を理由にしていたが、───じゃあ、口腔内雑菌や膣内雑菌や手に附着している雑菌はどうなの? そういう雑菌よりも直腸内雑菌のほうが恐ろしいという科学的根拠はあるの?───と言いたい。
 セックスする前に、口腔内と両手と膣内を消毒しているのですか、と吠えたい。大便は体の外に出てから激しく汚いものになるのであって、直腸より奥にある時はそれほど汚いものではない。
 たかが大腸菌、されど大腸菌、と言うかもしれないが、所詮同じ日本人の大腸菌。そんなに危険でもなかろう。むしろ、自分にない善玉菌を若い女のウンコの出口から自分の体内に導入できるかもしれない。
 アナルセックスの後終了まで、マドカは「お尻の孔がちょっとヘン!」と何度も言った。
 終了間際になって、マドカが私のすぐ前で、床に殆どお尻を下ろしたまま、両膝を立てて手鏡で肛門の状況を調べた。そのポーズが可愛かったし、私にそこまで気を許しているのを愉快に思った。
 これが男なら、あの角度ではキンタマが邪魔になって絶対に肛門が見えないから、なるほどと思ってマドカの横顔と上体の湾曲を真横から眺めた。

6度目の二輪車に続く。
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(千戸拾倍 著)