平成四年の五月に金津園の店はコンドーム着用を定めた。その頃私は恵里亜、マスターズ、ヴィーナスの三つの店によく入った。いずれも料金が四万円ぐらいの中級店で、女が揃っていた。
恵里亜では妖艶な美女の梓(
梓に登場)、ヴィーナスでは超テクニシャンの玲子(
驚嘆のマットプレイに登場)がお目当てだった。二人とも歳は三十に近い。
恵里亜とヴィーナスはサックの使用を守り、梓も玲子も純生のセックスを許さなくなった。
私は玲子に長年通っても今一つ心が捉えられない気がして、通う頻度が落ちてきて、ゴムが必要になったのを契機に止めた。
梓は惚れ込んでいたから通い続けた。しかし、サックを着けるのがいやなので、梓とは濃厚なオーラルプレイの後いつも手淫で終えた。とにかく梓が好きだから、全く交合しないことがそれほど気にはならなかった。
梓に通いながら梓が勧める若い女と時々遊び、どんな女かと観察するのを愉しみにした。性の技が上手く、私の愛技に深く昇りつめて、しかも勝手な言い草ではあるが、できれば私には生のインサートを認める女を発掘して、親密度を深めたいと願った。