18歳未満の方は入場をご遠慮下さい。

ソープ嬢の演出

 私の母は私が小学生や中学生の時に、自分の髪型や新調の服について私に必ず品評させたし、衣服の売り場に同行させて意見を求めることもよくあったから、私は女性のその方面に同世代の中では、好奇心、審美眼、品評心が養成できたと思います。
 小学生でも、小袖、鮫小紋、市松模様、矢絣、大島紬、肌襦袢、袷、総絞り、黒紋付、加賀友禅、西陣織というような言葉を知っていました。
 更に、東映と東宝の映画をよく見て、女性の艶なる様、コケットリーに着目する心を育てたようです。
 高校生大学生になると、女性への関心は専ら裸体姿と性器に向かい、女性の仕草や衣装についての品評心が薄れたけれど、その後も10代前半の審美眼が残っていました。金津園に行くようになると、ソープ嬢の衣装や仕草・物腰を興味深く注視し、感興を覚えました。
 さて、金津園で長く遊ぶと、私はソープ嬢のすることや身なりに陳腐さを感じることもあるけれど、時には、洗練された工夫と仕草にすっかり痺れたこともあります。
 着衣の嬢で私の一番の想い出は、平成18年9月に初会をした艶のヒナにその年のクリスマスの日に入浴すると、赤いサンタクロースの衣装で現れたことです。
 エレベーターで待ち受け、私の顔を見ると笑顔のコケットリーで挨拶して、白い綿毛で縁取った真っ赤な衣装が素晴らしく映えました。短いスカートで綺麗な足をしっかり見せつけ、微笑むヒナの雰囲気全部に私はもう痺れまくりました。
 毎年年末のソープ情報誌で嬢が赤いサンタクロースの衣装で載るのをよく見ていました。貸衣装屋は頑張っています。
 AV サンタで画像検索すると、ファック女優が赤い衣装を着た見覚えある画像がずらりと出てきて、こういう動画も既によく見ていたけれど、この時のヒナの見栄えはもう段違いで、彼女の魅力に打ちのめされました。
 ヒナの艶やかさに驚ろいた、それこそ気絶したくなるような感動を思い出しながら、嬢が工夫する演出について考えます。
下着脱がせ 女性器洗い ディープキス
 下着脱がせ
 即々のプレイで遊ぶ時、ドレスなど着たままで咥えて貰う趣味は私はありません。嬢がドレスを脱いで、ショーツが尻たぶを広く覆う魅力のないものなら、私は必ず先にショーツを脱いでいただきます。
 魅力ある形状のショーツ(要するに、Tバック)なら、それを脱がせてフェラチオさせるか、ショーツは取らないままフェラチオさせるかは、初会の嬢の気立てなど見て決めます。
 ただガーターベルトを着けている時は、エロさの増強の観点と次なる行為へのスムースさを念頭に、折角のTバックでも、基本的にはショーツを脱いでいただきます。ガーター紐の間にマン毛が見える光景はエロいです。
 Tバックを上から眺めながら即尺されると楽しいですね。

 金津園の高級店で殆どのソープ嬢がする下着脱がせの演出について考えます。
 嬢がガーターベルトをつけた下着姿を見せると、白い肌にすぼまったウエストならば、一発で欲情する客が多いでしょう。靴下の釣り紐が垂れ下がった間にマン毛が露わになっている姿はもうたまりません。
 私は長年金津園を観察しても、いつからガーターを着用した嬢が増えたのかは判然としないです。
 平成7年より前を考えれば、貴公子や重役室やダイヤモンドクラブやルーブルや英國屋など当時の高額店で多少はお目にかかったことがあります。
 ガーター姿がはっきり多くなったのは、艶グループが店の数を6店にするほど流行りだしてからで、平成13年あたりから金津園に高級店が増えると、いずこも嬢がガーターを着けることが多くなりました。
 下着脱がせで最も手がかかるのは、嬢がガーターベルトの下着姿の時です。
 私はガーターの下着姿が下着脱がせの演出と呼応していると思います。客を全裸にさせたらすぐに流し場に行くやり方ではガーターの下着はお金の無駄で、この着用は高級店の即々プレイと実に合っています。
 客のパンツを下ろしてすぐにペニスを咥える過激路線でやるなら、その前に少し遊びがあったほうが嬢も客もエロモードに入りやすいという配慮もあるのでしょう。
