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恥垢考

 恥垢がどうしてあんなに簡単に溜まるのか不思議でなりません。カリのエラを覆う包皮を引き延ばして洗うのを忘れると、一日経っただけで、カリのエラの窪みと裏筋の左右に白い滓が溜まります。
 皆湯船につかる前に盥から股間に湯をかけて洗いますが、右手で盥を持って左手で股間をパシャパシャするだけです。片手でペニスの先を撫で回すだけでは、カリ首の窪みや裏筋の溝や蛇腹の包皮に付着した恥垢がなかなか落ちません。
 私は湯船に浸かってから、右手で亀頭を掴んで引っ張り、左手の指二本を使って円周形に窪んだところや、反転した包皮の皺の間から滓をこすり落とします。それぐらいしてようやく恥垢が完全に落ちます。
 皆が私のようにすると、例えば銭湯や温泉宿の風呂には、恥垢がいっぱい漂っているのではないかとおかしくなります。
 私が初めてペニスの包皮を剥き上げたのは小学五年生の時でしたが、それは黄ばんだ恥垢を観察した最初でもありました。
 初めての月4回入浴の中で、由美が自分でクリトリスを剥き上げているのを、私が正面から凝視しながら、子供の頃、生まれて初めてカリ首を露出させた時の驚きを思い出すシーンを書いています。
 普段は包皮に隠れている弱々しい皮膚を見て、奥まったところにも恥垢が溜まっていないのを確認すると、私は、小学五年生の時、便所でおちんちんの皮がどこまで剥けるのかと試みたことを思い出した。
 包皮を引っ張って、僅かに穂先を覗かせて円形の開口を示す薄皮を、不安でありながらもそのまま引っ張ったら、皮膚が裂けるような痛みの中で、つるりと皮が反転した。黄色い滓のマフラーをつけた亀頭の根元を初めて見て、取り返しのつかない大失敗をしたような不安に襲われたのだった。
 あの時はペニスがすっかりがちんがちんになって、反転した包皮が元に戻らず、顔が青ざめた。
 初めて大気と接触した柔肌が隠れぬまま、かたわになってしまうのではないか、と恐怖におののいた。チーズ色の滓の異様な臭いにもあきれた。まだ自慰も夢精も知らない頃だった。
 あの時の恥垢は見事に盛り上がって、全くマフラーのようだったと記憶しています。それにしてもすごい臭いでした。
 恥垢にはいろいろ思い出があります。中学生の頃は恥垢のくささに感動しました。自分の部屋で勉強していても、ちょっと飽きると右手でペニスを掴みだし、包皮を剥いて、左手の指先で括れのところをぬぐい、においを嗅いでいました。チン滓をちり紙で拭き取ったりするとペニスが勃起するので、そのままオナニー突入です。
 私は大学では山岳部にいて、夏の合宿となると、北アルプスの最奥部で二週間以上登山をしました。その間、夜はずーっと寝袋で寝ているわけで、一度も風呂に入れません。
 二週間ずーっと同じパンツを穿いて、一度も洗わないと、パンツの全面が見事に着色して、激しい臭気に感動しましたが、恥垢のたまり方もすごかったです。
 登山に行った男女がいつしかテントの中で結ばれる物語を目にしますが、よく考えれば、渓流登りでなくて尾根の縦走であれば、洗浄はしにくく、二人とも恥垢だらけになっている筈です。
 お互いに性器接吻なんてやれっこないし、ピストン運動すれば、カリ首から離脱した恥垢がラブジュースにまみれ、カリ首のエラが発達していると、それが外に掻き出されることでしょう。抽送によって女陰からマン滓が膣内に送り込まれ、互いの恥垢は攪拌され、こね回され、ラブジュースも絡んで濃いポタージュスープができあがるに違いありません。
 抽送があっさりと終わらなければ、テントの中は生々しい臭いが充満するでしょう。
 私はテレビの歌謡番組でお富さんの春日八郎が出てくると、「かすがたまろう」と呟いてニヤニヤする癖がありました。
 恥垢にそれなりに関心を払っていたのに、成人するとそれを忘れ、私は大恥をかくことになりました。私の10代の性にその恥ずかしい体験を書きました。