 嬢は、客に少し手間のかかる下着剥ぎをさせて、その間に会話をし、客の遊びなれ具合を観察し、即尺という苦行への気合いを入れる、また、客のほうにも、嬢を観察し、情欲をかき立てる効果があります。
 文字通りいきなり陰茎パックリでは、あまりのことで気持ちが引っ込む男だっているでしょう。
 客にガーターの留め金を外させ、ストッキングやパンティを脱がさせ、この下着剥ぎによって、遠慮深い客に近接の機会を与え、さらに、客に素肌へのタッチを許し、肉体なり器量なり素晴らしさを賛美する言葉を言わせるきっかけにする、これはもうソープ嬢の素晴らしい演出です。
 嬢が甘えた顔で、留め金のところへ指を伸ばすよう客に誘いかけるその甘美なムードと、お尻の生肌に手のひらを滑らせながらパンティをとる儀式が好きな人は多いと思います。
 私はこの下着剥がせが面倒で、また、如何にもわざとらしいのが嫌いなんですがね。初会でそこまでするなんて変ですよ。
 ガーターベルトの正しい着用方法を調べました。
1.ガーターストッキングは最初に履いておく。
2.ガーターの4カ所の留め具を外す。
3.履く前に前後ろをチェック。
4.ベルトのホックを前で留めてからぐるりと回す。
5.クリップで靴下を留める。
ポイント
 ○後ろのアジャスターはお尻ではなく太腿のサイドに留めること!
 ○ショーツとガーターベルトはどちらが上でもOK
 検索して調べたかったのは、この最後の行です。──会った嬢では「ショーツが上」が多かった。
 で、私が嬢に「ショーツが上でいいの?」と聞くと、その嬢が(正しいやり方ではないけれど)「便利さを優先してショーツを上に穿く」という説明をした。これが気になったのを思い出して検索した。
 初対面の嬢がガーター姿になって、それでもって下着に手をかけることを許されず、キスも誘われなかったなら、その客に対する嬢の第一印象が相当悪かったと考えていいのではないでしょうか。ガーターを着用するのはかなり積極的な姿勢ですから、キス攻撃がフィッタブルです。
 もともと私が通った嬢はガーターをつけないのばかりで、普段接客時にはガーターを使っている嬢でも、私の時は着用しないように頼んだから、あんまりガーター姿を見たことがありません。
 ガーターにストッキング姿は娼婦っぽくなるから嫌いです。普通の女性があまりしない格好ですからね。
 私は若い頃ストリップ劇場によく通っていて、4曲踊ってもちっとも全裸にならないストリッパーにいつも苛々した経験から、何だか下着姿が目障りなものと思う性癖がありました。
 それに、ソープでは、次に必ず嬢が全裸になり、下着の恰好は瞬間的だから、それほど下着姿には興味がありません。大体が、踊り子の水着のようなダンス衣装と違って、ソープ嬢の下着は所詮下着で、じっくり眺めるものではないと思っていました。
 私の嗜好はともかくも、下着を男の手で取らせるのは、女のプロポーションさえよければ素晴らしい行為です。
 嬢が過剰豊満ですと、ガーターベルトの輪の大きさとガーターストラップの間隔の広さ、それに、止め輪が仕込んである靴下の終端から腰骨までの腿の盛り上がりぶりがやけに気になります。
 さて、剥がしの後ですが、高級店の嬢が即尺をするときは、上の写真の格好か、または、これから靴下を取った悩ましい格好で実行します。これは──股ぐらにペッティングされるのを受け入れます──という心でしょう。
 にもかかわらず、折角のあいた股ぐらに指を使おうともしない遠慮深い客とか、指を使うことを嬢に認めてもらえない客とかいるようです。
   ━━ガーターのお勉強━━
ネットで拾った画像とその説明書き
 レース使いがセクシーなガーターベルトです。自分の好きなテイストに選べるベーシックなカラー展開が魅力です。ガーター用ロングストッキングとコーディネートすれば、見えない部分もお洒落なスタイリッシュな女性へと変身。

 私は、素人の女性はショーツがガーターのストラップの下になるように穿き、セックス稼業の嬢が逆にするのだと思っていたけれど、これを読むと、素人の女性でも、ガーターのストラップの上にショーツが来るように穿いてよろしいようです。
 そりゃそうですね。おしっこのしやすが優先でしょう。
──過剰豊満女性のガーターは悪魔的格好です。
 下着外しで印象的なのと言えば、ゴム着で初めての通いの沙也加との初会です。
ゴム着で初めての通いより
 服を脱ごうとしたら、沙也加は笑みを浮かべ、品を作って私の手を押さえた。
「自分独りで脱いじゃだめっ!」
 妖しく微笑んで膝立ちの格好になり、ズボンのベルトを外した。他人のベルトを前から緩めてバックルから外すのは結構やりにくいけれど、沙也加はコツがよく判っていたし、シャツのボタンを外すのも手際がよかった。
 ひざまづいた沙也加から濃い化粧の、鼻腔をくすぐる香水の匂いが漂った。
 沙也加がワイシャツをハンガーに掛けると、私は汗くさい肌着を脱ごうとした。すると、沙也加はまたシャツの縁を掴んだ私の手を押しとどめた。
「ううん、私が先!」
 嫣然と微笑ん囁き、下顎をちょっと突き出すコケティッシュな仕草をして立ち上がった。
 嬢は性器への接触やキスは大胆にしても、抱き合っていない時には無用な接触をしない傾向がある。だから、沙也加が初対面なのに2度も私の手に触れる心安げな仕草をしたことが気に入った。
 沙也加は私に背を向けると、両腕を首の後ろで重ねて長い髪とネックレスをたくし上げた。つやのある髪は腕を越えて密度濃く垂れ下がり、ずっしりとした重みがあるように思った。
 私は沙也加の襟首の和毛を眺めながら微細なホックを外し、ワンピースのファスナーをゆっくりと下ろした。すると、沙也加は肩から外したワンピースを手に持つことなく足下にストンと落とす演出をした。
 服が滑り落ちるにつれて、紫がかった赤色のブラジャーとパンティが華やかに映った。服を1枚脱げば、ソープ嬢は冬でも皆裸同然の下着姿になるから愉しい。ブラジャーとパンティの間の、胴のラインと背の肌が若々しかった。しいて物足りないところを挙げれば、肌が浅黒いのと、腿がやけに太いことだった。
 服を脱がせるのを誘導する仕草が垢抜けていて、そんな気をそそる演出をスマートにする女はNo.1になっているのが多かった、と振り返った。
 沙也加はワンピースをたたんで籠に入れてから、またにっこり笑みを浮かべて私の前に立った。
 センスのいい下着姿を今度は前から鑑賞した。ブラジャーに隠されていない乳房の上3分の1程度がふっくらと盛り上がり、ウエストはきれいなカーブで括れている。私は思わず賞賛の言葉をかけた。
 沙也加が微笑んで応答し、品を作ってストッキングを指さした。
 私は、女に服を脱がさせられて悦ぶ男と思われるのが癪な気がするし、靴下を巻き取るのが面倒だとは思ったけれど、無粋なことは言わずににやけた顔でストッキングに手をかけた。
 沙也加は片足をベッドの端にかけて巻き下ろしに協力した。
 私はストッキングを巻くようにして下ろし、足先から外した。丸まったものをつま先のところで摘み、さっと振って伸ばすのを、沙也加が微笑んで見ていた。
 沙也加に請われるままにブラジャーの前ホックを外してから、両手を尻に回してパンティに指をかけた。眼前に迫った乳首を眺め、左右の中指を潜らせて尻を撫でるようにして薄布を取った。
 私の顔に沙也加はしっかり視線を浴びせていた。
「脱がせ方が判っていらっしゃるのね」
 沙也加がにっこりして世辞を言った。
 私は以前に初対面のソープ嬢の下着を外した時に同じ言葉を囁かれて、その時女は続けて言った。
「野暮な奴は、靴下は巻いて下ろしたりせず、いきなり足先で引っ張って脱がそうとするし、パンティを脱がせるのにも、前から下ろそうとするの。いい歳をして、わかっていない男が多いのよね。本当に多いの。女は大きなお尻があるのだから、前で無理に引っ張るとゴムがゆるむのよねえ」
 沙也加に褒められて、そんなことを思い出した。