 いくらなんでも早く筆下ろしをせねば、一の位を四捨五入したら30歳になってしまうと焦り、その頃住んでいた仙台のトルコ風呂に勇気を奮って入った。
 これが、また強烈なダメージになった。
 古ぼけたタイル張りの部屋で、相方の小太りの小母さんが、私の萎縮したペニスを洗いながら罵った。
「何よ、こんなに滓を一杯溜めて。不潔ったらありゃしない。いい歳して何よ、これは!」
 胸から背中に槍が貫いたようで、もう駄目だった。作りつけの粗末なベッドに寝たら、無理やり指で落とされて、「これじゃあ、もう、できないよね」で終わった。
 私は、そんなセピア色の想い出を風化させることなく、結局童貞のまま結婚した。
 金津園にも時々ソープ未経験者が来ますが、先日も馴染みのソープ嬢からそんな若い男を相手にしたときの愉快な話を聞きました。
 その男はペニスの先のところで包皮がよじれていたので、これは真性包茎かな、と思ったそうです。剥いてみると完全に後退したので仮性とわかったのですが、剥き出したとたん、カリ首の全面に恥垢が付着して白くなっているので、女は目を丸くしました。ものすごい臭気で、もうまともに相手をする気がなくなったと言っていました。
 私は自宅で風呂に入るたびに恥垢を洗い落とすように気をつけているので、女が即尺をしてくれる場合でも困るようなことはありません。
 金津園で即尺が殆どなかった頃は、次のように遊興を愉しんでいました。2度目の二輪車の一節です。
 私は馴染みの女には石鹸を使わせないという趣味があった。石鹸は昔から好きではないし、日頃それほどカリ首の溝に白いものを溜めていない。
 それに、女がどの客の股間にもシャンプーをかけてごしごしするのに、私にだけはそれをせず、一緒に風呂に入ってペニスを湯面から突きださせ、にんまりと微笑んで微かに付着している恥垢を指の腹でこすって取って、そのままかっぽりと口に含むことで、親密度合いを測って愉しんでいた。
 汚れ物を洗うように石鹸液をかけてごしごしと洗浄させない代わりに、私はまず風呂に入りアナルと睾丸を念入りに洗う。ペニスは女にまかせる。
 それで、由美もローザもペニスを洗おうとして、カリ首の付け根や裏筋の溝に眼を近づけ、恥垢が見あたらないと、よく叫んだ。
「ない! 今日はちん滓が全然ない。私が取ってあげるのに。××さん、こんなにきれいにしていては、つまらないじゃないの!」
 私は、2、3日カリの溝を洗わずに、わざわざ恥垢をため込んで由美やローザに逢って、2人とも滓取り作業で喜ばせたことがあった。
 ヘルスやソープで働く女が、女陰のどことペニスのどこに滓が溜まりやすいのか、わかっていないことが時々ある。
 私は、陰核の包皮やラビアを引っ張って蔭の部分を示し、「ここをきれいに洗うんだよ」とか、カリの裏筋を指で摘んで、「この筋の左右の窪んだところに、万年雪というほどではないけれど、3日滓が貯蔵されるから、お客さんのここをよく洗うんだよ。洗うことに、遠慮はいらないから」とか、新人のソープ嬢やヘルス嬢によく教えている。
 私は40代の頃までは、カリの裏筋の付け根のところで右側が針で穿ったように深く溝が入って、どうしてもそこに溜まった恥垢を落とし切れていないことがよくありました。
 がそのことに気づいて、「××さんは、いつもこの深いところに少しだけ滓を残しているんよねえ」と言って、ペニスに顔を近づけて嬉しそうに取り除きました。
 窪みが深いので、裏筋の左側から指で押して、溝の底を押し上げる、要するに窪みを裏返すようにしないと直径が1mm程度の恥垢の塊が爪でほじれないのです。何しろ深いところに溜まったものですから、醸成期間が長くて、小さい割にはなかなか香ばしい臭いがするので、梓もそのことを指摘しました。