 男に下着まで脱がせる入り方をする女に会うのは久し振りだった。相手に強烈な印象を与えるからもっと多くの女がやってもいいと思うけれど、そんなに多くはいない。
 でも私は、常連客になった場合にいつもそれでは不自然だし、そんな程度のことで陶然とする男だ、と女に値踏みされていると思うと、面白くないような複雑な気持ちになる。
 女性器洗い
 女性器洗いが出てきて、それが嬢がする演出なの?と疑問に思われるでしょう。客に披露するのを前提とするものではありませんからね。
 こう考えてください。
マイナスを減らす演出──客の視野の外で洗浄するように心がける
プラスを増やす演出───客と対面する前にする身だしなみとしての洗浄
 嬢が自己の秘部を洗うことについてさほど想いを巡らしていない人が多いと思います。クンニも割れ目開きの鑑賞もしないならそうなるでしょう。
 しかし、STD予防の出発点が洗浄であることと、クンニをするのが前提なら、嬢の女性器の洗いっぷりには観察眼を発揮します。
 必要な演出がされているかという視点で、嬢の自己洗浄を見ていると、嬢の意識がよくわかります。私の金津園体験記でこの代表的な記述を紹介します。
良い事例───個性的で魅惑の嬢2人のマリの最後の洗浄〜シャワーの注ぎ洗い
悪い事例───エロマンコのデブ嬢のルカの新人指導の話
 私はにおいがきつい女性器や恥垢がついた女性器は洗い方が下手だからと説いています。
 女性を洗い方が上手な順に並べると次になるのだろうと誰でも想像できるでしょう。
1.ストリップ嬢(客の顔を性器から20cm以内に寄せさせる嬢に限る)
2.産婦人科の女医
3.ソープ嬢
4.ヘルス嬢
5.素人の女性(経産婦)
6.素人の女性(その他)
 私は長年遊んで、においがきつい女性器の比率はソープ嬢とヘルス嬢とでかなり差があると見ています。ヘルスで洗い下手のマムコに出合う確率は素人の女性(経産婦)に対して少し低い程度でしょう。
 だから、ソープ嬢の演出にしっかりしたマムコ洗いが挙げられます。
 とんでもない悪臭のマムコの経験性交せずに通った女いろんな初めて 後編の『10.超くさマンでも激しくイカせた女の初めて』)や恥垢に出合った経験驚嘆の即々生セックス千春過激店の女1里佳も書いていますが、そんなにあることではありません。
 ただ、中出し応対の嬢は膣内をしっかり洗うことに気が行き、ラビアの左右の隠れた溝や陰核包皮の内側に指を這わせることが不充分なケースがあります。即ベッドで恥垢が発見できますね。でも、ゴム着応対の嬢よりはくさくないことが多いです。
 ゴム着で対応する嬢とNS応対する嬢とでは、前者のほうが明らかに洗浄不充分の傾向があります。
 他の客に中出しされたマムコを舐められるか!という意見をよく見ますが、嬢の洗浄の確かさを考えれば浅はかです。
 洗浄の仕方が悪い嬢には私のように洗い方を指導したり(参考:前半と後半で態度が様変わりの女サクラ、一緒に風呂に入ってマムコを洗ってあげれば良いでしょう。
 しかし、ソープ嬢のマムコ洗いは考えれば考えるほど悲哀みたいなものを感じますね。特に、営業開始前の事前洗浄です。
 即のプレイをするようになる前は、嬢は客を洗い場に案内していたので、その時に女性器の洗浄をしていたけれど、即であれば、客を案内する前に洗わなければなりません。その姿を想像すれば、切なさを思うこともあれば、プロの姿だなぁと思うこともあります。
 対面している時のマムコ洗いもとても興味深いです。私はなるべく見ないようにしているけれど、嬢の洗い方が下手だと思った時や、嬢がその最中に話しかけた時は眺めます。
 相方が自分をどう思って応対しているかがよく出てくるのが、嬢の、射精終了後やマムコ洗浄中の雰囲気・言動・笑顔の程度です。
 その他当然ながら次が言えるでしょう。
個室待機の店で業界入りした嬢───(先輩からアドバイスを得ていないので)マムコ洗いが下手な傾向がある。
最初の講習の講師が女性だった嬢──マムコ洗いがしっかりしている傾向がある。
ペニスの洗い方が徹底している嬢──マムコ洗いがしっかりしている傾向がある。
美貌の嬢とスレンダーな嬢─────マムコ洗いがしっかりしている傾向がある。(どうしてでしょう)
 上手か下手かはマムコを洗う時の姿勢に端的に出ます。突っ立ったままで洗うソープ嬢やヘルス嬢にきちんとした洗浄はあり得ません。しゃがんで大きく開脚、この美的でない姿が基本姿勢でしょう。映画のシーンでよく見る美的な体洗いのシーンはダメなマンコ洗いです。
 これができない嬢は、ソープでもヘルスでも私は相方に教えます。見た目“みっともない”姿勢が大切なのです。
 きちんと“みっともない”姿勢になって、シャワーの湯と指
の当て方が充分な嬢が立派な演出たる女性器洗いをしていると言えます。
 ディープキス
 ソープの部屋はショートの店の抜き部屋でない限り、女の子の部屋らしく作ってあります。部屋のゆとりと飾り付けが雰囲気を醸し出します。そこでディープキスをすると、ヘルスの狭い部屋なんかよりはうーんと激情をかき立ててくれます。
 それに、ヘルス嬢とソープ嬢とを比べれば、ソープ嬢のほうが大体歳が上で、しかも、対面している客層が上級だからキスらしいキスになれもし、ソープ嬢とキスするほうが断然大人のムードがあるようです。
 上手なキスについては私の考えです。
 ネットでよく(キスの上手な嬢を教えて)というのを見ますが、それを願うなら、自分が最も素晴らしいキスであったと思うキスシーンを50字の文章にまとめる表現力・説明力をつけてみい!と言いたいです。
 何を持ってうまいキスというのかそれを示さないとアドバイスのしようがありません。自己虫ですな。
 キスというのはマットプレイと同じで、人によって『上手』の内容が大いに違います。
 世間一般のソープ愛好者が“うまい”と表現するようなマットプレイは、私はたぶん“おちゃらけ”プレイと認定しますよ。
 嬢から吸い込みの徹底したキス、好きなように吸わせてくれるキス、女の舌の動きが悩ましいキス、男の舌を自由に遊ばせてくれるキス、女が鼻息をかけてくれるキス、女が唾を吸わせてくれるキス、女が唾も歯垢も吸ってくれるキス、唇毎持って行かれそうなキス、舌の裏筋をチロチロしてくれるキス、歯ぐきの溝を女が舌先で探ってくれるキス、歯ぐきまで舌先で探らせてもらえるキス、唇毎男に吸わせてくれるキス、男の唾液で唇が濡れるのをいとわないキス、男の唇から顎まで唾液で濡らしてくれるキス、口内射精の精液をためたままでしてくれるキス、男のおしっこを口にためたままでしてくれるキス、唾液やビールなどが渡しあえるキス、女がわざわざ前の日にニラレバ炒めと餃子を食してやってくれるキス、女が即アナル舐めをしてからやってくれるキス、超ロングランのキス、演技でも「好きよ!」の気持ちをちらつかせてやってくれるキス、かみつきを加えたSMチックなキス、チンコを手で揉みながらしてくれるキス、男のアナルに指を突っ込みながらしてくれるキス、女が男の体のどこかにおしっこをかけながらしてくれるキス、強烈な抱きつきの力を込めながらしてくれるキス、ピストン運動しているときに積極的に持ちかけてくるキス……。
 とにかく、素晴らしいキスにはいろいろなものがありますからねえ。
 例えばパイズリはかなり単純な動作で、上手なキスと上手なパイズリとでは特定度がまるで違います。望んでいるキスがどんなものなのかわからないのは質問として不適切です。
 しかも、自分がキスが上手なのかどうか、この記述がありません。上手なキスをさせるためには、自分がキス上手であること、口臭が強くないこと、人物に魅力があることが必要です。
 私のスペシャル二輪車という作品に次の記述があります。
 男が舌を突き出した時は、舌先を優しくくるむように受け入れ、男の唾液ができるだけ口内に入らぬように自分の口内の気圧を高めるようなことをしない。かといって、やたら強く吸い込むのではなく、女らしく上品に吸い、また、適度に唇を丸めて男の唇にしっかり当て、隙間をつくるようなことがないから、空気音がせず品がいい。