 ペニスは普段剥き出ていても、エラの溝と裏筋の窪みにチン滓が溜まります。パンツにこすれやすい陽根でもそうですから、パンティにこすれにくい女陰は深い起伏が多いだけに、陽根以上にマン滓が付着しやすいです。

 チン滓の話はこれぐらいにして、男が興味を持つマン滓について考えましょう。
 男性器と女性器の違いは何でしょうか。凸形と凹形の違い、生殖における機能の違い、分泌するホルモンの違いなどいろいろ考えられますが、日常生活に着目すると、最大の違いは小用時における小便の汚し方の超絶的な差にあります。
 襞と溝の多い女性器はもともと恥垢がたまりやすい宿命にありますが、その前におまんφの形と尿道口の位置が小便による汚し方の激烈な激しさを生み出します。
 男がおしっこを放っても鈴口と亀頭を湿らすだけですが、女がおしっこすると、性器全体から尻たぶまで濡らすことが多いです。
 男がおしっこをしてペニスの先以外の体のどこかを濡らすと、重大な粗相をした気がする人が多いと思います。しかし、女はおしっこが体の各部にかかっても、要するに、“平然”です。動揺なんてしません。尻たぶに小便が伝っても、割れ目に紙を当てるだけで、伝った流れはパンティが吸い取るのに任せます。
 割れ目全体が小便で濡れた後、トイレットペーパーで2回ほど局部を拭いても、割れ目の辺りでペーパーが接触しなかった箇所(溝の奥など)やペーパーを行き届かせなかった皮膚(尻たぶなど)にはしっかり小便が残ります。尿漏れ症状にしたって、男よりも女のほうが多そうです。
 要するに、おまんφは宿命的に恥垢がとても貯まりやすい。で、溝と襞ばかりのおまんφは両手を使って洗わなければいけないのに、そうしない女性が多いです。必ず片手はシャワーか湯桶を持ちますからね。
 くさいおまんφというのは、実にくさいです。大地の広い裂け目を大地溝地帯と呼びますが、女の割れ目は大恥垢地帯です。
 女陰の形状をじっくり眺めればわかりますが、クリトリスから小陰唇の上部の左右は大陰唇との境目で深い窪地を作っており、指で皮膚をかなり伸ばさないと溝の底が現れません。どんな女でも、セックスの前にこの部分を洗っていないと白いものを溜めています。
 ソープ嬢なら割れ目の内側は誰でも真面目に洗うから、もし内側に恥垢があっても、それは比較的新しい蓄積物ですが、小陰唇の外側の陰のところに溜めた滓は、陰核包皮の内側に溜めた滓と同様、古い堆積物と考えられます。
 私はここに滓を発見すると、やったぁという気分になります。
 しかし、クリトリスの皮を押したらクリトリスが白かったのは、大変愉快です。客がつくたびにシャワーで洗浄しているのに、それでも残っているから、立派な包茎状態に感動します。どうして客の誰もその恥垢を掻き取って、からかうなり、悦ぶなりしていないのかと不思議な気持ちになります。
 性風俗の女は小陰唇の内側にマン滓は残していないと思いたいですが、それでも陰裂の内側に溜めていたのを、ソープやヘルスでかなりの数見ています。発見したときはなんだか嬉しいです。
 金津園で1年以上働いた女は先ずおまんφの洗い方が完璧で、マン滓を残したまま接客することがなかなかありません。完璧というのは次によります。
(1) 複雑に入った溝や襞を開いて洗う技術をつけた。
(2) 膣にシャワーの湯で注ぎ洗いをすることを励行した。
(3) シャワーの出の勢いが強い。
(4) 突っ立ったままで洗わず、しゃがんで割れ目を洗う。
(5) 微妙なところに指を這わすのに遠慮がない。
 これを幸いにも眺めた(素人の)女性は性器洗浄について大いに考えていただきたいです。しゃがんで、陰核茎部の包皮も剥いて中身を洗うのですよ。
 インターネットで。恥垢で検索すると沢山のページが現れますが、チン滓の話が多く、包茎治療や滓を女に舐めさせる話が中心です。
 私はチン滓よりはマン滓に興味がありますから、「恥垢+愛液」のAND検索をしたら、マン滓のページが比較的抽出されました。恥垢について正面からまじめに論述するサイトがいくつかありましたが、私の論が一番読み応えがあるような気がします。

 ソープ遊びを語る2で私は次のように書きました。
 アダルトビデオの制作関係者が、ビデオに初めて出演する小娘達の性器の、あまりに洗浄の不完全なことを歎く裏話を読んで、ニヤリとしたことがあった。
 セックス経験は皆豊富なのに、ラビアの裏側も陰核包皮の内側にも恥垢がしっかりついている女ばかりで、アンモニア臭や饐えた臭いに、これではたまらんとシャワーをもう一度浴びさせて、撮影を開始したら、やはり滓が殆ど残っていた、という経験があきれるほど多い。
 そんな小娘に性器の洗い方まで指導しなければならない、と天を仰いで嘆息している。新規登場の素人女の殆ど一〇〇%がくさいおまんφだ、と断定しているのが面白い。
 世の母親は自分の娘に性器の洗い方ぐらいは教えておくべきだ。しかし、その母親の方も、亭主がオーラルセックスをしないなら、日頃まともな洗浄をしていないだろうから、果たして正しい指導ができるだろうか。入浴する度に、あれだけ起伏の激しいところからきちんと恥垢を洗い落としている母親は全体の二割か三割ぐらいしかいないのではなかろうか。
 更に私は考える。
(ちゃんと正しく割れ目を洗う女は、性風俗で働く女と、日頃肉体関係のある相手からオーラルセックスをされている女ぐらいだろう。だから、官能小説やポルノの映像で女が初めてクンニリングスされて見事に昂揚するシーンが、猥褻に、時には、叙情的に表現されていても、同時に、男が女の恥垢と悪臭に困惑するのを描いているものが殆どないのは、どうにも現実離れしている。せいぜい仄かなアンモニア臭を微笑ましく思って唇をつけるか、小便くさいのがかえって男の劣情を誘っている描写が見られる程度だ。それはおかしい。絶世の美女だろうが、まともに洗っていないものをクンニリングスするのは、惚れた女でない限り殆どSMか拷問の世界だぜ)
 金津園で働く嬢には、ヘルペス、コンジローマ、クラミジア、喉淋などのどれかに罹ったことのある女がやはりある程度の割合でいる。
 だから、金津園で遊んでこのようなSTDに罹る客はいる。ただ確率的にはそれほど高いものではないと思っている。
 余談だが、膣の洗浄について素人の女はまるでだらしないことがある。平成19年にViViのルカというベテラン嬢に聞いた話だが、店で講習を担当していて、業界入りしたばかりの新人に性器の洗い方を指導したときに驚いたそうだ。
 膣の洗浄を実演し、生徒が指の動かし方の飲み込みが悪いので、指の使い方を教えるために生徒の膣に指を入れた。すると、下り物の白い塊がボロボロと出てきてびっくりした。処女でもないのに、指を入れて洗ったことがないのだ。
 私は30代から40代前半までは、なかなか恥垢に出会ったことがありませんでした。出会ったときでも「うへーっ、かなわんぜ」と思っていました。
 しかし、一度大層な美女が恥垢を溜め込んでいるのにお目にかかり、それが均整のとれた女陰で、微妙な襞の間で残雪のように残っているのが何やら奥床しくて、見とれたことがありました。美人は得です。マン滓が残った下半身でも美しく見えます。
 滓が残っていることを指摘すると、恥ずかしがる風情がとても可愛くて、それ以来、割れ目自体が悪臭を放っていない限りマン滓には愛着を覚えるものになりました。
 少量のマン滓はまことに媚薬のようで、また、大変懐かしいもののようで、なかなか金津園ではお目にかかれないから嬉しくなります。名古屋のヘルスですと金津園と比べ雲泥の差でマン滓に出会えます。
 明るい部屋で、女の股を思いっきり開かせて、マン滓を心ゆくまで拝観し、女が恥垢を指摘されて恥ずかしがるのを鑑賞してから、舐め取ってあげたいと思います。
 そんなシーンを書いた驚嘆の即々生セックスの一節を掲げます。
 何気なしにラビアを摘んだら根元に恥垢が付着していた。マットプレイとシャワー洗浄が済んだ後だからふやけていた。