 男が強く女の舌を吸おうとするときは、じらすようにしながらこれに応じ、時には唇をぐっとすぼめて、舌と唇と両方を男の唇に挾ませたりする。男が上唇を吸えば、男の下唇を同等の陰圧で吸い返す。時には、戯れのように舌先を男の歯に遊ばせ、唇をまとわりつかせる。
 そして、そんな深いキスを長々としても、呼吸の仕方がスマートで、互いの鼻をぶつけるようなことをせず、男心を溶かすような艶な表情を男に愉しませる。
 これが美しいフレンチキスだと私は思う。

 ディープキスを考察するに当たって重要なことは、いつするかということと、どちらからするかということです。
 ソープの客には風俗の女とキスをするのがイヤな人もいる??から、嬢からキスを仕掛けにくい気持ちは理解できます。
 しかし、そんな人は極めて少ないから、客の様子を観察して、問題がなさそうだ(キス拒絶の男ではない、横暴そうな感じがない、不潔感がない)と思った場合には、嬢の方からもキスを仕掛けてほしいです。(嬢が過剰豊満ですと、ブタに強チンされている感じがします)
 総額3万円以上を遣わせる遊びなら、絶対にそうすべきだと私は思います。
 いつキスをするかについては、私なりの観察があります。
 売れる嬢はやっぱり2人が全裸になる前に嬢のほうからキスを迫っています。遅くとも椅子洗いか入浴のときにキスをしています。
 私は、嬢が初対面の私に関心を抱いて、キスを好意的に受け入れる確信を抱かない限り、初会の嬢にこちらからキスを仕掛けないから、嬢が自発的にするキスの、そのタイミングがよくわかります。
 (私は嬢とうちとけるのがかなりうまいから、その『確信』はよく形成できるけれど、それでも結構遠慮深いです)
 まあ、キスというものは愉しいです。会ってすぐのキス、マットプレイの最中のキス、談笑の合間のキス、ファックの最中のキス、去り際のキス、皆素晴らしいです。
 ただ、嬢が本気で唇を受けているかどうかに思考を巡らしている男がどれだけいるのかということです。
 私は嬢が本気でないと思えばすぐにシラーッとしてしまいます。でも、殆どが本気もしくは本気的に、極めて親密な感じがするキスを受けいれて頂いております。
 親しくなった上でのキス、これは嬢からの吸いつきがあるかどうかがポイントになります。嬢がしかるべき陰圧でもってまともに吸いついてくるキス、こういうものを経験したことのない客が存外いるのではないかと思います。(ここでは、6万円もするような店を除いての話です。高額店は、さえない男との初会でも、吸い込みのあるキスをする嬢が確かにいます)
 自分だけが深く吸うのがディープキスではありません。互いに強く吸うか、互いにベロをしゃぶるかをするのがディープキスです。
 ところが、男は普通、女の口を吸いさえすれば満足するから、男が満足できるキスをさせる嬢は大勢います。しかし、私に言わせれば、これは本当のディープキスではありません。
 ソープ嬢やヘルス嬢とするキスにおいては、男がクンニリングスをしない時は、本当のディープキスが成立することが少ないだろうと私は想像しています。
 私は初対面でも、嬢に舌を差し出させてそれを吸い、私も舌を突き出して嬢に吸わせることを大概は実現させます。要請的気配はまるでなしで、親密モード満開にてこれが自然に進行する状況に至っています。
(こちらからオーラル行為をし、ユーモアたっぷりの会話をしておれば、初対面であろうと実に簡単なことです)
 それにしても、馴染みの嬢の話を聞いていると、キスが下手な男が多いですね。やたらがさつで鈍、それとも、やたら引っ込み思案で純、そのどっちかです。風俗遊興人はどちらかにぶれていることが多いです。
 私はキス童貞の頃から、洋画やらハウツーセックス物やら見て、概念的にわかっていたから、もともと下手くそなキスをしません。
 キスなんてものは、男性が上手なキスをしないと、女性から上手なキスを繰り出せるわけがありません。
 参考:ソープ嬢とのディープキス
ソープ嬢の秘技を考える  トップページ
ソープ遊びを考える  ソープ嬢を愛しむ  金津園遊びの手引き
(千戸拾倍 著)