 マットプレイの前にシャワーで股間を洗って、終わるとまたシャワーをかけて、風呂に入って、タオルで拭いて、しかも、私がその日3人目の客のようだ。それで、ベトッとマン滓がついているのだから、一体どこを洗っていたのかと不思議だ。
「おい、マン滓が残っているぞ。それも、なかなか広い面積だ。ふやけてぶよぶよしているぜ。……恥ずかしがることはないよ。小陰唇と大陰唇との間の溝になっているところ、それもクリトリスに近くて深いところに、皆恥垢を溜めているものなんだ。おしっこの出口やお尻の穴の近くは皆ちゃんと洗うから、その近所にマン滓はあんまりない。皆ここだよ。ここにつけている。……僕にチン滓のついたペニスを即尺するつらさを訴えておきながら、マン滓をべっとりさせているのは良くないぜ。社会正義に反する。おまんφのすべての溝に指先を届かせて、しっかり洗うのが女のたしなみだよ」
 恥垢を取ろうとして小陰唇を摘んで引っ張ると、板かまぼこの切ったのを2枚並べたように見事に並んだ。その肉片を開くと、割れ目の中だけでなくラビアの内側も妙になめらかでテカテカして、極めて卑猥な形をしている。外観はまるで腐敗したかまぼこだ。
 恥垢をすくって指を離すと、その2枚の扉が閉じ、それが曲がらないように立てておくと、見事にドーンと突き出ていて、それほど肉厚でないのに張りのあるしっかりした形をしていた。
 クリトリスがパチンコ玉ぐらいの大きさで包皮から覗いて、包皮を後退させたら全体に霞がかかったように滓がついていた。そのまま扉も観音開きしたら、かすんだクリトリスに、テカっている広いラビアで、何とも猥褻な景観だ。
 多少ためらいながら小突起を咥えると恥垢の味が口の中に広がった。
 次は過激店の女1からです。
 私は、里佳にベッドを横切るように仰向けにさせた。里佳に両脚を上げさせると、外性器の全貌が露わになった。頭髪に密度があるのに陰毛はおだやかだった。
「初めて会ったのにすごい格好をさせるのね」
「うん。でも、これが一番おまんφを舐めやすい格好だよ。君は、毛が薄いんだね。処理しているんじゃないでしょ?」
「ええ。私、もとから薄いの。でも、あそこが黒いでしょ」
「うん。黒い。色素が大陰唇に沈着している。割れ目が随分短いね。色以外は子供のようなおまんφだ」
 割れ目が短いだけでなく、小陰唇も陰核茎部も飛び出し方がおとなしくて、里佳の性器は私好みの猥褻な形ではない。
 扉を開いて割れ目の中を覗いた。
 すると、ピンクの肉の壁に三ヶ所ぐらい恥垢が付着し、割れ目を開いた時に恥垢の塊が片方から引っ張られて盛り上がっていた。ラビアや陰核茎部の付け根にたまった恥垢はしばしばお目にかかるが、陰裂の中にためこんだマン滓を見たのは久し振りだ。割れ目は濃厚な性器臭がした。恥垢と性器臭の点では文句なしに猥褻だ。
 昼の2時で私がその日の最初の客であり、しかも里佳は前日が休日だから、しばらくペニスを受け入れていないに違いない。昨日風呂で割れ目の中まで洗っていないのか?、それにしても、この割れ目の中の恥垢の付き方は1日や2日程度の未洗浄ではない、とおかしくなった。
 見た目、性器はそれほど特徴のない形をしていて、クリトリスが完全に隠れている。その包皮をめくりあげるとクリトリスも小麦粉をまぶしたように霞んでいた。
 こんな隠れ型のクリトリスなら、舐めてもイカないかもしれないぞ、問題は里佳の感度なのだ……、と思ってしゃぶりつくと、クリトリスを口に含んだとたんに、案の定恥垢の味が口の中に広がった。
 ソープで働いているのに性器を完全に洗浄していないのだから、里佳は短時間の口淫を経験していても、徹底的なオーラルセックスをされたことはないだろうと想像した。
 即尺即ベッドを売り物にしている店に女を愛撫するのが楽しみな男がそんなには現れない。多くの男が女の下半身に手も伸ばさず、長々とフェラチオをさせて、合体は女上位でしている。花弁を自分の手で開こうともしない。女の奉仕を喜ぶ受動的セックスの愛好者ばかりだ。だから、女は徹底清掃のたしなみがつかない。
 現に、私は、千春、カノン、里佳とトキハで3人の嬢に入浴し、その3人ともクリトリスの頭とラビアにマン滓をつけていた。これはヘルス店並の頻度だ。びっくりだ。艶グループの客の性交渉の質がよくわかった。
 私が恥垢にかまわずクンニリングスをすると、里佳は20秒経つ前に腰を震わせるようになった。
 私は金津園で遊んだ女の数に相当なものですが、なかなかマン滓に出会っていません。だから、この2つの作品の舞台のトキハは恥垢については大当たりでした。
 ヘルスで本番・写真撮影で、陰裂の内側に付着した恥垢をカメラに納めた愉しい想い出を書いたので、これも掲げます。
 翔子は4時の出勤で、出勤したばかりのところで会うと、前日の土曜日が休みの日だから、しっかりと陰部を洗っていなかった。
 翔子がマン滓をつけているのは殆ど見たことがない。でも、その日は、割れ目の内側に広範囲に恥垢がついていた。それを軽く指摘してから、小陰唇を開いて、めずらしい模様をカメラで写した。恥垢がついているのをからかい過ぎると撮らせてくれない。
 それにしても、風俗嬢が恥垢をため込むのはたしなみが足りなさすぎる。
 翔子は、その日の昼に、実家のうどん屋の手伝いをして、汗のまみれになったそうだ。身体がくさいと盛んに言うけれど、私には何も匂わない。
 立ちっぱなしで働き、足が鬱血している、と言うので、「僕と会えば、愛撫されるときも性交の間も、君は仰向けに寝たままずーっと両足を上げ続けるから、鬱血が治るだろう」と返した。
 翔子が洗いたいと言ってもシャワーを使わせず、そのままエッチをした。
 即尺、ファック、クンニリングスの順だ。最初のファックで、前戯もしていないのに、翔子はすぐにずぶ濡れになった。マン滓がラブジュースに溶けて重湯のようになった。
 その後クンニリングスをしても、重湯自体に味はなかった。でも、性器臭がいつもより強かった。
 最初はエアコンが効きすぎのように思ったけれど、ファックをして、途中アナルにも嵌めて、陰毛の上に射精し終えると、額も首筋も耳の裏も汗まみれだ。股間は、陰嚢も会陰も翔子のよがり汁でベトベトになった。シャワーで洗うとき、その粘り気に翔子が驚いていた。

 トキハの2人の初会の女でマン滓を発見し、ヘルスでもよくお目にかかったことから、私はその後、馴染みのソープ嬢に「ねえ、マン滓を溜めておいて、僕に会ってよ」と頼むようになりました。
 もう6人ぐらいにマン滓蓄積を実行して頂いています。
 そういう時はたいがい私のほうもチン滓を溜めて会っています。それで、クンニリングスやフェラチオをすると、二人ともかなり亢奮します。
 普段完璧に性器を洗っているソープ嬢が、私の要請で2日性器を洗わなかったとしても、マン滓と下り物の残骸は付着しますが、それのほど悪臭にはなりません。
 私のペニスも普段完璧に洗っているから、チン滓を溜めてにおいを嗅いでもらっても、どのソープ嬢も「こんだけ白いものがついていても、そんなにくさくないわ。味はしょっぱいけれど」と言います。
 一方、私はこれまで鼻がねじ曲がるほどの悪臭の嬢に3人ほど会っているけれど、その時そんなにマン滓が目立たなかったと記憶しています。
悪臭体験談
 (1) 性交せずに通った女
 (2) いろんな初めて 後編の『10.超くさマンでも激しくイカせた女の初めて』

 ということは、男性器や女性器の悪臭のもとは恥垢だけではないということがわかります。
 悪臭を発したおまんφは、なにやら全体がヌメーッとした感じです。バギナの中が洗い切れていないし、女性器の表側にたっぷりある襞の中に洗浄時の湯が届いていないと思われます。
 オナニーをあんまりしない女性はだいたいにおいてマンコの洗い方が下手です。
 仕事の度に膣をちゃんと洗うソープ嬢の場合、マン滓がたまりやすい箇所は、ラビアの外側の溝と陰核包皮の内側、陰核茎部の外側の溝です。
 仕事の度に膣をちゃんと洗うソープ嬢が私の要請通りマン滓を溜めた時に、麗しの恥垢がついていた箇所は、ラビアの外側の溝と陰核包皮の内側、陰核茎部の外側の溝、ラビアの内側壁面、陰裂底、膣口の会陰側です。
 マン滓自体は別に味がしませんでした。
 悪臭を発したおまんφのマン滓は少量が口に入っても、かなり味が悪いです。
 なお、女性器がにおうと、小便以外の下り物とか何かの悪い分泌物とかに原因を求める女性が多いように思いますが、私は女性器の悪臭と恥垢の元凶は皮膚の剥離片におしっこが絡まったものだと思います。
 すそわきがという言葉があるけれど、病的なものは少なくて、ひたすら洗浄不足・下手が悪臭のもとということです。それぐらい多くの女性が、股間洗いがド下手なんです。
 本来股間洗いのプロフェッショナルであるべき金津園の嬢でも、私が指導するまではマン滓を貯めていた女が15人以上いました。素人の女性の股間洗いのド下手くそは間違いないです。

 マンコ洗いの下手くそなことばかり書きましたが、女性には性器のにおいと汚れを気にするあまりヒステリックな局部洗浄狂になる人もよくいます。洗いすぎてカンジダなどの疾病にかかったりします。
 セックス関係の記事では、夫婦の性生活がうまく進まなくなる原因の1つとしてよく異常な清潔願望の事例が出てきます。
 そんなケースを大洪水とか特色のある嬢3人の中から取り上げます。
 女がチンボを洗っている時に突然言った。
「男の人って、洗う時にこれが見えるからいいな。洗いやすいし、病気もわかりやすいし。女は自分のが見えないもん」
「そうだなあ。手鏡を使わないと見えない。自分のマンコがよく見えないから、皆マンコの洗い方が下手で、臭いマンコのままというのがいっぱいいるからねえ。自分がよく見えないものを、婦人科の診察台で他人にしっかり見られるのも腹が立つだろうし…」
「うん、うん」
 それが起点で、女が想い出語りをした。
 中学生の頃からマンコの汚れや匂いには大変な潔癖症で、値の張る薬剤だか美容剤だかで熱心に洗う癖がついていたそうだ。中までしっかり洗っていた。表面も親の敵を討つように必死に洗っていた。で、数年して、湯などできちんと洗えばそれでよいということがわかったと言う。
 その嬢は即のプレイで私がマンコに口をつけた時、微妙な味が全くなかった。嬢は仕事を始める前にシャワーを使うが、だいたいは洗い方が下手で、或いは、洗浄後数時間経過して、多少の味があるのが8割はいる。
 だから、その時私は、おやっと思った。
 その感想を伝え、チンコマンコ談義に花が咲いた。まあ、女はマンコ洗いについて偏執狂になるかド下手クソになるかのどちらかだというのは昔から決まっているのに、あんまりこの手の論議がされていない。
 やっぱり男は、ある意味女以上にロマンチストだから、チンコを嵌めようとする神秘的なマンコにだけ関心があり、そのマンコの舞台裏のことを考えようとしないのだ。
結論1:いつもきちんとマンコを洗っている女性がたまたまつけた恥垢は、愛らしい。
結論2:ソープ嬢でもしていない限り、恥垢がついている女性はかなり多い。
結論3:長年マン滓をかなりの量喉の奥に入れてきた経験からすれば、
    その行為よりも、勤務先の事務所内の空気や名駅地下街の空気を吸うほうが体に悪い。
結論4:恥垢は、男女とも両手をフリーハンドにして、両手使いでやらないと、除去しきれない。
結論5:局部の洗浄は温水だけで必要充分だ。
結論6:男は包皮を剥いて小便を放つべきだ。女は割れ目を開いて小便を放つべきだ。
    割れ目を閉じておしっこしたならば、直後に開いて洗浄すべきだ。→5
結論7:学校の性教育では4〜6の指導をきちんと行うべきだ。
  参考:女性器考
上手なセックスを考える  トップページ
(千戸拾倍 著)